JPH04316149A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH04316149A
JPH04316149A JP10989391A JP10989391A JPH04316149A JP H04316149 A JPH04316149 A JP H04316149A JP 10989391 A JP10989391 A JP 10989391A JP 10989391 A JP10989391 A JP 10989391A JP H04316149 A JPH04316149 A JP H04316149A
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input
signal
dma
output
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Yasushi Nakajima
靖 中嶋
Harao Nozaki
原生 野崎
Yasuhiro Ishizaka
石坂 泰宏
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Original Assignee
NEC Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDMA処理装置およびそ
れを使用した情報処理装置に関し、特に記憶装置と入出
力装置との間のデータ転送にかかるデータを一時的に保
持する一時記憶手段を有するDMA処理装置と、このD
MA処理装置を使用して記憶装置と入出力処理装置との
間でデータ転送を行なう情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置において、DMA処理装置
は、中央処理装置の入出力処理のオーバーヘッドを軽減
するために使用される。
【0003】図8に一般的なDMA処理装置を使用した
情報処理装置のブロック図を示す。図8の情報処理装置
は、情報処理装置全体の制御を行なう中央処理装置81
と、読み書き可能な記憶装置84と、図示しない入出力
機器とのデータ転送処理を実行する入出力処理装置83
と、記憶装置84と入出力処理装置83間のデータ転送
を中央処理装置81を介さずに行なうDMA処理装置8
2と、入出力処理装置83が中央処理装置81の処理が
必要な場合に要求する入出力割り込み要求を調停し中央
処理装置81に特定の割り込み処理を要求する割り込み
処理装置85とから構成される。
【0004】信号201は中央処理装置81またはDM
A処理装置82が出力し、記憶装置84に入力される、
処理の対象となる記憶装置84の番地を示す一連のアド
レス信号である。
【0005】信号202はDMA処理装置82が出力し
、中央処理装置81に入力される、DMA処理装置82
が記憶装置84と入出力処理装置83との制御権を要求
するためのバスホールド要求信号である。
【0006】信号203は中央処理装置81が出力し、
DMA処理装置82に入力される、中央処理装置81が
記憶装置84と入出力処理装置83との制御線を明け渡
したことを示すためのバスホールド許可信号である。
【0007】信号204は中央処理装置81またはDM
A処理装置82が出力し、記憶装置84に入力される信
号と、記憶装置84が出力し、中央処理装置81または
DMA処理装置82に入力される信号とから成る、処理
の対象となる記憶装置84への読み書きを制御する一連
の記憶装置制御信号である。
【0008】信号205は入出力処理装置83が出力し
、DMA処理装置82に入力される、入出力処理装置8
3がDMAによるデータ転送をDMA処理装置82に要
求していることを示すDMA転送要求信号である。
【0009】信号206はDMA処理装置82が出力し
、入出力処理装置83に入力される、入出力処理装置8
3へDMAによるデータ転送をDMA処理装置82が許
可したことを示すDMA転送許可信号である。
【0010】信号207はDMA処理装置82が出力し
、入出力処理装置83に入力される、DMA処理装置8
2による記憶装置84と入出力処理装置83間のデータ
転送が規定量に達したことを示すターミナルカウント信
号である。
【0011】信号208はDMA処理装置82が出力し
、入出力処理装置83に入力される信号と、入出力処理
装置83が出力し、DMA処理装置82に入力される信
号とから成る、処理の対象となる入出力処理装置83へ
の読み書きを制御する一連の入出力装置制御信号である
【0012】信号211は中央処理装置81または入出
力処理装置83が出力し、記憶装置84に入力されるか
、または、記憶装置84が出力し中央処理装置81また
は入出力処理装置83に入力される処理の対象となるデ
ータを示す一連のデータ信号である。
【0013】信号213は割り込み処理装置85が出力
し、中央処理装置81に入力される、中央処理装置81
に対する割り込み要求信号である。
【0014】信号214は入出力処理装置83が出力し
、割り込み処理装置85に入力される、入出力処理装置
83が中央処理装置81の処理を要求していることを示
す割り込み要求信号である。
【0015】図8の情報処理装置は、入出力処理装置8
3がDMAデータ転送を必要となったときにDMA転送
要求信号205をアクティブにして、DMA処理装置8
2に対してDMA転送を要求する。
【0016】DMA処理装置82は入出力処理装置83
からのDMA転送要求信号205がアクティブになると
、バスホールド要求信号202をアクティブにして中央
処理装置81に対して、記憶装置84と入出力処理装置
83との制御権を要求する。
【0017】中央処理装置81は、バスホールド要求信
号202がアクティブになると、一連のアドレス信号2
01と一連の記憶装置制御信号204と一連のデータ信
号211とを伝える信号線をDMA処理装置82に明け
渡し、明け渡したことを示すバスホールド許可信号20
3をアクティブにする。
【0018】DMA処理装置82はバスホールド許可信
号203がアクティブになると、一連のアドレス信号2
01と一連の記憶装置制御信号204と一連のデータ信
号211の制御を開始し、記憶装置84に対する書き込
みの場合にはアドレス信号201が示す記憶装置84の
番地にデータ信号211の状態を書き込むような制御を
実行し、また、記憶装置84からの読み込みの場合には
アドレス信号201が示す記憶装置84の番地に格納さ
れているデータをデータ信号211に出力するような制
御を実行し、それとともに、DMA転送許可信号206
と一連の入出力装置制御信号208とをアクティブにす
る。
【0019】入出力処理装置83はDMA転送許可信号
206と一連の入出力装置制御信号208とに応じて、
記憶装置84に対する書き込み、即ち、入出力処理装置
83からの読みだしの場合には入出力処理装置83内部
のデータをデータ信号211に出力する制御を実行し、
また、記憶装置84からの読みだし、即ち入出力処理装
置83への書き込みの場合にはデータ信号211の内容
を入出力処理装置83内部に書き込むような制御を実行
する。
【0020】この場合、DMA処理装置82が制御する
記憶装置制御信号204と入出力装置制御信号208と
は同期しており、記憶装置84からの読みだし、即ち入
出力処理装置83への書き込みの場合には、アドレス信
号201が示す番地の記憶装置84のデータを記憶装置
制御信号204のタイミングでデータ信号211に出力
して入出力処理装置83に伝搬させ、入出力装置制御信
号208を上述の記憶装置84のデータが入出力処理装
置83まで伝搬したタイミングで入出力処理装置83内
部に取り込むように制御する。
【0021】また、記憶装置84への書き込み、即ち入
出力処理装置83からの読みだしの場合には、入出力装
置制御信号208のタイミングで入出力処理装置83内
部のデータをデータ信号211に出力して記憶装置84
に伝搬させ、記憶装置制御信号204を上述の入出力処
理装置83のデータが記憶装置84まで伝搬したタイミ
ングでアドレス信号201が示す番地に取り込むように
制御する。
【0022】入出力処理装置83はDMA転送が必要な
くなると、DMA転送要求信号205をインアクティブ
にする。
【0023】DMA処理装置82はDMA転送要求信号
205がインアクティブになると、DMA転送許可信号
206をインアクティブにしてDMA転送を終了させる
。その後、DMA処理装置82は一連のアドレス信号2
01と一連の記憶装置制御信号204と一連のデータ信
号211とを伝える信号線を中央処理装置81に明け渡
し、その後、バスホールド要求信号202をインアクテ
ィブにする。
【0024】中央処理装置81は、バスホールド要求信
号202がインアクティブになると、バスホールド許可
信号203をインアクティブにし、一連のアドレス信号
201と一連の記憶装置制御信号204と一連のデータ
信号211とをアクティブにして記憶装置84の制御権
を取り戻す。
【0025】上述のように記憶装置84と入出力処理装
置83とのアクセスを同じ時期に実行するDMAデータ
転送はフライバイ(Fly−By)転送と呼ばれる。
【0026】なお、DMAデータ転送中に、DMA処理
装置82による記憶装置84と入出力処理装置83間の
データ転送が規定量に達した場合には、DMA処理装置
82はターミナルカウント信号207をアクティブにし
て入出力処理装置83に規定量のDMAデータ転送が終
了したことを通知する。
【0027】入出力処理装置83はターミナルカウント
信号207がアクティブにされると、入出力機器とのデ
ータ転送を中止し、割り込み要求信号214をアクティ
ブにして中央処理装置81に対しDMAデータ転送完了
割り込みの処理を要求する。
【0028】割り込み処理装置85は割り込み要求信号
214がアクティブになると、その他の中央処理装置に
対する割り込み要求信号(図示せず)と上述の割り込み
要求信号214との優先順位を判断して最も優先度が高
い割り込み要求を割り込み要求信号213により中央処
理装置81に伝える。割り込み要求信号214が最も優
先度が高い場合には、上述の入出力処理装置83のDM
Aデータ転送完了割り込みの処理を中央処理装置81が
実行する。
【0029】なお、割り込み要求信号214は、DMA
データ転送完了時のみでなく、入出力処理装置83での
エラー発生などのように中央処理装置81の処理が必要
になった場合にもアクティブになる場合がある。
【0030】上述のフライバイ転送は、DMA転送中に
中央処理装置81が記憶装置84を使用できなくなるた
め、システム性能が若干低下するが、回路規模が小さく
てすむため、比較的低速な情報処理装置に適する。
【0031】しかし、中央処理装置81や記憶装置84
の処理が高速で入出力機器との処理速度差が大きすぎる
場合や、DMAデータ転送を使用する入出力機器が多数
存在するような情報処理装置では、DMA転送中に中央
処理装置81が記憶装置を使用できない時間が無視でき
なくなり、システム性能の低下につながる。
【0032】このため、これらの情報処理装置では、記
憶装置84と入出力処理装置83との間に一時記憶手段
を有するDMA処理装置を介在させるとともにその一時
記憶手段によって分離されたデータ信号系を設け、記憶
装置84のアクセスと入出力処理装置83のアクセスと
をそれぞれ独自のタイミングで実行して、記憶装置84
かまたは入出力処理装置83から出力されるデータを内
部の一時記憶手段に一時的に格納し、その後に一時記憶
手段から入出力処理装置83かまたは記憶装置84に出
力することにより、高速な中央処理装置系と比較的低速
な入出力処理装置系の速度差を吸収するようにしている
。このようなデータ転送は、2サイクル(2−Cycl
e)転送方式と呼ばれ、それ専用のDMA処理装置が使
用される。また、2サイクル転送方式のもう一つの例と
してバイト幅変換がある。
【0033】図9に2サイクルデータ転送方式によるD
MA処理装置を使用した情報処理装置のブロック図を示
す。
【0034】図9の情報処理装置は、情報処理装置全体
の制御を行なう中央処理装置91と、読み書き可能な記
憶装置94と、図示しない入出力機器とのデータ転送処
理を実行する入出力処理装置93と、一時記憶手段と記
憶装置94のデータをアクセスするためのデータ信号系
と入出力処理装置93のデータをアクセスするためのデ
ータ信号系とを有し、上述の一方のデータ信号系から読
み込んだデータを内部の一時記憶手段に一時的に格納し
