JP2522948Y2 - 色信号強調回路 - Google Patents

色信号強調回路

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JP2522948Y2
JP2522948Y2 JP6412291U JP6412291U JP2522948Y2 JP 2522948 Y2 JP2522948 Y2 JP 2522948Y2 JP 6412291 U JP6412291 U JP 6412291U JP 6412291 U JP6412291 U JP 6412291U JP 2522948 Y2 JP2522948 Y2 JP 2522948Y2
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JP
Japan
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signal
circuit
color
emphasis
circuits
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良 平山
薫 小林
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、VTRに用いられる色
信号強調回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】TV(テレビジョン)カメラやブラウン
管は、電子ビーム走査によって画面を検出したり形成し
たりしているが、この電子ビームは大きさが有限なの
で、画像における明暗の鋭い変化は惚かされて出力され
る。このボケを補正するために、従来よりアパーチャ補
正やディテール強調等が行なわれている。
【0003】図3は従来のディテール強調(エンファシ
ス)回路の代表例を示すブロック図であり、図中、2は
HPF(高域濾波器)、3は加算器である。映像信号を
HPF2で例えば数百KHzより低い周波数帯域を除去し
た後、加算器3で原信号に合成することにより、例えば
1〜2MHz当りの周波数成分を増強し、これにより画像
のボケを補正しようとしている。
【0004】また、アパーチャ補正等の画質補正につい
ては、例えば本出願人の先願になる特開昭63-73774号公
報「デジタルビデオ信号処理回路」に紹介されているよ
うに、遅延回路,高域強調フィルタ,コンパレータ;第
1,第2のリミッタ,及び第1,第2の切換えスイッチ
等を備えた信号処理回路で実現している。そして、入力
映像信号又はこれを高域強調した信号のうちいずれかを
第1の切換えスイッチで選び、これをリミッタレベルと
して高域強調フィルタの出力信号を第1のリミッタにて
リミットし、更に、入力映像信号又はこれを高域強調し
た信号のうちいずれかを第2の切換えスイッチで選び、
これをリミッタレベルとして第1のリミッタの出力信号
を第2のリミッタにてリミットすることにより、リンギ
ングやスミアの無い補正信号を得ている。なお、第1,
第2の切換えスイッチの切換え動作はコンパレータから
の制御信号で行なわれ、上記入力映像信号と、これを遅
延回路にて所定時間遅延させた信号のうち、第1の切換
えスイッチではレベルの大きい方を選択し、第2の切換
えスイッチではレベルの小さい方を選択するよう構成さ
れている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のデジタルビ
デオ信号処理回路の場合には、色信号のエッジ部が急峻
になるだけなので、テスト信号(カラーバー)のような
彩度の強い信号の色の変り目以外の一般的な画像では、
改善効果が低いという欠点があった。
【0006】また、前記従来のディテール強調回路の場
合には、色信号のエッジ部で、本来色の無い所に色が着
くことがあるという欠点がある。例えば、図4(A) に原
理的に示すように、赤の単色信号(色差信号“R−
Y”)が入力した場合、その立上り及び立下りのエッジ
部が強調されて、単色信号の直前直後に逆相の色(シア
ン)が生ずることがあった。また、色相が大きく変化す
る個所で強調の度合が強くなりすぎ、例えば図4(B) に
示すような場合、赤のエッジ部に引っぱられてシアンの
強度が過度になるという欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の色信号強調回路
は、色信号を正成分と負成分に分離する第1,第2のク
リップ回路と、これら各クリップ回路の出力信号の高域
成分を夫々強調する第1,第2のエンファシス回路と、
これら各エンファシス回路の出力信号波形のうち逆位相
にはみだした部分を夫々カットする第3,第4のクリッ
プ回路と、第3,第4のクリップ回路の出力を合成する
加算器とを備えて、逆色相の歪を抑えたままディテール
を強調するよう構成することにより、上記課題を解決し
た。
【0008】
【実施例】本考案の色信号強調回路の一実施例につい
て、図1の回路ブロック図を参照し乍ら説明する。この
