JPH04314433A - X線断層撮影装置 - Google Patents

X線断層撮影装置

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JPH04314433A
JPH04314433A JP3082518A JP8251891A JPH04314433A JP H04314433 A JPH04314433 A JP H04314433A JP 3082518 A JP3082518 A JP 3082518A JP 8251891 A JP8251891 A JP 8251891A JP H04314433 A JPH04314433 A JP H04314433A
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JP
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ray
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ray detector
electron beam
arc
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JP3082518A
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Yasuo Saito
泰男 斉藤
Yoshiki Hirao
平尾 芳樹
Mitsuru Hachiman
満 八幡
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はX線断層撮影装置に係り
、特にX線の高速走査が可能であり、かつアーチファク
トの発生が少なく鮮明な断層画像を形成することが可能
なX線断層撮影装置に関する。
【0003】
【従来の技術】人体等の被検体周囲の多方向からX線を
被検体に照射し、被検体を透過したX線の強度を検出器
にて測定し、この測定値を計算機で処理して被検体の断
層面のX線吸収係数分布を得るX線断層撮影装置(X線
CT装置)が、病院等における診断設備として広く普及
している。
【0004】今日一般に普及しているX線CT装置は、
X線源およびX線検出器の配置構造の相違により、第3
世代から第5世代までの種々の方式がある。
【0005】図3は、現在一般に広く普及している第3
世代のX線CT装置の構成を示す概略正面図である。こ
の第3世代のCT装置は、X線管1から被検体2全体を
包み込むように扇状のX線ビーム3を照射し、被検体2
を透過したX線ビーム3の強度を、対向位置に数百個の
アレイ状に配置したX線検出器4に受信させ各角度から
投影データを収集する装置である。X線管1とX線検出
器4とは、被検体2をはさむようにして一体的に形成さ
れており、被検体2を中心として一体に矢印方向に機械
的に回転するように構成される。
【0006】図4は、第4世代のX線CT装置の構成を
示す概略図である。この第4世代のCT装置は、被検体
2の収容空間全周にX線検出器4aを配列固定し、X線
管1aのみを回転させながらX線ビーム3を被検体2に
照射し、被検体2の各方向からの投影データを収集する
装置である。本方式ではX線管1aの回転動作のみで撮
影が実施されるため、機械的に信頼度が高く、かつ撮影
時間も1〜10秒程度に短縮される。
【0007】図5は第5世代方式のX線CT装置の構成
例を示す断面図である。この第5世代方式の装置は、被
検体周囲でのX線源の回転を機械的に行なわず、電子銃
5から発射された電子ビーム6を集束装置7、偏向ヨー
ク8、静電偏向電極9によって加速偏向させて、リング
状に配設したターゲット10の所定位置に衝突せしめX
線ビーム3を発生させている。X線検出器4bは、リン
グ状に形成されたターゲット10の内周にアーク状に配
設される。またターゲット10から照射されたX線ビー
ム3を遮らないようにするため、X線検出器4bの中央
部にX線ビーム3の通路が形成されたり、またはX線検
出器4bとターゲート10とをオフセットして配置する
構造が採用されている。
【0008】この方式によれば、機械的手段に頼ること
なく、電子ビームを偏向させることによって電子的にX
線源の位置をターゲット10上で移動する方式であるた
め、X線源の高速回転が可能であり、50mS程度の撮
影時間と17scan/sec 程度のスキャン速度と
が得られ、超高速撮影が可能となり、特に心臓などの動
く臓器の撮影に極めて有効である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の第
3世代および第4世代のX線CT装置においては、X線
管の構造強度上の問題からX線管を搭載した架台回転部
の回転周期を1秒以下にすることは極めて困難であった
