JP4591047B2 - タービンロータ及びガスタービン - Google Patents

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本発明は、タービンロータ及びガスタービンに係る。
特許文献1(USP5,628,621)に、ガスタービンのギヤカップリング構造が開示され、特許文献2(特開平5−106466号公報)には、ギヤカップリングによるロータ組立構造を有するタービンロータが開示されている。この文献技術では、タービンロータを構成するインペラ及び動翼をギヤカップリングによって接続し、テンションバーによって締結することでこれらを固定保持する構造が開示されている。
USP5,628,621 特開平5−106466号公報
ギヤカップリングは、その外周側空間と内周側空間が連通するような無数の隙間を有する為、ギヤカップリングの外周側と内周側に圧力差が生じると、隙間からリーク流れが発生する可能性がある。例えば、圧縮機の前段側と後段側にギヤカップリングを設けると、高圧である圧縮機後段側の作動流体が、ギヤカップリングの隙間からギヤカップリング内周側へ混入し、ロータ内の中心孔などをすり抜けて、低圧である圧縮機前段側に流れ、前段側のギヤカップリングの隙間を通してギヤカップリング外周側へ流出する。つまり、圧縮機後段側の作動流体がギヤカップリングを通して圧縮機前段側へ流出することとなり、その結果、圧縮機の効率が低下するという課題がある。
上記では圧縮機部分について詳しく記述したが、その他にも作動流体がカービック部からロータ内に進入して、ロータ内部をすり抜けて前記カービック以外のカービック部から外部に流出して、ガスタービン効率が低下するという課題がある。さらに、作動流体中に水分を含む時は、その水分がギヤカップリングの隙間を通ってロータ内へ進入して停留し、アンバランスの原因となって過大な軸振動を誘発したり、ロータ内部の腐食の原因になって、信頼性が低下するという課題もある。
本発明の目的は、効率向上を図るとともに、信頼性向上が図れるタービンロータ及びガスタービンを提供することにある。
ギヤカップリング式のタービンロータで、ロータ部材の接続部であるギヤカップリングの軸心側に配置され、該ギヤカップリング部の空気の漏れを抑制するシール手段と、シール手段の軸心側移動を拘束する拘束手段を設けることを特徴とする。
本発明によると、効率向上を図るとともに、信頼性向上が図れるタービンロータ及びガスタービンを提供することができる。
複数のロータ部材を環状のギヤカップリングにより接続し、ロータ軸方向でボルト締結されたタービンロータにおいて、ロータ部材の接続部であるギヤカップリングの軸心側に配置され、ギヤカップリング部の空気の漏れを抑制するシール手段と、シール手段の軸心側移動を拘束する拘束手段とを設け、設備の効率向上及び信頼性向上を図る。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1を示すタービンロータ構造を示す。本実施例では、複数のロータ部材として、前側軸7,一段インペラ1,二段インペラ2,中間軸3,一段タービンロータ4,二段タービンロータ5を備え、それらを締結し固定保持する締結ボルト6を備えている。
これらは、それぞれの軸方向端部に設けられたギヤカップリングで接続され、ボルト締結される。図1に示すように、隣接する一段インペラ1,二段インペラ2との間のギヤカップリング21,二段インペラ2と中間軸3の間のギヤカップリング22,中間軸3と一段タービンロータ4の間のギヤカップリング23,一段タービンロータ4と二段タービンロータ5の間のギヤカップリング24によって接続している。締結ボルト6の前側に設けられたおねじ部を前側軸7の内周側に設けられためねじ8にねじ止めし、締結ボルトの後側に設けられたねじ部をナット9で所定のトルクで締付けることによって一段インペラ1,二段インペラ2,中間軸3,一段タービンロータ4,二段タービンロータ5を夫々固定保持している。運転中、タービンロータは中心線10の周りに高速回転する。
作動流体は、一段インペラ1の入口から矢印11方向に流入して、一段インペラ1で圧縮されて一段インペラ1の出口から矢印12方向に流出する。続いて、二段インペラ2の入口から矢印13方向に流入して、二段インペラ2で圧縮されて二段インペラ2の出口から矢印14方向に流出する。その後、燃焼器15へ流入して燃焼したあと、タービンへ導入されて仕事をした後、矢印16へ排出される。作動流体は一段インペラ1,二段インペラ2によって圧縮される為、矢印12の位置における圧力は矢印11の位置における圧力より高く、矢印14の位置における圧力は矢印13の位置における圧力より高い。矢印
