JPH04319872A - 画質改善装置 - Google Patents

画質改善装置

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JPH04319872A
JPH04319872A JP3114017A JP11401791A JPH04319872A JP H04319872 A JPH04319872 A JP H04319872A JP 3114017 A JP3114017 A JP 3114017A JP 11401791 A JP11401791 A JP 11401791A JP H04319872 A JPH04319872 A JP H04319872A
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JP3114017A
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Shigehiro Ito
伊藤 茂広
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン(TV
)受像機、ヒデオテープレコーダ(VTR )、プリン
タ等の各種ビデオ機器、及び、画像データを扱う各種画
像処理装置等に好適な画質改善装置に関する。そして、
この発明は、特にエッジ強調を観賞者に違和感を与える
ことなく自然な形で行い、再生画像の鮮鋭度及び解像度
を改善できると共に、デジタル回路化に適した画質改善
装置を提供することを目的としている。
【0002】
【従来の技術】従来、画質改善のために用いられる輪郭
補正では、2次微分処理によって輪郭補正成分を求め、
この補正成分を元の信号に適量付加していた。この方法
では、輪郭補正成分である2次微分波形が、元の信号の
波形変化部(エッジ部)の中点よりもかなり外側にピー
クを持つ波形となっていた。よって、この2次微分波形
を元の信号に付加すると、プリシュートやオーバーシュ
ートが発生することがあり、再生画像上のエッジに白と
黒の縁どりができるなどの不自然な輪郭補正となること
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、元の信号の波形変化部(エッジ部)の中
点位置に波形段差を付加することによるエッジ強調によ
り、プリシュートやオーバーシュートによる不自然な輪
郭補正を防ぎ、観賞者に対して違和感を与えることなく
、自然な形で鮮鋭度及び解像度を向上させることができ
ると共に、デジタル回路化に適した画質改善装置とする
には、どのような手段を講じればよいかという点にある
。さらに、この発明が解決しようとする課題は、2次元
のエッジ強調ができると共に、エッジ強調量の調整がで
きる画質改善装置とするには、どのような手段を講じれ
ばよいかという点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明は、入力信号から、水平方向に3つ及
び垂直方向に3つの正方格子状に並んだ、合計9つの画
素値を抽出する抽出回路と、前記9つの画素値の内の中
央画素値に関して、その中央画素値を含んで水平方向に
並んでいる3つの画素値が供給され、1次差分回路と、
2次差分回路と、制御信号形成回路と、信号選択回路と
より成る水平方向処理回路と、前記9つの画素値の内の
中央画素値に関して、その中央画素値を含んで垂直方向
に並んでいる3つの画素値が供給される、前記水平方向
処理回路と同一構成の垂直方向処理回路と、前記9つの
画素値の内の中央画素値に関して、その中央画素値を含
んで第1の斜め方向に並んでいる3つの画素値が供給さ
れる、前記水平方向処理回路と同一構成の第1の斜め方
向処理回路と、前記9つの画素値の内の中央画素値に関
して、その中央画素値を含んで第2の斜め方向に並んで
いる3つの画素値が供給される、前記水平方向処理回路
と同一構成の第2の斜め方向処理回路と、前記水平方向
処理回路、前記垂直方向処理回路、前記第1の斜め方向
処理回路、及び前記第2の斜め方向処理回路の各出力信
号が供給され、前記各出力信号を所定比率で混合する混
合回路とより構成される画質改善装置であって、前記1
次差分回路は、供給される前記3つの画素値の内の隣接
