JPH04322427A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH04322427A JPH04322427A JP9192191A JP9192191A JPH04322427A JP H04322427 A JPH04322427 A JP H04322427A JP 9192191 A JP9192191 A JP 9192191A JP 9192191 A JP9192191 A JP 9192191A JP H04322427 A JPH04322427 A JP H04322427A
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Landscapes
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- Weting (AREA)
- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パタ−ン化された半導
体層を有する半導体装置の製造方法に関する。
体層を有する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体層に微細な段差パタ−ンを形成す
る手法としては、有機レジストを塗布し、紫外線により
リソグラフィを行いマスクパタ−ンを転写した後、エッ
チングを行う手法が一般的である。しかしながら、紫外
線でリソグラフィを行う場合にはパタ−ン幅に下限があ
り、サブミクロンオ−ダ−以下の微細構造に対応するの
は困難である。そこで電子線ビ−ム、集束イオンビ−ム
でリソグラフィを行うことによりパタ−ンサイズ的には
対応できるが、このプロセスではレジストにより半導体
層表面に汚染が生じるため、段差上に第二の半導体層を
成長させた際、その界面に悪影響を残す等の問題があっ
た。
る手法としては、有機レジストを塗布し、紫外線により
リソグラフィを行いマスクパタ−ンを転写した後、エッ
チングを行う手法が一般的である。しかしながら、紫外
線でリソグラフィを行う場合にはパタ−ン幅に下限があ
り、サブミクロンオ−ダ−以下の微細構造に対応するの
は困難である。そこで電子線ビ−ム、集束イオンビ−ム
でリソグラフィを行うことによりパタ−ンサイズ的には
対応できるが、このプロセスではレジストにより半導体
層表面に汚染が生じるため、段差上に第二の半導体層を
成長させた際、その界面に悪影響を残す等の問題があっ
た。
【0003】さらに、レジストを用いず、集束イオンビ
−ムにより選択的にアモルファス化された領域がエッチ
ングされることにより段差を形成することが提案されて
いる。(M.Komuro et.al.J.Vac
.Sci.Technol.,B1(4),985(1
983))。しかし、段差の形成される以外の領域にお
いても、ビ−ム照射による結晶ダメ−ジが大きいという
問題があった。
−ムにより選択的にアモルファス化された領域がエッチ
ングされることにより段差を形成することが提案されて
いる。(M.Komuro et.al.J.Vac
.Sci.Technol.,B1(4),985(1
983))。しかし、段差の形成される以外の領域にお
いても、ビ−ム照射による結晶ダメ−ジが大きいという
問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、半
導体装置を製造する際、半導体層表面に汚染が生じる、
微細構造化に対応できない、結晶ダメ−ジが大きいとい
った問題があった。
導体装置を製造する際、半導体層表面に汚染が生じる、
微細構造化に対応できない、結晶ダメ−ジが大きいとい
った問題があった。
【0005】本発明は、上記事情を考慮したもので、半
導体層表面に汚染を生じることなく微細構造の形成が可
能で、良好な結晶状態を持つ半導体装置の製造方法を提
供することを目的とする。 [発明の構成]
導体層表面に汚染を生じることなく微細構造の形成が可
能で、良好な結晶状態を持つ半導体装置の製造方法を提
供することを目的とする。 [発明の構成]
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、半導体層表面に、キャリア濃度、伝導型
のうち少なくとも一方が異なる領域を形成する第1の工
程と、前記領域若しくは前記領域以外の前記半導体層表
面をマスクとしてエッチングを行い、選択的に段差を形