12と矢印13の位置の圧力は同等である。
次に、ギヤカップリングのかみ合い状態について図2(a),図2(b)を用いて説明する。図2(a)は、ギヤカップリング面の斜視図を示す。図2(b)は、ギヤカップリング20のかみ合い状態をロータ横(矢印25方向)から見た図を示す。
ギヤカップリングには、隣接するロータと接触する面の周上に凸部27aと凹部27bが交互に存在する。このギヤカップリング面と接合される隣接するロータの接触面にも、同様のギヤカップリング面が形成されており、隣接するギヤカップリング同士がかみ合うことで隣接するロータ同士が接続,結合される。図2(b)に示すように、ギヤカップリングには隙間26が無数に存在する。このためギヤカップリングの外周側と内周側に圧力差が生じれば、隙間26に作動流体のリークが生じる。ギヤカップリング21〜24についても図2(b)と同様の構造となっている。ギヤカップリング21〜24は、上記のような隙間26を有する為、矢印13を流れる作動流体は、ギヤカップリング21を通ってロータ内へ混入し、ロータ中心孔,ギヤカップリング20をすり抜けて圧力の低い矢印
11部へ流れる。このようなすりぬけが生じると圧縮機の効率が低下するという課題がある。さらに、作動流体中に水分を含む時は、その水分がギヤカップリングの隙間を通ってロータ内へ進入して停留し、アンバランスの原因となって過大な軸振動を誘発したり、ロータ内部の腐食の原因になって、信頼性が低下するという課題もある。特に、作動流体中に湿分や水分を混入させるガスタービンシステムについては、作動流体中の水分がロータ内へ進入する問題が発生しやすい。
本実施例1では、各ギヤカップリング20,21,22,23,24部に、シール手段として、シールプレート30,31,32,33,34を設けている。シール手段は、ロータ部材の接続部であるギヤカップリングの軸心側に配置され、ギヤカップリング部の空気の流れを抑制する。つまり、シール手段は、ロータ外部からロータ内部への作動流体の侵入(作動流体の漏れ)を抑制することができ、作動流体を効率良く利用でき、全体効率向上が図れる。
図3(a)に、本実施例1におけるギヤカップリング部の拡大図を示す。シールプレート31は、図3(b)のような円筒状の形状をしている。運転中は、シールプレート31が遠心力によってギヤカップリング内周側39に押し付けられて接触する。これによって、隙間26からのリークを抑制でき、作動流体がロータ内へ進入することを抑制することができる。
さらに、作動流体中に水分を含む時でも、その水分がギヤカップリングの隙間を通ってロータ内へ進入して停留し、アンバランスの原因となって過大な軸振動を誘発したり、ロータ内部の腐食の原因になって、信頼性が低下するという課題をこのシール手段によって解決することができる。
シールプレートの形状としては、図3(b)のように周方向に切れ目のない円筒状の形状とすることや、図3(c)のように周方向に1箇所の切れ目37を入れた形状とすることや、図3(d)のように複数箇所に切れ目37aを入れた形状(周方向で分割形状)とすることが考えられる。
周方向に切れ目を入れると、運転時に遠心力が作用した時、周方向に発生する応力がなくなるため、シールプレートの破壊に対する信頼性が向上する。又、シールプレートの温度が上昇して熱伸びした際、図3(a)の周方向に切れ目のない円筒形状のものは、円筒の外径が大きくなるような変形をするが、図3(b),図3(c)の周方向に切れ目のあるものは、切れ目部分の隙間が狭くなることでシールプレートの熱伸びを吸収できる為、円筒の外径が大きくならない。その反面、図3(b),図3(c)のシールプレートは切れ目部分からのリークが発生するという問題もある。図3(a),図3b,図3(c)は、信頼性,シール性能より総合的に判断して選定するべきである。39はギヤカップリング内周側、38はギヤカップリング外周側である。
本実施例1では、シール手段が半径方向内方に移動(軸心側移動)するのを拘束する拘束手段を設けている。例えば、本実施例1では、ロータに溝部35a,35bを設け、シールプレート31をその溝部35a,35bに挿入するよう配置しているロータ部材の接続部であるギヤカップリングの軸心側に配置され、ギヤカップリング部の空気の漏れを抑制するシール手段であるシールプレート31が、シール手段と係合する係合部である溝部35a,35bに取り付けている。そして、ギヤカップリングの軸心側でロータ部材に、シール手段と係合可能な係合部である溝部35a,35bを設けたものであって、その係合部にシール手段を取り付けてロータの軸心側移動(半径方向内方への移動)を拘束する。この為、仮にシールプレートが破損した場合でも、シールプレート31がロータ内部へ脱落することがない。この為、シールプレートがロータ内へ脱落して、ロータのアンバランスが変化して過大な軸振動を発生させるという課題を解決でき、信頼性向上が図れる。
