JPH04325312A - ターボヒータ装置の故障診断装置 - Google Patents

ターボヒータ装置の故障診断装置

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Publication number
JPH04325312A
JPH04325312A JP3096892A JP9689291A JPH04325312A JP H04325312 A JPH04325312 A JP H04325312A JP 3096892 A JP3096892 A JP 3096892A JP 9689291 A JP9689291 A JP 9689291A JP H04325312 A JPH04325312 A JP H04325312A
Authority
JP
Japan
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exhaust
opening
control valve
turbo
turbo heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP3096892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sasaoka
博 笹岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH04325312A publication Critical patent/JPH04325312A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はターボヒータ装置の故障
診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】排気タービンと空気昇温用ブロワからな
るターボヒータを具え、ブロワから吐出された高温の空
気を車両運転室内に送り込んで車両運転室内を暖房する
ようにしたターボヒータ装置が公知である(実開平1−
120408号公報参照)。このターボヒータ装置は機
関暖機完了前のように主にアイドリング運転或いは低負
荷運転が行われているときでも高速で回転せしめられる
ので機関暖機完了前であっても車両運転室内を十分に暖
房することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
なターボヒータ装置においてターボヒータ装置に異常が
生じると車両運転室内を最適に暖房することができなく
なり、従ってターボヒータ装置に異常が生じたときには
これを早期に発見することが必要となる。ところが上述
の公知のターボヒータ装置ではターボヒータ装置に異常
が生じているか否かを検出しておらず、従ってターボヒ
ータ装置に異常が生じたときにこれを早期に発見するこ
とができないという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明によれば排気タービンと空気昇温用ブロワか
らなるターボヒータを具備し、機関排気通路内に排気制
御弁を配置し、排気制御弁上流の機関排気通路からバイ
パス通路を分岐してこのバイパス通路を排気制御弁下流
の機関排気通路に連結し、バイパス通路内にターボヒー
タの排気タービンを配置して排気制御弁の開度を制御す
ることによってターボヒータの回転数を制御するように
したターボヒータ装置において、排気制御弁の開度を検
出する開度検出装置と、ターボヒータの回転数を検出す
る回転数センサと、ターボヒータ装置の異常時に排気制
御弁の開度とターボヒータの回転数とがとりうる開度回
転数領域が予め設定されていてターボヒータの作動時に
排気制御弁の開度とターボヒータの回転数とが上述の開
度回転数領域内にあるときにターボヒータ装置が異常で
あると判断する判断装置を具備している。
【0005】更に本発明によれば上記問題点を解決する
ために排気タービンと空気昇温用ブロワからなるターボ
ヒータを具備し、機関排気通路内に排気制御弁を配置し
、排気制御弁上流の機関排気通路からバイパス通路を分
岐してこのバイパス通路を排気制御弁下流の機関排気通
路に連結し、バイパス通路内にターボヒータの排気ター
ビンを配置して排気制御弁の開度を制御することによっ
てターボヒータの回転数を制御するようにしたターボヒ
ータ装置において、排気制御弁の開度を検出する開度検
出装置と、排気タービン前後の圧力差を検出する圧力セ
