JPH04317774A - つや消し塗膜構造 - Google Patents

つや消し塗膜構造

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JPH04317774A
JPH04317774A JP10958991A JP10958991A JPH04317774A JP H04317774 A JPH04317774 A JP H04317774A JP 10958991 A JP10958991 A JP 10958991A JP 10958991 A JP10958991 A JP 10958991A JP H04317774 A JPH04317774 A JP H04317774A
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JP
Japan
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matte
metallic
pigment
coating layer
color
Prior art date
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Pending
Application number
JP10958991A
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English (en)
Inventor
Masahiro Ono
雅博 小野
Soichi Wakabayashi
若林 壮一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のボディ
や自動二輪車の燃料タンク等の塗装に好適な金属感反射
を有するつや消し塗膜構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のボディ等の塗装の一形態として
つや消しメタリック塗装が採用されているが、このつや
消しメタリック塗装ではアルミニウム粉顔料を含有する
メタリック塗膜層の上につや消しクリヤー塗膜層を形成
することによってつや消しメタリック色の塗膜が得られ
る。このつや消しメタリック塗装によって得られる塗膜
にはアルミニウム粉が直接認められ、アルミニウム箔の
ような金属感反射或いはアルミニウム金属板に直接つや
消しクリヤーを塗布したような連続した金属感反射とは
なり得ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車や自
動二輪車等の塗装には、従来のメタリック塗装特有の輝
きが無く、金属板自体の連続した反射を活かしたような
金属感が得られる塗装仕上げが望まれている。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
、その目的とする処は、被塗装物の商品価値を高めるた
めの新しい意匠として、従来のメタリック塗装特有の輝
きが無く、金属板自体の連続した反射を活かしたような
金属感が得られるつや消し塗膜構造を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、平均粒径20μm以下の光輝性金属粉顔料を1
0PHR以上含有するメタリック塗膜層の上に、つや消
しクリヤー塗膜層を形成したことをその特徴とする。
【0006】又、第2発明は、光輝性金属粉顔料を7P
HR以上含有するとともに、着色顔料を(光輝性金属粉
顔料/着色顔料)=70/30〜99.5/0.5の割
合で含有するカラーメタリック塗膜層の上に、つや消し
クリヤー塗膜層を形成したことをその特徴とする。
【0007】更に、第3発明は、平均粒径30μm以下
の光輝性金属粉顔料を含有するメタリック塗膜層の上に
、着色顔料を2PHR以下含有するつや消しカラークリ
ヤー塗膜層を形成したことをその特徴とする。
【0008】
【作用】本発明者等は、メタリック塗膜層に含有される
光輝性金属粉顔料の平均粒径及び配合量を特定し、更に
はメタリック塗膜層及び/又はつや消しクリヤー塗膜層
に着色顔料を特定量だけ配合することによって、従来の
メタリック塗装特有の輝き感を感じさせず、金属板の上
につや消しクリヤーを直接塗装したような連続した金属
反射を有する新しい色域のつや消し塗膜が得られること
を実験的に見い出した。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0010】図1は第1発明に係るつや消し塗膜構造を
示す断面図であり、本実施例では、被塗装物として表面
