JPH04327129A - コンテナ及びその成形方法 - Google Patents

コンテナ及びその成形方法

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JPH04327129A
JPH04327129A JP3083933A JP8393391A JPH04327129A JP H04327129 A JPH04327129 A JP H04327129A JP 3083933 A JP3083933 A JP 3083933A JP 8393391 A JP8393391 A JP 8393391A JP H04327129 A JPH04327129 A JP H04327129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thick
container
resin
side wall
hollow
Prior art date
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Pending
Application number
JP3083933A
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English (en)
Inventor
Yukinori Kurino
幸典 栗野
Masahiro Takinomi
滝呑 昌広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP3083933A priority Critical patent/JPH04327129A/ja
Publication of JPH04327129A publication Critical patent/JPH04327129A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/2624Moulds provided with a multiplicity of wall-like cavities connected to a common cavity, e.g. for battery cases
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1703Introducing an auxiliary fluid into the mould
    • B29C45/1704Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンテナ及びその成形方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】  近時、コンテナは、コストや量産性
の面から射出成形によって成形される樹脂製のものが一
般的となっている。しかしながら、ビール瓶などのコン
テナーは、内容物を詰めた状態で何段も積み上げて収納
したり、運搬したりするため、大きな強度が得られる形
状とする必要がある。強度が不足して破損したり、ソリ
やネジレなどの変形が発生した場合には、コンテナとし
て充分機能せず、欠陥商品となってしまう。
【0003】そこで、従来、ビール瓶などが相互に接触
しないようにするすることも兼ねて側壁部及び底壁部間
に内側リブ部を設けて区切りとしたり、側壁の上縁部を
厚肉部にしたり、手掛け部の上壁部に厚肉部を形成した
り、側壁部の一部に厚肉部を設けその部分を印刷部又は
ラベル張り部としたりすることがある。
【0004】しかし、このような厚肉部は、射出成形に
おける冷却時に、他の部分よりも冷却時点が遅れるため
、厚肉部の表面でヒケが発生し、外観が良くないものに
なったり、物性が悪く破損の原因となったり、積み重ね
ができなかったり、印刷やラベル張りがきれいにできな
かったりして商品価値が下がってしまうという問題点が
あった。
【0005】本発明は、上述の如き従来の問題点を解消
することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明コンテナは、樹脂
によって成形され、側壁部間に内側リブ部が設けられた
コンテナであって、少なくともその内側リブ部と側壁部
との交差部に厚肉部が形成され、かつその厚肉部中が中
空とされているもの、樹脂によって成形され、側壁部及
び底壁部間に内側リブ部が設けられたコンテナであって
