JPH0432167B2 - - Google Patents

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JPH0432167B2
JPH0432167B2 JP15645187A JP15645187A JPH0432167B2 JP H0432167 B2 JPH0432167 B2 JP H0432167B2 JP 15645187 A JP15645187 A JP 15645187A JP 15645187 A JP15645187 A JP 15645187A JP H0432167 B2 JPH0432167 B2 JP H0432167B2
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water
frame
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extra length
wall
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JP15645187A
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JPH011822A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は連続止水壁(山留壁)構築工法に関
する。
《従来技術とその問題点》 従来、連続止水壁(山留壁)を構築する場合、
白硬性安定液を注入しながら溝孔を掘削し、フレ
ーム(応力材)をその溝孔に挿入してフレームと
ともに自硬性安定液を固まらせ、以上の操作を繰
り返しながら止水壁を延長して所定の長さ、形状
とし、その後、地下構造物予定側を掘削し、その
際、止水壁の表面を削りフレームの地下構造物予
定地側の面を露出した状態で地下構造物構築用空
間を形成している。
しかし自硬性安定液の固化不良、自硬性安定液
内への土塊の混入等により止水壁の止水性が不十
分な場所が生じるという問題があつた。
このような問題に対して、壁に沿つて拡がるプ
ラスチツク材料の連続板を壁区画内に埋め込むと
いう方法(特公昭53−22367号公報)も提示され
ているが、これにおいても、プラスチツク材料の
連続板をいかに壁区画内に埋め込むか、壁区画内
に埋め込まれたプラスチツク材料の連続板同士を
いかに接続するかについては明らかにされておら
ず実施困難であつた。またプラスチツク材料の連
続板を壁区画内に適合するように製作しなければ
ならず、材料費、加工費が高価になるという問題
があつた。
この発明はこのような問題点を鑑みてなされた
ものであつて、その目的とするところは、フレー
ムを強化のために溝孔に挿入してなる連続止水壁
構築工法において、安価な材料を用いて壁区画内
に埋め込みかつ接続する方法を提供し、より簡単
かつ安価に止水壁の止水性を完全ならしめること
にある。
《問題点を解決するための手段》 上記目的を達成するために本発明は、安定液を
満たしながら掘削した一区画の溝孔内に予め組立
てたフレームを挿入し、該安定液を硬化させた
後、該区画に連続する区画に同様の施工を繰り返
して止水壁を形成し、地下構造物構築側と地面を
掘削し該止水壁を該フレームの該地下構造物構築
側の面まで削る連続止水壁構築工法において、該
予め組立てるフレームの該地下構造物構築側と反
対の面に不透水性シートを張り付けてかつ該不透
水性シートの端部に余長部をとり該余長部をフレ
ーム端に沿つて該地下構造物構築側の面に廻し該
面に係止させておき、該止水壁を該フレームの該
地下構造物構築側の面まで削つた後、該フレーム
の該地下構造物構築側の面に係止されている該余
長部を係止から解放し、隣に位置する該余長部と
を接合した。
《実施例》 以下、本発明の好適な一実施例を第1図および
第2図を用いて説明する。
第1図は本実施例の施工順序を示す平面図であ
る。
この施工順序としては、まず同図aに示すよう
に地上から矩形断面の一区画の溝孔12を、自硬
性安定液14を注入しながら所定深度まで掘削す
る。
この状態において、地上部では同図bに示すよ
うに、H型鋼を並べた形のフレーム16を組立、
用意しておく。このフレーム16は連繋部材(図
示省略)が横方向に配設されておりこれにより全
体が一体化している。
そして、同図cに示すようにフレーム16の溝
孔12に挿入後、地下構造物構築側の反対側とな
る面には不透水性シート18をフレーム16の全
面に渡つて張り付けておく。その際、不透水性シ
ート18はその端部に余長部20をとつておき、
この余長部20をフレーム16の端部に位置する
H型鋼22にその型形状に沿つて外側から曲げて
固着し、最終的には余長部20は、溝孔12に挿
入後地下構造物構築側となる面のH型鋼22のフ
ランジ部23に至らしめておく。そしてこのH型
鋼22のフランジ部23に位置する余長部20は
容易にフランジ部23に対する固着から解放し得
る状態にしておき、またその長さは溝孔12に挿
入後、隣接して挿入されたフレームに張り付けら
れたシートの余長部と接合することができる長さ
としておく。不透水性シート18は水を通さずか
つ柔軟性がある材質のものであればよく、例えば
ビニールシート、ポリエチレンシート等の合成樹
脂シートが考えられる。
次に同図dに示す如く、前記自硬性安定液14
が硬化する前にフレーム16を溝孔12内に挿入
する。
以上のフレーム16の挿入が終り、自硬性安定
液14が硬化した後は第1図eに示すように、前
記溝孔12に連続する区画の溝孔12を掘削しフ
レーム16を挿入することを繰返す。
このようにして所定の長さ、形状の溝孔12を
掘削し自硬性安定液14をフレーム16とともに
硬化させた後、同図fに示す如く、地下構造物予
定地側の地面を掘削し、その際、止水壁24の表
面を削りフレーム16の地下構造物予定地側の面
を露出した状態で地下構造物構築用空間を形成す
る。フレーム16の地下構造物予定地側の面を露
出するのは、後においてこの面に腹起し、切梁等
を掛渡すためであり、その必要がない場合には、
H型鋼22のフランジ部23の部分の表面を削る
だけでもよい。
次に、余長部20のH型鋼22のフランジ部2
3に位置する部分は、フランジ部23に対する固
着から解放して反対側に折り曲げ、硬化した自硬
性安定液14の削り面に沿わせ、一方この余長部
20とジヨイント部26を挟んで隣り合う余長部
