JPH04320460A - 二酸化チタン被覆グラファイトフレーク顔料及びその製法 - Google Patents

二酸化チタン被覆グラファイトフレーク顔料及びその製法

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JPH04320460A
JPH04320460A JP3177834A JP17783491A JPH04320460A JP H04320460 A JPH04320460 A JP H04320460A JP 3177834 A JP3177834 A JP 3177834A JP 17783491 A JP17783491 A JP 17783491A JP H04320460 A JPH04320460 A JP H04320460A
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graphite
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幸四郎 國井
Katsuhisa Nitta
勝久 新田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、干渉色を発現する新規なグラフ
ァイトフレーク顔料及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】一般に板状基質に高屈折率の金属酸化物を
被覆してなる顔料としては、二酸化チタン被覆雲母顔料
や酸化鉄被覆雲母顔料などが知られている。この種の顔
料の特徴は、光学的干渉現象に基づくものである。干渉
色の彩度を向上させるためには板状基質粒子の表面上に
金属酸化物の微細な均一粒子を緻密に均一な層に被覆す
ることが必要である。この金属酸化物層の厚みをコント
ロールすることにより光学的厚みに対応した光の干渉色
が発現する。
【0003】この様に干渉色を発現する顔料が意匠性の
点から注目されており、塗料、プラスチック、インキ、
化粧品などの用途に幅広く用いられるに至っている。金
属酸化物被覆雲母顔料は、その光学的特徴からインペイ
性が弱く使用の範囲も制限されている。又例えば白のよ
うな光を反射する色が下地となっている場合は、反射に
よる干渉の色ばかりでなく見る角度によっては、透過に
よる干渉の色も見える二色性といわれる現象を伴ない色
彩効果として好まれない場合もある。自動車用上塗塗料
業界においては、さらにインペイ性のある意匠性の高い
顔料が期待されているが、特に、このような用途におい
ては、黒色で鱗片状の黒鉛は、その黒色によりインペイ
性を増す作用を有する上、透過による干渉の色を吸収す
る作用も有し、干渉色を発現させるための金属酸化物被
覆用基材として好ましいものである。
【0004】従来、黒鉛に二酸化チタンを被覆した黒鉛
顔料は特公昭49−3824号公報あるいは特開昭52
−87422号公報などで知られているがこれら公知の
顔料は、種々要望される色彩効果の点で十分なものでは
なかった。
【0005】特公昭49−3824号公報に記載されて
いる黒鉛顔料は、未処理の黒鉛基質を用い、それを、水
に懸濁撹拌させ、その基質上に二酸化チタンを被覆する
ことにより調製されている。この方法においては、黒鉛
基質は水によく分散しない状態で、二酸化チタンを、黒
鉛基質の粒子表面に被覆している。そのため、黒鉛粒子
が、均一には二酸化チタンによって被覆されず、満足し
得る干渉色の発現は得られないものである。
【0006】特開昭52−87422号公報に記載され
ている黒鉛顔料は硫酸チタニル溶液中に天然鱗片状黒鉛
基質を懸濁させ、熱加水分解することにより、その基質
粒子表面上に二酸化チタンを被覆している。この方法で
は、未処理の黒鉛基質粒子表面に二酸化チタンが緻密に