、少なくともその内側リブ部と側壁部及び底壁部との交
差部にそれぞれ厚肉部が形成され、これらの厚肉部が相
互に連結され、かつその連結された厚肉部中が一連の中
空とされているもの、樹脂によって成形されたコンテナ
であって、少なくともその側壁部の上縁部に厚肉部が形
成され、かつその厚肉部中が中空とされているもの、樹
脂によって成形されたコンテナであって、少なくともそ
の手掛け部に厚肉部が形成され、かつその厚肉部中が中
空とされているもの、及び、樹脂によって成形されたコ
ンテナであって、少なくともその印刷部またはラベル張
り付け部に厚肉部が形成され、かつその厚肉部中が中空
とされているものである。
【0007】また、本発明コンテナの成形方法は、樹脂
充填部の内面形状が、側壁部間に内側リブ部が設けられ
たコンテナの外面形状とされ、かつ少なくともその内側
リブ部と側壁部との交差部に厚肉部形成部が形成された
金型の樹脂充填部に溶融樹脂を注入し、かつ厚肉部形成
部にガス注入を行なうことにより、充填された樹脂厚肉
部中を中空に形成する方法、樹脂充填部の内面形状が、
側壁部及び底壁部間に内側リブ部が設けられたコンテナ
の外面形状とされ、かつ少なくともその内側リブ部と側
壁部及び底壁部との交差部に相互に連結した厚肉部形成
部が形成された金型の樹脂充填部に溶融樹脂を注入し、
かつ厚肉部形成部にガス注入を行なうことにより、充填
された樹脂連結厚肉部中を一連の中空に形成する方法、
樹脂充填部の内面形状がコンテナの外面形状とされ、か
つ少なくともその側壁部の上縁部に厚肉部形成部が形成
された金型の樹脂充填部に溶融樹脂を注入し、かつ樹脂
充填部の厚肉部成形部にガス注入を行なうことにより、
充填された樹脂厚肉部中を中空に形成する方法、樹脂充
填部の内面形状がコンテナの外面形状とされ、かつ少な
くともその手掛け部に厚肉部形成部が形成された金型の
樹脂充填部に溶融樹脂を注入し、かつ厚肉部形成部にガ
ス注入を行なうことにより、充填された樹脂厚肉部中を
中空に形成する方法、及び、樹脂充填部の内面形状がコ
ンテナの外面形状とされ、かつ少なくともその印刷部ま
たはラベル張り付け部に厚肉形成部が形成された金型の
樹脂充填部に溶融樹脂を注入し、かつ厚肉部成形部にガ
ス注入を行なうことにより、充填された樹脂厚肉部中を
中空に形成する方法である。
【0008】
【作用】樹脂によって成形され、側壁部間に内側リブ部
が設けられたコンテナであって、少なくともその内側リ
ブ部と側壁部との交差部に厚肉部が形成され、かつその
厚肉部中が中空とされているものは、コンテナとして特
に応力が集中し易い内側リブ部のつけ根部が厚肉化され
て補強されるとともに、厚肉部の表面には射出成形時の
ガス注入によりヒケの発生がなく外観が良好である。
【0009】さらに、少なくともその内側リブ部と側壁
部及び底壁部との交差部にそれぞれ厚肉部が形成され、
これらの厚肉部が相互に連結され、かつその連結した厚
肉部中が一連の中空とされているものは、上記と同様の
効果が期待される上に、相互に連結された厚肉部により
、コンテナとしての強度が一層強化されている。
【0010】さらに、少なくともその手掛け部に厚肉部
が形成され、かつその厚肉部中が中空とされているもの
は、コンテナとして特に重量のある内容物を詰めて運搬
したり、積み重ねて貯蔵する際の手掛け部が厚肉部によ
り一層補強され、手掛け部が側壁の上縁部である場合は
、上縁部のソリやネジレがなくて、積み重ねに支障がな
い。
【0011】さらに、少なくともその印刷部又はラベル
張り付け部に厚肉部が形成され、かつその厚肉部中が中
空とされている場合は、厚肉部の表面にヒケの発生がな
く、印刷又はラベル張り付けに支障がなく、また側壁部
が補強されている。
【0012】また、本発明コンテナの成形方法は、樹脂
充填部の内面形状が、側壁部間に内側リブ部が設けられ
たコンテナの外面形状とされ、かつ少なくともその内側
リブ部と側壁部との交差部に厚肉部形成部が形成された
金型の樹脂充填部に溶融樹脂を注入し、かつ厚肉部形成
部にガス注入を行なうことにより、充填された樹脂厚肉
部中を中空に形成する方法であるので、特に応力が集中
し易い内側リブ部のつけ根部を補強する厚肉部を、その
表面にヒケ等を発生させることなく形成することができ
る。
【0013】さらに、少なくともその内側リブ部と側壁
部及び底壁部との交差部に厚肉部形成部が形成された金
型の樹脂充填部に溶融樹脂を注入し、かつ厚肉部形成部
