JPH0432551Y2 - - Google Patents

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JPH0432551Y2
JPH0432551Y2 JP16784086U JP16784086U JPH0432551Y2 JP H0432551 Y2 JPH0432551 Y2 JP H0432551Y2 JP 16784086 U JP16784086 U JP 16784086U JP 16784086 U JP16784086 U JP 16784086U JP H0432551 Y2 JPH0432551 Y2 JP H0432551Y2
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JP
Japan
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steel pipe
flange
pipe
spacer ring
ring
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JP16784086U
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JPS63175386U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、温度変化の大きな配管系統に適した
排水管継手に関するものである。
〔従来の技術〕
水道等の配管には、従来のねじ込み式管継手に
代わつて、弾性パツキンを圧縮してシールをす
る、ねじなし式管継手が多く用いられるようにな
つてきている(一例として実公昭61−13836号広
報参照)。この種の管継手は、接続する管体のフ
ランジと押輪との間に弾性パツキンを介装し、フ
ランジと押輪との締付けによつて、パツキン材を
圧縮して管体の外周面に圧接させ、接続個所をシ
ールするようにしており、構造が簡単で安価に製
作でき、施工の容易なことから、中高層等の住宅
排水系統に多く採用されてきている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、鋼管は温度変化により、膨張或は収
縮するが、前記従来の管継手は、鋼管が収縮する
場合は十分に対応するが、鋼管が膨張した場合
は、鋼管の端面が管継手の接続端面に当たつてい
るため、管の伸びを管継手で吸収することができ
ず、鋼管が変形したり、配管の取付けを損壊する
という事態が生じることになる。また、住宅排水
では、高温と低温との排水の繰返しが多く、管の
伸縮の繰返しにより、鋼管の端面が管継手の接続
端面を叩くという現象が生じ、それが原因とみら
れる連続音が発生し、居住者がその騒音に悩まさ
れることが多い。
このような問題を解決するためには、鋼管の接
続時に、鋼管の端面を管継手の接続端面から少し
離した状態で接続固定すればよいことになるが、
しかし、施工の実際においては、それがかなりの
熟練を要することになるので、鋼管の端面を管継
手の接続端面に当接するまで挿入して締付けを行
つているのが実状である。
本考案は、上記の点にかんがみ、鋼管の接続に
あたつて、鋼管の端部に水溶性のスペーサーリン
グを嵌着し、鋼管の接続後、鋼管端面と管継手の
接続端面との間に隙間が形成でき、鋼管の伸びが
十分吸収でき、しかも施工が熟練を要することな
く容易にできるようにした排水管継手を提供しよ
うとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の構成について、実施例に対応する図面
を参照して説明すると、本考案は、継手本体1端
部のフランジ4のシール面4aと継手本体1内に
挿入した鋼管2との間に弾性パツキン10を介装
し、該パツキン10をフランジ4と鋼管2に嵌合
した押輪7とにより挟着し、また、継手本体1に
挿入する鋼管2の端部には、鋼管2の端面に接す
るフランジ13を有する水溶性材料よりなるスペ
ーサーリング11を嵌着したことを特徴とするも
のである。
〔実施例〕
以下、本考案排水管継手の実施例について図面
を参照して説明する。
図において1は管の継手本体で、端部に結合す
る排水鋼管2の端部を挿入する拡径部3とその内
端に接続端面5が形成されているとともに、拡径
部3の先端部にはフランジ4が設けられており、
フランジ4にはその周方向に沿つて数個のボルト
孔6,6が隔設されている。7はフランジ4とほ
ぼ同径に形成された押輪で、フランジ4のボルト
孔6,6と対応する位置にボルト孔8,8がもう
けられているとともに、フランジ4と対向する内
側にはリング状の凹部9が形成されており、この
凹部9で弾性パツキン10を押圧するようになつ
ている。
そして、排水鋼管2の端部には、第3図に示す
ように、スペーサーリング11が嵌着される。ス
ペーサーリング11は、例えばポリ酢酸ビニルの