被覆されず、又この方法は、二酸化チタンの被覆の厚み
や粒子径を制御することは困難な方法である。
【0007】
【発明の開示】本発明の目的は、従来技術によっては得
られない優れた色彩性質を有するグラファイトフレーク
顔料を提供するものであり、また、そのような性質を制
御して実現し得る新規なグラファイトフレーク顔料の製
法を提供せんとするものである。
【0008】従来の二酸化チタン被覆黒鉛顔料は、均一
で緻密な被覆が得られずその結果彩度の高い干渉色を発
現させることができず、又その色の制御も充分に行うこ
とができないという解決されるべき課題を有していた。
【0009】本発明は、グラファイトフレークの粒子表
面を、二酸化チタン水和物および(又は)二酸化チタン
の微粒子により均一かつ緻密に、厚さを制御しながら被
覆せしめることにより新規なグラファイト顔料を提供す
るものである。
【0010】以下に、本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明の新規なグラファイトフレーク顔料
は下記1)〜4)の各製造方法により製造される。
【0012】1)  グラファイトフレーク粒子を酸素
含有雰囲気下で200〜500℃で酸化処理し、この酸
化処理されたグラファイトフレーク粒子を水に懸濁し、
その懸濁液にチタン金属塩の水溶液と塩基性物質を溶解
させた水溶液とを同時に添加し上記のグラファイトフレ
ーク粒子表面に二酸化チタン水和物を均一かつ緻密に沈
着させることを特徴とする方法。
【0013】2)  グラファイトフレーク粒子を水に
懸濁した後、水溶性酸化剤を用いて酸化処理し、この酸
化処理を施したグラファイトフレーク粒子の懸濁液にチ
タン金属塩の水溶液と塩基性物質を溶解させた水溶液と
を同時に添加しグラファイトフレーク粒子の表面に二酸
化チタン水和物を均一かつ緻密に沈着させることを特徴
とする方法。
【0014】3)  グラファイトフレーク粒子を酸素
含有雰囲気下で200〜500℃で酸化処理し、この酸
化処理されたグラファイトフレーク粒子を水に懸濁した
後、さらに水溶性酸化剤を用いて酸化処理しこの酸化処
理後の懸濁液にチタン金属塩の水溶液と塩基性物質を溶
解させた水溶液とを同時に添加し、グラファイトフレー
ク粒子表面に二酸化チタン水和物を均一かつ緻密に沈着
させることを特徴とする方法。
【0015】4)  上記1)〜3)の各方法のいずれ
かにより得られたグラファイトフレーク顔料を、さらに
450℃〜950℃で焼成することを特徴とする方法。
【0016】上記の各製法において使用されるグラファ
イトフレーク粒子は粒径0.5〜150μm、厚さ0.
05〜10μm好ましくは粒径1〜60μm、厚さ0.
1〜3μmの黒色不透明な板状結晶で表面が平滑である
ものが望ましい。
【0017】上記の各製法におけるグラファイトフレー
ク粒子の酸化処理の一つは酸素含有雰囲気下で200〜
500℃に加熱し、グラファイトフレーク粒子表面を酸
化させることである。この処理は、グラファイトフレー
ク粒子を250〜500℃で0.15〜15時間好まし
くは0.25〜3時間酸素含有雰囲気下で熱処理するも
のである。グラファイトフレーク粒子のこの熱処理はグ
ラファイトフレーク粒子表面のカルボキシル基やフェノ
ール性水酸基を増加させるが高温で長時間空気中で酸化
処理するとグラファイトフレーク粒子表面に凹凸や細孔
が生じ脆くなってしまい金属酸化物被覆用基材としては
好ましくないものとなるので上記したとおり、200〜
500℃の温度範囲で酸化処理を行う。
【0018】酸化処理の別の方法は、水溶性酸化剤を用
いる方法である。この水溶性酸化剤の例としては過酸化
水素、過酸化ナトリウム、過塩素酸ナトリウム、過マン
ガン酸カリウム、マンガン酸カリウム、クロム酸カリウ
ム、クロム酸ナトリウム、重クロム酸カリウム、重クロ
