JPH04314308A - Fe−Co−Si系合金圧粉磁芯 - Google Patents
Fe−Co−Si系合金圧粉磁芯Info
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- JPH04314308A JPH04314308A JP10677991A JP10677991A JPH04314308A JP H04314308 A JPH04314308 A JP H04314308A JP 10677991 A JP10677991 A JP 10677991A JP 10677991 A JP10677991 A JP 10677991A JP H04314308 A JPH04314308 A JP H04314308A
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Fe−Co−Si系合
金圧粉磁芯に関するもので、特に高周波用磁芯に要求さ
れる磁気特性のうち、高い磁場をかけた時の実効透磁率
を向上せしめたものである。
金圧粉磁芯に関するもので、特に高周波用磁芯に要求さ
れる磁気特性のうち、高い磁場をかけた時の実効透磁率
を向上せしめたものである。
【0002】
【従来の技術】圧粉磁芯はフェライトの出現と共に、一
時衰退の一途を辿ったが、スイッチング電源の小型化と
共に飽和磁束密度が高く、チョークコイルの小型化が可
能なため、再び注目を浴びるようになった。従来用いら
れてきた純鉄及びセンダスト合金の圧粉磁芯は、前者は
飽和磁束密度が15,000G以上有り、飽和磁束密度
は十分であるが、磁歪が大きいため、磁芯に成形後磁気
特性が低下するという問題があった。また後者は飽和磁
束密度は7,500G程度でフェライトの 1.5倍あ
るものの純鉄には及ばない。さらに高周波用磁芯に要求
される磁気特性のうちで実効透磁率は、高い磁場をかけ
た時の値が高くなければならない。
時衰退の一途を辿ったが、スイッチング電源の小型化と
共に飽和磁束密度が高く、チョークコイルの小型化が可
能なため、再び注目を浴びるようになった。従来用いら
れてきた純鉄及びセンダスト合金の圧粉磁芯は、前者は
飽和磁束密度が15,000G以上有り、飽和磁束密度
は十分であるが、磁歪が大きいため、磁芯に成形後磁気
特性が低下するという問題があった。また後者は飽和磁
束密度は7,500G程度でフェライトの 1.5倍あ
るものの純鉄には及ばない。さらに高周波用磁芯に要求
される磁気特性のうちで実効透磁率は、高い磁場をかけ
た時の値が高くなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】Fe−Co−Si系合
金粉末を使用した磁芯は実効透磁率は低いものの高磁場
での透磁率は高く、飽和磁束密度は10,000G以上
で磁歪も低いため、損失が少なければ高周波用圧粉磁芯
用としてセンダスト合金粉末を用いた磁芯より優れてい
る。しかしながらFe−Co−Si系合金粉末を用いた
磁芯は坑磁力が高く、高周波における損失が大きかった
。
金粉末を使用した磁芯は実効透磁率は低いものの高磁場
での透磁率は高く、飽和磁束密度は10,000G以上
で磁歪も低いため、損失が少なければ高周波用圧粉磁芯
用としてセンダスト合金粉末を用いた磁芯より優れてい
る。しかしながらFe−Co−Si系合金粉末を用いた
磁芯は坑磁力が高く、高周波における損失が大きかった
。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこれに鑑み種々
検討の結果、Fe−Co−Si系合金にAlを1〜5w
t%(以下wt%を%と略記)含有させることにより坑
磁力を低下させ得ることを知見し、更に検討の結果透磁
率を改善し、高周波における損失が少ないFe−Co−
Si系合金圧粉磁芯を開発したものである。
検討の結果、Fe−Co−Si系合金にAlを1〜5w
t%(以下wt%を%と略記)含有させることにより坑
磁力を低下させ得ることを知見し、更に検討の結果透磁
率を改善し、高周波における損失が少ないFe−Co−
Si系合金圧粉磁芯を開発したものである。
【0005】即ち本発明は、Co:2〜30%,Si:
3〜12%,Al:1〜5%,残部Feより成る合金組
成を有し、厚みが 0.2〜10μm、アスペクト比2
〜100 を有するフレーク状磁性粉末及びバイタンー
より成ることを特徴とするものである。
3〜12%,Al:1〜5%,残部Feより成る合金組
成を有し、厚みが 0.2〜10μm、アスペクト比2
