JPH04324403A - 光ファイバ芯線の被覆除去方法 - Google Patents

光ファイバ芯線の被覆除去方法

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JPH04324403A
JPH04324403A JP9454291A JP9454291A JPH04324403A JP H04324403 A JPH04324403 A JP H04324403A JP 9454291 A JP9454291 A JP 9454291A JP 9454291 A JP9454291 A JP 9454291A JP H04324403 A JPH04324403 A JP H04324403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
coating material
coating
fiber core
yag laser
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9454291A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Arima
忠夫 有馬
Koji Okamura
浩司 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ芯線の被覆
除去方法に関する。光ファイバ母材から所定に細く線引
きした光ファイバ(外径が 125μm )は、金属に
接触する等の外部からの損傷によって、著しく強度が減
少する。
【0002】したがって、この傷による強度劣化を防ぐ
ため、図3に図示したように線引き直後の光ファイバ2
の外周をシリコーンコート層3(外径が 200μm 
〜400 μm)で覆い、さらに、シリコーンコート層
3の外周を、二次被覆材( ナイロン樹脂)4で被覆し
て、外径が0.9mm の光ファイバ芯線1としている
【0003】一方、図4はファイバ融着型光カプラの側
面図である。ファイバ融着型光カプラは、一対の光ファ
イバ芯線1−1,1−2 の対応する部分の二次被覆材
及びシリコーンコート層を剥離し、それぞれの光ファイ
バ2−1,2−2 を裸出させた後に光ファイバ芯線1
−1,1−2 を並行に並ぶ裸出した光ファイバ2−1
,2−2 を融着して構成されている。
【0004】上述のようなファイバ融着型光カプラの製
造時には、光ファイバ芯線の中間部分の被覆を除去しな
ければならない。また、光コネクタの製造時には、光フ
ァイバの先端部分をフェルールの軸心孔に挿着するため
に、光ファイバ芯線の端末部の被覆を剥離しなければな
らない。
【0005】
【従来の技術】光ファイバ芯線の被覆を除去するには、
従来は図5に例示したように、光ファイバ芯線1の中間
部分をヒートガン6で加熱して、二次被覆材4を溶融す
るとともに、ヒートガンの熱風により溶融した二次被覆
材、及び光ファイバ2の外周を覆っているシリコーンコ
ート層3を吹き飛ばして、光ファイバ2を裸出させてい
る。
【0006】また、他の手段としては、カッターを用い
て、二次被覆材4及びシリコーンコート層3を削除して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者即
ちヒートガンを用いる手段は、二次被覆材の温度分布を
シャープに変化することが困難なため、被覆除去部の長
さが一定しないという問題点があった。また被覆を除去
した境界部分の二次被覆材が、図4に図示したように膨
らむことにより、ファイバ融着型光カプラの製造時に、
2本の光ファイバを整列させることが難しいという問題
点があった。
【0008】また後者即ちカッターを用いる手段は、光
ファイバに傷がつき、このことに起因して、被覆除去時
に光ファイバが折損したり、或いは被覆除去後の光ファ
イバの強度が低下するという問題点があった。
【0009】本発明はこのような点に鑑みて創作された
もので、被覆の除去部と残留部の境界がシャープであり
、また被覆除去長のばらつきが小さく、且つ光ファイバ
の強度が低下することのない光ファイバ芯線の被覆除去
方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、図1に図示したように、光ファイバ芯線
1の所定箇所に、YAGレーザ光15を照射して二次被
覆材4を溶融させるとともに、照射部にガス25を吹き
つけて、溶融被覆材4Aを吹き飛ばす構成とする。