する2つの画素値から、第1の1次差分値信号と、第2
の1次差分値信号とを形成し、前記2次差分回路は、前
記第1の1次差分値信号と、前記第2の1次差分値信号
とから2次差分値信号を形成し、前記制御信号形成回路
は、前記第1の1次差分値信号、前記第2の1次差分値
信号、及び前記2次差分値信号が供給され、前記第1の
1次差分値信号、前記第2の1次差分値信号、及び前記
2次差分値信号の各信号の値の組合わせに応じて変化す
る制御信号を形成し、前記信号選択回路は、前記3つの
画素値及び前記制御信号が供給され、前記入力信号の波
形変化部の中点位置に波形段差を付加した出力信号を得
るように、前記制御信号に応じて、前記3つの画素値の
内の1つを選択して出力することを特徴とする画質改善
装置を提供するものである。
【0005】
【実施例】図1に、この発明の画質改善装置の一実施例
を示す。また、図2は正方格子状に配置された9つの画
素値の配列図、図3は遅延回路及び水平方向処理回路の
具体的な構成例を示す図、図4は水平方向処理回路内の
制御信号形成回路及び信号選択回路の具体的な構成例を
示す図、図5、図6、及び図7は図1に示した実施例の
動作説明図である。図5及び図6では、説明をわかりや
すくするために、波形傾斜部の段差を誇張して表現して
ある。また、具体的回路例としてデジタル回路を挙げる
場合でも、その動作説明をわかりやすくするため、図5
〜図7では、その回路の信号波形をアナログ値で示すも
のとする。
【0006】図1において、1は遅延回路であり、入力
信号から、水平方向に3つ及び垂直方向に3つの正方格
子状に並んだ、合計9つの画素値を抽出する抽出回路の
働きをする。2は水平方向処理回路、3は第1の斜め方
向処理回路、4は垂直方向処理回路、5は第2の斜め方
向処理回路、6は混合器である。なお、説明の便宜上、
各回路自体の処理時間による信号の遅れ、及びその遅れ
を単に補正するためだけに通常用いられる遅延回路等は
、省略するものとする。この画質改善装置の扱う入力信
号としては、各種映像信号、TV信号の輝度信号、RG
B信号等のベースバンド信号が考えられる。入力信号は
、装置内で、水平・垂直の2次元処理される。これらの
入力信号は、水平方向には連続であり、垂直方向には、
ライン(即ち走査線)毎に離散化された信号となってい
る。信号処理をデジタル回路で行う場合には、入力信号
の水平方向も標本化周期で離散化する必要がある。 以下に説明する実施例のエッジ強調処理は、図2に示す
、正方格子状に並んだ合計9つの画素値(信号の値)X
a〜Xiを用いて、その正方格子の中央画素値Xeに対
して行うエッジ強調処理である。正方格子状に配置され
た9つの画素値は、任意の処理時刻に水平方向に時間T
ずつ隔てられた3つの信号、及び上方から下方に走査さ
れる垂直方向に、時間TH (水平走査期間、即ちライ
ン周期)ずつ隔てられた3本のラインから成る。
【0007】まず、ラインL1から入来する入力信号は
。遅延回路1に供給される。遅延回路1は、図2に示す
正方格子状に配置された9つの画素値を入力信号から抽
出し、その9つの画素値を同一時刻に取扱える信号にす
る。遅延回路1は、図3(a)に示すように、8個の遅
延回路で構成されている。遅延回路1−1,1−2の有
する遅延時間は、ライン毎の垂直方向の隔り時間である
水平走査期間TH である。NTSC方式におけるイン
ターレス走査時の水平走査期間TH は次式(1)であ
り、ノンインターレス走査時の水平走査期間THは次式
(2)である。
【0008】
【数1】
【数2】
【0009】遅延回路1−3〜1−8の有する遅延時間
は、水平方向の微小遅延を与えるための時間Tである。 遅延時間Tは、
【0010】
【数3】
【0011】である。この遅延時間Tの値は、TV映像
信号を量子化し、デジタル系で信号処理する際に通常用
いられる標本化周波数fs (fs =4fsc)を基
に設定された値であり、遅延時間Tは標本化周期に一致
している。TV映像信号の周波数成分が4MHz まで
で帯域制限されている場合には、理想特性から求められ
る次式のインパルス応答、
【0012】
【数4】
【0013】の半値幅(約150.8ns)から、遅延
時間Tの値を次式、
【0014】
【数5】
【0015】即ち、半値幅の1/2以下の値に設定する