〜100 を有するフレーク状磁性粉末及びバイタンー
より成ることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明において、Co含有量を2〜30%とし
たのは、2%未満では高い飽和磁束密度が得られず、3
0%を越えると透磁率が低下し、坑磁力が高くなり、高
周波用磁芯として使えなくなるためである。Si含有量
を3〜12としたのは、Si含有量が3%未満でも、1
2%を越えても透磁率が低く、坑磁力が高くなって、磁
芯として使えなくなるためである。
たのは、2%未満では高い飽和磁束密度が得られず、3
0%を越えると透磁率が低下し、坑磁力が高くなり、高
周波用磁芯として使えなくなるためである。Si含有量
を3〜12としたのは、Si含有量が3%未満でも、1
2%を越えても透磁率が低く、坑磁力が高くなって、磁
芯として使えなくなるためである。
【0007】また磁性粉の厚みを 0.2〜10μmと
したのは、 0.2μm未満では磁芯の透磁率が低く、
しかも坑磁力が高くなり、磁芯として使えなくなるため
であり、また10μmを越えると透磁率が高くなるのに
必要とされる十分なアスペクト比のフレーク粉末が得ら
れなくなるためである。またアスペクト比を2〜100
としたのは、2未満では十分な透磁率が得られず、
100を越えるアスペクト比のフレーク粉末を得ること
は困難なためである。
したのは、 0.2μm未満では磁芯の透磁率が低く、
しかも坑磁力が高くなり、磁芯として使えなくなるため
であり、また10μmを越えると透磁率が高くなるのに
必要とされる十分なアスペクト比のフレーク粉末が得ら
れなくなるためである。またアスペクト比を2〜100
としたのは、2未満では十分な透磁率が得られず、
100を越えるアスペクト比のフレーク粉末を得ること
は困難なためである。
【0008】
【実施例】以下本発明を実施例について説明する。表1
に示す組成のFe−Co−Si−Al合金溶湯をガスア
トマイズ法により、 100メッシュ以下の粉末とし、
更にアトライターにてフレーク状粉末とし、粉末状フェ
ノール樹脂を5%混合し、 150℃の金型で8 to
n/cm2 の圧力で圧縮成形し、外径10mm、内径
6mm、高さ5mmの磁気測定用試料を作成した。
に示す組成のFe−Co−Si−Al合金溶湯をガスア
トマイズ法により、 100メッシュ以下の粉末とし、
更にアトライターにてフレーク状粉末とし、粉末状フェ
ノール樹脂を5%混合し、 150℃の金型で8 to
n/cm2 の圧力で圧縮成形し、外径10mm、内径
6mm、高さ5mmの磁気測定用試料を作成した。
【0009】これ等の試料について、比重、坑磁力(O
e)、実効透磁率、飽和磁束密度(G)を測定し、その
結果を表1及び表2に示す。実効透磁率は1MHzにお
ける実効透磁率をLCRメーターで測定し、坑磁力は直
流B−Hカーブトレーサーで10Oeまで磁場をかけた
時の値で示した。飽和磁束密度は振動試料型磁力計で測
定し、10KOeまで磁場をかけた時の値で示した。
e)、実効透磁率、飽和磁束密度(G)を測定し、その
結果を表1及び表2に示す。実効透磁率は1MHzにお
ける実効透磁率をLCRメーターで測定し、坑磁力は直
流B−Hカーブトレーサーで10Oeまで磁場をかけた
時の値で示した。飽和磁束密度は振動試料型磁力計で測
定し、10KOeまで磁場をかけた時の値で示した。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】表1及び表2から明らかなように本発明試
料No.1〜23は坑磁力が 0.1Oe以下、実効透
磁率が50以上で飽和磁束密度が10,000G以上の
良好な磁気特性を示し、1MHz以上の周波数で使用で
きるコアであることが判る。
料No.1〜23は坑磁力が 0.1Oe以下、実効透
磁率が50以上で飽和磁束密度が10,000G以上の
良好な磁気特性を示し、1MHz以上の周波数で使用で
きるコアであることが判る。
【0013】これに対しCo含有量が1%未満である比
較試料No.24の飽和磁束密度は9,000G以下で
あり、Co含有量が30%を越える比較試料No.25
の飽和磁束密度は10,000Gを越えるものの実効透
磁率が25と低くなっている。Si含有量が3%未満で
ある比較試料No.26、12%を越える比較試料No
.27は何れも実効透磁率が50未満となっている。ま
たAl含有量が1%未満の比較試料No.28の実効透
磁率は50未満、12%を越える比較試料No.29の
飽和磁束密度は10,000Gを切っている。
