JPH04318886A

JPH04318886A - 廃トナー回収装置

Info

Publication number: JPH04318886A
Application number: JP8650991A
Authority: JP
Inventors: Hidetoshi Kaneko; 英敏金子; Takashi Kubo; 隆久保; Yasutoshi Kawai; 康年河合; Koichi Moriyama; 弘一森山
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1991-04-18
Filing date: 1991-04-18
Publication date: 1992-11-10
Anticipated expiration: 2013-03-09
Also published as: JP2723689B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、用紙にトナー像を転写
する画像形成装置に備えられ、該画像形成装置の複数の
クリーニング部で生じる廃トナーを回収する廃トナー回
収装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】図４はこの種の廃トナー回収装置が備わ
ったフルカラー複写機の一従来例を示しており、矢印Ａ
で示す感光ベルト１０１の移動域に移動方向上流側より
イエロー現像槽１０２、マゼンタ現像槽１０３、シアン
現像槽１０４およびブラック現像槽１０５がこの順に隣
接配置される。カラーコピーは、光学系１０６が原稿台
ガラス上の原稿を３回スキャンし、スキャンの都度、原
稿からの反射光が色分解フィルタを通して感光ベルト１
０１上にスリット露光され、イエロー、マゼンタ、シア
ン各色のトナーと補色の関係にある静電潜像が形成され
る。そして、静電潜像が形成される都度、イエロー現像
槽１０２、マゼンタ現像槽１０３、シアン現像槽１０４
からこの順番にイエロートナー、マゼンタトナー、シア
ントナーが個別に供給され、感光ベルト１０１に圧接さ
れる転写ベルト１０７上において像重ねが行われる。

【０００３】像重ねが終了すると、給紙カセット１０８
からコピー用紙が転写ローラ１０９の位置に搬送され、
ここでコピー用紙にトナー像が転写される。転写工程を
終了したコピー用紙は定着装置により定着され、その後
、機外に排出される。なお、白黒コピー時にはブラック
トナーのみが使用される。

【０００４】そして、かかる構成の複写機におけるトナ
ーと関連性のある感光ベルト１０１、転写ベルト１０７
及び転写ローラ１０９には、それぞれに残留したトナー
を掻き落とすクリーニング部１１０、１１１及び１１２
が設けられる。これらクリーニング部１１０、１１１及
び１１２は、掻き落としにより生じた廃トナーを溜める
廃トナー受け１１０ａ、１１１ａ及び１１２ａを備え、
メンテナンス時に廃トナーを回収できるようになってい
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
場合には、メンテナンス時の廃トナー回収を３箇所に対
して行う必要があり、手間がかかっている。また、回収
が容易なように複写機の前面側にこれら廃トナー受けを
設けているが、特に寸法の大きい廃トナー受け１１０ａ
と１１１ａが邪魔をして、前面スペースが狭くなり、ま
たメンテナンスの作業性が悪くなるという問題点があっ
た。

【０００６】本発明は、このような従来技術の欠点を解
決するものであり、廃トナー回収を１箇所に集中させ得
、メンテナンスの作業性を向上できる廃トナー回収装置
を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の廃トナー回収装
置は、用紙にトナー像を転写する画像形成装置に備えら
れ、該画像形成装置の複数のクリーニング部で生じる廃
トナーを回収する廃トナー回収装置において、該複数の
クリーニング部にそれぞれ設けられ、廃トナーを受ける
複数の廃トナー受けと、該複数の廃トナー受けを経由し
て配設され、各廃トナー受けから廃トナーを受け取る廃
トナー回収パイプと、該廃トナー回収パイプ内の廃トナ
ーを出側に向けて送る手段と、該廃トナー回収パイプの
出口に設けられた廃トナー回収箱と、を備えてなり、そ
のことにより上記目的が達成される。