ンサと、ターボヒータ装置の異常時に排気制御弁の開度
と排気タービン前後の圧力差とがとりうる開度圧力差領
域が予め設定されていてターボヒータの作動時に排気制
御弁の開度と排気タービン前後の圧力差とが上述の開度
圧力差領域内にあるときにターボヒータ装置が異常であ
ると判断する判断装置を具備している。
【0006】
【作用】ターボヒータ装置に異常が生じると排気制御弁
の開度とターボヒータの回転数とがとりうる開度回転数
領域が正常時における開度回転数領域からはずれる。請
求項1に記載の発明ではこれを利用してターボヒータの
作動時における開度回転数領域からターボヒータ装置に
異常が生じているか否かが判断される。また、ターボヒ
ータ装置に異常が生じると排気制御弁の開度と排気ター
ビン前後の圧力差とがとりうる開度圧力差領域が正常時
における開度圧力差領域からはずれる。請求項2に記載
の発明ではこれを利用してターボヒータの作動時におけ
る開度圧力差領域からターボヒータ装置に異常が生じて
いるか否かが判断される。
【0007】
【実施例】図1を参照すると、1は機関本体、2はサー
ジタンク、3は吸気ダクト、4は吸気ダクト3内に配置
されたスロットル弁、5は排気マニホルド、6は排気マ
ニホルド5に連結された排気通路、7は消音器、8はタ
ーボヒータ装置、9はターボヒータを夫々示す。ターボ
ヒータ9は回転軸10を介して互いに連結された排気タ
ービン11とブロワ12からなる。排気通路6内には排
気制御弁13が配置され、排気通路6には排気制御弁1
3上流の排気通路6と排気制御弁13下流の排気通路6
とを連通するバイパス通路14が連結される。このバイ
パス通路14内にはターボヒータ9の排気タービン11
が配置され、排気タービン11はバイパス通路14内を
流れる排気ガスによって回転駆動せしめられる。
【0008】一方、ターボヒータ9のブロワ12は空気
吸込通路15を介してエアクリーナ16に連結され、ブ
ロワ12の空気吐出通路17は車室18内に連結される
。ターボヒータ9は一般的に使用されている過給用のタ
ーボチャージャと比較してかなり小型であり、機関アイ
ドリング運転時或いは機関低速運転時に最も効率よく作
動するように設定されている。また、このターボヒータ
9は過給よりもむしろ空気温度を上昇させることを目的
としており、従って一般的な過給用ターボチャージャよ
りもコンプレッサ効率の低いものを使用している。従っ
てブロワ12から吐出される空気の圧力上昇はさほど大
きくなく、温度上昇がかなり大きくなる。
【0009】排気制御弁13はアクチュエータ19によ
って制御される。図1に示す実施例ではこのアクチュエ
ータ19はステップモータからなり、このステップモー
タ19は電子制御ユニット30の出力信号に基いて制御
される。また、車室18内には機関発熱を利用したヒー
タ20が配置される。この機関発熱利用ヒータ20へは
機関本体1内の昇温した冷却水が冷却水供給導管21を
介して供給され、車室18内に熱を放出して温度低下し
た冷却水は冷却水返戻導管22を介して機関本体1に返
戻される。
【0010】電子制御ユニット30はディジタルコンピ
ュータからなり、双方向性バス31によって相互に接続
されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセ
ッサ)34、入力ポート35および出力ポート36を具
備する。排気制御弁13には排気制御弁13の開度に比
例した出力電圧を発生する開度センサ23が取付けられ
、この開度センサ23の出力電圧はAD変換器37を介
して入力ポート35に入力される。ターボヒータ9には
ターボヒータ9の回転数を表わす出力パルスを発生する
回転数センサ24が取付けられ、この回転数センサ24
の出力パルスが入力ポート35に入力される。また車室
18には車室18内の温度に比例した出力電圧を発生す
る温度センサ25が配置され、この温度センサ25の出
力電圧がAD変換器38を介して入力ポート35に入力
される。更に車室18には車室18内の所望の目標温度
を設定するための設定装置26が設けられる。この設定
装置26は運転者により設定された目標温度を表わす出
力電圧を発生し、この出力電圧がAD変換器39を介し
て入力ポート35に入力される。また、スロットル弁4
にはスロットル弁4がアイドリング位置にあるときにオ
ンとなるスロットルスイッチ27が取付けられ、このス
ロットルスイッチ27の出力信号が入力ポート35に入
力される。 更に入力ポート35には機関回転数を表わす出力パルス
