JPH04314645A - オ−プニングトリム、及びその成形方法 - Google Patents
オ−プニングトリム、及びその成形方法Info
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- JPH04314645A JPH04314645A JP3108896A JP10889691A JPH04314645A JP H04314645 A JPH04314645 A JP H04314645A JP 3108896 A JP3108896 A JP 3108896A JP 10889691 A JP10889691 A JP 10889691A JP H04314645 A JPH04314645 A JP H04314645A
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Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体側のドア
開口に設けられた内向フランジの周縁に装着されて、ド
アの閉止によりシ−ル作用を果すオ−プニングトリム、
及びその成形方法に関するものである。
開口に設けられた内向フランジの周縁に装着されて、ド
アの閉止によりシ−ル作用を果すオ−プニングトリム、
及びその成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オ−プニングトリム(以下、単にトリム
という)は、断面形状がU字状を呈していて、内部に芯
材が埋設されているアンカ−部と、該アンカ−部の車外
側の部分に一体に設けられて、ドアとの弾接により弾性
変形してシ−ル作用を果たす管状シ−ル部とから成って
いる。このトリムは、これを構成しているアンカ−部が
自動車の車体側のドア開口に設けられた内向フランジの
外側に嵌め込まれて、車体側のドア開口の周縁に装着さ
れる。トリムのアンカ−部は車室内に臨んでいるために
、種々の手段によりこのアンカ−部の色彩を室内色と同
系色にして、その外観を高めている。
という)は、断面形状がU字状を呈していて、内部に芯
材が埋設されているアンカ−部と、該アンカ−部の車外
側の部分に一体に設けられて、ドアとの弾接により弾性
変形してシ−ル作用を果たす管状シ−ル部とから成って
いる。このトリムは、これを構成しているアンカ−部が
自動車の車体側のドア開口に設けられた内向フランジの
外側に嵌め込まれて、車体側のドア開口の周縁に装着さ
れる。トリムのアンカ−部は車室内に臨んでいるために
、種々の手段によりこのアンカ−部の色彩を室内色と同
系色にして、その外観を高めている。
【0003】その手段の一つとして、トリムのアンカ−
部を、室内色と同系色に着色された塩化ビニ−ル樹脂で
、またその管状シ−ル部を軟質ゴムでそれぞれ別体で成
形して、両者を接合させる方法がある。他の手段として
、トリムのアンカ−部及び管状シ−ル部をそれぞれ硬質
ゴム及び軟質ゴムで同時に押出成形して、硬質ゴムで成
形されたアンカ−部にフィルム、布などを貼り合わせて
被覆する方法がある。いずれの方法も押出成形後におい
て、接合、貼り合わせなどのための別工程が必要となっ
て、工数及び製造コストの双方が嵩むと共に、接合、貼
り合わせなどの手段を用いているために、その品質も不
安定であるなどの問題があった。なお、トリムのアンカ
−部と管状シ−ル部とをそれぞれ硬質ゴム及び軟質ゴム
で同時に押出成形する際に、アンカ−部を成形するため
の硬質ゴムに着色する方法も考えられるが、ゴムに対す
る着色では光沢、材質感などの点において不十分であり
、従ってこの方法は採用できない。
部を、室内色と同系色に着色された塩化ビニ−ル樹脂で
、またその管状シ−ル部を軟質ゴムでそれぞれ別体で成
形して、両者を接合させる方法がある。他の手段として
、トリムのアンカ−部及び管状シ−ル部をそれぞれ硬質
ゴム及び軟質ゴムで同時に押出成形して、硬質ゴムで成
形されたアンカ−部にフィルム、布などを貼り合わせて
被覆する方法がある。いずれの方法も押出成形後におい
て、接合、貼り合わせなどのための別工程が必要となっ
て、工数及び製造コストの双方が嵩むと共に、接合、貼
り合わせなどの手段を用いているために、その品質も不
安定であるなどの問題があった。なお、トリムのアンカ
−部と管状シ−ル部とをそれぞれ硬質ゴム及び軟質ゴム
で同時に押出成形する際に、アンカ−部を成形するため
の硬質ゴムに着色する方法も考えられるが、ゴムに対す
る着色では光沢、材質感などの点において不十分であり
、従ってこの方法は採用できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、接合、貼り
合わせなどの別工程を要する手段を用いることなく押出
成形のみによって、トリムのアンカ−部における車内側
