JPH04318256A - 機関の失火検出装置 - Google Patents

機関の失火検出装置

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JPH04318256A
JPH04318256A JP8664391A JP8664391A JPH04318256A JP H04318256 A JPH04318256 A JP H04318256A JP 8664391 A JP8664391 A JP 8664391A JP 8664391 A JP8664391 A JP 8664391A JP H04318256 A JPH04318256 A JP H04318256A
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光浩 三宅
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徹 橋本
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    • F02B77/00Component parts, details or accessories, not otherwise provided for
    • F02B77/08Safety, indicating, or supervising devices
    • F02B77/085Safety, indicating, or supervising devices with sensors measuring combustion processes, e.g. knocking, pressure, ionization, combustion flame
    • F02B77/086Sensor arrangements in the exhaust, e.g. for temperature, misfire, air/fuel ratio, oxygen sensors

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機関の広範囲な運転領
域に亙って正確に失火状態を検出することを可能とした
機関の失火検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関(以下、単に機関と略称する)
を搭載した車両から排出される排気ガス中の有害成分を
浄化するため、この機関に接続する排気通路の途中に触
媒コンバータを組み込み、排気ガス中に占める有害成分
の排出量を削減するようにした排気ガス浄化装置におい
ては、排気ガス中に燃焼し損なった未燃ガスが多量に含
まれていると、この未燃ガスが触媒コンバータを通過す
る際に燃焼して触媒コンバータの温度を急上昇させ、こ
の触媒コンバータの劣化や溶損等を招来する虞がある。
【0003】排気ガス中に未燃ガスが多量に含まれる最
大の原因としては、機関の燃焼室に供給された燃料が何
らかの原因で着火しない失火現象を挙げることができる
。この機関の失火現象は、機関の安定した運転制御、特
に機関のアイドリング制御をはなはだ困難とするばかり
か、先に述べたように触媒コンバータの劣化や溶損を招
来する等の不具合を有するため、機関の失火を検出して
燃料供給制御等の何らかの対策を講じることが重要であ
る。
【0004】従来、機関の失火を検出する方法としては
、機関に失火が発生した場合に膨張行程におけるクラン
ク軸の角速度が一時的に増大しないことに着目し、この
機関のクランク軸角速度の変動に基づいて機関の失火を
検出するようにした特開昭58−19532号公報等に
開示されたものや、機関に失火が発生した場合に排気ガ
ス中の酸素濃度が増大することに着目し、排気ガス中の
酸素濃度の変動に基づいて機関の失火を検出するように
した特公昭59−30895号公報等に開示されたもの
等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】クランク軸が高速回転
する機関の高回転運転領域では、クランク軸の慣性回転
によって機関のクランク軸角速度の変動が少なくなるた
め、機関のクランク軸角速度の変動に基づいて機関の失
火を検出する方法では、その検出の信頼性が機関回転数
の上昇に伴って次第に低下する欠点を有する。
【0006】一方、冷態始動直後における機関のアイド