ム酸ナトリウム、ギ酸、酢酸、硝酸、硝酸カリウム、硝
酸ナトリウム、硝酸アンモニウム、硫酸、硫酸カリウム
、硫酸ナトリウムなどが上げられるが、これらは、単独
でもしくは組み合せて使用することができる。
【0019】通常は、これらの水溶性酸化剤をグラファ
イトフレーク粒子の水性懸濁液中に適量添加し、適当な
温度およびpHの下でグラファイトフレーク粒子表面を
酸化させることによりその親水性を高める。この水溶性
酸化剤を使用する条件は特に限定されないが、使用する
化合物の種類、添加量、温度、pH等の条件を適宜組み
合わせて設定することによって、より効果的にグラファ
イトフレーク粒子の表面を酸化させることにより親水性
を高めることができる。以下に種々の酸化処理の実施態
様例として(a)〜(g)を示す。これらの好ましい酸
化処理の例は、単に例示したものであり、これに限られ
るものではない。他の酸化処理の方法も本発明の目的を
達成する限り用いることができる。
【0020】(a)  まず、グラファイトフレーク粒
子100重量部に対し、イオン交換水1,000〜10
,000重量部の割合で加え撹拌し懸濁液を調製する。 この懸濁液に過マンガン酸カリウムをグラファイト粒子
単位表面積(m2)あたり、1.0×0−4〜20×1
0−4g好ましくは4×10−4〜10×10−4gの
量で添加し1〜48時間、好ましくは、3〜24時間、
温度5〜60℃で処理する。過マンガン酸カリウムを過
剰に加えて酸化処理しグラファイトフレーク粒子の懸濁
液をろ過する場合には、酸化力を有する赤い過マンガン
酸カリウムがろ液に流出することからグラファイトの粒
子表面の過マンガン酸カリウムの酸化剤としての働きは
グラファイト表面がある程度酸化すると低下するものと
考えられる。
【0021】(b)  水溶性酸化剤としての過酸化水
素は、過マンガン酸カリウムより酸化力が強くアルカリ
性のグラファイト粒子の水性懸濁液に添加すると激しく
発熱反応を起こすが酸性のグラファイト粒子水性懸濁液
中では、反応が抑制されるので、酸化処理剤として使用
することができる。グラファイトフレーク粒子100重
量部に対し1〜20重量部の割合量の過酸化水素をイオ
ン交換水で希釈して、グラファイトフレーク粒子に加え
1〜10重量%のグラファイト粒子の懸濁液を作製する
。 さらにその懸濁液のpHを酸性物質で1〜7好ましくは
、pH3〜6に調整し、12〜96時間撹拌するとよい
【0022】(c)  水溶性酸化剤としてギ酸や酢酸
などの有機酸を用いる場合は、過酸化水素と併用する。 グラファイトフレーク粒子100重量部に対しイオン交
換水1,000〜10,000重量部の割合で加え撹拌
し懸濁液を調製する。この懸濁液にギ酸1.5〜30重
量部好ましくは、3〜15重量部を加えさらに過酸化水
素0.5〜20重量部好ましくは1〜10重量部を加え
た後、10〜100時間撹拌し、好ましくは、10〜5
0時間、温度範囲、5〜60℃で処理する。
【0023】(d)  水溶性酸化剤として、硫酸を用
いてグラファイトフレーク粒子の表面の酸化処理を行う
場合は、グラファイト粒子100重量部に対しイオン交
換水1,000〜10,000重量部の割合で加え撹拌
し懸濁液を調製する。この懸濁液に硫酸1〜20重量部
加え60℃〜沸騰温度で好ましくは90℃〜沸騰温度で
1〜24時間処理する。
【0024】(e)  水溶性酸化剤として硝酸を用い
て、グラファイトフレーク粒子表面の酸化処理を行う場
合は、グラファイト粒子100重量部に対しイオン交換
水1,000〜10,000重量部の割合で加え撹拌し
懸濁液を調製する。この懸濁液に硝酸1〜20重量部好
ましくは5〜15重量部加え20〜100℃で3〜72
時間、好ましくは12〜48時間撹拌処理する。又硝酸
塩、例えば、硝酸カリウムを用いる場合は、上記に準じ
て行う。
