JPH0432106A - 透明導電膜およびその製造法 - Google Patents

透明導電膜およびその製造法

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JPH0432106A
JPH0432106A JP13477990A JP13477990A JPH0432106A JP H0432106 A JPH0432106 A JP H0432106A JP 13477990 A JP13477990 A JP 13477990A JP 13477990 A JP13477990 A JP 13477990A JP H0432106 A JPH0432106 A JP H0432106A
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JP
Japan
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film
transparent conductive
conductive film
omega
light transmittance
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JP13477990A
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English (en)
Inventor
Naganari Matsuda
修成 松田
Seiji Izeki
清司 伊関
Tadahito Kanaizuka
唯人 金井塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、透明でかつ低抵抗な高分子フィルム上の酸化
インジウム−酸化スズ系の膜(ITO膜)およびその製
造法に関する。
(従来の技術) ガラス或は、プラスチック基材、高分子フィルム−Lに
透明かつ低抵抗な酸化インジウム−酸化スズ(以下IT
Oと呼ぶ)を付着させた透明導電膜は、その導電性を利
用した用途、例えば、液晶デイスプレィ、ELデイスプ
レィといったフラットデイスプレィや、太陽電池等の透
明電極、ブラウン管の窓の透明静電、或は、電磁シール
ド板、発熱体等の電気、電子分野の用途に広く利用され
ている。又、このようなITO系透明導電膜の中で、選
択透過性を有するものは、その赤外光反射特性を利用し
て、太陽エルネギ−利用のためのコレクター用窓材や建
物、自動車等の熱線反射材としても、利用されている。
このようなITO系透明導電膜は、真空蒸着法、スパッ
ター法、CVD法、スプレー法等により作成できること
が知られているとおり材料組成としては酸化インジウム
に対しドーパント材料として、通常、酸化すず(Sn0
2)が、0.1〜40wt%程度含まれている。このI
TO膜は、厳密な作成条件とすることで、表面抵抗数+
Ω/口〜数MΩ/口、可視光透過率70〜95%をもつ
透明導電膜とできることが知られている。
(発明が解決しようとする課題) このような、透明性と導電性を兼ね備えた材料を得るこ
とは、どのような作製法であっても、作製条件の細かい
コントロールが必要である。しかしながら、厳密にコン
トロールした場合でも、通常の温度で成膜すると、8X
10−’Ω・。、程度と、充分に毘い導電性が得られず
、作製時に温度を上げるか、後工程で、熱処理を施す必
要があるのが現状である。この際の温度特性としては、
2SO℃以上好ましくは、400℃以上が必要であり、
このような熱処理によってやっと3.5X10−’Ω・
cm程度の導電特性をもつようになる。しかし、このよ
うな方法は下地基板の温度も上昇させてしまうためガラ
ス、セラミックスといった耐熱性の基板を用いる場合に
は、有効であるが、PET等のプラスチック基材、高分
子フィルムといった材料には応用できない。そのため、
高分子フィルム上の透明導電膜では、耐熱性基板上のも
のほど良好な特性のものが得られない。例えば、PET
フィルム上のITO膜で、厚さ500人で透過率85%
、表面抵抗160Ω/口、比抵抗8×10−4Ω・am
程度となり、ガラス基板上のものと同様の表面抵抗を得
るには4〜6倍以上の厚みの材料が必要であった。厚さ
が増すと、当然、透光度(可視光透過率)が犠牲になっ
てくるという問題もあり、高分子フィルム上のITO膜
