JPH043261Y2 - - Google Patents

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JPH043261Y2
JPH043261Y2 JP15031784U JP15031784U JPH043261Y2 JP H043261 Y2 JPH043261 Y2 JP H043261Y2 JP 15031784 U JP15031784 U JP 15031784U JP 15031784 U JP15031784 U JP 15031784U JP H043261 Y2 JPH043261 Y2 JP H043261Y2
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connection
sound
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両等の組立工程におけるハーネス
コネクタ接続作業での接続状況を判断するハーネ
スコネクタの接続判断装置に関する。
(従来の技術) 現在、車両のハーネスコネクタの接続作業は、
入手に頼るところが全てである。
実際に、車両の組立工程で実施する接続作業
は、動いているライン上で行なわれるもので、1
人当り1工程で行なう接続作業は、2〜5ケ所と
多く、1日200台の車両を生産するとして400〜
1000ケ/日の作業となる。
従つて、実態からみても、その中には結線忘れ
や結線不良(確実に音がするまで挿入していな
い)等、人手に頼る作業ゆえにミスが発生してい
る。
その対策として現在行なわれているのは、ハー
ネスコネクタ接続工程の後工程で別の作業者によ
るダブルチエツク、即ち先の接続作業を再度見直
し、実際にハーネスコネクタを押して確認するこ
とにより保証している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のハーネスコネ
クタの接続状況を判断する方法では、チエツクの
ために後工程が必要であり、その後工程では、完
全に接続結線がなされているハーネスコネクタま
で含めて、接続作業と同様な作業を行なわなけれ
ばならず、多大な人手と手間を要するという問題
点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような問題点を解決すること
を目的としてなされたもので、この目的達成のた
めに本考案では、以下に述べる手段を採用した。
本考案の手段を第1図に示すクレーム対応図に
より説明すると、ハーネスコネクタ1の接続音を
受けて電気的な音波信号(a)に変換する手元センサ
2と、該手元センサからの音波信号を入力し、音
波信号(a)のうち接続音を判別して接続音判別信号
(b)を出力する接続音判別手段3と、該接続音判別
手段3からの接続音判別信号(b)に基づいて所定の
表示を行なう表示手段4と、を備えた。
(作 用) 従つて、本考案のハーネスコネクタの接続判断
装置では、ハーネスコネクタ1の接続音の有無
を、接続音判別手段3により判別して、表示手段
4により表示するようにしたことで、ハーネスコ
ネクタ1の接続作業が終了すると同時に、その場
において接続作業の良否を判断することができ
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたつて、自動車の組
立工程におけるハーネスコネクタの接続判断装置
を例にとる。
まず、第2図〜第9図に示す第1実施例につい
て、その構成を説明する。
10はハーネスコネクタであつて、自動車に用
いる電装品の配線途中に設けられたもので、この
ハーネスコネクタ10は雄端子11が設けられた
第1コネクタ部材12と、雌端子13が設けられ
た第2コネクタ部材14とから成り、両コネクタ
部材12,14には完全な接続を確保すると共に
抜けを防止するためにロツク部15,16が形成
されている。
このハーネスコネクタ10の接続音は、このロ
ツク部15,16により発生するもので、第6図
(A)に示す挿入前の状態から第2コネクタ部材14
を第1コネクタ部材12へ向かつて第6図(B)に示
すように挿入させると、第2コネクタ部材14の
ロツク部16が弾性により変形し、さらに第6図
(C)に示す位置まで挿入を進めると、前記ロツク部
16が弾性復元力により元の形状に復元し、この
復元時においてロツク部15,16が互いに衝突
して接続音が発生し、同時にロツク部15,16
によるロツク掛止が行なわれる。
尚、両コネクタ部材12,14の挿入深さと挿
入力との関係は、第7図に示すグラフのようにな
り、接続音は挿入力がピークになつた直後のA部
分で発生する。
17は手元センサであつて、実施例ではハーネ
スコネクタ10の接続音を検知しやすいように作
業者の腕に装着する腕時計構造のものであり、そ
の時計部分にマイクロフオンを設けたセンサを用
いている。
この手元センサ17は、ハーネスコネクタ10
