JPH04322585A - 多重サブサンプルデコード回路 - Google Patents

多重サブサンプルデコード回路

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JPH04322585A
JPH04322585A JP3090802A JP9080291A JPH04322585A JP H04322585 A JPH04322585 A JP H04322585A JP 3090802 A JP3090802 A JP 3090802A JP 9080291 A JP9080291 A JP 9080291A JP H04322585 A JPH04322585 A JP H04322585A
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circuit
signal
sampling frequency
interpolation
input
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JP3090802A
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Kazuhiro Nakamura
和弘 中村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン信号を
多重サブサンプルして伝送帯域幅を圧縮した信号のデコ
ード回路の係わり、特にフレーム間及びフィールド間の
サブサンプリングが施された信号をデコードする際に、
既約な関係にある標本化周波数への変換を必要とする多
重サブサンプルデコード回路に関する。
【0002】
【従来の技術】高品位なテレビジョン信号を伝送ライン
上で実用的な周波数帯域に帯域圧縮する方式としてMU
SE(Multiple Sub−Nyquist S
ampling Encoding)方式がある。この
方式の詳細な説明は、特公昭64−3432号公報に示
されている。また、この改良として、例えば特開昭61
−264889号公報或いはNHK技術研究 Vol.
39,No2 「MUSE方式の開発」に示されている
。この方式は、高品位テレビジョン信号に、フィールド
間及びフレーム間のオフセットサブサンプリングを施し
、伝送帯域の圧縮を行っている。
【0003】図6はMUSE方式による高品位テレビジ
ョン信号をデコードする多重サブサンプルデコード回路
の構成を示している。入力端子1には伝送されたアナロ
グMUSE信号が導入される。アナログMUSE信号は
、アナログ/ディジタル(以下A/Dと記す)変換器2
に入力され、16.2MHzで標本化及びディジタル化
される。A/D変換器2の出力は、動き検出回路3、フ
レーム間内挿回路4及びフィールド内内挿回路6に入力
される。
【0004】フレーム間内挿回路4は、フレーム遅延メ
モリ5を用い、フレーム間オフセットサブサンプリング
された信号をフレーム間内挿して戻している。高品位テ
レビジョン信号のうち、静止画領域の信号は、MUSE
方式によるエンコード処理とは逆の処理が行われ、フレ
ーム間内挿されたデータレート32.4MHzの信号と
なる。フィールド内内挿回路6は、同一フィールド内の
情報を用いてフィールド内内挿処理を行う。これにより
データーレート32.4MHzの信号となる。
【0005】フレーム間内挿回路4及びフィールド内内
挿回路6の出力は、それぞれ周波数変換回路8,9に入
力され、特性を損なうことなくデーターレート48.6
MHzの信号に変換される。更に周波数変換回路8の出
力は、フィールド間内挿回路15に入力される。
【0006】フィールド間内挿回路15は、フィールド
遅延メモリ16を用い、フィールド間オフセットサブサ
ンプリングされた信号をもとに戻す為にフィールド間内
挿処理を行う。フィールド間内挿回路15及び周波数変
換回路9の出力は、それぞれ静画処理信号、動画処理信
号として線形混合回路18に入力される。
【0007】線形混合回路18は、各画素毎の動き量を
示す動き検出信号により、動きに応じて静画処理信号、
動画処理信号を混合し、広帯域な高品位テレビジョン信
号(データレート48.6MHz)の輝度信号Yを出力
する。動き検出信号は、動き検出回路3で得られるデー
ターレート32.4MHzの信号を、周波数変換回路7