リング状態等の如き排気通路内の温度が低い運転領域で
は、排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ(
以下、これをO2センサと呼称する)が活性化されてい
ないため、このO2センサが活性化するまでは、排気ガ
ス中の酸素濃度の変動に基づいて機関の失火を検出する
ことが不可能である。
【0007】
【発明の目的】本発明は、機関の広範囲な運転領域に亙
って失火状態を確実に検出し得る機関の失火検出方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による機関の失火
検出方法は、機関の回転数に応じて高回転判定領域と低
回転判定領域とに設定し、更にこの低回転判定領域を吸
気充填効率に応じて高負荷判定領域と低負荷判定領域と
に分け、少なくともこの低負荷判定領域では前記機関の
クランク軸角速度に基づいて前記機関の失火を検出する
一方、少なくとも前記高回転判定領域では前記機関から
排出される排気ガス中の成分に基づいて前記機関の失火
を検出するようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】冷態始動直後における機関のアイドリング状態
等の如き排気通路内の温度が低い可能性のある低負荷判
定領域では、排気ガス中の酸素濃度を検出するO2セン
サが活性化されていないことが考えられるため、機関の
クランク軸角速度に基づいて機関の失火を検出する。
【0010】クランク軸が高速回転する機関の高回転判
定領域では、クランク軸の慣性回転によって機関のクラ
ンク軸角速度の変動が少なくなり、機関のクランク軸角
速度の変動に基づいて機関の失火を検出することは信頼
性の点で問題があるので、機関から排出される排気ガス
中の成分に基づいて機関の失火を検出する。
【0011】これ以外の高負荷判定領域では、何れの方
法でも問題がないので、機関のクランク軸角速度に基づ
いて機関の失火を判定する方法及び機関から排出される
排気ガス中の成分に基づいて機関の失火を判定する方法
のうち、少なくとも一方の方法を採用して機関の失火を
検出する。
【0012】
【実施例】本発明による機関の失火検出方法を触媒コン
バータが設けられたV型6気筒内燃機関に応用した一実
施例の概念を表す図1に示すように、車両の運転状態等
に応じて電子制御ユニット11にて設定された量の燃料
が図示しない燃料供給手段を介して供給され且つV型に
配置されたシリンダブロック12を有する機関13の図
示しない燃焼室には、前記シリンダブロック12に一端
が固定された排気管14内の排気通路15が連通してい
る。この排気通路15は前記燃焼室にて生成した排気ガ
スを排出するためのものであり、当該排気通路15の途
中には、この排気通路15内を流れる排気ガス中に占め
る有害成分を浄化するための触媒コンバータ16が組み
込まれている。更に、この触媒コンバータ16と前記燃
焼室との間の排気管14の途中には、その排気通路15
内を流れる排気ガス中に占める酸素の濃度を電気的に検
出する周知のO2センサ17が設けられている。
【0013】一方、前記機関13のシリンダブロック1
2に回転自在に支持されたクランク軸18には、外周面
に一定間隔で歯車状の凹凸を形成した検出リング19が
同軸一体に嵌着されており、この検出リング19の外周
面と対向し且つ当該検出リング19の外周面に形成され
た凸部の通過を磁気的に検出するピックアップ20は、
この検出リング19と共にクランク角センサを構成して
いる。
【0014】このピックアップ20及び前記O2センサ
17はそれぞれ電子制御ユニット11に対して電気的に
接続し、クランク角センサのピックアップ20は機関1
3の運転に伴って発生するパルス状の信号を電気的に変
換して電子制御ユニット11に出力する一方、O2セン
サ17は排気通路15内を流れる排気ガス中に占める酸
素の濃度を理論空燃比の状態における排気ガスを基準と
して、それよりも多めの状態(以下、これをリーン状態
と呼称する)か、或いは少なめの状態(以下、これをリ
ッチ状態と呼称する)かを電気的に電子制御ユニット1
1に出力するようになっている。
【0015】なお、本実施例では失火が発生したことを
乗員が確認できるように、失火表示ランプ21を図示し
ない車室内に設けており、この失火表示ランプ21には
当該失火表示ランプ21を点灯するための電源22が電
気的に接続し、電子制御ユニット11が機関13の失火
