JPH04321724A - ガスタービン - Google Patents

ガスタービン

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JPH04321724A
JPH04321724A JP11918491A JP11918491A JPH04321724A JP H04321724 A JPH04321724 A JP H04321724A JP 11918491 A JP11918491 A JP 11918491A JP 11918491 A JP11918491 A JP 11918491A JP H04321724 A JPH04321724 A JP H04321724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
gas turbine
impellers
radial compressor
stepped portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP11918491A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Miyashita
和也 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP11918491A priority Critical patent/JPH04321724A/ja
Publication of JPH04321724A publication Critical patent/JPH04321724A/ja
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型ガスタービンの
改良に関し、連結構造を簡単にするようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】原動機として用いられる小型のガスター
ビンなどに使用されるコンプレッサの一つにラジアルコ
ンプレッサがあり、必要に応じて複数段のインペラで構
成され、例えば図3に示す小型ガスタービン1では、2
段のインペラ2,3を備えたラジアルコンプレッサ4と
、2段のディスク5,6を備えたタービン7とで構成さ
れている。
【0003】このガスタービン1では、運転にともなう
スラスト力を軽減するため、ラジアルコンプレッサ3と
タービン7との間にバランスピストン8が介装されてお
り、バランスピストン8の背面空間とタービンノズル出
口11とを連通して低圧としコンプレッサ側へのスラス
ト力を軽減している。
【0004】このような小型ガスタービン1では、各ケ
ーシングを環状として組み立てる構造とするとともに、
各インペラや各ディスクも分割組立構造として出力軸9
に2つのコンプレッサのインペラ2,3と、バランスピ
ストン8と、2つのタービンのディスク5,6とを装着
し、この出力軸9自体をテンションボルトとして引張力
を与えた状態で締め付けて組み立てるようにしている。 また、出力軸9上に組み立てられるコンプレッサのイン
ペラ2,3間、インペラ3とバランスピストン8との間
、バランスピストン8とタービンのディスク5との間、
ディスク5,6間の合計4か所には、カービック継手1
0が設けられ、互いの歯を噛み合わせることで確実なト
ルク伝達がなされるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなバランスピ
ストン8を設けてスラスト力を軽減しようとすると、バ
ランスピストン8の両端部にトルク伝達のためのカービ
ック継手10が必要となり、構造が複雑となるという問
題がある。さらに、1本の出力軸9にコンプレッサのイ
ンペラ2,3とバランスピストン8とディスク5,6を
装着して締付ける構造となっているため、予め加えるテ
ンションを大きくしなければならず、しかも4つのカー
ビック継手10の分離力を考慮すると一層大きな引張力
を与えなければならない。
【0006】また、4か所のカービック継手10を設け
るため構造が複雑となるとともに、高精度の加工が要求
され、高価になるという問題もある。さらに、ラジアル
コンプレッサ4では、インペラ3の背面の応力(図中、
両斜線で示してある)が大きく、設計上この応力を軽減
するようにしなければならないが、1本の出力軸9に大
きなテンションを加えて締付けるようにしているため、
出力軸9自体が太くなり、これに対応してコンプレッサ
のインペラ2,3などの取付孔を大きくせざるを得ず、
インペラ2,3に発生する応力も大きくなってしまう。
【0007】この発明は、かかる従来技術の課題に鑑み
てなされたもので、簡単な構造でスラスト力の軽減と応
力を低減することができるガスタービンを提供しようと
するものである。また、この発明は、簡単な構造で組立
が容易にでき、応力を低減することができるガスタービ
ンを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この発明のラジアルコンプレッサを有するガスタービン
は、ラジアルコンプレッサの最終段のインペラの背面に
環状の段差部を突き出して設け、この段差部の外周面と
対向してシールするシール部材をケーシングに取付ける
と共に、段差部の側面と低圧部とを連通したことを特徴
とするものである。また、この発明のガスタービンは、