で、データーレート48.6MHzの信号に変換した信
号である。
【0008】一方、色信号処理を行うために、動き検出
回路3、フレーム間内挿回路4及びフィールド内内挿回
路6の出力は、それぞれ色伸張回路10,11,12に
入力される。色信号は、TCI(Time Compr
essed Integration )方式により時
間軸方向に圧縮されて伝送されている。従って、色伸張
回路10,11,12は、各データを時間軸方向に伸張
し、輝度信号と等しい時間間隔を持つ信号に変換する。 色伸張回路11,12の出力は、それぞれ静止画処理を
行う色フィールド間内挿回路13及び動画処理を行う色
フィールド内内挿回路27に入力される。
【0009】色フィールド間内挿回路13は、色フィー
ルド遅延メモリ14を用い、フィールド間内挿処理を行
う。また、色フィールド内内挿回路27は、色フィール
ド内内挿処理を行う。色フィールド間内挿回路13及び
色フィールド内内挿回路27の出力は、それぞれ静画処
理信号、動画処理信号として色線形混合回路17に入力
される。
【0010】色線形混合回路17は、輝度信号と同様に
、色伸張回路10から出力される動き検出信号により、
動きに応じて静画処理信号、動画処理信号を混合する。 色線形混合回路17の出力は、線順次デコーダ19に入
力される。
【0011】線順次デコーダ19は、交互に送られる線
順次の色差信号に、垂直方向の補間等を施し、色差信号
(B−Y),(R−Y)を出力する。色差信号(B−Y
),(R−Y)及び輝度信号Yは、マトリクス回路20
に入力される。
【0012】マトリクス回路20は、Y信号、(B−Y
),(R−Y)信号を3原色R,G,B信号に変換する
。マトリクス回路20の出力は、それぞれ11:12時
間軸伸張回路21,22,23に入力される。
【0013】マトリクス回路20の各出力は、データー
レート48.6MHzの信号である。従って、11:1
2時間軸伸張回路21,22,23は、時間軸を12/
11倍に伸張し、データーレート48.6MHzの高品
位テレビジョン信号に変換する。11:12時間軸伸張
回路21,22,23の出力は、それぞれディジタル/
アナログ(以下D/Aと記す)変換器24,25,26
に入力されてアナログ信号に変換され、出力端子28,
29,30に導出される。
【0014】以上説明したように、MUSE方式による
高品位テレビジョン信号デコード回路は、伝送されたア
ナログMUSE信号をディジタル化し、フレーム間及び
フィールド間の内挿処理を行い高品位テレビジョン信号
を復元している。従って、32.4MHz或いは48.
6MHzを基準とする同期式ディジタル回路により構成
されていることになる。
【0015】さて、この高品位テレビジョン信号デコー
ド回路は、32.4MHzから48.6MHzへの周波
数変換を行っている。32.4MHzと48.6MHz
とは、2:3の周波数関係にある、この様な既約な関係
にある標本化周波数の変換方式としては、例えば特公昭
62−55325号公報に示した方式が有効である。図
7は図6に示した多重サブサンプルデコード回路で使用
される32.4MHzから48.6MHzへの標本化周
波数変換回路を示している。
【0016】図7(a)はその構成を示すものである。 入力端子101に導入されたデーターレート32.4M
Hzの信号は、シフトレジスタ102に入力される。シ
フトレジスタ102は、隣接する複数個の標本値を出力
する。シフトレジスタ102の出力は、それぞれ加重加
算回路103,104,105に入力される。
【0017】加重加算回路103,104,105は、
2つの標本化時刻の関係から求まる隣接サンプル間の加
重値の演算を行う。加重加算回路103,104,10
5の各応答波形は、それぞれスイッチ106の入力端に
入力される。シフトレジスタ102、加重加算回路10
3,104,105は、それぞれ32.4MHzのクロ
ックを基準として動作する。
【0018】スイッチ106は、32.4MHzの2サ
イクルで各入力端を1周し、加重加算回路103,10
4,105の出力を、それぞれレジスタ107に入力す
る。レジスタ107は、これらの信号を48.6MHz
のクロックレートで再標本化する。
【0019】図7(b)は、上記回路のタイミング図を
示している。図において、32.4MHz、48.6M
Hzの2つの基準クロック及びデータの関係は、32.