にガス注入を行なうことにより、充填された樹脂連結厚
肉部中を一連の中空に形成するに際し、ガス注入ノズル
を多数箇用いることなく成形を行うことができる。
【0014】さらに、少なくともその側壁部の上縁部ま
たは手掛け部に厚肉部形成部が形成された金型の樹脂充
填部に溶融樹脂を注入し、かつ厚肉部成形部にガス注入
を行なうことにより、コンテナとして特に応力が集中し
やすいく、かつ積み重ね等の支障の発生し易い部分に、
何ら支障のない厚肉部を形成することができる。
【0015】さらに、少なくともその印刷部またはラベ
ル張り付け部に厚肉形成部が形成された金型の樹脂充填
部に溶融樹脂を注入し、かつ厚肉部成形部にガス注入を
行なうことにより、印刷部またはラベル張り付け部の表
面にヒケ等発生させることなく、側壁を補強した厚肉部
を形成することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例により図面を参照して
説明する。図1は本発明の一実施例のビール瓶コンテナ
を示す平面図、図2は図1のコンテナの要部(図1の○
印箇所)を横断して上方から下方に向けて見た状態を示
す要部横断面図、図3は図2のA−A´線に沿う縦断面
図に対応するコンテナの部分を射出成形する状態を説明
する縦断面図である。
【0017】図1及び図2に示す如く、この実施例のコ
ンテナは側壁部11と底桟部12との間に、内側リブ部
13が設けられ、隣接するビール瓶が相互に接触しない
ような区切りとされている。内側リブ13と側壁部11
との交差部に他の部分と比べ厚肉とされた厚肉部14が
縦方向に沿って設けられている。厚肉部14には、射出
成形時にガスが注入されてその中心部分が中空部141
とされている。厚肉部14の下端部には、射出成形時に
ガスの注入口とされる開口142(図3参照)がコンテ
ナの下方に向けて設けられ、この開口142は中空部1
41に連通されている。
【0018】開口142がコンテナの下端部に下方に向
けて設けられている場合は、屋外で使用する場合に雨水
やゴミが中空部141中に浸入することがなく好適であ
る。次に、上記のコンテナを射出成形する状態を図3を
参照して説明する。
【0019】金型は固定型15と移動型16とからなり
、両者の間に、樹脂充填部17が形成されている。樹脂
充填部17の内面形状は、図1に示す側壁部11間に内
側リブ部13が設けられたコンテナの外面形状とされ、
内側リブ部13と側壁部11との交差部が厚肉に形成さ
れるような厚肉部成形部171が設けられている。 固定型15の成形すべきコンテナの裏面側の位置に、厚
肉部成形部171に通じるように加圧ガス注入ノズル1
8が複数箇所設けられている。
【0020】まず、開いている金型を閉じてから、図示
しない樹脂注入ノズルからスプルーを通じて溶融樹脂を
樹脂充填部17中に射出する。続いて、ガス注入ノズル
18を通じて樹脂充填部17の厚肉部成形部171中に
加圧ガスを注入する。注入されたガスは、厚肉部成形部
171の中心部を他端まで流れ、厚肉部充填部171中
の樹脂が冷却が完了するまで保圧する。この間、厚肉部
14の樹脂をその中心部から金型表面側に押圧して、成
形品表面のヒケ発生を防止する。
【0021】また、樹脂の材質は、射出成形できるもの
であれば何でもよく、特に限定されるものではない。熱
可塑性樹脂のほか、熱硬化性樹脂も用いることが可能で
ある。
【0022】また、使用されるガスは、不活性のガスが
好適であり、例えば、窒素ガスなどが好適である。図4
は本発明の別の実施例のコンテナを示す平面図、図5は
図4のコンテナの要部(図1の○印箇所)のB−B´線
に沿う縦断面図、図6は図5に対応するコンテナの部分
を射出成形する状態を説明する縦断面図である。
【0023】図4及び図5に示す如く、この実施例のコ
ンテナは側壁部21と底壁部22との間に、内側リブ部
23が設けられている。内側リブ23と側壁部21及び
底壁部22との交差部にそれぞれ他の部分と比べ厚肉と
された厚肉部24、24´が縦方向または横方向に沿っ
て設けられ、厚肉部24及び厚肉部24´は相互に連結
されている。厚肉部24、24´には射出成形時にガス
が注入されてその中心部分が一連に連通した中空部24
1とされている。コンテナの中央部の厚肉部24´の下
端部には、射出成形時にガスの注入口とされる開口24
2(図6参照)が下方に向けて設けられ、この開口24