複数段のラジアルコンプレッサのインペラ同志を嵌合し
て連結位置決め可能にするとともに、隣接するインペラ
同志をテンションボルトで締付けたことを特徴とするも
のである。
【0009】
【作用】このガスタービンによれば、バランスピストン
に代えて最終段のインペラの背面に一体に環状の段差部
を突き出して形成し、この段差部の外周をシール部材で
シールするようにしていて、構造を簡単にし、しかもシ
ール部材より外側の段差部の側面を受圧面とし受圧面の
圧力を低くしてスラスト力の低減をはかるようにしてい
る。また、このガスタービンによれば、複数段のインペ
ラ同志をインローで嵌合して連結位置決めできるように
し、しかも隣接するインペラ同志をテンションボルトで
締め付けるようにしており、カービック継手を廃止して
構造を簡単にし、隣接する2つのインペラだけを連結す
るようにしてテンションボルトを細く短いもので済むよ
うにし、インペラの取付孔を小さくして応力を低減する
ようにしている。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図1及び図2はこの発明のガスタービン
の一実施例にかかり、図1は一部分の拡大断面図、図2
は全体構造の断面図である。このラジアルコンプレッサ
20は、小型ガスタービン21の圧縮機として使用され
ており、2段のインペラ22,23を備えて構成されて
いる。
【0011】これら2つのインペラ22,23のうち最
終段のインペラ23の背面には、同心上に環状の段差部
24と段差部24より小径の円筒状の連結部25が突き
出して一体に形成されている。この環状の段差部24の
外周面24aはシール面とされ、2段ディフューザを構
成するケーシング26に取付けられたシール部材、例え
ばラビリンスシール27が対向して設けられる。このた
め段差部24の幅(後方への突出量)は十分なシールが
できるように定められる。また、この段差部24の側面
24bは受圧面とされ、外部と通じた大気圧またはター
ビン28側からのより低いガス圧力(ノズル出口40の
圧力)でスラスト力を低減するようになっており、従来
のバランスピストンと同一の機能をなすようにしてある
。さらに、円筒状の連結部25の外周には、ラジアルコ
ンプレッサ20側とタービン28側の流体をシールする
ためラビリンスシール29が対向して設置してある。
【0012】また、このラジアルコンプレッサ20では
、出力軸を廃止し、2つのインペラ22,23自体を連
結することで回転軸が形成されるようになっており、2
つのインペラ22,23の間に嵌合凸部(インロウ)3
0と嵌合凹部(インロウ)31とが形成されている。 インペラ22の嵌合凸部30はインペラ22の背面から
後方に突き出すように一体に形成されており、インペラ
23の嵌合凹部31はインペラ23の前方に突き出すよ
うに一体に形成されている。そして、この2つのインペ
ラ22,23の嵌合凸部30と嵌合凹部31とを嵌合し
て位置決めし、トルクの伝達を可能に連結するため、テ
ンションボルト32を使用するようにしており、一方の
インペラ22には、雌ねじ部22aが形成され、他方の
インペラ23には、取付孔23aが形成してある。した
がって、2段のインペラ22,23を組み立てる場合に
は、2つのインペラ22,23の嵌合凸部30と嵌合凹
部31とを嵌合して位置決めし、テンションボルト32
を取付孔23aにいれてインペラ22の雌ねじ部22a
にねじ込んだ後、テンションボルト32に所定の引張力
を与えてナット32aを締め付けることで連結される。
【0013】さらに、この実施例の小型ガスタービン2
1では、タービン28の2段のディスク33,34につ
いても嵌合凹凸部35,36を嵌合することによる連結
位置決めが行われ、2つのディスク33,34を複数本
のテンションボルト37で締め付けて連結するようにな
っている。このため2つのディスク33,34にそれぞ
れ取付孔33a,34aが形成される一方、ラジアルコ
ンプレッサ20のインペラ23の連結部25とタービン
28のディスク33との間にも嵌合凹凸部38,39が
形成され、連結部25には、雌ねじ部25aが形成され
ている。したがって、組み立てに当たっては、ラジアル
コンプレッサ20のインペラ23の連結部25とタービ
ン28のディスク33との間の嵌合凹凸部38,39を
嵌合した後、ディスク33とディスク34との間の嵌合
凹凸部35,36を嵌合し、各ディスク33,34の取
付孔33a,34aを貫通させてテンションボルト37
をいれ、インペラ23の雌ねじ部23aにねじ込み、所
定の引張力を加えてナット37aを締め付けて連結する
【0014】このようなラジアルコンプレッサ20によ
れば、最終段のインペラ23に段差部24を形成し、そ
の外周面24aにラビリンスシール27を設けてコンプ
レッサ側とタービン側をシールし、段差部24の側面2
4bを受圧面としたので、この段差部24の側面24b
に加わるタービン側の低い圧力でスラスト力を低減する
ことができ、バランスピストンを廃止しても同一の機能
を備えることができる。
【0015】なお、ラビリンスシール29とラビリンス
シール27との間の空間を外気と連通するなどして大気
圧状態とすれば、段差部24の側面24bに加わるガス
圧力をさらに有効にスラスト力低減に利用することがで
きる。
【0016】また、バランスピストンの廃止によって構
造が簡単になり、連結のためのカービック継手が不要と