、一時記憶手段に格納されたデータが特定量に達した場
合に上述の他方のデータ信号系からデータを出力するこ
とにより、記憶装置94と入出力処理装置93間のデー
タ転送を中央処理装置91を介さずに行なうDMA処理
装置92と、入出力処理装置93が中央処理装置91の
処理が必要な場合に要求する入出力割り込み要求を調停
し、中央処理装置91に特定の割り込み処理を要求する
割り込み処理装置95とから構成される。
【0035】信号301は中央処理装置91またはDM
A処理装置92が出力し、記憶装置94に入力される、
処理の対象となる記憶装置94の番地を示す一連のアド
レス記号である。
【0036】信号302はDMA処理装置92が出力し
、中央処理装置91に入力される、DMA処理装置92
が記憶装置94の制御権を要求するためのバスホールド
要求信号である。
【0037】信号303は中央処理装置91が出力し、
DMA処理装置92に入力される、中央処理装置91が
記憶装置94の制御権を明け渡したことを示すためのバ
スホールド許可信号である。
【0038】信号304は中央処理装置91またはDM
A処理装置92が出力し、記憶装置94に入力される信
号と、記憶装置94が出力し、中央処理装置91または
DMA処理装置92に入力される信号とから成る、処理
の対象となる記憶装置94への読み書きを制御する一連
の記憶装置制御信号である。
【0039】信号305は入出力処理装置93が出力し
、DMA処理装置92に入力される、入出力処理装置9
3がDMAによるデータ転送をDMA処理装置92に要
求していることを示すDMA転送要求信号である。
【0040】信号306はDMA処理装置92が出力し
、入出力処理装置93に入力される、入出力処理装置9
3へDMAによるデータ転送をDMA処理装置92が許
可したことを示すDMA転送許可信号である。
【0041】信号307はDMA処理装置92が出力し
、入出力処理装置93に入力される、DMA処理装置9
2による入出力処理装置93のデータ転送が規定量に達
したことを示すターミナルカウント信号である。
【0042】信号308はDMA処理装置92が出力し
、入出力処理装置93に入力される信号と、入出力処理
装置93が出力し、DMA処理装置92に入力される信
号から成る、処理の対象となる入出力処理装置93への
読み書きを制御する一連の入出力装置制御信号である。
【0043】信号311は中央処理装置91またはDM
A処理装置92が出力し、記憶装置94に入力されるか
、または、記憶装置94が出力し、中央処理装置91ま
たはDMA処理装置92に入力される処理の対象となる
データを示す一連のデータ信号である。
【0044】信号312は入出力処理装置93が出力し
、DMA処理装置92に入力されるか、または、DMA
処理装置92が出力し、入出力処理装置93に入力され
る処理の対象となるデータを示す一連のデータ信号であ
る。
【0045】信号313は割り込み処理装置95が出力
し、中央処理装置91に入力される、中央処理装置91
に対する割り込み要求信号である。
【0046】信号314は入出力処理装置93が出力し
、割り込み処理装置95に入力される、入出力処理装置
93が中央処理装置91の処理を要求していることを示
す割り込み要求信号である。
【0047】信号315はDMA処理装置92が出力し
、割り込み処理装置95に入力される、DMA処理装置
92が中央処理装置91の処理を要求していることを示
す割り込み要求信号である。
【0048】図9の情報処理装置は、入出力処理装置9
3がDMAデータ転送を必要になったときにDMA転送
要求信号305をアクティブにして、DMA処理装置9
2に対してDMA転送を要求する。
【0049】DMA処理装置92は入出力処理装置93
からのDMA転送要求信号305がアクティブになると
、転送方向が記憶装置94からの読み込み、即ち入出力
処理装置93への書き込みである場合には、DMA処理
装置92内部の一時記憶手段に有効なデータ、即ち入出
力処理装置93に対して出力可能なデータが存在するこ
とをチェックし、また、転送方向が記憶装置94への書
き込み、即ち入出力処理装置93からの読み込みである
場合には、DMA処理装置92内部の一時記憶手段に入
出力処理装置93からの読み込みデータを格納可能であ
るかをチェックする。
【0050】転送方向が記憶装置94からの読み込みで
あるときで、有効なデータがDMA処理装置92内部の
一時記憶手段に存在しない場合か、または、転送方向が
記憶装置94への書き込みであるときで、DMA処理装
置92内部の一時記憶手段に入出力処理装置93からの
読み込みデータを格納不可能である場合には、DMA処
理装置92はバスホールド要求信号302をアクティブ
にして中央処理装置91に対して記憶装置94の制御権
を要求する。
【0051】中央処理装置91は、バスホールド要求信
号302がアクティブになると、一連のアドレス信号3
01と一連の記憶装置制御信号304と一連のデータ信
号311とを伝える信号線をDMA処理装置92に明け
渡し、明け渡したことを示すバスホールド許可信号30
3をアクティブにする。
【0052】DMA処理装置92はバスホールド許可信
号303がアクティブになると、一連のアドレス信号3
01と一連の記憶装置制御信号304と一連のデータ信
号311との制御を開始し、記憶装置94に対する書き
込みの場合にはアドレス信号301が示す記憶装置94
の番地にデータ信号311の状態を書き込むような制御
を実行し、また、記憶装置94からの読み込みの場合に
はアドレス信号301が示す記憶装置94の番地に格納
されているデータをデータ信号311に出力するような
制御を実行し、それとともに、記憶装置94に対する書
き込み、即ち、入出力処理装置93からの読みだしの場
合にはDMA処理装置92内部の一時記憶手段に格納さ
れたデータをデータ信号311に出力する制御を実行し
、また、記憶装置94からの書きだし、即ち、入出力処
理装置93への書き込みの場合にはデータ信号311の
内容をDMA処理装置92内部の一時記憶手段に格納す
るような制御を実行する。
【0053】この場合、DMA処理装置92が制御する
記憶装置制御信号304とDMA処理装置92内部の一
時記憶手段の制御信号は同期しており、記憶装置94か
らの読みだし、即ち、入出力処理装置93への書き込み
の場合には、アドレス信号301が示す番地の記憶装置
94のデータを記憶装置制御信号304のタイミングで
データ信号311に出力してDMA処理装置92に伝搬
させ、DMA処理装置92内部の一時記憶手段の制御信
号を上述の記憶装置94のデータがDMA処理装置92
内部の一時記憶手段まで伝搬したタイミングでDMA処
理装置92内部の一時記憶手段に取り込むように制御す
る。
【0054】また、記憶装置94への書き込み、即ち、
入出力処理装置93からの読みだしの場合には、DMA
処理装置92内部の一時記憶手段の制御信号のタイミン
グでDMA処理装置92内部の一時記憶手段に格納され
ているデータをデータ信号311に出力して記憶装置9
4に伝搬させ、記憶装置制御信号304を上述のDMA
処理装置92内部の一時記憶手段に格納されているデー
タが記憶装置94まで伝搬したタイミングでアドレス信
号301が示す番地に取り込むように制御する。
【0055】また、転送方向が記憶装置94からの読み
込みであるときで、有効なデータがDMA処理装置92
内部の一時記憶手段に存在する場合か、または、転送方
向が記憶装置94への書き込みであるときで、入出力処
理装置93が出力するデータをDMA処理装置92内部
の一時記憶手段に格納可能である場合には、DMA処理
装置92はDMA転送許可信号306と一連の入出力装
置制御信号308とをアクティブにする。
【0056】入出力処理装置93はDMA転送許可信号
306と一連の入出力装置制御信号308とに応じて、
記憶装置94に対する書き込み、即ち、入出力処理装置
93からの読みだしの場合には入出力処理装置93内部
のデータをデータ信号312に出力する制御を実行し、
また、記憶装置94からの読みだし、即ち、入出力処理
装置93への書き込みの場合にはデータ信号312の内
容を入出力処理装置93内部に書き込むような制御を実
行する。
【0057】このとき、DMA処理装置92は、記憶装
置94に対する書き込み、即ち、入出力処理装置93か
らの読みだしの場合には、入出力処理装置93内部のデ
ータがデータ信号312に出力された時点で、データ信
号312の状態をDMA処理装置92内部の一時記憶手
段に格納するような制御を実行し、また、記憶装置94
からの読みだし、即ち、入出力処理装置93への書き込
みの場合にはデータ信号312にDMA処理装置92内
部の一時記憶手段に格納されている有効なデータを出力
し、入出力処理装置93がこの有効なデータを入出力処
理装置93内部に取り込めるような制御を実行する。
【0058】入出力処理装置93はDMA転送が必要な
くなるとDMA転送要求信号305をインアクティブに
する。
【0059】DMA処理装置92はDMA転送要求信号
305がインアクティブになると、DMA転送許可信号
306をインアクティブにしてDMA転送を終了させる
【0060】このデータ転送方式は、データ転送が、D
MA処理装置92内部の一時記憶手段と入出力処理装置
93間か、またはDMA処理装置92内部の一時記憶手
段と記憶装置94間で実行されるため、DMA処理装置
92内部の一時記憶手段と入出力処理装置93間のデー
タ転送期間においては、記憶装置94を使用する必要が
無く、DMA処理装置92は中央処理装置91に記憶装
置94の制御権を要求する必要が無い。従って、中央処
理装置91は入出力処理装置93とDMA処理装置92
内部の一時記憶手段との間でデータ転送を実行する期間
であっても、記憶装置94を使用して、中央処理装置9
1自身の処理を継続できる。また、DMA処理装置92
内部の一時記憶手段と記憶装置94との間でDMAデー
タ転送が実行される期間、即ち中央処理装置91が記憶
装置94の制御権をDMA処理装置92に明け渡す期間
は、比較的低速な入出力処理装置93でなく、比較的高
速なDMA処理装置92内部の一時記憶手段を使用する
ことで短縮することができるために、DMAデータ転送
によりシステム性能の低下が小さいという特徴を持って
いる。
【0061】上述のように記憶装置94と入出力処理装
置93とのアクセスを独自の異なる時期に実行するDM
Aデータ転送は2サイクル転送と呼ばれる。
【0062】なお、DMAデータ転送中に、DMA処理
装置92による記憶装置94と入出力処理装置93間の
データ転送が規定量に達した場合には、DMA処理装置
92はターミナルカウント信号307をアクティブにし
て入出力処理装置93に規定量のDMAデータ転送が終
了したことを通知する。
【0063】入出力処理装置93はターミナルカウント
信号307がアクティブにされると、入出力機器とのデ
ータ転送を中止し、割り込み要求信号314をアクティ
ブにして中央処理装置91に対しDMAデータ転送完了
割り込みの処理を要求する。
【0064】割り込み処理装置95は割り込み要求信号
314がアクティブになると、その他の中央処理装置に
対する図示しない割り込み要求信号と上述の割り込み要
求信号314との優先順位を判断して、最も優先度が高
い割り込み要求を割り込み要求信号313を使用して中
央処理装置91に伝える。割り込み要求信号314が最
も優先度が高い場合には、上述の入出力処理装置93の
DMAデータ転送完了割り込みの処理を中央処理装置9
1が実行する。
【0065】なお、割り込み要求信号314は、DMA
データ転送完了時のみでなく、入出力処理装置93での
エラー発生などのように中央処理装置91の処理が必要
になった場合にもアクティブになる場合がある。
【0066】ここで、入出力処理装置93は規定量のD
MAデータ転送が完了した場合か、または入出力処理装
置93でのエラー発生などのように中央処理装置91の
処理が必要になった場合に、割り込み要求信号314を
アクティブにして中央処理装置91に対し入出力処理装
置93に対する割り込みの処理を要求するが、このとき
DMA処理装置92内部の一時記憶手段には、DMAデ
ータ転送方向が記憶装置94への書き込み、即ち入出力
処理装置93からの読みだしの場合に、入出力処理装置
93から読みだされたデータが格納されたままの状態で
、その格納データが記憶装置94に未だ書き込まれてい
ないという期間が存在する可能性が高い。
