JPH04326320A - 光アイソレータ - Google Patents

光アイソレータ

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JPH04326320A
JPH04326320A JP3097204A JP9720491A JPH04326320A JP H04326320 A JPH04326320 A JP H04326320A JP 3097204 A JP3097204 A JP 3097204A JP 9720491 A JP9720491 A JP 9720491A JP H04326320 A JPH04326320 A JP H04326320A
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JP
Japan
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isolator
polarizer
wavelength
optical
optical isolator
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Application number
JP3097204A
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English (en)
Inventor
Yukitoshi Otani
幸利 大谷
Kenichi Koike
健一 小池
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Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
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Publication date
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Publication of JPH04326320A publication Critical patent/JPH04326320A/ja
Priority to US08/111,019 priority patent/US5375009A/en
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/09Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on magneto-optical elements, e.g. exhibiting Faraday effect
    • G02F1/093Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on magneto-optical elements, e.g. exhibiting Faraday effect used as non-reciprocal devices, e.g. optical isolators, circulators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S372/00Coherent light generators
    • Y10S372/703Optical isolater

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、順方向に進む光を通過
させ逆方向に進む光(戻り光)を遮断する光アイソレー
タに係り、特に、戻り光遮断波長帯域を広くとれるもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、光ファイバ伝送系においては、
光ファイバの接続点及び入・出射端等で反射された反射
戻り光の除去を図り、半導体レーザ光源等の安定化や高
い光伝送品質を確保するために、従来から磁気光学素子
(ファラデーローテータ)を利用した光アイソレータが
用いられている。
【0003】この光アイソレータは、共通の光軸上に偏
光面を45°ずらして配置した1対の偏光子の間に磁気
光学素子を配置したものである。これにより、一方の偏
光子側から入射した順方向の光はこの偏光子によって直
線偏光にされ、磁気光学素子によってその偏波面を45
°回転された後、他方の偏光子を通過して射出される。 この射出された光の一部が外部光学部品の入・出射端面
等で反射されて反射戻り光となって逆方向に進み、上記