4MHzの2サイクルの時間に48.6MHzの3デー
タが出力されている。
【0020】ここで、加重加算回路103,104,1
05の出力が、スイッチ106を介してレジスタ107
に入力される経路をみると、2つの基準クロックの周波
数関係から、図中破線で示す様な位相がある。例えば、
加重加算回路103の出力データa1についてみると、
データa1がレジスタ107に入力される迄に、上記位
相は48.6MHzの半分の時間しか余裕がないことに
なる。
【0021】この様な高速動作に対応するために、32
.4MHzと48.6MHzとの最小公倍数である96
.4MHz程度で動作するディバイスが必要である。 この高速ディバイスは、現在実現されてはいるものの、
高価であるため経済性に問題がある。
【0022】また、高速動作を避ける方法として、例え
ば、データa1を出力する加重加算回路103の駆動ク
ロック位相を微調整して、このクリティカルなパスの時
間余裕を大きくする方法が考えられる。しかし、微調整
の度合いは、加重加算回路、スイッチ106及びレジス
タ107の個々のばらつきにより決定されるものであり
、集積回路化を考慮すると不向きである。
【0023】また、図6に示す多重サブサンプルデコー
ド回路において、輝度信号のフィールド間内挿回路15
及びフィールド遅延メモリ16は、48.6MHzを基
準とする2のべき乗分の1の時間間隔で動作する。一方
、色信号の色フィールド間内挿回路13及び色フィール
ド遅延メモリ14は、32.4MHzを基準とする2の
べき乗分の1の時間間隔で動作する。
【0024】上述のように、両信号の基準クロックが異
なり、クリティカルな位相が存在するので、フィールド
遅延メモリ16及び色フィールド遅延メモリ14は、別
々に構成されている。
【0025】故に、上記位相の問題が解決すれば、フィ
ールド遅延メモリ16と色フィールド遅延メモリ14と
を共有することができ、デコード回路の小型化を図るこ
とができる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
互いに既約な関係にある複数の周波数(例えばNとM)
で動作する同期回路を有した多重サブサンプルデコード
回路は、集積回路化を行い、装置の小型化、動作の安定
化及び低価格化を進めるうえで問題がある。これは、N
からMへの標本歌周波数変換の際、NとMとの最小公倍
数程度の高速動作のディバイスが必要となるからである
【0027】そこでこの発明は上記問題点を解決する為
になされたもので、基準周波数を同一にして、N/2i
(i=0,1,2,3,…)で動作する同期回路で構成
される多重サブサンプルデコードを提供することを目的
とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明は、フィールド
間及びフレーム間オフセットサブサンプルを施して伝送
帯域が圧縮された高品位テレビジョン信号に対し、第1
の標本化周波数でフレーム間内挿を行い、当該第1の標
本化周波数とは既約な関係にある第2の標本化周波数で
フィールド間内挿を行う多重サブサンプルデコード回路
において、複数の標本化周波数変換フィルタの出力を並
列化して前記第1の標本化周波数で標本化を行うことに
より前記第2の標本化周波数と等化な関係にある並列信
号を得、少なくとも次に続く前記フィールド間内挿を前
記第1の標本化周波数で行う手段を具備したものである
【0029】
【作用】上記手段によれば、周波数Nで動作する標本化
周波数変換用の複数の加重加算回路の出力は、同じく周
波数Nで動作する複数のレジスタにより標本化され、並
列信号となる。この並列信号により、以降のフィールド
間内挿、静止画信号と動画信号との線形混合等を行う。 具体的には、32.4MHzから48.6MHzへの標
本化周波数変換に際し、例えば3個の加重加算回路を用
い、各出力(a1,a2,a3,a4,a5,a6,…
)は,それぞれ32.4MHzで動作する2個のレジス
タにより標本化される。各レジスタは、それぞれ、例え
ばa1,a2,a4,a5,…、a2,0,a6,0…
を出力する。
【0030】この様に、標本化周波数変換に際し、信号
を並列化することにより、変換前後の動作周波数が同一
となる同期型デコード回路となる。これにより回路動作
の低速化、無調整化及び安定化が可能となる。また、信
