JPH04318521A - 調光材料およびそれを含む調光素子 - Google Patents

調光材料およびそれを含む調光素子

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JPH04318521A
JPH04318521A JP8540391A JP8540391A JPH04318521A JP H04318521 A JPH04318521 A JP H04318521A JP 8540391 A JP8540391 A JP 8540391A JP 8540391 A JP8540391 A JP 8540391A JP H04318521 A JPH04318521 A JP H04318521A
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JP
Japan
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light control
electric field
liquid crystal
control element
general formula
Prior art date
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Application number
JP8540391A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Ozawa
鉄男 尾澤
Noriyuki Okabe
憲幸 岡部
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調光材料およびそれを
含む調光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶とそれを保持する高分子よりなる調
光材料は、電界、無印加時には、高分子の屈折率と液晶
の屈折率との差等により、入射光が散乱する為、くもり
状態となり、また電界が印加されると液晶がその電場方
向に向って整列する為に、高分子の屈折率と液晶の屈折
率とが、近い値となる為、透明状態になるという可逆的
な現象を起こす。
【0003】この様な性質を利用した調光素子が、例え
ば■公開特許公報64−62615号■公表特許公報2
−502929号■公開特許公報1−312527号等
に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記■および■
には本発明のジアクリレート系化合物(一般式(I)や
一般式(II)及びその組合せ)を利用した調光素子の
開示はない。また■には、ジアクリレート系化合物とN
−ビニル−2−ピロリドンとを組み合せた調光素子の開
示はあるが、これはメモリー性を有することを目的とし
た非可逆的なものであり、本発明の繰り返し応答可能な
調光素子とは異なるものである。
【0005】再に調光素子には、任意の透過率、繰り返
し応答性、電圧感受性、応答速度、膜の均一性、耐光性
、耐熱性、耐水性等の耐久性等が要求されるが、前記提
案の調光素子は、これらの要求を満足しうる特性を有す
るものとは言えなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するものである。すなわち、本発明は、液晶と高分
子を含んで成り、電界の印加の有無により、光の透過散
乱を制御する調光材料において、前記、高分子が、前記
請求項1に記載の一般式(I)で示されるジアクリレー
ト系化合物および同じく前記請求項1に記載の一般式(
II) で示されるジアクリレート系化合物から成る重
合性組成物を共重合させて得られる高分子であることを
特徴とする調光材料およびそれを少くとも一方が透明な
内面に電極を有する一対の基板間に挾持して構成される
ことを特徴とする調光素子を要旨とするものである。
【0007】以下に本発明を詳細に説明する。前記一般
式(I)において、mとしては好ましくは、2〜9の整
数を示す。一般式(II)において、nとしては好まし
くは12〜23の整数を示す。また、一般式(I)の化
合物と一般式(II)の化合物は各々1種以上を混合し
て用いてもよい。
【0008】一般式(I)の化合物と一般式(II)の
化合物の使用割合は10/1〜1/10(化合物(I)
/化合物(II);重量比)で使用することが好ましく
、1/1〜1/10がより好ましい。液晶としてはネマ
チック液晶、コレステリック液晶、スメクチック液晶の
いずれも使用することができる。
【0009】本発明で用いる液晶としてはネマチック液
晶が好ましく、動作温度範囲でネマチック状態を示すも
のであれば、かなり広い範囲で選択することができる。 またこのようなネマチック液晶に後述の旋光性物質を加