は、フィルムの軽さ、可撓性といったガラス、セラミッ
クスよりも優れた性質を持つにも拘らず、その応用範囲
が限られたものとなっていた。
このようなことからも、ガラス等の耐熱性基板上と同等
以上の特性を持つ高分子フィルム上のITO系透明導電
膜が望まれていた。
(課題を解決するための手段) 本発明は、透明高分子フィルム上に設けられた透明導電
膜であって、腹膜が酸化インジウム−酸化スズ系の透明
導電膜であってかつ比抵抗が3×10−40・cs以下
であることを特徴とする透明導電膜であり、透明高分子
フィルム上に酸化インジウム−酸化スズ系の膜でかつ比
抵抗が1×10−3Ω・am以上(A)、可視光透過率
が70%未満(B)の(A)、(B)いずれか一方の性
質を少なくとも有する膜を設け、腹膜にレーザー照射処
理を行い、腹膜を比抵抗が3X10−’Ω・c1以下で
かつ可視光透過率が80%以上の膜となすことを特徴と
する透明導電膜の製造法である。
ITO系透明導電膜の作成法としては真空蒸着、スパッ
ター、CVD1スプレー法等が知られているが、本発明
では、その作成法を限定するものではない。また、材料
組成としては、酸化インジウムに対し、ドーパント材と
して酸化スズを0.1〜40vt%程度含む。好ましく
は、3〜25wt%程度であり、また、At、S it
 W、Mo等の第3元素の添加を行ってもよい。ITO
系の酸化物膜は、厳密な作成条件、或いは、熱処理条件
とすることで、実用可能な特性(表面抵抗数+Ω/口〜
数MΩ/口、可視光透過率70〜95%)をもつ透明導
電膜とできることが知られているが、本発明のレーザー
処理前の材料特性としては、この特性範囲内に限定する
ものではなく、作成したままの状態での特性としては、
例えば酸化不足で透明でない材料や、過酸化状態で導電
性のない材料にも充分適用できる。これらは、例えば可
視光透過率で70%未満、比抵抗では1×10−3Ω・
lj以上の値を有するものである。
可視光透過率とは、JIS  R10Bに規定されてい
るように、昼光の光束について透過光束の入射光束に対
する比のことをいう。測定では、分光測定器を用い、可
視光波長域の分光透過率を測定し、標準光(CIE  
D65)に対し、比視感度による可視光透過率を求める
比抵抗とは単位長、単位面積当りの抵抗のことで、(Ω
・cm)単位で表わし、室温で四端子法で測定したもの
である。
本発明の高分子フィルムとしては、可撓性を有しかつ透
明であれば特に限定されることはなく、種々の材料のも
のが利用できる。高分子フィルムの具体例としては、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレンナレフタレー
ト等のポリエステル類、ビスフェノールA系ポリカーボ
ネイト類のようなポリカーボネイト類、ポリエチレン、
ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セルローストリ
アセテート、セルロースジアセテート等のセルロース誘
導体類、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニ
ル系樹脂、ポリイミド類、ポリアミド類のフィルムをあ
げることができる。これらのフィルム厚さは、普通約3
〜3Ω0/jj程度であり、好ましくは、15〜150
戸である。なお、実用上の観点からは二軸延伸されたポ
リエチレンテレフタレー) (PET)を用いるのが、
好適である。
このように新規なる特性をもつ高分子フィルム1のIT
O系透明導電膜を作成する方法の例を次に述べる。上記
の何らかの方法で、ITO系薄膜薄膜けておく。この時
の特性としては、上記の実用可能な特性(表面抵抗数十
〇/口〜数MΩ/口、可視光透過率70〜95%)の中
に限定するものではない。すなわち、作成した状態での
特性としては、例えば酸化不足で透明でない材料や、過
酸化状態で導電性のない材料にも充分適用できる。
この材料に対し、基板温度をほとんど上げずに、ITO
膜の温度だけをあげることのできる方法で処理を行う。
例えばレーザーを照射する方法等がある。
ここで用いるレーザーとしては、CO2レーザ−YAG
レーザ−ガラスレーザー エキシマレーザ−等があるが
、実用上、波長域、出力、価格の点からは、YAGレー
ザー等が好ましいといえる。ここで、レーザーの出力の
下限値としては、ITO系透明導電膜の導電、透光特性