号の単線化による動作周波数の相違から、従来、個別の
構成としていた輝度及び色信号用のフィールド遅延メモ
リを共有することができる。
【0031】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0032】図1及び図2はこの発明に係わる多重サブ
サンプルデコード回路の一実施例を示している。以下、
図6に示した回路とは異なる動き検出回路3、フレーム
間内挿回路4及びフィールド内内挿回路6以降について
説明する。図1は特に静止画処理に関する並列化回路2
10及びフィールド間内挿回路240を示している。
【0033】フレーム間内挿回路4の出力は、並列化回
路210を構成するシフトレジスタ211に入力される
。シフトレジスタ211は、従来と同様に、隣接する複
数個の標本値を、それぞれ加重加算回路212,213
,214の入力する。
【0034】加重加算回路212,213の出力は、そ
れぞれセレクタ215で選択され、クロック周波数32
.4MHzで動作するDタイプフロップフロップ(以下
D−FFと記す)217に導出される。加重加算回路2
14の出力は、セレクタ216の一方端に入力される。 セレクタ216の他方端には0が入力され、セレクタ2
16の出力は、クロック周波数32.4MHzで動作す
るD−FF218に入力される。
【0035】これにより、図6に示した標本化周波数変
換回路8の出力と等化であるデータレート32.4MH
zの並列信号が、並列化回路210の出力として得られ
る。これらの信号は、フィールド間内挿回路240を構
成するサブサンプル回路241に入力される。
【0036】サブサンプル回路241は、フィールド遅
延を必要とするデータ列のみを単線化して、YCセレク
タ242の一方端に入力する。YCセレクタ242の他
方端には、フレーム間内挿回路4の出力がシフトレジス
タ230を介して入力される。
【0037】シフトレジスタ230の段数は、並列化回
路210の遅延段数と等しい。従って、YCセレクタ2
42の入力端から見たTCI方式の輝度信号と色信号と
の時間関係は保たれている。
【0038】YCセレクタ242は、輝度信号及び色信
号の入力に合わせてセレクト制御を行う。YCセレクタ
242の出力は、1フィールド分の遅延量を有するフィ
ールド遅延メモリ243を介してライン平均回路244
に入力される。ライン平均回路244の出力は、セレク
タ245の一方端に入力され、セレクタ245の他方端
には、並列化回路210を構成するD−FF217の出
力が入力される。また、セレクタ246の一方端には、
D−FF218の出力が入力され、セレクタ246の他
方端には、ライン平均回路244の出力が入力される。
【0039】セレクタ245,246は、フィールド間
サブサンプル位相信号によりセレクト制御を行う。これ
により、フィールド遅延メモリ243及びライン平均回
路244を介した1フィールド遅延信号と並列化回路2
10の出力とがフィールド間内挿された信号が得られる
。セレクタ245,246のフィールド間内挿出力は、
それぞれクロック周波数32.4MHzで動作するD−
FF247,248を介し、静止画処理信号として図2
の線形混合回路260に入力される。以下、図3及び図
4を参照して周波数変換回路210からフィールド間内
挿回路240迄の動作を従来例と比較して説明する。先
ず、従来例を説明する。図3(a)は、図6に示したフ
ィールド間内挿回路15を示し、同図(a)はそのタイ
ミング図を示している。
【0040】データレート48.6MHzの標本周波数
変換回路8の出力は、サブサンプル回路400に供給さ
れる。サブサンプル回路400は、入力データ列x(x
1,x2,x3,…)のうち、例えば奇数添字で示され
たデータ列(x1,x3,x5,…)を出力する。この
データ列は、フィールド遅延メモリ16及びライン平均
回路403を直列に介してセレクタ404の一方端に入
力される。なお、説明を簡単にするためフィールド遅延
されたデータ列もx1,x3,x5,…として説明する
【0041】セレクタ404の他方端には、標本周波数
変換回路8からのデータ列y(y1,y2,y3,…)
が入力される。セレクタ404は、フィールド間サブサ
ンプル位相信号により、例えば入力データ列からx1,
y2,x3,y4,…を選択導出してフィールド間内挿
を行う。
【0042】次に、本発明の実施例を説明する。並列化