【０００８】

【作用】本発明にあっては、画像形成装置の複数のクリ
ーニング部でそれぞれ生じた廃トナーは、各クリーニン
グ部に設けた廃トナー受けに受けられた後、廃トナー回
収パイプへ送られ、廃トナー回収パイプ内を送られて、
パイプ出口に設けられた廃トナー回収箱に集中して貯留
されることとなる。

【０００９】

【実施例】以下本発明の実施例を説明する。

【００１０】図３は、本発明を適用した複写機を示して
おり、複写機８０の上端には、硬質の透明ガラスで形成
された原稿載置台８１が配設される。該原稿載置台８１
上に載置された原稿（図示せず）は、ランプユニット１
によって照射され、原稿からの反射光が、ミラー２、３
、４、レンズユニット５およびミラー６、７を介して、
矢印Ｂ方向に回転可能になった感光体ドラム８に露光さ
れる。上記ランプユニット１、ミラー２等でスキャナが
構成される。

【００１１】この感光体ドラム８の回転域には、露光に
先だって感光体ドラム８の表面を均一に帯電する帯電チ
ャージャ１４が設けられ、露光部に静電潜像が形成され
る。また、帯電チャージャ１４の下流側には、図示しな
い像間イレーサ、ブラック現像槽９、イエロー現像槽１
０、マゼンタ現像槽１１およびシアン現像槽１２を備え
た現像装置、転写ベルト１５、クリーニング部１９およ
び除電ランプ１３がこの順に配置される。上記現像装置
の各現像槽９〜１２には該当する色のトナーが収納され
ている。

【００１２】上記構成において、カラーコピーは以下の
動作手順で行われる。帯電チャージャ１４が感光体ドラ
ム８の表面を均一に帯電すると、前記スキャナにより１
回目のスキャンが行われ、原稿からの反射光が図示しな
い色分解フィルタを通して帯電チャージャ１４と像間イ
レーサ（図示せず）との間に位置する感光体ドラム表面
にスリット露光され、露光部にブルーの静電潜像が形成
される。次いで、像間イレーサ（図示せず）が静電潜像
の非画像領域に相当する部分をイレースし、イレースさ
れない画像領域の静電潜像にイエロー現像槽１０からイ
エロートナーが供給され、同色のトナー像が形成される
。

【００１３】次いで、該トナー像が矢印Ｃ方向に周回移
動し、一部が感光体ドラム８の表面に圧接される転写ベ
ルト１５に転写される。この時、感光体ドラム８の表面
には転写に寄与しない一部のトナーが残留するが、この
残留トナーをクリーニング部１９が掻き落とす。次いで
、除電ランプ１３が感光体ドラム表面の残留電荷を除電
する。

【００１４】上記工程を終了すると、帯電チャージャ１
４が感光体ドラム表面を再度均一に帯電し、２回目のス
キャンによって得られた原稿からの反射光がスリット露
光され、グリーンの静電潜像が形成される。以下同様に
して像間イレーサにより非画像領域がイレースされ、静
電潜像にマゼンタ現像槽１１からマゼンタトナーが供給
され、同色のトナー像が形成される。そして、このトナ
ー像が転写ベルト１５に転写されて像重ねが行われる。その後、上記同様の処理が行われると、帯電チャージャ
１４が再び感光体ドラム表面を均一に帯電し、以下同様
にしてシアン現像槽１２からシアントナーが感光体ドラ
ム８に供給されて同色のトナー像が形成される。そして
、このトナー像が転写ベルト１５に転写され、最終的な
像重ねが行われる。その後、像重ねされた転写ベルト１
５上のトナー像がコピー用紙に転写され、定着部３０を
経た後、排出ローラ３１により機外に排出される。

【００１５】一方、白黒コピーは感光体ドラム８の静電
潜像にブラック現像槽９からブラックトナーが供給され
、このトナー像を転写ベルト１５を介してコピー用紙に
転写して行われる。

