JPH04318433A - ラジオグラフ応力測定装置 - Google Patents

ラジオグラフ応力測定装置

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JPH04318433A
JPH04318433A JP1665392A JP1665392A JPH04318433A JP H04318433 A JPH04318433 A JP H04318433A JP 1665392 A JP1665392 A JP 1665392A JP 1665392 A JP1665392 A JP 1665392A JP H04318433 A JPH04318433 A JP H04318433A
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lever
measuring device
sample
radiographic
angle
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Application number
JP1665392A
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English (en)
Inventor
Peter Dr Eckerlin
ペテル エッカーリン
Paul-Heinz Poque
パウル−ハインツ ポキュエ
Klaus-Dieter Zimmermann
クラウス−ディーター ツィメルマン
Bausen Hans-Dieter
ハンス−ディーテル バウゼン
Adolf Lens Gustav
グスタヴ アドルフ レンズ
Norbert Dettmann
ノルベルト デットマン
Erich Franzen
エリッヒ フランツェン
Jacobus Thomas
ヤコブス トーマス
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Gloeilampenfabrieken NV
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L1/00Measuring force or stress, in general
    • G01L1/25Measuring force or stress, in general using wave or particle radiation, e.g. X-rays, microwaves, neutrons

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線ビームを集中させ
る多結晶材料から成る鏡と、X線源と、上記の多結晶材
料の試料と、測定器とをすべて焦点円板上に配置して具
え、X線ビームにより物体の応力を測定するラジオグラ
フ応力測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】固体内の応力によって、その固体の膨張
を生ずる。即ち、結晶質の物質においては、この物質に
作用する力の方向が、それに垂直な方向に変化した時、
原子層間の間隔が変化する。X線ビームによる応力測定
は、nλ=2dsinθで表されるブラッグ(Brag
g)の法則に基づいている。ここで、λは使用するX線
の波長である(通常、固有の銅線及び鉄線の場合、λの
値はそれぞれ0.154nm及び0.194nmである
)。試験する結晶質の物質内の原子層間の間隔をdで示
し、回折角又は反射角をθで示す。反射の回数1,2,
...をnで示し、1に等しいものと仮定する。この式
は、物質の結晶面におけるX線の干渉に基づいている。 原子層とその間隔は、不連続であるから、所定の波長に
ついて予想される回折角θも不連続である。また結晶は
三次元的であるから、予想される回折現象も三次元的で
あり不連続である。
【0003】反射に関し、2個の極端な場合がある。単
結晶を、単色X線ビーム内に置いた時、ブラッグの式を
満たす回折角θだけ、単結晶を回転することによって、
第1の反射が起きる。入射X線ビーム、発生X線ビーム
の角度φ=180°−2θは、反射原子層に対する接線
により、2等分される。この場合、単結晶の外観は、重
要でない。
【0004】理想的な多結晶物質は、それぞれの空間の
方向に配列された微結晶が同様に豊富である。従って、
単色X線ビームでも、回折条件を満たすいくらかの微結
晶に常に遭遇する。反射を起こす結晶層は、入射X線ビ
ームの周りに回転対称に分布しており、X線ビームの周
りの円錐に沿って2φの円錐角度で、あらゆる方向に反
射が起きる。この円錐をデバイコーン(Debye  
cone)と称する。従って、このような物質即ち試料
に対し、いかなる入射角であろうとも、理論的に考えら
れる反射が発生する。いわゆる粉末パターンと称するも
のである。
【0005】これ等の極端な場合の間に中間的な場合も
あり、試料の表面に対し微結晶の1個又はそれ以上の結
晶学問的方向にビームが発生することが多い。いわゆる
テキスチャーパターンである。これ等のケースには、圧
延又は絞りを行ったシート状金属又は線材、及び応力測
定が絶対に必要な2個の材料グループである蒸着又はス
パッタリングを施した薄い層が含まれる。基材上の熱膨
張係数が異なる薄い層、又は圧延若しくは絞ったシート
材料については、応力が表面に平行に指向し、表面に垂
直な方向に作用する力はないものと仮定する。
【0006】X線反射ビームの発生は、一次X線ビーム
に対する相対的な微結晶の位置に厳密に相関しているか
ら、微結晶の応力は、X線回折露出によって、層内の微
結晶の位置の関数として決定することができる。この目
的のため、適切なX線反射ビームのピーク位置は、試料
の表面に対する一次X線ビームの異なる入射角について
決定される。弾性的に関する常数が解っていれば、相対
的な原子層の変化の増大と、式△dY /d0 ={(
1+ν)/E}σsin2 Ψによる傾斜角Ψのサイン
の二乗の関数とから応力σを決定することができる。こ
こで、Ψは入射角又は原子層の法線に対し垂直な表面の
傾斜角であり、d0 は応力を受けていない材料の原子
層間の間隔であり、△dΨはΨの方向の応力に起因する
dの変化である。σは応力であり、Eはヤング率即ち弾
性係数であり、νはポアソン比である。△dΨ/dは式
△dΨ/d0 =−ctgθ0 △θによる反射角θ0
 のシフト量△θから決定される。
【0007】通常、例えば「X線回折法」H.P.Kl
ug,L.E.Alexander,第2版、John
  Wiley  and  Sons,755頁等に
記載されているように、従来の回折計によって、△θを
決定する。ここで、中心角の関数として計数器がX線の
強さを計数する円周上の測定円の中心に試料を配置する
(Bragg−Brentano法)。このようにして
、X線を常に計数器の計数盤に垂直に入射させる。しか
し、1個の所定のセッテングのみについて、即ち試料面
に対し一次X線ビームと回折X線ビームとが対称である
場合に、最小のバックグラウンドで明確な最大値が得ら
れる焦点条件が満足される。それ以外のすべての場合に
、反射ビームは、デフォーカスされる。即ち、それは非
常に広く、バックグラウンドと非常に区別し難い。この
ようにして、数日に達する長い測定期間が必要になり、