回路210の加重加算回路212,213の出力は、セ
レクタ215により32.4MHz1サイクル周期で選
択され、D−FF217に導出される。加重加算回路2
14の出力及び“0”データもまた、セレクタ216に
より32.4MHz1サイクル周期で選択され、D−F
F218に導出される。D−FF217,218の出力
は、フィールド間内挿回路240に入力される。
【0043】従来、フィールド間内挿回路15の入力デ
ータは、標本化周波数変換回路8で48.6MHzに変
換されたデータである。すなわち、32.4MHz2サ
イクル周期で入力されたデータを3サイクル周期で出力
してデータ列x(x1,x2,x3,…)を得、更に単
線化したデータである。
【0044】本発明のフィールド間内挿回路240の入
力データは、データ列x(x1,x2,x3,…)が入
力されることに変わりはない。しかし、このデータに“
0”データが加わり、データレート32.4MHzの並
列データとして入力される点で異なる。以下、図4に示
したタイミング図を参照して、フィールド間内挿回路2
40の動作について説明する。
【0045】フィールド間内挿回路240を構成するサ
ブサンプル回路241には、D−FF217からのデー
タ列(x1,x3,x4,x6,…)とD−FF218
からのデータ列(x2,0,x5,0,…)が入力され
る(図4(a))。そして、32.4MHz2サイクル
周期でこれらのデータ列を選択導出する。
【0046】具体的には、最初の2サイクルでD−FF
217からのデータx1,x3を選択し、次の2サイク
ルでD−FF218からのデータx5,0を選択する。 従って、サブサンプル回路241の出力データは、(x
1,x3,x5,0,x7,x9,x11,0,…)と
なる(図4(b))。
【0047】サブサンプル回路241の出力は、フィー
ルド遅延メモリ243及びライン平均回路244を介し
てフィールド間内挿用のセレクタ245,246に入力
される。なお、説明を簡単にするためフィールド遅延さ
れたデータ列とサブサンプル回路241の出力データと
を同一記号で示す。
【0048】セレクタ245は、1フィールド遅延デー
タ(図4(b))とD−FF217の出力データ(図4
(c))とを32.4MHz2サイクル周期で選択し、
データ列(x1,x3,y4,y6,…)を導出する(
図4(d))。またセレクタ246は、1フィールド遅
延データ(図4(b))とD−FF218の出力データ
(図4(c))とを32.4MHz2サイクル周期で選
択し、データ列(y2,0,x5,0,…)を導出する
(図4(d))。
【0049】セレクタ245が1フィールド遅延データ
を選択している時刻では、セレクタ246は並列化回路
210の出力データを選択している。セレクタ245,
246の出力は、D−FF247,248を介して線形
混合回路260に入力される(図4(e))。
【0050】図4(e)において、i,ii,i,i,
iiと見ていけば、x1,y2,x3,y4,x5…と
なり、従来のフィールド間内挿回路15の出力と等しい
ことが分かる。
【0051】図2に示した並列化回路200,220も
210と同一構成であり、各回路は、それぞれ動き検出
回路3及びフィールド内内挿回路6の出力を並列化して
、並列化回路210と同一形式で線形混合回路260に
入力する(図4(g),(f))。
【0052】線形混合回路260は、画素単位の動き量
を示した動き検出信号のデータ列v(図4(g))に基
づき、静画処理されたデータ(図4(e))と動画処理
されたデータ(図4(f))とを線形混合する。これに
より線形混合処理されたデータ列z(図4(h))が並
列出力される。
【0053】以上説明した構成によれば、並列化回路2
10からフィールド間内挿回路240を介して線形混合
回路260迄の処理を、信号線を並列化することにより
32.4MHzを基準とする同期回路によりすべて処理
することができる。従って、従来構成で見られる様な3
2.4MHzから48.6MHzへの基準クロックの変
更によるクリティカルな信号経路はなくなる。
【0054】図2に戻り、線形混合回路260の出力は
、それぞれ時間軸伸張回路340に入力される。線形混
合回路260の出力データのうち、データ(z1,z3
,z4,…)は、D−FF341,342を直列に介し
