JPH04316840A - 積層フィルム - Google Patents

積層フィルム

Info

Publication number
JPH04316840A
JPH04316840A JP3110997A JP11099791A JPH04316840A JP H04316840 A JPH04316840 A JP H04316840A JP 3110997 A JP3110997 A JP 3110997A JP 11099791 A JP11099791 A JP 11099791A JP H04316840 A JPH04316840 A JP H04316840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
ethyl acrylate
layer
primer
ethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3110997A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Sugitani
杉谷 厚志
Yoshiteru Shimakura
嶋倉 義輝
Toshishige Arai
荒井 利重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP3110997A priority Critical patent/JPH04316840A/ja
Publication of JPH04316840A publication Critical patent/JPH04316840A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防湿性を有する積層フ
ィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より防湿性の高いフィルムとしては
、クロロトリフルオロエチレン系樹脂フィルムが知られ
、エレクトロルミネッセンス素子(以下EL素子という
)等の防湿被覆フィルムとして使用されている。EL素
子等を被覆する方法としては、片面に接着剤層を設けた
クロロトリフルオロエチレン系樹脂フィルム2枚を、接
着剤層がわを向かい合わせ、その間にEL素子を挟み、
接着するという方法がある。
【0003】一般に、クロロトリフルオロエチレン系樹
脂フィルムは表面が不活性であるため、樹脂フイルムと
樹脂接着剤とが容易に剥離し、接着することが困難であ
る。そこで、樹脂フイルムと樹脂接着剤との接着性を向
上させるために、クロロトリフルオロエチレン系樹脂フ
ィルムの片面を低温プラズマ処理により活性化し、この
片面にホットメルト接着剤層を設けたフィルム、または
、上記の活性化された片面に金属系硬化剤を含むフェノ
ール系樹脂からなるプライマー層を設けたフィルムが公
知である。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかし、上記のク
ロロトリフルオロエチレン系樹脂フィルムの片面を低温
プラズマ処理し、該片面にホットメルト接着剤層を設け
たフィルムは、高温多湿の環境に長時間さらした場合に
、次第にホットメルト接着剤層とクロロトリフルオロエ
チレン系樹脂層との間の接着力が低下し、ついには剥離
してしまうことがある。
【0005】また、前記のクロロトリフルオロエチレン
系樹脂フィルムの片面を低温プラズマ処理し、該片面上
に金属系硬化剤を含むフェノール樹脂によるプライマー
層を設けたフィルムは、光によって次第に変色を起こし
てしまう。この変色は、特に、紫外線によって起こりや
すく、例えば該フィルムを直射日光に暴露した場合、約
10日後に黄ばみ始めてしまう。そこで、本発明の課題
は、防湿性が高く、高温多湿の環境に長時間置かれても
層間の接着力が起こり難く、光による変色を起こすこと
がない積層フィルムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、(a) 片面が低温プラズマ処理され
たクロロトリフルオロエチレン系樹脂層、(b) 該片
面上に設けられたプライマー層、及び、(c) 該プラ
イマー層上に設けられたホットメルト接着剤層からなる
積層フィルムにおいて、(b) 成分のプライマー層が
、エチルアクリレート単量体を25〜45重量%含有す
るエチレン−エチルアクリレート系樹脂を含んでなるこ
とを特徴とする積層フィルムを提供するものである。
【0007】(a) クロロトリフルオロエチレン系樹
脂層(a−1) クロロトリフルオロエチレン系樹脂本
発明において (a)層に用いられるクロロトリフルオ
ロエチレン系樹脂は、クロロトリフルオロエチレンの単
独重合体、クロロトリフルオロエチレン及びこれと共重
合可能な1種または2種以上の他のフッ素系モノマーの
共重合体、並びにこれらの重合体の混合物であってもよ
い。クロロトリフルオロエチレンと共重合可能なフッ素
系モノマーとしては、例えば、フッ化ビニル、テトラフ
ルオロエチレン、フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプ
ロピレン等がある。クロロトリフルオロエチレン系樹脂
と他のフッ素系モノマーとの共重合体を用いる場合、ク
ロロトリフルオロエチレン系樹脂における他のフッ素系