部分の色彩を室内色と同系色にして、この部分の光沢、
意匠性を含んだ外観を高めることを課題としている。
合わせなどの別工程を要する手段を用いることなく押出
成形のみによって、トリムのアンカ−部における車内側
部分の色彩を室内色と同系色にして、この部分の光沢、
意匠性を含んだ外観を高めることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、断面形状がU字状を呈して
いて、内部に芯材が埋設されているアンカ−部と、該ア
ンカ−部の車外側の部分に一体に設けられ、軟質ゴムか
ら成形されていてドアとの弾接により弾性変形してシ−
ル作用を果たす管状シ−ル部とから成っていて、自動車
の車体側のドア開口に設けられた内向フランジの周縁に
装着されるトリムにおいて、前記アンカ−部における車
外側部分と、その車内側部分とを、それぞれ硬質ゴム及
び熱可塑性樹脂の異なる材質で成形したことである。
に本発明の採用した手段は、断面形状がU字状を呈して
いて、内部に芯材が埋設されているアンカ−部と、該ア
ンカ−部の車外側の部分に一体に設けられ、軟質ゴムか
ら成形されていてドアとの弾接により弾性変形してシ−
ル作用を果たす管状シ−ル部とから成っていて、自動車
の車体側のドア開口に設けられた内向フランジの周縁に
装着されるトリムにおいて、前記アンカ−部における車
外側部分と、その車内側部分とを、それぞれ硬質ゴム及
び熱可塑性樹脂の異なる材質で成形したことである。
【0006】
【発明の作用】アンカ−部の車内側部分のみが、室内色
と同系色に着色された熱可塑性樹脂で成形されているの
で、樹脂の光沢と相俟って、この部分の外観が高められ
る。また、前工程において管状シ−ル部と、アンカ−部
における車外側部分とをゴムの押出成形により同時に成
形して加硫した後に、アンカ−部における車内側部分を
熱可塑性樹脂の押出成形により成形しているので、アン
カ−部における車外側部分と、その車内側部分とがそれ
ぞれ異なった材質で成形されたトリムを一連の押出成形
のみによって成形できる。このため、工程数を増加させ
ることなく、トリムのアンカ−部における車内側部分の
外観を高められると同時に、押出成形品自体の色彩によ
りアンカ−部の車内側部分の色彩を室内色に合わせられ
るので、トリムとしての品質も安定している。
と同系色に着色された熱可塑性樹脂で成形されているの
で、樹脂の光沢と相俟って、この部分の外観が高められ
る。また、前工程において管状シ−ル部と、アンカ−部
における車外側部分とをゴムの押出成形により同時に成
形して加硫した後に、アンカ−部における車内側部分を
熱可塑性樹脂の押出成形により成形しているので、アン
カ−部における車外側部分と、その車内側部分とがそれ
ぞれ異なった材質で成形されたトリムを一連の押出成形
のみによって成形できる。このため、工程数を増加させ
ることなく、トリムのアンカ−部における車内側部分の
外観を高められると同時に、押出成形品自体の色彩によ
りアンカ−部の車内側部分の色彩を室内色に合わせられ
るので、トリムとしての品質も安定している。
【0007】
【実施例】本発明に係るトリムTは、図8及び図9に示
されるように、アンカ−部1と管状シ−ル部2とが押出
成形により一体成形されたものであって、アンカ−部1
は、断面形状がU字状になっていて、その内周面に複数
本のリップ3が設けられ、内部に帯状の打抜き板から成
る補強用の芯材4が埋設されている。アンカ−部1の車
外側部分1aは硬質ゴムで成形され、その車内側部分1
bは塩化ビニ−ル樹脂などの熱可塑性樹脂で成形されて
いる。アンカ−部1の車外側部分1aに管状シ−ル部2
が一体成形されている。この管状シ−ル部2は、軟質ゴ
ムから成形されていて、ドアとの弾接により弾性変形し
てシ−ル作用を果たす部分である。
されるように、アンカ−部1と管状シ−ル部2とが押出
成形により一体成形されたものであって、アンカ−部1
は、断面形状がU字状になっていて、その内周面に複数
本のリップ3が設けられ、内部に帯状の打抜き板から成
る補強用の芯材4が埋設されている。アンカ−部1の車
外側部分1aは硬質ゴムで成形され、その車内側部分1
bは塩化ビニ−ル樹脂などの熱可塑性樹脂で成形されて
いる。アンカ−部1の車外側部分1aに管状シ−ル部2
が一体成形されている。この管状シ−ル部2は、軟質ゴ
ムから成形されていて、ドアとの弾接により弾性変形し
てシ−ル作用を果たす部分である。
【0008】次に、図1ないし図3を参照にして、上記
したトリムTを成形するための装置の概略について説明
する。第1の成形ダイ11には、図2に示されるように
、アンカ−部1の車外側部分1aと管状シ−ル部2とを
押出すための押出成形口12が設けられ、アンカ−部1
に埋設される芯材4が挿通される芯材挿通穴13が前記
押出成形口12に接続し、かつ第1の成形ダイ11に貫
通して設けられている。押出成形口12における管状シ
