JPH04313B2 - - Google Patents

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JPH04313B2
JPH04313B2 JP57234688A JP23468882A JPH04313B2 JP H04313 B2 JPH04313 B2 JP H04313B2 JP 57234688 A JP57234688 A JP 57234688A JP 23468882 A JP23468882 A JP 23468882A JP H04313 B2 JPH04313 B2 JP H04313B2
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Masashi Naito
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野: この発明は、紙幣の真偽を識別する装置に関す
る。
発明の技術的背景: 従来、紙幣の真偽を識別するものとしては、2
つの方法が1般に知られている。第1の方法は、
正規化された光学的パターン又は磁気的パターン
を求めこれらを予め設定されたパターンと比較し
て行なうものであり、第2の方法は紙幣の検出信
号の光学的及び磁気的検出量の積分値を求め、そ
の値自体を予め設定された値と比較して行なうも
のである。
以下具体的に説明すると、先ず第1の方法とし
ては特開昭57−100590号公報に記載された装置が
存在し、この装置は第8図に示すように、被判別
紙幣を複数の区間に分割してその各区間毎に検出
部200の検出信号を積分することにより区間積
分値Dを全区間にわたつて区間積分器201で求
めると共に、全体積分器202で被判別紙幣全体
にわたつて積分し全体積分値Eを求め、区間積分
値Dを記憶部203に記憶してスムージング部2
04でスムージングして正規化部205に入力
し、各区間積分値を全体積分値Eで除算して検出
パターンの正規化を行ない、正規化されたパター
ンとパターン記憶部206からの基準パターンH
とを、差演算部207及び差積分器208で比較
することにより判別部209が紙幣の真偽を識別
するようになつている。従つて、この装置では検
出パターンを一旦正規化して正規化パターンを作
成し比較判別するため、例えば紙幣が流通され摩
擦,消耗によつて薄くなつたり、しわが生じたり
して検出レベルが全体的に上下にバラツク場合で
あつても、そのバラツキを吸収できる。よつて、
検出レベルのバラツキを考慮せずに適切に紙幣を
判別できる。
第2の方法は、第9図A,Bに示すように被識
別紙幣全体にわたつて同図Bの検出信号を積分
し、得られる同図Aの積分値を予め定められた値
と比較するようにしたものであり、その比較の際
には紙幣流通過程において薄くなつたり、しわが
生じたことによつて検出レベルが全体的に上下変
動したバラツキが生じても、適切に判別できるよ
うな許容範囲を設けている。よつて、新しい紙幣
及び流通紙幣の両方共に適切に判別できるように
なつている。
又、この積分値を光学系と磁気系の両方と求め
て識別することも特開昭56−82997号公報に記載
されており公知である。
しかしながら、従来の装置では検出値と基準値
との比較を光学系と磁気系の両方で識別するとき
でも個別に行なつており、磁気複写物や磁気鉛筆
等による偽物に対しては識別が必ずしも完全でな
いといつた欠点があつた。つまり磁気複写や磁気
インクで紙幣を偽造する際、偽造に用いる磁気イ
ンクは真正紙幣のものとは異なつている。そし
て、その磁気インクの特性は真正紙幣のものと差
があり、その差により偽造紙幣の光学系検出量と
磁気系検出量との関係は、真正紙幣のその関係と
は相違するが、従来の方法では検出できなかつ
た。例えばその一例を第10図に示すと、この場
合、偽造用インクで偽造して光学系検出レベルを
基準レベルに合わせようとすると磁気系検出レベ
ルが多少大きくなつてしまい、逆に磁気系検出レ
ベルを基準レベルに合わせようとする光学系検出
レベルが多少ずれてしまうという現象が生じてい
たが、先ず第1の従来例では検出信号を一旦正規
化してしまうため、その差も正規化の段階で吸収
されてしまつていた。なお、第10図において、
PIFは真正紙幣の光学系の積分値を、AIFは真正
紙幣の磁気系の積分値を、△は偽造紙幣の検出レ
ベルを、〇は真正紙幣の検出レベルをそれぞれ示
している。又、第2の従来例の場合でも、真正紙
幣に対する偽造紙幣の光学系検出レベルと磁気系
検出レベルとの関係の差は、第10図に示すよう