成する第2の工程とを具備することを特徴とする半導体
装置の製造方法を提供するものである。
に、本発明は、半導体層表面に、キャリア濃度、伝導型
のうち少なくとも一方が異なる領域を形成する第1の工
程と、前記領域若しくは前記領域以外の前記半導体層表
面をマスクとしてエッチングを行い、選択的に段差を形
成する第2の工程とを具備することを特徴とする半導体
装置の製造方法を提供するものである。
【0007】ここで、第1の工程は、半導体層表面にキ
ャリアを供給するもの或いはキャリアを不活性化するも
のを注入する。このとき集束イオンビ−ムを用いるとサ
ブミクロンオ−ダ−の微細加工に対応できる。必要なら
ばこれを熱処理し、注入により乱れた結晶状態を改善し
たり、キャリアの供給源の活性化を図る。このとき、半
導体層中に、例えばGaAs層中のAsのように蒸発し
やすいものを含む場合、MBE装置内でAs分子線を照
射してAsの揮散を抑制しながら熱処理を行うのが好ま
しい。このようにして、高抵抗の半導体層にn型若しく
はp型のキャリアを供給するものを注入するか、n型半
導体層にn型のキャリアを供給するものを若しくはp型
の半導体層にp型のキャリアを供給するものを注入する
か、n型若しくはp型の半導体層にキャリアを不活性化
するものを注入することにより、注入された領域と非注
入領域のキャリア濃度を異ならせることができる。また
、n型半導体層にp型のキャリアを供給するものを、若
しくはp型半導体層にn型のキャリアを供給するものを
注入することにより、伝導型も異ならせることができる
。
ャリアを供給するもの或いはキャリアを不活性化するも
のを注入する。このとき集束イオンビ−ムを用いるとサ
ブミクロンオ−ダ−の微細加工に対応できる。必要なら
ばこれを熱処理し、注入により乱れた結晶状態を改善し
たり、キャリアの供給源の活性化を図る。このとき、半
導体層中に、例えばGaAs層中のAsのように蒸発し
やすいものを含む場合、MBE装置内でAs分子線を照
射してAsの揮散を抑制しながら熱処理を行うのが好ま
しい。このようにして、高抵抗の半導体層にn型若しく
はp型のキャリアを供給するものを注入するか、n型半
導体層にn型のキャリアを供給するものを若しくはp型
の半導体層にp型のキャリアを供給するものを注入する
か、n型若しくはp型の半導体層にキャリアを不活性化
するものを注入することにより、注入された領域と非注
入領域のキャリア濃度を異ならせることができる。また
、n型半導体層にp型のキャリアを供給するものを、若
しくはp型半導体層にn型のキャリアを供給するものを
注入することにより、伝導型も異ならせることができる
。
【0008】次に第2の工程は、第1の工程で形成した
キャリア濃度又は伝導型の異なる領域、若しくはこの領
域以外の半導体層表面をマスクとしてエッチングする。 このとき、マスクとはエッチングを阻害する若しくは促
進しないものをいい、すなわち、マスク部は非マスク部
よりエッチング速度が遅い。このようなマスクをした状
態でエッチングを行う際、半導体層表面に半導体層のバ
ンドギャップ以上のエネルギ−光を照射しながら正孔を
励起して行う電気化学反応によりエッチングを行うのが
有効である。こうしてエッチングを行い、マスクされて
いる部分が突出した形で段差を形成する。
キャリア濃度又は伝導型の異なる領域、若しくはこの領
域以外の半導体層表面をマスクとしてエッチングする。 このとき、マスクとはエッチングを阻害する若しくは促
進しないものをいい、すなわち、マスク部は非マスク部
よりエッチング速度が遅い。このようなマスクをした状
態でエッチングを行う際、半導体層表面に半導体層のバ
ンドギャップ以上のエネルギ−光を照射しながら正孔を
励起して行う電気化学反応によりエッチングを行うのが
有効である。こうしてエッチングを行い、マスクされて
いる部分が突出した形で段差を形成する。
【0009】
【作用】本発明によれば、半導体層自体の表面にキャリ
ア濃度若しくは伝導型の異なる領域を形成し、この部分
をマスクとしてエッチングを行うことにより、マスクの
有無によりエッチング速度が異なるので、マスクが形成
されず速くエッチングされる部分と、マスクが形成され
遅くエッチングされる部分とで段差が形成される。なお
、マスク部分はエッチング進行に伴い除去される。
ア濃度若しくは伝導型の異なる領域を形成し、この部分
をマスクとしてエッチングを行うことにより、マスクの
有無によりエッチング速度が異なるので、マスクが形成
