JPH0432654Y2 - - Google Patents

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JPH0432654Y2
JPH0432654Y2 JP4537481U JP4537481U JPH0432654Y2 JP H0432654 Y2 JPH0432654 Y2 JP H0432654Y2 JP 4537481 U JP4537481 U JP 4537481U JP 4537481 U JP4537481 U JP 4537481U JP H0432654 Y2 JPH0432654 Y2 JP H0432654Y2
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JP
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pulley
belt
pentaprism
photographing lens
disposed
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカメラの電動巻戻装置、特にそのベル
トの張設に関するものである。
この種の巻戻装置において、巻上側に配設され
た駆動モータによつて巻上軸及び巻戻軸を駆動す
る為に、前記モータと巻戻軸とをベルトを介して
連結したものが知られている。
このようにベルトを用いて連結すれば、ギヤー
トレインを用いて駆動力を巻戻軸に伝達する場合
に比べて、部品点数が削減されるとともに、騒
音、振動が防止されて好都合である。
先に本出願人は特願昭55−167258号においてこ
の種の巻戻装置を提案した。その概要は第1図及
び第2図の通りであつて、クイツチリターンミラ
ー9の上方に位置する焦点板1及びペンタプリズ
ム2、並びにペンタプリズム2の後方の接眼レン
ズ31によつてフアインダ光学系が構成されてい
る。またギヤ5,6を介して図示しないモータに
連結された巻上側のプーリ3と、カツプリング部
7を介してパトローネ8のパトローネ軸8aに連
結されたプーリ4との間には駆動力伝達用のベル
ト10が掛け渡されている。このベルト10は、
対向する部分10a,10bの一方10aが、プ
ーリ3,4の近傍に位置するプーリ11,12に
よつて他方10b側にすなわちカメラの裏蓋側へ
近づくように屈曲されている。対向部分の一方1
0aをこのように屈曲させたのは、この部分がフ
アインダ系を横切る位置に存在する(第2図中二
点鎖線で示す)ことを回避するためである。これ
によつて屈曲側10aはプリズム2の射出面2a
と接眼レンズ31との間でこれらの下方に位置す
ることとなり、一方10aを屈曲させることによ
つて生じたスペースがプリズム2を配設するため
の空間として利用されることになつた。
しかしながら、モータによつてプーリ3を第1
図中時計方向に回転させ、ベルト10を介してプ
ーリ4すなわちパトローネ軸8aを時計方向に回
転させると、一方(屈曲側)10aが張り側とな
り、他方(直線側)10bが緩み側となる。この
ように屈曲側10aが張り側となることは、ベル
ト10とプーリ11,12との間の抵抗が大きく
なることを意味し、駆動力の伝達効率の面で不十
分であると言わざるを得ない。
本考案は、かゝる事情を背景にしてなされたも
のであり、ベルト対向部分の一方を他方に近づけ
る如く屈曲させる方式の巻戻装置でありながら、
伝達効率の低下を招くことがなく、ベルトを屈曲
させて形成したベルトの外側のスペースを有効に
利用できる巻戻装置を提供することを目的とす
る。
上記目的を達成するために、本考案において
は、巻上側の駆動モータに連結された第1のプー
リと巻戻側の巻戻カツプリングに連結された第2
のプーリとの間に平行掛けされたベルトの対向す
る部分のうち、撮影レンズ側の一方を第3のプー
リによつて裏蓋側の他方に屈曲させ、互いに対向
する撮影レンズ側の一方と裏蓋側の他方とは、ク
イツクリターンミラーからペンタプリズムに至る
光路の後方であつて、ペンタプリズムから接眼レ
ンズに至る光路の下方で、かつ前記ペンタプリズ
ムの上方を通過するように設けられ、ベルトによ
る動力伝達時には、撮影レンズ側の一方が緩み側
になり、裏蓋側の他方が張り側となるようにした
のである。
以下、本考案の実施例を示す図面をもとに説明
する。
第3図において、焦点板1及びペンタプリズム