に流通過程における摩擦,消耗による影響を考慮
して設けられた特許範囲よりも小さい場合が多
く、単に光学系の検出レベルと磁気系の検出レベ
ルとを個別に見ていた場合では、どちらも基準値
内になつてしまうため偽造紙幣を真紙幣と誤認し
てしまう問題があつた。
発明の目的: それに対して、光学系検出レベルと磁気系検出
レベルの相対関係を示す両者の比は磁気インクの
種類によつて異なり、しかも流通過程における摩
擦,消耗の影響をほとんど受けずに厳しい特許範
囲で真偽を判別できる。従つて、上述の磁気複写
や磁気鉛筆による偽物に対しても確実に識別でき
る。
本願発明はこのような点に着目してなされたも
のであつて、光学系及び磁気系の検出量の相関関
係を見ることによつて紙幣を識別するものであ
る。これにより、紙幣の識別をより正確に行なう
ことができる。
発明の実施例: 第1図A,Bは紙幣識別部の機構を示すもので
あり、紙幣1の挿入口には紙幣挿入を検知するた
めのフオトセンサ2が設けられており、このフオ
トセンサ2の検知信号によつて上下1対ずつ搬送
ベルト3A,3B及び4A,4Bが駆動されるよ
うになつている。搬送レベル3A,4Aはプーリ
5,6間に巻回され、搬送レベル3B,4Bはプ
ーリ7,8間に巻回されており、ベルト3A,3
Bと4A,4Bとの中間部の紙幣搬送路には蒲鉾
形状の差動型磁気ヘツド10が配設されると共
に、この下流側にも同様に残留磁気検出型磁気ヘ
ツド11が配設されている。そして、プーリ5,
7の近傍には紙幣1が搬送機構内に取込まれたこ
とを検知するためのフオトセンサ20が設けられ
ており、磁気ヘツド10の手前には搬送される紙
幣の反射光量を検出するためのフオトセンサ21
が設けられている。また、磁気ヘツド10と11
との間には紙幣1に塗付された磁気インクを磁化
するための磁石12が設置されており、磁気ヘツ
ド11の後方には、第2図に示すような長形状の
スリツト22を有するスリツト板23を挟んで配
設された発受光素子で成るフオトセンサ24が設
けられている。このフオトセンサ24が紙幣の搬
送方向と直交するような長形状になつているの
は、紙幣1の全体的な透過光量を測定することに
より、紙幣1の汚れ等に対処するためである。さ
らに、磁気ヘツド10及び11の上方には、搬送
される紙幣1を挟持してガイドするためのフリー
ローラ16及び17が配設されており、プーリ8
には周縁に多数のスリツト25を有する回転板等
で成るフオトインタラプタ26が取付けられてお
り、後述するクロツクパルスを生成するようにな
つている。
一方、紙幣識別の回路系は第3図に示すように
なつており、全体の制御を行なうコンピユータ
(マイクロコンピユータ等;以下、単にCPUとす
る)30を有し、このCPU30にはバスライン
31を介してROM(Read Only Memory)32
とRAM(Random Acc ess Memory)33とが
接続されており、CPU30にはフオトインタラ
プタ26の出力を波形整形回路40で波形整形し
たクロツクパルスCPと、フオトセンサ20の検
出波形を波形整形回路41で波形整形した紙幣検
知信号NDとが入力される。また、フオトセンサ
20の検出信号は増幅器42で増幅された後、積
分器43で積分されてAD変換器44でデイジタ
ル量に変換され、フオトセンサ21の検出信号は
増幅器45で増幅された後、積分器46で積分さ
れてAD変換器47でデイジタル量に変換され、
フオトセンサ24の検出信号は増幅器48で増幅
された後、積分器49で積分されてAD変換器5
0でデイジタル量の変換されそれぞれバスライン
31を経てRAM33に格納される。さらに、差
動型磁気ヘツド10の検出信号DNは差動増幅器
60で増幅され、その増幅信号ASが全波整流の
整流器61及びバンドパスフイルタ62を経て信
号包絡線AFに波形変換され、積分器63で積分
された後にAD変換器64でデイジタル化され
る。同様に、残留磁気検出型磁気ヘツド11の検
出信号も増幅器65で増幅され、その増幅信号
DSが全波整流の整流器66及びローパスフイル
タ67を経て信号包絡線DFに波形変換され、積
分器68で積分された後にAD変換器69でデイ
ジタル化される。そして、CPU30からは積分
器63,49,68,46,43に対してそれぞ
れタイミング信号T1〜T5が、AD変換器6
4,50,69,47,44に対してそれぞれタ
イミング信号T6〜T10が入力され、それら各
動作タイミング的に制御するようになつている。
このような構成において、その動作を図面を参
照して説明する。紙幣1が識別装置の所定位置に
挿入されると、紙幣1がフオトセンサ2により検