状態を判定した場合には、この電子制御ユニット11内
に組み込まれた図示しないスイッチを介して電源22か
らの電流が失火表示ランプ21に通電されるようになっ
ている。
【0016】前記電子制御ユニット11には、機関13
の失火を判定するための図示しない失火判定回路が組み
込まれており、本発明では機関13の運転状態に応じて
予め設定された図2に示す如き三つの判定領域でそれぞ
れ異なる判定方法を採用している。具体的には、クラン
ク角センサからの検出信号に基づいて演算される機関回
転数Nと、この機関回転数Nと機関13の燃焼室に吸い
込まれる吸気量Aを検出する図示しないエアフローセン
サから電子制御ユニット11に出力される検出信号とに
基づいて電子制御ユニット11内にて演算される吸気充
填効率(機関回転数Nに対する吸気量Aの割合)A/N
とから、本実施例では機関回転数Nが2500rpm未
満で吸気充填効率A/Nが40%未満の場合に選択され
る低負荷判定領域と、機関回転数Nが2500rpm未
満で吸気充填効率A/Nが40%以上の場合に選択され
る高負荷判定領域と、機関回転数Nが2500rpm以
上の場合に選択される高回転判定領域との三つの判定領
域を電子制御ユニット11内に有している。
【0017】前記低負荷判定領域では、クランク角セン
サからの検出信号に基づいてクランク軸角速度の変化を
読み出し、機関13の圧縮上死点近傍(例えば、ATD
C0°〜20°)におけるクランク軸18の角速度ωR
と、圧縮上死点から下死点に到る途中の位置(例えば、
ATDC40°〜60°)におけるクランク軸18の角
速度ωDとを比較し、ωR≧ωDの場合に失火と判定す
る。例えば、機関13の5番気筒に失火が発生した場合
のクランク軸角速度の変化を表す図3に示すように、5
番気筒の膨張行程の際のクランク軸角速度の変化は、正
常な燃焼を示した他の気筒のクランク軸角速度の変化と
著しく相違することが判る。
【0018】この場合、クランク軸18の数回転に相当
する単位時間当たりの機関回転数Nの変動量ΔNが多く
なることが予想される機関13の急激な加減速時等では
、失火に対する誤判定の可能性が高くなるので、本実施
例では単位時間当たりの機関回転数Nの変動量ΔNの絶
対値|ΔN|が50rpm以下の場合にのみ、このクラ
ンク角センサからの検出信号に基づく機関13の失火判
定を行うようにしている。なお、このクランク角センサ
からの検出信号に基づいて機関13の失火を判定する方
法としては、特開昭58−19532号公報や特開平2
−112646号公報等に開示された方法を採用するこ
とができる。
【0019】又、前記高回転判定領域では、O2センサ
17からの検出信号に基づいて排気ガス中の酸素濃度の
変化を読み出し、特公昭59−30895号公報等に開
示された方法により機関13の失火を検出するが、周知
のようにO2センサ17が未活性な状態ではこのO2セ
ンサ17からの検出信号に基づいて排気ガス中の酸素濃
度の変化を読み出すことができないので、この場合には
信頼性が低いけれどもクランク角センサからの検出信号
に基づいて機関13の失火を検出することができる。
【0020】機関13が正常に燃焼している場合、排気
ガスの空燃比はそのフィードバック制御システムの所定
の制御時定数に応じてリッチ状態とリーン状態とを繰り
返し、その等価空燃比が理論空燃比となるように制御さ
れるため、O2センサ17の出力は図4の破線で示す如
く上記制御時定数に応じた周波数の信号となる。ここで
、例えば機関13の1番気筒に失火が発生した場合、排
気ガスはこの1番気筒の排気行程時に多量の未燃焼ガス
を含むこととなり、O2センサ17は1番気筒の排気行
程時に過剰酸素を検出してリーン状態の信号を出力する
。これにより、空燃比のフィードバック制御が行われる
ため、機関13に供給される混合気はリッチ状態となっ
て一番気筒以外の気筒の排気行程時におけるO2センサ
17はリッチ状態に対応した信号を出力するが、1番気
筒の排気ガスは未燃焼ガスであるため、この1番気筒の
排行程の際におけるO2センサ17はリーン状態に対応
した信号を出力する。
【0021】この結果、機関13に失火が発生した場合
のO2センサ17の出力信号周波数は、図4中、実線で
示すように失火が発生していない正常な運転状態におけ
るO2センサ17の出力信号周波数の数倍〜十倍程度と
なり、これに基づいて機関13の失火を検出することが
できる。なお、失火が発生していない正常な運転状態に