2の側方に配設された一対のプーリ3,4のう
ち、同図中右方(巻上側)のプーリ3はギヤー
6,5を介して図示しない駆動モータに連結可能
である。このモータは巻上側にあり、巻上時には
図示しない巻上系と連結して巻上系を駆動する。
モータはまたギヤー6と係合可能であつて、これ
と係合した時にはベルトを介して巻戻系を駆動す
る。モータと巻上系との連結又はモータと巻戻系
との連結は図示しない操作部材によつて行なわ
れ、一方と連結している時は他方はモータと切り
離され駆動されないようになつている。また、プ
ーリ3,4及びベルト10を含む伝達系は第2図
と同様にしてカメラボデイ上部の背面側に配設さ
れている。左方のプーリ4はギヤー21,22及
びカツプリング部7を介してパトローネ軸8aに
連結されている。ギヤー22及びカツプリング部
7は一体的に上下動可能とされ、ギヤー21とギ
ヤー22並びにカツプリング部7とパトローネ軸
8aとは系脱自在とされている。従つてフイルム
の巻上時に伝達系が負荷抵抗となることはない。
プーリ3とプーリ4との間に張設されたベルト1
0の屈曲側10aはプーリ11及び12によつて
裏蓋側へ屈曲されている。
先に第2図に示したように、ベルト10の直線
側10b及び屈曲側10aは、ペンタプリズム2
とクイツクリターンミラー9とを結ぶ光路の後方
(第2図中右方)で、かつペンタプリズム2と接
眼レンズ31とを結ぶ光路の下方(第2図におい
ては下方)を通過している。
次に本実施例の作動について説明する。
図示しない駆動モータによつてギヤー6,5を
介して加えられる駆動力によつてプーリ3が反時
計方向に回転されると、この駆動力はベルト10
を介してプーリ4に伝達され、ギヤー21,22
及びカツプリング部7を介してパトローネ軸8a
が時計方向に回転され、パトローネ8内にフイル
ムを巻き戻して行く。
この場合、ベルト10の一方(屈曲側)10a
はフアインダ系との干渉を防止されているので、
この部分がフアインダ系を横切ることがないのは
第1図及び第2図に示したものと同様である。
加えて、ベルト10はカメラの背面側(裏蓋
側)の直線側10bにおいて緊張し、ペンタプリ
ズム2側の屈曲側10aにおいて弛緩する。しか
るに、張り側は直線側10bであり、屈曲側10
aが緩むようにされているので、プーリ11,1
2によつてベルト10に加わる負荷は極力小さく
押えられ、ベルト10の伝達効率が上昇する。
さらには、ベルト10がカメラボデイの背面側
に屈曲されていることから、カメラボデイ内の残
りのスペース、すなわちカメラボデイの前面側の
スペースが有効に利用されることゝなる。
次に、本考案の更に別の実施例について、第4
図をもとに上記例と異なる部分を中心に説明す
る。尚、図面において第3図の実施例と同一の機
能を達成する部材には第3図の部材と同一の符号
を付し説明を省略する。
プーリ3とプリズム2との間には揺動板15が
軸16のまわりに回転可能に取り付けられ、固定
ピン25と揺動板15上のピン15dに掛け渡さ
れたばね17によつて同図中反時計方向に付勢さ
れている。この揺動板15は三つの端部15a,
15b及び15cを備えており、端部15bには
一対のプーリ11,18がベルトを両側から挟み
つけるような状態で固設されている。また端部1
5cはモータの回転を制御する為のスイツチ19
を構成する一対の接点19a,19bのうちの一
方の接点19aに接触され、端部15aには図示
しない操作部材によつて同図中時計方向の力が付
与されるようになつている。
次に本例の作動について説明すると、巻戻以前
においては揺動板の端部15cがスイツチ19の
接片19aを開しているが、不図示の操作部材に
よつて端部15aに力が加えられ揺動板15がば
ね17の付勢力に抗して時計方向に回動される
と、接片19aが接片19bに接しスイツチ19
が閉じてモータが回転する。
その結果ギヤー6,5を介してプーリ3が反時
計方向に回転するのでベルト10を介してプーリ
4も反時計方向に回転し、これに伴なうギヤ2
1,22の回転によりカツプリング7がパトロー
ネ軸8aを(第3図)時計方向に回転する。
この場合、ベルト10は上記例と同様に張り側
となるのは直線側10bであり、緩み側となるの
は屈曲側10aである。なお張り側はプーリ18
に接触されているにも拘らず、直線状をなす。す
なわち、フイルムの巻戻時にはベルト10には適
度のフイルム巻戻力が加わつているので、端部1
5aへの外力が解放されても揺動板15は反時計