ピーク位置には多くの不明確なものを含むようになる。
【0008】DE−AS1245164号には、回折ゴ
ニオメータ、特にX線ゴニオメータを開示しており、こ
の装置では、補助装置によって、計数器をシフトさせ、
計数スリットを常に焦点円に沿って動かすとともに、計
数器が試料を標的にするようにしている。この先行技術
としての回折ゴニオメータは、照射される表面が、試料
の位置と傾斜角とによって変化し、試験される試料の容
積も変化してしまう欠点がある。2個の材料の間の移行
点の狭い帯域、例えば溶接継手は、この方法では試験す
ることができない。また、応力の測定には、0.01°
以上の精度が必要である。しかし、この既知の回折ゴニ
オメータは、複雑な機械的構造を有し、高い機械的安定
性を得ることに適しておらず、厳密な精度要求を満たす
のが困難である。
【0009】W.Wallace  and  D.T
erada著、「冷間圧延α黄銅の表面残留応力のX線
測定」Vol.14,Plenum  Press,N
ew  York,1971、389頁、特に393頁
に記載されているように、変更を加えたブラッグブレン
タノ(Bragg−Brentano)回折計は既知で
あり、この回折計では、試料のそれぞれの傾斜毎に測定
スリットを焦点の位置に動かしている。測定は焦点円に
沿って行われないが、試料の周りの円の扇形に沿って行
われる(Bragg−Brentanoの構成に相当す
る)。
【0010】この既知の装置は、検出部の照射区域も変
化するし、更に角Ψ=0の場合を除き、測定は焦点円に
沿って行われず、傾斜に応じて多少とも横方向に行われ
る。従って、計数器を正確に調整するためには、真に広
がっていない反射ビームを得るためには、最大値の位置
を予め知る必要がある。更に、特定の設定のための計数
器の調整が複雑であり、従って日常作業には適さない欠
点がある。ピーク値に対する測定精度は、通常のBra
gg−Brentano回折計の測定精度に相当し、従
って、信頼性ある測定は、その用途が限られる欠点があ
る。特に重要なのは、一次ビームに対し検出部の傾斜が
定まっている場合、計数器を大きく動かさなければなら
ず、そのため計数器の支持体が曲がり、誤差を生ずるこ
とである。
【0011】EP−B1−0118932号により、若
干の回折法による測定、特に応力の測定を行うことがで
きる分析装置は既知である。この場合、各位置において
同一幅で試料を照射し、計数器を常に焦点円上に位置さ
せている。補助装置により、計数器を、検出部の方向に
配設させる。試料空間が比較的小さいため、この装置は
、大きくて厚い試料には全く適していない。また、この
装置は、X線モノクロメターと組み合わせて、初めて使
用できるにすぎない。これがため、一方では、ピーク値
対バックグラウンド比が大きくなり、他方ではX線の強
さが弱くなり、長い露出時間が必要になる欠点がある。 この装置は研究用には適しているが、日常作業にはあま
り適していない。
【0012】以上の3個の既知の装置は、計数器を利用
して、測定スリットに沿い、X線反射ビームの強さを積
算しており、従って微結晶の大きさに関する情報が失わ
れる欠点がある。また、測定中、角度範囲をカバーする
ため計数器を動かすが、試料も回転するため、X線ビー
ムに対する傾斜角Ψが、悪影響を受けて変化してしまう
【0013】更に、DE−OS3839990A1号に
より、局部的な応力分布を、X線により映像化し測定す
る装置は既知である。この装置では、比較的大きな加工
片を移動可能な装置に配置し、最終的に一次X線ビーム
をこの加工片に照射する。試料の照射された区域により
回折された特性X線から、応力測定に適するX線反射ビ
ームを選択し、回転によって、関連する回折方向に、X
線検出器を調整している。X線検出器の前に、赤道サブ
ビームのみを透過させるソラーダイアフラム(Soll
er  diaphragm)を配置し、試料区域の実
際に不明確な回折像を、明瞭に簡単化し、従って、次に
計数化した後、結果の評価を行えるようにしている。こ
の装置では、不明確な回折像のため、測定期間が長くな
る欠点がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、日常
的に行われる試験に対しても、簡単で丈夫な構造を有し
、数時間にも達する露出時間でも正確な測定結果を得る
ことができるラジオグラフ応力測定装置を得るにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
、本発明ラジオグラフ応力測定装置は、X線ビームを集
中させる多結晶材料から成る鏡と、X線源と、前記材料
の試料と、測定器とをすべて焦点円上に配置して具えた
ラジオグラフ応力測定装置において、平坦な基板と、案
内レールと、この案内レールの一端の第1枢着点の周り
に平面内で回動できる第1レバーと、第2枢着点で前記
第1レバーに均等に枢着した第2レバーと第3レバーと
を具え、前記第2レバーの枢着端でない他端に前記試料
を支持するとともに前記第3レバーの枢着端でない他端
に前記測定器を支持するよう構成し、前記第3レバーを
所定の角度で前記第1レバーに剛固に連結できるよう構
成し、前記案内レールに平行に延在し前記枢着点の上方
に焦点を結ぶX線ビームの前記試料への入射角Ψが変化
して前記測定器上の反射ビームの位置が測定結果を示す
ように前記第2レバーを前記案内レールに沿って摺動で
きるよう構成したことを特徴とする。
【0016】露出時間が短くても、シャープで、高い精
度の測定可能な反射ビームを得なければならないと言う
要求は、X線回折用の焦点カメラを発達させることとな
った(H.Seemann,Ann.Fysik,59
,455(1919)  and  H.Bohlie
n,Ann,Fysik,61,421(1920))
【0017】Seemann−Bohlinカメラの方
法は、一次焦点を通る焦点円の円周に、試料とフィルム
とを配置する。一次焦点のために、焦点円に垂直な、即
ち焦点円の円表面に平行なシャープな線焦点を使用し、
この焦点から扇状のX線ビームを試料に向け放射する。 この扇状のX線ビームの円錐角は、広がるが、その角度
は、試料の大きさによって決定され、数度である。焦点
円の横方向、即ち焦点円から遠ざかる方向のX線の円錐
角を、横発散と称し、いわゆるソラーダイアフラムと称
する平行スリットによって制限する。フィルムの解像度
によって角2φを画成するから、この露出技術は高い解
像度を有する。応力の測定に関しては、このSeema
nn−Bohlin技術は、高い解像度と、シャープな
反射ビームと、大きな回折角及び強い反射ビームを容易
に得られることだけでなく、焦点円の接線に対し非常に
多くの角度でX線ビームを入射させることができるため
興味深い技術である。このようなことは、従来利用され
たことがなかった。
【0018】焦点円の固定点、即ち一次焦点を適切に理
解するため、映像焦点及び回折角の頂点を、再び考える
。これ等3個の量の内、X線管内の一次焦点を、通常の
状況での空間内に固定する。このことは、焦点円上の映
像焦点の位置を変えることなく、本発明により、試料と
、映像焦点とともに、全体の焦点円を一次焦点の周りに
回転できることを意味する。しかし、この回転中、焦点
円は、一次ビームを通り、非常に種々の異なる角度で、
このビームに交差する。このようにして、試料への入射