【0025】(f)  上記の水溶性酸化剤によるグラ
ファイトフレーク粒子表面の酸化処理は複数の水溶性酸
化剤を用いて行うとさらに効果的になる。例えばグラフ
ァイト粒子100重量部に対しイオン交換水1,000
〜10,000重量部の割合で加え撹拌し、過マンガン
酸カリウムを、グラファイト粒子の単位表面積(m2)
あたり4.0×10−4〜10×10−4g添加し3〜
18時間撹拌処理する。その後さらにギ酸3〜18重量
部、過酸化水素1.0〜10重量部加え10〜60℃の
温度で5〜72時間撹拌処理する。
【0026】(g)  グラファイトフレーク粒子を酸
素含有雰囲気下で加熱して酸化処理し、さらにこの酸化
処理を行ったグラファイトフレーク粒子にイオン交換水
を加え撹拌懸濁し、得られた懸濁液に対して、上記の種
々の水溶性酸化剤を用いて処理する。
【0027】上記の各酸化処理を行ったグラファイトフ
レーク粒子は、水分散性が著しく向上する。水分散性を
評価する方法には種々あるが簡便で最も実際的な方法と
して以下の方法がある。酸化処理したグラファイトフレ
ーク粒子の少量を試験官に採りイオン交換水を加えて強
く振とうし、該グラファイト粒子の分散性を観察すると
分散性のよいフレーク状物質が流れ方向に側って配列・
流動する時に観察される、所謂「流線」が観察され、水
分散性が良いことが確認できる。酸化処理していないグ
ラファイトフレーク粒子は、水に浮いたり液中で凝集体
となって存在し上記のような流線は観察されない。
【0028】上述のグラファイトフレーク粒子表面にお
ける酸化処理の作用機構は、必ずしも明確に解明されて
はいないが、グラファイトフレーク粒子表面の疎水基−
CH=、−CH2−、−CH3、−C=Oなどを酸化さ
せることによりこれらを−OH=COOH、−COSO
3H、−COONaなどの親水性基に変えることにより
水溶性がより強くなるものと考えられる。
【0029】前述のチタン金属塩の例としては四塩化チ
タン、硫酸チタニル、三塩化チタン、硫酸第二チタン、
硫酸第一チタン、三臭化チタンなどがあげられるが、特
定されない。
【0030】前述の塩基性物質の水溶液としては、特定
されないが、水酸化ナトリウム水溶液、水溶液カリウム
水溶液、アンモニウム水溶液などがその例としてあげら
れる。
【0031】上述の各酸化処理により処理されたグラフ
ァイトフレーク粒子表面に二酸化チタン水和物又は二酸
化チタンを被覆する方法それ自体は、特定されないが公
知の方法はいずれも使用することができる。二酸化チタ
ン水和物又は二酸化チタンを均一かつ緻密に被覆するた
めには、前述の酸化処理を行った後のグラファイトフレ
ーク粒子の水性懸濁液にチタン金属塩水溶液と塩基性物
質の水溶液とを同時に添加し、グラファイト粒子表面に
二酸化チタン水和物を沈着させる方法が好ましく用いら
れる。
【0032】前述の方法におけるチタン金属塩の加水分
解は、酸化処理したグラファイトフレーク粒子1〜20
重量%の水性懸濁液好ましくは3〜10重量%の水性懸
濁液を撹拌し50〜100℃の温度に好ましくは70〜
80℃の温度に加熱一定維持し適当な酸性物質、例えば
塩酸などを用いて水性懸濁液のpHを0.5〜5の範囲
の所定値に調整したのち、撹拌下で、チタン金属塩の水
溶液を計量ポンプを用いて供給し同時に塩基性物質の水
溶液を懸濁液のpHを一定に維持するように供給する。 チタン金属塩の水溶液は好ましくは、0.01〜5.0
モル/1の濃度であるのがよい。また、チタン金属塩の
水溶液の供給は酸化処理したグラファイトフレーク粒子
単位表面積1m2あたり1分間に0.01×10−5〜
30×10−5モル/lの滴下速度で供給するのが好ま
しい。また塩基性物質の水溶液は0.025〜10モル
/l濃度のものを用いるとよい。
【0033】上述の各方法により、二酸化チタン水和物