を発生する回転数センサ28が接続される。一方、出力
ポート36は一方では駆動回路40を介してステップモ
ータ19に接続され、他方では駆動回路41を介して警
告灯42に接続される。
【0011】図2はステップモータ19のステップ位置
STと排気制御弁13の開度θとの関係を示している。 図2からわかるようにステップモータ19のステップ位
置STが大きくなるにつれて排気制御弁13の開度θが
大きくなる。図3はターボヒータの制御ルーチンを示し
ており、このルーチンは一定時間毎の割込みによって実
行される。図3を参照するとまず初めにステップ50に
おいて設定装置26により設定された目標温度T0 と
、温度センサ25により検出された車室18内の温度T
とが比較される。 T>T0 のときにはステップ51に進んでステップ位
置STが1だけインクリメントされ、次いでステップ5
3においてステップモータ19が駆動される。即ち、T
>T0 のときには排気制御弁13の開度が増大せしめ
られるためにターボヒータ9の回転数が低下し、その結
果ブロワ12の吐出空気量および吐出空気温が低下する
ために車室18内の温度が低下する。一方、T<T0 
のときにはステップ52に進んでステップ位置STが1
だけディクリメントされる。このときには逆に排気制御
弁13の開度が減少せしめられるためにターボヒータ9
の回転数が上昇し、その結果ブロワ12の吐出空気量お
よび吐出空気温が上昇するために車室18内の温度が上
昇する。このようにして車室18内の温度Tが目標温度
T0 に維持される。
【0012】機関始動後暫らくの間は機関冷却水温が低
いので機関発熱利用ヒータ20による暖房作用はほとん
ど行なわれない。しかしながらこのとき空気吐出通路1
7から車室18内に高温の空気が供給されるのでこの高
温の空気によって車室18内の暖房が行なわれる。従っ
て機関始動後の早い時期から車室18内を暖房できるこ
とになる。
【0013】図4においてハッチング領域Eは機関がア
イドリング状態にありかつターボヒータ装置8が正常に
作動しているときに排気制御弁13の開度θとターボヒ
ータ9の回転数nとがとりうる開度回転数領域を示して
いる。機関がアイドリング状態にありかつターボヒータ
装置8が正常に作動しているときには排気制御弁13の
開度θが大きくなればターボヒータ9の回転数nが低く
なるのでこのときの開度回転数領域Eは図4に示すよう
に左上りとなる。また、部品のばらつきを考慮すると図
4に示されるように正常時の開度回転数領域Eは或る巾
を有することになり、従って部品のばらつきを考慮した
場合、排気制御弁13の開度θとターボヒータ9の回転
数nが開度回転数領域E内にあればターボヒータ装置8
が正常に作動していることになる。
【0014】ところが排気タービン11やブロワ12の
ブレードが破損したり、或いは開度センサ23や回転数
センサ24が破損したりすると開度センサ23により検
出された開度θが大きいにもかかわらずに回転数センサ
24により検出された回転数nが高くなったり、逆に回
転数センサ24により検出された回転数nが低いにもか
かわらずに開度θが小さくなったりする。即ち、ターボ
ヒータ装置8に異常が生じると開度θおよび回転数nか
ら定まる点が正常時の開度回転数領域Eからはずれるこ
とになる。
【0015】そこで本発明による第1実施例では正常時
にはとり得ない開度回転数領域を異常開度回転数領域と
して予め設定しておき、開度θと回転数nから定まる点
がこの異常開度回転数領域内にあるときにはターボヒー
タ装置8に異常があるものと判断するようにしている。 図4(A)に示す実施例ではこの異常開度回転数領域は
θ>a2 でかつn>b2 のハッチング領域Fと、θ
<a1 でかつn<b1 のハッチング領域Gであり、
図4(B)に示す実施例では異常開度回転数領域は曲線
hよりも上方のハッチング領域Hと、曲線iよりも下方
のハッチング領域Iである。なお、図4(A)と図4(
B)とを比較すれば明らかであるが図4(B)に示す実
施例の方が異常判断の精度が高くなっている。
【0016】図5は図4(A)に示す実施例を実行する
ための故障診断ルーチンを示しており、このルーチンは
一定時間毎の割込みによって実行される。図5を参照す
るとまず初めにステップ60においてスロットルスイッ
チ27がオンであるか否か、即ちスロットル弁4がアイ
ドリング位置にあるか否かが判別される。スロットル弁
4が開弁しているときには処理ルーチンを完了し、スロ
ットル弁4がアイドリング位置にあるときにはステップ