角を、可能な範囲内で変えることができるので、このこ
とは、本発明による決定的なポイントである。
【0019】既に説明したように、本発明によれば、X
線源、試料及び測定器を焦点円上に位置させる。この時
、反射ビームの角度解像度は非常に高い。焦点円上での
4度は、回折角即ち反射角θの1度に相当する。応力測
定は、後方散乱のみを利用している。
【0020】本発明の応力測定装置の場合、完全カメラ
即ち焦点円が必須であるカメラを、第1枢着点の位置に
対応する一次X線ビームの焦点の周りに不連続に回動さ
せることが必須のことである。また、次に、試料が常に
一次X線ビーム内に留まり、正確に焦点円上にあるよう
に、試料を移動させる。記録ユニット、例えば測定器上
のフィルムを、剛固に測定装置に連結し、このフィルム
を焦点の周りに回転する。この回転中、試料の表面に入
射するX線ビームの入射角Ψを変化させ、試料のグリッ
ド常数dを、入射角Ψの関数として決定することができ
る。対称な場合、即ち入射角が射出角に等しい場合には
、このグリッド常数dを、試料の表面に垂直に、即ちd
0 として決定することができる。関連する回折角θO
の反射の位置は、キャリブレーションのために役立ち、
記録ユニット、即ち測定器の基準点として役立つ。
【0021】本発明の特殊な実施例では、X線源、即ち
一次X線ビームの焦点を、ほぼ5〜15mmの長さを有
する線とすることができる。この焦点は、できるだけシ
ャープである必要があり、即ち線は狭く、好ましくは0
.1mm以下である必要がある。焦点円即ち基板に垂直
な方向に、X線ビームの広がりを、好ましくは4度以下
にすべきである。
【0022】例えば、非ビームX線のためのスリットダ
イアフラムを焦点円上に配置することができる。焦点円
内又は外側に、ソラーダイアフラムによって、横発散を
制限することができる。X線管のために、できるだけ高
い負荷能力がある広い焦点のX線管を使用することがで
きる。このような装置は、構成し、調整するのが最も容
易である。
【0023】本発明の好適な実施例では、X線管の陽極
上の電子ビーム焦点を、焦点線として使用することがで
きる。ほぼ0.8mmの焦点幅を有する微焦点X線管は
、この場合に非常に適している。例えば6度以下の観察
角に見込みで減少させることによって必要な焦点のシャ
ープさを達成することができる。横発散を、例えばソラ
ーダイアフラムによって制限する。このように構成する
ことによって、高い強度が得られる。
【0024】更に、X線モノクロメータの焦点を、焦点
として使用することができる。微細な一次ビーム焦点と
、高品質の多結晶とにより、適切な横発散を有する必要
な焦点が得られるだけでなく、例えばKα放射線のα2
成分を消滅させることができる。この構成によって、高
いピーク値対バックグラウンド比を確保することができ
る。
【0025】試験する試料は、平坦なシート、平坦な固
体ブロックでもよく、平坦な基材上の1個又はそれ以上
の薄い層であってもよい。本発明によれば、分散性をよ
くするため、即ち精度を高くするため、45°以上の回
折角θを有するシャープな反射ビームを発生させる。回
折角θは、できるだけ90°に近くすべきである。この
場合の適切なX線は市販されている微細構造のX線管(
Cu,Ni,Co,Fe,Cr,中でもMo)の特性線
である。このように選択すれば、適切な反射ビームを形
成することができる。
【0026】検出部は通常、焦点円の曲率に従って湾曲
させることはできないから、接線方向に検出部を配置す
るのがよい。0.5°又はそれ以下のようにX線ビーム
の広がり角が小さい場合には、焦点円からのずれは非常
に小さいので、このずれによって、反射ビームは僅かに
幅が広くなるだけである。この値が大きくなると、照射
される表面が大きくなり、強さが一層増大する。本発明
によれば、焦点円の半径に相当する第2レバー上に試料
を配置する。即ち、第2枢着点である焦点円の中心の周
りに試料を回転する。従って、本発明によれば、焦点円
に沿う正確な案内を行うことができる。また、本発明に
よれば、移動中、X線ビーム内の試料の位置決めを、案
内レールによって確実に行うことができる。
【0027】既に説明したように、試料の表面へのX線
ビームの種々の入射角で生じた測定器上の記録は、焦点
円上に発生する必要がある。これは、短い露出時間で、
最大の高いピーク値対バックグラウンド比の非虚偽位置
で、シャープな反射ビームを確保するためである。
【0028】本発明の最も簡単な好適な実施例では、写
真フィルムを測定器上に配置し、この写真フィルムを焦
点円の曲率に適切に適合させる。焦点円の方向のこのフ
ィルムの長さについては、1〜2度の回折角θに相当す
る値で十分である。フィルムは非常に薄いので、傾斜し
た入射角でも、反射ビームはフィルム上に、シャープな
映像を結ぶ。ローバックグラウンドの場合には、異なる
入射角を有する複数個の映像を、重ねて記録することが
できるので、θo に関する回折角の変化△θを直接決
定することができる。必要な解像度から、焦点円の半径
を計算することができる。0.02゜の回折角θの精度
で、ピーク値の位置を決定し、測定を0.1mmの精度
で行う時は、焦点円の半径は、例えば71.62mmに
しなければならない(フィルム上の1mmは0.2゜の
回折角θに相当する)。
【0029】ハイバックグラウンドであって、反射ビー
ムの分離が余りにも小さい時は、焦点円、即ち基板に対
し垂直に、露出当たりの反射の高さの約2/3又はそれ
以上、フィルムを動かす。この目的のため、制御装置に
よって自動的に適切に移動できるフィルムホルダを、測
定器に設ける。
【0030】本発明の一実施例では、X線カンタムカウ
ンタによって、記録を行うことができる。次に、焦点円
に沿って、計数スリットを案内する。この場合のカウン
タは、焦点円の中心に指向せず、X線ビームをできるだ
け完全に吸収するため、試料の方向に指向する。本発明
のこのような実施例では、第3レバーの1度の回転は、
回折角θの4度の角度変化に相当することに注意すべき
である。しかし、X線量の吸収が非常に薄い層で生じな
い限り、位置感知カウンタは適していない。
【0031】本発明応力測定装置の配置及び調整は次ぎ
のようにして好適に行うことができる。焦点円を、基板
に平行に延在する。調整できる回折角θは、例えば目盛
盤によって基板に示される。調整できる回折角は、一次
焦点、即ち第1枢着点での0゜から始めて、これと直径
的に対向する反対位置での90゜までである。反射即ち
反転したX線ビームは、それ自身、回折角θの2倍の角
度になる。第1レバーと、第3レバーは、第2レバーを
介して基板の平面内で焦点円の中心の周りに回転でき、
第2レバーと第3レバーとを、第1レバーの上に配置す
る。これ等レバーを空気軸受及び付加的支持体によって
異動できるよう支持する。実際の測定中に、この空気軸
受を停止させる。
【0032】第2レバーの外端に、試料のホルダを設け
、第3レバーの外端に、例えばフィルムとともに測定器
を配置する。全レバーを例えば空気軸受を介して移動で
きるようにして、焦点円上での確実な調整を、迅速に行
えるようにする。第1レバーを一次焦点、即ち第1枢着
点の周りに回転できるようにする。一次ビームに関する
角度は、90゜−θ+Ψである。基板上に、第1枢着点
から出発してX線ビームに平行に、案内レールを設け、