えることにより、コレステリック状態をとらせることが
できる。ネマチック液晶の例としては下記第1表に示さ
れる物質、あるいはこれらの誘導体があげられる。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】
【表3】 上記第1表中、R5 はアルキル基又はアルコキシ基を
、R6はアルキル基を、Xはアルキル基、アルコキシ基
、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、トリフ
ルオロメトキシ基又はハロゲン原子を表わす。又、上記
第1表中のベンゼン環は更にフッ素原子で置換されても
よい。
【0013】本発明で用いる液晶としては、第1表に示
した液晶又はそれらを含む混合物のいずれでもよいが、
例えばメルク社からZLI−1132,ZLI−184
0あるいはZLI−1565という商品名で販売されて
いる液晶又はBritishDrug  House社
からE−7,E−8,E−37,E−44,E−46あ
るいはBL001〜BL020という商品名で販売され
ている液晶等が使用される。
【0014】また,このようなネマチック液晶に以下の
旋光性物質を加えることにより、コレステリック状態を
とらせることができる。本発明の液晶組成物に用いる旋
光性物質としては、カイラルネマチック化合物、例えば
、2−メチルブチル基、3−メチルブトキシ基、3−メ
チルペンチル基、3−メチルペントキシ基、4−メチル
ヘキシル基、4−メチルヘキトキシ基などの光学活性基
をネマチック液晶に導入した化合物がある。また、特開
昭51−45546号に示すl−メントール、d−ボル
ネオール等のアルコール誘導体、d−ショウノウ、3−
メチルシクロヘキサン等のケトン誘導体、d−シトロネ
ラ酸、l−ショウノウ酸等のカルボン酸誘導体、d−シ
トロネラール等のアルデヒド誘導体、d−リノネン等の
アルケン誘導体、その他のアミン、アミド、ニトリル誘
導体などの光学活性物質を使用することができる。
【0015】更に、本発明で用いるスメクチック液晶と
しては、スメクチックA液晶、スメクチックカイラルC
液晶が挙げられる。調光材料中に占める液晶の比率は、
40〜90重量%で使用出来、好ましくは、65〜85
重量%で使用出来、一方高分子の比率は10〜60重量
%である。
【0016】本発明の調光材料において用いる高分子は
、前記一般式(I)及び一般式(II)からなる重合性
組成物を光または熱により重合して製造することが出来
る。そのうち、光、特に紫外線による重合が好ましく、
その際光重合開始剤としては、2,2−ジメトキシ−2
−フェニルアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチ
ル−1−フェニルプロパン−1−オン等、を用いる。
【0017】また、必要に応じて、界面活性剤、光安定
化剤、色素、連鎖移動剤、光増感剤、架橋剤等を添加し
、重合に供してもよい。本発明の調光材料は例えば液晶
と重合性組成物を混合し、場合により加熱して均一溶液
とし、前記光重合開始剤を添加後、露光することにより
重合性組成物が共重合反応をさせて製造する。共重合反
応の結果液晶は共重合物と相分離し、本発明の調光材料
を製造することができるものである。
【0018】一方、本発明の調光素子は上記調光材料を
少なくとも一方が透明な電極を有する一対の基板間に挾
持させることにより得られるものである。この調光素子
の電極としてはITO(インジウム・スズ酸化物)等の
透明電極が用いられ、電極用基板としては、ガラスまた
はポリエステル等のプラスチック板のような透明基板が
挙げられる。
【0019】一対の透明な電極基板を使用する場合には
、透過型調光素子として使用出来、一方が透明で他方が
不透明な電極基板を使用する場合には、不透明な電極基
板の後に反射性層を置くことにより、反射型調光素子と
して使用出来る。
【0020】
【実施例】次に本発明を実施例により更に具体的に説明
するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。 〔実施例1〕ジアクリレート系化合物、I a (一般
式(I)でR1 =R2 =H,m=4)0.1g、ジ
アクリレート系化合物、IIa ( 一般式(II)で
R3 =R4 =H,n=14)0.2g、重合開始剤
として2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン0.002g、液晶としてE−8(商品名:BDH社
製)0.7gを混合して、均一溶液を得、この溶液中に
直径14μmのプラスチック(ジビニルベンゼン共重合
体)製スペーサー0.06gを加え、この混合液を6×
9cmの大きさのITO電極付プラスチック(ポリエチ