て11:12時間軸伸張回路346に入力される。更に
データ(z1,z3,z4,…)は、D−FF343を
介して11:12時間軸伸張回路347に入力される。 また、データ(z2,0,z5,…)は、D−FF34
4,345を直列に介して11:12時間軸伸張回路3
46に入力される。
【0055】11:12時間軸伸張回路346,347
,348の出力は、それぞれスイッチ352の入力端に
供給される。スイッチ352は入力信号を巡回して選択
し、D−FF353を介して輝度信号Yを出力端子39
0に導出する。以下、図5のタイミング図を参照して時
間軸伸張回路340の動作について説明する。
【0056】線形混合回路260の出力データ(図5(
a))のうち、z1,z4,z7,…は、32.4MH
zで動作するD−FF341を介して16.2MHzで
動作するD−FF342に入力される。また、z3,z
6,z9,…は、16.2MHzで動作するD−FF3
43に入力される。更に、z2,z5,z8,…は、3
2.4MHzで動作するD−FF344を介して16.
2MHzで動作するD−FF345に入力される。
【0057】D−FF342,345,343の出力は
、16、2MHzを基準とする3線の並列信号である(
図5(b))。これにより2線信号から3線信号へ変換
されことになる。
【0058】11:12時間軸伸張回路346,347
,348は、データレート16.2MHzの入力信号を
データレート14.85MHzの信号に変換して出力す
る(図5(c))。スイッチ352は、44.55MH
z周期で入力を切り換え、3周期で1巡して導出する(
図5(d))。D−FF353は、14、85MHzの
3倍の44.55MHzで動作し、入力データを1周期
分遅延させて出力する(図5(e))。
【0059】次に、図1に示したライン平均回路244
及び図3に示した従来例のライン平均回路403の機能
を説明する。フィールド間オフセットサブサンプルによ
り1フィールド遅延された信号と、標本間周波数変換回
路から直接フィールド内内挿用のセレクタへ入力される
現信号とは、48.6MHz単位で1サイクルオフセッ
トした関係にある。従って、563H(Hは水平期間)
遅延信号と562H遅延信号との平均化を行う。
【0060】フィールド遅延メモリ243及びシフトレ
ジスタ230の出力は、それぞれ色伸張回路270,2
80を介して色フィールド間内挿回路310に入力され
る。従来、色フィールド間内挿の為のフィールド遅延を
、色伸張の後に行っていたのに対し、本発明ではフィー
ルド遅延の後に色伸張を行っている。しかし、いずれに
しても特性に相違はない。
【0061】また、フィールド内内挿回路6の出力は、
色伸張回路290を介して色フィールド内内挿回路38
0に入力される。色フィールド間内挿回路310の静止
画出力及び色フィールド内内挿回路380の動画出力は
、それぞれ色線形混合回路320に入力される。
【0062】色線形混合回路320は、色伸張回路30
0を介した動き検出回路3の動き検出信号に基づき混合
し、線順次デコード回路330に入力する。線順次デコ
ード回路330の色差信号(R−Y),(B−Y)は、
それぞれ11:12時間軸伸張回路360,370を介
して出力端子400,410に導出される。
【0063】このように、信号線を並列化し、動作周波
数を同一にすることで、従来、周波数の違いから個別に
構成していた輝度信号用と色信号用とのフィールドメモ
リを共有化することができる。
【0064】出力端子390,400,410に導出さ
れた輝度信号、(R−Y)色差信号、(B−Y)色差信
号は、図示されていないが、それぞれマトリクス回路に
入力されてR.G.B信号に変換され、D/A変換回路
でアナログ信号に変換される。マトリクス回路は、従来
、48.6MHzの輝度信号及び16.2MHzの色差
信号のマトリクス演算を行っていたのに対し、本実施例
では44.55MHzの輝度信号及び19.85MHz
の色差信号のマトリクス演算を行うので、動作周波数が
異なる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係わる多
重サブサンプルデコード回路によれば、既約な関係にあ
る標本化周波数を変換する際、信号を並列化して動作周
波数を同一にすることにより、信号経路にクリティカル
なパスがなくなる。従って、回路動作の低速化、無調整