2は中空部241に連通されている。
【0024】開口242がコンテナの下方に向けて設け
られている場合は、屋外で使用する場合に雨水やゴミが
中空部241中に浸入することがなく好適である。次に
、上記のコンテナを射出成形する状態を図6を参照して
説明する。
【0025】金型は固定型25と移動型26とからなり
、両者の間に、樹脂充填部27が形成されている。樹脂
充填部27の内面形状は、図4に示す側壁部21及び底
壁22間に内側リブ部23が設けられたコンテナの外面
形状とされ、内側リブ部23と側壁部21及び底壁22
との交差部が厚肉に形成されるような厚肉部成形部27
1、271´が設けられている。厚肉部成形部271、
271´に通じるように固定型25の成形すべきコンテ
ナの中央裏面側の位置に、加圧ガス注入ノズル28が設
けられている。
【0026】まず、開いている金型を閉じてから、図示
しない樹脂注入ノズルからスプルーを通じて溶融樹脂を
樹脂充填部27中に射出する。続いて、ガス注入ノズル
28を通じて樹脂充填部27の厚肉部成形部271´中
に加圧ガスを注入する。注入されたガスは、厚肉部成形
部271´から厚肉部形成部271の中心部を他端まで
流れ、厚肉部充填部271、271´中の樹脂が冷却が
完了するまで保圧する。この間、厚肉部24、24´の
樹脂をその中心部から金型表面側に押圧して、成形品表
面のヒケ発生を防止する。
【0027】図7は本発明のまた別の実施例のコンテナ
を示す平面図、図8は図7のコンテナのC−C´線に沿
う縦断面図、図9は図7のD−D´に沿う縦断面図に対
応するコンテナの部分を射出成形する状態を説明するの
縦断面図である。
【0028】図7及び図8に示す如く、この実施例のコ
ンテナは側壁部31及び底桟部32とからなり、側壁部
31の上縁部が周方向に沿って厚肉とされて厚肉部34
が形成され、厚肉部34の中央には、射出成形時にガス
が注入されて中空部341が形成されている。厚肉部3
4の表面はヒケのない平滑面とされている。一対の側壁
部31の厚肉部34の直下に長通孔39が横方向に開け
られて指先を入れることができるようにされている。長
通孔39の真上の厚肉部34が手掛け部391とされて
いる。長通孔38の真上の厚肉部34つまり手掛け部3
8に、ガス射出成形時にガスの注入口とされる開口34
2(図9参照)が下方に向けて設けられている。
【0029】開口342がコンテナの下方に向けて設け
られている場合は、屋外で使用する場合に雨水やゴミが
中空部341中に浸入することがなく好適である。次に
、図7の実施例のコンテナの射出成形する状態を図9を
参照して説明する。
【0030】金型は固定型35と移動型36とからなり
、両者の間に、樹脂充填部37が形成されている。樹脂
充填部37の内面形状は、図7に示すコンテナの外面形
状とされ、側壁部31の上縁部34が厚肉に形成される
ような厚肉部形成部371が設けられている。厚肉部形
成部371に通じるように加圧ガス注入ノズル38が設
けられている。
【0031】まず、開いている金型を閉じてから、図示
しない樹脂注入ノズルからスプルーを通じて溶融樹脂を
樹脂充填部37中に射出する。続いて、ガス注入ノズル
28を通じて樹脂充填部37の厚肉部成形部371中に
加圧ガスを注入する。注入されたガスは厚肉部成形部3
71の中心部を他端まで流れ、厚肉部充填部371中の
樹脂が冷却が完了するまで保圧する。この間、厚肉部3
4の樹脂をその中心部から金型表面側に押圧して、成形
品表面のヒケ発生を防止する。
【0032】なお、この実施例においては、上縁部を手
掛け部とし、その部分を厚肉部34とし、その厚肉部3
4を中空としたが、これに限定されることなく、図10
に示す如く、上縁部44と一定距離を隔てて指先を入れ
る長通孔49を設けその上壁部を厚肉部491とし、こ
の厚肉部491を中空としてなして手掛け部となしても
よい。
【0033】この場合にも、図11に示す如く、まず、
開いている金型を閉じてから、図示しない樹脂注入ノズ
ルからスプルーを通じて溶融樹脂を樹脂充填部47中に
射出する。続いて、ガス注入ノズル48を通じて樹脂充
填部47の厚肉部成形部471中に加圧ガスを注入する
。注入されたガスは、厚肉部成形部471の中心部を他
端まで流れ、厚肉部充填部471中の樹脂が冷却が完了
するまで保圧する。この間、厚肉部44の樹脂をその中
心部から金型表面側に押圧して、成形品表面のヒケ発生
を防止する。
