JP2020125745A - コンプレッサケース及びガスタービンエンジン - Google Patents

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彬 加藤
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Abstract

【課題】熱荷重に起因する応力集中と変形を同時に抑えることができるガスタービンエンジンのコンプレッサケースを提供する。【解決手段】ガスタービンエンジンにおいて、コンプレッサケースの内壁12と外壁15とが連続する部分の外面側に、内壁の半径方向に平行であり稜線が直線状である三角形状の複数の直線リブ30を、周方向に間隔をおいて設けた。【効果】曲線リブ20において応力が1カ所(矢印SP1)に集中する現象が解消され、集中する応力の値も低減し、リブ全体に発生する応力値が緩和される。コンプレッサケースの寿命が伸び、チップクリアランスを一定に維持して空気の圧縮性能を維持し、インペラとインサートの接触を回避できる。【選択図】図5

Description

本発明は、タービンとコンプレッサを備えたガスタービンエンジンにおいてコンプレッサを収納する筐体であるコンプレッサケースに係り、特に熱荷重に起因する変形と応力集中を同時に抑えることができるコンプレッサケースに関するものである。
特許文献1には、ガスタービンエンジンにおけるコンプレッサケースの発明が開示されている。この発明のコンプレッサケースは、第1及び第2のインペラを囲むケーシングであり、第1インペラで圧縮された空気を第2インペラに供給するリターン部と、第2インペラのベーン部分を囲む第2シュラウド部と、第2インペラで圧縮された空気を半径方向外方に流す第2ディフューザ部を備えている。そして、ケーシングの変形を小さく抑えるため、第2シュラウド部とリターン部を第1の支持部品であるインナーサポートによって連結し、第2ディフューザ部とリターン部を第2の支持部品であるアウターサポートによって連結している。
特許文献2は、本願出願人による先願特許出願の公開公報であって、ここにはガスタービンエンジンにおける燃焼器の発明が開示されている。図1は、特許文献2の図1に相当する該ガスタービンエンジンの断面図であり、図2は該ガスタービンエンジンのコンプレッサケースの斜視図である。図3は、該コンプレッサケース及びインペラを駆動軸の軸線の上半部について断面で示すとともに、駆動時に熱荷重によって発生する変位を有限要素法による構造解析によって算出し、その結果を同断面上に濃淡のコンターで表したものである。
図1に示すように、このガスタービンエンジン1は、燃料噴射ノズル2から供給される燃料が燃焼する燃焼筒3と、燃焼筒3を外挿して設けられ燃焼筒3との隙間が空気の供給路となる外筒4と、燃焼筒3から供給された燃焼ガスで駆動されるブレード18を備えたタービン5と、空気を圧縮する2段のインペラ6を備えたコンプレッサ7と、前記ブレード18と前記インペラ6が取り付けられて軸受8で支持された共通の駆動軸9とを備えており、さらに前記コンプレッサ7の2段のインペラ6と、駆動軸9の一部及び軸受8を収納するコンプレッサケース10を備えている。
図1〜図3に示すように、コンプレッサケース10は、駆動軸9とインペラ6の基部が挿通する中心孔11を備えた円板状の内壁12と、内壁12の中心孔11にボルトで連結された管状の部材であるインサート13(図2には不図示)と、内壁12の内面との間に所定の間隔をおいてボルトで連結された環状の部材であるディフューザ14と、駆動軸9と平行な軸線を備え、内壁12の外周縁に連続して一体に設けられた環状の外壁15とを備えている。
特に図3に示すように、環状の外壁15には、タービン5側のケースに取り付けられるタービン側フランジ16と、コンプレッサ7の吸気側のケースに取り付けられる吸気側フランジ17が一体に設けられている。
また、特に図3に示すように、内壁12の中心孔11に取り付けられたインサート13は、空気圧縮の下流側(図示右側)に向けて内径が拡大する管状の部材であり、空気圧縮の下流側に向けて外径が拡大する翼状の部材であるインペラ6を、所定のクリアランス(図中に示すようにチップクリアランスと称する。)をもって収納することができる。