知されて搬送ベルト3A,4A,3B,4Bが駆
動され、紙幣1がベルト間に挟まれて移送され
る。搬送ベルトを巻回したプーリ8にはフオトイ
ンタラプタ26が結合されており、紙幣1の搬送
に同期したクロツクパルスCPが波形整形回路4
0から出力され、紙幣1がフオトセンサ20に達
し、波形整形回路41から紙幣検知信号NDが出
力された後にこのクロツクパルスCPをCPU30
で計数する。以後、この計数値に従つてCPU3
0は読取りのタイミング等種種の識別動作を制御
する。以下、種種の識別動作を個々に分けて説明
する。
(1) 磁気的な識別(磁気パターンないしは磁気の
有無); この磁気的な識別には差動型磁気ヘツド10を
用いているが、この磁気ヘツド10は第4図に示
すように、コア101の中央部に巻回された1次
巻線102に正弦波(たとえば5KHz)103を
印加して交流磁界を形成し、コア101の端部に
巻回された2次巻線104で紙幣1の面とシール
ドされている反対側の面との差の出力DNを取出
すようにしたものである。なお、この磁気ヘツド
10の出力DNは、紙幣1の磁気インクが全くな
いときでも微小な正弦波信号が出力されるように
なつており、この磁気ヘツド10では磁気インク
の濃度が一様の部分においても対応した出力が得
られる。このようにして搬送機構で紙幣1が移送
され、この先端部の模様部分が差動型磁気ヘツド
10の位置に達したことが、クロツクパルスCP
の計数値によつて判別されると(紙幣先端部がヘ
ツド位置を通過した直後の時点to)、CPU30か
らのタイミング信号T1によつて積分器63が積
分動作を開始する。ここで、磁気ヘツド10の出
力DNは差動増幅器60により増幅された後、整
流器61で全波整流され、バンドパスフイルタ
(超低域及び高周波数成分をカツト)を介して
(信号AFが)積分器63へ入力される。このよう
な紙幣1の移動により得られる各部波形AS,AF
及びAIは、例えば第5図Aのようになる。なお、
同図Aの時間TOが紙幣1の範囲を示している。
紙幣1が予め設定された距離を進む毎(時点t
1,t2,t3,t4)に、CPU30からのタ
イミング信号T6によつてAD変換器64は積分
器63の積分値AIをデイジタル量に変換し、こ
の値をRAM33に記憶する。このとき、CPU3
0は紙幣1の各区間毎の積分値をRAM33に記
憶された値から減算することにより算出し、この
値を当該区画におけるROM32に記憶された基
準値の範囲と比較し、当該区画毎に“1”又は
“0”を決定してRAM33に順次記憶する。そ
して、紙幣1の後端が差動型磁気ヘツド10を通
過しきる時t4(これは、紙幣1の後端がフオト
センサ20を通過してからのクロツクパルスCP
の計数値により判別)にも、CPU30からのタ
イミング信号T6によつてAD変換器64で積分
器63からの値AIをデイジタル量に変換し、最
終的な積分値AIFとしてRAM33に記憶する。
そして、CPU30はRAM33に順次記憶された
磁気パターンと、予めROM32に記憶されてい
る基準パターンとを比較し、当該磁気パターンと
をの真偽を決定する。この場合、最終的な積分値
(紙幣全体の値)AIFも、予めROM32に記憶さ
れているある特許幅をもつた設定値と比較され、
その特許範囲内なら真券と判別される。なお、最
終的な真偽決定は、以下の各識別を含めてなされ
るものである。
(2) 光学的な識別(光学パターンないしは紙幣全
体の透過光量値); 上述した磁気の場合とほぼ同様であり、フオト
センサ24の出力は増幅器48により増幅され
(信号PS)、積分器49で積分されてタイミング
信号T7に従つてAD変換器50でデイジタル量
に変換され、RAM33に記憶される。そして、
紙幣1の先端部がフオトセンサ24の位置に達し
たことがクロツクパルスCPの計数値により判別
されると(時点t0)、CPU30からのタイミン
グ信号T7で積分が開始される。なお、紙幣1の
移動により得られる波形は、例えば第5図Bのよ
うになる。紙幣1が予め設定された距離を進む毎
(時点t1,t2,t3,t4)に、CPU30か
らのタイミング信号T7に従つてAD変換器50
で当該積分器49の積分値PIをデイジタル量に
変換し、一旦RAM33に記憶する。CPU30は
RAM33の値を減算することにより紙幣1の各
区画毎の透過光量の積分値を求め、その値を当該
区画におけるROM32に予め記憶されている基
準値の範囲と比較し、当該区画毎に“1”又は
“0”を決定して順次RAM33に記憶する。紙
幣1の後端がフオトセンサ24を通過しきるとき
にも積分器49からの値PIをデイジタル量に変