【0034】図12は本発明のまた別の実施例のコンテ
ナを示す正面図である。図12に示す如く、側壁部51
の一面には、印刷またはラベル張り用の厚肉部54が設
けられている。厚肉部54の中心には、射出成形時にガ
スが注入された中空部541が設けられている。厚肉部
541の表面はヒケがない平滑面とされている。厚肉部
54の下部には、射出成形時にガスの注入口とされる開
口542がコンテナの下方に向けて設けられ、この開口
542は中空部541に連通されている。
【0035】この場合にも、図12のF−F´線に沿う
縦断面図に対応する図15に示す如く、まず、開いてい
る金型を閉じてから、図示しない樹脂注入ノズルからス
プルーを通じて溶融樹脂を樹脂充填部57中に射出する
。続いて、ガス注入ノズル58を通じて樹脂充填部57
の厚肉部成形部571中に加圧ガスを注入する。注入さ
れたガスは、厚肉部成形部571の中心部を他端まで流
れ、厚肉部充填部571中の樹脂が冷却が完了するまで
保圧する。この間、厚肉部54の樹脂をその中心部から
金型表面側に押圧して、成形品表面のヒケ発生を防止す
る。
【0036】
【実験例】本発明者らは、上記した各金型と各成形方法
を用いて、以下の条件のもとでコンテナの成形実験を行
った。
【0037】即ち、成形樹脂としてポリプロピレン(P
P)を用い、樹脂温度を230℃、金型温度を40℃と
した。また、ガス注入条件として、ガス圧を120Kg
/cm2 、注入時間30秒、注入タイミング0秒とし
た。
【0038】この結果、得られた成形品には、ヒケ、ソ
リ等は見られず、外観は良好であった。なお、本発明者
らは、念のために上記各形状のコンテナをガス注入せず
に成形したが、その結果は従来と同様厚肉部でヒケが発
生した。
【0039】
【発明の効果】本発明コンテナは、上述の構成であるの
で、内側リブ部と側壁との交差部、さらに内側リブ部と
側壁及び底壁部との交差部、上縁部、手掛け部、又は及
び側壁部の印刷部もしくはラベル張り付け部を厚肉にす
ることにより形成された厚肉部によって、特にコンテナ
として応力の集中し易い内側リブのつけ根部、積み重ね
使用時の上縁部、運搬時の手掛け部等が効果的に補強さ
れている。また、その厚肉部の表面は射出成形時のガス
注入により、ヒケの発生がなく外観良好であり、ソリや
ネジレがなくて積み重ねに支障がなく、印刷やラベル張
り付けに支障がない成形品である。
【0040】また、ガス注入の開口が下方に向けて設け
られている場合は、屋外で使用する場合、雨水やゴミが
中空部に浸入することがない。さらに、本発明方法は、
上述の構成であるので、上記のコンテナの特殊な部位で
ある、内側リブ部と側壁との交差部、さらに内側リブ部
と側壁及び底壁部との交差部、上縁部、手掛け部、又は
及び側壁部の印刷部もしくはラベル張り付け部等を、そ
の表面にヒケ、ソリ、ネジレ等を発生させることなく、
厚肉化して厚肉部を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のビール瓶コンテナを示す平
面図である。
【図2】図1のコンテナの要部横断面図である。
【図3】図1のコンテナの射出成形状態を説明する縦断
面図である。
【図4】本発明の別のコンテテを示す平面図である。
【図5】図4のコンテナの要部縦断面図である。
【図6】図4のコンテナの射出成形状態を説明する縦断
面図である。
【図7】本発明のまた別のコンテナを示す平面図である
【図8】図7のコンテナの要部縦断面図である。
【図9】図7のコンテナの射出成形状態を説明する縦断
面図である。
【図10】本発明のまた別のコンテナを示す平面図であ
る。
【図11】図10のコンテナの射出成形状態を説明する
縦断面図である。
【図12】本発明のまた別のコンテナを示す平面図であ
る。
【図13】図12のコンテナの射出成形状態を説明する
縦断面図である。
【符号の説明】
11、21、31、41、51  側壁部12、32 
 底桟部 13、23  内側リブ部 14、24、34、491、54  厚肉部15  固
定型 16  移動型 17  樹脂充填部 18、28、38、48、58  ガス注入ノズル22
  底壁部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  樹脂によって成形され、側壁部間に内
    側リブ部が設けられたコンテナであって、少なくともそ
    の内側リブ部と側壁部との交差部に厚肉部が形成され、