また、特に図3に示すように、インサート13を含むコンプレッサケース10の内面(図3において右面)とディフューザ14の隙間は、コンプレッサ7によって圧縮された空気の通路となっている。この通路は、前述した燃焼筒3と外筒4の隙間に繋がっており、コンプレッサ7で圧縮された空気が前記隙間から燃焼筒3に供給されるようになっている。
以上説明したように、コンプレッサケース10はコンプレッサ7を覆い、圧縮空気を閉じ込めて燃焼筒3へ空気を導く機能と、駆動軸9の軸受8を保持する機能を有する構造体であるが、図3においてコンプレッサケース10の一方にある吸気側フランジ17の側は、吸気側であるため常に常温の空気で冷やされているが、コンプレッサケース10の他方にあるタービン側フランジ16の側は、燃焼筒3やタービン5の燃焼熱を受け、またコンプレッサ7が圧縮した高温空気からも高い熱を受ける。このように、コンプレッサケース10は常温レベルから圧縮機吐出空気温度に近い高温(300度程度)までの大きな熱落差が生じる過酷な環境下にあり、熱荷重による変形を伴いやすい部品であり、駆動時に変形する場合がある。
すなわち、コンプレッサケース10が熱で変形し、図3においてコンプレッサ7の外輪(インペラ6の外周縁)とインサート13との隙間(チップクリアランス)が狭くなる方向に変位が生じた場合には、インペラ6とインサート13が接触する可能性がある。逆にチップクリアランスが拡がる方向に変位が生じた場合には、コンプレッサ7の空力性能が著しく低下し、機関性能が悪化する可能性がある。また、このようにコンプレッサケース10が変形すると、軸受8の位置が変わるため駆動軸9が正規の位置から変位し、運転時に発生する機関の振動が増加する可能性がある。
このような熱変形を抑制するため、図1に示すガスタービンエンジン1では、図4(a)の部分拡大図に示すように、曲線リブ20をコンプレッサケース10に一体に設けている。この曲線リブ20は、略三角形状であり、その稜線(斜辺)は凹状の曲線CLである。曲線リブ20は、前記コンプレッサケース10の内壁12と外壁15とが連続する部分の外面側、すなわち圧縮された空気が通過する部分と反対側に設けられている。そして図2にも示す通り、曲線リブ20は、内壁12の半径方向、すなわち図2に示す中心孔11の半径方向と平行であり、周方向について所定角度間隔で複数枚が放射状に設けられている。図2の例では、10枚のリブが36度間隔で放射状に設けられている。
しかしながら、図3に示すように、コンプレッサケース10の一方にある吸気側フランジ17の側は、吸気側であるため常に常温の空気で冷やされているため変位が小さいが、コンプレッサケース10の他方にあるタービン側フランジ16の側は、燃焼筒3やタービン5の燃焼熱を受け、またコンプレッサ7が圧縮した高温空気から高い熱を受けるため変位D2で示すように大きな変位を示す。一方、吸気側フランジ17とタービン側フランジ16を有する外壁15に一体とされた円板状の内壁12は相対的に変形前の当初の形状を保とうとする。このため、外壁15と内壁12が連続する部分に設けた曲線リブ20には、外壁15のタービン側フランジ16の変位D2によって圧縮と曲げの力が重畳して作用する。
これによって曲線リブ20の曲線状の稜線(斜辺)には、局所的に圧縮応力が集中する現象が発生する。図5(a)は、所定の外力が加わった際に曲線リブ20上に発生する応力を有限要素法による構造解析によって算出し、その結果を曲線リブ20の立体図上に濃淡のコンターで表したものである。この図から分かるように、曲線リブ20による応力の緩和は十分とは言えず、また矢印SP1で示すように、曲線状の稜線(斜辺)において、駆動軸9の半径方向の外方(外壁15側)の一部分に、高い応力の集中(コンターの濃度階調で最高度)が発生する。このように局所的な圧縮応力の集中は、疲労寿命の低下を招来する可能性がある。