他方の偏光子に入射する。他方の偏光子に入射した戻り
光はこの偏光子によって直線偏光にされ、磁気光学素子
によって偏波面を45°回転される。この場合の回転方
向は光の進行方向によらず同じ方向であるから、この磁
気光学素子を射出した戻り光の偏波面は結局一方の偏光
子の偏光面に対して90°ずれているので、この偏光子
を通過することができず、ここで進行が遮断される。
【0004】このように、1対の偏光子と1つの磁気光
学素子とで構成される光アイソレータは、光アイソレー
タとしての機能を果たすための最小単位の意味でシング
ルアイソレータと呼ばれる。このシングルアイソレータ
によって得られるアイソレーション、すなわち、同一強
度の光を順方向に通過させた場合における入射光強度と
出射光強度との比(dB)と、逆方向に通過させた場合
における入射光強度と出射光強度との比(dB)との差
は通常−30dB程度である。しかし、例えば、半導体
レーザ光源に高い発振周波数等の安定度が要求される場
合には、このアイソレーションでは不十分であり、それ
ゆえ、従来から、より高いアイソレーションを得るため
に、このシングルアイソレータを直列に2個配置して−
60dB以上の高いアイソレーションが得られる高アイ
ソレーションタイプの光アイソレータが用いられている
(例えば、特開昭62−189422 号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の高アイソレーションタイプの光アイソレータを、例
えば、半導体レーザ光源への戻り光遮断に用いた場合、
レーザ光の発振波長から外れた波長領域におけるアイソ
レーションが十分に得られないことがわかった。以下、
この点を説明する。
【0006】図5は、発振波長が1.31μmの半導体
レーザ光源から射出されるレーザ光のスペクトル分布を
示す図である。この図から明らかなように、1.4μm
以上の波長領域においてもある程度の光強度を有してい
ることがわかる。なお、光強度の測定は、半導体レーザ
光源から射出されたレーザ光を上述した従来の高アイソ
レーションタイプの光アイソレータの順方向から入射し
たときに該光アイソレータから射出された光の強度を測
定し、その測定光強度に対するレーザ光源から射出され
発振波長のピーク強度の比を光強度比として求めたもの
である。図の縦軸が光強度比(単位;dB)、横軸が波
長(単位;μm)である。
【0007】また、図6は、図5に示されるスペクトル
を有するレーザ光を上述した従来の高アイソレーション
タイプの光アイソレータの逆方向から入射したときに漏
れ光として検出される光の強度を測定してアイソレーシ
ョン特性を求めたものである。表示法及び単位等は図5
と同じである。
【0008】図6から明らかなように、この光アイソレ
ータでは、波長1.4μm以上のノイズ光の遮断がほと
んど行われず、発振波長成分の漏れ光と略同じ強度レベ
ルの洩れが生じていることがわかる。このようなノイズ
成分が半導体レーザ光源に入射すると、レーザ発振を乱
すおそれがある。
【0009】この原因を究明した結果、この光アイソレ
ータに用いている偏光子の遮断波長帯域が1.4μm以
下であるためであることがわかった。すなわち、図7は
、上述の従来の高アイソレーションタイプに用いている
偏光子のS波遮断波長帯域特性、つまり、偏光子のP波
を透過させる偏光面と直交する偏波面を持つ直線偏光に
対する透過率の波長依存特性を示すものであるが、この
図に示されるように、遮断中心波長を1.2μmに設定
すると、透過率がゼロの領域がほぼ0.9〜1.4μm
の波長領域内に限定される。このため、波長1.4μm
以上のノイズ光をカットすることができなかった。これ
は、この種の光アイソレータに用いられる偏光子は一般
に偏光ビームスプリッタ(偏光膜付キューブ型ビームス
プリッタ)であり、この偏光ビームスプリッタでは遮断
波長帯域を広くとることができないからである。なお、
ここで、P波とは、光の電気ベクトルが入射光と入射法
線とを含む平面(入射面)内にある光をいい、S波とは
、光の電気ベクトルが入射光と入射法線とを含む平面(
入射面)に直交する光をいう。
【0010】遮断波長帯域を広くとることができる偏光
子としては、例えば、方解石やルチル等を用いた偏光子
があるが、これらは著しく高価であるという欠点を有し
ている。
【0011】本発明は、上述の背景のもとでなされたも
のであり、戻り光遮断波長帯域を広くとれ、かつ、比較
的安価に製造できる光アイソレータを提供することを目
的としたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は、(1) 入射光を直線偏光にして出射