が酸化処理されたグラファイトフレーク粒子表面に対し
、滴下したチタン金属塩水溶液量に応じて、均一かつ緻
密に被覆されゴールド、赤、紫、青、緑の干渉色を発現
し、所望する干渉色が発現した時点で金属塩水溶液と塩
基性物質水溶液の同時滴下を止めることができる。さら
に、工業廃水について定められているpH値になるよう
に、塩基性物質水溶液を用いて調整し、この懸濁液を濾
過し固形生成物を取り出すことが望ましい。この固形生
成物は、水溶性中和塩を含んでいるので、イオン交換水
で洗浄、脱水することは顔料の耐水性、耐光性などの諸
物性を高める上で好ましい。
【0034】本発明のグラファイトフレーク顔料の二酸
化チタン粒子をさらに緻密にし、光安定性のよい優れた
干渉色を発現するものとするために前記の各方法で得ら
れたグラファイトフレーク顔料を、さらに、温度450
℃〜950℃で、0.15〜10時間空気又は不活性ガ
スなど、グラファイトの熱分解を抑える雰囲気中で、焼
成するのが望ましい。
【0035】本発明により、二酸化チタン被覆グラファ
イトフレーク顔料において、二酸化チタンが均一かつ緻
密に被覆され、その結果、発色性の優れた干渉色を有す
る二酸化チタン被覆グラファイトフレーク顔料が提供さ
れる。
【0036】比較例 本例は、既知技術にもとづいて酸化処理を行うことなく
調製した例である。
【0037】粒径が1〜100μm、平均粒径36μm
のグラファイトフレーク粒子(西村黒鉛株式会社製造 
 PB−85)10gをイオン交換水1000mlに撹
拌懸濁させ75℃に昇温維持し、空気で弱く、バブリン
グする。この懸濁液にイオン交換水2000mlに35
重量%の塩酸24.6g,20.3重量%の三塩化チタ
ン49.3g加えた三塩化チタン溶液を計量ポンプを用
いて3.75ml/minの滴下速度で懸濁液のpHが
2.1になるまで撹拌下で滴下する。その後も三塩化チ
タン溶液を同じ速度で滴下するが、同時に9.76重量
%の水酸化ナトリウム水溶液を滴下しpHを2.1に維
持する。
【0038】この様にして1837mlの三塩化チタン
水溶液を滴下する。滴下終了後9.76重量%の水酸化
ナトリウム水溶液を用いてpHを5まで上げ懸濁液を濾
過すると固形生成物が得られる。この固形生成物をイオ
ン交換水で洗浄濾過し、200℃で15時間乾燥すると
赤色の発色性の弱い顔料が得られる。この得られた顔料
を、光学顕微鏡で観察すると発色していない粒子が数多
く存在し、さまざまな発色が見られる。走査型電子顕微
鏡観察より、グラファイト粒子表面上に二酸化チタンが
不均一に被覆されていることが判る。
【0039】実施例1 粒径が1〜100μm、平均粒径36μmのグラファイ
トフレーク粒子(西村黒鉛株式会社製  PB−85)
10gを予め350℃で空気中で30分熱酸化処理した
後、イオン交換水1000mlに撹拌懸濁させて懸濁液
を調製する。その懸濁液に対しては、比較例と同様にし
て、二酸化チタン被覆する。これにより、赤の干渉を発
現した二酸化チタン被覆グラファイトフレーク顔料が得
られる。この得られた顔料を光学顕微鏡で観察すると発
色してない粒子は少ない。走査型電子顕微鏡観察より十
分ではないが二酸化チタンが均一に被覆されていること
が判る。またこの顔料の色調を測定すると比較例のもの
に比べ発色性が優れていることが判る。
【0040】実施例2 粒径が1〜100μm、平均粒径36μmのグラファイ
トフレーク粒子(西村黒鉛株式会社製  PB−85)
10gを予め450℃で空気中で30分熱酸化処理しイ
オン交換水1000mlに撹拌懸濁させる。この時十分
ではないが酸化処理したグラファイトフレーク粒子は実
施例1のものよりも懸濁し易い。懸濁液に対しては、比
較例と同様にして操作を行うことにより、赤の干渉を発
現した二酸化チタン被覆グラファイトフレーク顔料が得
られる。