【0011】また、前述のガスを、窒素ガス,アルゴン
ガス等の不活性ガスとする。或いはまた、図3に例示し
たように、所望の間隔を隔てて並行に配置した一対の基
台31上に、複数の光ファイバ芯線1を並行に架橋し、
押え板32を基台31の上部に取付けて、並列した光フ
ァイバ芯線1を固定し、その後、光ファイバ芯線1の一
対の基台31によって挟まれた部分に、YAGレーザ光
15を移動照射して二次被覆材4を溶融させるとともに
、照射部にガス25を吹きつけて、それぞれの光ファイ
バ芯線1の溶融被覆材を吹き飛ばす構成とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、YAGレーザ光の光束を十分
に小さく絞ることにより、二次被覆材の温度分布をシャ
ープに区画するすることができる。したがって、被覆の
除去部と残留部の境界がシャープとなる。
【0013】また、ファイバ及びシリコーンコート層は
YAGレーザ光を吸収しないので、光ファイバは二次被
覆材の溶融温度以上に加熱されない。したがって、光フ
ァイバが機械的に損傷しないことは勿論のこと熱的にも
損傷することがないので、光ファイバが折損する恐れが
ない。
【0014】なお、二次被覆材を除去すると、シリコー
ンコート層は指で擦ることによって簡単に除去できる。 したがって、本発明方法により二次被覆材を除去した後
に、ファイバ融着型光カプラの製造時、或いは光コネク
タ製造の直前まで、このシリコーンコート層を残してお
くことにより、光ファイバの表面が汚れたり或いは傷つ
くことが阻止される。
【0015】また、吹きつけるガスを不活性ガスとする
ことで、酸素の供給が絶たれる。したがって、シリコー
ンコート層及び光ファイバの燃焼の抑制が完全となり、
二次被覆材或いはシリコーンコート層が光ファイバに焼
きつく恐れが全くなくなる。
【0016】一方、基台と押え板とで複数の光ファイバ
芯線を整列し、光ファイバ芯線の架橋した部分のみを、
YAGレーザ光で加熱溶融し、溶融被覆材を吹き飛ばす
ことにより、多数の光ファイバ芯線の被覆除去長を一定
に揃えることが容易となる。
【0017】
【実施例】以下図を参照しながら、本発明を具体的に説
明する。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示
す。
【0018】図1の(A),(B),(C) は、本発
明方法の手順を示す図、図2は本発明方法の他の実施例
の斜視図である。図1において、1は、光ファイバ2の
外周をシリコーンコート層3(外径が 200μm 〜
400 μm)で覆い、さらに、シリコーンコート層3
の外周を、二次被覆材( ナイロン樹脂) 4で被覆し
た、外径が0.9mm の光ファイバ芯線である。
【0019】15は、出力が100 WのYAGレーザ
発生装置10に連結したレーザ出射光学系11の先端か
ら出射されるYAGレーザ光である。25は、約2気圧
のガスボンベに連結したノズル20の先端から噴出する
ガス、例えば窒素ガスである。
【0020】光ファイバ芯線1の被覆を除去するには、
まず図1の(A) に図示したように、被覆を除去しよ
うとする光ファイバ芯線1の所定箇所に、光束を約5m
mに絞ってYAGレーザ光15を照射し、二次被覆材4
を約 300℃に加熱して溶融させるとともに、ノズル
20からガス25を噴出させて溶融被覆材4Aを吹き飛
ばしながら、光ファイバ芯線1に沿って、レーザ出射光
学系11とノズル20を除去すべき長さ( 例えば20
mm) だけ移動して、二次被覆材4を除去する。
【0021】この際、光ファイバ2及びシリコーンコー
ト層3はYAGレーザ光を吸収しないので、二次被覆材
4の溶融温度以上に加熱されることがなくて、シリコー
ンコート層3は図1の(B) に図示したように、光フ
ァイバ2側に残る。
【0022】そしてその状態で保管し、例えばファイバ
融着型光カプラにする直前に、指で擦ってシリコーンコ
ート層3を除去し、図1の(C) に図示したように、
光ファイバ2を裸出させる。
【0023】図1は、ファイバ融着型光カプラを製造す
るために、光ファイバ芯線の中間部分の被覆除去方法を
図示したものである。したがって、光コネクタを製造す
るための被覆除去は、光ファイバ芯線の端末部の二次被
覆材を除去するようにすることは勿論のことである。
【0024】図3において30は、基台31と押え板3
2とからなる例えばステンレス鋼等からなる整列具であ
る。基台31は細長い直方体状で、その長手方向の上面
に基台31を横断するようにV溝33を等ピッチ(例え