第2レバー、従って試料をX線ビーム内に案内する。こ
のため、第2レバーを、第2枢着点で回転自在に支承す
る。第3レバーによって測定器を支持する。ロック素子
を設け、フィルムその他による記録の場合、2θが必要
な値である位置に、第3レバーを第1レバーにロックす
る。或いは、このロック素子によって、走査計数の場合
に、回折角θが0.01゜より一層よい精度で、計数器
の出発点を再現性ある方法で調整することができる。こ
れは異なる角度に調整して露出を行うことに匹敵する。
【0033】X線ビームに対する調整は、2個の調整操
作によって行うのが好適である。この目的のため、回折
角θが90゜になるよう、試料とともに第2レバーを調
整し、検出部に蛍光フィルムを設ける。焦点円の中心、
即ち第2枢着点に狭いスリットダイアフラムを設ける。 X線源の調整ねじを調整することにより、90゜の回折
角の位置に、シャープな光点が正確に入射するよう、こ
の測定装置を調整する。このようにして、正確な角度位
置が既に画成され、この方向に垂直な方向の調整は、単
に線のシャープさに影響するだけである。この目的のた
め、調整ねじの種々の調整によって、シャープな反射ビ
ームを発生する物質で、映像を作るのが好適であり、そ
して最もシャープな反射ビームを生ずるような調整を選
択する。
【0034】上記の式の因子、(1+ν)σ/Eを決定
するため、試料を試料ホルダに配置し、回折角θo に
相当する位置に第2レバーを動かす。第3レバーによっ
て、回折角2θo に相当する位置まで、フィルムとと
もに測定器を移動させ、次ぎに、第1レバーに対するこ
の位置にロックする。ここで、第1の露出を行うことが
できる。これにより、次の露出のための基準値が得られ
る。それは、この基準値は、試料の表面に垂直なグリッ
ド距離dに相当するからである。次ぎに、回折角の尺度
である目盛盤上で、例えば10゜だけ試料を回転するこ
とができる。この回転は、各回について、同一大きさの
Ψの値に相当する。次の露出は、既に述べたように行う
ことができる。この露出を、数回、例えば3又は4回繰
り返すことによって、上記の式により△θを△dΨ/d
o に変換し、△dΨ/do の曲線の傾斜を、sin
2 θの関数として決定し、評価を行うことができる。 回折角の変化△θは、できるだけ正確に測定しなければ
ならず、回折角θの例えば0.1゜でも、回折角θに関
し、また記録装置のため2θ及び差θ+(又は−)Ψに
関し、試料を調整する必要がある。単色放射線を使用す
る露出では、一層シャープな反射ビームを生ずるよう、
減色構成を選択しなければならない。
【0035】本発明の好適な実施例では、応力測定装置
に、試料の加熱装置又は冷却装置を設ける。電流で加熱
されるホルダ支持体によって、加熱を行うことができる
。熱電対によって、温度制御を実施し、また熱電対によ
り、又は光学パイロメータによって測定を行うことがで
きる。
【0036】適切に変更した試料ホルダを使用すること
によって、例えば、応力を受けていない材料の熱膨張係
数を決定することができる。この目的のため、回折角θ
の試料の位置で、異なる温度で露出を行い、既に説明し
たように、この露出により△d/dの値を得て、この値
を△Tで割り、熱膨張係数αを得る。ここで、温度差△
Tは、T−T0である。更に、膨張と応力状態との温度
による変化も、決定することができる。これは、試料を
製造中、高い温度で応力が発生する時、有利である。更
に、弾性に関する種々の常数を、決定することができる
【0037】本発明応力測定装置では、試料の照射され
る表面は、好適なことに一定に維持される。測定は、焦
点円上で行われる。この装置は、機械的に非常に剛固で
あり、移動部分が平滑に移動でき、従って測定値に最高
の信頼性と、正確さとがある。非単色X線の場合、不確
定さは、ブラッグブレンタノ(Bragg−Brent
ano)回折計による場合のほぼ4分の1に過ぎない。 測定中、試料を静止させてもよいが、所要により焦点円
に沿って振動させてもよい。この振動させることは、均
一であるが先鋭なデバイ(Debye)ラインを発生し
ない大きな微結晶の場合に、有利である。計数器の代わ
りに、記録のため、デバイコーン(Debye  Co
ne)の全情報を生ずるフィルム条片を使用するのがよ
い。所要に応じ、視差を避けるために、フィルムを、固
体素子位置感知計数器で置き換えてもよい。この計数器
が一次元的である場合には、もちろんフィルムのすべて
の付加情報は失われる。しかし、このような計数器は、
計算機による自動評価をすべて可能にする。
【0038】試料ホルダは大きな寸法のものでもよく、
他の検出部の方向の組織又は応力を決定するため、試料
の表面に垂直に伸びる軸線の周りに回動できるホルダを
設けてもよい。また、温度の関数として、相の変化、膨
張係数、又は好ましくは応力の変化を決定するため、試
料ホルダに、加熱装置又は冷却装置を設けてもよく、こ
のようにして弾性に関する常数を決定することができる
。また、数キログラムまでの重量と任意の形状とを有す
る試料を試験することができる。次に、本発明の好適な
実施例を説明する。
【0039】
【実施例】図1の斜視図に示す本発明のラジオグラフ応
力測定装置10は、本来平坦な基板11上に構成する。 この基板11は、磨いた花崗岩の板であり、この基板に
隣接して、X線源12を配置する。このX線源12の一
次X線ビーム13を、スリットから成るソラーダイアフ
ラム(図示せず)によって形を定め、基板11の上を案
内して、基板11に対し垂直であって、焦点円15内に
ある第1枢着点14の仮想軸線まで達せしめる。X線源
12は、焦点を形成するための陽極16を具える。X線
源12のための調整装置によって、基板11の平面内に
平行に、さらにこの平面に垂直に、X線ビーム13を動
かすことができ、基板11上に配置した案内レール17
に、平行にX線ビーム13を延在させる。この案内レー
ル17の一端は、第1枢着点14の近くにあり、他端は
基板11の外端縁にある。
【0040】第1レバー18を、第1枢着点14で基板
11に枢着し、矢印Aの方向に回動できるようにする。 即ち、第1レバー18を、第1枢着点14の周りに、基
板11の表面上で回動できるようにする。この目的のた
め、角度符号器20付きのモータ19を、基板11の適
当な凹所内に支承し、制御装置(図示せず)によって制
御する。
【0041】第1枢着点14から遠方の、第1レバー1
8の端部に第2枢着点21を設ける。この第2枢着点2
1も、基板11に垂直である。2個のレバー22、23
を、第2枢着点21で、第1レバー18に枢着する。第
2枢着点21から遠方の、第2レバー22の端部に、試
料25のためのホルダ24を設ける。第2レバー22の
この端部に、摺動機構26、例えば軸受を設ける。矢印
Bで示すように、この軸受によって、案内レール17上
を、第1枢着点14に対し、接近及び離間するよう、第
2レバー22を移動させることができる。第1枢着点1
4と、第2レバー22の外端との間の引張装置27によ
って、この区域、即ち軸受26を、案内レール17に向
け側方に押圧する。
【0042】第3レバー23の、第2枢着点21から遠
方の端部に、測定器28を設ける。この測定器28は、
例えばフィルム31のためのホルダ30を具え、このホ
ルダは、矢印Cの方向に回動できる。ロック素子32を
使用することによって、第1レバー18に対する所定の