おけるO2センサ17の出力信号周波数は、機関回転数
Nにほぼ対応して変化するため、本実施例では失火が発
生していない正常な運転状態におけるO2センサ17の
出力信号周波数を機関回転数とその出力とに応じて電子
制御ユニット11内に記憶された図5に示す如きマップ
から読み出し、実際のO2センサ17の出力信号周波数
と比較してこれが予め設定した割合以上の場合に失火が
発生していると判定するようにしている。
【0022】一方、前記高負荷判定領域では、本実施例
ではO2センサからの検出信号とクランク角センサから
の検出信号とに基づいて先に述べた方法により機関13
の失火をそれぞれ検出するようにしており、何れか一方
の方法が何らかの原因で採用できない場合でも、残りの
方法で機関13の失火を検出できるように配慮している
【0023】このような本実施例における失火判定手順
の一例を表す図6に示すように、まずS1にて機関回転
数Nが2500rpm未満であるか否かを判定し、この
S1のステップにて機関回転数Nが2500rpm未満
であると判断したならば、S2にて吸気充填効率A/N
が40%未満であるか否かを判定する。
【0024】このS2のステップにて吸気充填効率A/
Nが40%未満である、即ち機関13の運転状態が低負
荷判定領域にあると判断したならば、次にS3にて機関
回転数Nの変動幅ΔNの絶対値が50rpm以内である
か否かを判定し、この機関回転数Nの変動幅ΔNの絶対
値が50rpm以内である、即ちクランク角センサから
の検出信号に基づいて機関13の失火を検出しても誤判
定する可能性が少ないと判断したならば、S4にてクラ
ンク角センサからの検出信号に基づき機関13の失火を
検出し、S5にて機関13が失火しているか否かを判定
する。そして、このS5のステップにて機関13が失火
していると判断したならば、S6にて電源22からの電
流を失火表示ランプ21に通電させ、この失火表示ラン
プ21を点灯して前記S1のステップに戻るが、前記S
5のステップにて機関13が失火していないと判断した
ならば、S7にて失火表示ランプ21に対する電源22
からの通電を切ってS1のステップに戻る。
【0025】なお、前記S3のステップにて機関回転数
Nの変動幅ΔNの絶対値が50rpmを越えている、即
ちクランク角センサからの検出信号に基づく機関13の
失火検出に際して誤判定する可能性が高いと判断した場
合には、何もせずにS1のステップに戻る。
【0026】又、前記S2のステップにて吸気充填効率
A/Nが40%以上である、即ち機関13の運転状態が
高負荷判定領域にあると判断したならば、S8にてO2
センサ17が活性化しているか否かを判定する。そして
、このS8のステップにてO2センサ17が活性化して
いる、即ち空燃比のフィードバック制御がなされている
と判断した場合には、S9にてO2センサ17からの検
出信号に基づき機関13の失火検出を行い、S10にて
機関13が失火しているか否かを判定する。そして、こ
のS10のステップにて機関13が失火していると判断
した場合には、前記S6のステップに移行して電源22
からの電流を失火表示ランプ21に通電させ、この失火
表示ランプ21を点灯して前記S1のステップに戻る。
【0027】前記S10のステップにて機関13が失火
していないと判断した場合には、S11にて機関回転数
Nの変動幅ΔNの絶対値が50rpm以内であるか否か
を判定する。そして、このS11のステップにて機関回
転数Nの変動幅ΔNの絶対値が50rpm以内である、
即ちクランク角センサからの検出信号に基づいて機関1
3の失火を検出しても誤判定する可能性が少ないと判断
したならば、前記S4のステップに移行してクランク角
センサからの検出信号に基づき機関13の失火を検出す
る。しかし、S11のステップにて機関回転数Nの変動
幅ΔNの絶対値が50rpmを越えている、即ちクラン
ク角センサからの検出信号に基づく機関13の失火検出
に際して誤判定する可能性が高いと判断した場合には、
前記S10のステップにて機関13が失火状態ではない
と判断しているので、前記S7のステップに移行して失
火表示ランプ21に対する電源22からの通電を切る。
【0028】なお、前記S8のステップにてO2センサ
17が活性化していない、即ち空燃比のフィードバック
制御の信頼性がないことから、O2センサ17による機
関13の失火検出を行うことが困難であると判断したな
らば、前記S3のステップに移行してクランク角センサ