されず速くエッチングされる部分と、マスクが形成され
遅くエッチングされる部分とで段差が形成される。なお
、マスク部分はエッチング進行に伴い除去される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示の実施例により説
明する。
明する。
【0011】図1は、本発明の第1実施例である基板に
段差を形成する方法を示すものである。図1(a)に示
すように半絶縁性のGaAs基板11に1013程度以
下のSiの集束イオンビームを照射し、図1(b)に示
すように部分的にイオンの注入された領域12を形成す
る。次に該基板をMBE装置内に導入して図1(c)に
示すようにGaAs表面からのAs蒸発を防ぐためにA
s分子線13を照射しながら600〜800℃程度で2
0〜30min熱処理する。この工程において、注入さ
れたSi原子はドナ−として活性化し、イオン注入領域
12は非注入領域よりキャリア濃度が高くなる。この基
板11をMBE装置から取り出した後,イオン注入領域
12以外の非注入領域をマスクとして、図1(d)に示
すようにハロゲンランプで基板を光照射しながら例えば
HF,H2 O2 ,H2 Oの混合液からなるエッチ
ャント中でエッチング処理を行う。この場合、半導体層
のバンドギャップ以上のエネルギ光が照射されることで
、高キャリア濃度部の反応が促進されるので、イオン注
入領域12のほうが非注入領域より速くエッチングされ
、エッチング速度差により、幅100nm以下、深さ1
00nmの凹状の段差が形成できる。このとき、n型基
板を用いると、n型基板上にも同様に凹状の段差を形成
することができる。また、照射されるイオン種はSiの
他にSn、Zn等でも有効である。また、半絶縁性若し
くはp型基板上にBe、Zn、Cd、Mg等p型となる
イオン種を注入することにより同様に段差を形成するこ
とができる。また、注入領域を逆にすることにより、マ
スクも逆転し、凸状の段差を形成することもできる。こ
のとき、キャリア濃度を3水準以上に設定することによ
り、3段以上の段差を形成することもできる。
段差を形成する方法を示すものである。図1(a)に示
すように半絶縁性のGaAs基板11に1013程度以
下のSiの集束イオンビームを照射し、図1(b)に示
すように部分的にイオンの注入された領域12を形成す
る。次に該基板をMBE装置内に導入して図1(c)に
示すようにGaAs表面からのAs蒸発を防ぐためにA
s分子線13を照射しながら600〜800℃程度で2
0〜30min熱処理する。この工程において、注入さ
れたSi原子はドナ−として活性化し、イオン注入領域
12は非注入領域よりキャリア濃度が高くなる。この基
板11をMBE装置から取り出した後,イオン注入領域
12以外の非注入領域をマスクとして、図1(d)に示
すようにハロゲンランプで基板を光照射しながら例えば
HF,H2 O2 ,H2 Oの混合液からなるエッチ
ャント中でエッチング処理を行う。この場合、半導体層
のバンドギャップ以上のエネルギ光が照射されることで
、高キャリア濃度部の反応が促進されるので、イオン注
入領域12のほうが非注入領域より速くエッチングされ
、エッチング速度差により、幅100nm以下、深さ1
00nmの凹状の段差が形成できる。このとき、n型基
板を用いると、n型基板上にも同様に凹状の段差を形成
することができる。また、照射されるイオン種はSiの
他にSn、Zn等でも有効である。また、半絶縁性若し
くはp型基板上にBe、Zn、Cd、Mg等p型となる
イオン種を注入することにより同様に段差を形成するこ
とができる。また、注入領域を逆にすることにより、マ
スクも逆転し、凸状の段差を形成することもできる。こ
のとき、キャリア濃度を3水準以上に設定することによ
り、3段以上の段差を形成することもできる。
【0012】また、エッチング速度は、キャリア濃度だ
けでなく、伝導型によっても制御することができる。図
2は、本発明の第2の実施例である基板の伝導型を部分
的に変えて、段差を形成する方法を示すものである。図
2(a)に示すn型GaAs基板21に1014cm−
2程度以下のBeの集束イオンビ−ムを照射し、図2(
b)に示すように部分的にイオンの注入された領域22
を形成する。これを第1の実施例と同様にして、図2(
c)に示すようにAs分子線23を照射しながら熱処理
し、イオン注入領域22をp型とする。これを同様に図
2(d)に示すようにイオン注入領域22以外の非注入