    かつその厚肉部中が中空とされていることを特徴とする
    コンテナ。
  2. 【請求項2】  樹脂によって成形され、側壁部及び底
    壁部間に内側リブ部が設けられたコンテナであって、少
    なくともその内側リブ部と側壁部及び底壁部との交差部
    にそれぞれ厚肉部が形成され、これらの厚肉部が相互に
    連結され、かつその連結された厚肉部中が一連の中空と
    されていることを特徴とするコンテナ。
  3. 【請求項3】  樹脂によって成形されたコンテナであ
    って、少なくともその側壁部の上縁部に厚肉部が形成さ
    れ、かつその厚肉部中が中空とされていることを特徴と
    するコンテナ。
  4. 【請求項4】  樹脂によって成形されたコンテナであ
    って、少なくともその手掛け部に厚肉部が形成され、か
    つその厚肉部中が中空とされていることを特徴とするコ
    ンテナ。
  5. 【請求項5】  樹脂によって成形されたコンテナであ
    って、少なくともその印刷部またはラベル張り付け部に
    厚肉部が形成され、かつその厚肉部中が中空とされてい
    ることを特徴とするコンテナ。
  6. 【請求項6】  樹脂充填部の内面形状が、側壁部間に
    内側リブ部が設けられたコンテナの外面形状とされ、か
    つ少なくともその内側リブ部と側壁部との交差部に厚肉
    部形成部が形成された金型の樹脂充填部に溶融樹脂を注
    入し、かつ厚肉部形成部にガス注入を行なうことにより
    、充填された樹脂厚肉部中を中空に形成することを特徴
    とするコンテナの成形方法。
  7. 【請求項7】  樹脂充填部の内面形状が、側壁部及び
    底壁部間に内側リブ部が設けられたコンテナの外面形状
    とされ、かつ少なくともその内側リブ部と側壁部及び底
    壁部との交差部に相互に連結した厚肉部形成部が形成さ
    れた金型の樹脂充填部に溶融樹脂を注入し、かつ厚肉部
    成形部にガス注入を行なうことにより、充填された樹脂
    連結厚肉部中を一連の中空に形成することを特徴とする
    コンテナの成形方法。
  8. 【請求項8】  樹脂充填部の内面形状がコンテナの外
    面形状とされ、かつ少なくともその側壁部の上縁部に厚
    肉部形成部が形成された金型の樹脂充填部に溶融樹脂を
    注入し、かつ厚肉部成形部にガス注入を行なうことによ
    り、充填された樹脂厚肉部中を中空に形成することを特
    徴とするコンテナの成形方法。
  9. 【請求項9】  樹脂充填部の内面形状がコンテナの外
    面形状とされ、かつ少なくともその手掛け部に厚肉部形
    成部が形成された金型の樹脂充填部に溶融樹脂を注入し
    、かつ厚肉部形成部にガス注入を行なうことにより、充
    填された樹脂厚肉部中を中空に形成することを特徴とす
    るコンテナの成形方法。
  10. 【請求項10】  樹脂充填部の内面形状がコンテナの
    外面形状とされ、かつ少なくともその印刷部またはラベ
    ル張り付け部に厚肉部形成部が形成された金型の樹脂充
    填部に溶融樹脂を注入し、かつ厚肉部形成部にガス注入
    を行なうことにより、充填された樹脂厚肉部中を中空に
    形成することを特徴とするコンテナの成形方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001171677A (ja) * 1999-12-10 2001-06-26 Sanko Co Ltd 運搬用容器
US6315150B1 (en) 1998-12-04 2001-11-13 Kabushiki Kaisha Asano Kenkyusho Bowl-shape container
US6440354B1 (en) 1998-12-04 2002-08-27 Kabushiki Kaisha Asano Kenkyusho Thermoforming process
JP2003081244A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Mitsubishi Engineering Plastics Corp 搬送用トレー、及び、搬送用トレーの射出成形方法

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