からの検出信号に基づき機関13の失火を検出するよう
にする。
【0029】一方、前記S1のステップにて機関回転数
が2500rpm以上である、即ち機関13の運転状態
が高回転判定領域にあると判断したならば、S12にて
O2センサ17が活性化しているか否かを判定する。そ
して、このS12のステップにてO2センサ17が活性
化している、即ち空燃比のフィードバック制御がなされ
ていると判断した場合には、S13にてO2センサ17
からの検出信号に基づき機関13の失火検出を行い、S
14にて機関13が失火しているか否かを判定する。そ
して、このS14のステップにて機関13が失火してい
ると判断した場合には、前記S6のステップに移行して
電源22からの電流を失火表示ランプ21に通電させ、
この失火表示ランプ21を点灯するが、S14のステッ
プにて機関13が失火していないと判断した場合には、
S7のステップに移行して失火表示ランプ21に対する
電源22からの通電を切る。
【0030】なお、本実施例では前記S12のステップ
にてO2センサ17が活性化していない、即ち空燃比の
フィードバック制御の信頼性がないことから、O2セン
サ17による機関13の失火検出を行うことが困難であ
ると判断したならば、何もせずにS1のステップに戻る
ようにしているが、信頼性が低いけれどもS3のステッ
プに移行してクランク角センサからの検出信号に基づい
て機関13の失火を検出するようにしても良い。又、本
実施例では高負荷判定領域においてO2センサ及びクラ
ンク角センサにより機関13の失火を検出するようにし
たが、何れか一方のセンサのみを用いて機関13の失火
を検出することも可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明の機関の失火検出方法によると、
冷態始動直後における機関のアイドリング状態等の如き
排気通路内の温度が低い可能性のある低負荷判定領域で
は、機関のクランク軸角速度に基づいて機関の失火を判
定する一方、クランク軸が高速回転する機関の高回転判
定領域では、機関から排出される排気ガス中の成分に基
づいて機関の失火を判定することにより、排気ガス中の
酸素濃度を検出するO2センサが活性化されていない状
態でO2センサにより機関の失火を判定したり、或いは
クランク軸の慣性回転によって機関のクランク軸角速度
の変動が少なくなっているにもかかわらずクランク軸角
速度により機関の失火を判定したりすることが全くなく
なったので、機関の広い運転状態に亙って信頼性の高い
失火検出を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による機関の失火検出方法を触媒コンバ
ータが搭載された多気筒内燃機関に応用した一実施例の
概念図である。
【図2】本実施例による失火検出のための判定領域を機
関回転数と吸気充填効率とに関連付けて表すマップであ
る。
【図3】機関に失火が発生した場合のクランク軸角速度
の変動状態の一例を表すダイヤグラムである。
【図4】機関に失火が発生した場合のO2センサの出力
変動の一例を表すダイヤグラムである。
【図5】機関の正常な運転状態における機関回転数とそ
の出力とO2センサ17の出力信号周波数の設定領域と
の関係を表すマップである。
【図6】本実施例による判定手順を表すフローチャート
である。
【符号の説明】
11は電子制御ユニット、12はシリンダブロック、1
3は機関、14は排気管、15は排気通路、16は触媒
コンバータ、17はO2センサ、18はクランク軸、1
9は検出リング、20はピックアップ、21は失火表示
ランプ、22は電源である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  機関の回転数に応じて高回転判定領域
    と低回転判定領域とに設定し、更にこの低回転判定領域
    を吸気充填効率に応じて高負荷判定領域と低負荷判定領
    域とに分け、少なくともこの低負荷判定領域では前記機
    関のクランク軸角速度に基づいて前記機関の失火を検出
    する一方、少なくとも前記高回転判定領域では前記機関
    から排出される排気ガス中の成分に基づいて前記機関の
    失火を検出するようにしたことを特徴とする機関の失火
    検出方法。
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