JPH0432230Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0432230Y2
JPH0432230Y2 JP13016885U JP13016885U JPH0432230Y2 JP H0432230 Y2 JPH0432230 Y2 JP H0432230Y2 JP 13016885 U JP13016885 U JP 13016885U JP 13016885 U JP13016885 U JP 13016885U JP H0432230 Y2 JPH0432230 Y2 JP H0432230Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
bearing
spindle
spring
cams
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13016885U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6239986U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13016885U priority Critical patent/JPH0432230Y2/ja
Publication of JPS6239986U publication Critical patent/JPS6239986U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0432230Y2 publication Critical patent/JPH0432230Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Percussive Tools And Related Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案はツールに軸方向振動を与える衝撃工
具、たとえばドリルビツトを振動させてコンクリ
ートやモルタルに穴を明ける振動ドリルのような
衝撃工具に関するものである。
[背景技術] この衝撃工具において、相対回転速度の異なる
一対のカムの対向接触面における滑り噛み合いを
用いて軸方向振動を発生させるものでは、カムを
付勢することによつて両カムが噛み合うようにし
ておくためのばねが必要となつているが、両カム
を本体に組み込むあたつて、ばねを圧縮した状態
に保持しておかなくてはならないために、組立性
が悪いという問題点を有している。
[考案の目的] 本考案はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところはカムを付勢するばね
を有するものにおいて、組立性に優れている衝撃
工具を提供するにある。
[考案の開示] しかして本考案は、軸方向移動が自在とされた
スピンドルと、回転速度の異なる一対のカムから
なる滑り噛み合い機構で構成された軸方向振動の
発生手段とを備えて、この発生手段によつてスピ
ンドルに軸方向振動を行なわせる衝撃工具におい
て、軸受と固定側のカムとの間にばねを介在させ
るとともに、上記軸受けとカムとの間をカムの所
定範囲内の軸方向移動を自在とし且つカムの回転
を規制する連結具で連結していることを要旨と
し、軸受と固定側のカムとばねとを1つのブロツ
クとした状態で本体に組み込めるようにしたもの
である。
以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述する
と、ハウジング1はその前端にビツト9が装着さ
れるチヤツク8を有するもので、後端下部からは
グリツプ16が延設されており、このグリツプ1
6の下端には電池パツク17が装着されている。
11はスイツチハンドル、12は回転方向切換ハ
ンドルである。またハウジング1下面におけるス
イツチハンドル11の前方には、上記チヤツク8
に対するビツト9の着脱に使用するチヤツクハン
ドル13のための保持部が設けられている。この
保持部は、第4図にも示すように、ハウジング1
と一体に形成されているもので、前後一対の板ば
ね片14,14と、これら板ばね片14,14の
前方及び後方に小間隙をおいて位置する凸部1
5,15とで構成され、板ばね片14,14間に
チヤツクハンドル13の軸部を係合させることに
よつて、チヤツクハンドル13の保持を行なう。
尚、一対の凸部15,15は、板ばね片14,1
4の折れやへたりを防止するためのものである。
スイツチハンドル11の前方にチヤツクハンドル
13が保持されるために、チヤツクハンドル13
の着脱が容易となつているものである。
ハウジング1の後部内にその軸方向が前後方向
とされた状態で収納されているモータ2は、その
出力軸20にピニオン21が取り付けられてい
る。このピニオン21は、減速機構である2段遊
星機構4における初段遊星部の太陽ギアとして機
能するものであつて、この周囲には複数個の遊星
ギア43が配設されており、そしてギアケース6
と一体に形成された内歯車42とピニオン21と
に噛み合つている遊星ギア43を支持する遊星キ
ヤリア44には、2段目の遊星部の太陽ギア46
が一体に設けられている。この太陽ギア46に噛
み合うとともに前記内歯車42に噛み合う複数個
の遊星ギア47を支持する遊星キヤリア48は、
その内周面にスプライン溝を有して、前端にチヤ
ツク8が設けられているスピンドル5の後端部と
スプライン結合している。
そして、軸受67によつて回転自在に且つ軸方
向に移動自在に支持されたスピンドル5に軸方向
振動を与えるための振動発生手段であるが、これ
はスピンドル5に圧入固定されたカム62と、ス
ピンドル5に遊嵌されてスピンドル5に対する回
転及び軸方向移動が自在とされているカム61と
から形成されている。これらのカム61,62
は、その対向面に滑り噛み合いを発生させる傾斜
面を有する爪が形成されているものである。そし
てカム61はその背面と遊星キヤリア48を介し
てスピンドル5後端部を支持する軸受60との間
に設置されたばね63によつて、カム62との噛
み合い方向に付勢されている。
ここにおいて、軸受60とカム61とは、第2
図及び第3図に示すように、連結具70によつて
連結されている。この連結具70は、コ字状に形
