JPH0432737Y2 - - Google Patents

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JPH0432737Y2
JPH0432737Y2 JP1985055522U JP5552285U JPH0432737Y2 JP H0432737 Y2 JPH0432737 Y2 JP H0432737Y2 JP 1985055522 U JP1985055522 U JP 1985055522U JP 5552285 U JP5552285 U JP 5552285U JP H0432737 Y2 JPH0432737 Y2 JP H0432737Y2
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JP
Japan
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iron core
lead wire
core
synthetic resin
resin molded
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JP1985055522U
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JPS61173120U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は誤差特性の調整が容易にできるように
改良した分割貫通形変流器に関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 従来より、変流器の定格二次負荷は電流計や保
護継電器等の計器、継電器類と、二次配線ケーブ
ル類の消費負担をもとに選定されるようになつて
いる。ところが、既設及び新設の受配電及び変電
開路に於いては、新型計器類の増設或いは保護協
調上の必要による保護継電器類の増設により定格
二次負担が大きい値に変更されることが多い。こ
れに対して、変流器の誤差特性は、一般に規格規
定条件の定格二次負担の100〜25[%]の範囲で最
良値となるように、二次巻線回数の巻戻し等によ
り製作段階で調整されているから、上述の如く二
次負担が変更となり規格規定の負担幅より外れる
と、誤差特性は正又は負の領域に偏り、最悪の場
合には規格規定許容値を越えて誤差階級の悪い状
態で使用されることになる。而してこのような問
題点は分割貫通形変流器に於いても同様に有する
ものであり、それに対し従来は、変流器を再製作
することで対処するようにしている。然し、それ
では他の組合せ機器の納入日まで遅らせてしまう
という問題を生じ、又、既に納入を終えた状態で
は再製作した変流器を納品するまで全体の系統を
誤差精度悪く運用しなければならず、しかもその
取替え時には系統の解列ま必要となるという問題
を生じていた。
[考案の目的] 本考案は上述の事情に鑑みてなされたものであ
り、従つてその目的は、誤差特性の調整を、再製
作を要することなく可能ならしめ得る優れた分割
貫通形変流器を提供するにある。
[考案の概要] 本考案は、夫々外周部に、モールド成形してな
る合成樹脂成形体中に埋設された二次巻線を有す
る半環状の鉄心を環状となるように突き合わせる
と共に、その両二次巻線の一端部間をリード線に
より接続し、他端部間に負荷を接続するようにし
たものにおいて、前記リード線を、前記鉄心の突
き合わせ部近くの前記合成樹脂成形体の外側に位
置する空間部で前記鉄心と鎖交するように配設し
たことを特徴とする。
[考案の実施例] 以下本考案の一実施例につき図面を参照して説
明する。先ず第1図a及びbに於いて、1は鉄心
であり、図中上下に二つ割りされていて、その上
部鉄心1a及び下部鉄心1bはともに半環状を成
している。又、その上部鉄心1a及び下部鉄心1
bは、夫々外周部に二次巻線2,3を巻回してい
て、それをモールド成形した合成樹脂成形体4,
5中に埋設し、その上で上部鉄心1aの両下端面
及び下部鉄心1bの両上端面が合つて一つの環状
の鉄心1を構成するようにそれら上部鉄心1a及
び下部鉄心1bを突き合わせ、図示しない締付バ
ンド等により締付け固定している。ここで、6は
上部鉄心1aに巻回した二次巻線2の一端部を接
続した一方の接続端子、7は同二次巻線2の他端
部を接続した他方の接続端子であり、又、8は下
部鉄心1bに巻装した二次巻線3の一端部を接続
した一方の接続端子、9は同二次巻線3の他方の
端部を接続した他方の接続端子で、何れも上記合
成樹脂成形体4,5の端部近くに設けられ、その
うち一方の接続端子6,8間従つて二次巻線2,
3の一端部間を長さに余裕のあるリード線10に
より接続し、他方の接続端子7,9間従つて二次
巻線2,3の他端部間には図示しない計器や継電
器類を接続するようになつている。11は合成樹