ような水溶性の合成樹脂材により成形されてお
り、第2図に示すように、鋼管2の内面に嵌合す
る管体12の一端部に、鋼管2の外径とほぼ同径
としたフランジ13を突設した形状をなしてい
る。
継手本体1に排水鋼管2を接続するには、第1
図に示すように、鋼管2の端部に図示のようにス
ペーサーリング11を嵌合するとともに、鋼管2
に押輪7及び弾性リング10を嵌合した後、鋼管
2を継手本体1内に挿入し、フランジ4のボルト
孔6と押輪7のボルト孔8とにボルト14を挿通
してナツト15を螺合して締め付けるのである。
このナツトの締め付けによつてロツクリング弾性
パツキン10は管軸方向に圧縮され、パツキン材
10はフランジ4の端面と鋼管2の外周面に密着
して密封効果を発揮することになるとともに、管
体への圧接により管体2の抜出しが阻止されるこ
とになる。そして、鋼管2の端面と継手本体1の
接続端面5との間にはスペーサーリング11のフ
ランジ部13が介在されたものとなる。
排水鋼管2に通水されることになると、スペー
サーリング11は水溶性であるので、管内を流れ
る水によつて溶出し、やがて削滅することにな
り、鋼管2の端面と継手本体1の接続端面間に
は、スペーサーリング11のフランジの13の厚
みに相応した隙間ができることになる。したがつ
て、高温水の排水により鋼管2が膨張しても、そ
の伸びは隙間により吸収されることになる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の排水管継手は、
継手本体端部のフランジのシール面と継手本体内
に挿入した鋼管との間に弾性パツキンを介装し、
該パツキンをフランジと鋼管に嵌合した押輪とに
より挟着し、また、継手本体に挿入する鋼管の端
部には、鋼管の端面に接するフランジを有する水
溶性材料よりなるスペーサーリングを嵌着したの
で、継手本体に挿入した鋼管はボルト、ナツトの
締付けによる止着環挟圧により、継手本体に水密
かつ強固に接続されることになる。そして、鋼管
はその端部に水溶性のスペーサーリングを嵌着し
て挿入されているので、通水後は単時間のうちに
スペーサーリングは溶けて流失し、鋼管の端面と
継手本体の接続端面とに隙間が形成されることに
なる。その結果、鋼管の伸張はその隙間に許容さ
れるので、鋼管が変形したり配管の取り付けが損
壊することがなく、また、鋼管の膨張、収縮の繰
返しによつて起こる打撃の騒音が防止されること
になる。そして、スペーサーリングは水に溶けて
流失するので、鋼管内の流れが円滑でゴミ類を滞
溜することがない等、多くの利点を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側断面図、第
2図はスペーサーリングの側断面図、第3図はス
ペーサーリングを嵌着した鋼管の要部を示す側面
図である。 1……継手本体、2……鋼管、3……拡径部、
4……フランジ、5……接続端面、7……押輪、
10……弾性パツキン、12……スペーサーリン
グ、12……管体、13……フランジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 継手本体端部のフランジのシール面と継手本体
    内に挿入した鋼管との間に弾性パツキンを介装
    し、該パツキンをフランジと鋼管に嵌合した押輪
    とにより挟着し、また、継手本体に挿入する鋼管
    の端部には、鋼管の端面に接するフランジを有す
    る水溶性材料よりなるスペーサーリングを嵌着し
    たことを特徴とする、排水管継手。
JP16784086U 1986-10-31 1986-10-31 Expired JPH0432551Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16784086U JPH0432551Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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JP16784086U JPH0432551Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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Publication Number Publication Date
JPS63175386U JPS63175386U (ja) 1988-11-14
JPH0432551Y2 true JPH0432551Y2 (ja) 1992-08-05

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ID=31100152

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