【0010】すなわち、従来X線源としては、一般に負
荷定格が高い回転陽極式X線管が使用されており、この
X線管は、真空容器内に回転自在に保持された陽極とし
ての円板状ターゲットと、このターゲットに対向して配
置され、陰極としてのフィラメントとから構成される。 フィラメントを通電加熱することによって陰極から放出
された電子は陽極に衝突してX線を発生させる。ところ
で、この種のX線管においては、X線の発生効率を高め
るために、タングステン(W)などの高熱容量を有する
金属材で形成した高重量のターゲットを採用している。 しかしX線に変換されない大部分の電子のエネルギーが
熱に変換されターゲット部分は高温度に加熱される。こ
のような高温度環境下で高重量のターゲットを高速回転
自在に保持するシャフトやベアリングの耐性には限度が
あり、この高速回転体を内蔵するX線管全体を架台回転
部とともに回転する場合にも、上記のシャフトおよびベ
アリングの強度が制約となって、回転周期を1秒以下と
する高速回転が困難となっている。
【0011】一方第5世代方式のX線CT装置において
は、図5に示すように、リング状に形成されたターゲッ
ト10の内周側にアーク状にX線検出器4bを配設する
構造を有する。そのためX線源からのX線ビーム3を被
検体2に照射するためには、X線源に近いX線検出器4
bはX線ビーム3を遮らないように、各X線検出器4b
の軸方向中心部にビームの通路を設けたり、またはX線
検出器4bとターゲット10とをオフセット配置するこ
とが必須の要件となる。
【0012】そのため、X線源の位置を代えた場合にお
けるスライス面が同一にならず、アーチファクトが発生
し易く、鮮明で高精度の断層画像が得られにくいという
問題点がある。
【0013】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、X線の高速走査が可能であり、かつ
アーチファクトの発生が少なく、鮮明な断層画像を形成
することが可能なX線断層撮影装置を提供することを目
的とする。 〔発明の構成〕
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係るX線断層撮影装置は、360゜以下の角度
範囲にアーク状に配置され、電子ビームを衝突させるこ
とにより発生したX線ビームをアークの中心部に配置し
た被検体方向に照射するターゲットと、このターゲット
上の電子ビーム照射点を中心とする円弧上に配置され、
上記被検体を透過したX線量を検出するX線検出器と、
アーク状に配置されたターゲットのアーク中心を回転中
心にして、上記X線検出器を回転させる回転機構とを備
えたことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記構成に係るX線断層撮影装置によれば、ア
ーク状に配置されたターゲットに電子ビームを衝突させ
ることにより、ターゲート上のX線発生点の軌道運動を
電磁気的に制御する方式を採用しているため、従来のよ
うなX線管を走査方向に回転移動する必要がなく、ター
ゲットに対する電子ビームの衝突位置に対向するように
X線検出器を回転機構によって機械的に回転することに
より被検体の異なる方位からの透過X線量を測定するこ
とができる。すなわち機械的に回転させる部位はX線検
出器のみであるから、従来のX線管のベアリングシャフ
トの強度に制約されず、X線検出器を高速度で回転させ
ることが可能になり、撮影時間を飛躍的に短縮すること
ができる。
【0016】またX線検出器は、X線源を遮ることなく
回転する構造となるため、従来の第5世代方式のように
X線検出器とターゲットとをオフセット配置する必要が
なく、X線源のターゲットの円周方向のいずれの位置に
設定した場合においてもスライス面は同一となる。その
ためアーチファクトが少なく、鮮明で高精度の断層画像
を再構成することができる。
【0017】
【実施例】次に本発明の一実施例について添付図面を参
照して説明する。図1は本発明装置の一実施例の具体的
な構成を示す装置全体図、図2は本発明装置の一実施例
の構成を示す断面図である。なお、図5に示す従来例と
同一要素には同一符号を付している。
【0018】すなわち本実施例に係るX線断層撮影装置
は、360゜の角度範囲にアーク状に配置され、電子ビ
ーム6を衝突させることにより発生したX線ビーム3を
アークの中心部に配置した被検体2方向に照射するター
ゲット10と、このターゲット10上の電子ビーム照射
点Fを中心とする円弧上に配置され、上記被検体2を透
過したX線量を検出するX線検出器4cと、アーク状に
配置されたターゲットのアーク中心Cを回転中心にして
、上記X線検出器4cを回転させる回転機構11と、X
線検出器4cの回転位置を検出し、その回転位置に対向
するターゲット10の定位置に電子ビーム3の焦点が形