処理された鋼板4を用い、この鋼板4の上にメタリック
塗膜層(本実施例の場合、シルバーメタリック層)2を
25μmの厚さ(乾燥膜厚、以下同じ)に形成し、この
メタリック塗膜層2の上につや消しクリヤー塗膜層(本
実施例の場合、シリカつや消しクリヤー層)3を30μ
mの厚さに形成して本発明に係るつや消し塗膜1を得て
いる。尚、メタリック塗膜層2及びつや消しクリヤー層
3の厚さとしては20〜40μmが適当である。
【0011】ところで、前記メタリック塗膜層2は、メ
タリック塗料を塗布することによって形成されるが、こ
のメタリック塗料は、アクリル樹脂、アルキド樹脂、ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂等の基体樹脂とアミノ樹
脂、ポリイソシアネート等の架橋剤をビヒクル成分とす
る公知の塗料に、平均粒径20μm以下、好ましくは1
5μm以下のアルミニウム粉から成る光輝性金属粉顔料
5を10PHR(樹脂100重量部当りの重量部)以上
、好ましくは15〜30PHRの割合で含有せしめて構
成されている。尚、光輝性金属粉顔料5としては、アル
ミニウム粉以外にステンレス、銅、クロム、ニッケル等
の金属粉を用いることができる。
【0012】又、前記つや消しクリヤー塗膜層3は、つ
や消しクリヤー塗料を塗布することによって形成される
が、このつや消しクリヤー塗料は、アクリル樹脂、アル
キド樹脂、ポリエステル樹脂等の基体樹脂とアミノ樹脂
、ポリイソシアネート等の架橋剤をビヒクル成分とする
公知の塗料に、シリカ粒子から成るつや消し剤6を配合
したものである。尚、つや消し剤6としては、シリカ粒
子の他にポリエチレンワックス、ウレタン樹脂ビーズ、
アクリル樹脂ビーズ等が使用可能であって、該つや消し
剤6がつや消しクリヤー塗膜層3に配合される割合は、
つや消しクリヤー塗膜層3の光沢(60°鏡面反射率)
が50以下、好ましくは10以下になる量、具体的には
、30〜200PHRの範囲(本実施例では、43PH
R)に設定される。
【0013】そして、実際の塗装に際しては、鋼板4上
にメタリック塗料を塗装し、次いでその上にウェットオ
ンウェットでつや消しクリヤー塗料を塗装し、最後に温
度120℃で20分間加熱して塗料を焼付乾燥すること
によって、鋼板4は本発明に係るつや消し塗膜1によっ
て被覆される。
【0014】而して、上記のようにして得られるつや消
し塗膜1の光沢は0であって、該つや消し塗膜1には従
来のメタリック塗装特有の輝き感はなく、あたかもアル
ミニウム金属板の上につや消しクリヤーを直接塗装した
かのような連続した金属感反射を有する新しい意匠の表
現が可能となる。尚、つや消し塗膜1が形成される素材
としては、塗装可能なものであれば材質等の制限は無く
、具体的には、自動車、自動二輪車、家電用器具等に用
いられる金属或いはプラスチック等を挙げることができ
る。又、本発明が適用される素材には、必要に応じて予
め表面処理や下塗塗装が施される。
【0015】次に、第2発明の実施例を図2に基づいて
説明する。尚、図2は第2発明に係るつや消し塗膜構造
を示す断面図である。
【0016】本実施例においては、被塗装物としてのA
BS板14の上に黒色に着色されたカラーメタリック塗
膜層12を形成し、この上に前記第1発明と同様のつや
消しクリヤー塗膜層(シリカつや消しクリヤー層)3を
形成することによって本発明に係るつや消し塗膜11を
得ている。
【0017】ところで、前記カラーメタリック塗膜層1
2には、アルミニウム粉の光輝性金属粉顔料5に加えて
着色顔料としてのブラック顔料7が(光輝性金属粉顔料
/着色顔料)=70/30〜99.5/0.5、好まし
くは80/20〜95/5の割合で含有されており、光
輝性金属粉顔料5は7〜25PHRの範囲で含有されて
いる。
【0018】次に、第3発明の実施例を図3、図4にそ
れぞれ示す。尚、図3及び図4は第3発明に係るつや消
し塗膜構造を示す断面図である。
【0019】先ず、図3に示す実施例では、被塗装物と
してのアルミニウム板24の上に前記第1発明と同様の
メタリック塗膜層(シルバーメタリック層)2を形成し
、この上にカラークリヤー塗膜層23を形成することに
よって本発明に係るつや消し塗膜層21を得ている。
【0020】上記カラークリヤー塗膜層23には、シリ
カのつや消し剤6以外に、ブラック顔料7とパールマイ
カ顔料8の着色顔料が2PHR以下、好ましくは1PH
R以下の割合で配合されている。尚、本実施例のように
カラークリヤー塗膜層23を形成する場合には、メタリ
ック塗膜層2に含有されるアルミニウム粉の光輝性金属
粉顔料5としては平均粒径30μm以下の大きなものを