【0067】これは、ターミナルカウント時、即ち規定
のデータ転送が完了した時においてはDMA処理装置9
2がその条件を検出して、DMA処理装置92内部の一
時記憶手段に格納されたデータを記憶装置94に書き込
む処理を実行することである程度回避できるが、完全に
回避することは困難であり、また、入出力処理装置93
でのエラー発生などによる中央処理装置91の処理が必
要になった場合は、入出力処理装置93でのエラー発生
などによる中央処理装置91の処理が必要になったとい
う条件をDMA処理装置92が検出できないためにDM
A処理装置92内部の一時記憶手段に格納されているデ
ータを記憶装置94に書き込むといった処理をDMA処
理装置92が実行できない。
【0068】このような状態では、記憶装置94と入出
力処理装置93との間でデータの一貫性が維持できない
。即ち、入出力処理装置93が転送したデータが全て記
憶装置94に格納されていないために、入出力処理装置
93が転送済と判断したデータが記憶装置94に転送さ
れていない状態が発生する。
【0069】そこで、中央処理装置91はデータの一貫
性を確保するために、DMA処理装置92からの割り込
み要求信号315による割り込みを使用する。以下これ
について説明する。
【0070】割り込み要求信号315はDMA処理装置
92が規定の転送量のDMA転送を完了し、しかも、D
MA処理装置92内部の一時記憶手段に格納されている
入出力処理装置93から読み込んだデータを全て記憶装
置94に書き込んだ時点でアクティブになる。
【0071】割り込み処理装置95は割り込み要求信号
314,315がアクティブになると、その他の中央処
理装置に対する図示しない割り込み要求信号と上述の割
り込み要求信号314,315との優先順位を判断して
、最も優先度が高い割り込み要求を割り込み要求信号3
13を使用して中央処理装置91に伝える。割り込み要
求信号314が最も優先度が高い場合には上述の入出力
処理装置93の割り込みの処理を中央処理装置91が実
行し、割り込み要求信号315が最も優先度が高い場合
には上述のDMA処理装置92の割り込みの処理を中央
処理装置91が実行する。
【0072】中央処理装置91は、DMA処理装置92
からの割り込み要求と入出力処理装置93からの割り込
み要求のいずれを受け付けたかを検査して、DMA処理
装置92内部の一時記憶手段に格納されているデータが
記憶装置94に書き込まれているかどうかを判断する。
【0073】例えば、入出力処理装置93からの割り込
み処理において、すでにDMA処理装置92からの割り
込みを受け付けているならば、DMA処理装置92内部
の一時記憶手段に格納されているデータはすでに記憶装
置94に書き込み済みであると判断する。また、入出力
処理装置93からの割り込み処理において、まだDMA
処理装置92からの割り込みを受け付けていないならば
、DMA処理装置92内部の一時記憶手段に格納されて
いるデータはまだ記憶装置94に書き込まれていないと
判断し、中央処理装置91は、DMA処理装置92内部
の一時記憶手段の状態を調べてこの一時記憶手段に格納
されている有効なデータを記憶装置94に書き込むよう
な処理を実行し、記憶装置94と入出力処理装置93の
間のデータの一貫性を確保する。
【0074】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
2サイクル転送方式によるDMAデータ転送を行なう情
報処理装置においては、DMA処理装置92内部の一時
記憶手段を介してデータ転送を実行するために、入出力
処理装置93に対するアクセスの時期と記憶装置94に
対するアクセスの時期とが異なり、DMAデータ転送方
向が記憶装置94への書き込み、即ち入出力処理装置9
3からの読みだしの場合、記憶装置94と入出力処理装
置93との間のデータの一貫性を確保するために、中央
処理装置91は、DMA処理装置92からの割り込み要
求と入出力処理装置93からの割り込み要求の受け付け
状況とを検査して、DMA処理装置92内部の一時記憶
手段に格納されているデータが記憶装置94に書き込ま
れているかどうかを判断する必要がある。即ち前述した
ように、例えば、入出力処理装置93からの割り込み処
理において、すでにDMA処理装置92からの割り込み
を受け付けているならば、DMA処理装置92内部の一
時記憶手段に格納されているデータはすでに記憶装置9
4に書き込み済であると判断し、また、入出力処理装置
93からの割り込み処理において、まだDMA処理装置
92からの割り込みを受け付けていないならば、DMA
処理装置92内部の一時記憶手段に格納されているデー
タはまだ記憶装置94に書き込まれていないと判断し、
中央処理装置91が、DMA処理装置92内部の一時記
憶手段の状態を調べてDMA処理装置92内部の一時記
憶手段に格納されている有効なデータを記憶装置94に
書き込むような処理を実行して、記憶装置94と入出力
処理装置93の間のデータの一貫性を確保する必要があ
った。
【0075】なお、上述した図8の、従来のフライバイ
転送方式によるDMAデータ転送を行なう情報処理装置
においては、入出力処理装置83と記憶装置84とが同
じ時期にアクセスされるためデータの一貫性が常に確保
されることになる。
【0076】このことは、図8を参照して説明したフラ
イバイ転送方式と、図9を参照して説明した2サイクル
転送方式では、入出力処理装置からの割り込み要求に対
して中央処理装置が処理すべき内容が異なることを意味
している。
【0077】従って、図8のフライバイ転送方式のDM
A処理装置82を採用した情報処理装置が、システム性
能向上等を目的として2サイクル転送方式のDMA処理
装置92を採用する場合に、入出力処理装置83からの
割り込み要求に対する中央処理装置81の処理プログラ
ムを変更しなければならないという課題と、従来のフラ
イバイ転送方式のDMA処理装置82を採用した情報処
理装置用の処理プログラムがそのまま実行出来ないとい
う課題が存在する。
【0078】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、(A)中央処理装置からアクセス可能な
記憶装置と入出力処理装置との間のデータ転送を内部の
一時記憶手段を使用して2サイクル転送方式で行うDM
A処理装置に、前記入出力処理装置から受け取って前記
一時記憶手段に保持したデータであって前記記憶装置に
未だ転送していないデータが存在するか否かを示す有効
データ存在信号を外部に出力する手段と、強制書き込み
要求信号に応答して、前記入出力処理装置から受け取っ
て前記一時記憶手段に保持したデータであって前記記憶
装置に未だ転送していないデータを前記記憶装置に転送
する手段とを備えるようにしている。
【0079】そして、中央処理装置と、これからアクセ
ス可能な記憶装置と、入出力処理装置と、前記記憶装置
と前記入出力処理装置との間のデータ転送を内部の一時
記憶手段を使用して2サイクル転送方式で行うDMA処
理装置と、割り込み処理装置とを含む情報処理装置にお
いて、以下の(B),(C),(D)の何れかの構成を
採用している。
【0080】(B)前記DMA処理装置に、前記入出力
処理装置から受け取って前記一時記憶手段に保持したデ
ータであって前記記憶装置に未だ転送していないデータ
が存在するか否かを示す有効データ存在信号を出力する
手段と、強制書き込み要求信号に応答して、前記入出力
処理装置から受け取って前記一時記憶手段に保持したデ
ータであって前記記憶装置に未だ転送していないデータ
を前記記憶装置に転送する手段と、前記有効データ存在
信号によって前記入出力処理装置からの割り込み要求信
号をマスクして前記割り込み処理装置に伝達するマスク
手段とを備え、且つ、前記入出力処理装置のマスク前の
割り込み要求信号を前記強制書き込み要求信号として前
記DMA処理装置に与えるようにする。
【0081】(C)前記DMA処理装置に、前記入出力
処理装置から受け取って前記一時記憶手段に保持したデ
ータであって前記記憶装置に未だ転送していないデータ
が存在するか否かを示す有効データ存在信号を外部に出
力する手段と、強制書き込み要求信号に応答して、前記
入出力処理装置から受け取って前記一時記憶手段に保持
したデータであって前記記憶装置に未だ転送していない
データを前記記憶装置に転送する手段とを備え、且つ、
前記入出力処理装置に、前記有効データ存在信号によっ
て自入出力処理装置からの割り込み要求信号をマスクし
て前記割り込み処理装置に伝達するマスク手段を備え、
更に、前記入出力処理装置のマスク前の割り込み要求信
号を前記強制書き込み要求信号として前記DMA処理装
置に与えるようにする。
【0082】(D)前記DMA処理装置に、前記入出力
処理装置から受け取って前記一時記憶手段に保持したデ
ータであって前記記憶装置に未だ転送していないデータ
が存在するか否かを示す有効データ存在信号を外部に出
力する手段と、強制書き込み要求信号に応答して、前記
入出力処理装置から受け取って前記一時記憶手段に保持
したデータであって前記記憶装置に未だ転送していない
データを前記記憶装置に転送する手段とを備え、且つ、
前記割り込み処理装置に、前記有効データ存在信号によ
って前記入出力処理装置からの割り込み要求信号をマス
クするマスク手段を備え、更に、前記入出力処理装置の
マスク前の割り込み要求信号を前記強制書き込み要求信
号として前記DMA処理装置に与えるようにしている。
【0083】
【作用】(A)の構成のDMA処理装置においては、入
出力処理装置から受け取って一時記憶手段に保持したデ
ータであって未だ記憶装置に転送していないデータの有
無を有効データ存在信号によって外部に通知し、外部よ
り強制書き込み要求信号が入力されると、入出力処理装
置から受け取って一時記憶手段に保持したデータであっ
て記憶装置に未だ転送していないデータを記憶装置に転
送する。
【0084】(B)の構成の情報処理装置においては、
DMA処理装置が入出力処理装置から受け取って一時記
憶手段に保持したデータであって未だ記憶装置に転送し
ていないデータの有無を有効データ存在信号によって内
部のマスク手段に通知し、マスク手段がこの有効データ
存在信号によって入出力処理装置からの割り込み要求信
号をマスクして割り込み処理装置に伝達する。従って、
有効データ存在信号が有効データの存在有りを示す場合
には、入出力処理装置からの割り込み信号はマスクされ
る。他方、入出力処理装置のマスク前の割り込み要求信
号が強制書き込み要求信号としてDMA処理装置に与え
られる。よって、有効データが存在する場合には、先ず
、強制書き込み要求信号に応答してDMA処理装置が入
出力処理装置から受け取って一時記憶手段に保持したデ
ータであって記憶装置に未だ転送していないデータを記
憶装置に転送し、これによって有効データが存在しなく
なると入出力処理装置からの割り込み要求信号のマスク
が解除されて割り込み処理装置に伝達される。
【0085】(C)の構成の情報処理装置においては、
DMA処理装置が入出力処理装置から受け取って一時記
憶手段に保持したデータであって未だ記憶装置に転送し
ていないデータの有無を有効データ存在信号によって入
出力処理装置内部のマスク手段に通知し、マスク手段が
この有効データ存在信号によって自入出力処理装置から
の割り込み要求信号をマスクして割り込み処理装置に伝
達する。従って、有効データ存在信号が有効データの存
在有りを示す場合には、入出力処理装置からの割り込み
信号はマスクされる。他方、入出力処理装置のマスク前
の割り込み要求信号が強制書き込み要求信号としてDM
A処理装置に与えられる。よって、有効データが存在す
る場合には、先ず、強制書き込み要求信号に応答してD
MA処理装置が入出力処理装置から受け取って一時記憶
手段に保持したデータであって記憶装置に未だ転送して
いないデータを記憶装置に転送し、これによって有効デ
ータが存在しなくなると入出力処理装置の割り込み要求
信号のマスクが解除されて割り込み処理装置に伝達され
る。
【0086】(D)の構成の情報処理装置においては、
DMA処理装置が入出力処理装置から受け取って一時記
憶手段に保持したデータであって未だ記憶装置に転送し
ていないデータの有無を有効データ存在信号によって割
り込み処理装置内部のマスク手段に通知し、マスク手段
がこの有効データ存在信号によって入出力処理装置から
の割り込み要求信号をマスクする。従って、有効データ
存在信号が有効データの存在有りを示す場合には、入出