図4(a),図4(b)に、シール手段としてシールリングを適用したギヤカップリング部の拡大図を示す。本実施例2のタービンロータ構造の1〜24は、実施例1と同一である。実施例2では、図4(a)に示すように、隙間26からのリークを防止する為に、シール手段として、シールリング40aを挿入している。ギヤカップリングを組立てる際、シールリング40aを挟み込む左右のロータと、シールリング40aの接触部41,
42部分が接触するように組立てることによって、隙間26からロータ内部へのリークが発生しないようにしている。シール性を高める為、組立ての際に、挟み込む左右のロータでシールリング40aを押しつぶすことによって接触部41,42部分における接触力を高めても良い。又、前述のシールプレート31のように、周方向に切れ目のない円筒状の形状とすることや、周方向に1箇所の切れ目を入れた形状としても良い。
シールリング40aの断面形状としては、図4(b)のシールリング40bのように1箇所に切れ目を入れることも考えられる。1箇所に切れ目があるためシールリング40bの剛性はシールリング40aの剛性よりも低い。このため、組立時に、図4(b)のシールリング40bを左右のロータで押しつぶす時、押しつぶす力は図4(a)に示すシールリング40aよりも小さくて済む。
また、シールリングの断面形状を、中実円形状とすることも考えられる。この時は、シールリングの材料としてゴムなどの弾性体を利用することが考えられ、ロータとの密着度が上昇して、よりシール性が向上すると言う利点がある。
図5に、実施例3であるタービンロータ断面図を示す。前側軸57,一段インペラ51,二段インペラ52,中間軸53,一段タービンロータ54,二段タービンロータ55,締結ボルト56,ギヤカップリング70〜71を備えている。これらは、実施例1におけるタービンロータと同様に、ギヤカップリング70〜74,締結ボルト56,ナット59,めねじ58によって固定保持されている。運転中タービンロータは中心線10の周りに高速回転している。
本実施例3におけるギヤカップリングには、隣接するロータとの接合面の内径が大きくなるような傾きを設けている。又、一段インペラ51,二段インペラ52,中間軸53,一段タービンロータ54のように、ロータ中心孔の両端が開放されているロータは、中心孔の軸方向中央付近の穴径が小さく、両端部の穴径が大きくなるような傾きをつけている。二段タービンロータ55のように片側が閉止された中心孔を持つロータに関しては、閉止部分の穴径が小さく、開放部分の穴径が大きくなるような傾きを設けている。両端が開放されている中心孔に関しては、その中央付近に、締結ボルト56と中心孔の間のリークをなくすような中心孔シール81,82,83,84を備えている。
次に図6(a),図6(b),図6(c)を用い、中心孔シール81〜84を説明する。本図は中心孔シール81の拡大図を示す。一段インペラ51の中心孔に矩形の溝85を設けて、その中に中心孔シール81を設けている。中心孔シールの材質としては、温度が低い領域においてはゴム系の材質にすることや、温度の高い領域においては金属系の材料とすることが考えられる。
中心孔シールは86の部分で締結ボルト56と、87の部分で一段インペラ51と接触するように設けられている。このため、一段インペラ51と締結ボルト56の間の隙間からのリークを防止できる。これによって、矢印13を流れる作動流体が、ギヤカップリング71を通ってロータ内へ混入し、ロータ中心孔,ギヤカップリング70をすり抜けて圧力の低い矢印11部へ流れることを抑制でき、圧縮機の効率が低下する課題を解決できる。
中心孔シールの形状としては、図6(a)に示す断面形状が円筒状のもののほかに、図6(b)の中心孔シール81bように断面形状が周方向に1箇所で切れ目を持つものや、ゴム系の材料を選定した時には図6(c)の中心孔シール81cのように中実形状とすることが考えられる。
又、図7に図6における中心孔シール部分の別の形態を示す。図7においては中心孔シール86を挿入する矩形の溝は締結ボルト56に設けられている。矩形溝を締結ボルトに設けるか、一段インペラに設けるか、強度設計の結果などから総合的に判断する。本実施例においても、一段インペラ51と締結ボルト56の間の隙間からのリークを防止できるため、図6における実施例と同様の効果を期待できる。又、図7における実施例においても、中心孔シールとしては81aのほかに、81bや81cのようなものを使用することが考えられる。