−ル部2を成形する部分には、中芯14が配置されてい
る。第1の成形ダイ11は、第1及び第2の各押出機1
5,16からそれぞれ軟質ゴム、及び硬質ゴムの原料が
押出されて供給される。UHF加硫槽17、熱風加硫槽
18、冷却槽19及び引取機21がこの順序で前記第1
の成形ダイ11に接続して設けられている。また、前記
引取機21に接続して第2の成形ダイ22が設けられて
いる。この第2の成形ダイ22は、図3に示されるよう
に、前工程であるゴム押出加硫工程において一体に成形
された管状シ−ル部2とアンカ−部1の車外側部分1a
とを挿通させるための挿通穴23が貫通して設けられ、
アンカ−部1の車内側部分1bを押出すための押出成形
口24が前記挿通穴23に接続して設けられている。第
2の成形ダイ22には、樹脂押出機25から熱可塑性樹
脂が押出される。第2の成形ダイ22に接続して、冷却
槽26及び引取機27が設けられている。第1の成形ダ
イ11から引取機21までの部分において、ゴム押出加
硫成形工程Aにおける成形及び各種処理が行われ、第2
の成形ダイ22から引取機27までの部分において、樹
脂押出成形工程Bにおける成形及び冷却処理が行われる
。
したトリムTを成形するための装置の概略について説明
する。第1の成形ダイ11には、図2に示されるように
、アンカ−部1の車外側部分1aと管状シ−ル部2とを
押出すための押出成形口12が設けられ、アンカ−部1
に埋設される芯材4が挿通される芯材挿通穴13が前記
押出成形口12に接続し、かつ第1の成形ダイ11に貫
通して設けられている。押出成形口12における管状シ
−ル部2を成形する部分には、中芯14が配置されてい
る。第1の成形ダイ11は、第1及び第2の各押出機1
5,16からそれぞれ軟質ゴム、及び硬質ゴムの原料が
押出されて供給される。UHF加硫槽17、熱風加硫槽
18、冷却槽19及び引取機21がこの順序で前記第1
の成形ダイ11に接続して設けられている。また、前記
引取機21に接続して第2の成形ダイ22が設けられて
いる。この第2の成形ダイ22は、図3に示されるよう
に、前工程であるゴム押出加硫工程において一体に成形
された管状シ−ル部2とアンカ−部1の車外側部分1a
とを挿通させるための挿通穴23が貫通して設けられ、
アンカ−部1の車内側部分1bを押出すための押出成形
口24が前記挿通穴23に接続して設けられている。第
2の成形ダイ22には、樹脂押出機25から熱可塑性樹
脂が押出される。第2の成形ダイ22に接続して、冷却
槽26及び引取機27が設けられている。第1の成形ダ
イ11から引取機21までの部分において、ゴム押出加
硫成形工程Aにおける成形及び各種処理が行われ、第2
の成形ダイ22から引取機27までの部分において、樹
脂押出成形工程Bにおける成形及び冷却処理が行われる
。
【0009】引続いて、上記装置を使用した本発明に係
るトリムTの成形を工程順に説明する。第1の成形ダイ
11の芯材挿通穴13には連続した芯材4が挿通されて
、所定速度で走行しており、この芯材4の一部(全幅の
ほぼ3分の1の部分)は、第1の成形ダイ11の押出成
形口12に入り込んでいる。この状態で、第1及び第2
の各ゴム押出機15,16から軟質ゴム及び硬質ゴムの
各原料が別々に供給されて、押出成形口12の部分にお
いて両原料が合流して押出される。このため、図4及び
図6に示されるように、芯材4の一部が硬質ゴムで埋設
されたアンカ−部1の車外側部分1aと、軟質ゴムで中
空状に成形されて前記車外側部分1aに接合された管状
シ−ル部2とが一体となって押出される。この状態で、
各ゴム成形部分が各加硫槽17,18で加硫され、冷却
槽19で冷却された後に引取機21で引取られて、樹脂
成形を行う第2の成形ダイ22に供給される。前工程で
成形されたゴム成形部分(アンカ−部1の車外側部分1
aと管状シ−ル部2の各部分)は、第2の成形ダイ22
に貫通して設けられた挿通穴23に挿通されて走行する
が、芯材4の未成形部分は、その押出成形口24に入り
込んでいる。樹脂押出機25から塩化ビニ−ル樹脂など
の熱可塑性樹脂の溶融原料が第2の成形ダイ22に供給
されていて、芯材4の未成形部分は、この熱可塑性樹脂
に埋設されて、図5及び図7に示されるように、アンカ
−部1の車内側部分1bが樹脂成形される。アンカ−部
1の車内側部分1bを成形する樹脂は、このトリムが使
用される自動車の室内色と同系色に着色されている。第
2の成形ダイ22で樹脂成形された部分を冷却槽26で
冷却して、成形、及び冷却処理を終えたトリムT’を引
取機27で引取る。成形を終えたトリムT’のアンカ−
部1は平板状になっていて、このアンカ−部1を断面形
状がU字状となるように折り曲げると、目的とするトリ
ムTが得られる。
るトリムTの成形を工程順に説明する。第1の成形ダイ
11の芯材挿通穴13には連続した芯材4が挿通されて