【0041】この得られた顔料を光学顕微鏡で観察する
と発色しない粒子はかなり少ない。走査型電子顕微鏡観
察より二酸化チタンがかなり均一に被覆されていること
が判る。またこの顔料の色調を測定すると比較例のもの
に比べさらに優れた発色性が得られていることが判る。
【0042】実施例3 粒径が1〜100μm、平均粒径36μmのグラファイ
トフレーク粒子(西村黒鉛株式会社製  PB−85)
15gにイオン交換水240mlを加え撹拌懸濁させる
。 0.15gの過マンガン酸カリウムをこの懸濁液に添加
し常温で18時間撹拌し酸化処理を行う。この酸化処理
後、懸濁液を濾過しグラファイト粒子を濾取し、イオン
交換水にて洗浄した後、110℃で15時間乾燥する。 この酸化処理したグラファイトフレーク粒子10gにイ
オン交換水1000mlを加え撹拌し懸濁させる。酸化
処理されたグラファイトフレーク粒子は良く分散してい
る。つぎに比較例と同様に二酸化チタンの被覆処理を行
うと優れた赤の干渉を発現した二酸化チタン水和物被覆
グラファイトフレーク顔料が得られる。
【0043】この得られた顔料を光学顕微鏡で観察する
と均一に発色したフレーク状粒子が観察される。走査型
電子顕微鏡観察より二酸化チタン粒子が均一に被覆され
ていることが判る。また、この顔料の色調を測定すると
比較例のものに比べはるかに発色性が向上していること
が判る。
【0044】実施例4 粒径が1〜100μm、平均粒径36μmのグラファイ
トフレーク粒子(西村黒鉛株式会社製  PB−85)
15gを、450℃で空気中で30分熱酸化処理した後
、イオン交換水240mlに撹拌懸濁させる。次に、こ
の懸濁液に0.15gの過マンガン酸カリウムを添加し
常温で18時間撹拌し酸化処理を行う。酸化処理後、懸
濁液を濾過し酸化処理されたグラファイトフレーク粒子
を濾取し、さらにイオン交換水にて洗浄する。このグラ
ファイト粒子を再び濾取し、110℃で15時間乾燥す
る。このグラファイトフレーク粒子10gにイオン交換
水1000mlを加え撹拌し懸濁させる。このグラファ
イト粒子は良く分散している。つぎにこの懸濁液に対し
、比較例と同様に二酸化チタンの被覆処理を行うと優れ
た赤の干渉を発現したグラファイトフレーク顔料が得ら
れる。
【0045】この得られた顔料を光学顕微鏡で観察する
と均一に発色した粒子が観察される。走査型電子顕微鏡
観察より二酸化チタンが均一に被覆されていることが判
る。また、この顔料の色調を測定すると比較例のものに
比べはるかに発色性が向上していることが判る。
【0046】実施例5 粒径が1〜100μm、平均粒径36μmのグラファイ
トフレーク粒子(西村黒鉛株式会社製  PB−85)
15gを、450℃で空気中で30分熱酸化処理した後
、イオン交換水240mlに撹拌懸濁させる。次に、こ
の懸濁液に、0.15gの過マンガン酸カリウムと62
重量%のHNO3溶液0.12gを添加し常温下で15
時間撹拌し、さらに、酸化処理を行う。この酸化処理後
、この懸濁液を濾過し、グラファイトフレーク粒子を濾
取する。さらにイオン交換水を用いて洗浄し、酸化処理
されたグラファイトフレーク粒子を再び濾取し、110
℃で15時間乾燥させる。この酸化処理されたグラファ
イトフレーク粒子10gにイオン交換水1000mlを
加え撹拌懸濁すると、この酸化処理されたグラファイト
粒子が良く分散していることが判る。
【0047】つぎに比較例と同様に二酸化チタンの被覆
を行うと優れた赤の干渉を発現したグラファイトフレー
ク顔料が得られる。この得られた顔料を光学顕微鏡で観
察すると均一に発色した粒子が観察される。走査型電子
顕微鏡観察より二酸化チタンが均一に被覆されているこ
とが判る。またこの顔料の色調を測定すると比較例のも
のに比べてはるかに発色性が優れていることが判る。
【0048】実施例6 粒径が1〜100μm、平均粒径36μmのグラファイ