又、実施例3における一段インペラ51,二段インペラ52,中間軸53,一段タービンロータ54,二段タービンロータ54の中心孔には傾きが付いている為、ギヤカップリングの隙間から水分がロータ中心孔付近へ混入しても、運転中にはロータ回転による遠心力の為に、傾きに沿って水分はロータ中心孔外部へ放出される。
又、ギヤカップリングにも、接合面の内径が大きくなるような傾きが付いている為、ギヤカップリング付近の内周側に混入した水分も、運転中にはロータ回転による遠心力の為に、傾きに沿って水分はギヤカップリングの隙間を通して、ロータ外部へ放出される。このため、水分がロータ内部へ停留することがなく、水分の停留によって過大な軸振動が誘発されたり、ロータ内部の腐食の原因になって、信頼性が低下するという課題を解決できる。
図8(a)に本発明におけるタービンロータの実施例4を示す。前側軸,一段インペラ91,二段インペラ92,中間軸93,一段タービンロータ94,二段タービンロータ
95,締結ボルト96,ギヤカップリング70〜71を備えている。これらは、実施例1におけるタービンロータと同様に、ギヤカップリング70〜74,締結ボルト96,ナット59,めねじ58によって固定保持されている。運転中タービンロータは中心線10の周りに高速回転している。111,112,113はシールナットである。
次にシールナット部分を図8(b)を用いて説明する。例として、図8(b)にシールナット111aの拡大図を示す。シールナット111bを取り付ける部分の締結ボルト
96にはおねじが設けられており、シールナット111bの内周にはめねじが切られている。シールナット111bを締付けることによってシールナット111bは一段インペラ91に接触して、一段インペラ91と締結ボルト96の間の隙間がシールされる。締結ボルト96は、シールナット111bを取り付けるおねじ部分で、外径を少なくともねじの山高さ分小さくすることで、シールナット111bを軸方向に挿入できるようにしている。
実施例4では、一段インペラ91と締結ボルト96の間の隙間をシールナット111bによってシールしているため、矢印13を流れる作動流体が、ギヤカップリング71を通ってロータ内へ混入し、ロータ中心孔,ギヤカップリング70をすり抜けて圧力の低い矢印11部へ流れることを防止でき、圧縮機の効率が低下する課題を解決できる。同様に、二段インペラ92と締結ボルト96の間の隙間をシールナット112によってシールしており、中間軸93と締結ボルト96の間の隙間をシールナット113によってシールしている。これによって、作動流体がカービック部からロータ内へ進入して、ロータ中心孔をすり抜けることを防止でき、ガスタービンの効率低下を防止できる。
図8(c)に、シールナットの別の形態の図を示す。図8(c)では、一段インペラ
91とシールナット111cの間に、シールリング115を挿入している。本実施例では、シールリング115をシールナット111cの締付けによって押しつぶすようにしている。これによって、シールリング115と一段インペラ91,シールナット111cとの接触面圧を高めて、接触を確実にし、リーク量をより低減している。
使用するシールリングの形状としては、断面形状が図6(a)のように中空のものや、図6(b)のように断面形状が周方向に1箇所で切れ目を持つものや、ゴム系の材料を選定した時には図6(c)のように中実形状とすることなどが考えられる。
又、図3(a)のように周方向に切れ目のない円筒状の形状とすることや、図3(b)のように周方向に1箇所の切れ目を入れた形状とすることや、図3(c)のように複数箇所に切れ目を入れた形状とすることが考えられる。これらは、図3(a),図3(b),図3(c),図3(d)を説明した時と同様の効果が考えられる。
実施例1であるタービンロータの断面図を示す。 ギヤカップリング面の斜視図。 ギヤカップリングをロータ横から見た図。 実施例1のギヤカップリングの拡大図。 シールプレートの斜視図。 シールプレートの斜視図。 シールプレートの斜視図。 実施例2のギヤカップリングの拡大図を示す。 実施例2のギヤカップリングの拡大図を示す。 実施例3であるタービンロータの断面図を示す。 中心孔シールの拡大図。 中心孔シールの別の形態。 中心孔シール部分の別の形態の拡大図。 中心孔シール部分の別の形態の拡大図。 実施例4であるタービンロータの断面図を示す。 シールナット拡大図。 シールナットの別の形態の拡大図。
符号の説明