また、図3に示すように、コンプレッサケース10のタービン側フランジ16が、高い熱を受けて矢印Aで示すようにタービン5側の斜め上方に向けて大きな変位D2を示すと、仮に曲線リブ20がなければ、タービン側フランジ16に取り付けられたインサート13は、タービン側フランジ16の前記変位に伴ってインペラ6からR方向に離れるように変位してチップクリアランスが拡がると考えられる。図3に示すように、タービン側フランジ16と内壁12の間に曲線リブ20を設けてコンプレッサケース10の剛性を高めると、タービン側フランジ16の前記変位D2は抑制されるものの、上述のように曲線リブ20の曲線状の稜線(斜辺)に、局所的に圧縮応力が集中する現象が発生する。
特開平9−4599号公報 特開2013−227885号公報
本発明は、以上説明した先行技術において本願発明者が見出した課題に鑑みてなされたものであり、熱荷重に起因する応力集中と変形を同時に抑えることができるコンプレッサケースと、これを備えたガスタービンエンジンを提供することを目的としている。
前記の課題を達成するため、請求項1に記載されたコンプレッサケースは、
燃焼ガスで駆動されるブレードを備えたタービンと、
空気を圧縮するインペラを備えたコンプレッサと、
前記ブレードと前記インペラが取り付けられた駆動軸と、
を備えたガスタービンエンジンに設けられ、
前記駆動軸と前記インペラの基部が挿通する中心孔を備えた円板状の内壁と、前記駆動軸と平行な軸線を備え前記内壁の外周縁に連続して設けられた環状の外壁とを備え、前記内壁の内側に前記インペラを所定のクリアランスをもって収納するとともに圧縮された空気の通路を構成するコンプレッサケースであって、
前記コンプレッサケースの前記内壁と前記外壁とが連続する部分の外面側に、前記内壁の半径方向に平行であり稜線が直線状である三角形状の複数のリブを、周方向に間隔をおいて設けたことを特徴としている。
請求項2に記載されたコンプレッサケースは、請求項1に記載のコンプレッサケースにおいて、
前記リブは、前記内壁の半径方向と前記稜線がなす角度が40度から50度の範囲とされていることを特徴としている。
請求項3に記載されたガスタービンエンジンは、
燃焼ガスで駆動されるブレードを備えたタービンと、
空気を圧縮するインペラを備えたコンプレッサと、
前記ブレードと前記インペラが取り付けられた駆動軸と、
前記駆動軸と前記インペラの基部が挿通する中心孔を備えた円板状の内壁と、前記駆動軸と平行な軸線を備え前記内壁の外周縁に連続して設けられた環状の外壁とを備え、前記内壁の内側に前記インペラを所定のクリアランスをもって収納するとともに圧縮された空気の通路を構成するコンプレッサケースと、
を備えたガスタービンエンジンであって、
前記コンプレッサケースの前記内壁と前記外壁とが連続する部分の外面側に、前記内壁の半径方向に平行であり稜線が直線状である三角形状の複数のリブを、周方向に間隔をおいて設けたことを特徴としている。
請求項1に記載されたコンプレッサケース及び請求項3に記載されたガスタービンエンジンによれば、コンプレッサケースの内壁と外壁とが連続する部分の外面側に、内壁の半径方向に平行で稜線が直線状である三角形状の複数のリブを、周方向に間隔をおいて設けたので、応力が1カ所に集中する現象が解消され、集中する応力の値も低減し、リブ全体に発生する応力の値が緩和された。そのため、コンプレッサケースの寿命が伸び、チップクリアランスを一定に維持して空気の圧縮性能を維持するとともにインペラとインサートの接触を回避できる。
請求項2に記載されたコンプレッサケースによれば、内壁の半径方向と稜線がなす角度を最適値の範囲内に設定することにより、請求項2に記載されたコンプレッサケースの発明による効果を最大限とすることができる。