換し、最終的な積分値PIFとして読む込む。そし
て、CPU30がRAM33に順次記憶された光学
パターンと、ROM32に予め記憶されている基
準パターンとを比較し、紙幣全体の積分値PIFも
ROM32に記憶されている設定値の範囲と比較
する。このような分割された区画に対応するパタ
ーンの比較により、紙幣の真偽を識別する。
(3) 磁気量と透過光量の相関関係による識別; 上述の(1)項の磁気的な識別における最終的な積
分値AIFと(2)項の光学的な識別における最終的な
積分値PIFとをRAM33が読出し、CPU30で
除算してその値を一旦RAM33に記憶する。
RAM33に記憶されたこの値を、ROM32に
予め記憶されている基準値の範囲と比較し、その
範囲内ならば磁気量と透過光量に相関関係がある
として真券と判別する。なお、この判別は両方の
積分値AIF及びPIFが得られた後の適当な時期に
行なう。
(4) 磁気インクの種類による識別; ところで、磁気インク(磁気複写物、磁気鉛筆
を含む)は、その種類によりヒステリシスループ
で表わすと、第6図A〜Cに示すような3つのタ
イプに分類されることが実験の結果、判明した。
すなわち、第6図Aのタイプは、磁界の強さHを
最大Hmにしたときの最大磁束密度Bmと、磁界
Hを取り去つたときの残留磁束密度Brとに差が
ほとんど出ないものであり、同図Bのタイプは最
大磁束密度Bmと残留磁束密度Brとにある程度の
差が生じ、残留磁束密度Brもある程度有するも
のである。また、第6図Cのタイプは最大磁束密
度Bmと残留磁束密度Brとに差があり、残留磁束
密度Br自体が非常に小さいものである。これら
特性図から明らかなように、磁気インクが上記3
特性のどのタイプに属するかを検出するには、最
大磁束密度Bmと残留磁束密度Brとを測定して両
者の比(又は差,和,積)を求めれば良い。この
実施例では、上述した差動型磁気ヘツド10によ
る積分値(最大磁束密度Bmの積分値に相当)
と、残留磁気検出型ヘツド11による積分値(残
留磁束密度Brの積分値に相当)との比も求める
ようにしている。
残留磁気検出型磁気ヘツド11の直前には磁石
12が設けられており、紙幣1の磁気インクを一
旦磁化させて磁気ヘツド11位置まで移動させ、
磁気ヘツド11から残留磁気量を検出するように
している。第7図A,Bは差動磁気ヘツド10と
残留磁気検出型ヘツド11の検出点を示すもので
あり、差動型磁気ヘツド10は同図Aのように変
調正弦波103のピーク時に最大磁束密度Bmを
検出するようになつており、残留磁気検出型ヘツ
ド11は同図Bのように磁石12で一旦磁化HO
された紙幣を、ヘツド位置まで移動させて残留磁
束密度Brを検出するようになつている。なお、
残留磁気検出型ヘツド11は変化率を検出するこ
とになるので、厳密には残留磁束密度Br自体を
求めているわけではないが、積分値同志を除算し
てもその値により予め磁気インクの種類を3個の
タイプに分類することができているので問題はな
い。
差動型磁気ヘツド10の検出動作は(1)項の磁気
識別の所で説明したので省略するが、残留磁気検
出型磁気ヘツド11の検出動作もほぼ同様であ
る。すなわち、磁気ヘツド11の出力は増幅器6
5により増幅された後(信号DS)、整流器66で
全波整流され、ローパスフイルタ67を介して
(信号DFが)積分器68に入力される。なお、積
分器68の積分開始時期は、紙幣先端の模様部分
が磁気ヘツド11位置に達した時であり、紙幣1
の移動によつて得られる波形DS,DF及びDIは、
たとえば第5図Cのようになる。そして、紙幣1
の後端が磁気ヘツド11を通過しきる時に、
CPU30からのタイミング信号T8によつてAD
変換器69で積分値DIをデイジタル量に変換し、
その値をRAM33に記憶する。その後、CPU3
0はRAM33に記憶された積分値AI及びDIを読
出し、比AI/DIつまり磁束密度の比Bm/Brを
求めてRAM33に格納する。CPU30は、この
値Bm/Brを予めROM32に記憶されている設
定値と比較し、どの範囲に属するかを比較判別す
ることにより磁気インクの種類を決定する。これ
により、紙幣の金種を判別することができる。
(5) 紙質の識別; 紙幣1の通過を検出しているフオトセンサ20
は、増幅器42、積分器43及びAD変換器44
を介して、紙幣1の透過光量値TIの検出も併せ
て行なうようになつており、フオトセンサ21は
紙幣1の反射光量値の検出を行なつており、増幅
器45で増幅された信号を積分器46で積分し、
その積分値RIをAD変換器47でデイジタル量に