化及び安定化が可能となり集積化が容易となる。また、
動作周波数が同一となるので、輝度及び色信号用のフィ
ールドメモリを共有することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  この発明に係わる多重サブサンプルデコー
ド回路の一実施例を示す構成図。
【図2】  この発明に係わる多重サブサンプルデコー
ド回路の一実施例を示す構成図。
【図3】  図1に示した回路の動作を説明するための
図。
【図4】  図1に示した回路の動作を説明するための
タイミング図。
【図5】  図1に示した時間軸伸張回路の動作を説明
するためのタイミング図。
【図6】  従来の多重サブサンプルデコード回路を示
す構成図。
【図7】  図6に示した標本化周波数変換回路を説明
するための図。
【符号の説明】
1,101…入力端子、2…A/D変換回路、3…動き
検出回路、4…フレーム間内挿回路、5…フレーム遅延
メモリ、6…フィールド内内挿回路、7,8,9…標本
化周波数変換回路、10〜12,270,280,29
0,300…色伸張回路、13,310…色フィールド
間内挿回路、14…色フィールド遅延メモリ、15,2
40…フィールド間内挿回路、16,243…フィール
ド遅延メモリ、17,320…色線形混合回路、18,
260…線形混合回路、19,330…線順次デコード
回路、20…マトリクス回路、21〜23,340,3
46〜348,360,370…11:12時間軸伸張
回路、24〜26…D/A変換回路、27,380…色
フィールド内内挿回路、28〜30,108,390,
400,410…出力端子、102,107,211,
230…シフトレジスタ、103〜105,212〜2
14…加重加算回路、106,352…スイッチ、20
0,210,220…並列化回路、215,216,2
45,246,404…セレクタ、217,218,2
47,248,341〜345,353,405…D−
FF、241,400…サブサンプル回路、242…Y
Cセレクタ、244,403…ライン平均回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  フィールド間及びフレーム間オフセッ
    トサブサンプルを施して伝送帯域が圧縮された高品位テ
    レビジョン信号に対し、第1の標本化周波数でフレーム
    間内挿を行い、当該第1の標本化周波数とは既約な関係
    にある第2の標本化周波数でフィールド間内挿を行う多
    重サブサンプルデコード回路において、複数の標本化周
    波数変換フィルタの出力を並列化して前記第1の標本化
    周波数で標本化を行うことにより前記第2の標本化周波
    数と等化な関係にある並列信号を得、少なくとも次に続
    く前記フィールド間内挿を前記第1の標本化周波数で行
    う手段を有することを特徴とした多重サブサンプルデコ
    ード回路。
  2. 【請求項2】輝度信号及び色信号が時分割多重された前
    記高品位テレビジョン信号を復調する前記多重サブサン
    プルデコード回路において、前記並列信号を用いて前記
    輝度信号を復調する第1の手段と、前記第1の標本化周
    波数の信号を用いて前記色信号を復調する第2の手段と
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    多重サブサンプルデコード回路。
  3. 【請求項3】  前記並列信号から前記輝度信号を選択
    し、前記第1の標本化周波数の信号から前記色信号を選
    択する手段と、前記選択手段の出力をそれぞれ1フィー
    ルド遅延する手段と、前記遅延手段の輝度信号及び色信
    号出力をフィールド間内挿用の信号としてそれぞれ前記
    第1及び第2の手段に入力する手段とを有することを特
    徴とする特許請求の範囲第2項記載の多重サブサンプル
    デコード回路。
  4. 【請求項4】  前記第1及び第2の標本化周波数の比
    を2:3とすることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の多重サブサンプルデコード回路。
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