61に進んで機関回転数Nが一定値N0 、例えば65
0r.p.mよりも低いか否かが判別される。N≧N0
 のときは処理ルーチンを完了し、N<N0のときには
ステップ62に進む。 従ってステップ62に進むのはスロットル弁4がアイド
リング位置にありかつN<N0 のとき、即ち機関アイ
ドリング運転時である。ステップ62では機関アイドリ
ング運転が開始されてから一定時間が経過したか否かが
判別される。即ち、アイドリング運転が安定するまで少
し待つ。機関アイドリング運転が開始されてから一定時
間が経過するとステップ63に進む。
【0017】ステップ63では回転数センサ24の出力
信号から算出されたターボヒータ9の回転数nが設定値
b2(図4(A))よりも高いか否かが判別される。n
>b2 のときにはステップ64に進み、n≦b2 の
ときにはステップ65にジャンプする。ステップ64で
は開度センサ23により検出された排気制御弁13の開
度θが設定値a2(図4(A))よりも大きいか否かが
判別される。θ>a2 のときにはステップ67に進み
、θ≦a2 のときにはステップ65に進む。
【0018】ステップ65では回転数nが設定値b1(
図4(A))よりも低いか否かが判別される。n<b1
 のときにはステップ66に進み、n≧b1 のときに
は処理ルーチンを完了する。ステップ66では開度θが
設定値a1(図4(A))よりも小さいか否かが判別さ
れる。θ<a1 のときにはステップ67に進み、θ≧
a1 のときには処理ルーチンを完了する。従って、ス
テップ67に進むのは開度θおよび回転数nが図4(A
)の異常開度回転数領域F又はG内にあるときである。 このときには警告灯42が点灯せしめられ、斯くしてタ
ーボヒータ装置8に異常があることをただちに知ること
ができる。
【0019】図6は図4(B)に示す実施例を実行する
ための故障診断ルーチンを示しており、このルーチンは
一定時間毎の割込みによって実行される。なお、このル
ーチンでは図4(B)に示す異常開度回転数領域H,I
、実際には曲線h,iがROM32内に記憶されている
。 図6を参照するとまず初めにステップ70においてスロ
ットルスイッチ27がオンであるか否か、即ちスロット
ル弁4がアイドリング位置にあるか否かが判別される。 スロットル弁4が開弁しているときには処理ルーチンを
完了し、スロットル弁4がアイドリング位置にあるとき
にはステップ71に進んで機関回転数Nが一定値N0 
、例えば650r.p.mよりも低いか否かが判別され
る。N≧N0 のときは処理ルーチンを完了し、N<N
0 のときにはステップ72に進む。従ってステップ7
2に進むのはスロットル弁4がアイドリング位置にあり
かつN<N0 のとき、即ち機関アイドリング運転時で
ある。ステップ72では機関アイドリング運転が開始さ
れてから一定時間が経過したか否かが判別される。機関
アイドリング運転が開始されてから一定時間が経過する
とステップ73に進む。
【0020】ステップ73では開度θおよび回転数nが
異常開度回転数領域H内にあるか否かが判別される。領
域H内にあるときにはステップ75に進んで警告灯42
が点灯せしめられ、領域H内にないときにはステップ7
4に進む。ステップ74では開度θおよび回転数nが異
常開度回転数領域I内にあるか否かが判別される。領域
I内にあるときにはステップ75に進んで警告灯42が
点灯せしめられ、領域I内にないときには処理ルーチン
を完了する。
【0021】ターボヒータ9の回転数と排気タービン1
1前後の圧力差はほぼ比例し、従ってターボヒータ9の
回転数を検出する代りに排気タービン11前後の圧力差
を検出するようにしてもよい。図7から図10に示す第
2実施例では排気タービン11前後の圧力差を検出し、
この圧力差と排気制御弁13の開度からターボヒータ装
置8に異常があるか否かを判断するようにしている。従
ってこの第2実施例では排気タービン11前後の圧力差
を検出するために排気タービン11前後のバイパス通路
14内に夫々圧力センサ43,44が配置されている。 圧力センサ43は排気タービン11の上流側の排気ガス
圧に比例した出力電圧を発生し、この出力電圧がAD変
換器45を介して入力ポート35に入力される。一方、
圧力センサ44は排気タービン11の下流側の排気ガス
圧に比例した出力電圧を発生し、この出力電圧がAD変
換器46を介して入力ポート35に入力される。
【0022】図8においてハッチング領域E′は機関が
アイドリング状態にありかつターボヒータ装置8が正常