を改善、例えば、透過率80%以上好ましくは85%以
上、比抵抗3.0X10−’Ω・C■以下にするのに必
要なパワーであり、更に、これらの特性をある範囲内に
制御することも可能である。また、上限値としては、高
分子フィルムが熱的に損傷を受けない範囲が望ましい。
レーザーの照射による温度上昇により、良好な導電特性
と透明性を合わせもつ透明導電膜を作成できる。という
のは、レーザー照射の場合、基板の温度をほとんど上げ
ずに材料のみの温度を上げることが可能である。そのた
め、高分子フィルムのような熱に弱い基板対しても、適
用可能であり、ガラス基板等と同等、或いは、それ以上
の導電特性(3,0X10−’Ω・c1以下の比抵抗)
をもつ透明導電膜の作成が可能となる。
このような方法等により、新規の特性をもつ高分子フィ
ルム上のITO系透明導電膜ができる。
(実施例) 〈実施例1〉 スパッター法によりPETフィルム上にITO膜(−8
Ω5wt%)を成膜した。この材料の特性は、表面抵抗
500Ω/口、比抵抗10XIO−’Ω・C■、可視光
透過率85%であった。このPETフィルム上のITO
に対して、第1図に示す装置で、YAGレーザーを照射
した。この時のYAGレーザーの実効出力は3W1加工
速度は0.5m/■inである。その結果、表面抵抗約
100Ω/口、比抵抗2.lX10−’Ω・C■、可視
光透過率90%とガラス基板等と同等以上の導電特性を
もつ膜になった。
〈実施例2〉 反応性スパッターによって作成したPETフィルム上の
ITO膜(−5Ω5wt%)に対し、YAGレーザーを
照射した。この時のYAGレーザーの実効出力は3W1
加工速度は0.5m/mlnである。照射前は、表面抵
抗数十MΩ/口以上、比抵抗は4X IO2Ω・cm、
可視光透過率85%と過酸化状態の材料特性をもつもの
であったが、照射後には、表面抵抗20Ω/口、比抵抗
1.5×10−4Ω・C111可視光透過率90%と透
明性と導電性を合わせもつ膜になった。
(発明の効果) 本発明の透明導電膜およびその製造法によれば、ガラス
等の耐熱性基板上に作成されたもの(またはアニールさ
れたもの)と同等の透明性、導電性を有する透明導電膜
が製造でき、基材のフィルムの軽さ、可撓性といった、
ガラス、セラミックス基材にない優れた性質が生かされ
、透明導電膜の応用範囲が広がる。さらに本発明におい
ては、きわめてすぐれた透明性、比抵抗を有するITO
膜の部分と、透明性、比抵抗のいずれか一方または両方
とともに劣るITO膜の部分とを明確に区分して、(ま
たは必要部分のみを)作成することも出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の透明導電膜を作成するためのレーザ
ー照射装置の概略を示した図である。 矛1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明高分子フィルム上に設けられた透明導電膜で
    あって、該膜が酸化インジウム−酸化スズ系の透明導電
    膜であってかつ比抵抗が3×10^−^4Ω・cm以下
    であることを特徴とする透明導電膜。(2)透明高分子
    フィルム上に酸化インジウム−酸化スズ系の膜でかつ比
    抵抗が1×10^−^3Ω・cm以上(A)、可視光透
    過率が70%未満(B)の(A),(B)いずれか一方
    の性質を少なくとも有する膜を設け、該膜にレーザー照
    射処理を行い、該膜を比抵抗が3×10^−^4Ω・c
    m以下でかつ可視光透過率が80%以上の膜となすこと
    を特徴とする透明導電膜の製造法。
JP13477990A 1990-05-24 1990-05-24 透明導電膜およびその製造法 Pending JPH0432106A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003197378A (ja) * 2001-12-26 2003-07-11 Sanyo Electric Co Ltd エレクトロルミネッセンス表示素子及びその製造方法
JP2009277640A (ja) * 2007-10-10 2009-11-26 Asahi Kasei Corp 透明導電膜の形成方法

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