の接続音をマイクロフオンによりとらえ、電気的
な音波信号(C)に変換してカールコード18に出力
する。
19は発信器であつて、実施例では第4図に示
すように、車両20のルーフ21に着脱可能に設
けられたもので、この発信器19には、前記音波
信号(C)も入力する音波受信回路22と、該音波受
信回路22からの受信信号(d)を入力し、周波数変
調して変調音波信号(e)を発信するFM変調発信回
路23と、を備えている。
尚、発信器19で周波数変調を用いたのは、信
号雑音比がよく、フエーデイングの影響もなく、
歪の少ない良質の通信ができるからであるが、振
幅変調(AM)を用いてもよい。
24は受信器であつて、前記発信器19からの
変調音波信号(e)を受信して、受信信号(f)を出力さ
せるもので、この受信器24は工程毎に異なつた
周波数に設定した発信器19からの信号を1ケ所
でそれぞれ受信できるように設けられている。
25は接続音判別手段としての音レベル判別装
置であつて、検波回路26、増幅回路27、設定
電圧回路28及び比較回路29を備えているもの
で、この音レベル判別装置25は前記受信器24
と一体のボツクスに納められ、受信器24からの
受信信号(f)を入力し、接続音の有無を判別して、
接続音を判別した時に表示警報装置30に対して
表示作動信号(g)を出力するものである。尚、検波
回路26は周波数変調されている受信信号(f)をも
との音波信号(d)に変換する回路で、増幅回路27
はこの音波信号を増幅する回路である。
また、設定電圧回路28は、接続音判別の基準
となる設定電圧Vsを比較回路29に出力する回
路で、比較回路29にて増幅回路27からの増幅
音波信号(g)の電圧と設定電圧回路28からの設定
電圧Vsとを比較し、第8図に示すように、設定
電圧Vsより大きな電圧が増幅回路27から入力
されたら表示警報装置30に対して表示作動信号
(g)を出力する。
30は表示警報装置であつて、前記音レベル判
別装置25に接続され、作業者が見易い組立ライ
ンの上部に配置されたもので、この表示警報装置
30には、各工程毎に接続数と同数の判定ランプ
31と、該判定ランプ31が全て点灯した時に点
灯するOKランプ32と、判定ランプ31のうち
一つでも点灯がない(接続不完全のハーネスコネ
クタ10がある場合)時に点灯するNGランプ3
3と、NGランプ33の点灯と同時に音を出す警
報ブザー(図示していない)と、が設けられてい
る。
次に、第1実施例の作用を説明する。
まず、第3図及び第4図のように、車両の組立
工程内において、各工程作業者がハーネスコネク
タ10の接続作業を行なうと、その接続が確実に
行なわれる毎に「カチツ」という接続音が発生す
る。
この接続音を、手元センサ17→発信器19→
受信器24へと信号として送り、音レベル判別装
置25においては、第8図に示すように、電圧比
較にて接続音を判別される。
そして、音レベル判別装置25に接続されてい
る表示警報装置30では、工程毎に接続作業の状
況を判定ランプで表示し、全て接続が確実の場合
(ハーネスコネクタ10の接続数だけ接続音が発
生した場合)、OKランプ31が点灯する。
尚、接続が不完全のハーネスコネクタ10があ
る場合(例えば、17工程のように接続数4に対
して接続音発生による判定ランプ32の点灯数が
3の場合)は、NGランプ33が点灯すると共に
警報ブザーが鳴つて接続のチエツクを促す。
このように、各工程で作業者が接続作業を終了
すると同時に接続状況が表示警報装置30によつ
て表示または警報されるので、接続不完全のハー
ネスコネクタ10があることを接続工程で知るこ
とができ、その対応も、別工程ではなく、接続工
程で行なうことができる。
次に、第10図に示す第2実施例について説明
する。
この第2実施例は、ハーネスコネクタ10の接
続音が発生した時だけ電波を発振して表示するよ
うにした装置で、接続音判別手段40を手元セン
サ41と発信器42との間に配置した例である。
41は手元センサであつて、第1実施例と同様
のセンサを用いるもので、ハーネスコネクタ10
の接続音を音波信号(i)に変換して出力する。
43は帯域増幅回路であつて、前記音波信号(i)
を入力し、ハーネスコネクタ10の接続音の特性
周波数領域、すなわち接続音の最も高い音圧を示
す周波数の帯域のみを増幅し、ハーネスコネクタ
10の接続音以外の音が増幅されないようにし、
増幅信号(j)を出力する。
44は比較回路であつて、前記増幅信号(j)と設
定電圧回路45からの設定電圧信号(k)と入力し、
両信号(j),(k)を比較して増幅信号(j)が大きい場合
に発振開始信号(l)を出力する。
46は発振回路であつて、前記発振開始信号(l)
により予め設定された周波数の発振信号(m)を出力
する。尚、複数の装置を使用する場合は、設定周
波数を変更することで追加できる。
47は受信回路であつて、受信器48に設けら
れ、前記発振信号(m)を入力し,受信信号(n)を出力
する。