に作動しているときに排気制御弁13の開度θと排気タ
ービン11前後の圧力差ΔPとがとりうる開度圧力差領
域を示している。機関がアイドリング状態にありかつタ
ーボヒータ装置8が正常に作動しているときには排気制
御弁13の開度θが大きくなれば排気タービン11前後
の圧力差ΔPが小さくなるのでこのときの開度圧力差領
域E′は図8に示すように図4と同様に左上りとなる。 また、部品のばらつきを考慮すると図8に示されるよう
に正常時の開度圧力差領域E′は或る巾を有することに
なる。従って部品のばらつきを考慮した場合、排気制御
弁13の開度θと排気タービン11前後の圧力差ΔPが
開度圧力差領域E′内にあればターボヒータ装置8が正
常に作動していることになり、これに対してターボヒー
タ装置8に異常が生じると開度θおよび圧力差ΔPから
定まる点が正常時の開度圧力差領域E′からはずれるこ
とになる。
【0023】従って本発明による第2実施例においても
正常時にはとり得ない開度圧力差領域を異常開度圧力差
領域として予め設定しておき、開度θと圧力差ΔPから
定まる点がこの異常開度圧力差領域内にあるときにはタ
ーボヒータ装置8に異常があるものと判断するようにし
ている。図8(A)に示す実施例ではこの異常開度圧力
差領域はθ>a′2 でかつΔP>b′2 のハッチン
グ領域F′と、θ<a′1 でかつΔP<b′1 のハ
ッチング領域G′であり、図8(B)に示す実施例では
異常開度圧力差領域は曲線h′よりも上方のハッチング
領域H′と、曲線i′よりも下方のハッチング領域I′
である。
【0024】図9は図8(A)に示す実施例を実行する
ための故障診断ルーチンを示しており、このルーチンは
一定時間毎の割込みによって実行される。図9を参照す
るとまず初めにステップ80においてスロットルスイッ
チ27がオンであるか否か、即ちスロットル弁4がアイ
ドリング位置にあるか否かが判別される。スロットル弁
4が開弁しているときには処理ルーチンを完了し、スロ
ットル弁4がアイドリング位置にあるときにはステップ
81に進んで機関回転数Nが一定値N0 、例えば65
0r.p.mよりも低いか否かが判別される。N≧N0
 のときは処理ルーチンを完了し、N<N0のときには
ステップ82に進む。 従ってステップ82に進むのはスロットル弁4がアイド
リング位置にありかつN<N0 のとき、即ち機関アイ
ドリング運転時である。ステップ82では機関アイドリ
ング運転が開始されてから一定時間が経過したか否かが
判別される。機関アイドリング運転が開始されてから一
定時間が経過するとステップ83に進む。
【0025】ステップ83では圧力センサ43,44の
出力信号から算出された排気タービン11前後の圧力差
ΔPが設定値b′2(図8(A))よりも大きいか否か
が判別される。ΔP>b′2 のときにはステップ64
に進み、ΔP≦b′2 のときにはステップ85にジャ
ンプする。ステップ64では開度センサ23により検出
された排気制御弁13の開度θが設定値a′2(図8(
A))よりも大きいか否かが判別される。θ>a′2 
のときにはステップ87に進んで警告灯42が点灯され
、θ≦a′2 のときにはステップ85に進む。ステッ
プ85では圧力差ΔPが設定値b′1(図8(A))よ
りも小さいか否かが判別される。ΔP<b1 のときに
はステップ86に進み、ΔP≧b1 のときには処理ル
ーチンを完了する。ステップ86では開度θが設定値a
′1(図8(A))よりも小さいか否かが判別される。 θ<a′1 のときにはステップ87に進んで警告灯4
2が点灯され、θ≧a′1 のときには処理ルーチンを
完了する。
【0026】図10は図8(B)に示す実施例を実行す
るための故障診断ルーチンを示しており、このルーチン
は一定時間毎の割込みによって実行される。なお、この
ルーチンでは図8(B)に示す異常開度圧力差領域H′
,I′、実際には曲線h′,i′がROM 32内に記
憶されている。図10を参照するとまず初めにステップ
90においてスロットルスイッチ27がオンであるか否
か、即ちスロットル弁4がアイドリング位置にあるか否
かが判別される。スロットル弁4が開弁しているときに
は処理ルーチンを完了し、スロットル弁4がアイドリン
グ位置にあるときにはステップ91に進んで機関回転数
Nが一定値N0 、例えば650r.p.mよりも低い
か否かが判別される。 N≧N0 のときは処理ルーチンを完了し、N<N0 
のときにはステップ92に進む。従ってステップ92に
進むのはスロットル弁4がアイドリング位置にありかつ