モノマーの割合は、クロロトリフルオロエチレン系樹脂
の透明性、柔軟性、防湿性等の諸物性に影響を与えない
程度、具体的には、重量にして5%未満が好ましい。
【0008】(a)層に用いられるクロロトリフルオロ
エチレン系樹脂フィルムとしては、例えば加熱し溶融し
たクロロトリフルオロエチレン系樹脂を、フィルム成形
用T−ダイを用いた押出機で押出成形し、冷却ロールで
引取る際にガラス転移温度以下に急冷して得られる結晶
化度の低い、透明性の良いフィルムが好ましい。 (a)層に用いられるフィルムの厚さとしては、例えば
、EL素子の被覆シートに用いる場合には高度の防湿性
が要求されるため、 100μm 以上であることが好
ましく、 100〜250 μm 程度が特に好ましい
【0009】(a−2) 低温プラズマ処理クロロトリ
フルオロエチレン系樹脂フィルムは表面が不活性であり
、接着剤での接着は困難である。この接着性を向上させ
るため、 (a)層に用いられるクロロトリフルオロエ
チレン系樹脂フィルムの片面に、低温プラズマ処理を施
す。この低温プラズマ処理の条件は、例えばアルゴン等
の不活性ガス、酸素、窒素、水素、アンモニア等の無機
ガス、水蒸気等の雰囲気中、圧力10−4〜10−2T
orr、プラズマ処理放電周波数50〜1000 kH
z、電極間尖頭電圧 200〜600V、入力電力5〜
100kW、放電電力密度 0.5〜100 W/cm
2 、放電処理総電力10〜2000 W sec./
cm2 、電極間距離 1〜20cmである。
【0010】(b) プライマー層 前記 (a)層の低温プラズマ処理を施した片面に (
b)のプライマー層を設ける。この (b)層は、エチ
レン−エチルアクリレート系樹脂からなるプライマーを
、通常、トルエンなどの有機溶媒に溶解し、前記 (a
)層の所定の片面に塗布した後、80〜100 ℃程度
の熱風で有機溶剤を揮発して形成される。プライマーに
用いるエチレン−エチルアクリレート系樹脂としては、
該樹脂中にエチルアクリレート単量体を25〜45重量
%、好ましくは30〜40重量%含有するものを使用す
る。上記のエチルアクリレート単量体を含有する率が小
さすぎる場合には、有機溶剤に対する該樹脂の溶解性が
低下し、プライマー層を形成することができない。また
、大きすぎる場合には、該樹脂の有する融点が低下し、
得られるプライマー層の接着性及び耐熱性が低下してし
まう。
【0011】また、前記のエチレン−エチルアクリレー
ト系樹脂として、該樹脂の有するメルトインデックスが
 1〜250 であるものが好ましい。ここでメルトイ
ンデックスは、押出式プラストメーター(メルトインデ
クサー)を用い、一定の温度及び一定の圧力における溶
融樹脂の流出量を測定し、その量をg/10秒単位で表
したものである。メルトインデックスの値が大きいほど
エチレン−エチルアクリレート系樹脂中の共重合体の分
子量が小さいことを示す。メルトインデックスが大きす
ぎる場合には、エチレン−エチルアクリレート系樹脂中
の共重合体の分子量が小さすぎるため、得られるプライ
マー層の接着後の物理的強度が著しく低下してしまい、
小さすぎる場合には、エチレン−エチルアクリレート系
樹脂中の共重合体の分子量が大きくなり、柔軟性に乏し
く、また接着力が低下する。
【0012】(b)層に用いるエチレン−エチルアクリ
レート系樹脂としては、具体的には、エチレン−エチル
アクリレート樹脂単独もしくは、粘着付与剤としてロジ
ン誘導体、テルペン樹脂、スチレン及びスチレン共重合
体、ポリエチレン、エチレン、エチレン酢ビ共重合体な
どを配合することも可能である。また、マレイン酸、フ
タル酸などをグラフト重合して接着性を改良することも
できる。
【0013】また、プライマーが高い粘度を有し、 (
a)層に塗布しにくいため、用いるエチレン−エチルア
クリレート系樹脂を分子量の小さいものに変更する場合
には、架橋剤や架橋補助剤を添加して、プライマー層の
接着後の物理的強度を大きくすればよい。この場合に用
いられる架橋剤としては、例えば過酸化ベンゾイル、t
−ブチルぺルベンゾエート、クメンヒドロペルオキシド
、アゾビス(イソブチロニトリル)等の過酸化物やアゾ
化合物が挙げられる。また、それらの架橋剤と併用して
用いる架橋補助剤としては、通常、光照射により架橋反
応が促進される光重合開始剤が好ましく、例えばベンゾ
イン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエ
ーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン
イソブチルエーテル、α−メチルベンゾインなどのアク
リロイン及びその誘導体、ベンジル、ジアセチルなどの
ジケトン類、ジフェニルモノスルフィド、ジフェニルジ
スルフィド、デシルフェニルスルフィド、テトラメチル
チウラムモノスルフィドなどの有機スルフィド類、S−
ベンゾイル−N,N− ジメチルジチオカルバメートな
どのS−アシルジチオカルバメート類、アセトフェノン
、α, α, α−トリブロモアセトフェノン、α, 
α−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−
2− フェニルアセトフェノン、o−ニトロ−α, α
, α−トリブロモアセトフェノン、ベンゾフェノン、