20も同様に自硬性安定液14の削り面に沿わ
せ、これら余長部20の重なり合つた部分を止水
壁24の全高さに渡つて高さ方向に連続的に溶着
し、溶着部28を形成する。第2刷は隣り合う不
透水性シート18の余長部20を溶着した状態を
示す斜視図である。
止水壁24のすべてのジヨイント部において不
透水性シート18の余長部20同士を溶着して本
実施例の施工を完了する。
本発明に係る連続止水壁構築工法により連続止
水壁24の全面に連続的に不透水性シート18が
張り渡されるため、自硬性安定液の固化不良、自
硬性安定液内への土塊の混入等により止水壁の止
水性が不十分な場所が生じても、その場所に張ら
れている不透水性シートにより水の流れが阻止さ
れて止水壁の止水性が十分となる。
また、不透水性シート18の端部は隣接する不
透水性シート18の端部と余長部20において溶
着されるため不透水性シート18の端部と隣接す
る不透水性シート18の端部との間の止水性も十
分となる。
また不透水性シートはプラスチツク材料の連続
板に比し安価に入手でき、加工もフレーム面に合
わせて鋏等で切断すればよく容易であり、切断し
た不透水性シートがフレーム面より大きい場合に
おいても不透水性シートは柔軟性があり容易に曲
がるためその誤差を包容することができる。
本実施例では余長部と余長部の接合は溶着とし
たが、接着剤による接合等、止水壁の全高さに渡
つて高さ方向に連続的に接合しうればよい。
また、本実施例では安定液を自硬性安定液とし
たが、非自硬性安定液を使用し、フレームを挿入
した後に固化剤を注入撹拌して安定液を固化して
もよい。
なお、フレーム16の端部H型鋼22のフラン
ジ部23に位置する不透水性シート18の余長部
20の上にカバーをかけておくことにより、この
不透水性シート18の余長部20を傷つけずに、
地下構造物予定地側の止水壁24の表面を削りフ
レーム16の面を露出することができる。
《発明の効果》 この発明は、不透水性シートをフレームの片面
に張り付け、不透水性シートに余長部を残してお
き、地下構造物予定側の止水壁の表面を削り取つ
た後、不透水性シートの余長部同士を溶着するも
のであるため、より安価な費用でより簡単に止水
壁の止水性の完全化が図られ、また不透水性シー
ト端部と隣接する不透水性シート端部との間の止
水性も完全となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における施工順序を
示す平面図であり、第2図は第1図に示す実施例
において隣り合う不透水性シートの余長部を溶着
した状態を示す斜視図である。 12……溝孔、14……自硬性安定液、16…
…フレーム、18……不透水性シート、20……
余長部、24……止水壁、28……溶着部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 安定液を満たしながら掘削した一区画の溝孔
    内に予め組立てたフレームを挿入し、該安定液を
    硬化させた後、該区画に連続する区画に同様の施
    工を繰り返して止水壁を形成し、地下構造物構築
    側の地面を掘削し該止水壁を該フレームの該地下
    構造物構築側の面まで削る連続止水壁構築工法に
    おいて、該予め組立てるフレームの該地下構造物
    構築側と反対の面に不透水性シートを張り付けて
    かつ該不透水性シートの端部に余長部をとり該余
    長部をフレーム端に沿つて該地下構造物構築側の
    面に廻し該面に係止させておき、該止水壁を該フ
    レームの該地下構造物構築側の面まで削つた後、
    該フレームの該地下構造物構築側の面に係止され
    ている該余長部を係止から解放し、隣に位置する
    該余長部と接合してなることを特徴とする連続止
    水壁構築工法。
JP15645187A 1987-06-25 1987-06-25 Construction method of continuous cut-off wall Granted JPS641822A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15645187A JPS641822A (en) 1987-06-25 1987-06-25 Construction method of continuous cut-off wall

Applications Claiming Priority (1)

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JP15645187A JPS641822A (en) 1987-06-25 1987-06-25 Construction method of continuous cut-off wall

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPH011822A JPH011822A (ja) 1989-01-06
JPS641822A JPS641822A (en) 1989-01-06
JPH0432167B2 true JPH0432167B2 (ja) 1992-05-28

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ID=15628033

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JP15645187A Granted JPS641822A (en) 1987-06-25 1987-06-25 Construction method of continuous cut-off wall

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JPH05272132A (ja) * 1992-03-24 1993-10-19 Ask Kenkyusho:Kk 地中連続止水壁及びその形成方法

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Publication number Publication date
JPS641822A (en) 1989-01-06

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