なり、一層構造が簡単で製作や組立が容易となる。さら
に、インペラ22の嵌合凸部30やインペラ23の背面
の段差部24によってインペラ22,23の背面の遠心
応力を低減することができる。
【0017】また、インペラ22,23同志を嵌合凹凸
部30,31で連結位置決めするとともに、隣接するイ
ンペラ22,23同志を細く短いテンションボルト32
で締付けるようにしたので、テンションボルト32の締
付力を小さくでき、組立が容易となるとともに、細いテ
ンションボルトに対応してインペラ23の取付孔23a
を小さくして応力を低減することもできる。
【0018】なお、上記実施例では、■:終段のインペ
ラの背面に段差分を設けるとともに、その外周にシール
部材を設けてシールする構成と、■:複数段のインペラ
を嵌合凹凸部を介して位置決め連結するとともに、短い
テンションボルトで締め付ける構成とを同時に採用した
ラジアルコンプレッサで説明したが、いずれか一方(■
または■)だけを採用したガスタービンであっても良く
、■の段差部などを設ける構成の場合には、インペラの
連結をカービック継手と1本の太いテンションボルトを
兼ねる出力軸で行うようにすることも可能である。さら
に、この発明の要旨を変更しない範囲で各構成要素に変
更を加えるようにしても良い。
【0019】
【発明の効果】以上、一実施例とともに具体的に説明し
たようにこの発明のガスタービンによれば、バランスピ
ストンに代えて最終段のインペラの背面に一体に環状の
段差部を突き出して形成し、この段差部の外周をシール
部材でシールするようにしたので、構造を簡単にし、し
かもシール部材より外側の段差部の側面を受圧面として
スラスト力の低減をはかることができる。また、インペ
ラの背面を段差部によって補強することができ、遠心応
力を低減することができる。
【0020】さらに、この発明のガスタービンによれば
、複数段のインペラ同志をインローで嵌合して連結位置
決めし、隣接するインペラ同志を細く短いテンションボ
ルトで締め付けるようにしたので、カービック継手を廃
止して構造を簡単にできるとともに、隣接する2つのイ
ンペラだけを連結するので、小さな締付力で連結でき、
組立が容易となり、細く短いテンションボルトの採用で
インペラの取付孔を小さくして応力を低減することもで
きる。そして、いずれのガスタービンにおいても製作コ
ストや組立コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のガスタービンの一実施例にかかる一
部分の拡大断面図である。
【図2】この発明のガスタービンの一実施例にかかる全
体構造の断面図である。
【図3】従来のガスタービンの全体構造の断面図である
【符号の説明】
20  ラジアルコンプレッサ 21  ガスタービン 22  インペラ 23  インペラ(最終段) 24  段差部 25  連結部 26  ケーシング 27  ラビリンスシール(シール部材)28  ター
ビン 30  嵌合凸部 31  嵌合凹部 32  テンションボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ラジアルコンプレッサを有するガスタ
    ービンであって、ラジアルコンプレッサの最終段のイン
    ペラの背面に環状の段差部を突き出して設け、この段差
    部の外周面と対向してシールするシール部材をケーシン
    グに取付けると共に、段差部の側面と低圧部とを連通し
    たことを特徴とするガスタービン。
  2. 【請求項2】  ラジアルコンプレッサを有するガスタ
    ービンであって、複数段のラジアルコンプレッサのイン
    ペラ同志を嵌合して連結位置決め可能にするとともに、
    隣接するインペラ同志をテンションボルトで締付けたこ
    とを特徴とするガスタービン。
JP11918491A 1991-04-23 1991-04-23 ガスタービン Pending JPH04321724A (ja)

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JP11918491A JPH04321724A (ja) 1991-04-23 1991-04-23 ガスタービン

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JP11918491A JPH04321724A (ja) 1991-04-23 1991-04-23 ガスタービン

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ID=14754994

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008133745A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Ihi Corp ターボ圧縮機のロータ
JP2016098809A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 ドゥサン ヘヴィー インダストリーズ アンド コンストラクション カンパニー リミテッド 複数のタイロッドを備えたガスタービンおよびその組立方法
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