 p,p’−テトラメチルジアミノベンゾフェノンなど
のフェノン類、芳香族ヨードニウム塩類及び芳香族スル
ホニウム塩類、p−トルエンスルホニルクロリド、1−
ナフタリンスルホニルクロリド、2−ナフタリンスルホ
ニルクロリド、1,3−ベンゼンスルホニルブロミド、
p−アセトアミドベンゼンスルホニルクロリドなどのハ
ロゲン化スルホニル類等が挙げられる。前記の架橋剤の
添加量としては、通常、エチレン−エチルアクリレート
系樹脂中の共重合体 100重量部当り、0.05〜5
 重量部が好ましい。この架橋剤の添加量が少なすぎる
場合は、プライマーの架橋反応の進行が遅くなり、得ら
れる積層フィルムを接着するのに長時間を要してしまい
、また、多すぎる場合は、得られる積層フィルムの接着
力が弱くなってしまう。一方、架橋補助剤の添加量とし
ては、通常、前記の架橋剤による架橋反応を進行するの
に充分な量でよい。
【0014】(b)のプライマー層の厚さは、一般に、
乾燥後 3〜15μm の範囲であることが好ましい。 更に具体的には、プライマーがエチレン−エチルアクリ
レート系樹脂のみからなる場合には 3〜20μm の
範囲が好ましく、また、エチレン−エチルアクリレート
系樹脂の他に架橋剤及び架橋補助剤を含有する場合には
 3〜20μm が好ましい。
【0015】(c) ホットメルト接着剤層クロロトリ
フルオロエチレン系樹脂フィルムは、 150℃を超え
る温度にさらされると、結晶化度の増大により、しだい
に透明性を失ってしまう。したがって、(c)層に用い
られるホットメルト接着剤は 150℃以下、さらに好
ましくは 120℃以下の温度で熱融着可能であること
が求められる。このようなホットメルト接着剤としては
、例えばエチレン酢酸ビニル重合体やエチレン−エチル
アクリレート系樹脂を用いることができ、また、これら
は市販のものも用いることができる。(c)層の厚さは
、一般に、乾燥後20〜70μm の範囲が好ましい。 また、 (c)層の積層方法としては、例えばホットメ
ルト接着剤を予め押出し成形でフィルム状に成形加工し
ておき、 (a)層片面の (b)層上に熱プレスする
方法、熱ロールでラミネートする方法、ホットメルト接
着剤をフィルム状に押出している最中の溶融状態のまま
、 (a)層片面の (b)層上にラミネートする方法
等があげられる。
【0016】用途 本発明の積層フィルムは、該フィルムの (c)層側を
被覆対象に向けて挟み、熱プレス、熱ロールラミネート
等の方法で容易に封止等を行うことができ、例えばEL
素子、医薬品、化学薬品等の封止に利用できる。
【0017】
【実施例】
実施例1 クロロトリフルオロエチレン系樹脂(3M社製、商品番
号6050)を40mm単軸押出機で 400mm幅T
−ダイを用いて厚み 200μm のフィルムに成形し
、温度30℃に保った引取りロールで引取り、急冷して
透明性の良い幅 350mmのフィルムを得た。作製し
たフィルムの片面に以下の条件で低温プラズマ処理を施
した。アルゴンガス雰囲気中、圧力         
             10−3  Torrプラ
ズマ処理放電周波数   200    kHz電極間
尖頭電圧           400    V入力
電力                  50   
 kW放電電力密度              10
    W/cm2放電処理総電力         
  350    Wsec./cm2電極間距離  
               5    cm
【00
18】次に、エチルアクリレート単量体を35重量%含
有し、かつメルトインデックスが 150であるエチレ
ン−エチルアクリレート系樹脂のトルエン溶液(濃度1
0重量%)をプライマーとし、これを前記フィルムの低
温プラズマ処理された片面に、コーターで塗布した。そ
の後、フィルム上のプライマーを、オーブンを用い80
℃の熱風で乾燥させて、厚さ 5μm のプライマー層
を設けた。更に該プライマー層に、 400mm幅T−
ダイを用い、40mm押出機で50μm 厚のフィルム
状に成形しておいたエチレンエチルアクリレート樹脂(
日本ユニカー製、商品名 NUC 6570 )を12
0℃、圧力 8kgf/cm2 、ロール速度1m/秒
の条件で熱ロールにてラミネートしてホットメルト接着
剤層を設け、積層フィルムを得た。得られた積層フィル
ムを下記の方法で試験した。
【0019】試験方法 1.透湿性:ホットメルト接着剤層を積層した側を内側
として積層フィルムを折り合わせ、折り口を底辺とする
縦横10cmの正方形の袋状になるよう底辺に接する2
辺を熱シール処理し、袋状の積層フィルムとした。次に
、この袋状の積層フィルム中にシリカゲル20gを詰め
、袋口を熱シールして、内部が密封された試験体を作製
した。 試験体を透湿試験機内部に吊し、50℃、湿度90%の
条件で 500時間を経過後、透湿試験前と透湿試験後
の重量差かつ透過した水分量を算出した。そして、透湿
度を式:(ただし、T:増加した重量(透湿量)、S:
試験体のシール部を除いた面積)により算出した。
【0020】2.接着性:2枚の20cm×30cmの
積層フィルムのホットメルト接着剤層側を重ね合わせ、
この部分を 120℃/5分、圧力10kgf/cm2
 の条件で熱プレスし、シートを作製した。このシート
