JPH04316207A - 水晶振動子の支持構造 - Google Patents

水晶振動子の支持構造

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Publication number
JPH04316207A
JPH04316207A JP8427991A JP8427991A JPH04316207A JP H04316207 A JPH04316207 A JP H04316207A JP 8427991 A JP8427991 A JP 8427991A JP 8427991 A JP8427991 A JP 8427991A JP H04316207 A JPH04316207 A JP H04316207A
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JP
Japan
Prior art keywords
supporting
crystal resonator
supporting part
support
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP8427991A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Nakazato
光弘 中里
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Seiko Electronic Components Ltd
Original Assignee
Seiko Electronic Components Ltd
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ、携帯機
器等の信号源として使用される水晶振動子の支持構造に
関し、特に、水晶振動子の主要な特性の一つである等価
直列共振抵抗(以下、R1 と言う)の低減と安定化に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は本発明の対象となる従来からの水
晶振動子の正面を示すもので、容器13の半分を破断し
て示している。この構造において、従来は振動子1の振
動部2と支持部9の質量比が水晶振動子1の特性に与え
る影響については、全く考慮されておらず、前記振動子
1を収納する容器13の内容積および量産効率等の加工
上の条件を考慮した構成でしか支持構造の設計はされて
いなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような支持構造
では、水晶振動子の特性については考慮されておらず、
振動子のR1 の低減および安定性を高めるには至らな
い。本発明は、水晶振動子がハンダ,接着剤によって支
持ポスト5と接着、固定される場合にその固定される部
分と、振動部2の質量比が関連するのを見出し、その振
動子の特性にとって最適な状態になるように設定するも
のであり、その振動子のR1 の低減および安定性を高
めることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、薄板状の水晶板から振動部と支持部を一体
構造でエッチング加工により形成する縦振動モードの振
動子で、振動部の縦振動の方向の一端に支持部があり、
この支持部と、ステムに埋設されたポストとをはんだ又
は導電性接着剤で固着する支持構造において、前記振動
部の平面の面積に対し前記支持部の固着に要する面積が
0.8〜1.2であることを特徴とする水晶振動子の支
持構造を提供するものである。
【0005】
【作用】水晶振動子の振動エネルギーが振動部と接着、
固定される接合の質量比に大きく依存することに着目し
、振動エネルギーのリークが最も少なくなる状態、すな
わち振動子全体の共振系として最適な状態になるときの
質量比を実験的に明らかにして、振動子の支持構造の条
件として規定するものである。
【0006】
【実施例】本発明に適用される水晶振動子について説明
すると、まず図1(A)の正面図に示すように水晶振動
子1の主要部たる振動部2は、その長手方向に伸縮する
いわゆる縦振動モードの振動子であり、この振動部2の
振動方向の一端に支持部9がある。この水晶振動子1は
振動部2と支持部9が一体構造であり、薄板状の水晶板
から同時に多数個がエッチング加工により形成されるも
のである。
【0007】本発明に適用される第2の要点は、同図に
示されるように支持部9の端部を、ステム4に埋設され
た2本のポスト5と5の先端に導電性接着剤、又ははん
だで固着し、電気的接続と機械的な支持がなされている
。本発明の要件は、前記した振動部2の平面積(a×b
)と板厚の積による質量と、上記した支持に関して固装
された接合部3の2個所の面積(c×d)の和と、板厚
の積による質量について係わるものである。ここで前述
したように、薄板材をエッチング加工で加工したもので
あるから、当然ながら上記両者の板厚は図1(B)の側
面図に示すtのように等しいものであり、両者の質量の
比較はその面積で表現できるものである。
【0008】次に本発明の実験による評価について説明
する。図1(A)に示す水晶振動子1の振動部2の質量
をMv とし、はんだ又は導電性接着剤によって接着、
固定される接合部3の部分の質量をMm とすると、上
述した質量比をμとおいた場合にμ=MV /Mm と
なる。Mv は実際には共振周波数を設定するに当たり
一定値に保つため、μの調整はMm を変化させて行う
。尚、Mm を変化させる最も簡単、かつ、有効的な手
段として図1(A)に示すステム4の上面eと水晶振動
子1の支持部9の底面fとの距離gを変化させる方法を
採用し各種試料を図2に示す容器13に真空封止して作
成した。この試料の50個の平均値としてR1 の絶対
値と安定性について測定した。この安定性の評価は、図
2に示した完成振動子の容器13の側面に1kgの加圧
を加えたときのR1 値のずれ量、すなわち|ΔR1 
/R1 |(%)で現し、これらの結果を図3の特性図
に示す。この図3の結果より、μが0.8〜1.2とな
る時にR1 値が小さくなり、かつ、R1 の安定性も
高いことが確認できた。この事実よりμの値の代わりに
gの寸法管理、及び、はんだ又は導電性接着剤のひろが
り量等を規定する工程管理を適用することにより、振動
子の特性が確保できるものである。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は水晶振動
子のR1 値にとって最適な状態の支持構造を完成する
ので、特にコンピュータや携帯機器等に用いられる基準
信号に使われる場合に、発振器の回路設計を容易にし、
かつ、その発振特性において高い信頼性を提供するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に適した水晶振動子の形状と支
持構造の正面図である。(B)は(A)図の側面図であ
る。
【図2】水晶振動子がステムと容器で封入された状態を
容器の半分を破断して示した正面図である。
【図3】本発明の試験結果を示す特性図である。
【符号の説明】
1  水晶振動子 2  振動部 3  接合部 4  ステム 5  ポスト 9  支持部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  薄板状の水晶板から振動部と支持部を
    一体構造でエッチング加工により形成する縦振動モード
    の振動子で、振動部の縦振動の方向の一端に支持部があ
    り、この支持部と、ステムに埋設されたポストとをはん
    だ又は導電性接着剤で固着する支持構造において、前記
    振動部の平面の面積に対し前記支持部の固着に要する面
    積が0.8〜1.2であることを特徴とする水晶振動子
    の支持構造。
JP8427991A 1991-04-16 1991-04-16 水晶振動子の支持構造 Pending JPH04316207A (ja)

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