ことで、この発明の目的は達成される。この様に入力信
号が含む周波数成分の上限値から、遅延時間Tの値を決
めることができる。次に、図2に示す9個の画素値Xa
〜Xiが、図3(a)に示す遅延回路1の回路図の各接
続点で、どのように配列しているかを説明する。ライン
L1上の入力画素値をXiとしたとき、遅延回路1−1
の出力は、画素値Xiより時間TH 前の画素値Xfで
あり、遅延回路1−2の出力は、画素値Xfよりもさら
に時間TH 前の画素値Xcである。遅延回路1−3の
出力は、画素値Xiより時間T前の画素値Xhであり、
遅延回路1−4の出力は、画素値Xhよりもさらに時間
T前の画素値Xgである。また、遅延回路1−5の出力
は、画素値Xfより時間T前の画素値Xeであり、遅延
回路1−6の出力は、画素値Xeよりもさらに時間T前
の画素値Xdである。遅延回路1−7の出力は、画素値
Xcより時間T前の画素値Xbであり、遅延回路1−8
の出力は、画素値Xbよりもさらに時間T前の画素値X
aである。従って、図2に示すような、水平方向に時間
Tずつ隔てられた3つの画素値、及び垂直方向に時間T
H ずつ隔てられた3つの画素値の計9個の画素値から
成る正方格子状に配置された画素値Xa〜Xiが、同一
時刻に扱えるようになる。次に、図1に示す水平方向処
理回路2には、遅延回路1から3つの画素値Xd,Xe
,Xfが供給される。画素値Xd,Xe,Xfは、図2
に示す中央ライン((n+1)ライン)に沿って水平方
向に時間T毎に配置された3つの画素値であり、水平方
向処理回路2は、この3つの画素値を用いて、中央画素
値Xeに対する水平方向のエッジ強調を行う。
【0016】図3(b)は、水平方向処理回路2の具体
的な構成を示す図である。3つの入力ラインL2−1,
L2−2,L2−3には、それぞれ遅延回路1から画素
値Xf,Xe,Xdが1つずつ供給される。ここで、水
平方向処理回路2の動作をわかりやすく説明するために
、画素値Xf,Xe,Xdを、それぞれ図5(a),(
b),(c)に示す連続信号S1,S2,S3に置き換
えることにする。幅広のパルス信号S1が、時間Tだけ
遅延した信号が信号S2であり、さらに時間Tだけ遅延
した信号が信号S3である。図3(b)に示す減算器2
−1は、信号S1から信号S2を減算し、次式に示す信
号S4を出力する。信号S4の波形(図5(d)参照)
は、1次差分波形、即ち微分波形である。
【0017】
【数6】
【0018】減算器2−2は、減算器2−1と同一の機
能を有し、信号S2から信号S3を減算し、次式に示す
信号S5(図5(e)参照)を出力する。信号S5の波
形も、1次差分波形、即ち微分波形である。
【0019】
【数7】
【0020】減算器2−3も、減算器2−1と同一の機
能を有し、減算器2−1の出力信号S4から減算器2−
2の出力信号S5を減算し、次式に示す信号S6を出力
する。信号S6の波形(図5(f)参照)は、2次の差
分波形、即ち2次微分波形である。
【0021】
【数8】
【0022】次段の制御信号形成回路2−4には、減算
器2−1〜2−3の各出力信号S4,S5,S6が供給
される。そして、制御信号形成回路2−4は、信号S4
,S5,S6の値の組合わせに応じて、制御信号Scを
形成する。制御信号Scは、3つの信号Sc1,Sc2
,Sc3から成る、ローアクティブ(負論理)のロジッ
ク信号である。次表1に各制御信号の論理及びその成立
条件を示す。また、信号Sc1,Sc2,Sc3の各波
形図を図5(h),(i),(g)に示す。
【0023】
【表1】
【0024】以上のように、(イ)信号S4,S5の値
が共に第1の正の定数αより大であり、同時に信号S6
の値が第2の正の定数βより大であるとき、または、信
号S4,S5の値が共に第1の負の定数−αより小であ
り、同時に信号S6の値が第2の負の定数−βより小で
あるとき、制御信号Sc3が0(Low)となり、(ロ
)信号S4,S5の値が共に第1の正の定数αより大で
あり、同時に信号S6の値が第2の負の定数−βより小
のとき、または、信号S4,S5の信号の値が共に第1
の負の定数−αより小であり、同時に信号S6の信号の
値が第2の正の定数βより大であるとき、制御信号Sc
1が0(Low)となり、(ハ)信号S4,S5,S6