力処理装置からの割り込み信号はマスクされる。他方、
入出力処理装置のマスク前の割り込み要求信号が強制書
き込み要求信号としてDMA処理装置に与えられる。よ
って、有効データが存在する場合には、先ず、強制書き
込み要求信号に応答してDMA処理装置が入出力処理装
置から受け取って一時記憶手段に保持したデータであっ
て記憶装置に未だ転送していないデータを記憶装置に転
送し、これによって有効データが存在しなくなると入出
力処理装置の割り込み要求信号のマスクが解除され、割
り込み処理装置がその割り込み要求信号を処理すること
になる。
【0087】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0088】図1は、本発明にかかるDMA処理装置の
一実施例の内部ブロック図である。
【0089】図1のDMA処理装置11は、転送アドレ
ス発生器1と、転送量カウンタ2と、転送量比較器3と
、転送量カウンタ4と、転送制御回路5と、一時記憶手
段6とから構成される。
【0090】転送アドレス発生器1は、DMA転送対象
となる外部の記憶装置のアドレスを発生する。
【0091】転送量カウンタ2は、外部の記憶装置に対
するDMA転送量をカウントする回路であり、外部の記
憶装置に対するDMAデータ転送の終了を検出するため
に使用される。
【0092】転送量カウンタ4は、外部の入出力処理装
置に対するDMA転送量をカウントする回路であり、外
部の入出力処理装置に対するDMAデータ転送の終了を
検出するために使用される。
【0093】転送量比較器3は、外部の記憶装置に対す
るDMA転送量と外部の入出力処理装置に対するDMA
転送量とを比較する回路であり、後述するDMA転送要
求信号105がアクティブになった時、一時記憶手段6
に格納されたデータを外部の記憶装置に書き込むか、ま
たは外部の記憶装置から一時記憶手段6にデータを読み
込むか、または一時記憶手段6に格納されているデータ
を外部の入出力処理装置に出力するか、または外部の入
出力処理装置から読み込んだデータを一時記憶手段6に
格納するかどうかを判断するために使用される。
【0094】転送制御回路5は、外部の記憶装置系と外
部の入出力処理装置系とDMA処理装置11内部の動作
を制御する。
【0095】一時記憶手段6は、外部の記憶装置か外部
の入出力処理装置から入力されるDMA転送データを一
時的に保持し、また、保持したDMA転送データを所定
の条件で、外部の記憶装置か外部の入出力処理装置に出
力する。
【0096】信号101は、転送アドレス発生器1が出
力する、処理の対象となる外部の記憶装置の番地を示す
一連のアドレス信号である。
【0097】信号102は転送制御回路5が出力する、
DMA処理装置11が外部の記憶装置の制御権を要求す
るためのバスホールド要求信号である。
【0098】信号103は転送制御回路5に入力される
、外部の中央処理装置が外部の記憶装置の制御権を明け
渡したことを示すためのバスホールド許可信号である。
【0099】信号104は外部の中央処理装置または転
送制御回路5が出力し、外部の記憶装置に入力される信
号と、外部の記憶装置が出力し、外部の中央処理装置ま
たは転送制御回路5に入力される信号から成る、処理の
対象となる外部の記憶装置への読み書きを制御する一連
の記憶装置制御信号である。
【0100】信号105は外部の入出力処理装置が出力
し、転送制御回路5に入力される、外部の入出力処理装
置がDMAによるデータ転送をDMA処理装置11に要
求していることを示すDMA転送要求信号である。
【0101】信号106は転送制御回路5が出力し、外
部の入出力処理装置に入力される、外部の入出力処理装
置へDMAによるデータ転送をDMA処理装置11が許
可したことを示すDMA転送許可信号である。
【0102】信号107は転送制御回路5が出力し、外
部の入出力処理装置に入力される、DMA処理装置11
による外部の入出力処理装置のデータ転送が規定量に達
したことを示すターミナルカウント信号である。
【0103】信号108は転送制御回路5が出力し、外
部の入出力処理装置に入力される信号と、外部の入出力
処理装置が出力し、転送制御回路5に入力される信号と
から成る、処理の対象となる外部の入出力処理装置への
読み書きを制御する一連の入出力装置制御信号である。
【0104】信号109は外部から転送制御回路5に入
力され、一時記憶手段6に格納される有効データを外部
の記憶装置に強制的に書き込むように要求する強制書き
込み要求信号である。
【0105】信号110は転送制御回路5から外部に出
力され、一時記憶手段6に有効なデータが存在するかど
うかを示す有効データ存在信号である。
【0106】信号111は外部の中央処理装置または一
時記憶手段6が出力し、外部の記憶装置に入力されるか
、または、外部の記憶装置が出力し、外部の中央処理装
置または一時記憶手段6に入力される処理の対象となる
データを示す一連のデータ信号である。
【0107】信号112は外部の入出力処理装置が出力
し、一時記憶手段6に入力されるか、または、一時記憶
手段6が出力し、外部の入出力処理装置に入力される処
理の対象となるデータを示す一連のデータ信号である。
【0108】信号113はDMA処理装置内部信号であ
り、転送制御回路6が一時記憶手段6を制御するための
一連の信号である。
【0109】信号114はDMA処理装置内部信号であ
り、転送制御回路5が転送アドレス発生器1を制御する
ための一連の信号である。
【0110】信号115はDMA処理装置内部信号であ
り、転送制御回路5が転送量カウンタ2を制御するため
の信号である。
【0111】信号116はDMA処理装置内部信号であ
り、転送制御回路5が転送量カウンタ4を制御するため
の信号である。
【0112】信号117はDMA処理装置内部信号であ
り、転送量カウンタ2の値を転送制御回路5および転送
量比較器3に伝えるための信号である。
【0113】信号118はDMA処理装置内部信号であ
り、転送量カウンタ2の値と転送量カウンタ4の値の大
小を転送量比較器3が比較した結果を転送制御回路5に
伝えるための信号である。
【0114】信号119はDMA処理装置内部信号であ
り、転送量カウンタ4の値を転送制御回路5および転送
量比較器3に伝えるための信号である。
【0115】図1において、外部の入出力処理装置はD
MAデータ転送が必要になったときDMA転送要求信号
105をアクティブにして、DMA処理装置11に対し
てDMA転送を要求する。
【0116】DMA処理装置11の転送制御回路5は外
部の入出力処理装置からのDMA転送要求信号105が
アクティブになると、転送方向が外部の記憶装置からの
読み込み、即ち外部の入出力処理装置への書き込みであ
る場合には、転送量カウンタ2の値と転送量カウンタ4
の値を比較している転送量比較器3の比較結果を信号1
18で読みとり、その比較結果が、転送量カウンタ2が
示す転送量が転送量カウンタ4が示す転送量よりも多い
ことを示している、即ち、外部の記憶装置からの転送量
が外部の入出力処理装置への転送量よりも多いことを示
している場合には、一時記憶手段6に外部の記憶装置か
ら読み込んだDMA転送データが保持されていると判断
し、DMA転送許可信号106と一連の入出力装置制御
信号108とをアクティブにする。
【0117】また、転送方向が記憶装置への書き込み、
即ち入出力処理装置からの読み込みである場合には、転
送制御回路5は、転送量カウンタ2の値と転送量カウン
タ4の値を比較している転送量比較器3の比較結果が、
転送量カウンタ2が示す転送量が転送量カウンタ4が示
す転送量よりも少ないことを示している、即ち、外部の
記憶装置への転送量が外部の入出力処理装置からの転送
量よりも小さい場合は、一時記憶手段6には外部の入出
力処理装置から読み込むデータを格納可能だと判断し、
DMA転送許可信号106と一連の入出力装置制御信号
108とをアクティブにする。
【0118】外部の入出力処理装置は転送制御回路5が
出力するDMA転送許可信号106と一連の入出力装置
制御信号108とに応じて、外部の記憶装置に対する書
き込み、即ち自入出力処理装置からの読みだしの場合に
は自入出力処理装置内部のデータをデータ信号112に
出力する制御を実行し、また外部の記憶装置からの読み
だし、即ち、自入出力処理装置への書き込みの場合には
、データ信号112の内容を自入出力処理装置内部に書
き込むような制御を実行する。
【0119】このとき、転送制御回路5は、外部の記憶
装置に対する書き込み、即ち、外部の入出力処理装置か
らの読みだしの場合は、外部の入出力処理装置内部のデ
ータがデータ信号112に出力された時点で、データ信
号112の状態を一時記憶手段6に格納するような制御
を実行し、また、外部の記憶装置からの読みだし、即ち
、外部の入出力処理装置への書き込みの場合にはデータ
信号112に一時記憶手段6に格納されている有効なデ
ータを出力し、外部の入出力処理装置がこの有効なデー
タを自入出力処理装置内部に取り込めるような制御を実
行し、また信号116を使用して転送量カウンタ4の値
を転送量の分だけ更新するような処理を実行する。
【0120】なお、外部の入出力処理装置はDMA転送
が必要なくなるとDMA転送要求信号105をインアク
ティブにする。また、転送制御回路5はDMA転送要求
信号105がインアクティブになると、DMA転送許可
信号106をインアクティブにして入出力処理装置との
DMA転送を終了させる。
【0121】他方、転送制御回路5は外部の入出力処理
装置からのDMA転送要求信号105がアクティブにな
った場合であって転送方向が記憶装置からの読み込み、
即ち入出力処理装置への書き込みである場合に、転送量
カウンタ2の値と転送量カウンタ4の値とを比較してい
る転送量比較器3の比較結果が、転送量カウンタ2が示
す転送量と転送量カウンタ4が示す転送量とが一致して
いることを示している、即ち外部の記憶装置からデータ
転送した量と外部の入出力処理装置にデータ転送した量
が等しいことを示しているときは、一時記憶手段6には
外部の記憶装置から読み込んだDMA転送データが保持
されていないと判断し、バスホールド要求信号102を
アクティブにして外部の中央処理装置に対して外部の記
憶装置の制御権を要求する。
【0122】また、転送方向が記憶装置への書き込み、
即ち入出力処理装置からの読み込みである場合に、転送
量カウンタ2の値と転送量カウンタ4の値の比較結果が
転送量カウンタ2が示す転送量と転送量カウンタ4が示
す転送量とが一致していることを示している、即ち外部
の記憶装置にデータ転送した量と外部の入出力処理装置
からデータ転送した量が等しいことを示している場合は
、一時記憶手段6には外部の入出力処理装置から読み込
むデータを格納不可能だと判断し、バスホールド要求信
号102をアクティブにして外部の中央処理装置に対し
て外部の記憶装置の制御権を要求する。
【0123】外部の中央処理装置は、バスホールド要求
信号102がアクティブになると、アドレス信号101
と一連の記憶装置制御信号104と一連のデータ信号1
11とを伝える信号線をDMA処理装置11に明け渡し
、明け渡したことを示すバスホールド許可信号103を
アクティブにする。
【0124】転送制御回路5はバスホールド許可信号1
03がアクティブになると、一連のアドレス信号101
と一連の記憶装置制御信号104と一連のデータ信号1
11との制御を開始し、外部の記憶装置に対する書き込
みの場合にはアドレス信号101が示す外部の記憶装置
の番地にデータ信号111の状態を書き込むような制御
を実行し、また、外部の記憶装置からの読み込みの場合
にはアドレス信号101が示す外部の記憶装置の番地に
格納されているデータをデータ信号111に出力するよ
うな制御を実行し、それとともに、外部の記憶装置に対
する書き込み、即ち、入出力処理装置からの読みだしの
場合には一時記憶手段6に格納されたデータをデータ信
号111に出力する制御を実行し、また、外部の記憶装
置からの読みだし、即ち、外部の入出力処理装置への書
き込みの場合にはデータ信号111の内容を一時記憶手
段6に格納するような制御を実行する。
【0125】この場合、転送制御回路5が制御する記憶
装置制御信号104と一時記憶手段6の制御信号113
とは同期しており、転送制御回路5は、外部の記憶装置
からの読みだし、即ち、外部の入出力処理装置への書き
込みの場合には、アドレス信号101が示す番地の外部
の記憶装置のデータを記憶装置制御信号104のタイミ