する第1偏光子と、この第1偏光子から出射された偏光
光を入射してその偏波面を回転して出射する磁気光学素
子と、この磁気光学素子から出射された直線偏光の偏波
面にその偏光面を一致させて該直線偏光を入射して出射
させる第2偏光子とで構成されるシングルアイソレータ
を光軸を共通にして複数個直列に配置してなる光アイソ
レータにおいて、前記各シングルアイソレータとして順
方向に対して逆の方向に進む戻り光の波長成分のうち進
行を遮断できる波長成分の帯域たる戻り光遮断波長帯域
が互いに異なるものを用いたことを特徴とした構成とし
た。
【0013】また、構成1の方法の態様として、(2)
 構成1の光アイソレータにおいて、前記シングルアイ
ソレータを光軸を共通にして2個直列に配置すると共に
、これら2個のシングルアイソレータは、一方のシング
ルアイソレータの戻り光遮断波長帯域と他方のシングル
アイソレータの戻り光遮断波長帯域とが重なる領域を有
し、かつ、一方のシングルアイソレータの戻り光遮断波
長帯域の中心波長が、これら2個のシングルアイソレー
タの戻り光遮断波長帯域を合わせた光アイソレータ全体
としての戻り光遮断波長帯域の中心波長に対して短波長
側にあり、他方のシングルアイソレータの戻り光遮断波
長帯域の中心波長が前記光アイソレータ全体としての戻
り光遮断波長帯域の中心波長に対して長波長側にあるも
のであることを特徴とした構成とした。
【0014】さらに、構成2の態様として、(3) 構
成2の光アイソレータにおいて、前記一方のシングルア
イソレータを構成する第1及び第2偏光子は、ともにこ
れらの偏光面と直交する偏波面を有する戻り光を遮断す
る戻り光遮断波長帯域の中心波長が光アイソレータ全体
としての戻り光遮断波長帯域の中心波長に対して短波長
側にあり、かつ、前記他方のシングルアイソレータを構
成する第1及び第2偏光子は、ともにこれらの偏光面と
直交する偏波面を有する戻り光を遮断する戻り光遮断波
長帯域の中心波長が光アイソレータ全体としての戻り光
遮断波長帯域の中心波長に対して長波長側にあるもので
あることを特徴とした構成とした。
【0015】また、この構成3の態様として、(4) 
構成3の光アイソレータにおいて、前記一方のシングル
アイソレータを構成する第1偏光子と第2偏光子との戻
り光遮断波長帯域が互いに略同じであり、かつ、前記他
方のシングルアイソレータを構成する第1偏光子と第2
偏光子の戻り光遮断波長帯域が互いに略同じであること
を特徴とした構成とした。
【0016】そして、構成1ないし4のいずれかの態様
として、(5) 構成1ないし4のいずれかの光アイソ
レータにおいて、前記各シングルアイソレータにを構成
する第1及び第2偏光子を偏光ビームスプリッタで構成
したことを特徴とした構成としたものである。
【0017】
【作用】上述の構成1によれば、各シングルアイソレー
タとして戻り光遮断波長帯域が互いに異なるものを用い
たことにより、光アイソレータ全体としての戻り光遮断
波長帯域をこれら各シングルアイソレータの戻り光遮断
波長帯域を合わせた広い波長帯域とすることができる。 具体的には、構成2のように、2個のシングルアイソレ
ータを直列に配置し、一方のシングルアイソレータの戻
り光遮断波長帯域と他方のシングルアイソレータの戻り
光遮断波長帯域とが重なる領域を有するようにし、かつ
、一方のシングルアイソレータの戻り光遮断波長帯域の
中心波長が、これら2個のシングルアイソレータの戻り
光遮断波長帯域を合わせた光アイソレータ全体としての
戻り光遮断波長帯域の中心波長に対して短波長側にあり
、他方のシングルアイソレータの戻り光遮断波長帯域の
中心波長が前記光アイソレータ全体としての戻り光遮断
波長帯域の中心波長に対して長波長側にあるようにすれ
ば、光アイソレータ全体の戻り光遮断中心波長を中心と
して短波長側と長波長側とを含む広い波長領域を戻り光
の遮断波長帯域とすることができる。また、構成3によ
れば、構成2の光アイソレータを容易に得ることができ
、構成4によれば、第1及び第2偏光子を共通の部品で
構成できるので、製造上有利となり、さらに、構成5の
ように、第1及び第2偏光子として偏光ビームスプリッ
タを用いることにより、より製造コストを低減できる。
【0018】
【実施例】図1は本発明の一実施例にかかる光アイソレ
ータの縦断面図、図2はシングルアイソレータの分解斜
視図、図3は2つのシングルアイソレータに用いた偏光
子の遮断波長特性を示す図、図4は一実施例の光アイソ
レータのアイソレーション特性を示す図である。以下、
これらの図を参照しながら本発明の一実施例を詳述する
。なお、この一実施例は、共通の光軸上に戻り光遮断波