角度位置に、第3レバー23をロックすることができる
。この角度位置は、目盛盤33によって、読み取ること
ができる。
【0043】すべてのレバー18、22、23を、安定
状態で容易に摺動させるため、少なくとも第2枢着点2
1と第2レバー22との下に、支持体(図示せず)を設
け、更に空気軸受を設け、レバー18、22、23が、
基板11の表面を横切って、エアクッション上を摺動で
きるようにする。希望する測定位置に達した時、制御装
置によって、空気の供給を停止し、レバー18、22、
23を、最終的に、基板11上に直接押し付ける。従っ
て、測定中、レバーの適切な安定が得られる。3個のレ
バー18、22、23は、同一の長さを有するから、そ
れぞれの外端、即ち第1枢着点14、ホルダ24、測定
器28は、常に焦点円15の上にある。X線ビーム13
は、試料25に入射し、それによりX線ビームは、回折
し、この回折X線ビーム34は、測定器28のフィルム
31に入射する。このフィルムも、焦点円上にあり、こ
のフィルムを手動でその結果の評定をすることができ、
又は評定装置(図示せず)によって自動的に評定するこ
とができる。入射X線ビーム13と回折X線ビーム34
とは角度φを形成するが、応力によって引き起こされる
この角度φの変化△φを測定する。
【0044】前に述べた式に基づいて、試料25につい
て、全ての測定を行うことができる。十分な信頼性で、
応力θを決定できるようにするため、傾斜を測定できる
範囲、即ち傾斜角Ψの範囲は、十分に大きくなければな
らず、原子層間隔の相対変化△dΨは正確に測定しなけ
ればならない。これは、一次X線ビーム13又は反射ビ
ーム即ち回折X線ビーム34のいずれかが試料25の表
面に平行に延在して、放射線が完全に吸収されてしまう
2個の位置によって、試料25の可能な傾斜が制限を受
けるからである。対称的なケースで、回折角θが大きい
場合には、一次X線ビーム13は、試料25にほぼ垂直
に延在し、傾斜の可能性は最大になる。
【0045】既に説明したように、露出時間が短くとも
、即ち一次ビームの広がりが比較的大きく、従って試料
25の露出面が比較的大きくても、高い精度で、測定す
ることができるシャープな反射ビーム即ちシャープな回
折X線ビーム34を得る必要があることによって、焦点
合わせによる測定装置が発展するに至った。この方法は
、X線回折のために使用されているが、応力の測定には
使用されたことがない。円弧29は、第2レバー22が
案内レール17に沿って移動する時の、第1枢着点14
の周りに移動する第2枢着点21の通路を示す。
【0046】この方法を図2に示す。X線管12のX線
ビーム13の出発点は、第1枢着点14の仮想延長軸線
又はこの区域に設けた陽極16内の一次焦点である。回
折X線ビーム34が入射するフイルム31上の映像点(
映像焦点)に、直線35(図1参照)によって上記出発
点を結ぶと、直線35とともに同一角度φを形成するす
べての点に関して、幾何学的位置を決定することができ
る。この角度φは、180°−2θで計算することがで
き、この幾何学的位置とは、反射ビームを発生する試料
25の位置である。この位置が見いだされた時、すべて
の反射ビーム34は、その原位置に関せず、映像焦点を
通る。従って、理想的な場合には、広がりの程度及び試
料25の反射面の大きさに関せず、この一次焦点は、映
像焦点内に映像を結ぶ。直線35が弦であると考えると
、弦は関連する円周上の円周角がすべて等しいから、こ
の問題に対する回答が得られる。
【0047】この円は、一次焦点、回折角の頂点及び映
像焦点の位置によって与えられる。角度φが同一である
から、この回折角の頂点は、円周上を任意に移動するこ
とができる。しかし、円周上の映像焦点の位置がずれる
と、頂点の角度が変化してしまう。従って、映像点(映
像焦点)における単一の反射ビームの焦点合わせが可能
であるとともに、任意の反射ビームによってそれ自身の
映像焦点を形成することができる。すべての反射ビーム
は、焦点円15上の一次焦点の映像として、映像を結ぶ
。弦の設定の他に、中心角2φが円周角φの2倍である
ことを考慮すれば、この方法は完全である。このように
して、試料25とフィルム31とは、第1枢着点14の
上方の一次焦点を通る焦点円15上に位置する。一次焦
点のために、シャープな線焦点を使用するが、この線焦
点は、焦点円15に垂直に延在し、0.1mm以下の幅
を有し、扇状のX線ビーム13を試料25上に放射する
。この扇状のX線ビームの頂点の角度は、発散状態であ
り、試料25の寸法により決定されるが、数度である。 焦点円を横切る方向の扇状のX線ビーム13の頂点の角
度を「横発散角」と称するが、いわゆるソラーダイアフ
ラムと称する平行なスリットによって5°以下に押さえ
られる。
【0048】フィルム31を調べることによって、角度
2φが求まる。従って、この方法は、優れた解決策であ
る。しかし、この方法は、優れた解決策であること、反
射ビームがシャープであること、大きな回折角θが容易
に得られること、反射ビーム34の強度が高いことのみ
で興味深いだけでなく、一次X線ビーム13を、円の接
線に対し異なる角度で入射させることができることで優
れている。このことは、従来技術では全く考慮されなか
ったことである。従って、焦点円15は、一次焦点、映
像焦点及び回折角の頂点によって決定される。これ等の
点のうち、一次焦点のみが、空間内に固定される。即ち
、焦点円15上の映像焦点31の位置を変えることなく
、試料25と、映像焦点31とともに焦点円15全体を
一次焦点の周りに、回転することができる。
【0049】この関係を、図3に明示し、この図面では
、試料25の5個の異なる位置D,E,F,G,Hを示
す。図3では、試料25の右から2番目の位置Eは、対
象位置、即ち入射角が射出角に等しい位置に相当する。 即ちΨ=0、θ=θo である。その右の位置Dは正の
Ψの範囲内にある。その他の位置F,G,Hは、負のΨ
の範囲内にある。応力がない試料25については、すべ
ての角度φ、従ってすべての直線35は同一である。 回転中、焦点円15は、一次X線ビームを通過し、異な
る角度で、この一次X線ビームに交差する。従って、試
料25上の一次X線ビーム13の入射角Ψは、可能な範
囲内で変化する。
【0050】既に説明したように、フィルム31を反射
X線ビーム34の記録のため使用する。焦点円15の円
周方向の、フィルム31の長さは、必要な測定長さより
僅かに長い。試料25は、焦点円15に対し接線方向で
ある。試料25とフイルム31とをレバー22、23上
に配置して、焦点円15の中心の周りに延在させ、焦点
円15の円周上に正確に配置される。
【0051】測定のため、回折角θの値が2倍になるよ
うに、第3レバー23を調整し、ロック素子32によっ
て、第3レバー23を第1レバー18に取り付ける。試
料25を支持する第2レバー22を案内レール17によ
って案内し、第1枢着点14の周りの焦点円の回転中、
試料が常にX線ビーム13内にあるようにする。
【0052】対象のケース、即ち試料の表面に対する入
射角と反射角とが等しいケースを、それぞれの測定のた
めの基準点として採用する。次にdn に相当する試料
25の表面に平行な原子層の反射ビーム34の位置をフ
イルム31上にマークする。この目的のため、試料25
を回折角θまで移動させ、最初の露出を行う。次に、焦