ば5mmのピッチ)に配列して設けてある。
【0025】このような基台31を、2個所望の間隔を
隔てて並行に対向して配置し、それぞれの基台31の対
向するV溝33に、光ファイバ芯線1を挿入して複数の
光ファイバ芯線1を並行に架橋し、押え板32を基台3
1に取付け(例えば押え板の両端部をねじで基台に締め
つける)て、光ファイバ芯線1を固定する。
【0026】上述のように段取りを実施した後に、光フ
ァイバ芯線1の一対の整列具30によって挟まれた部分
に、YAGレーザ光15を照射するとともに照射部にガ
ス25を吹きつけ、順次移動して、それぞれの光ファイ
バ芯線1の二次被覆材4を吹き飛ばす。
【0027】上述のようにすることで、多数の光ファイ
バ芯線の被覆除去長を一定に揃えることが容易となる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、YAGレ
ーザ光を照射して光ファイバ芯線の二次被覆材を溶融さ
せるとともに、ガスを吹きつけて、溶融被覆材を吹き飛
ばすようにしたことにより、二次被覆材の膨れ等がなく
て被覆の除去部と残留部の境界がシャープとなる。した
がって、ファイバ融着型光カプラに適用して光ファイバ
の整列に支障がなく、また光コネクタに適用して、光フ
ァイバをフェルールの軸心孔に支障なく挿着できるとい
う効果を有する。
【0029】YAGレーザ光を使用することにより、光
ファイバが機械的に損傷しないことは勿論のこと、熱的
にも損傷することがないので光ファイバが折損する恐れ
がない。
【0030】また、二次被覆材は除去され、指で擦り落
とすことができるシリコーンコート層が光ファイバに残
存する方法であるので、ファイバ融着型光カプラの製造
時或いは光コネクタ製造時の直前まで、光ファイバの表
面にシリコーンコート層を残すことにより、光ファイバ
の表面が汚れたり或いは傷つくことないという効果があ
る。
【0031】一方、二次被覆材或いはシリコーンコート
層が光ファイバに焼きつく恐れがないので、光ファイバ
を完全に綺麗に裸出することができる。したがって、フ
ァイバ融着型光カプラに適用して、光ファイバの融着部
に異物が混在することがなくなり、その損失増加が抑制
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】  (A),(B),(C) は本発明方法の
手順を示す図
【図2】  本発明方法の他の実施例の斜
視図
【図3】  光ファイバ芯線の断面図
【図4】  ファイバ融着型光カプラの側面図
【図5】
  従来方法を示す図
【符号の説明】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光ファイバ芯線(1) の所定箇所に
    、YAGレーザ光(15)を照射して二次被覆材(4)
     を溶融させるとともに、該照射部にガス(25)を吹
    きつけて、溶融被覆材(4A)を吹き飛ばすことを特徴
    とする光ファイバ芯線の被覆除去方法。
  2. 【請求項2】  ガスが不活性ガスであることを特徴と
    する請求項1記載の光ファイバ芯線の被覆除去方法。
  3. 【請求項3】  所望の間隔を隔てて並行に配置した一
    対の基台(31)上に、複数の光ファイバ芯線(1) 
    を並行に架橋し、押え板(32)を該基台(31)の上
    部に取付けて、並列した該光ファイバ芯線(1) を固
    定し、次に、それぞれの該光ファイバ芯線(1) の一
    対の基台(31)によって挟まれた部分に、YAGレー
    ザ光(15)を移動照射し二次被覆材を溶融させるとと
    もに、該照射部にガス(25)を吹きつけて、それぞれ
    の該光ファイバ芯線(1) の溶融した被覆材を、吹き
    飛ばすことを特徴とする光ファイバ芯線の被覆除去方法
JP9454291A 1991-04-25 1991-04-25 光ファイバ芯線の被覆除去方法 Withdrawn JPH04324403A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000028359A1 (en) * 1998-11-09 2000-05-18 Honeywell Inc. Method of preparing optical fiber for fusion splicing
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Effective date: 19980711