長帯域の異なる2個のシングルアイソレータを直列に配
置して光アイソレータを構成した例である。
【0019】これらの図において、符号1は外ケース、
符号2は入射側シングルアイソレータケース、符号3は
出射側シングルアイソレータケース、符号20は入射側
シングルアイソレータ、符号21は入射側第1偏光子、
符号22は入射側第2偏光子、符号23は入射側磁気光
学素子、符号30は出射側シングルアイソレータ、符号
31は入射側第1偏光子、符号32は入射側第2偏光子
、符号33は入射側磁気光学素子、符号Liは入射光、
符号Loは出射光、符号Lrは戻り光である。
【0020】外ケース1は、円筒状をなしたものであり
、この外ケース1内には入射側シングルアイソレータケ
ース2と出射側シングルアイソレータケース3が挿入固
定される。
【0021】入射側シングルアイソレータケース2は、
円筒状をなし、外径が外ケース1の内径と略同じで長さ
が外ケース1の長さの略半分である。この入射側シング
ルアイソレータケース2には、入射側第1偏光子21、
入射側磁気光学素子23及び入射側第2偏光子22が光
軸を共通にして挿入固定されるようになっている。すな
わち、入射側第1偏光子21及び入射側第2偏光子22
は、それぞれ円柱の一部を切り欠いて偏光子保持部を形
成した偏光子ホルダ21a及び22aに保持され、また
、磁気光学素子23は円筒状の磁気光学素子ホルダ23
a内に挿入固定され、さらに、この磁気光学素子ホルダ
23aは円筒状の磁石24内に挿入固定されている。 そして、これらが偏光子ホルダ21a及び22aの間に
磁石24を挾みこむような配置関係で前記入射側シング
ルアイソレータケース2内に挿入固定される。この場合
、入射側第1偏光子21の偏光面と入射側第2偏光子2
2とは互いの偏光面が45°なすように配置される。 これにより、入射側第1偏光子21、磁気光学素子23
及び入射側第2偏光子22が光軸を共通にして配置され
ることになり、入射側シングルアイソレータ20が構成
される。
【0022】出射側シングルアイソレータケース3は、
入射側シングルアイソレータケース2と同様に円筒状を
なし、外径が外ケース1の内径と略同じで長さが外ケー
ス1の長さの略半分である。この出射側シングルアイソ
レータケース3には、出射側第1偏光子31、出射側磁
気光学素子33及び出射側第2偏光子32が光軸を共通
にして挿入固定されるようになっている。また、出射側
第1偏光子31及び出射側第2偏光子32は、それぞれ
円柱の一部を切り欠いて偏光子保持部を形成した偏光子
ホルダ31a及び32aに保持され、また、磁気光学素
子33は円筒状の磁気光学素子ホルダ33a内に挿入固
定され、さらに、この磁気光学素子ホルダ33aは円筒
状の磁石34内に挿入固定されている。そして、これら
が偏光子ホルダ31a及び32aの間に磁石34を挾み
こむような配置関係で出射側シングルアイソレータケー
ス3内に挿入固定されているものである。この場合、出
射側第1偏光子31の偏光面と出射側第2偏光子32と
は互いの偏光面が45°なすように配置される。これに
より、出射側第1偏光子31、出射側磁気光学素子33
及び出射側第2偏光子32が光軸を共通にして配置され
ることになり、出射側シングルアイソレータ30が構成
される。
【0023】また、入射側シングルアイソレータケース
2と出射側シングルアイソレータケース3とを外ケース
1内に挿入固定することにより、入射側シングルアイソ
レータ20と出射側シングルアイソレータ30とが光軸
を共通にして直列に配置されることになる。この場合、
入射側シングルアイソレータ20を構成する入射側第2
偏光子22と出射側第2偏光子とが隣り合わせになるよ
うに配置される。
【0024】入射側第1偏光子21、入射側第2偏光子
22、出射側第1偏光子31及び出射側第2偏光子32
はともに偏光ビームスプリッタによって構成されている
。図3(a)は入射側第1偏光子21及び入射側第2偏
光子22のS波遮断波長帯域特性を示す図であり、図3
(b)は出射側第1偏光子31及び出射側第2偏光子3
2のS波遮断波長帯域特性を示す図である。ここで、入
射側第1偏光子21と入射側第2偏光子22とのS波遮
断波長帯域特性は同じであり、また、出射側第1偏光子
31と出射側第2偏光子32とのS波遮断波長帯域特性
は同じである。なお、図3のグラフにおいては、縦軸が
透過率(単位;%)、横軸が波長(単位;μm)である
。図3から明らかなように、入射側第1偏光子21と入
射側第2偏光子22との遮断波長帯域は0.9〜1.4
μmであり、また、出射側第1偏光子31と出射側第2
偏光子32との遮断波長帯域は1.15〜1.65μm