ングでデータ信号111に出力してDMA処理装置11
に伝搬させ、外部の記憶装置のデータが一時記憶手段6
に伝搬するタイミングで一時記憶手段6に取り込むよう
に制御する。
【0126】また、記憶装置への書き込み、即ち入出力
処理装置からの読みだしの場合には、転送制御回路5は
、一時記憶手段6の制御信号113のタイミングで一時
記憶手段6に格納されているデータをデータ信号111
に出力して記憶装置に伝搬させ、記憶装置制御信号10
4を上述の一時記憶手段6に格納されているデータが記
憶装置まで伝搬したタイミングでアドレス信号101が
示す番地に取り込むように制御する。
【0127】一連の外部の記憶装置との間のデータ転送
が完了すると、転送制御回路5は一連のアドレス信号1
01と一連の記憶装置制御信号104と一連のデータ信
号111とを伝える信号線の制御を明け渡し、バスホー
ルド要求信号102をインアクティブにする。
【0128】また、転送制御回路5は、信号115を使
用して外部の記憶装置への転送量に従って転送量カウン
タ2の値を更新するように制御し、信号114を使用し
て転送アドレス発生器1が発生する外部の記憶装置への
転送アドレスを転送量に応じて更新するように制御する
【0129】なお、DMAデータ転送中に、転送制御回
路5に入力されている転送量カウンタ4の値によって転
送制御回路5が規定の転送量に達したことを検出すると
ターミナルカウント信号107をアクティブにして外部
の入出力処理装置に規定量のDMAデータ転送が終了し
たことを通知する。
【0130】次に、外部から転送制御回路5に入力され
る、一時記憶手段6に格納された有効データを外部の記
憶装置に強制的に書き込むように要求する強制書き込み
要求信号109がアクティブになった場合の動作を説明
する。
【0131】この場合、転送制御回路5はDMA転送方
向が記憶装置への書き込み、即ち入出力処理装置からの
読みだしの場合に限り、転送量比較器3から入力される
信号118の状態や外部から入力されるDMA転送要求
信号105の状態に関係なく、一時記憶手段6に保持さ
れている有効データを外部の記憶装置に書き込むように
制御する。
【0132】即ち、転送制御回路5は、バスホールド要
求信号102をアクティブにし、これに応答して外部の
中央処理装置が記憶装置の制御権をDMA処理装置11
に明け渡し、明け渡したことを示すバスホールド許可信
号がアクティブになると、一連のアドレス信号101と
一連の記憶装置制御信号104と一連のデータ信号11
1との制御を開始し、アドレス信号101が示す外部の
記憶装置の番地にデータ信号111の状態を書き込むよ
うな制御を実行し、それとともに、一時記憶手段6に格
納されたデータをデータ信号111に出力する制御を実
行する。この時の転送制御回路5が制御する記憶装置制
御信号104と一時記憶手段6の制御信号113とは同
期しており、転送制御回路5は、一時記憶手段6の制御
信号113のタイミングで一時記憶手段6に格納されて
いるデータをデータ信号111に出力して記憶装置に伝
搬させ、記憶装置制御信号104を上述の一時記憶手段
6に格納されているデータが記憶装置まで伝播したタイ
ミングでアドレス信号101が示す番地に取り込むよう
に制御し、また、信号115を使用して外部の記憶装置
への転送量に従って転送量カウンタ2の値を更新するよ
うに制御し、さらに信号114を使用して転送アドレス
発生器1が発生する外部の記憶装置への転送アドレスを
転送量に応じて更新するように制御する。
【0133】また、転送制御回路5は、転送方向が記憶
装置への書き込み、即ち入出力処理装置からの読み込み
である場合に、一時記憶手段6が保持しているデータが
外部の記憶装置にすでに書き込まれているかどうかを示
す有効データ存在信号110を出力する機能を有してい
る。
【0134】即ち、転送制御回路5は、転送方向が記憶
装置への書き込み、即ち入出力処理装置からの読み込み
である場合に、転送量カウンタ2の値と転送量カウンタ
4の値を比較している転送量比較器3の比較結果を信号
118で読みとり、その比較結果が、転送量カウンタ2
が示す転送量よりも転送量カウンタ4が示す転送量が大
きいことを示している、即ち外部の記憶装置にデータ転
送した量よりも外部の入出力処理装置からデータ転送し
た量が多いことを示している場合に、一時記憶手段6が
保持しているデータが、外部の記憶装置に書き込まれて
いないことを示すように、有効データ存在信号110を
アクティブにするものである。
【0135】上述のように、図1のDMA処理装置11
は、内部の一時記憶手段6に格納された有効データを外
部の記憶装置に強制的に書き込むように要求する強制書
き込み要求信号109を外部から供給可能な構成と、そ
の要求に応じて強制書き込みを実施する機能と、内部の
一時記憶手段6に有効なデータが存在するかどうかを示
す有効データ存在信号110を外部に出力する機能とを
有する。
【0136】図2は、本発明にかかるDMA処理装置の
別の実施例の内部ブロック図である。
【0137】このDMA処理装置21は、図1を引用し
て説明したDMA処理装置11と、マスク回路22とか
ら構成される。
【0138】信号409は、本DMA処理装置21を使
用して記憶装置とDMAデータ転送を実行する外部の入
出力処理装置が、中央処理装置に割り込み処理を要求す
る場合にアクティブにする、外部入出力処理装置からの
割り込み要求信号である。この割り込み要求信号409
は、DMA処理装置11内部の一時記憶手段に格納され
た有効データを外部の記憶装置に強制的に書き込むよう
に要求する信号、即ち図1の強制書き込み要求信号10
9としてDMA処理装置11に入力され、またマスク回
路22の一方の入力にもなる。
【0139】信号110は、DMA処理装置11から出
力される、内部の一時記憶手段に有効なデータが存在す
るかどうかを示す信号、即ち図1の有効データ存在信号
110であり、マスク回路22の他方の入力になってい
る。
【0140】信号410は、マスク回路22の出力信号
であり、中央処理装置に割り込み処理を要求する場合に
はアクティブになる割り込み要求信号として使用される
【0141】マスク回路22は、DMA処理装置11か
ら出力される有効データ存在信号110がアクティブ、
即ちDMA処理装置11内部の一時記憶手段に有効なデ
ータが存在していることを示す状態が入力されているな
らば、割り込み要求信号410を常にインアクティブに
し、有効データ存在信号110がインアクティブ、即ち
DMA処理装置11内部の一時記憶手段に有効なデータ
が存在していないことを示す状態が入力されているなら
ば、割り込み要求信号410に、割り込み要求信号40
9の状態をそのまま出力する。
【0142】図2のDMA処理装置21は、上述のよう
な構成を有するため、有効データ存在信号110がイン
アクティブ、即ち、DMA処理装置11内部の一時記憶
手段の中に有効なデータが存在しない場合は、入出力処
理装置から入力された割り込み要求信号409の状態が
そのまま割り込み要求信号410として、割り込み処理
装置に出力される。また、有効データ存在信号110が
アクティブ、即ち、有効なデータが存在する場合におい
ては、入出力処理装置から入力された割り込み要求信号
409の状態がアクティブになっても、即ち入出力処理
装置が中央処理装置に処理を要求しても、割り込み要求
信号410の状態は直ちには、アクティブにならず、割
り込み要求信号409即ち強制書き込み要求信号109
がアクティブになることによりDMA処理装置11が内
部の一時記憶手段に格納された有効なデータを記憶装置
に強制的に書き込む処理を実行し、これによってDMA
処理装置11内部の一時記憶手段に有効なデータが存在
しなくなって有効データ存在信号110がインアクティ
ブになった時点で初めて、割り込み要求信号410がア
クティブになる。
【0143】図3は、本発明にかかる情報処理装置の一
実施例のブロック図である。
【0144】図3の情報処理装置は、情報処理装置全体
の制御を行なう中央処理装置31と、読み書き可能な記
憶装置33と、図示しない入出力機器とのデータ転送処
理を実行する入出力処理装置32と、図2のDMA処理
装置21と、入出力処理装置32が中央処理装置31の
処理が必要な場合に要求する入出力割り込み要求を調停
し中央処理装置31に特定の割り込み処理を要求する割
り込み処理装置34とから構成される。
【0145】信号401は中央処理装置31またはDM
A処理装置21が出力し、記憶装置33に入力される、
処理の対象となる記憶装置33の番地を示す一連のアド
レス信号である。
【0146】信号402はDMA処理装置21が出力し
、中央処理装置31に入力される、DMA処理装置21
が記憶装置33の制御権を要求するためのバスホールド
要求信号である。
【0147】信号403は中央処理装置31が出力し、
DMA処理装置21に入力される、中央処理装置31が
記憶装置33の制御権を明け渡したことを示すためのバ
スホールド許可信号である。
【0148】信号404は中央処理装置31またはDM
A処理装置21が出力し記憶装置33に入力される信号
と、記憶装置33が出力し、中央処理装置31またはD
MA処理装置21に入力される信号とから成る、処理の
対象となる記憶装置33への読み書きを制御する一連の
記憶装置制御信号である。
【0149】信号405は入出力処理装置32が出力し
、DMA処理装置21に入力される、入出力処理装置3
2がDMAによるデータ転送をDMA処理装置21に要
求していることを示すDMA転送要求信号である。
【0150】信号406はDMA処理装置21が出力し
、入出力処理装置32に入力される、入出力処理装置3
2へDMAによるデータ転送をDMA処理装置21が許
可したことを示すDMA転送許可信号である。
【0151】信号407はDMA処理装置21が出力し
、入出力処理装置32に入力される、DMA処理装置2
1による入出力処理装置32のデータ転送が規定量に達
したことを示すターミナルカウント信号である。
【0152】信号408はDMA処理装置21が出力し
、入出力処理装置32に入力される信号と、入出力処理
装置32が出力し、DMA処理装置21に入力される信
号とから成る、処理の対象となる入出力処理装置32へ
の読み書きを制御する一連の入出力装置制御信号である
【0153】信号409は入出力処理装置32が出力し
、DMA処理装置21に入力される、入出力処理装置3
2が中央処理装置31に割り込み処理を要求する場合に
アクティブになる入出力処理装置32からの割り込み要
求信号である。
【0154】信号410はDMA処理装置21が出力し
、割り込み処理装置34に入力される、入出力処理装置
32が中央処理装置31に割り込み処理を要求する場合
にアクティブになる入出力処理装置32からの割り込み
要求を、一定の条件の下で割り込み処理装置34に出力
する信号である。
【0155】信号411は中央処理装置31またはDM
A処理装置21が出力し、記憶装置33に入力されるか
、または、記憶装置33が出力し、中央処理装置31ま
たはDMA処理装置21に入力される処理の対象となる
データを示す一連のデータ信号である。
【0156】信号412は入出力処理装置32が出力し
、DMA処理装置21に入力されるか、または、DMA
処理装置21が出力し、入出力処理装置32に入力され
る処理の対象となるデータを示す一連データ信号である
【0157】信号413は割り込み処理装置34が出力
し、中央処理装置31に入力される、中央処理装置31
に対する割り込み要求信号である。
【0158】図3の情報処理装置は、入出力処理装置3
2がDMAデータ転送を必要になったときにDMA転送
要求信号405をアクティブにして、DMA処理装置2
1に対してDMA転送を要求する。
【0159】DMA処理装置21は入出力処理装置32
からのDMA転送要求信号405がアクティブになると
、転送方向が記憶装置33からの読み込み、即ち入出力
処理装置32への書き込みである場合には、DMA処理
装置21内部の一時記憶手段(図1の6)に有効なデー
タ、即ち入出力処理装置32に対して出力可能なデータ
が存在するか否かをチェックし、また、転送方向が記憶
装置33への書き込み、即ち入出力処理装置32からの
読み込みである場合には、DMA処理装置21内部の一
時記憶手段に入出力処理装置32からの読み込みデータ
を格納可能であるか否かをチェックする。
【0160】転送方向が記憶装置33からの読み込みで
あるときで、有効なデータがDMA処理装置21内部の