領域をマスクとしてエッチング処理することにより、凹
状の段差が形成できる。このとき、p型となるBe、Z
n、Cd、Mg等のイオン種を注入しても同様に段差を
形成することができる。また、p型基板にn型のイオン
種ををド−プしても可能である。さらにこのときも、第
1の実施例と同様な応用ができる。
けでなく、伝導型によっても制御することができる。図
2は、本発明の第2の実施例である基板の伝導型を部分
的に変えて、段差を形成する方法を示すものである。図
2(a)に示すn型GaAs基板21に1014cm−
2程度以下のBeの集束イオンビ−ムを照射し、図2(
b)に示すように部分的にイオンの注入された領域22
を形成する。これを第1の実施例と同様にして、図2(
c)に示すようにAs分子線23を照射しながら熱処理
し、イオン注入領域22をp型とする。これを同様に図
2(d)に示すようにイオン注入領域22以外の非注入
領域をマスクとしてエッチング処理することにより、凹
状の段差が形成できる。このとき、p型となるBe、Z
n、Cd、Mg等のイオン種を注入しても同様に段差を
形成することができる。また、p型基板にn型のイオン
種ををド−プしても可能である。さらにこのときも、第
1の実施例と同様な応用ができる。
【0013】さらに、エッチング速度は、キャリアの活
性化率を抑えてキャリア濃度低くすることによっても制
御することができる。図3は、本発明の第3の実施例で
ある部分的に基板表面の活性化率を抑えキャリア濃度を
低くすることにより、段差を形成する方法を示すもので
ある。図3に示すp型GaAs基板31上に酸素のイオ
ンビ−ムを照射し、図3(b)に示すように部分的にイ
オンの注入された領域32を形成し、イオン注入領域3
2のキャリアの活性を抑えて高抵抗化する。これを第1
の実施例と同様に図3(c)に示すようにイオン注入領
域32をマスクとしてエッチング処理することにより、
凸状の段差が形成できる。このとき、H、B、Gaとい
ったイオン種を注入しても同様に段差を形成することが
できる。また、n型基板にド−プしても可能である。さ
らにこのときも、第1の実施例と同様な応用ができる。
性化率を抑えてキャリア濃度低くすることによっても制
御することができる。図3は、本発明の第3の実施例で
ある部分的に基板表面の活性化率を抑えキャリア濃度を
低くすることにより、段差を形成する方法を示すもので
ある。図3に示すp型GaAs基板31上に酸素のイオ
ンビ−ムを照射し、図3(b)に示すように部分的にイ
オンの注入された領域32を形成し、イオン注入領域3
2のキャリアの活性を抑えて高抵抗化する。これを第1
の実施例と同様に図3(c)に示すようにイオン注入領
域32をマスクとしてエッチング処理することにより、
凸状の段差が形成できる。このとき、H、B、Gaとい
ったイオン種を注入しても同様に段差を形成することが
できる。また、n型基板にド−プしても可能である。さ
らにこのときも、第1の実施例と同様な応用ができる。
【0014】第1乃至第3の実施例において、得られる
段差の幅は、3nm程度まで微細化でき、また、段差の
深さ若しくは高さは、エッチング速度の差によるので、
キャリア濃度差、伝導型、エッチング条件を任意に設定
することで、例えば100〜150nmといった任意の
深さ若しくは高さが得られる。また、段差は基板上に限
定されるものではなく、基板上に成長した半導体層にも
同様に形成することができる。
段差の幅は、3nm程度まで微細化でき、また、段差の
深さ若しくは高さは、エッチング速度の差によるので、
キャリア濃度差、伝導型、エッチング条件を任意に設定
することで、例えば100〜150nmといった任意の
深さ若しくは高さが得られる。また、段差は基板上に限
定されるものではなく、基板上に成長した半導体層にも
同様に形成することができる。
【0015】図4は、本発明の第4実施例であるGaA
sとAlGaAsのヘテロ積層構造を有する半導体装置
の製造方法の概略を示したものである。第1実施例と同
様にして、図4(a)〜(c)に示すように、GaAs
基板41上のAlGaAs層42上に形成されたGaA
s層43に段差を形成する。段差の底部分がAlGaA
s層42に達すると、このエッチャント中ではGaAs
よりAlGaAsのほうがエッチング速度が速いので、
図4(d)に示すように、AlGaAs層42のみに開
口を形成できる。このエッチャントの代わりにAlGa
Asのみをエッチングする選択エッチャントを使用する