本願発明者が本願に先立って発明したガスタービンエンジンの全体構造を示す断面図である。 図1に示すガスタービンエンジンのコンプレッサケースの斜視図である。 図1に示すガスタービンエンジンのコンプレッサケース及びインペラを駆動軸の軸線の上半部の断面で示すとともに、駆動時に熱荷重によって発生する変位を有限要素法による構造解析によって算出し、その結果を同断面上に濃淡のコンターで表した図である。 分図(a)は、図1に示すガスタービンエンジンのコンプレッサケースに設けられた曲線リブを示す図であり、分図(b)は、本願発明の実施形態に係るコンプレッサケースに設けた直線リブを示す図である。 分図(a)は、所定の外力が加わった際に曲線リブ上に発生する応力を有限要素法による構造解析によって算出し、その結果を曲線リブの立体図上に濃淡のコンターで表した図であり、分図(b)は、所定の外力が加わった際に直線リブ上に発生する応力を有限要素法による構造解析によって算出し、その結果を実施形態の直線リブの立体図上に濃淡のコンターで表した図である。 分図(a)は、実施形態の直線リブの形状と、同直線リブの稜線と内壁の半径方向Rとがなす角度αを示す図であり、分図(b)は、実施形態の直線リブが所定の熱荷重を受けた場合に、角度αをパラメータとして有限要素法によって算出した変位測定点DPの変位量とリブ上最大圧縮応力の値を示す一覧表であり、分図(c)は、分図(a)のC−C切断線における断面図である。 図6(b)の一覧表に示した数値に基づき、横軸を角度α、縦軸を無次元化した変位量で表した表図である。 図6(b)の一覧表に示した数値に基づき、横軸を角度α、縦軸を無次元化した応力値で表した表図である。
本発明は、本願発明者が本願に先立って発明した図1〜図3に示すガスタービンエンジン1のコンプレッサケース10において、曲線リブ20を直線リブに改良したことを特徴とするものである。従って、以下の実施形態の説明では、直線リブの構成とその効果を、曲線リブ20と比較しつつ説明する。図1〜図3に示したコンプレッサケース10を含むガスタービンエンジン1の構成中、曲線リブ20を除いた部分は本実施形態の構成と同一であるため、その部分に関する「発明が解決しようとする課題」での記載は実施形態の説明及びその解釈において援用するものとする。
図4(b)に示すように、実施形態の直線リブ30は、略三角形状であり、その稜線(斜辺)は直線SLである。直線リブ30は、前記コンプレッサケース10の内壁12と外壁15とが連続する部分の外面側、すなわち圧縮された空気が通過する部分と反対側に設けられている。そして図2にも示す通り、内壁12の半径方向、すなわち図2に示す中心孔11の半径方向と平行であり、周方向について所定角度間隔で複数枚が放射状に設けられている。図2の例では、10枚のリブが36度間隔で放射状に設けられている。
図5(b)は、ガスタービンエンジン1の駆動時に発生する熱によって直線リブ30上に発生する応力を有限要素法による構造解析によって算出し、その結果を直線リブ30の立体図上に濃淡のコンターで表したものである。この図から分かるように、直線リブ30では、図5(a)に示す曲線リブ20よりも、全体的にコンターの階調が薄く、全体として応力が緩和されている。さらに、直線リブ30では、直線状の稜線(斜辺)の両端付近にある矢印SP2で示す2カ所の位置に、応力の集中が見られる。すなわち、図5(a)に示す曲線リブ20では応力が一カ所に集中する現象が起きているが、これが解消されている。また、この2カ所の応力集中に見られる応力値は、コンターの濃度が最高度よりも数段階低い階調となっており、図5(a)に示す曲線リブ20において矢印SP1で示した箇所の応力値よりも小さい。
図6(a)は、実施形態の直線リブ30の形状と、直線リブ30の稜線と内壁12の半径方向Rとがなす角度αを示す図である。分図(b)は、分図(a)に示す直線リブ30に所定の熱荷重が加わった場合において、駆動軸9の半径方向Rに関する変位測定点DP(図3参照)の変位量と、リブ上最大圧縮応力の値を、角度αをパラメータとして有限要素法によって算出した結果を示す一覧表である。分図(c)は、分図(a)のC−C切断線における断面図である。なお、図6(a)、(c)中には、駆動軸9の軸線方向をZで示し、これに直交するコンプレッサ7とタービン5の半径方向をRで示している。また、図6(b)中に示す変位量とリブ上最大圧縮応力は無次元化した相対値である。