1…一段インペラ、2…二段インペラ、3…中間軸、4…一段タービンロータ、5…二段タービンロータ、6…締結ボルト、8…めねじ、9…ナット、15…燃焼器、20,
21,22,23,24…ギヤカップリング、26…隙間、31,32,33,34…シールプレート、35a,35b…溝部、40a,40b…シールリング、41…接触部、81a,81b,81c…中心孔シール。

Claims (10)

  1. 複数のロータ部材を環状のギヤカップリングにより接続し、ロータ軸方向でボルト締結されたタービンロータにおいて、
    該ロータ部材の接続部であるギヤカップリングの軸心側に配置され、該ギヤカップリング部の空気の漏れを抑制するシール手段と、
    前記シール手段の軸心側移動を拘束する拘束手段とを設けたことを特徴とするタービンロータ。
  2. 締結ボルトを通す為のボルト穴とギヤカップリングを有する複数のロータで構成され、隣接するロータのギヤカップリングをかみ合わせて、締結ボルトで締付けることで複数のロータが固定保持されるタービンロータにおいて、
    前記ギヤカップリングの内周側に、その外周側がギヤカップリングの内周側と接触するような円筒状部材を設け、前記部材の軸心側移動を拘束する拘束手段を設けることを特徴としたタービンロータ。
  3. 締結ボルトを通す為のボルト穴とギヤカップリングを有する複数のロータで構成され、隣接するロータのギヤカップリングをかみ合わせて、締結ボルトで締付けることで複数のロータが固定保持されるタービンロータにおいて、
    ギヤカップリングの内周側に、その外周側がギヤカップリングの内周側と接触し、周方向に1箇所又は数箇所に切れ目を有する円筒状部材を設け、前記部材の軸心側移動を拘束する拘束手段を設けることを特徴としたタービンロータ。
  4. 請求項1に記載のタービンロータにおいて、
    前記拘束手段は、該ギヤカップリングの軸心側で該ロータ部材に、該シール手段と係合可能な係合部を設けたものであって、前記係合部に該シール手段を取り付け軸心側移動を拘束することを特徴とするタービンロータ。
  5. 請求項又は請求項に記載のタービンロータにおいて、
    円筒状部材の断面形状が中実円又は中空円であることを特徴とするタービンロータ。
  6. 締結ボルトを通す為のボルト穴とギヤカップリングを有する複数のロータで構成され、隣接するロータのギヤカップリングをかみ合わせて、締結ボルトで締付けることで複数のロータ部材が固定保持されるタービンロータにおいて、
    ボルト穴の中央付近の穴径が小さく、ボルト穴の両端の穴径が大きくなるような傾きを持つことを特徴とするタービンロータ。
  7. 隣接するロータ部材のギヤカップリングをかみ合わせて、締結ボルトで締付けて複数のロータ部材が固定保持されることによって構成され、締結ボルトを通すボルト穴を有するタービンロータにおいて、
    ボルト穴端部の片側の穴径が小さく、もう一方のボルト穴の穴径が大きくなるような傾きを持つことを特徴とするタービンロータ。
  8. 締結ボルトを通す為のボルト穴とギヤカップリングを有する複数のロータで構成され、隣接するロータのギヤカップリングをかみ合わせて、締結ボルトで締付けることで複数のロータ部材が固定保持されるタービンロータにおいて、
    該ギヤカップリングが隣接するロータとの接合面において、ギヤカップリング内周側の径が大きくなるような傾きを持つことを特徴とするタービンロータ。
  9. 複数のロータ部材を環状のギヤカップリングにより接続し、ロータ軸方向でボルト締結されたタービンロータを有するガスタービンにおいて、
    該ロータ部材の接続部であるギヤカップリングの軸心側に配置され、該ギヤカップリング部の空気の漏れを抑制するシール手段と、
    前記シール手段の軸心側移動を拘束する拘束手段とを設けたことを特徴とするガスタービン。
  10. 複数のロータ部材を環状のギヤカップリングにより接続し、ロータ軸方向でボルト締結されたタービンロータを有するガスタービンにおいて、
    該ロータ部材の接続部であるギヤカップリングの軸心側に配置され、該ギヤカップリング部の空気の漏れを抑制するシール手段と、
    前記シール手段の軸心側移動を拘束する拘束手段とを備え、
    前記拘束手段は、該ギヤカップリングの軸心側で該ロータ部材に、該シール手段と係合可能な係合部を設けたものであって、前記係合部に該シール手段を取り付け軸心側移動を拘束することを特徴とするガスタービン。
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