図において、2a,2bはHPF、3a,3b,8は加
算器、4〜7はクリップ回路である。クリップ回路4,
6は負成分を除去し、クリップ回路5,7は正成分を除
去するよう夫々構成されており、図中、2点鎖線で囲ん
だ部分9a,9bは、前記図3に描いた従来のエンファ
シス回路と同一構成となっている。
【0009】次に、本考案回路1の動作について、図2
の原理的信号波形図を併せ参照して説明する。まず、図
2(A) に示すような色差信号R−Y(“B−Y”でも良
い)を、初段のクリップ回路4及び5で正成分{図
2(B) 参照}と負成分{図2(C) 参照}に分離し、次
に、クリップ回路4,5の出力,を夫々エンファシ
ス回路9a及び9bに供給して、図2(D),(E) に夫々示
すように高域を強調し、更に次段のクリップ回路6及び
7で、信号波形,のうち逆位相にはみだした部分を
夫々カットする{図2(F),(G) 参照}。最後に、クリッ
プ回路6,7出力,を加算器8で合成して、図2
(H) に示すような波形の信号を得る。
【0010】この信号を、上記色差信号と比較する
と、信号の立上り及び立下りのエッジ部が良好に強調さ
れていると共に、図4(A) に示したような逆位相色の発
生や、図4(B) 図示の如き過強調の発生が、共に良好に
解消されていることが分る。
【0011】なお、入力端子Inに入来する色差信号に
色の無い部分が含まれている場合、即ち、図5(A) に示
すような波形の場合には、本考案回路1の各部における
各信号〜は夫々図5(B) 〜(H) に示すような波形と
なり、図5(H) から分るように、強調しても色の無い部
分に色が着くことはなくなる。そこで、強調周波数を任
意に設定できるようになり、比較的に低い周波数領域を
強調できるようになる。また、高域(に集中するノイズ
成分)を強調しない構成で、自然な強調を実現できるよ
うになる。
【0012】また、色差信号に色相が反転する部分が
含まれている場合、即ち、図6(A)に示すような波形の
場合には、本考案回路1の各部における各信号〜は
夫々図6(B) 〜(H) に示すような波形となり、図6(H)
から分るように、強調しても色相反転個所における過強
調が無くなる。従って、強調の度合を従来回路よりも高
目に設定できるようになる。
【0013】以上の説明においては、取扱う色信号を色
差信号(R−Y,B−Y)としたが、こに限らず、両色
差信号の軸を回転した信号{例えば(I,Q)信号}で
も良く、任意の軸での処理が可能である。また、エンフ
ァシス回路9a,9bは、前記実施例の構成に限定され
るものではなく、任意の構成が可能である。なお、クリ
ップ回路4〜7にコアリング処理を施せば、小振幅のノ
イズを強調せずにすむようになるが、ノイズを強調して
も、逆相成分はカットされるので、S/Nが極端に悪化
することはない。
【0014】
【考案の効果】本考案の色信号強調回路は以上のように
構成したので、従来回路における前記欠点を解消し、強
調しても無色部分の着色や、色相反転個所における過強
調が無くなるので、自然な強調を実現できるようにな
り、また、強調の度合を従来回路よりも高目に設定でき
るようになる等の、実用的な特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の色信号強調回路の一実施例を示す回路
ブロック図。
【図2】本考案回路の動作説明用の原理的信号波形図。
【図3】従来のディテール強調回路の代表例を示すブロ
ック図。
【図4】従来回路の動作説明用信号波形図。
【図5】無色部分を含んだ色信号に対する本考案回路の
動作説明用信号波形図。
【図6】色相反転部分を含んだ色信号に対する本考案回
路の動作説明用信号波形図。
【符号の説明】
1 色信号強調回路 2a,2b HPF 3a,3b,8 加算器 4〜7 クリップ回路 9a,9b エンファシス回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】色信号を正成分と負成分に分離する第1,
    第2のクリップ回路と、これら各クリップ回路の出力信
    号の高域成分を夫々強調する第1,第2のエンファシス
    回路と、これら各エンファシス回路の出力信号波形のう
    ち逆位相にはみだした部分を夫々カットする第3,第4
    のクリップ回路と、該第3,第4のクリップ回路の出力
    を合成する加算器とを備えて、逆色相の歪を抑えたまま
    ディテールを強調するよう構成した色信号強調回路。
JP6412291U 1991-07-19 1991-07-19 色信号強調回路 Expired - Lifetime JP2522948Y2 (ja)

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JPH0511666U JPH0511666U (ja) 1993-02-12
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