成されたもので、その中央片に軸受60が圧入さ
れており、そしてカム61の外周面に突設された
突部64の前面に係止する係止突起71が両側片
の先端に形成されているもので、軸受60に対し
てカム61を前後軸方向に移動自在としていると
ともに、前方への移動は係止突起71に突部64
が係止するまでとしているものである。つまり
は、これら軸受60とカム61、カム61を付勢
するばね63、そしてばね63と軸受60との間
に介装されるプレート66が連結具70によつて
1つのブロツクとしてまとめられており、ギアケ
ース6内への組み込みに際しては、すでにブロツ
クとしてまとめられて、ばね63が圧縮された状
態となつているために、組立性に優れたものとな
つているわけである。また、カム61の突部64
前方における外周面は、平面となるようにカツト
されており、連結具70との係合でカム61は回
転することがないようにされている。
しかしてこの衝撃工具においては、モータ2出
力は、遊星機構4によつて減速されてスピンドル
5、そしてビツト9を回転させる。またビツト9
を被穿孔面に押し当てることの反力によつて、対
のカム61,62が互いに接触するようにする
と、カム62はスピンドル5とともに回転するの
に対し、カム61は回転しないようにされている
ために、カム62がその回転によつてカム61の
傾斜面を乗り越えるためにカム61を後退させる
と、この直後にカム61がばね63による付勢で
カム62に打撃を与える。この結果、ビツト9に
は軸方向振動が伝達されるものである。
尚、ハウジング1の先端部に回転自在に設けら
れている切換ハンドル80は、その回転によつて
ビツト9を被穿孔面に押し当てた時のスピンドル
5の後退を阻止して、両カム61,62の係合を
妨げ、ビツト9に回転のみが伝達されるようにす
るためのものである。
[考案の効果] 以上のように本考案においては、軸受と固定側
のカムとの間にばねを介在させるとともに、上記
軸受けとカムとの間をカムの所定範囲内の軸方向
移動を自在とし且つカムの回転を規制する連結具
で連結していることから、軸受と固定側のカムと
ばねとを1つのブロツクとした状態で本体に組み
込めるものであり、このためにばねの存在にもか
かわらず、組立性に優れているものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の縦断面図、第2図は
同上の分解斜視図、第3図は同上の断面図、第4
図は同上の斜視図であつて、1はハウジング、2
はモータ、5はスピンドル、9はビツト、61,
62はカム、63はばね、70は連結具を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸方向移動が自在とされたスピンドルと、回転
    速度の異なる一対のカムからなり滑り噛み合い機
    構で構成された軸方向振動の発生手段とを備え
    て、この発生手段によつてスピンドルに軸方向振
    動を行なわせる衝撃工具において、軸受と固定側
    のカムとの間にばねを介在させるとともに、上記
    軸受けとカムとの間をカムの所定範囲内の軸方向
    移動を自在とし且つカムの回転を規制する連結具
    で連結して成る衝撃工具。
JP13016885U 1985-08-27 1985-08-27 Expired JPH0432230Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13016885U JPH0432230Y2 (ja) 1985-08-27 1985-08-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13016885U JPH0432230Y2 (ja) 1985-08-27 1985-08-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6239986U JPS6239986U (ja) 1987-03-10
JPH0432230Y2 true JPH0432230Y2 (ja) 1992-08-03

Family

ID=31027409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13016885U Expired JPH0432230Y2 (ja) 1985-08-27 1985-08-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0432230Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6239986U (ja) 1987-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4405900B2 (ja) インパクトドライバ
JP2558753Y2 (ja) 回転電動工具の動力伝達機構
JP4227028B2 (ja) ドライバドリル
JPH07238996A (ja) 歯車装置
JPH0639746A (ja) プラスチック製ギア系統を有する電動工具
JP2003535710A (ja) 手持ち工作機械
JP2012218087A (ja) 震動ドライバドリル
JP2012218088A (ja) 電動工具
JP4391921B2 (ja) 震動ドリル
JP2001205572A (ja) オイルパルス回転工具
JP3655481B2 (ja) 震動ドライバドリル
JP2001088052A (ja) インパクト機構付回転工具
JPH0432230Y2 (ja)
JPH0731281U (ja) 電動オイルパルス回転工具の緩衝機構
JP3656887B2 (ja) 震動ドライバドリル
JP2002254340A (ja) 電動工具
JP5888505B2 (ja) 締め付け工具
JP2828657B2 (ja) ハンマードリル
JP2014161947A (ja) 動力工具
JPS62173180A (ja) 振動ドリル
JPS6248470A (ja) 衝撃工具
JP3678962B2 (ja) 回転打撃工具
JP4085747B2 (ja) 振動ドリルドライバ
JP2594244Y2 (ja) 電動工具の内歯歯車の回り止め構造
JPS63200975A (ja) 電動工具の締め付けトルク調整機構