である。したがって、入射側シングルアイソレータ20
と出射側シングルアイソレータ30とを直列に配置した
光アイソレータは、上記遮断波長帯域が重なる範囲、す
なわち、1.15〜1.4μmの範囲では2つのシング
ルアイソレータのアイソレーションを重畳した極めて高
いアイソレーション得られ、一方、重ならない範囲、す
なわち、0.9〜1.15μm及び1.4〜1.65μ
mの範囲では、1つのシングルアイソレータによるアイ
ソレーションが得られる。よって、例えば、図5に示さ
れるスペクトル分布を有する半導体レーザ光源から射出
されたレーザ光のアイソレーションを行うと、1.31
μmの発振波長では極めて高いアイソレーションを発揮
し、一方、波長1.4μm付近ではノイズ光の除去には
十分なアイソレーションが得られる。
【0025】入射側磁気光学素子24及び出射側磁気光
学素子34はともにYIG(イットリウム鉄ガーネット
Y3 Fe5 O12)単結晶を円柱状に形成し、両端
面を平行にしてこれら両端面に反射防止膜を形成したも
のである。この磁気光学素子は強磁性体であるため、比
較的小さい磁界密度(1800ガウス程度)で飽和状態
になり、また、磁界強度に対するファラデー回転角の立
ち上がりも早いので、比較的小さな磁界強度で大きなフ
ァラデー回転角を得ることができる。
【0026】磁石24及び34は、波長1.3μmにお
けるファラデー回転角が45°となるような磁界強度(
1800ガウス程度)を得ることができるSmーCo系
の永久磁石を円筒状に形成したもので、両端面にN極と
S極とが形成され、磁気光学素子24及び34の光軸に
平行な方向に磁界が生ずるようになっている。
【0027】上述の構成によれば、この光アイソレータ
は入射側シングルアイソレータ20と出射側シングルア
イソレータ30とを直列に配置したものであり、2つの
シングルアイソレータの遮断波長帯域が重なる範囲、す
なわち、1.15〜1.4μmの範囲では2つのシング
ルアイソレータのアイソレーションを重畳した極めて高
いアイソレーション得られ、一方、重ならない範囲、す
なわち、0.9〜1.15μm及び1.4〜1.65μ
mの範囲では、1つのシングルアイソレータのアイソレ
ーションが得られる。よって、例えば、図5に示される
スペクトル分布を有する半導体レーザ光源から射出され
たレーザ光のアイソレーションを行うと、1.31μm
の発振波長では極めて高いアイソレーションを発揮し、
一方、波長1.4μm付近ではノイズ光の除去には十分
なアイソレーションが得られる。図4は、図5に示され
るスペクトル分布を有する半導体レーザ光源から射出さ
れたレーザ光に対する一実施例のアイソレーション特性
を示す図である。図4から明らかなように、1.4μm
近傍のノイズ光も十分に除去されていることがわかる。
【0028】また、上述の一実施例で用いた偏光子が安
価な偏光ビームスプリッタであるため、比較的ローコス
トで広い戻り光遮断波長帯域を有する光アイソレータを
得ることができる。しかも第1及び第2偏光子として同
じものを用いたから部品の共通化が可能となり、よりロ
ーコスト化が可能となると共に、第1及び第2偏光子の
遮断波長帯域が重なる領域がシングルアイソレータの遮
断波長帯域となるが、これらを同一とすることにより、
両者の波長帯域を最も有効に利用できる。なお、第1及
び第2偏光子として必ずしも同じものを用いる必要はな
く、異なるものであってもよい。また、シングルアイソ
レータの配置順序は任意でよい。
【0029】また、ノイズ光に対するアイソレーション
をより高めたい場合には、新たにノイズ光の波長が含ま
れる波長帯域にアイソレーションを有するシングルアイ
ソレータを追加して直列に配置するようにすればよい。
【0030】さらに、偏光子としては、偏光ビームスプ
リッタの代わりに偏光ガラス(例えば、コーニング社か
ら商品名ポラコアとして販売されている)を用いてもよ
い。
【0031】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明は、入射
光を直線偏光にして出射する第1偏光子と、この第1偏
光子から出射された偏光光を入射してその偏波面を回転
して出射する磁気光学素子と、この磁気光学素子から出
射された直線偏光の偏波面にその偏光面を一致させて該
直線偏光を入射して出射させる第2偏光子とで構成され
るシングルアイソレータを光軸を共通にして複数個直列
に配置してなる光アイソレータにおいて、前記各シング
ルアイソレータとして順方向に対して逆の方向に進む戻
り光の波長成分のうち進行を遮断できる波長成分の帯域
たる戻り光遮断波長帯域が互いに異なるものを用いたこ