一時記憶手段に存在しない場合か、または、転送方向が
記憶装置33への書き込みであるときで、DMA処理装
置21内部の一時記憶手段に入出力処理装置32からの
読み込みデータを格納不可能である場合には、DMA処
理装置21はバスホールド要求信号402をアクティブ
にして中央処理装置31に対して記憶装置33の制御権
を要求する。
【0161】中央処理装置31は、バスホールド要求信
号402がアクティブになると、一連のアドレス信号4
01と一連の記憶装置制御信号404と一連のデータ信
号411とを伝える信号線をDMA処理装置21に明け
渡し、明け渡したことを示すバスホールド許可信号40
3をアクティブにする。
【0162】DMA処理装置21はバスホールド許可信
号403がアクティブになると一連のアドレス信号40
1と一連の記憶装置制御信号404と一連のデータ信号
411との制御を開始し、記憶装置33に対する書き込
みの場合にはアドレス信号401が示す記憶装置33の
番地にデータ信号411の状態を書き込むような制御を
実行し、また、記憶装置33からの読み込みの場合には
アドレス信号401が示す記憶装置33の番地に格納さ
れているデータをデータ信号411に出力するような制
御を実行し、それとともに、記憶装置33に対する書き
込み、即ち、入出力処理装置32からの読みだしの場合
にはDMA処理装置21内部の一時記憶手段に格納され
たデータをデータ信号411に出力する制御を実行し、
また、記憶装置33からの読みだし、即ち、入出力処理
装置32への書き込みの場合にはデータ信号411の内
容をDMA処理装置21内部の一時記憶手段に格納する
ような制御を実行する。
【0163】この場合、DMA制御装置21が制御する
記憶装置制御信号404とDMA処理装置21内部の一
時記憶手段の制御信号(図1の113)は同期しており
、記憶装置33からの読みだし、即ち、入出力処理装置
32への書き込みの場合には、アドレス信号401が示
す番地の記憶装置33のデータを記憶装置制御信号40
4のタイミングでデータ信号411に出力してDMA処
理装置21に伝搬させ、DMA処理装置21内部の一時
記憶手段の制御信号を上述の記憶装置33のデータがD
MA処理装置21内部の一時記憶手段まで伝搬したタイ
ミングでDMA処理装置21内部の一時記憶手段に取り
込むように制御する。
【0164】また、記憶装置33への書き込み、即ち、
入出力処理装置32からの読みだしの場合には、DMA
処理装置21内部の一時記憶手段の制御信号のタイミン
グでDMA処理装置21内部の一時記憶手段に格納され
ているデータをデータ信号411に出力して記憶装置3
3に伝搬させ、記憶装置制御信号404を上述のDMA
処理装置21内部の一時記憶手段に格納されているデー
タが記憶装置33まで伝搬したタイミングでアドレス信
号401が示す番地に取り込むように制御する。
【0165】また、転送方向が記憶装置33からの読み
込みであるときで、有効なデータがDMA処理装置21
内部の一時記憶手段に存在する場合か、または、転送方
向が記憶装置33への書き込みであるときで、入出力処
理装置32が出力するデータをDMA処理装置21内部
の一時記憶手段に格納可能である場合には、DMA処理
装置21はDMA転送許可信号406と一連の入出力装
置制御信号408とをアクティブにする。
【0166】入出力処理装置32はDMA転送許可信号
406と一連の入出力装置制御信号408とに応じて、
記憶装置33に対する書き込み、即ち、入出力処理装置
32からの読みだしの場合には入出力処理装置32内部
のデータをデータ信号412に出力する制御を実行し、
また、記憶装置33からの読みだし、即ち、入出力処理
装置32への書き込みの場合にはデータ信号412の内
容を入出力処理装置32内部に書き込むような制御を実
行する。
【0167】このとき、DMA処理装置21は、記憶装
置33に対する書き込み、即ち、入出力処理装置32か
らの読みだしの場合には、入出力処理装置32内部のデ
ータがデータ信号412に出力された時点で、データ信
号412の状態をDMA処理装置21内部の一時記憶手
段に格納するような制御を実行し、また、記憶装置33
からの読みだし、即ち、入出力処理装置32への書き込
みの場合にはデータ信号412にDMA処理装置21内
部の一時記憶手段に格納されている有効なデータを出力
し、入出力処理装置32がこの有効なデータを入出力処
理装置32内部に取り込めるような制御を実行する。
【0168】入出力処理装置32はDMA転送が必要な
くなるとDMA転送要求信号405をインアクティブに
する。
【0169】DMA処理装置21はDMA転送要求信号
405がインアクティブになると、DMA転送許可信号
406をインアクティブにしてDMA転送を終了させる
【0170】なお、DMAデータ転送中に、DMA処理
装置21による記憶装置33と入出力処理装置32間の
データ転送が規定量に達した場合には、DMA処理装置
21はターミナルカウント信号407をアクティブにし
て入出力処理装置32に規定量のDMAデータ転送が終
了したことを通知する。
【0171】入出力処理装置32はターミナルカウント
信号407がアクティブにされると、入出力機器とのデ
ータ転送を中止して、割り込み要求信号409をアクテ
ィブにして中央処理装置31に対しDMAデータ転送完
了割り込みの処理を要求する。
【0172】なお、割り込み要求信号409は、DMA
データ転送完了時のみでなく、入出力処理装置32での
エラー発生などのように中央処理装置31の処理が必要
になった場合にもアクティブになる場合もある。
【0173】ここで、割り込み要求信号409は図3の
実施例においては、DMA処理装置21に入力され、図
2で説明したようにDMA処理装置21内部の一時記憶
手段に格納された有効データを外部の記憶装置に強制的
に書き込むように要求する信号(強制書き込み要求信号
109)として使用され、且つ、DMA処理装置21に
おけるマスク回路(図2の22)の一方の入力として使
用される。
【0174】DMA処理装置21におけるマスク回路2
2の他方の入力には、DMA処理装置21内部の一時記
憶手段に有効なデータが存在するかどうかを示す信号(
図1の有効データ存在信号110)が入力されており、
マスク回路22は、有効データ存在信号110がアクテ
ィブ、即ちDMA処理装置21内部の一時記憶手段に有
効なデータが存在していることを示す状態が入力されて
いるならば、割り込み要求信号410に常にインアクテ
ィブを出力し、有効データ存在信号110がインアクテ
ィブ、即ちDMA処理装置21内部の一時記憶手段に有
効なデータが存在していないことを示す状態が入力され
ているならば、割り込み要求信号410には、割り込み
要求信号409の状態をそのまま出力する。
【0175】また、DMA処理装置21は割り込み要求
信号409がアクティブになると、強制書き込み要求信
号109がアクティブになるため、所定の条件の下に強
制書き込み処理を実行する。
【0176】従って、入出力処理装置32からの割り込
み要求信号409がアクティブになると、有効データ存
在信号110がインアクティブ、即ち、DMA処理装置
21内部の一時記憶手段の中に有効なデータが存在しな
い場合は、割り込み要求信号409の状態が割り込み要
求信号410により直ちに割り込み処理装置34に出力
される。反対に、有効データ存在信号110がアクティ
ブ、即ち、有効なデータが存在する場合には、入出力処
理装置32から入力される割り込み要求信号409の状
態を割り込み処理装置34に報告する動作がマスク回路
22により一時的に保留される。そして、DMA処理装
置21において、強制書き込み要求信号409即ち強制
書き込み要求信号109がアクティブになることにより
、DMA転送方向が記憶装置33への書き込み、即ち入
出力処理装置32からの読みだしの場合には、DMA処
理装置内部の一時記憶手段に格納された有効データを記
憶装置33に強制的に書き込む処理が実行され、これに
よって、一時記憶手段に有効なデータが存在しなくなり
有効データ存在信号110がインアクティブになると、
その時点で、入出力処理装置32から入力された割り込
み要求信号409の状態が割り込み処理装置34に報告
される。
【0177】強制書き込みは以下のように行なわれる。 即ち、DMA処理装置21はバスホールド要求信号40
2をアクティブにし、中央処理装置31に対して記憶装
置33の制御権を要求し、中央処理装置31はバスホー
ルド要求信号402がアクティブになるとアドレス信号
401と一連の記憶装置制御信号404と一連のデータ
信号411とを伝える信号線をDMA処理装置21に明
け渡し、明け渡したことを示すバスホールド許可信号4
03をアクティブにする。DMA処理装置21は、バス
ホールド許可信号403がアクティブになると、一連の
アドレス信号401と一連の記憶装置制御信号404と
一連のデータ信号411との制御を開始し、アドレス信
号401が示す記憶装置33の番地にデータ信号411
の状態を書き込むような制御を実行し、それとともに、
DMA処理装置21内部の一時記憶手段に格納されたデ
ータをデータ信号411に出力する制御を実行する。こ
の時の記憶装置制御信号404とDMA処理装置21内
部の一時記憶手段の制御信号(図1の113)とは同期
しており、DMA処理装置21は、内部の一時記憶手段
の制御信号113のタイミングで一時記憶手段に格納さ
れているデータをデータ信号411に出力して記憶装置
33に伝搬させ、記憶装置制御信号404を一時記憶手
段に格納されているデータが記憶装置33まで伝搬した
タイミングでアドレス信号401が示す番地に取り込む
ように制御する。
【0178】なお、割り込み処理装置34は割り込み要
求信号410がアクティブになると、その他の中央処理
装置に対する図示しない割り込み要求信号と上述の割り
込み要求信号410との優先順位を判断して、最も優先
度が高い割り込み要求を割り込み要求信号413を使用
して中央処理装置31に伝える。割り込み要求信号41
0が最も優先度が高い場合には、上述の入出力処理装置
32からの割り込み要求信号409にかかる割り込み要
求信号410に対する処理を中央処理装置31が実行す
る。
【0179】図9を引用して説明した従来の情報処理装
置においては、前述したように、DMA処理装置92内
部の一時記憶手段を介してデータ転送を実行するために
入出力処理装置93に対するアクセスの時期と記憶装置
94に対するアクセスの時期が異なり、DMAデータ転
送方向が記憶装置94への書き込み、即ち、入出力処理
装置93からの読みだしの場合に記憶装置94と入出力
処理装置93の間のデータの一貫性を確保する手段とし
て、入出力処理装置93から出力される割り込み要求と
、DMA処理装置92から出力される割り込み要求の2
種類の割り込み処理を中央処理装置91が実行する必要
があった。
【0180】これに対し、図3の情報処理装置において
は、入出力処理装置32からの割り込み要求信号409
をDMA処理装置21に入力し、割り込み要求信号40
9がアクティブになった場合、DMA処理装置内部の一
時記憶手段に有効データが保持されているときはこれを
記憶装置33に強制的に書き込み、その間入出力処理装
置32が要求している中央処理装置31への割り込み要
求をDMA処理装置21内部で一時的に保留にし、DM
A処理装置21内部の一時記憶手段に保持されていた有
効データを記憶装置33に書き込んだ時点で、DMA処
理装置21内部に保留していた入出力処理装置32が要
求している中央処理装置31への割り込み要求を割り込
み処理装置34へ出力することにより、記憶装置33と
入出力処理装置32のデータの一貫性を確保することが
できる。従って、従来のように、中央処理装置31がD
MA処理装置21がDMA処理装置内部の一時記憶手段
に保持されている有効データを記憶装置33に書き込ん
だ時点で発生する割り込み要求に対する処理が不用とな
り、図8を引用して説明したフライバイ転送方式のDM
A処理装置82を採用した情報処理装置が、システム性
能向上を目的として、図3の情報処理装置を採用する場
合に、従来のフライバイ転送方式のDMA処理装置82
を採用した情報処理装置の処理プログラムがそのまま実
行できるという効果がある。
【0181】図4は、本発明にかかる情報処理装置の別
の実施例のブロック図であり、図3と同一符号は同一部
分を示す。
【0182】図4の情報処理装置は、図3の実施例の情