の3つの信号の値の組合わせが上記以外の組合わせのと
き(即ち、信号Sc1,Sc3が同時に1(High)
のとき)、制御信号Sc2が0(Low)となる。上記
の定数α,βは、信号S4,S5,S6の値に比べて小
さな値であり、雑音成分を除去するために設定される。 これによって、信号S4,S5中の振幅値がα未満の雑
音相当成分が除去されると共に、信号S6中の振幅値が
β未満の雑音相当成分が除去される。従って、雑音成分
の影響を受けないより正確な制御信号Scが得られる。 なお、この雑音除去処理により、雑音成分と共に失われ
る信号成分を、元の信号の数%以内としておけば問題な
い。制御信号形成回路2−4を実現する回路例を図4(
a)に示す。図4(a)において、信号S4〜S6は、
2の補数表示の8bitのデジタル信号として扱われる
。信号S4〜S6は、それぞれ変換器3−1〜3−3に
供給される。変換器3−1〜3−3は、信号S4〜S6
を、信号S4〜S6の絶対値が正の定数α,βよりも大
きなときは1、小さなときは0に変換し、それを2の補
数表示の2bit化された信号として出力する。各変換
器の変換表を表2に、信号S4〜S6の2の補数表示の
2bit化された信号を次式(9)にそれぞれ示す。
【0025】
【表2】
【0026】
【数9】
【0027】変換器3−1〜3−3は、TTL−ICや
、ROMなどによるテーブル・ルックアップ方式で実現
できると共に、PLA(Programmable L
ogic Array)等でも実現できる。3つの変換
器出力は、AND回路3−4〜3−8、OR回路3−9
,3−10、NAND回路3−11,3−12,3−1
3を経て、次式に示す制御信号Sc1,Sc2,Sc3
となる。
【0028】
【数10】
【0029】なお、図4(a)上では、各信号名Sc1
,Sc2,Sc3は、単なる名称として記載してあるが
、上式(10)では、その信号の使用目的、動作を明確
にするため、ローアクティブ(負論理)の論理式で(即
ち、バーを付して)、各信号Sc1,Sc2,Sc3を
示している。 制御信号形成回路2−4で雑音除去の必要がないときは
、表1、表2で示したような、正の定数α,β、負の定
数−α,−βで信号S6〜S8を振り分けるのではなく
、信号S6〜S8を正、負、ゼロで振り分けるるように
してもよい。この場合の変換器3−1〜3−3の変換表
を次表3に、各制御信号の論理及びその成立条件を次表
4に示す。
【0030】
【表3】
【表4】
【0031】ここで図3(b)にもどって、次段の信号
選択回路2−5には、制御信号Sc(信号Sc1,Sc
2,Sc3)、及び信号S1,S2,S3が供給される
。信号選択回路2−5は、制御信号Scに応じて、信号
S1,S2,S3の内の1つの信号を選択出力する。信
号選択回路2−5の出力Soは、次式(11)に示すも
のとなる。
【0032】
【数11】
【0033】即ち、信号選択回路2−5は、制御信号S
c1が0(Low)のとき、信号S1を選択出力し、制
御信号Sc2が0(Low)のとき、信号S2を選択出
力し、制御信号Sc3が0(Low)のとき、信号S3
を選択出力する。
【0034】信号選択回路2−5を実現する回路例を図
4(c)に示す。ブロック3−14,3−15,3−1
6はスイッチ回路である。各スイッチ回路3−14〜3
−16には、信号S1,S2,S3がそれぞれ供給され
、制御信号Sc1,Sc2,Sc3の内の1つが0(L
ow)のとき、その制御信号が供給されているスイッチ
回路がオンとなり、信号S1,S2,S3の内のどれか
1つが、共通化された出力端子から出力される。各スイ
ッチ回路3−14〜3−16は、同一構成の回路である
。 図4(b)に、スイッチ回路3−14〜3−16の具体
的回路例として、スイッチ回路3−14を代表として示
す。信号S1,Soを8bit,2の補数表示のものと
する。ブロック3−20〜3−27は制御端子付のバッ
ファ回路であり、共通化された制御端子には、制御信号
Sc1が供給されている。この制御信号Sc1が0(L
ow)のときに、入力信号S1、即ち、S10(LSB
)〜S17(MSB)は、そのまま出力So(即ち、S
00(LSB)〜S07(MSB))として出力される
。制御信号Sc1が1(High)のときには、出力は