、所定速度で走行しており、この芯材4の一部(全幅の
ほぼ3分の1の部分)は、第1の成形ダイ11の押出成
形口12に入り込んでいる。この状態で、第1及び第2
の各ゴム押出機15,16から軟質ゴム及び硬質ゴムの
各原料が別々に供給されて、押出成形口12の部分にお
いて両原料が合流して押出される。このため、図4及び
図6に示されるように、芯材4の一部が硬質ゴムで埋設
されたアンカ−部1の車外側部分1aと、軟質ゴムで中
空状に成形されて前記車外側部分1aに接合された管状
シ−ル部2とが一体となって押出される。この状態で、
各ゴム成形部分が各加硫槽17,18で加硫され、冷却
槽19で冷却された後に引取機21で引取られて、樹脂
成形を行う第2の成形ダイ22に供給される。前工程で
成形されたゴム成形部分(アンカ−部1の車外側部分1
aと管状シ−ル部2の各部分)は、第2の成形ダイ22
に貫通して設けられた挿通穴23に挿通されて走行する
が、芯材4の未成形部分は、その押出成形口24に入り
込んでいる。樹脂押出機25から塩化ビニ−ル樹脂など
の熱可塑性樹脂の溶融原料が第2の成形ダイ22に供給
されていて、芯材4の未成形部分は、この熱可塑性樹脂
に埋設されて、図5及び図7に示されるように、アンカ
−部1の車内側部分1bが樹脂成形される。アンカ−部
1の車内側部分1bを成形する樹脂は、このトリムが使
用される自動車の室内色と同系色に着色されている。第
2の成形ダイ22で樹脂成形された部分を冷却槽26で
冷却して、成形、及び冷却処理を終えたトリムT’を引
取機27で引取る。成形を終えたトリムT’のアンカ−
部1は平板状になっていて、このアンカ−部1を断面形
状がU字状となるように折り曲げると、目的とするトリ
ムTが得られる。
【0010】図10は、上記したようにして成形したト
リムTを、自動車の車体側のドア開口に設けられた内向
フランジ31に装着した状態の断面図である。アンカ−
部1における車内側部分1bは、室内色と同系色で着色
された樹脂で成形されているので、押出成形品のままの
状態において、トリムTのアンカ−部1の車内側部分1
bの外観を高められる。なお、図10において、32,
33は、それぞれドアパネル、及びドアガラスを示す。
リムTを、自動車の車体側のドア開口に設けられた内向
フランジ31に装着した状態の断面図である。アンカ−
部1における車内側部分1bは、室内色と同系色で着色
された樹脂で成形されているので、押出成形品のままの
状態において、トリムTのアンカ−部1の車内側部分1
bの外観を高められる。なお、図10において、32,
33は、それぞれドアパネル、及びドアガラスを示す。
【0011】
【発明の効果】本発明の効果を要約すると、以下の通り
である。(1)トリムのアンカ−部の車内側部分のみが
、室内色と同系色に着色された熱可塑性樹脂で成形され
ているので、押出成形品自体の色彩によってアンカ−部
の車内側部分の色彩を室内色に合わせられ、樹脂の光沢
と相俟って、この部分の光沢、意匠性を含んだ外観が高
められる。(2)従来のような接合、貼り合わせなどの
手段を一切用いることなく、押出成形のみによって、ト
リムのアンカ−部における車内側部分の色彩を室内色と
同系色にできるので、長期間の使用によってもトリムと
しての品質が劣化することはなく、品質的にも安定して
いる。(3)本発明に係るトリムの成形方法は、前工程
において管状シ−ル部と、アンカ−部における車外側部
分とをゴムの押出成形により同時に成形して加硫した後
に、アンカ−部における車内側部分を熱可塑性樹脂の押
出成形により成形する方法であるので、アンカ−部にお
ける車外側部分と、その車内側部分とがそれぞれ異なっ
た材質で成形されたトリムを一連の押出成形のみにより
成形できる。このため、成形工程数の増加がなくなって
、成形コストも下げられる。
である。(1)トリムのアンカ−部の車内側部分のみが
、室内色と同系色に着色された熱可塑性樹脂で成形され
ているので、押出成形品自体の色彩によってアンカ−部
の車内側部分の色彩を室内色に合わせられ、樹脂の光沢
と相俟って、この部分の光沢、意匠性を含んだ外観が高
められる。(2)従来のような接合、貼り合わせなどの
手段を一切用いることなく、押出成形のみによって、ト
リムのアンカ−部における車内側部分の色彩を室内色と
同系色にできるので、長期間の使用によってもトリムと
しての品質が劣化することはなく、品質的にも安定して
いる。(3)本発明に係るトリムの成形方法は、前工程
において管状シ−ル部と、アンカ−部における車外側部
分とをゴムの押出成形により同時に成形して加硫した後
に、アンカ−部における車内側部分を熱可塑性樹脂の押
出成形により成形する方法であるので、アンカ−部にお
ける車外側部分と、その車内側部分とがそれぞれ異なっ
た材質で成形されたトリムを一連の押出成形のみにより
成形できる。このため、成形工程数の増加がなくなって
