JPH04321112A - 吐出圧制御装置 - Google Patents
吐出圧制御装置Info
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- JPH04321112A JPH04321112A JP9084691A JP9084691A JPH04321112A JP H04321112 A JPH04321112 A JP H04321112A JP 9084691 A JP9084691 A JP 9084691A JP 9084691 A JP9084691 A JP 9084691A JP H04321112 A JPH04321112 A JP H04321112A
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- Control Of Fluid Pressure (AREA)
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Abstract
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Description
2次冷却水の元管圧を制御することのできる吐出圧制御
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】連続鋳造設備では、2次冷却水が循環す
る元管から複数の流量制御ループが分岐しており、各流
量制御ループには元管圧に応じた冷却水流量がそれぞれ
供給される。一般に冷却水流量は大きく変動するので、
冷却水流量が大きく変動しても各流量制御ループで必要
とする流量を確保することのできる元管圧を保つ必要が
ある。 【0003】そこで従来は、図3に示すように、ポンプ
1から吐出される流体によって管圧が保たれた元管2の
元管圧を圧力計3で検出し、この検出結果を圧力調節計
4に入力して、実際の元管圧と設定値との偏差から圧力
制御信号を生成する。この圧力制御信号を圧力調整弁5
に入力してその開度を調整し、元管2からこの圧力調整
弁5を通してポンプ1へ取込む流量を制御して元管圧を
制御している。 【0004】一方、元管2に接続された複数の流量制御
ループでは、供給された流量を流量計6で検出し、この
検出結果を流量調節計7に入力して、ここで検出流量値
と設定値との偏差から流量調整信号を生成する。この流
量制御信号を流量調節弁8に入力して、各ループで流量
制御を行っている。 【0005】ところで、上述したように、一般には圧力
制御と流量制御とが独立して行われており、元管2の圧
力制御の設定値は、流量制御ループの流量とは無関係に
決定されていた。流量制御ループの総流量が大きく変化
する場合には元管圧も大きく変化するが、圧力調節弁5
の開度調節は、その様な流量の変化とは無関係に決めら
れている設定値に基づいて行われていた。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧力調
整弁5の弁開度は弁自体により決まっているため、流量
制御ループの流量が大きく変動する場合に、予め決めら
れた設定値のみで大きく変動する元管圧を一定に保とう
とすると、圧力調整弁5で制御可能な弁開度を逸脱して
しまう可能性が高く、例えば連続鋳造設備の場合であれ
ば2次冷却水の循環に大きな支障をきたす等の問題があ
った。 【0007】本発明は以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、流量制御側の総流量の大幅な変動にも十分に
対応でき、圧力調節弁の制御可能開度に起因する制約を
大幅に緩和することのできる吐出圧力制御装置を提供す
ることを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る吐出圧力制御装置は、ポンプから所定
の吐出圧にて流体を元管へ吐出して、該元管に接続され
た少なくとも一つの流量制御ループへ前記流体を供給し
、かつ前記元管に吐出された流体の一部を圧力調節弁を
通して前記ポンプへ取込み前記圧力調節弁の開度を調節
して前記吐出圧を制御する吐出圧制御装置において、前
記ポンプの吐出圧−吐出流量特性に基づいてポンプ吐出
量を求めるポンプ吐出量演算手段と、前記流量制御ルー
プに供給された流体の総流量値を求める総流量演算手段
と、前記ポンプ吐出量演算手段で算出されたポンプ吐出
量と前記総流量演算手段で算出された総流量値とから前
記ポンプの吐出圧設定値を算出するポンプ吐出圧演算手
段と、このポンプ吐出圧演算手段で算出された吐出圧設
定値,前記元管の管圧および前記圧力調節弁の開度情報
に基づいて前記圧力調節弁の開度を制御する圧力調節弁
制御手段とを具備してなるものとした。 【0009】 【作用】本発明によれば、ポンプ吐出量演算手段でポン
プの吐出圧−吐出流量特性に基づいて求めたポンプ吐出
量と、総流量演算手段で求めた流量制御ループの総流量
とから、ポンプの吐出圧設定値がポンプ吐出圧演算手段
にて算出される。そして、このようして求められた吐出
圧設定値と元管圧と圧力調節弁の開度とに基づいて圧力
調節弁の開度が調節される。この結果、流量制御側の総
流量に応じて吐出圧設定値が決定され、圧力調節弁の制
御可能開度に起因する制約が大幅に緩和されるものとな
る。 【0010】 【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明する
。 【0011】図1には本発明の一実施例に係る吐出圧制
御装置の機能ブロックを示す。この制御装置は、ポンプ