成されるように、電子ビーム3の衝突位置を制御する制
御機構12と、X線検出器4cからのX線ビーム強度信
号をデジタル電気信号に変換するデータ収集装置13と
、デジタル電気信号に基づいて、断層画像を再構成する
データ処理装置14とを備えて構成される。
【0019】また上記制御機構12は、X線検出器4c
の回転角度θを検知し、その回転角度θに対応する電子
ビーム6の照射位置F′を信号として出力する機構制御
ユニット15と、機構制御ユニット15からの出力信号
に基づき、電子ビーム6の焦点がX線検出器4cと対向
するターゲットの定位置に形成されるように、電子ビー
ム6を電磁的に偏向制御しX線発生点を制御するX線制
御ユニット16とから構成される。
【0020】さらにリング状のターゲット10が配置さ
れた面と、上記X線検出器4cが配置された面とが、同
一平面となるように構成されている。
【0021】また図2に示すように、装置本体左端には
、電子ビーム6を放射する電子銃5が配設され、この電
子銃5は真空容器17の一端と接続されている。この真
空容器17は、この真空容器の器壁に設けられた排気孔
に接続されたL型排気管を通して、真空ポンプ18によ
って約10−7Torr程度の真空度に保たれている。 真空容器17の細くくびれ部分の位置に、電子銃5に近
い側から集束装置7としての集束コイル19と偏向装置
、即ちビーム偏向ヨーク8とが設けられている。電子銃
5の開孔から引き出された電子ビーム6は前記集束コイ
ル19によって細く絞られた後前記ビーム偏向ヨーク8
によって所定の角度だけ偏向され、かつ同一立体角を保
ちながらコーン状に回転される。この電子ビーム6は真
空容器17内にリング状に設けられた補助偏向装置、即
ち静電偏向電極9によって再び偏向され真空容器17の
他端付近にリング状に並置されたターゲット10の所定
の電子ビーム照射点F、即ち、X線発生点に衝突しX線
ビーム3を放出する。このターゲット10には、金属パ
イプ20が付設されており、この金属パイプ20内に、
油、水などの冷却媒体を流通せしめることにより、電子
ビーム6の衝突によって、ターゲット10から放出され
る熱が系外に排出されるように構成される。
【0022】電子銃5から放射された電子ビーム6は、
リング状に形成された金属板から成るターゲット10に
衝突することにより、その衝突点、すなわち電子ビーム
照射点FからX線ビーム3が放出される。放出されたX
線ビーム3は、被検体2を包含する撮影領域21を十分
にカバーし得る角度範囲に配置されたX線検出器4cに
よって放出される。X線検出器4cは、機構制御ユニッ
ト15の制御に従って、リング状ターゲット10のアー
ク中心Cを回転中心にして、回転周期が1秒以下の高速
度で回転し、各回転位置における透過X線量を検出する
。また機構制御ユニット15は、X線検出器4cの回転
角度θを検知し、その回転角度θにあるX線検出器4c
に対向するターゲット10の定位置に電子ビーム6の焦
点がくるようにX線制御ユニット16に信号を出力する
。X線制御ユニット16は、電子ビーム6の焦点がター
ゲット10上の定位置に形成されるように、集束装置7
、偏向ヨーク8、静電偏向電極9を電磁的に制御する。 この場合にも、ターゲット10上の焦点位置Fが移動す
る平面と、X線検出器4cの受光面が回転移動する平面
とが同一平面になるように制御される。
【0023】X線検出器4cで検出されたX線ビーム強
度(X線透過量)は、電気信号に変換され、データ収集
装置13にてデジタル変換された後に、データ処理装置
14に送信される。データ処理装置14は、被検体2の
周囲のあらゆる方向から照射されたX線の透過強度の測
定値を基礎にし、画像再構成法を用いて被検体2の断層
面(スライス面)のX線吸収係数を計算し、その結果を
断層画像として、図示しない表示装置に表示する。
【0024】以上のように本実施例に係るX線断層撮影
装置によれば、アーク状に配置されたターゲット10に
電子ビーム6を衝突させることにより、X線発生点Fの
軌道運動を電磁気的に制御し、任意の位置でX線を発生
させる方式を採用しているため、従来のようなX線管を
走査方向に回転移動する必要がなく、ターゲットに対す
る電子ビームの衝突位置に対向するようにX線検出器4
cを回転機構11によって機械的に回転することにより
被検体2の異なる方位からの透過X線量を測定すること
ができる。すなわち機械的に回転させる部位はX線検出
器4cのみであるから、従来のX線管のベアリングシャ
フトの強度に制約されず、X線検出器4cを高速度で回
転させることが可能になり、撮影時間を飛躍的に短縮す
ることができる。
【0025】またX線検出器4cは、X線源を遮ること
なく回転する構造となるため、従来の第5世代方式のよ
うにX線検出器とターゲットとをオフセット配置する必