報処理装置におけるDMA処理装置21の代わりに図1
のDMA処理装置11を使用し、入出力処理装置32の
代わりに図5に示すような入出力処理装置41を使用し
ている。
【0183】図5を参照すると、入出力処理装置41は
、外部入出力機器との入出力処理を実行し、中央処理装
置31とインターフェイスをとる入出力処理回路42と
、マスク回路43とから構成される。
【0184】信号110は、図1のDMA処理装置11
から入力される、DMA処理装置11内部の一時記憶手
段に有効なデータが存在するかどうかを示す信号、即ち
有効データ存在信号110であり、マスク回路43の一
方の入力になっている。
【0185】信号409は、入出力処理回路42から出
力される、入出力処理装置41が中央処理装置31の処
理を必要とするときに出力する入出力処理回路42から
の割り込み要求信号であり、本信号409はマスク回路
43の他方の入力になるとともに、強制書き込み要求信
号109としてDMA処理装置11に対して出力される
【0186】信号501は、マスク回路43の出力信号
であり、入出力処理装置41が中央処理装置31に割り
込み処理を要求する場合にアクティブになる信号として
使用される。
【0187】マスク回路43は、有効データ存在信号1
10がアクティブ、即ちDMA処理装置11内部の一時
記憶手段に有効なデータが存在していることを示す状態
が入力されているならば、割り込み要求信号501を常
にインアクティブにし、有効データ存在信号110がイ
ンアクティブ、即ち、DMA処理装置11内部の一時記
憶手段に有効なデータが存在していないことを示す状態
が入力されているならば、割り込み要求信号501に割
り込み要求信号409の状態をそのまま出力する。
【0188】図5の入出力処理装置41は、上述のよう
な構成を有するため、有効データ存在信号110がイン
アクティブ、即ち、DMA処理装置11内部の一時記憶
手段の中に有効なデータが存在しない場合は、入出力処
理回路42からの割り込み要求信号409の状態をその
まま割り込み要求信号501として割り込み処理装置3
4を経由して中央処理装置31に出力する。また、有効
データ存在信号110がアクティブ、即ち、有効なデー
タが存在する場合においては、入出力処理回路42から
の割り込み要求信号409の状態がアクティブになって
も、即ち入出力処理回路42が中央処理装置31に処理
を要求しても、割り込み要求信号501は直ちにはアク
ティブにならず、割り込み要求信号409がアクティブ
になることにより、即ち強制書き込み要求信号109が
アクティブになることにより、DMA処理装置11が内
部の一時記憶手段に格納された有効なデータを記憶装置
33に強制的に書き込む処理を実行し、これによって、
DMA処理装置11内部の一時記憶手段に有効なデータ
が存在しなくなって有効データ存在信号110がインア
クティブになった時点で初めて割り込み要求信号501
がアクティブになる。
【0189】さて、図4の情報処理装置において、DM
Aデータ転送中に、DMA処理装置11による記憶装置
33と入出力処理装置41間のデータ転送が規定量に達
した場合には、DMA処理装置11はターミナルカウン
ト信号407をアクティブにして入出力処理装置41に
規定量のDMAデータ転送が終了したことを通知する。
【0190】入出力処理装置41の入出力処理回路42
はターミナルカウント信号407がアクティブにされる
と、入出力機器とのデータ転送を中止して、割り込み要
求信号409をアクティブにする。なお、割り込み要求
信号409は、DMAデータ転送完了時のみでなく、入
出力処理装置41でのエラー発生などのように中央処理
装置31の処理が必要になった場合にもアクティブにな
る場合がある。
【0191】ここで、割り込み要求信号409は図4の
実施例においては、図5に示すようにDMA処理装置1
1に強制書き込み要求信号109として入力されるとと
もに、入出力処理装置41におけるマスク回路43の一
方の入力として使用される。
【0192】入出力処理装置41におけるマスク回路4
3の他方の入力には、DMA処理装置11内部の一時記
憶手段に有効なデータが存在するかどうかを示す有効デ
ータ存在信号110が入力されており、マスク回路43
は、有効データ存在信号110がアクティブ、即ちDM
A処理装置11内部の一時記憶手段に有効なデータが存
在していることを示す状態が入力されているならば、割
り込み要求信号501に常にインアクティブを出力し、
有効データ存在信号110がインアクティブ、即ちDM
A処理装置11内部の一時記憶手段に有効なデータが存
在していないことを示す状態が入力されているならば、
割り込み要求信号501には、割り込み要求信号409
の状態をそのまま出力する。
【0193】従って、入出力処理回路42からの割り込
み要求信号409がアクティブになると、有効データ存
在信号110がインアクティブ、即ち、DMA処理装置
11内部の一時記憶手段の中に有効なデータが存在しな
い場合は、割り込み要求信号409の状態が割り込み要
求信号501により直ちに割り込み処理装置34に出力
される。反対に、有効データ存在信号110がアクティ
ブ、即ち、有効なデータが存在する場合には、入出力処
理回路42からの割り込み要求信号409の状態を割り
込み処理装置34に報告する動作が一時的に保留される
。そして、DMA処理装置11において、強制書き込み
要求信号109がアクティブになることにより、DMA
転送方向が記憶装置33への書き込み、即ち入出力処理
装置41からの読みだしの場合には、DMA処理装置1
1内部の一時記憶手段に格納された有効データを記憶装
置33に強制的に書き込む処理が実行され、これによっ
て一時記憶手段に有効なデータが存在しなくなり、有効
データ存在信号110がインアクティブになると、その
時点で入出力処理装置41における入出力処理回路42
からの割り込み要求信号409の状態がマスク回路43
を通じて割り込み処理装置34に割り込み要求信号50
1として報告される。
【0194】なお、強制書き込み時の動作および通常の
データ転送時の動作は図3の実施例と同様に行なわれる
【0195】上述のように、図4を引用して説明した情
報処理装置においては、図5の入出力処理装置41の入
出力処理回路42からの割り込み要求信号409を強制
書き込み要求信号109として図1のDMA処理装置1
1に入力し、入出力処理回路42からの割り込み要求信
号409がアクティブになった場合、DMA処理装置1
1内部の一時記憶手段に有効データが保持されていると
きはこれを記憶装置33に強制的に書き込み、その間入
出力処理回路42が要求している中央処理装置31への
割り込み要求を入出力処理装置41のマスク回路43で
一時的に保留にし、DMA処理装置11内部の一時記憶
手段に保持された有効データを記憶装置33に書き込ん
だ時点で、保留していた入出力処理回路42が要求して
いる中央処理装置31への割り込み要求を割り込み処理
装置34へ出力することにより、記憶装置33と入出力
処理装置41のデータの一貫性を確保することができる
。従って、従来のように、中央処理装置31がDMA処
理装置11がDMA処理装置内部の一時記憶手段に保持
されている有効データを記憶装置33に書き込んだ時点
で発生する割り込み要求に対する処理が不用となり、図
8を引用して説明したフライバイ転送方式のDMA処理
装置82を採用した情報処理装置がシステム性能向上を
目的として、図4の情報処理装置を採用する場合に、従
来のフライバイ転送方式のDMA処理装置を採用した情
報処理装置の処理プログラムがそのまま実行できるとい
う効果がある。
【0196】図6は、本発明にかかる情報処理装置の更
に別の実施例のブロック図であり、図3,図4と同一符
号は同一部分を示す。
【0197】図6の情報処理装置は、図3の実施例の情
報処理装置におけるDMA処理装置21の代わりに図1
のDMA処理装置11を使用し、割り込み処理装置34
の代わりに図7に示すような割り込み処理装置61を使
用している。
【0198】図7を参照すると、割り込み処理装置61
は、各種の中央処理装置31に対する割り込み要求信号
の優先順位を判断して、最も優先度が高い割り込み要求
を割り込み要求信号413を使用して中央処理装置31
に伝える割り込み処理回路62と、マスク回路63とか
ら構成される。
【0199】信号110は、図1のDMA処理装置11
から入力される、DMA処理装置11内部の一時記憶手
段に有効なデータが存在するかどうかを示す信号、即ち
有効データ存在信号110であり、マスク回路63の一
方の入力になっている。
【0200】信号601は、入出力処理装置32から入
力される、入出力処理装置32が中央処理装置31の処
理を必要とするときに出力する入出力処理装置32から
の割り込み要求信号であり、本信号はマスク回路63の
他方の入力になるとともに、強制書き込み要求信号10
9としてDMA処理装置11に対して出力される。
【0201】信号602は、マスク回路63から出力さ
れ、割り込み処理回路62に入力される信号である。
【0202】信号413は、割り込み処理回路62から
出力される信号であり、割り込み処理装置61が外部の
中央処理装置31に割り込み処理を要求する場合に、ア
クティブになる信号である。
【0203】マスク回路63は、有効データ存在信号1
10がアクティブ、即ちDMA処理装置11内部の一時
記憶手段に有効なデータが存在していることを示す状態
が入力されているならば、信号602を常にインアクテ
ィブにし、有効データ存在信号110がインアクティブ
、即ち、DMA処理装置11内部の一時記憶手段に有効
なデータが存在していないことを示す状態が入力されて
いるならば、信号602に入出力処理装置32からの割
り込み要求信号601の状態をそのまま出力する。
【0204】割り込み処理回路62には信号602以外
に、中央処理装置31に対する他の割り込み要求信号(
図示せず)も加えられており、最も優先度の高い割り込
み要求を選択して割り込み要求信号413として中央処
理装置31に入力する。
【0205】図7の割り込み処理装置61は上述のよう
な構成を有するため、有効データ存在信号110がイン
アクティブ、即ち、DMA処理装置11内部の一時記憶
手段の中に有効なデータが存在しない場合は、入出力処
理装置32から入力された割り込み要求信号601の状
態を割り込み処理回路62に出力する。また、有効デー
タ存在信号110がアクティブ、即ち、有効なデータが
存在する場合においては、入出力処理装置32から入力
された割り込み要求信号601の状態がアクティブにな
っても、即ち入出力処理装置32が中央処理装置31に
処理を要求しても、信号602は直ちにはアクティブに
ならず、割り込み要求信号601がアクティブになるこ
とにより、即ち強制書き込み要求信号109がアクティ
ブになることにより、DMA処理装置11が内部の一時
記憶手段に格納された有効なデータを記憶装置33に強
制的に書き込む処理を実行し、これによってDMA処理
装置11内部の一時記憶手段に有効なデータが存在しな
くなって有効データ存在信号110がインアクティブに
なった時点で初めて信号602がアクティブになる。
【0206】そして、信号602がアクティブになると
、割り込み処理回路62の選択対象となり、信号602
にかかる割り込み要求が選択されると、割り込み要求信
号413として中央処理装置31に伝えられる。即ち、
割り込み処理回路62はマスク回路63から入力される
信号602がアクティブになると、その他の中央処理装
置31に対する割り込み要求信号(図示せず)と、上述
の信号602との優先順位を判断して、最も優先度が高
い割り込み要求を割り込み要求信号413を使用して中
央処理装置31に要求する。マスク回路63から入力さ
れる信号602が最も優先度が高い場合には上述の入出
力処理装置32からの割り込み要求信号601に対する
処理を中央処理装置31が実行する。
【0207】さて、図6の情報処理装置において、DM
Aデータ転送中に、DMA処理装置11による記憶装置
33と入出力処理装置32間のデータ転送が規定量に達
した場合には、DMA処理装置11はターミナルカウン
ト信号407をアクティブにして入出力処理装置32に
規定量のDMAデータ転送が終了したことを通知する。
【0208】入出力処理装置32はターミナルカウント
信号407がアクティブにされると、入出力機器とのデ
ータ転送を中止して、割り込み要求信号601をアクテ
ィブにして中央処理装置31に対してDMA転送終了割