レンテレフタレート)基板の1方の電極側に塗布したの
ちもう一方の基板とITO側を重ねこれに、紫外線照射
装置により露光することにより亀裂等のない均一な調光
素子が得られた。与えたエネルギーは800mJに相当
する。
【0021】得られた調光素子に電界を印加しない場合
と100Vの交流(500Hz,正弦波)を印加した場
合の夫々の透過率スペクトルを図1に示す。図中、aは
電界を印加した場合、bは印加しない場合のスペクトル
を表わす。図1に示すごとく広い波長領域にわたって良
好な透過率差を示した。600nmの波長で見ると、6
6%の透過率差を示した。尚、電界を外すと元の電界を
印加しないスペクトルに戻った。 〔実施例2〕ジアクリレート系化合物、I b (一般
式(I)でR1 =R2 =CH3 ,m=3)0.1
g、ジアクリレート系化合物、IIb (一般式(II
)でR3=R4 =CH3 ,n=14)0.2g、重
合開始剤として2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセ
トフェノン0.002g、液晶としてE−8(商品名、
BDH社製)0.7gを使用し、他は実施例1と同様に
処理して、亀裂等のない均一な調光素子を作成した。
【0022】得られた調光素子に電界を印加しない場合
の透過率スペクトル(b)と、100Vの交流(500
Hz,正弦波)を印加した場合の透過率スペクトル(a
)を図2に示す。尚、電界を外すと元の電界を印加しな
いスペクトルに戻った。図2に示すごとく広い波長領域
にわたって良好な透過率差を示した。600nmの波長
でみると58%の透過率差を示した。 〔実施例3〜8〕下記の第1表に示す一般式(I)、及
び一般式(II)に夫々相当する化合物および液晶を使
用し、他は実施例1と同様に処理して、亀裂等のない均
一な調光素子を作成し、100V交流(500Hz,正
弦波)印加時と無印加時の透過率変化を測定した。その
結果を以下の第2表に示す。
【0023】
【表4】 〔比較例1〕ジアクリレート系化合物、IIb 〔一般
式(II)でR3 =R4 =CH3 ,n=14〕0
.3g、重合開始剤として2,2−ジメトキシ−2−フ
ェニルアセトフェノン0.002g、液晶としてE−8
(商品名、BDH社製)0.7gを使用し、他は実施例
1と同様に処理して調光素子を作成したが、膜に亀裂が
入り、調光素子として使用できなかった。 〔比較例2〕ジアクリレート系化合物、I a (一般
式(I)でR1 =R2 =CH3 ,m=4)0.3
g、重合開始剤として2,2−ジメトキシ−2−フェニ
ルアセトフェノン0.002g、液晶としてE−8(商
品名、BDH社製)0.7gを混合して均一溶液を得た
以外は実施例1と同様にして調光素子を製作した。
【0024】得られた調光素子に電界を印加しない場合
の透過率スペクトル(b)と100Vの交流(500H
z,正弦波)を印加した場合の透過率スペクトル(a)
を図3に示す。図3に示すごとく、良好な透過率差は得
られなかった。600nmの波長で見ると、透過率差は
、15%であった。
【0025】
【発明の効果】本発明によって得られる調光材料は、膜
の均一性が良好であり、該調光材料を使用した調光素子
は電界印加時と無印加時の透過率差、繰り返し応答性等
に優れ、表示装置、調光窓等に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の透過率スペクトル図。
【図2】実施例2の透過率スペクトル図。
【図3】比較例2の透過率スペクトル図。
【符号の説明】
横軸は波長(n,m)、縦軸は透過率(%)を表わし、
aは100V交流(500Hz,正弦波)を印加した時
の透過率、bは電界を印加しない時(0V)の透過率を
示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  液晶と高分子を含有し、電界の印加の
    有無により光の透過散乱を制御する調光材料において、
    該高分子が、一般式(I) 【数1】 (式中、R1 ,R2 は、それぞれ独立して水素原子
    又はメチル基を示し、mは1〜9の整数を示す。)で示
    されるジアクリレート系化合物および一般式(II)【
    数2】 (式中、R3 ,R4 はそれぞれ独立して水素原子、
    又はメチル基を示し、nは10〜25の整数を示す。)
    で示されるジアクリレート系化合物から成る重合性組成
    物を共重合させて得られる高分子であることを特徴とす
    る調光材料。
  2. 【請求項2】  少くとも一方が透明な電極を有する一
    対の基板間に請求項(1)に記載の調光材料を挾持して
    構成されることを特徴とする調光素子。
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