とGaAs層43をこれ以上削らないでAlGaAs層
42のみを加工できる。その後GaAs層44を有機金
属気相成長法で成長することで、図4(e)に示すよう
にAlGaAs層中に幅100nmのGaAsの微細構
造を埋め込み形成することができる。また、GaAsと
AlGaAsの順番を逆にして適当なエッチャントを選
ぶことでGaAs層中にAlGaAsの微細構造を埋め
込み形成することもできる。
sとAlGaAsのヘテロ積層構造を有する半導体装置
の製造方法の概略を示したものである。第1実施例と同
様にして、図4(a)〜(c)に示すように、GaAs
基板41上のAlGaAs層42上に形成されたGaA
s層43に段差を形成する。段差の底部分がAlGaA
s層42に達すると、このエッチャント中ではGaAs
よりAlGaAsのほうがエッチング速度が速いので、
図4(d)に示すように、AlGaAs層42のみに開
口を形成できる。このエッチャントの代わりにAlGa
Asのみをエッチングする選択エッチャントを使用する
とGaAs層43をこれ以上削らないでAlGaAs層
42のみを加工できる。その後GaAs層44を有機金
属気相成長法で成長することで、図4(e)に示すよう
にAlGaAs層中に幅100nmのGaAsの微細構
造を埋め込み形成することができる。また、GaAsと
AlGaAsの順番を逆にして適当なエッチャントを選
ぶことでGaAs層中にAlGaAsの微細構造を埋め
込み形成することもできる。
【0016】本発明では、利用するマスクの有無による
エッチング速度差が、極端に変わらないので、数10n
m程度の加工が要求される量子効果デバイスに適用する
ことが有効である。
エッチング速度差が、極端に変わらないので、数10n
m程度の加工が要求される量子効果デバイスに適用する
ことが有効である。
【0017】図5は、本発明の第5の実施例である微細
構造を示したものである。図5においてGaAs基板5
1上に成長したGaAs層52上の微細穴55がAlG
aAs層53を貫いてGaAs層52と表面側のGaA
s層54を結んでおり、ドット径100nmの疑似量子
箱を第4の実施例と同様にして形成することができる。
構造を示したものである。図5においてGaAs基板5
1上に成長したGaAs層52上の微細穴55がAlG
aAs層53を貫いてGaAs層52と表面側のGaA
s層54を結んでおり、ドット径100nmの疑似量子
箱を第4の実施例と同様にして形成することができる。
【0018】図6は、本発明の第6の実施例である微細
構造を示したものである。図6においてGaAs基板6
1上に成長したGaAs層62上のAlGaAs層63
を貫いて、微細線66がGaAs基板61側のGaAs
層62と表面側のGaAs層64を結んでいる。これは
、第4の実施例と同様に形成されるが、GaAs層64
上にAlGaAs層65の細線が形成されている点が異
なる。これは、以下のように形成される。すなわち、G
aAs基板61、GaAs層62,AlGaAs層63
、GaAs層64、AlGaAs層65が順次形成され
、AlGaAs層65上に細線状に集束イオンビ−ムを
照射して、第4実施例と同様にしてGaAs層62の表
面まで開口部を形成する。その上にGaAs層を成長し
、その後、AlGaAs層65表面までエッチングする
。このようにして、細線幅100nmの疑似量子細線を
形成することができる。
構造を示したものである。図6においてGaAs基板6
1上に成長したGaAs層62上のAlGaAs層63
を貫いて、微細線66がGaAs基板61側のGaAs
層62と表面側のGaAs層64を結んでいる。これは
、第4の実施例と同様に形成されるが、GaAs層64
上にAlGaAs層65の細線が形成されている点が異
なる。これは、以下のように形成される。すなわち、G
aAs基板61、GaAs層62,AlGaAs層63
、GaAs層64、AlGaAs層65が順次形成され
、AlGaAs層65上に細線状に集束イオンビ−ムを
照射して、第4実施例と同様にしてGaAs層62の表
面まで開口部を形成する。その上にGaAs層を成長し
、その後、AlGaAs層65表面までエッチングする
。このようにして、細線幅100nmの疑似量子細線を
形成することができる。
【0019】なお,本実施例ではAlGaAs/GaA
sを例にとり説明したが,この他のIII−V 族化合
物半導体,Si,SiGeなどの半導体を含む構造につ
いても適用することができる。また、エッチング工程を