較試料No.24の飽和磁束密度は9,000G以下で
あり、Co含有量が30%を越える比較試料No.25
の飽和磁束密度は10,000Gを越えるものの実効透
磁率が25と低くなっている。Si含有量が3%未満で
ある比較試料No.26、12%を越える比較試料No
.27は何れも実効透磁率が50未満となっている。ま
たAl含有量が1%未満の比較試料No.28の実効透
磁率は50未満、12%を越える比較試料No.29の
飽和磁束密度は10,000Gを切っている。
【0014】またフレーク粉の厚みが 0.2μm以下
の比較試料No.30の実効透磁率は50未満で、比重
も 4.8と低く、飽和磁束密度も 9,000Gと低
くなっている。フレーク粉の厚みが10μmを越える比
較試料No.31のアスペクト比は2未満となっており
、実効透磁率も35と低くなっている。またアスペクト
比が1である粒状粉末よりなる比較試料No.32の透
磁率は30と低くなっている。
の比較試料No.30の実効透磁率は50未満で、比重
も 4.8と低く、飽和磁束密度も 9,000Gと低
くなっている。フレーク粉の厚みが10μmを越える比
較試料No.31のアスペクト比は2未満となっており
、実効透磁率も35と低くなっている。またアスペクト
比が1である粒状粉末よりなる比較試料No.32の透
磁率は30と低くなっている。
【0015】
【発明の効果】このように本発明によれば、Fe−Co
−Si系合金圧粉磁芯の坑磁力を低下させ、更に透磁率
を改善し、高周波における損失を少なくすることができ
るもので、工業上顕著な効果を奏するものである。
−Si系合金圧粉磁芯の坑磁力を低下させ、更に透磁率
を改善し、高周波における損失を少なくすることができ
るもので、工業上顕著な効果を奏するものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 Co:2〜30wt%,Si:3〜1
2wt%,Al:1〜5wt%,残部Feより成る合金
組成を有し、厚みが 0.2〜10μm、アスペクト比
2〜100を有するフレーク状磁性粉末及びバインダー
より成るFe−Co−Si系合金圧粉磁芯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10677991A JPH04314308A (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | Fe−Co−Si系合金圧粉磁芯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10677991A JPH04314308A (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | Fe−Co−Si系合金圧粉磁芯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04314308A true JPH04314308A (ja) | 1992-11-05 |
Family
ID=14442396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10677991A Pending JPH04314308A (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | Fe−Co−Si系合金圧粉磁芯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04314308A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20180019043A1 (en) * | 2016-07-12 | 2018-01-18 | Tdk Corporation | Soft magnetic metal powder and dust core |
-
1991
- 1991-04-11 JP JP10677991A patent/JPH04314308A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20180019043A1 (en) * | 2016-07-12 | 2018-01-18 | Tdk Corporation | Soft magnetic metal powder and dust core |
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