10から元管11に吐出された流体は複数のゾーンから
なる流量制御ループへ供給される。ポンプ10には、元
管11を流れる流体の一部が圧力調節弁12を通って戻
される。元管11には、圧力計13が設けられていて、
この圧力計13で測定された元管圧は、圧力調節計14
およびポンプ吐出量演算部15に入力される。圧力調節
計14は、圧力計13から入力する測定管圧と後述する
吐出圧設定値との偏差から圧力調節弁12の開度を調節
する制御信号を生成する。ポンプ吐出量演算部15は、
測定管圧からポンプ10の吐出圧−吐出流量特性(以下
、「H−Q特性」と呼ぶ)に基づいて吐出流量を演算し
、その演算結果を圧力演算器16に入力する。 【0012】また、流量制御ループでは、ゾーンに供給
された流量が流量計17で測定され、この測定流量値が
流量調節計18に入力される。この流量調節計18は、
予め設定された流量設定値と測定流量との偏差から、流
量調節弁19の開度を調節する制御信号を流量調節弁1
9に入力する。 【0013】一方、それぞれの流量制御ループにおける
流量計17のそれぞれの測定流量は加算器20に入力さ
れ、ここで加算された後、圧力演算器16に入力される
。この圧力演算器16は、ポンプ10の吐出圧Pを、P
={1.17・(Q−F)/CVmin }2 【0
014】なる演算にて算出する。なお、上式において、
Qはポンプ吐出量演算部15にて算出されたポンプ吐出
量、Fは加算器20にて算出された流量制御ループの総
流量、CVmin は圧力調節弁12の制御可能最低C
V値をそれぞれ示している。圧力演算器16で算出され
たポンプ吐出圧力は、関数発生器21に入力される。こ
の関数発生器21は、アナログ的に変化する圧力演算器
16の出力を、ステップ状の変化に変換する機能を有し
、かつヒステリシス機能が設けられ階段部でのハンチン
グを防止する。関数発生器21でこの様な処理が施され
たポンプ吐出圧は、複数流量制御ループにおける必要元
圧の最大値が設定される下限リミット回路22に入力さ
れる。 【0015】また、本実施例ではそれぞれの流量制御ル
ープにおいて、流量を確保するために必要な元管圧(必
要元圧)をゾーン毎に求めるために、流量調節計18に
設定されている各流量制御ループの流量設定値を必要元
圧計算部23に入力している。この必要元圧計算部23
で計算された各ゾーン毎の必要元圧は最大値選択回路2
4に入力される。最大値選択回路24は入力した必要元
圧の中から最大値を下限リミット回路22に上記必要元
圧として入力する。下限リミット回路22は、関数発生
器21からの出力(ポンプ吐出圧)が、最大値選択回路
24から入力した必要元圧を下回る場合にリミットをか
けてポンプ吐出圧の設定値が必要元圧以下にないように
動作する。下限リミット回路22の出力は直接またはホ
ールド回路25を介してスイッチ回路30に入力される
。そして、このスイッチ回路30で選択されたポンプ吐
出圧が、ポンプ保護のための許容範囲が設定された上下
限リミット回路26を通り圧力調節計14に上記吐出圧
設定値として入力される。 【0016】なお、圧力調節計14と圧力調節弁12と
の間には開度下限リミット回路27が設けられている。 この開度下限リミット回路27は、ポンプ保護のための
許容下限値が設定されていて、開度指令がその下限値を
下回ったときにリミットを掛ける。また、弁最低開度チ
ェック回路28は、圧力調節弁12に与えられる開度指
令値(制御信号)MVを監視して、開度指令値MVが圧
力調節弁12の最低開度Zmin を下回ったとき、ス
イッチ回路30をホールド回路25側に切換えて吐出圧
設定値を現状値でホールドする。次に、以上のように構
成された本実施例の作用について説明する。 【0017】ポンプ10の吐出量Qと吐出圧Pとは図2
に示すH−Q特性により規定される。吐出量はポンプ1
0へ戻される流量と流量制御ループの総流量との和にな
る。また、ポンプ10へ戻される流量は圧力調節弁12
の開度とポンプ吐出圧によって決まる。また、ポンプ1
0へ戻される流量fは圧力調節弁12のCV値と圧力調
節弁12の入側と出側との圧力差Pとは以下のような関
係がある。 P=(1.17・f/CV)2 ポンプ10の吐出量をQ、総流量をFとすると、ポンプ
へ戻される流量fは、 f=Q−F となる。圧力調節弁12の制御可能最低CV値をCVm
in とすれば、ポンプ吐出圧Pは、上記したようにP
={1.17・(Q−F)/CVmin }2となる。 【0018】よって、本実施例においては、ポンプ吐出
量演算部15でポンプ吐出圧となる元管圧からH−Q特
性に基いて実際のポンプ吐出量Qを演算し、加算器20
で流量制御ループの総流量Fを演算し、これら演算結果
を圧力演算器16に入力してポンプ吐出圧を算出してい
る。 【0019】ここで、ポンプ吐出量Qおよび総流量Fは
時経過と共に変動するため、圧力演算器16で算出され
るポンプ吐出圧Pも変動する。ポンプ吐出圧P(元管圧
)の変動は流量制御ループの外乱条件となる。そのため
に、圧力演算器16出力が変動しても、その出力値は関
数発生器21によりステップ状にしか変動しないように
なっている。 【0020】一方、必要元圧計算部23にて計算された
ゾーン毎の必要管圧のうち最大のものが下限リミット回
路22に入力される。これにより、全てのゾーンで必要
な流量が確保される。そして、関数発生器21から出力
されたポンプ吐出圧Pがスイッチ回路30に出力される
。なお、ポンプ吐出圧Pが最大値選択回路24で選択さ
れた必要管圧よりも小さい場合には、その選択された必