点円15の中心、即ち第2枢着点21を、傾斜角Ψに等
しい角度だけ、第1枢着点14の周りに回動させる。次
に、試料25上のX線ビーム13の入射角を、同一の量
だけ変化させる。一般的に言えば、このような4個の測
定を、評価に対する十分な信頼性を達成して、実施する
ことができる。対象なケースでの反射の位置に対する反
射位置の差は、ミリメータで測定され、幾何学的性質に
基づいて回折角θの差に変換される。更に、対象な配置
に対する相対グリッド変化を、式△d/do =−ct
gθ△θによって計算する。この式は、Braggの関
係式を微分して得られる。
【0053】一次焦点のため、微焦点X線管の線焦点を
使用することができ、ソラーダイアフラムによって、横
発散を制限する。一次焦点の場合、焦点円15の回転の
点を、焦点合わせ単結晶の焦点に位置させることができ
る。また、横発散を、モノクロメターによって自動的に
制限する。
【0054】最後に、微焦点管の代わりに、広焦点管を
使うことができる。回転の点、即ち焦点円15の焦点に
、正確に位置している狭いスリットをこの広焦点管によ
って照明する。また、1個又はそれ以上のソラーダイア
フラムによって、横発散を制限する。
【0055】試料25の表面の曲率は、通常、焦点円1
5に対応していない。その表面は、一般に平坦な表面で
、焦点円15に接線方向になるよう配置されている。 試料が円形の時は、焦点円15からそれることによって
、反射ビームを広げ、最大反射ビーム域をずらしてしま
う。しかし、このずれは、微分法を実施中、消滅する。
【0056】記録装置又は測定器28を選択するために
、通常、焦点円15に対し傾斜するようビーム34を入
射させることに注意すべきである。記録のため、貫入深
さが浅い固体素子検出器を使用することもできる。その
際、計数スリットを焦点円15に沿って案内するととも
に、試料25に対し配列する。これには、複雑な機械的
構造が必要であり、非常に精密な再現性のある調節が必
要である。しかし、他の部片からの散乱輻射線を、適切
にシールドすることができ、測定結果を、次の計算機に
よって評価することができる。焦点円15の中心の周り
の4度の回転は、θにおける1°に相当する。固体素子
感知検出器(PSD)も適している。
【0057】しかし、最も簡単で、最も安価な解決策は
、フィルム31に記録することである。通常の微粒子の
フィルムを使用することができる。極端に傾斜した入射
の場合には、エマルジョン層を使用することができる。 測定中、種々のΨの位置のすべての記録を、フィルム上
に行うことができる。反射ビーム34が重複するのを防
止するとともに、これ等反射ビームを区別して維持する
ため、露出の間に、焦点円15に垂直に、例えば反射ビ
ーム長の3/4に等しい量だけフィルムをずらすことが
できる。例えば10mmの高さを有するスリット状ダイ
アフラムを通じて、デバイコーン(Debye  co
ne)の一部をフィルム31上に入射させることができ
る。対称な調整の位置を、反射線として、2度即ち、図
1のフィルム31の上端と、下端縁とに記録する。他の
反射ビームは、この2個の位置の間に位置する。次に原
則として、回折線の間の差を、測定顕微鏡のもとで、例
えば0.05mmの精度で、決定することができる。 フィルムを使用する方法は、写真処理及び測定が必要で
ある。この測定は、ミクロデンシトメータによって密度
を記録することに置き換えることができ、例えばその次
ぎの計算機によって、評価の判定を行うことができる。 フィルムを使用する方法の利点は、測定がデバイコーン
を横切るようにして累積するように行われることと、そ
の構造が確認されることである。このことは、材料が粗
い粒子である時、非常に重要である。それは、反射ビー
ムの位置が、個々の大きな粒子によって決定されてしま
い、Ψの調整に平均して対応することは稀であり、その
ため得られた値が不正確になるからである。
【0058】モータ19の角度符号器20によって、第
1レバー18を回転する。この回転中、所定の角度に近
づいた時、制御装置(図示せず)によって、回転速度を
落とす。所定の角度に達した時、空気軸受への空気の供
給を停止する。基板11に設けた目盛盤33によって、
回折角θの値が2倍になるよう、第3レバー23を手動
で調整し、その後、ロック素子32によって、この第3
レバー23をロックする。第2レバー22と第3レバー
23とを互いに相対的に適切に配置し、フィルム31が
、X線源12の向こうに、回動できるようにする。この
ことは、露出のため、「負の」Ψ範囲を使用できること
を意味する。所定の測定のための角度調整のため、傾斜
角Ψを回折角θから減算する。この範囲は、反射ビーム
34の入射がフィルム31に対して傾いておらず一層大
きな範囲である「正の」範囲からそれている。
【0059】第2レバー22は、小さな回折角θから始
めて、90°の回折角に相当する所まで移動することが
できる。この区域に、止め(図示せず)を設け、X線ビ
ーム13に関してこの測定装置を調整するとともに、角
度符号器20を調整するのに役立つようにする。特に意
図した訳ではないが、正の傾斜角Ψを、この限定された
範囲内で、大きな回折角に達せしめることができる。
【0060】この応力測定装置の調整のため、90°の
回折角θを調整し、X線源12のX線焦点を、焦点円1
5の回転中心、即ち第1枢着点14に関してできるだけ
正確に調整する。焦点円15の中心、即ち第2枢着点2
1上に、微細ダイアフラム(図示せず)を配置し、試料
25のためのホルダ24に、蛍光膜を配置し、試料25
の中心を正確にマークできるようにする。すでに述べた
ように、X線源12は調整ねじ(図示せず)を有し、こ
の調整ねじによって、ダイアフラムの映像を、試料25
の中心に、正確に調整することができる。このようにし
て、一次焦点と、焦点円15の回転中心とを、X線ビー
ム13に平行に調整する。この調整は、角度測定につい
て重要である。X線ビーム13に垂直な方向の調整は、
単に反射ビーム34のシャープさ、即ち反射ビーム34
が焦点円15上に実際に位置している程度を決定するに
すぎない。この方向の調整に関しては、調整ねじ(図示
せず)の異なる調整により、試料25の露出を、シャー
プな反射ビームによって行うようにすることができる。 種々の調整を、再現性ある方法で行うことができ、最も
シャープな反射ビーム34による露出は、正しい調整の
結果である。
【0061】実際の測定のため、試料25をホルダ24
上に取り付ける。フィルム31を、気密な封袋に挿入し
、ホルダ30に取り付け、焦点円15の円弧に合致して
湾曲しているホルダ30の表面に、フィルム31を確実
に接触させる。次に、第3レバー23を釈放し、回折角
θが2倍になる位置まで、この第3レバーを手動で動か
し、この位置に第1レバー18に対しロックする。電子
制御装置によって、第2レバー22を回折角θに相当す
る位置に動かす。最初の露出を行う前に、図1のホルダ
30の上端の矢印Cの方向に、この制御装置によってフ
ィルムを自動的に移動させる。次に、第2の露出のため
、この制御装置によって、フィルム31を他端まで動か
す。このようにして、基準線がマークされる。
【0062】試料25の傾斜面を露出する場合には、焦
点円15を小さな角度だけ、ずらす必要がある。そのず
らす極限は、第2レバー22と、一次X線ビーム13の