ウエットとしたが、ドライ化することにより、真空一貫
プロセスを達成することもできる。その他、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することができ
る。
sを例にとり説明したが,この他のIII−V 族化合
物半導体,Si,SiGeなどの半導体を含む構造につ
いても適用することができる。また、エッチング工程を
ウエットとしたが、ドライ化することにより、真空一貫
プロセスを達成することもできる。その他、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、ダ
メ−ジを伴わず、レジストによる界面汚染のない微細構
造の形成が可能な半導体装置の製造方法を提供すること
ができる。
メ−ジを伴わず、レジストによる界面汚染のない微細構
造の形成が可能な半導体装置の製造方法を提供すること
ができる。
【図1】 本発明の第1実施例を示す断面図。
【図2】 本発明の第2実施例を示す断面図。
【図3】 本発明の第3実施例を示す断面図。
【図4】 本発明の第4実施例を示す断面図。
【図5】 本発明の第5実施例を示す斜視図。
【図6】 本発明の第6実施例を示す斜視図。
11,21,31,41,51,61...GaAs基
板 12,22,32...イオン注入領域13,23..
.As分子線 42,53,63,65...AlGaAs層43,4
4,52,54,62,64...GaAs層55..
.微細穴 66...微細線
板 12,22,32...イオン注入領域13,23..
.As分子線 42,53,63,65...AlGaAs層43,4
4,52,54,62,64...GaAs層55..
.微細穴 66...微細線
Claims (1)
- 【請求項1】半導体層表面に、キャリア濃度、伝導型の
うち少なくとも一方が異なる領域を形成する第1の工程
と、前記領域若しくは前記領域以外の前記半導体層表面
をマスクとしてエッチングを行い、選択的に段差を形成
する第2の工程とを具備したことを特徴とする半導体装
置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9192191A JPH04322427A (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9192191A JPH04322427A (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04322427A true JPH04322427A (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=14040051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9192191A Pending JPH04322427A (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04322427A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005033202A (ja) * | 2003-07-05 | 2005-02-03 | Samsung Electronics Co Ltd | イオン注入によりシリコンゲルマニウム層を選択的にパターニングする方法 |
JP2007517406A (ja) * | 2003-12-30 | 2007-06-28 | インテル コーポレイション | 膜のエッチング選択比の変更方法 |
-
1991
- 1991-04-23 JP JP9192191A patent/JPH04322427A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005033202A (ja) * | 2003-07-05 | 2005-02-03 | Samsung Electronics Co Ltd | イオン注入によりシリコンゲルマニウム層を選択的にパターニングする方法 |
JP2007517406A (ja) * | 2003-12-30 | 2007-06-28 | インテル コーポレイション | 膜のエッチング選択比の変更方法 |
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