、成形コストも下げられる。
【図1】本発明に係るトリムTを成形するための装置の
概略図である。
概略図である。
【図2】図1のX1 −X1 線拡大矢視図である。
【図3】図1のX2 −X2 線拡大矢視図である。
【図4】図1のC1 の部分の詳細拡大図である。
【図5】図1のC2 の部分の詳細拡大図である。
【図6】図4のY1 −Y1 線拡大断面図である。
【図7】図5のY2 −Y2 線拡大断面図である。
【図8】トリムTの断面図である。
【図9】トリムTの斜視図である。
【図10】本発明に係るトリムTを自動車の車体側のド
ア開口の周縁に装着した状態の断面図である。
ア開口の周縁に装着した状態の断面図である。
A:ゴム押出加硫成形工程
B:樹脂押出成形工程
T:トリム
1:アンカ−部
1a:アンカ−部の車外側部分
1b:アンカ−部の車内側部分
2:管状シ−ル部
4:芯材
11:第1の成形ダイ
22:第2の成形ダイ
31:内向フランジ
Claims (2)
- 【請求項1】 断面形状がU字状を呈していて、内部
に芯材が埋設されているアンカ−部と、該アンカ−部の
車外側の部分に一体に設けられ、軟質ゴムから成形され
ていてドアとの弾接により弾性変形してシ−ル作用を果
たす管状シ−ル部とから成っていて、自動車の車体側の
ドア開口に設けられた内向フランジの周縁に装着される
オ−プニングトリムであって、前記アンカ−部における
車外側部分と、その車内側部分とが、それぞれ硬質ゴム
及び熱可塑性樹脂の異なる材質で成形されていることを
特徴とするオ−プニングトリム。 - 【請求項2】 断面形状がU字状を呈していて、内部
に芯材が埋設されているアンカ−部と、軟質ゴムから成
形されていて、前記アンカ−部の車外側の部分に一体に
設けられる管状シ−ル部とから成り、前記アンカ−部に
おける車外側部分と、その車内側部分とが、それぞれ硬
質ゴム及び熱可塑性樹脂の異なる材質で成形されている
オ−プニングトリムの成形方法であって、前工程におい
て前記管状シ−ル部と前記アンカ−部における車外側部
分とをゴムの押出成形により同時に成形して加硫し、こ
の工程に連続してアンカ−部における車内側部分を熱可
塑性樹脂の押出成形により成形することを特徴とするオ
−プニングトリムの成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3108896A JPH04314645A (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | オ−プニングトリム、及びその成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3108896A JPH04314645A (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | オ−プニングトリム、及びその成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04314645A true JPH04314645A (ja) | 1992-11-05 |
Family
ID=14496367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3108896A Pending JPH04314645A (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | オ−プニングトリム、及びその成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04314645A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7161676B2 (en) | 2002-06-10 | 2007-01-09 | Dow Global Technologies Inc. | Method for designing a plastic article having a desired appearance |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP3108896A patent/JPH04314645A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7161676B2 (en) | 2002-06-10 | 2007-01-09 | Dow Global Technologies Inc. | Method for designing a plastic article having a desired appearance |
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