ためのソラーダイアフラムのホルダ(図示せず)とが接
触することによって与えられる。この極限は、ほぼθ=
17°の位置にある。通常、回折角θ>60°に対して
、20°までの最も小さい極限角度で操作が行われる。 この極限値に対して、リミット接点を設けてもよい。回
折角θと極限角度との差は、Ψmaxを有する実現でき
るΨの範囲であり、このΨの範囲は、sin2 Ψによ
り等分することにより4個の部分Ψ1 〜Ψ4 に分割
することができ、このΨ4 はΨmax に等しい。次
に、θ−Ψ1 の値をこの制御装置に導入し、相当する
角度位置に達した時、Ψ1 についての露出を行うこと
ができる。他の位置についての操作は同様に行うことが
できる。フィルムの現像、定着、乾燥後、顕微鏡によっ
てそれの結果を評価する。
【0063】この応力測定装置は、その他の測定を行う
にも適している。例えば、測定すべき試料にほぼ類似し
た反射ビームを有する基準試料を入手できる時は、正確
なグリッド常数を決定することができる。試料25が信
頼性があり、試料25のためのホルダー24の基準面に
再現性あるように試料25を配置することができる時、
このことは常に可能である。△d/dに達しない割合は
、15〜90ppmである。これ等の値は、余り重要で
なく、温度の変動に起因するラインの広がりを防止する
ため、露出中、確実に温度を一定にするのが有効である
と思われる。
【0064】この応力測定装置10の可能な他の用途は
、組織の試験である。一方、デバイコーンによって現さ
れるような組織は、散乱放射線ダイアフラムを除去する
時、決定することができる(通常の後方散乱法であるが
、可変のΨ値の可能性がある)。その他の考えられるこ
とは、応力測定中に、試料25を異なるΨの角度まで動
かし、所定の反射ビーム34の強さを傾斜角Ψの種々の
角度と比較することである。この種の通常の方法に比較
し、試験中、一定に留まる試験すべき表面のマグニチュ
ードを僅かに変化させることができ、有利である。
【0065】シーマンボーリン(Seemann−Bo
hlin)ダイアグラムの記録のため、フィルム31の
ホルダ30を設けることができ、可能性がある傾斜角Ψ
の種々の調整に、このホルダ30を適合させる。回折角
θの測定できる最小角度はほぼ10゜である。試料25
に対しX線ビーム13の入射角が最も傾斜している時の
調整の場合でも、θ=75゜までの角度範囲をカバーす
ることができる。刻み目を設けるような既知の方法で、
フィルム31のキャリブレーションを行うことができる
【0066】更に、試料25のホルダ24に、加熱装置
を設けることができる。クランプしていない試料25の
熱膨張を、曾ては全く実現できなかった高い精度で決定
することができる。試料25の温度の関数として、応力
を決定することができる。更にこのことに基づいて、試
料の性質のその他のパラメータを試験することができ、
応力の原因に関するすべての情報を提供することができ
る。更に、このような測定により、ヤング率を決定する
ことができる。
【0067】一次焦点14と試料25との間の距離が大
きい場合には、非常にシャープな反射ビーム34を有す
る試料25でも、フィルム31上に、焦点が放射分散し
た映像を結ぶ。また、一次焦点14と試料25との間の
距離が小さい場合には、フィルム31上にソラーダイア
フラム(図示せず)の影の映像を結ぶ。これは、露出中
、測定器28の制御装置によってフィルム31を前後に
僅かに動かすことによってぼかすことができ、従って滑
らかで容易に測定できるラインを形成することができる
【0068】大きな微結晶から成る試料25は、均一な
反射ビーム34を生じない。これは、微結晶の反射ビー
ム34は個々に観測されるからである。このような試料
は、すべての微結晶の平均の反射位置を持つことは稀で
あり、反射ラインは点状になるだけでなく、湾曲してし
まう。これは、露出中、ホルダ上で試料を数度、揺動さ
せると、改善でき、防止することさえできる。このよう
にすれば、入射角は、シャープさが少なくなるが、この
シャープさが少なくなることは、反射ラインが点状にな
ったり、湾曲してしまうよりはよいことである。露出中
の試料を揺動させるための回動は、既に設けてあるモー
タ19の適切な制御によって行うことができる。
【0069】図1、図2及び図3に示した実施例は、本
発明の一例を示すに過ぎず、本発明は特許請求の範囲に
記載した本発明の範囲内において種々の変更を加え得る
ことは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラジオグラフ応力測定装置の斜視図で
ある。
【図2】図1の装置の構造を説明するためのX線ビーム
の種々の角度関係を示す線図である。
【図3】図1の装置の種々の露出のため移動させた焦点
円を示す線図である。
【符号の説明】
10  ラジオグラフ応力測定装置 11  基板 12  X線源又はX線管 13  一次X線ビーム 14  第1枢着点 15  焦点円 16  陽極 17  案内レール 18  第1レバー 19  モータ 20  角度符号器 21  第2枢着点 22  第2レバー 23  第3レバー 24  ホルダ 25  試料 26  摺動機構 27  引張装置 28  測定器 29  円弧 30  ホルダ 31  フィルム 32  ロック素子 33  目盛盤

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  X線ビームを集中させる多結晶材料か
    ら成る鏡と、X線源と、前記材料の試料と、測定器とを
    すべて焦点円上に配置して具えたラジオグラフ応力測定
    装置において、平坦な基板(11)と、案内レール(1
    7)と、この案内レールの一端の第1枢着点(14)の
    周りに平面内で回動できる第1レバー(18)と、第2
    枢着点(21)で前記第1レバーに均等に枢着した第2
    レバー(22)と第3レバー(23)とを具え、前記第
    2レバー(22)の枢着端でない他端に前記試料(25
    )を支持するとともに前記第3レバー(23)の枢着端
    でない他端に前記測定器(28)を支持するよう構成し
    、前記第3レバー(23)を所定の角度で前記第1レバ
    ー(18)に剛固に連結できるよう構成し、前記案内レ
    ール(17)に平行に延在し前記枢着点(14)の上方
    に焦点を結ぶX線ビーム(13)の前記試料(25)へ
    の入射角(Ψ)が変化して前記測定器(28)上の反射
    ビーム(34)の位置が測定結果を示すように前記第2
    レバー(22)を前記案内レール(17)に沿って摺動
    できるよう構成したことを特徴とするラジオグラフ応力
    測定装置。
  2. 【請求項2】  前記基板(11)を磨いた花崗岩の板
    で構成し、基板上の支持体と空気軸受とを介して前記第
    2枢着点(21)、前記第2レバー(22)及び前記第
    3レバー(23)を摺動させるため回転するモータであ
    って角度符号器(20)を有するモータ(19)と、こ
    のモータを制御する制御装置とを設け、前記第2レバー
    (22)及び前記第3レバー(23)が所定の位置に達
    した時、前記制御装置によって空気の供給を停止し前記
    レバー(18、22、23)を直接前記基板(1)に圧