脂成形体4の端面周囲部換言すれば二次巻線2,
3の巻回構成に制約を受けない上部鉄心1aと下
部鉄心1bの突き合わせ部近くの部位に鉄心1特
に上部鉄心1aを囲繞するように形成した溝で、
これに上記リード線10を収め、以てリード線1
0を上記上部鉄心1aと鎖交するように配設して
いる。尚、鉄心1には図示しない一次導体が貫通
する。
さて、以上のように構成したものの場合、二次
巻線2,3を、リード線10を除いて規定の巻回
数に定めている状態では、リード線10を上述の
如く配設することによつてその二次巻線2,3の
巻足しをしたと同じ状態となり、又、反対に二次
巻線2,3を、上述の如く配設したリード線10
を含めて規定の巻回数に定めている状態では、そ
のリード線10を溝11から外し接続端子6と8
を直線状に接続すれば、上部鉄心1aとの鎖交状
態が解かれ二次巻線2,3の巻戻しをしたと同じ
状態となる。これによりリード線10は合成樹脂
成形体4の外側の空間部で変流器の誤差調整をす
ることができ、変流器全体の再製作の必要がな
く、従つて計器、継電器類の増設や或いは削減に
も容易に対処でき、再製作することによる弊害即
ち他の組合せ機器の納入日まで遅らせてしまつた
り或いはその納入日まで全体の系統を誤差精度悪
く運用したりする不都合を無くし得、特に変流器
の取替え自体不要ならしめ得るから系統の解列ま
でする面倒を無くすことができる。
以上に加えて特に上記実施例の場合には、リー
ド線10を上部鉄心1aと鎖交状態に配設すると
き溝11に収めるようにしているので、それがは
み出ることがなく、よつて他の部位との引掛りや
或いは他の部位による挟まりといつた事態を生じ
ず、損傷や断線の危惧を無くして変流器を多段積
みする場合にも好適させることができる。
又、鉄心1の突き合わせ部分は、本来、二次巻
線2,3が巻回されていないため、磁束の洩れや
乱れを生じ易いが、それをその鉄心1の突き合わ
せ部分に於いてこの鉄心1と鎖交するように配設
したリード線10により解消でき、磁束の安定分
布に寄与することができる。
その他、本考案は上記し且つ図面に示した実施
例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱し
ない範囲内で適宜変更して実施し得る。
[考案の効果] 以上の記述にて明らかなように本考案によれ
ば、誤差特性の調整を、鉄心の突き合わせ部近く
の合成樹脂成形体の外側に位置する空間部に配設
された二次巻線の一端部間を接続するリード線に
て容易に行なうことができ、再製作の必要を無く
し得ることから、その再製作に起因する種々の不
都合もすべて解決できるという優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したものにて、第
1図aは全体構成の側面図、第1図bは第1図a
のB−B線断面図、第2図は結線図である。 図中、1は鉄心、1aは上部鉄心、1bは下部
鉄心、2及び3は夫々二次巻線、4及び5は合成
樹脂成形体、6及び8は夫々一方の接続端子、7
及び9は夫々他方の接続端子、10はリード線、
11は溝である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 夫々外周部に、モールド成形してなる合成樹脂
    成形体中に埋設された二次巻線を有する半環状の
    鉄心を環状となるように突き合わせると共に、そ
    の両二次巻線の一端部間をリード線により接続
    し、他端部間に負荷を接続するようにしたものに
    おいて、前記リード線を、前記鉄心の突き合わせ
    部近くの前記合成樹脂成形体の外側に位置する空
    間部で前記鉄心と鎖交するように配設したことを
    特徴とする分割貫通形変流器。
JP1985055522U 1985-04-16 1985-04-16 Expired JPH0432737Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985055522U JPH0432737Y2 (ja) 1985-04-16 1985-04-16

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JP1985055522U JPH0432737Y2 (ja) 1985-04-16 1985-04-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61173120U JPS61173120U (ja) 1986-10-28
JPH0432737Y2 true JPH0432737Y2 (ja) 1992-08-06

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ID=30578275

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