トフレーク粒子(西村黒鉛株式会社製  PB−85)
15gを、450℃で空気中で30分熱酸化処理した後
、イオン交換水240mlに撹拌懸濁させる。87重量
%のギ酸溶液5.1gと34.5重量%の過酸化水素水
溶液をこの懸濁液に添加し、常温で18時間、さらに、
酸化処理を行う。この酸化処理後該懸濁液を濾過し、グ
ラファイト粒子を濾取する。さらにイオン交換水を用い
て洗浄し酸化処理されたグラファイトフレーク粒子を再
び濾取し、110℃で15時間乾燥させる。このように
酸化処理されたグラファイトフレーク粒子10gにイオ
ン交換水1000mlを加え撹拌懸濁するとグラファイ
ト粒子が良く分散していることが判る。
【0049】つぎに比較例と同様に二酸化チタン被覆を
行うと優れた赤紫の干渉を発現したグラファイトフレー
ク顔料が得られる。この得られた顔料を光学顕微鏡で観
察すると均一に発色した粒子が観察される。走査型電子
顕微鏡より二酸化チタンが均一に被覆されていることが
判る。またこの顔料の色調を測定すると比較例のものに
比べはるかに発色性が優れていることが判る。
【0050】実施例7〜実施例11 実施例2〜実施例6で得られた各グラファイトフレーク
顔料をそれぞれ温度520℃で30分間空気中で焼成す
る。焼成された顔料はさらに優れた干渉色を発現してい
る。
【0051】実施例12〜実施例16 実施例2〜実施例6で得られた各グラファイトフレーク
顔料を、それぞれ、温度600℃で30分間窒素ガス雰
囲気中で焼成する。焼成された顔料はなおさらに優れた
干渉色を発現している。
【0052】比較例、実施例の結果を表1および表2に
示す。
【0053】
【表1】
【0054】註:(表1、表2共通)L値、a値、b値
についてはJISハンドブックの他、下記刊行物参照。 色の科学:化学の話シリーズ9(培風館)P39〜P4
6 色材工学ハンドブック:(朝倉書店)P190〜P21
【0055】
【表2】
【0056】〔応用例〕本発明のグラファイトフレーク
顔料は、自動車上塗り塗料用顔料、プラスチック着色用
顔料、印刷インク用顔料、家電製品塗料用顔料、建材塗
料用顔料、うるし塗料用顔料、化粧品用顔料などとして
用いることができる。
【0057】自動車上塗り塗料用顔料として用いる場合
、本発明の顔料は上塗り層に用いられ有機顔料、カーボ
ンブラック顔料、アルミ粉などの金属粉、マイカをベー
ス基材としたパール顔料と組み合せて、又は単独で上塗
り塗料樹脂に対し0.1〜50重量%の割合の量で使用
することができる。応用例1にその例を示す。
【0058】応用例1 アクリル・メラミン樹脂  −−−−−−−−−−  
100重量% アクリデック  47−712−−−−−−−  70
重量% スーパーベッカミンG821−60−−−−  30重
量% 本発明の実施例16で得られた顔料  −−−−−  
20重量% アクリル・メラミン樹脂用シンナー 酢酸エチル  −−−−−−−−−−−−−−  50
重量% トルエン  −−−−−−−−−−−−−−−  30
重量% n−ブタノール  −−−−−−−−−−−−  10
重量% ソルベッソ#150−−−−−−−−−−−  40重
量%
【0059】アクリル・メラミン樹脂はアクリル・メラ
ミン樹脂用シンナーを用いてスプレー塗装に適した粘度
(フォードカップ#4で12〜15秒)に調整し、スプ
レー塗装にてベースコート層を形成する。
【0060】応用例2この例はプラスチック着色用顔料
として使用した一応用例を示すものである。
【0061】 ポリエチレン樹脂(ペレット)  −−−−−−−−−
  100重量部 実施例16で得られた顔料      −−−−−−−
−−  1重量部 ステアリン酸亜鉛  −−−−−−−−−−−−−−−
  0.2重量部 流動パラフィン  −−−−−−−−−−−−−−−−