使用することができる。
【0021】又、図4に示す実施例では、被塗装物とし
ての鋼板4の上にカラーメタリック塗膜層32を形成し
、この上にカラークリヤー塗膜層33を形成することに
よって本発明に係るつや消し塗膜31を得ている。
【0022】上記カラーメタリック塗膜層32には平均
粒径30μm以下のアルミニウム粉の金属粉顔料5の他
に、レッド顔料9が(光輝性金属粉顔料/着色顔料)=
70/30〜99.5/0.5、好ましくは80/20
〜95/5の割合で含有されている。又、前記カラーク
リヤー塗膜層33には、シリカのつや消し剤6に加えて
、レッド顔料9が2PHR以下、好ましくは1PHR以
下の割合で含有されている。
【0023】而して、以上説明した第2及び第3発明に
おいて得られるつや消し塗膜11,21,31にも、前
記第1発明に係るつや消し塗膜1と同様に、従来のメタ
リック塗装特有の輝き感の無い連続した金属感反射が得
られ、第2及び第3発明によっても第1発明にて得られ
たと同様の効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、メタリック塗膜層に含有される光輝性金属粉顔料
の平均粒径及び配合量を特定し、更にはメタリック塗膜
層及び/又はつや消しクリヤー塗膜層に着色顔料を特定
量だけ配合することによって、従来のメタリック塗装特
有の輝きが無く、金属板の上につや消しクリヤーを直接
塗装したような連続した金属反射を有する新しい色域の
つや消し塗膜が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係るつや消し塗膜構造を示す断面図
である。
【図2】第2発明に係るつや消し塗膜構造を示す断面図
である。
【図3】第3発明に係るつや消し塗膜構造を示す断面図
である。
【図4】第3発明の別実施例に係るつや消し塗膜構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
1      つや消し塗膜 2      メタリック塗膜層 3      つや消しクリヤー塗膜層5      
光輝性金属粉顔料 7      ブラック顔料(着色顔料)8     
 パールマイカ顔料(着色顔料)9      レッド
顔料(着色顔料)11    つや消し塗膜 12    カラーメタリック塗膜層 21    つや消し塗膜 23    カラークリヤー塗膜層 31    つや消し塗膜 32    カラーメタリック塗膜層 33    カラークリヤー塗膜層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  平均粒径20μm以下の光輝性金属粉
    顔料を10PHR以上含有するメタリック塗膜層の上に
    、つや消しクリヤー塗膜層を形成して成るつや消し塗膜
    構造。
  2. 【請求項2】  光輝性金属粉顔料を7PHR以上含有
    するとともに、着色顔料を(光輝性金属粉顔料/着色顔
    料)=70/30〜99.5/0.5の割合で含有する
    カラーメタリック塗膜層の上に、つや消しクリヤー塗膜
    層を形成して成るつや消し塗膜構造。
  3. 【請求項3】  平均粒径30μm以下の光輝性金属粉
    顔料を含有するメタリック塗膜層の上に、着色顔料を2
    PHR以下含有するつや消しカラークリヤー塗膜層を形
    成して成るつや消し塗膜構造。
  4. 【請求項4】  前記メタリック塗膜層は、着色顔料を
    (光輝性金属粉顔料/着色顔料)=70/30〜99.
    5/0.5の割合で含有するカラーメタリック塗膜層で
    ある請求項3記載のつや消し塗膜構造。
JP10958991A 1991-04-16 1991-04-16 つや消し塗膜構造 Pending JPH04317774A (ja)

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JP (1) JPH04317774A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013154168A1 (ja) 2012-04-13 2013-10-17 関西ペイント株式会社 塗膜形成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013154168A1 (ja) 2012-04-13 2013-10-17 関西ペイント株式会社 塗膜形成方法

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