から幅10mm×長さ 150mmの試験片を切取り、
 180度剥離試験で接着強度を測定した。また、上記
の方法により作成した試験片を50℃、湿度90%の条
件中で 500時間放置して透湿させたものを上記と同
様の方法で試験し、接着力を測定した。
【0021】3.耐光性:上記の方法により作成した試
験片をサンシャインウエザオメーターで 500時間促
進暴露試験を行った。
【0022】実施例2 プラズマ処理を酸素ガス雰囲気中で行い、エチルアクリ
レート単量体を30重量%含有し、かつメルトインデッ
クスが 120であるエチレン−エチルアクリレート系
樹脂をプライマーとして用い、エチレンエチルアクリレ
ート樹脂(日本ユニカー製、商品名 NUC 6820
 )をホットメルト接着剤として用い、このホットメル
ト接着剤をプライマー層にラミネートする際の熱ロール
の温度を 140℃に変えた以外は実施例1と同様にし
て積層フィルムを製造した。また、得られた積層フィル
ムを実施例1と同様の方法で試験した。
【0023】実施例3 プラズマ処理を酸素ガス雰囲気中で行い、メルトインデ
ックスが 230であるエチレン−エチルアクリレート
系樹脂をプライマーとして用い、このプライマーに架橋
剤として過酸化ベンゾイルを 0.5重量部加え、エチ
レンエチルアクリレート樹脂(日本ユニカー製、商品名
 6570 )をホットメルト接着剤として用いた以外
は実施例1と同様にして積層フィルムを製造した。また
、得られた積層フィルムを実施例1と同様の方法で試験
した。
【0024】実施例4 プライマーに架橋剤を加えなかった以外は実施例3と同
様にして積層フィルムを製造した。また、得られた積層
フィルムを実施例1と同様の方法で試験した。
【0025】比較例1 プライマー層を形成しない以外は、実施例1と同様にし
て積層フィルムを製造した。また、実施例1と同様の方
法で試験したところ、前記の接着性試験において、試験
片を50℃、湿度90%の条件で 500時間放置した
もの中、10%相当数の試験片のシール面がホットメル
ト層とフィルムの間で剥がれた。
【0026】比較例2 エチルアクリレート単量体を10重量%含有し、かつメ
ルトインデックスが25であるエチレン−エチルアクリ
レート系樹脂をプライマーとして用いた以外は実施例1
と同様にして積層フィルムを製造しようとしたが、該樹
脂が有機溶剤のトルエンに溶解しないため、積層フィル
ムを得ることができなかった。
【0027】比較例3 エチルアクリレート単量体を50重量%含有し、かつメ
ルトインデックスが 300であるエチレン−エチルア
クリレート系樹脂をプライマーとして用いた以外は実施
例1と同様にして積層フィルムを製造し、実施例1と同
様の方法で試験した。
【0028】比較例4 クロロトリフルオロエチレン系樹脂フィルムを低温プラ
ズマ処理しない以外は実施例1と同様にして積層フィル
ムを製造し、実施例1と同様の方法で試験した。また、
実施例1と同様の方法で試験したところ、前記の透湿度
試験において、試験片を50℃、湿度90%の条件で 
500時間放置して透湿させたもの中、95%相当数の
試験片のシール面がホットメルト層とフィルムの間で剥
がれた。
【0029】比較例5 フェノール系樹脂系の接着剤(コニシ社製、商品名 J
P916C )をプライマーとして使用した以外は実施
例1と同様にして積層フィルムを製造し、実施例1と同
様の方法で試験した。耐光性試験を行ったところ、10
時間で試験片が黄色に変色した。上記実地例1〜4及び
比較例1〜5について、透湿度、接着性試験の接着力並
びに耐光性を測定した結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明によって得られる積層フィルムは
、防湿性が高く、高温多湿の環境に長時間置かれても接
着力が低下し難く、光による変色を起こすことがないも
のである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 片面が低温プラズマ処理されたクロロトリフル
    オロエチレン系樹脂層、(b) 該片面上に設けられた
    プライマー層、及び、(c) 該プライマー層上に設け
    られたホットメルト接着剤層からなる積層フィルムにお
    いて、(b) 成分のプライマー層が、エチルアクリレ
    ート単量体を20〜45重量%含有するエチレン−エチ
    ルアクリレート系樹脂を含んでなることを特徴とする積
    層フィルム。
JP3110997A 1991-04-16 1991-04-16 積層フィルム Pending JPH04316840A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3110997A JPH04316840A (ja) 1991-04-16 1991-04-16 積層フィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3110997A JPH04316840A (ja) 1991-04-16 1991-04-16 積層フィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04316840A true JPH04316840A (ja) 1992-11-09

Family