図7は、横軸を角度α、縦軸を変位量として、図6の一覧表に示した各数値をプロットした図である。この図において、曲線リブ20の同条件下における変位量を太い実線の横線で示した。この図から分かるように、直線リブ30では角度αが45度に近づくほど変位量が小さくなり、曲線リブ20の場合よりも変位量が小さくなるのは30度から60度の間であり、40度から50度の間の角度がより好ましい。
図8は、横軸を角度α、縦軸を応力値として、図6の一覧表に示した各数値をプロットした図である。この図において、曲線リブ20の同条件下における応力値を太い実線の横線で示した。この図から分かるように、直線リブ30では角度αが45度に近づくほど応力値が小さくなり、曲線リブ20の場合よりも応力値が小さくなるのは35度から50度の間であり、40度から45度の間の角度がより好ましい。
このように本実施形態では、コンプレッサケース10において、円板状の内壁12と環状の外壁15とが連続する部分の外側に、円板状の内壁12の半径方向に平行で、斜辺が直線である複数枚の直線リブ30を周方向に所定間隔で設けたので、応力が集中する箇所を分散し、応力が集中した位置における応力値を小さくすることができた。さらに、角度αの他、以下に説明する直線リブ30の他の形態項目の値を最適化することにより、応力集中箇所の分散と、応力集中箇所における応力値の低減の効果をさらに改善することができる。
図6(c)に示すrは、駆動軸9の軸方向Zと平行な視線で見た場合に、直線リブ30と外壁15とが連続する角部分を加工した丸みの半径を示す。また、tは、円板状の内壁12の周方向(又は軸方向Z及び半径方向Rの両方に直交する方向)について測定した直線リブ30の厚さである。本実施形態において、半径r及び厚さtを、先行技術である図1に示したガスタービンエンジン1のコンプレッサケース10における半径r及び厚さtよりも大きくすることにより、直線リブ30による応力集中箇所の分散と、応力集中箇所における応力値の低減の効果を、さらに高めることができる。
1…ガスタービンエンジン
5…タービン
6…インペラ
7…コンプレッサ
9…駆動軸
10…コンプレッサケース
11…中心孔
12…内壁
15…外壁
18…ブレード
20…曲線リブ
30…直線リブ

Claims (3)

  1. 燃焼ガスで駆動されるブレードを備えたタービンと、
    空気を圧縮するインペラを備えたコンプレッサと、
    前記ブレードと前記インペラが取り付けられた駆動軸と、
    を備えたガスタービンエンジンに設けられ、
    前記駆動軸と前記インペラの基部が挿通する中心孔を備えた円板状の内壁と、前記駆動軸と平行な軸線を備え前記内壁の外周縁に連続して設けられた環状の外壁とを備え、前記内壁の内側に前記インペラを所定のクリアランスをもって収納するとともに圧縮された空気の通路を構成するコンプレッサケースであって、
    前記コンプレッサケースの前記内壁と前記外壁とが連続する部分の外面側に、前記内壁の半径方向に平行であり稜線が直線状である三角形状の複数のリブを、周方向に間隔をおいて設けたことを特徴とするコンプレッサケース。
  2. 前記リブは、前記内壁の半径方向と前記稜線がなす角度が40度から50度の範囲とされていることを特徴とする請求項1に記載のコンプレッサケース。
  3. 燃焼ガスで駆動されるブレードを備えたタービンと、
    空気を圧縮するインペラを備えたコンプレッサと、
    前記ブレードと前記インペラが取り付けられた駆動軸と、
    前記駆動軸と前記インペラの基部が挿通する中心孔を備えた円板状の内壁と、前記駆動軸と平行な軸線を備え前記内壁の外周縁に連続して設けられた環状の外壁とを備え、前記内壁の内側に前記インペラを所定のクリアランスをもって収納するとともに圧縮された空気の通路を構成するコンプレッサケースと、
    を備えたガスタービンエンジンであって、
    前記コンプレッサケースの前記内壁と前記外壁とが連続する部分の外面側に、前記内壁の半径方向に平行であり稜線が直線状である三角形状の複数のリブを、周方向に間隔をおいて設けたことを特徴とするガスタービンエンジン。
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