    着するよう構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    ラジオグラフ応力測定装置。
  3. 【請求項3】  前記第1枢着点(14)の回転中心に
    対し微細に調整できるよう前記X線源(12)を配置し
    、前記第1枢着点(14)の上方の前記X線源(12)
    の一次焦点は数ミリメータの幅を有するシャープな線で
    あり、前記X線ビーム(13)は前記基板(11)に直
    角な横発散と、数度を越えない発散状態にあり、前記第
    2レバー(22)の方向に指向するようこの第2レバー
    (22)の前記他端上のホルダ(24)に取り付けた前
    記試料(25)に前記X線ビーム(13)を指向させ、
    前記第2レバー(22)の長さを前記焦点円(15)の
    半径に相当する長さにすとともに、この第2レバー(2
    2)を前記案内レール(17)に向け回動させるばね(
    27)を設けたことを特徴とする請求項2に記載のラジ
    オグラフ応力測定装置。
  4. 【請求項4】  大きな負荷能力を有する広焦点X線管
    からのX線束になっていないX線(13)のための焦点
    スリットとして前記一次焦点を形成し、横拡散を制限す
    るためのソラースリットを前記一次焦点に設けたことを
    特徴とする請求項3に記載のラジオグラフ応力測定装置
  5. 【請求項5】  ほぼ0.8mmの焦点幅を有する微細
    焦点X線管の陽極上の電子ビーム焦点の一次焦点の焦点
    線を使用するとともに、同時に6°以下の観察角度に見
    込みにより減少させソラーダイアフラムによって前記発
    散を制限することを特徴とする請求項3に記載のラジオ
    グラフ応力測定装置。
  6. 【請求項6】  前記一次焦点をX線モノクロメータの
    焦点にしたことを特徴とする請求項3に記載のラジオグ
    ラフ応力測定装置。
  7. 【請求項7】  平坦なシート、平坦な固体ブロック又
    は基材上の薄い層である前記試料(25)を焦点円(1
    5)に対し接線方向にし、できるだけ90°に近い45
    °以上の回折角θで反射する適切なX線ビーム(Cu,
    Ni,Co,Fe,Cr,Mo)(13)を前記試料(
    25)に照射することを特徴とする請求項3に記載のラ
    ジオグラフ応力測定装置。
  8. 【請求項8】  前記制御装置によって前記基板(11
    )に対し垂直に摺動できるホルダ(30)を前記測定器
    (28)に設け、回折角θが1〜2°の長さを有し前記
    焦点円(15)の曲率に適合でき露出毎に前記基板(1
    1)に対し適切に移動できる薄い写真フィルム(31)
    のためのホルダに前記ホルダ(30)がなるようにした
    ことを特徴とする請求項7に記載のラジオグラフ応力測
    定装置。
  9. 【請求項9】  焦点円(15)上の4°が回折角θの
    1°に相当することを考慮して、試料(25)の方向に
    計数スリットが指向するX線カンタムカウンターを前記
    測定器(28)に設けたことを特徴とする請求項7に記
    載のラジオグラフ応力測定装置。
  10. 【請求項10】  前記基板(11)上に目盛盤(33
    )を設け、前記第(2レーバが摺動すれば少なくとも1
    7°の回折角θを生じ、反対方向に摺動すれば90°に
    達する最大回折角θを生ずるよう前記第1枢着点(14
    )上に前記第2レバー(22)を摺動可能にし、前記回
    折角θの値が2倍になる位置でロック素子(32)によ
    って前記第3レバー(23)を前記第1レバー(18)
    に対しロック可能にしたことを特徴とする請求項8又は
    9に記載のラジオグラフ応力測定装置。
  11. 【請求項11】  前記第2レバー(22)を90°の
    回折角δになるまで移動させることによってX線ビーム
    (13)に対し縦方向に前記ラジオグラフ応力測定装置
    (10)を調整し、同時に前記第2枢着点(21)にス
    リットダイアフラムを設け、前記X線源(12)上の調
    整ねじを使用することによってシャープな光点を、90
    °の位置にある試料(25)の中心に生ぜしめることを
    特徴とする請求項10に記載のラジオグラフ応力測定装
    置。
  12. 【請求項12】  回折角θに相当する位置まで回転に
    より前記第2レバー(22)を摺動させ、次に回折角θ
    が2倍になる位置に前記第3レバー(23)をロックす
    ることによって検出部、即ち試料(25)の表面に垂直
    なグリッド距離dのための基準値を得るとともに、前記
    測定器(28)の前記フィルム(31)を露出すること
    によって、露出毎に例えば10°の回折角θだけ前記第
    2レバー(22)を摺動させた時、多数の露出によって
    測定器(28)上に評価できる結果を得ることを特徴と
    する請求項11に記載のラジオグラフ応力測定装置。
  13. 【請求項13】  △dΨ/d0 =−ctgθo △
    θ,この曲線のsin2 θに対する傾斜、入射角Ψに
    対応する回折角θ、及び式E△dΨ/do (1+ν)
    sin2 Ψ=σによって与えられる応力σの決定によ
    り、露出されたフィルム(31)の評価を自動的に得る
    ことを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載のラ
    ジオグラフ応力測定装置。
  14. 【請求項14】  同一基準角θにおける露出と、前記
    ホルダ(24)内の加熱装置により実現できる前記試料
    (25)の異なる温度とによって、材料の熱膨張係数と
    応力状態の変化とを決定できることを特徴とする前記請
    求項のいずれか1項に記載のラジオグラフ応力測定装置
  15. 【請求項15】  露出中、前記基板(11)の表面に
    直角に延びる前記試料の縦軸線に沿って、前記制御装置
    及びホルダ(24)によって、前記試料を、数度の角度
    にわたり振動させることを特徴とする前記請求項のいず
    れか1項に記載のラジオグラフ応力測定装置。
  16. 【請求項16】  前記試料(25)の表面に垂直に延
    びる軸線の周りに、前記制御装置と前記ホルダ(24)
    とによって、前記試料(25)を回動させ得るよう構成
    したことを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載
    のラジオグラフ応力測定装置。
JP1665392A 1991-01-31 1992-01-31 ラジオグラフ応力測定装置 Pending JPH04318433A (ja)

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DE19914102850 DE4102850A1 (de) 1991-01-31 1991-01-31 Roentgenographisches spannungsmessgeraet
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