ID=14549783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3110997A Pending JPH04316840A (ja) 1991-04-16 1991-04-16 積層フィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04316840A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5623036A (en) * 1994-09-12 1997-04-22 Elf Atochem S. A. Method for making a surface hydrophobic
EP0819726A3 (en) * 1996-07-16 1998-07-22 E.I. Du Pont De Nemours And Company Primed polymer films having improved adhesion characteristics and processes for making films
US8980430B2 (en) 2006-08-28 2015-03-17 Frank J. Colombo PCTFE film with extrusion coating of EVA or EVA with UV absorbers
CN104877414A (zh) * 2015-05-27 2015-09-02 苏州德翔装饰工程有限公司 一种外墙用高装饰性涂料及其制备方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5623036A (en) * 1994-09-12 1997-04-22 Elf Atochem S. A. Method for making a surface hydrophobic
EP0819726A3 (en) * 1996-07-16 1998-07-22 E.I. Du Pont De Nemours And Company Primed polymer films having improved adhesion characteristics and processes for making films
US8980430B2 (en) 2006-08-28 2015-03-17 Frank J. Colombo PCTFE film with extrusion coating of EVA or EVA with UV absorbers
CN104877414A (zh) * 2015-05-27 2015-09-02 苏州德翔装饰工程有限公司 一种外墙用高装饰性涂料及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4119479A (en) Method for manufacture of laminates which are useful as packaging materials
TWI653308B (zh) 多層障壁黏著膜
US6884843B2 (en) Method for preparing a laminate
JP4229593B2 (ja) 低温電子ビーム重合
CN105008476A (zh) 压敏粘合剂膜以及使用该压敏粘合剂膜制备有机电子器件的方法
KR19990087704A (ko) 점탄성 조성물의 제조 방법
JP2011084747A (ja) ポリプロピレン及びポリスチレンへのアルミニウムホイル用のホットシーリング組成物
EP1163307A1 (en) Wet surface adhesives
JPH04316840A (ja) 積層フィルム
JPS5813572B2 (ja) オレフィン重合体の接着性増進方法
JPS6254745A (ja) 包装用フイルムおよびシ−ト用の重合体混和物
JPS60197740A (ja) 積層体の製造方法
JPS5851822B2 (ja) 結晶性ポリプロピレン延伸複合フイルム
KR102483012B1 (ko) 접착제 조성물, 접착 시트, 및 봉지체
US3701745A (en) Process for preparing a coating composition of copolymeric vinylidene chloride
JP2018505932A (ja) 多モード非対称多腕エラストマー性ブロックコポリマーを含む感圧接着剤
JPH04316841A (ja) 積層フィルム
JPH0136783B2 (ja)
JPH0471414B2 (ja)
JP7333766B2 (ja) 電解質膜接着用樹脂組成物、電解質膜接着用樹脂フィルム、及び電解質膜接着用樹脂フィルムの製造方法
JPH04249577A (ja) ラミネートフィルムの製造方法
Zhang et al. Thermal graft copolymerization-induced adhesion improvement of a FR-4®/PETG® laminate
JP2017106014A (ja) 耐熱粘着フィルム、表面保護フィルム及び耐熱粘着フィルムの製造方法
JP7081235B2 (ja) 易開封性容器
JP3449424B2 (ja) ヒートシール性フィルム