トライステートまたはハイインピーダンス状態となる。 こうして得られる信号選択回路2−5の出力信号Soは
、図5(j)に示す波形となる。
【0035】この出力波形Soを入力波形S2(画素値
Xe)と比較すると、出力波形Soは、入力波形S2の
波形変化部(エッジ部)のほぼ中間点に波形段差が付加
され、波形傾斜部の傾斜が急峻となっており、適格にエ
ッジ強調された波形となっていることがわかる。出力信
号Soを再生すれば、水平方向の輪郭が補正された再生
画像が得られる。また、この水平方向処理回路2のエッ
ジ強調処理は、図5(j)に示す出力波形Soからもわ
かるように、従来の輪郭補正のようなプリシュート、オ
ーバーシュートなどの原信号の振幅を越えたエッジ強調
処理とならず、原信号の振幅内のエッジ強調処理である
。従って、この水平方向処理回路を組込んだ機器を、デ
ジタル回路で構成した場合でもオーバーフローの問題が
発生せず、その機器は、良好な画質改善が行える。こう
して、ラインL2−4から出力される信号Soは、エッ
ジ強調が行われた結果、新たな側波帯成分が形成され、
入力信号S2が本来有する帯域を越えたスペクトルが新
たに付加された信号となる。この新たなスペクトルの付
加は、等価的に、原信号の解像度が向上したとの印象を
観賞者に与え、画像の鮮鋭度を改善する働きをしている
【0036】ここで、信号Soのエッジ部の急峻さ(エ
ッジ強調の度合)は、エッジ強調前の元の信号S2にお
けるエッジ部が有する周波数特性に依存している。一例
を挙げれば、元の信号の立上がり部及び立下がり部(エ
ッジ部)が、図5(k)に示すように、より緩やかな傾
斜であれば、同図(l)に示すような弱い度合のエッジ
強調が行われる。このように、エッジ強調処理の度合は
、入力信号の周波数に依存し、入力信号と完全な相関関
係があるので、この水平方向処理回路2は、観賞者に対
して違和感を与えることなく、自然な形で、鮮鋭度及び
解像度を向上させることができる。
【0037】さらに、制御信号形成回路2−4内の変換
器に、雑音成分を除去するための定数α,βを設定すれ
ば、信号S4,S5中の振幅値がα未満の雑音相当成分
が除去されると共に、信号S6中の振幅値がβ未満の雑
音相当成分が除去される。従って、この水平方向処理回
路2は、雑音成分の影響を受けないより正確な制御信号
Scが得られ、より正確なエッジ強調が行える。こうし
て、水平方向のエッジ強調のなされた水平方向処理回路
2の出力信号は、図1に示すように、ラインL2を介し
て混合器6に供給される。
【0038】次に、第1の斜め方向処理回路3について
説明する。第1の斜め方向処理回路3には、遅延回路1
から3つの画素値Xg,Xe,Xcが供給される。画素
値Xg,Xe,Xcは、中央画素値Xeを含んで第1の
斜め方向(左下から右上への方向)に並ぶ3つの画素値
であり、第1の斜め方向処理回路3は、この3つの画素
値を用いて、中央画素値Xeに対する第1の斜め方向の
エッジ強調を行う。第1の斜め方向処理回路3の内部構
成は、前記水平方向処理回路2と同一である。水平方向
処理回路2の場合と同様、画素値Xg,Xe,Xcを、
信号S1,S2,S3に置き換えて説明する。信号S2
は、信号S1に対して、時間TH −Tだけ遅延した信
号であり、信号S3は、信号S2よりもさらに時間TH
 −Tだけ遅延した信号である。信号S1,S2,S3
の信号波形例を図6(a)〜(c)に示す。垂直方向の
信号間には走査という処理が入るため、図に示すような
離散的な信号波形となる。図示した離散的な信号波形は
、立上がり傾斜波形である。図3(b)のブロック構成
図における他の信号S4,S5,S6,Sc1,Sc2
,Sc3,Soを、水平方向処理回路2の説明で使用し
た図5に対応させて、図6(d)〜(j)にそれぞれ示
す。図6(j)に示す、第1の斜め方向処理回路3の出
力信号Soを、入力波形S2(画素値Xe)と比較する
。水平方向処理回路2の出力波形と同様、出力波形So
は、入力波形S2の波形変化部(エッジ部)のほぼ中間
点に波形段差が付加され、波形傾斜部の傾斜が急峻とな
っており、適格にエッジ強調された波形となっているこ
とがわかる。出力信号Soを再生すれば、第1の斜め方
向の輪郭が補正された再生画像が得られる。第1の斜め