【００１６】このようにして転写を行う複写機において
、上述した感光体ドラム８の回転域に設けたクリーニン
グ部１９の他に、転写ベルト１５の周りにクリーニング
部２５が、転写ローラ１６の周りにクリーニング部２２
が設けられている。クリーニング部１９は、クリーニン
グブレード１９ａと、廃トナー受け２０と、回転軸の周
囲に螺旋状の羽根が形成されてなるオウガー軸２１とを
備え、感光体ドラム８に残留したトナーをクリーニング
ブレード１９ａが掻き落とし、掻き落とされた廃トナー
を廃トナー受け２０が受け、溜った廃トナーをオウガー
軸２１が排出方向に送る。

【００１７】また、クリーニング部２２、２５も同様に
構成されている。具体的には、クリーニング部２２（２
５）は、クリーニングブレード２２ａ（２５ａ）と、廃
トナー受け２３（２６）と、オウガー軸２４（２７）と
を備え、転写ローラ１６（転写ベルト１５）に残留した
トナーをクリーニングブレード２２ａ（２５ａ）が掻き
落とし、掻き落とされた廃トナーを廃トナー受け２３（
２６）が受け、溜った廃トナーをオウガー軸２４（２７
）が排出方向に送る。

【００１８】上述した廃トナー受け２０、２３及び２６
は、図１に示すように複写機内部に配設され、複写機の
背面側（右側）において廃トナー回収パイプ（７０、７
２、７４、７６からなる）が、各廃トナー受け２０、２
３及び２６を経由して配設され、矢印方向に廃トナーを
送るようになっている。

【００１９】最下流の廃トナー回収パイプ７６は、その
一端（出口側）を複写機内部の前面側に配設した廃トナ
ー回収箱３４に連通連結し、他端には廃トナー回収パイ
プ７０の一端側が連通連結されている。廃トナー回収パ
イプ７０は、他端を廃トナー受け２６の下方に配して設
けられ、他端寄りの途中から分岐させた上向部分７０ａ
を前記廃トナー受け２６と連結させている。上記上向部
分７０ａには、廃トナー回収パイプ７２の一端側が連通
連結されており、この廃トナー回収パイプ７２の他端側
は廃トナー受け２３の直下に配されている。この廃トナ
ー回収パイプ７２の途中には、別の廃トナー回収パイプ
７４の一端側が連通連結されている。この廃トナー回収
パイプ７４は、その他端側を廃トナー受け２０の下方に
配し、他端寄りの途中から分岐させた上向部分を廃トナ
ー受け２０と連結させている。

【００２０】次に、これら廃トナー回収パイプ７０等の
内部構造について図２に基づいて説明する。

【００２１】先ず、最下流より１つ上流側の廃トナー回
収パイプ７０について述べる。このパイプ７０の内部に
は、オウガー軸７１が回転可能に配設されている。この
オウガー軸７１は、転写ベルト１５のクリーニング部２
５に備わった駆動モータ３５からの動力を、タイミング
ベルト４４、歯車４５、４６、４７、４８からなる歯車
機構及び、歯車４８と同軸上にある歯車６６を介してオ
ウガー軸７１上端の歯車６５へ伝達することにより回転
駆動される。これにより、パイプ７０内の廃トナーは矢
印方向に送られる。

【００２２】１つ上流側の廃トナー回収パイプ７２の内
部には、オウガー軸７３が配設されている。このオウガ
ー軸７３は、同様に転写ベルト１５のクリーニング部２
５に備わった駆動モータ３５からの動力を、歯車３７、
３８、３９、４０からなる歯車機構を介してオウガー軸
７３の上端の歯車４２に伝達することにより回転駆動さ
れる。これによりパイプ７２内の廃トナーは矢印方向に
送られる。続いて、オウガー軸７３の回転は、廃トナー
４２と噛合する歯車４１を介してクリーニング部２５の
オウガー軸２７に伝達される。これにより、オウガー軸
２７が駆動されて、廃トナー受けに受け取られた廃トナ
ーは、上述したパイプ７０へ送られる。なお、パイプ７
２の他端側近傍のオウガー軸２４については、給紙、サ
クション、定着用の駆動装置（図示せず）の駆動モータ
６４からの動力を、歯車６３、６２、６１、６０、５９
、５８からなる歯車機構を介し、歯車５８と同軸上のオ
ウガー軸２４に伝達することにより駆動される。