変換している。すなわち、紙幣1がフオトセンサ
20を通過し始めた時、タイミング信号T5によ
つて積分開始され、紙幣1が通過しきつた時にタ
イミング信号T10によつて積分値TIがAD変換
器44でデイジタル量に変換され、RAM33に
記憶される。同様に、紙幣1の反射光がフオトセ
ンサ21に達する位置にまで紙幣1が来た時に積
分値が開始され、紙幣1が通過しきつた時に積分
器46で求められている積分値RIがタイミング
信号T9によつてAD変換器47でデイジタル量
に変換され、RAM33に記憶される。その後、
CPU30はRAM33から格納された積分値RI,
TIを読出して乗算し、その乗算値と予めROM3
2に記憶されている設定値とを比較することによ
り、紙幣1の紙質を識別する。
以上のようにして求めた(1)〜(5)の識別結果か
ら、CPU30は最終的に紙幣1の真偽及び金種
を識別し、その後に積分器63,49,68,4
6,43をそれぞれリセツトする。
発明の効果; 以上のようにこの発明の識別によれば、磁気パ
ターン及び光学パターンの識別に加え、磁気量と
透過光量との相関関係をみるようにしているの
で、より一層確実な識別を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aはこの発明の紙幣搬送機構の一実施例
を示す平面図、同図Bはその側面図、第2図はこ
の発明に用いるスリツト板の一例を示す平面図、
第3図はこの発明の回路構成例を示すブロツク
図、第4図はこの発明に用いる差動型磁気ヘツド
の構造図、第5図A〜Cは第3図の動作例を説明
するためのタイムチヤート、第6図A〜C及び第
7図A,Bはそれぞれこの発明の磁気特性検出の
原理を説明するための図、第8図は従来装置を示
すブロツク構成図、第9図A,Bは従来の他の例
を説明するための図、第10図は従来装置の不都
合を示す図である。 1…紙幣、2,20,24…フオトセンサ、5
〜8…プーリ、10…差動型磁気ヘツド、11…
残留磁気検出型磁気ヘツド、12…磁石、16,
17…フリーローラ、26…フオトインタラプ
タ、30…CPU(コンピユータ等)、31…バス
ライン、32…ROM、33…RAM、43,4
6,49,63,68…積分器、44,47,5
0,64,69…AD変換器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 紙幣に光を照射する光源と、前記紙幣からの
    透過光を受光するフオトセンサと、このフオトセ
    ンサからの検出信号を積分して光学積分値を求め
    る第1の積分器と、前記紙幣の磁気量を検出する
    差動型ヘツドと、この差動型ヘツドの検出信号を
    積分して磁気積分値を求める第2の積分器と、前
    記第1の積分器による光学積分値及び前記第2の
    積分器による磁気積分値の各々について予め定め
    られた第1の基準値と比較する制御部とを備え、
    前記制御部は、更に前記光学積分値及び磁気積分
    値の比を求め、予め定められた第2の基準値と比
    較して前記紙幣の識別をするようにしたことを特
    徴とする紙幣の真偽識別装置。
JP57234688A 1982-12-27 1982-12-27 紙幣の真偽識別装置 Granted JPS59121494A (ja)

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JP57234688A JPS59121494A (ja) 1982-12-27 1982-12-27 紙幣の真偽識別装置

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JPS59121494A JPS59121494A (ja) 1984-07-13
JPH04313B2 true JPH04313B2 (ja) 1992-01-07

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JP57234688A Granted JPS59121494A (ja) 1982-12-27 1982-12-27 紙幣の真偽識別装置

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JPH0812234B2 (ja) * 1987-03-02 1996-02-07 グローリー工業株式会社 磁性薄膜の磁化特性検出方法
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