方向のエッジ強調がなされた、第1の斜め方向処理回路
3の出力信号は、図1に示すように、ラインL3を介し
て混合器6に供給される。
【0039】次に、垂直方向処理回路4について説明す
る。垂直方向処理回路4には、遅延回路1から3つの画
素値Xh,Xe,Xbが供給される。画素値Xh,Xe
,Xbは、中央画素値Xeを含んで垂直方向に並ぶ3つ
の画素値であり、垂直方向処理回路4は、この3つの画
素値を用いて、中央画素値Xeに対する垂直方向のエッ
ジ強調を行う。垂直方向処理回路4の内部構成は、前記
水平方向処理回路2と同一である。ここでも、水平方向
処理回路2の場合と同様、画素値Xh,Xe,Xbを、
信号S1,S2,S3に置き換えて説明する。信号S2
は、信号S1に対して、時間TH (水平走査期間)だ
け遅延した信号であり、信号S3は、信号S2よりもさ
らに時間TH だけ遅延した信号である。信号S1,S
2,S3の信号波形例は図6(a)〜(c)に示すもの
である。垂直方向の信号間には走査という処理が入るた
め、図に示すような離散的な信号波形となる。信号間の
時間間隔は、もちろん時間TH である。図3(b)の
ブロック構成図における他の信号S4,S5,S6,S
c1,Sc2,Sc3,Soを、前述と同様に、図6(
d)〜(j)にそれぞれ示す。垂直方向処理回路4の出
力波形Soは、水平方向処理回路2の出力波形と同様、
入力波形S2(Xe)の波形変化部(エッジ部)のほぼ
中間点に波形段差が付加され、波形傾斜部の傾斜が急峻
となっており、適格にエッジ強調された波形となってい
る。出力信号Soを再生すれば、垂直方向の輪郭が補正
された再生画像が得られる。垂直方向のエッジ強調がな
された、垂直方向処理回路4の出力信号は、図1に示す
ように、ラインL4を介して混合器6に供給される。
【0040】次に、第2の斜め方向処理回路5について
説明する。第2の斜め方向処理回路5には、遅延回路1
から3つの画素値Xi,Xe,Xaが供給される。画素
値Xi,Xe,Xaは、中央画素値Xeを含んで第2の
斜め方向(右下から左上への方向)に並ぶ3つの画素値
であり、第2の斜め方向処理回路5は、この3つの画素
値を用いて、中央画素値Xeに対する第2の斜め方向の
エッジ強調を行う。第2の斜め方向処理回路5の内部構
成も、前記水平方向処理回路2と同一である。水平方向
処理回路2の場合と同様、画素値Xi,Xe,Xaを、
信号S1,S2,S3に置き換えて説明する。信号S2
は、信号S1に対して、時間TH +Tだけ遅延した信
号であり、信号S3は、信号S2よりもさらに時間TH
 +Tだけ遅延した信号である。信号S1,S2,S3
の信号波形例は、図6(a)〜(c)に示すものである
。図3(b)のブロック構成図における他の信号S4,
S5,S6,Sc1,Sc2,Sc3,Soを、前述と
同様に、図6(d)〜(j)にそれぞれ示す。第2の斜
め方向処理回路5の出力信号Soは、水平方向処理回路
2の出力波形と同様、入力波形S2(Xe)の波形変化
部(エッジ部)のほぼ中間点に波形段差が付加され、波
形傾斜部の傾斜が急峻となっており、適格にエッジ強調
された波形となっている。出力信号Soを再生すれば、
第2の斜め方向の輪郭が補正された再生画像が得られる
。第2の斜め方向のエッジ強調がなされた、第2の斜め
方向処理回路5の出力信号は、図1に示すように、ライ
ンL5を介して混合器6に供給される。
【0041】最後に、図1の残りのブロックである混合
器6について説明する。水平方向処理回路2から供給さ
れる、水平方向のエッジ強調処理が行われた画素値をX
e2、第1の斜め方向処理回路3から供給される、第1
の斜め方向のエッジ強調処理が行われた画素値をXe3
、垂直方向処理回路4から供給される、垂直方向のエッ
ジ強調処理が行われた画素値をXe4、第2の斜め方向
処理回路5から供給される、第2の斜め方向のエッジ強
調処理が行われた画素値をXe5とする。混合器6は、
それらの画素値Xe2〜Xe5を、次式に示すように所
定比率で混合し、エッジ強調処理が行われた2次元配列
の画像信号Xeoを出力する。
【0042】
【数12】
【0043】水平、垂直、斜めの各方向に均等なエッジ
強調を行った信号Xeoを得るには、式(12)を次式
【0044】
【数13】
【0045】とすればよく、水平及び垂直方向を重視し