り込み処理を要求する。なお、割り込み要求信号601
は、DMAデータ転送完了時のみでなく、入出力処理装
置32でのエラー発生などのように中央処理装置31の
処理が必要になった場合にもアクティブになる場合があ
る。
【0209】ここで、割り込み要求信号601は図6の
実施例においては、図7に示すように割り込み処理装置
61のマスク回路63の一方の入力になるとともに、D
MA処理装置11内部の一時記憶手段に格納された有効
データを外部の記憶装置33に強制的に書き込むように
要求する強制書き込み要求信号109に変換されてDM
A処理装置11に入力される。
【0210】割り込み処理装置61におけるマスク回路
63の他方の入力には、DMA処理装置11内部の一時
記憶手段に有効なデータが存在するかどうかを示す有効
データ存在信号110が入力されており、マスク回路6
3は、有効データ存在信号110がアクティブ、即ちD
MA処理装置11内部の一時記憶手段に有効なデータが
存在していることを示す状態が入力されているならば、
割り込み処理回路62の入力信号602をインアクティ
ブとし、有効データ存在信号110がインアクティブ、
即ちDMA処理装置11内部の一時記憶手段に有効なデ
ータが存在していないことを示す状態が入力されている
ならば、割り込み処理回路62に対する入力信号602
として、入出力処理装置32からの割り込み要求信号6
01の状態をそのまま出力する。
【0211】従って、入出力処理装置32からの割り込
み要求信号601がアクティブになると、有効データ存
在信号110がインアクティブ、即ち、DMA処理装置
11内部の一時記憶手段の中に有効なデータが存在しな
い場合は、入出力処理装置32から出力された割り込み
要求信号601の状態が信号602により直ちに割り込
み処理回路62に出力される。反対に有効データ存在信
号110がアクティブ、即ち、有効なデータが存在する
場合には、入出力処理装置32から入力される割り込み
要求信号601の状態を割り込み処理回路62に報告す
る動作が一時的に保留される。そして、DMA処理装置
11において、強制書き込み要求信号109がアクティ
ブになることにより、DMA転送方向が記憶装置33へ
の書き込み、即ち入出力処理装置32からの読みだしの
場合には、DMA処理装置11内部の一時記憶手段に格
納された有効データを記憶装置33に強制的に書き込む
処理が実行され、これによって一時記憶手段に有効なデ
ータが存在しなくなり有効データ存在信号110がイン
アクティブになると、その時点で入出力処理装置32か
ら入力された割り込み要求信号601の状態が信号60
2により割り込み処理回路62に出力される。
【0212】なお、強制書き込み時の動作および通常の
データ転送時の動作は図3の実施例と同様である。
【0213】上述のように、図6を引用して説明した情
報処理装置においては、入出力処理装置32の割り込み
要求信号601を図7の割り込み処理装置61に入力す
るとともにDMA処理装置11の有効データ存在信号1
10を割り込み処理装置61に入力し、入出力処理装置
32からの割り込み要求信号601がアクティブになっ
た場合、DMA処理装置11内部の一時記憶手段に有効
データが保持されているときはこれを記憶装置33に強
制的に書き込み、その間入出力処理装置32が要求して
いる中央処理装置31への割り込み要求を割り込み処理
装置61内部で一時的に保留にし、DMA処理装置11
内部の一時記憶手段に保持された有効データを記憶装置
33に書き込んだ時点で、保留していた入出力処理装置
32が要求している中央処理装置31への割り込み要求
を割り込み処理装置61における割り込み処理回路62
へ出力することにより、記憶装置33と入出力処理装置
32のデータの一貫性を確保することができる。従って
、従来のように、中央処理装置31がDMA処理装置1
1がDMA処理装置内部の一時記憶手段に保持されてい
る有効データを記憶装置33に書き込んだ時点で発生す
る割り込み要求に対する処理が不用となり、図8を引用
して説明したフライバイ転送方式のDMA処理装置82
を採用した情報処理装置が、システム性能向上を目的と
して、図6の情報処理装置を採用する場合に、従来のフ
ライバイ転送方式のDMA処理装置を採用した情報処理
装置の処理プログラムがそのまま実行できるという効果
がある。
【0214】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のDMA処
理装置によれば、入出力処理装置から受け取って一時記
憶手段に保持したデータであって記憶装置に未だ転送し
ていないデータが存在するか否かを外部に通知すること
ができると共に、強制書き込み要求信号が入力された場
合には入出力処理装置から受け取って一時記憶手段に保
持したデータであって記憶装置に未だ転送していないデ
ータを記憶装置に強制的に転送することができる。
【0215】また、本発明の情報処理装置によれば、D
MA処理装置と入出力処理装置との間の2サイクル転送
方式のDMAデータ転送時におけるデータの一貫性の確
保を、図8を引用して説明したフライバイ転送方式と同
じ処理を中央処理装置に行わせつつ達成することができ
る。従って、フライバイ転送方式のDMA処理装置を採
用した情報処理装置が、システム性能向上やバイト幅変
換等を目的として2サイクル転送方式のDMA処理装置
を採用する場合においても、中央処理装置の処理プログ
ラムの変更が不要になる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるDMA処理装置の一実施例の内
部ブロック図である。
【図2】本発明にかかるDMA処理装置の別の実施例の
内部ブロック図である。
【図3】本発明にかかる情報処理装置の一実施例のブロ
ック図である。
【図4】本発明にかかる情報処理装置の別の実施例のブ
ロック図である。
【図5】入出力処理装置41の構成例のブロック図であ
る。
【図6】本発明にかかる情報処理装置の更に別の実施例
のブロック図である。
【図7】割り込み処理装置61の構成例のブロック図で
ある。
【図8】一般的なDMA処理装置を使用した情報処理装
置のブロック図である。
【図9】2サイクルデータ転送方式によるDMA処理装
置を使用した情報処理装置のブロック図である。
【符号の説明】
1…転送アドレス発生器 2…転送量カウンタ 3…転送量比較器 4…転送量カウンタ 5…転送制御回路 6…一時記憶手段 11,21…DMA処理装置 22,43,63…マスク回路 31…中央処理装置 32,41…入出力処理装置 33…記憶装置 34,61…割り込み処理装置 42…入出力処理回路 62…割り込み処理回路 101,401…アドレス信号 102,402…バスホールド要求信号103,403
…バスホールド許可信号104,404…記憶装置制御
信号 105,405…DMA転送要求信号 106,406…DMA転送許可信号 107,407…ターミナルカウント信号108,40
8…入出力装置制御信号 109…強制書き込み要求信号 110…有効データ存在信号 111,112,411,412…データ信号113〜
119…信号 409,410,413,501,601…割り込み要
求信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  中央処理装置からアクセス可能な記憶
    装置と入出力処理装置との間のデータ転送を内部の一時
    記憶手段を使用して2サイクル転送方式で行なうDMA
    処理装置において、前記入出力処理装置から受け取って
    前記一時記憶手段に保持したデータであって前記記憶装
    置に未だ転送していないデータが存在するか否かを示す
    有効データ存在信号を外部に出力する手段と、強制書き
    込み要求信号に応答して、前記入出力処理装置から受け
    取って前記一時記憶手段に保持したデータであって前記
    記憶装置に未だ転送していないデータを前記記憶装置に
    転送する手段とを含むことを特徴とするDMA処理装置
  2. 【請求項2】  中央処理装置と、これからアクセス可
    能な記憶装置と、入出力処理装置と、前記記憶装置と前
    記入出力処理装置との間のデータ転送を内部の一時記憶
    手段を使用して2サイクル転送方式で行なうDMA処理
    装置と、割り込み処理装置とを含む情報処理装置におい
    て、前記DMA処理装置は、前記入出力処理装置から受
    け取って前記一時記憶手段に保持したデータであって前
    記記憶装置に未だ転送していないデータが存在するか否
    かを示す有効データ存在信号を出力する手段と、強制書
    き込み要求信号に応答して、前記入出力処理装置から受
    け取って前記一時記憶手段に保持したデータであって前
    記記憶装置に未だ転送していないデータを前記記憶装置
    に転送する手段と、前記有効データ存在信号によって前
    記入出力処理装置からの割り込み要求信号をマスクして
    前記割り込み処理装置に伝達するマスク手段とを含み、
    且つ、前記入出力処理装置のマスク前の割り込み要求信
    号を前記強制書き込み要求信号として前記DMA処理装
    置に与える構成を有することを特徴とする情報処理装置
  3. 【請求項3】  中央処理装置と、これからアクセス可
    能な記憶装置と、入出力処理装置と、前記記憶装置と前
    記入出力処理装置との間のデータ転送を内部の一時記憶
    手段を使用して2サイクル転送方式で行なうDMA処理
    装置と、割り込み処理装置とを含む情報処理装置におい
    て、前記DMA処理装置は、前記入出力処理装置から受
    け取って前記一時記憶手段に保持したデータであって前
    記記憶装置に未だ転送していないデータが存在するか否
    かを示す有効データ存在信号を外部に出力する手段と、
    強制書き込み要求信号に応答して、前記入出力処理装置
    から受け取って前記一時記憶手段に保持したデータであ
    って前記記憶装置に未だ転送していないデータを前記記
    憶装置に転送する手段とを含み、且つ、前記入出力処理
    装置は、前記有効データ存在信号によって自入出力処理
    装置からの割り込み要求信号をマスクして前記割り込み
    処理装置に伝達するマスク手段を備え、更に、前記入出
    力処理装置のマスク前の割り込み要求信号を前記強制書
    き込み要求信号として前記DMA処理装置に与える構成
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】  中央処理装置と、これからアクセス可
    能な記憶装置と、入出力処理装置と、前記記憶装置と前
    記入出力処理装置との間のデータ転送を内部の一時記憶
    手段を使用して2サイクル転送方式で行なうDMA処理
    装置と、割り込み処理装置とを含む情報処理装置におい
    て、前記DMA処理装置は、前記入出力処理装置から受
    け取って前記一時記憶手段に保持したデータであって前
    記記憶装置に未だ転送していないデータが存在するか否
    かを示す有効データ存在信号を外部に出力する手段と、
    強制書き込み要求信号に応答して、前記入出力処理装置
    から受け取って前記一時記憶手段に保持したデータであ
    って前記記憶装置に未だ転送していないデータを前記記
    憶装置に転送する手段とを含み、且つ、前記割り込み処
    理装置は、前記有効データ存在信号によって前記入出力
    処理装置からの割り込み要求信号をマスクするマスク手
    段を備え、更に、前記入出力処理装置のマスク前の割り
    込み要求信号を前記強制書き込み要求信号として前記D
    MA処理装置に与える構成を有することを特徴とする情
    報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0991243A (ja) * 1995-09-25 1997-04-04 Nec Corp データ転送制御装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03157748A (ja) * 1989-11-16 1991-07-05 Fujitsu Ltd パック転送方式dma制御装置

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