49は増幅回路であつて、前記受信信号(n)を入
力し、増幅信号(o)を出力する。
50は表示回路であつて、前記増幅信号(o)を入
力した際に表示警報装置51の判定ランプ52を
点灯させる表示信号(p)を出力する。
尚、表示信号(p)の入力数に応じ判定ランプ52
を1つずつ点灯させる。
53はリセツトスイツチであつて、作業者が1
工程の接続作業を終了し、前記表示警報装置51
で接続状況を確認した後に押すスイツチで、この
リセツトスイツチ53を押すことで、リセツト信
号発振回路54→リセツト信号受信回路55→リ
セツト信号増幅回路56を経て、表示回路50に
リセツト信号(q)を出力し、表示警報装置のランプ
類を消灯させ、ブザー音を切る。
尚、第2実施例の作用については、構成の相違
により途中の信号伝達系統は異なるが、入力部と
出力部は第1実施例と同様であり、作用について
も同様であるのでここでは説明を省略する。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計変更等があつても本考案に含まれる。
例えば、実施例では自動車の組立ラインに適用
した装置を示したが、自動車以外の例えばハーネ
スコネクタを使用する電気機器類の組立ライン等
に適用してもよく、さらには組立ライン以外での
ハーネスコネクタ接続作業時に用いてもよい。
また、実施例では工程管理を考慮して複数の工
程における接続状況を1ケ所に集中させることが
できるよう発信器及び受信器を用いた装置を示し
たが、この発信器及び受信器は必ずしも要する構
成ではなく、例えば手元センサと接続音判別手段
と表示手段とを小さく1ケ所又は2ケ所にまとめ
たような装置としてもよい。
また、接続音判断を電圧ではなく、周波数や音
圧レベルにより行なつてもよい。
(考案の効果) 以上説明してきたように本考案のハーネスコネ
クタの接続判断装置にあつては、手元センサと接
続音判別手段と表示手段とにより、ハーネスコネ
クタの接続音の有無を判別して表示するようにし
たため、ハーネスコネクタの接続作業が終了する
と同時に、その場において接続作業の良否を判断
することができるという効果が得られる。
そして、この効果によつてハーネスコネクタの
接続不良を未然に防止することができる。
また、接続音を判別媒体としているため、目視
による確認ができない部位の接続作業の良否の判
別が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のハーネスコネクタの接続判断
装置のクレーム対応図、第2図は第1実施例装置
を示すブロツク図、第3図は第1実施例装置を適
用した自動車の組立ラインを示す平面図、第4図
は自動車の組立ラインにおけるハーネスコネクタ
接続作業状況を示す図、第5図は接続作業時のハ
ーネスコネクタを示す斜視図、第6図A,B,C
はハーネスコネクタの挿入接続状態説明図、第7
図はハーネスコネクタ接続時の挿入深さと挿入力
との関係を示すグラフ、第8図は第1実施例装置
の比較回路での信号を示すグラフ、第9図は第1
実施例装置の表示警報装置を示す図、第10図は
本考案第2実施例装置を示すブロツク図である。 1……ハーネスコネクタ、2……手元センサ、
3……接続音判別手段、4……表示手段、a……
音波信号、b……接続音判別信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハーネスコネクタの接続音を受けて電気的な音
    波信号に変換する手元センサと、該手元センサか
    らの音波信号を入力し、音波信号のうち接続音を
    判別して接続音判別信号を出力する接続音判別手
    段と、該接続音判別手段からの接続音判別信号に
    基づいて所定の表示を行なう表示手段と、を備え
    たことを特徴とするハーネスコネクタの接続判断
    装置。
JP15031784U 1984-10-04 1984-10-04 Expired JPH043261Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15031784U JPH043261Y2 (ja) 1984-10-04 1984-10-04

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15031784U JPH043261Y2 (ja) 1984-10-04 1984-10-04

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Publication Number Publication Date
JPS6165368U JPS6165368U (ja) 1986-05-06
JPH043261Y2 true JPH043261Y2 (ja) 1992-02-03

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