要がなく、X線源のターゲットの円周方向のいずれの位
置に設定した場合においてもスライス面は同一となる。 そのためアーチファクトが少なく、鮮明で高精度の断層
画像を再構成することができる。
【0026】また本実施例装置によれば、架台(ガント
リー)の回転機構11にはX線検出器4cのみを搭載し
、X線管を搭載する必要がないため、架台の回転部と固
定部とを接続する高圧スリップリングおよびX線発生用
の高周波発生器(HFG)などの高重量設備を搭載する
必要がなくなり、装置のシステム構成が大幅に簡素化さ
れる。
【0027】
【発明の効果】以上説明の通り本発明に係るX線断層撮
影装置によれば、アーク状に配置されたターゲットに電
子ビームを衝突させることにより、ターゲート上のX線
発生点の軌道運動を電磁気的に制御する方式を採用して
いるため、従来のようなX線管を走査方向に回転移動す
る必要がなく、ターゲットに対する電子ビームの衝突位
置に対向するようにX線検出器を回転機構によって機械
的に回転することにより被検体の異なる方位からの透過
X線量を測定することができる。すなわち機械的に回転
させる部位はX線検出器のみであるから、従来のX線管
のベアリングシャフトの強度に制約されず、X線検出器
を高速度で回転させることが可能になり、撮影時間を飛
躍的に短縮することができる。
【0028】またX線検出器は、X線源を遮ることなく
回転する構造となるため、従来の第5世代方式のように
X線検出器とターゲットとをオフセット配置する必要が
なく、X線源のターゲットの円周方向のいずれの位置に
設定した場合においてもスライス面は同一となる。その
ためアーチファクトが少なく、鮮明で高精度の断層画像
を再構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るX線断層撮影装置の一実施例の具
体的な構成を示す装置全体図。
【図2】本発明装置の一実施例を示す概略断面図。
【図3】第3世代のX線断層撮影装置の構成例を示す概
略図。
【図4】第4世代のX線断層撮影装置の構成例を示す概
略図。
【図5】第5世代のX線断層撮影装置の構成例を示す概
略図。
【符号の説明】
1,1a…X線管(X線源) 2  被検体 3  X線ビーム 4,4a,4b,4c…X線検出器 5  電子銃 6  電子ビーム 7  集束装置 8  偏向ヨーク 9  静電偏向電極 10  ターゲット 11  回転機構 12  制御機構 13  データ収集装置 14  データ処理装置 15  機構制御ユニット 16  X線制御ユニット 17  真空容器 18  真空ポンプ 19  集束コイル 20  金属パイプ 21  撮影領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  360゜以下の角度範囲にアーク状に
    配置され、電子ビームを衝突させることにより発生した
    X線ビームをアークの中心部に配置した被検体方向に照
    射するターゲットと、このターゲット上の電子ビーム照
    射点を中心とする円弧上に配置され、上記被検体を透過
    したX線量を検出するX線検出器と、アーク状に配置さ
    れたターゲットのアーク中心を回転中心にして、上記X
    線検出器を回転させる回転機構とを備えたことを特徴と
    するX線断層撮影装置。
  2. 【請求項2】  前記ターゲットが配置される角度範囲
    が360゜であることを特徴とする請求項1記載のX線
    断層撮影装置。
  3. 【請求項3】  前記ターゲットが配置された面と、前
    記X線検出器が配置された面とが、同一平面であること
    を特徴とする請求項1記載のX線断層撮影装置。
  4. 【請求項4】  前記X線検出器の回転位置を検出し、
    その回転位置にあるX線検出器に対向するターゲットの
    定位置に電子ビームの焦点が形成されるように、電子ビ
    ームの衝突位置を制御する制御機構を備えた請求項1記
    載のX線断層撮影装置。
JP08251891A 1991-04-15 1991-04-15 X線断層撮影装置 Expired - Fee Related JP3210357B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114732426A (zh) * 2022-04-06 2022-07-12 四川大学 一种三维超快x光ct成像系统及成像方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114732426A (zh) * 2022-04-06 2022-07-12 四川大学 一种三维超快x光ct成像系统及成像方法

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