とを特徴とし、これにより戻り光遮断波長帯域を広くと
れ、かつ、比較的安価に製造できる光アイソレータを得
ているものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光アイソレータの縦断面図
である。
【図2】入射側シングルアイソレータの分解斜視図であ
る。
【図3】一実施例に用いた偏光子の遮断波長帯域特性を
示す図である。
【図4】一実施例の光アイソレータの光アイソレーショ
ン特性を示す図である
【図5】発振波長1.31μmの半導体レーザ光源のス
ペクトル分布を示す図である。
【図6】従来の光アイソレータの光アイソレーション特
性を示す図である
【図7】従来の光アイソレータの偏光子の遮断波長帯域
特性を示す図である。
【符号の説明】
1…外ケース、2…入射側シングルアイソレータケース
、3…出射側シングルアイソレータケース、20…入射
側シングルアイソレータ、21…入射側第1偏光子、2
2…入射側第2偏光子、23…入射側磁気光学素子、3
0…出射側シングルアイソレータ、31…入射側第1偏
光子、32…入射側第2偏光子、33…入射側磁気光学
素子である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入射光を直線偏光にして出射する第1
    偏光子と、この第1偏光子から出射された偏光光を入射
    してその偏波面を回転して出射する磁気光学素子と、こ
    の磁気光学素子から出射された直線偏光の偏波面にその
    偏光面を一致させて該直線偏光を入射して出射させる第
    2偏光子とを備えて構成されるシングルアイソレータを
    光軸を共通にして複数個直列に配置してなる光アイソレ
    ータにおいて、前記各シングルアイソレータとして順方
    向に対して逆の方向に進む戻り光の波長成分のうち進行
    を遮断できる波長成分の帯域たる戻り光遮断波長帯域が
    互いに異なるものを用いたことを特徴とした光アイソレ
    ータ。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載の光アイソレータにお
    いて、前記シングルアイソレータを光軸を共通にして2
    個直列に配置すると共に、これら2個のシングルアイソ
    レータは、一方のシングルアイソレータの戻り光遮断波
    長帯域と他方のシングルアイソレータの戻り光遮断波長
    帯域とが重なる領域を有し、かつ、一方のシングルアイ
    ソレータの戻り光遮断波長帯域の中心波長が、これら2
    個のシングルアイソレータの戻り光遮断波長帯域を合わ
    せた光アイソレータ全体としての戻り光遮断波長帯域の
    中心波長に対して短波長側にあり、他方のシングルアイ
    ソレータの戻り光遮断波長帯域の中心波長が前記光アイ
    ソレータ全体としての戻り光遮断波長帯域の中心波長に
    対して長波長側にあるものであることを特徴とした光ア
    イソレータ。
  3. 【請求項3】  請求項2に記載の光アイソレータにお
    いて、前記一方のシングルアイソレータを構成する第1
    及び第2偏光子は、ともにこれらのP波を透過する偏光
    面と直交する偏波面を有する戻り光を遮断する戻り光遮
    断波長帯域の中心波長が光アイソレータ全体としての戻
    り光遮断波長帯域の中心波長に対して短波長側にあり、
    かつ、前記他方のシングルアイソレータを構成する第1
    及び2の偏光子は、ともにこれらのP波を透過する偏光
    面と直交する偏波面を有する戻り光を遮断する戻り光遮
    断波長帯域の中心波長が光アイソレータ全体としての戻
    り光遮断波長帯域の中心波長に対して長波長側にあるも
    のであることを特徴とした光アイソレータ。
  4. 【請求項4】  請求項3に記載の光アイソレータにお
    いて、前記一方のシングルアイソレータを構成する第1
    偏光子と第2偏光子との戻り光遮断波長帯域が互いに略
    同じであり、かつ、前記他方のシングルアイソレータを
    構成する第1偏光子と第2偏光子の戻り光遮断波長帯域
    が互いに略同じであることを特徴とした光アイソレータ
  5. 【請求項5】  請求項1ないし4のいずれかに記載の
    光アイソレータにおいて、前記各シングルアイソレータ
    を構成する第1及び第2偏光子を偏光ビームスプリッタ
    で構成したことを特徴とした光アイソレータ。
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