てエッジ強調を行った信号Xeoを得るには、次式、

0046】
【数14】
【0047】のようにすればよい。また、図2における
中央画素値Xeとその周囲8個の画素値との空間的な距
離を考慮した場合、次式
【0048】
【数15】
【0049】のような混合式も考えられる。この式は、
水平及び垂直方向のエッジ強調効果を、斜め方向のエッ
ジ強調効果の2の平方根倍としたものである。このよう
に、混合器6での各画素値の混合率を調節することによ
り、この画質改善装置は、各方向のエッジ強調量を細か
く調節できる。従って、観賞者は、自分の好みに合わせ
てエッジ強調効果を調節でき、最適な画質を設定できる
【0050】図7(a)は、合計49個の画素値から成
る2次元配列の例である。各画素の位置を長方形の小さ
な枠で示し、各画素値をその長方形内の数値で示す。図
中の破線内の各画素値を中央画素値として、上記のエッ
ジ強調処理を行った結果を、図7(b),(c)に示す
。図7(b)は上式(13)の混合式を用いて得られる
結果であり、図7(c)は上式(14)の混合式を用い
て得られる結果である。図7(b),(c)のどちらも
、1に近い画素値はより1に近い値となり、0に近い画
素値はより0に近い値となっており、エッジ強調効果が
見られる。なお、図7(a)に示す画素値の配列に対し
ては、図7(c)で用いた処理のほうがエッジ強調効果
が強く現れている。以上のようにして得られる混合器6
の出力は、この画質改善装置の出力信号としてラインL
6を介して取出される。もちろん、この出力信号は、前
述した各処理回路2〜5の出力信号と同様、従来の輪郭
補正のようなプリシュート、オーバーシュートなどの原
信号の振幅を越えたエッジ強調処理とならず、原信号の
振幅内のエッジ強調処理である。従って、この画質改善
装置を組込んだ機器を、デジタル回路で構成した場合で
もオーバーフローの問題が発生せず、その機器は、良好
な画質改善が行える。さらに、エッジ強調処理の度合は
、混合器6の混合率の設定値とは無関係に、入力信号の
周波数に依存し、入力信号と完全な相関関係があるので
、この画質改善装置は、観賞者に対して違和感を与える
ことなく、自然な形で、鮮鋭度及び解像度を向上させる
ことができる。
【0051】上記実施例では、入力信号として、上限周
波数4MHz までに帯域制限されたNTSC方式の輝
度信号を主に想定したが、本発明の画質改善装置は、P
AL方式、SECAM方式、ハイビジョン方式等のTV
信号や、RGB信号などのベースバンド系全ての映像信
号及び画像信号を扱うことができる。また、この画質改
善装置は、CG(コンピュータグラフィックス)画像や
、自然画像を扱う画像処理装置にも好適である。特に、
デジタル化された画像データに対しては、本発明と等価
な輪郭補正処理、エッジ強調処理が、コンピュータを使
用したソフトウェア処理によっても実現でき、本発明は
、画像データのソフトウェアによる加工処理にも応用で
きる。さらにまた、本発明は、デジタル伝送系の波形歪
によって発生するアイパターンの劣化を改善することに
も有効である。
【0052】
【発明の効果】以上の通り本発明の画質改善装置は、以
下の効果を有する。 (イ)エッジ強調を、入力信号の傾斜部分の中点に波形
段差を適格に付加することにより行い、その結果、入力
信号の有する周波数帯域外の周波数成分が付加された出
力信号が得られるので、再生画像の輪郭補正が行える。 (ロ)従来の輪郭補正のようなプリシュート、オーバー
シュートなどの原信号の振幅を越えたエッジ強調となら
ず、原信号の振幅内のエッジ強調処理である。従って、
この画質改善装置を組込んだ機器を、デジタル回路で構
成した場合でもオーバーフローの問題が発生せず、その
機器は、良好な画質改善が行える。 (ハ)入力信号に対するエッジ強調の度合は、入力信号
の周波数に依存し、入力信号と完全な相関関係があるの
で、この画質改善装置は、観賞者に対して違和感を与え
ることなく、自然な形で、鮮鋭度及び解像度を向上させ
ることができる。 (ニ)水平方向、垂直方向、第1の斜め方向及び第2の
斜め方向の4つの方向にわたってエッジ強調処理ができ
、2次元の画質改善処理が行える。 (ホ)混合器での各画素値の混合率を調節することによ