方向に回動することはなく、従つて接片19aが
開くことはない。
しかしながら、巻戻しが完了してフイルムのリ
ーダ部が巻上側に配置された巻取スプールから離
脱し、ベルト10に加わる負荷が小さくなると、
揺動板15はばね17の付勢力によつて反時計方
向に回動され、第4図の如く接片10bから離れ
スイツチ19が開くのでモータが停止する。
本例においては、上記例における長所の他に
も、巻戻しが終了すると必ずモータが停止される
利点が享受される。
なお、ベルト10を屈曲させるプーリ11,1
2等は単に一つのみ不動又は可動に配置されても
良く、また二つ設けられた時にも双方のプーリを
可動としても良い。また伝達系はカメラボデイ内
の前面側において上部又は下部に配設されても良
い。
以上述べてきたように、本考案によれば、平行
掛されたベルト10の一対の対向部分10a,1
0bの一方(撮影レンズ側)が他方(裏蓋側)に
向つて屈曲されている屈曲部となつており、しか
も、ペンタプリズム2の近傍においては、ペンタ
プリズムとクイツクリターンミラーとを結ぶ光路
の後方で、かつペンタプリズムと接眼レンズとを
結ぶ光路の下方を通るようになつており、動力伝
達時には屈曲側が張り側となる。従つて、ペンタ
プリズム近傍の空間が有効に利用されるので巻戻
装置が大型化することがなくまたベルトを屈曲さ
せても駆動力の伝達効率が低下することのない効
果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の理解を助けるため
の斜視図及び正面図、第3図、第4図はそれぞれ
本考案の別々の実施例を示す斜視図又は平面図で
ある。 主要部分の符号の説明、3,4……プーリ、8
……パトローネ、10……ベルト、10a……屈
曲側、10b……直線側、11,12……プー
リ、15……揺動板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ペンタプリズムの巻上側側方に該ペンタプリズ
    ムの裏蓋側後端よりも撮影レンズ側に少なくとも
    一部が位置する如く配置され、巻上側に配置され
    た駆動モータと連結する第1のプーリと、 前記ペンタプリズムの巻戻側側方に該ペンタプ
    リズムのリズムの裏蓋側後端よりも撮影レンズ側
    に少なくとも一部が位置する如く配置され、巻戻
    側に配置された巻戻カツプリングと連結する第2
    のプーリと、 前記第1のプーリと前記第2のプーリとの間に
    平行掛けされたベルトと、 前記第1のプーリの近傍に配設され、前記平行
    掛けされたベルトの互いに対向する部分のうち、
    撮影レンズ側のベルトを裏蓋側のベルトに向けて
    屈曲せしめる第3のプーリと、 前記第2のプーリの近傍に配置され、前記第3
    のプーリと同様に前記撮影レンズ側のベルトを前
    記裏蓋側のベルトに向けて屈曲せしめる第4のプ
    ーリとを有するとともに、 前記第3のプーリ及び第4のプーリによつて屈
    曲された前記撮影レンズ側のベルトと該ベルトに
    対向する前記裏蓋側のベルトとを、クイツクリタ
    ーンミラーからペンタプリズムに至る光路の後方
    であつて、、前記ペンタプリズムから接眼レンズ
    に至る光路の下方で、かつ前記クイツクリターン
    ミラーの上方を通過するように配設し、 前記モータの回転を前記第1のプーリ及び前記
    ベルトを介して前記第2のプーリへ伝達する際に
    は、前記撮影レンズ側のベルトが緩み側となり、
    前記裏蓋側のベルトが張り側となるように前記第
    1のプーリの回転方向を定めた ことを特徴とするカメラの電動巻戻装置。
JP4537481U 1981-04-01 1981-04-01 Expired JPH0432654Y2 (ja)

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JP4537481U JPH0432654Y2 (ja) 1981-04-01 1981-04-01

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JPS57160121U JPS57160121U (ja) 1982-10-07
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