【００２３】最上流の廃トナー回収パイプ７４の内部に
は、オウガー軸７５が回転可能に配設されている。この
オウガー軸７５は、感光体ドラム８の駆動装置（図示せ
ず）を構成する駆動歯車５１、５２からの駆動力を、歯
車５４、５５を介して、歯車５５と同軸上のオウガー軸
２１及び歯車５６に伝え、歯車５６に噛合するオウガー
軸７５上端の歯車５７に更に伝達することにより駆動さ
れる。これにより、パイプ７４内の廃トナーは矢印方向
に送られる。また、オウガー軸２１に伝わった力により
、クリーニング部１９に溜った廃トナーがパイプ７４に
送られる。

【００２４】最後に、最下流のパイプ７６の内部には、
オウガー軸３３が配設されている。このオウガー軸３３
は、前述したオウガー軸７１の駆動に用いた歯車４８と
噛合する歯車４９を介して駆動されている。つまり、こ
の実施例においては、すべてのオウガー軸に対して専用
の駆動装置は設けられていない。

【００２５】したがって、以上のことより廃トナー受け
２０に溜った廃トナーは、図１に示すように廃トナー回
収パイプ７４を介して下流側に送られる。また、廃トナ
ー受け２３に溜った廃トナーは、途中で廃トナー回収パ
イプ７４からの廃トナーと合流した状態で、廃トナー回
収パイプ７２を介して下流側に送られる。廃トナー受け
２６に溜った廃トナーは、途中で廃トナー回収パイプ７
２からの廃トナーと合流した状態で、廃トナー回収パイ
プ７０及び７６を介して下流側へ送られ、廃トナー回収
箱３４に貯留される。

【００２６】なお、上記実施例では本発明を感光体ドラ
ムを装備したフルカラー複写機に適用する場合について
説明したが、感光体ベルトを装備した画像形成装置一般
に対して同様に適用できる。

【００２７】

【発明の効果】以上の本発明によれば、画像形成装置の
複数のクリーニング部でそれぞれ生じた廃トナーは、各
クリーニング部に設けた廃トナー受けに受けられた後、
廃トナー回収パイプへ送られ、廃トナー回収パイプ内を
送られて、パイプ出口に設けられた廃トナー回収箱に集
中して貯留されることとなるので、メンテナンス時に廃
トナーの回収箇所を１箇所にでき、これにより内部空間
、特に前面側が広くなり、メンテナンスの作業性の向上
を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の廃トナー回収装置を備えた複写機内部
を示す斜視図である。

【図２】その廃トナー回収装置の構造を示す図である。

【図３】本発明を適用した複写機の構造示す図である。

【図４】従来例を示す図である。

【符号の説明】

８　　感光体ドラム１９　　クリーニング部２０　　廃トナー受け２２　　クリーニング部２３　　廃トナー受け２５　　クリーニング部２６　　廃トナー受け３３　　オウガー軸３４　　廃トナー回収箱７０　　廃トナー回収パイプ７１　　オウガー軸７２　　廃トナー回収パイプ７３　　オウガー軸７４　　廃トナー回収パイプ７５　　オウガー軸７６　　廃トナー回収パイプ８０　　複写機

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】用紙にトナー像を転写する画像形成装置に
備えられ、該画像形成装置の複数のクリーニング部で生
じる廃トナーを回収する廃トナー回収装置において、該
複数のクリーニング部にそれぞれ設けられ、廃トナーを
受ける複数の廃トナー受けと、該複数の廃トナー受けを
経由して配設され、各廃トナー受けから廃トナーを受け
取る廃トナー回収パイプと、該廃トナー回収パイプ内の
廃トナーを出側に向けて送る手段と、該廃トナー回収パ
イプの出口に設けられた廃トナー回収箱と、を備えた廃
トナー回収装置。