  0.1重量部 上記の配合によるペレットをドライブレンドし射出成形
機を用いて射出成形を行う。
【0062】応用例3 この例は、印刷インク用顔料として使用したグラビアイ
ンクの一応用例を示すものである。
【0063】CCSTメジウム(ニトロセルロース系樹
脂東洋インキ(株))  −−−−−40重量部実施例
16で得られた顔料  −−−−−−−−−−−−−8
重量部 上記の配合によるインクにNC102溶剤(東洋インキ
(株))を加えザンカップNo.3で粘度を20sec
に調整し印刷する。
【0064】応用例4 この例は、化粧品用顔料として使用した一応用例を示す
ものである。
【0065】本発明で得られた粒径4.5μm以下の顔
料−−−−  40重量部 タルク    −−−−−−−−−−−−−−−−−−
−  24重量部 マイカ    −−−−−−−−−−−−−−−−−−
−  10重量部 ステアリン酸亜鉛    −−−−−−−−−−−−−
−    5.0重量部 ラウリン酸亜鉛      −−−−−−−−−−−−
−−    3.0重量部 着色顔料  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  10重量部 ミリスチン酸ヘキサデシル    −−−−−−−−−
−    5.5重量部 ラノリン脂肪酸イソプロピル  −−−−−−−−− 
     2.5重量部 防腐剤        −−−−−−−−−−−−−−
−−      適量 以上の配合を用いてケーキ型アイシャドーを作製する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  酸化処理が施されたグラファイトフレ
    ーク粒子表面に二酸化チタン水和物および(又は)二酸
    化チタンが均一にかつ緻密に被覆されているグラファイ
    トフレーク顔料。
  2. 【請求項2】  グラファイトフレーク粒子を酸素含有
    雰囲気下で200〜500℃で酸化処理し、この酸化処
    理されたグラファイトフレーク粒子を水に懸濁し、その
    懸濁液にチタン金属塩の水溶液と塩基性物質を溶解させ
    た水溶液とを同時に添加し上記のグラファイトフレーク
    粒子表面に二酸化チタン水和物を均一かつ緻密に沈着さ
    せることを特徴とするグラファイトフレーク顔料の製造
    方法。
  3. 【請求項3】  グラファイトフレーク粒子を水に懸濁
    した後、水溶性酸化剤を用いて酸化処理し、この酸化処
    理を施したグラファイトフレーク粒子の懸濁液にチタン
    金属塩の水溶液と塩基性物質を溶解させた水溶液とを同
    時に添加しグラファイトフレーク粒子の表面に二酸化チ
    タン水和物を均一かつ緻密に沈着させることを特徴とす
    るグラファイトフレーク顔料の製造方法。
  4. 【請求項4】  グラファイトフレーク粒子を酸素含有
    雰囲気下で200〜500℃で酸化処理し、この酸化処
    理されたグラファイトフレーク粒子を水に懸濁した後、
    さらに水溶性酸化剤を用いて酸化処理しこの酸化処理後
    の懸濁液にチタン金属塩の水溶液と塩基性物質を溶解さ
    せた水溶液とを同時に添加し、グラファイトフレーク粒
    子表面に二酸化チタン水和物を均一かつ緻密に沈着させ
    ることを特徴とするグラファイトフレーク顔料の製造方
    法。
  5. 【請求項5】  請求項2、3および4各項記載のいず
    れかの製造方法により得られたグラファイトフレーク顔
    料を、さらに450℃〜950℃で焼成することを特徴
    とするグラファイトフレーク顔料の製造方法。
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