要管圧が吐出圧設定値として出力される。そして、下限
リミット回路22から出力されたポンプ吐出圧Pがスイ
ッチ回路30、上下限リミット回路26を介して圧力調
節計14に吐出圧設定値として入力される。なお、圧力
調節計14から出力される開度指令値MVが最低開度Z
min を下回ったときには、スイッチ回路30はホー
ルド回路25側に切換えられ、最低開度Zmin を下
回る前のポンプ吐出圧が圧力調節計14に入力される。 この様にして、圧力調節計14には変動する流量に応じ
て決められた吐出圧設定値が逐次更新されながら設定さ
れる。 【0021】例えば、連続鋳造設備の場合には、冷却水
流量設定値は0から最大流量まで操業状態に応じて大き
く変動する。冷却水流量が0の場合、圧力調節弁12は
全開になり、吐出圧が一定に保たれる。そして、操業条
件により、冷却水の総流量値が大きくなるのに応じて圧
力調節弁12の開度は小さくなっていく。さらに、総流
量値が大きくなると、圧力調節弁12は制御可能最低開
度を下回り、制御できなくなる。 【0022】本実施例では、総流量値Fが大きくなると
圧力調節計14に設定するポンプ吐出圧P(圧力設定値
)が小さくなり、図2に示す状態AからH−Q特性曲線
に沿って状態Bに遷移する。この結果、吐出量Qが増大
し、圧力調節弁12の開度が大きくなり、制御可能最低
開度を下回らなくなる。なお、総流量が減少する場合に
ついても、同様にして圧力調節弁12の制御可能最大開
度を上回らないようにできる。 【0023】この様に本実施例によれば、ポンプ10の
H−Q特性,総流量値,圧力調節弁12の最低制御可能
開度から最適吐出圧Pを自動演算し、これを吐出圧設定
値として圧力調節計14に設定して、元管11の圧力制
御を行うようにしたので、圧力調節弁12の制御可能開
度に起因する制約を大幅に緩和でき、総流量値の大幅な
変動に対しても十分に対応することができる。なお、本
発明は冷却水のポンプ吐出圧制御に限定されるものでは
なく、ブロワーによる空気吐出圧制御にも適用すること
ができる。 【0024】 【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、流
量制御側の総流量の大幅な変動にも十分に対応でき、圧
力調節弁の制御可能開度に起因する制約を大幅に緩和す
ることのできる吐出圧力制御装置を提供できる。
機能ブロック図。
を示す特性図。
圧力計、14…圧力調節計、15…ポンプ吐出量演算部
、16…圧力演算器、17…流量計、18…流量調節計
、19…流量調節弁、20…加算器。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポンプから所定の吐出圧にて流体を元
管へ吐出して、該元管に接続された少なくとも一つの流
量制御ループへ前記流体を供給し、かつ前記元管に吐出
された流体の一部を圧力調節弁を通して前記ポンプへ取
込み前記圧力調節弁の開度を調節して前記吐出圧を制御
する吐出圧制御装置において、前記ポンプの吐出圧−吐
出流量特性に基づいてポンプ吐出量を求めるポンプ吐出
量演算手段と、前記流量制御ループに供給された流体の
総流量値を求める総流量演算手段と、前記ポンプ吐出量
演算手段で算出されたポンプ吐出量と前記総流量演算手
段で算出された総流量値とから前記ポンプの吐出圧設定
値を算出するポンプ吐出圧演算手段と、このポンプ吐出
圧演算手段で算出された吐出圧設定値,前記元管の管圧
および前記圧力調節弁の開度情報に基づいて前記圧力調
節弁の開度を制御する圧力調節弁制御手段と、を具備し
たことを特徴とする吐出圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9084691A JP2937530B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 吐出圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9084691A JP2937530B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 吐出圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04321112A true JPH04321112A (ja) | 1992-11-11 |
JP2937530B2 JP2937530B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=14009952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9084691A Expired - Fee Related JP2937530B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 吐出圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2937530B2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-22 JP JP9084691A patent/JP2937530B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2937530B2 (ja) | 1999-08-23 |
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