N<N0 のとき、即ち機関アイドリング運転時である
。ステップ92では機関アイドリング運転が開始されて
から一定時間が経過したか否かが判別される。機関アイ
ドリング運転が開始されてから一定時間が経過するとス
テップ93に進む。
【0027】ステップ93では開度θおよび圧力差ΔP
が異常開度圧力差領域H′内にあるか否かが判別される
。 領域H′内にあるときにはステップ95に進んで警告灯
42が点灯せしめられ、領域H′内にないときにはステ
ップ94に進む。ステップ94では開度θおよび圧力差
ΔPが異常開度圧力差領域I′内にあるか否かが判別さ
れる。領域I′内にあるときにはステップ95に進んで
警告灯42が点灯せしめられ、領域I′内にないときに
は処理ルーチンを完了する。
【0028】
【発明の効果】ターボヒータ装置に異常があるか否かを
判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の全体図である。
【図2】排気制御弁の開度とステップ位置との関係を示
す線図である。
【図3】ターボヒータを制御するためのフローチャート
である。
【図4】正常時の開度回転数領域と異常時の開度回転数
領域を示す線図である。
【図5】故障診断を行うためのフローチャートである。
【図6】故障診断を行うための別のフローチャートであ
る。
【図7】別の実施例を示す内燃機関の全体図である。
【図8】正常時の開度圧力差領域と異常時の開度圧力差
領域を示す線図である。
【図9】故障診断を行うためのフローチャートである。
【図10】故障診断を行うための別のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
6…排気通路 8…ターボヒータ装置 9…ターボヒータ 11…排気タービン 12…ブロワ 13…排気制御弁 14…バイパス通路 15…空気吸込通路 17…空気吐出通路 23…開度センサ 24…回転数センサ 43,44…圧力センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  排気タービンと空気昇温用ブロワから
    なるターボヒータを具備し、機関排気通路内に排気制御
    弁を配置し、排気制御弁上流の機関排気通路からバイパ
    ス通路を分岐して該バイパス通路を排気制御弁下流の機
    関排気通路に連結し、該バイパス通路内にターボヒータ
    の排気タービンを配置して該排気制御弁の開度を制御す
    ることによってターボヒータの回転数を制御するように
    したターボヒータ装置において、上記排気制御弁の開度
    を検出する開度検出装置と、上記ターボヒータの回転数
    を検出する回転数センサと、ターボヒータ装置の異常時
    に排気制御弁の開度とターボヒータの回転数とがとりう
    る開度回転数領域が予め設定されていてターボヒータの
    作動時に排気制御弁の開度とターボヒータの回転数とが
    該開度回転数領域内にあるときにターボヒータ装置が異
    常であると判断する判断装置を具備したターボヒータ装
    置の故障診断装置。
  2. 【請求項2】  排気タービンと空気昇温用ブロワから
    なるターボヒータを具備し、機関排気通路内に排気制御
    弁を配置し、排気制御弁上流の機関排気通路からバイパ
    ス通路を分岐して該バイパス通路を排気制御弁下流の機
    関排気通路に連結し、該バイパス通路内にターボヒータ
    の排気タービンを配置して該排気制御弁の開度を制御す
    ることによってターボヒータの回転数を制御するように
    したターボヒータ装置において、上記排気制御弁の開度
    を検出する開度検出装置と、排気タービン前後の圧力差
    を検出する圧力センサと、ターボヒータ装置の異常時に
    排気制御弁の開度と排気タービン前後の圧力差とがとり
    うる開度圧力差領域が予め設定されていてターボヒータ
    の作動時に排気制御弁の開度と排気タービン前後の圧力
    差とが該開度圧力差領域内にあるときにターボヒータ装
    置が異常であると判断する判断装置を具備したターボヒ
    ータ装置の故障診断装置。
JP3096892A 1991-04-26 1991-04-26 ターボヒータ装置の故障診断装置 Pending JPH04325312A (ja)

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