り、この画質改善装置は、各方向のエッジ強調量を細か
く調節できる。従って、観賞者は、自分の好みに合わせ
てエッジ強調効果を調節することにより、多様な画質が
得られると共に、その中から最適な画質を設定できる。 (ヘ)本発明の各構成要素は、従来の回路を組合わせる
ことによりそれぞれ構成できるので、本発明の画質改善
装置は容易に製造でき、幅広い用途を有するものである
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のブロック構成図である。
【図2】正方格子状に配置された9つの画素値の配列図
である。
【図3】遅延回路及び水平方向処理回路の具体的な構成
例を示す図である。
【図4】水平方向処理回路内の制御信号形成回路及び信
号選択回路の具体的な構成例を示す図である。
【図5】図1に示した実施例の動作説明図である。
【図6】図1に示した実施例の動作説明図である。
【図7】図1に示した実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1  遅延回路 2  水平方向処理回路 3  第1の斜め方向処理回路 4  垂直方向処理回路 5  第2の斜め方向処理回路 6  混合器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号から、水平方向に3つ及び垂直方
    向に3つの正方格子状に並んだ、合計9つの画素値を抽
    出する抽出回路と、前記9つの画素値の内の中央画素値
    に関して、その中央画素値を含んで水平方向に並んでい
    る3つの画素値が供給され、1次差分回路と、2次差分
    回路と、制御信号形成回路と、信号選択回路とより成る
    水平方向処理回路と、前記9つの画素値の内の中央画素
    値に関して、その中央画素値を含んで垂直方向に並んで
    いる3つの画素値が供給される、前記水平方向処理回路
    と同一構成の垂直方向処理回路と、前記9つの画素値の
    内の中央画素値に関して、その中央画素値を含んで第1
    の斜め方向に並んでいる3つの画素値が供給される、前
    記水平方向処理回路と同一構成の第1の斜め方向処理回
    路と、前記9つの画素値の内の中央画素値に関して、そ
    の中央画素値を含んで第2の斜め方向に並んでいる3つ
    の画素値が供給される、前記水平方向処理回路と同一構
    成の第2の斜め方向処理回路と、前記水平方向処理回路
    、前記垂直方向処理回路、前記第1の斜め方向処理回路
    、及び前記第2の斜め方向処理回路の各出力信号が供給
    され、前記各出力信号を所定比率で混合する混合回路と
    より構成される画質改善装置であって、前記1次差分回
    路は、供給される前記3つの画素値の内の隣接する2つ
    の画素値から、第1の1次差分値信号と、第2の1次差
    分値信号とを形成し、前記2次差分回路は、前記第1の
    1次差分値信号と、前記第2の1次差分値信号とから2
    次差分値信号を形成し、前記制御信号形成回路は、前記
    第1の1次差分値信号、前記第2の1次差分値信号、及
    び前記2次差分値信号が供給され、前記第1の1次差分
    値信号、前記第2の1次差分値信号、及び前記2次差分
    値信号の各信号の値の組合わせに応じて変化する制御信
    号を形成し、前記信号選択回路は、前記3つの画素値及
    び前記制御信号が供給され、前記入力信号の波形変化部
    の中点位置に波形段差を付加した出力信号を得るように
    、前記制御信号に応じて、前記3つの画素値の内の1つ
    を選択して出力することを特徴とする画質改善装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08298602A (ja) * 1995-04-26 1996-11-12 Nec Corp デジタル輪郭補償装置
JP2010278929A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Toshiba Corp 画像処理装置

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