JPH0431318A - 炭酸カルシウムの二層表面処理方法 - Google Patents
炭酸カルシウムの二層表面処理方法Info
- Publication number
- JPH0431318A JPH0431318A JP13323690A JP13323690A JPH0431318A JP H0431318 A JPH0431318 A JP H0431318A JP 13323690 A JP13323690 A JP 13323690A JP 13323690 A JP13323690 A JP 13323690A JP H0431318 A JPH0431318 A JP H0431318A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- calcium carbonate
- surface treatment
- sodium stearate
- treated
- treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L Calcium carbonate Chemical compound [Ca+2].[O-]C([O-])=O VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L 0.000 title claims abstract description 166
- 229910000019 calcium carbonate Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 83
- 238000004381 surface treatment Methods 0.000 title claims abstract description 43
- RYYKJJJTJZKILX-UHFFFAOYSA-M sodium octadecanoate Chemical compound [Na+].CCCCCCCCCCCCCCCCCC([O-])=O RYYKJJJTJZKILX-UHFFFAOYSA-M 0.000 claims abstract description 29
- MQIUGAXCHLFZKX-UHFFFAOYSA-N Di-n-octyl phthalate Natural products CCCCCCCCOC(=O)C1=CC=CC=C1C(=O)OCCCCCCCC MQIUGAXCHLFZKX-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 22
- BJQHLKABXJIVAM-UHFFFAOYSA-N bis(2-ethylhexyl) phthalate Chemical compound CCCCC(CC)COC(=O)C1=CC=CC=C1C(=O)OCC(CC)CCCC BJQHLKABXJIVAM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 20
- BCKXLBQYZLBQEK-KVVVOXFISA-M Sodium oleate Chemical compound [Na+].CCCCCCCC\C=C/CCCCCCCC([O-])=O BCKXLBQYZLBQEK-KVVVOXFISA-M 0.000 claims abstract description 16
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims abstract description 16
- 239000002075 main ingredient Substances 0.000 claims description 2
- 239000002002 slurry Substances 0.000 abstract description 21
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 9
- 229940049964 oleate Drugs 0.000 abstract description 5
- 239000000843 powder Substances 0.000 abstract description 2
- ZQPPMHVWECSIRJ-KTKRTIGZSA-N oleic acid Chemical compound CCCCCCCC\C=C/CCCCCCCC(O)=O ZQPPMHVWECSIRJ-KTKRTIGZSA-N 0.000 abstract 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 22
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 12
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 12
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 12
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 9
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 7
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 7
- 229910002092 carbon dioxide Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000001569 carbon dioxide Substances 0.000 description 6
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 5
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 5
- 239000012756 surface treatment agent Substances 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- QNICMVJKCYAMIK-UHFFFAOYSA-L disodium octadecanoate Chemical compound [Na+].[Na+].CCCCCCCCCCCCCCCCCC([O-])=O.CCCCCCCCCCCCCCCCCC([O-])=O QNICMVJKCYAMIK-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 4
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 3
- 239000002335 surface treatment layer Substances 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 239000003814 drug Substances 0.000 description 2
- 229940079593 drug Drugs 0.000 description 2
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011882 ultra-fine particle Substances 0.000 description 2
- DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M Ilexoside XXIX Chemical compound C[C@@H]1CC[C@@]2(CC[C@@]3(C(=CC[C@H]4[C@]3(CC[C@@H]5[C@@]4(CC[C@@H](C5(C)C)OS(=O)(=O)[O-])C)C)[C@@H]2[C@]1(C)O)C)C(=O)O[C@H]6[C@@H]([C@H]([C@@H]([C@H](O6)CO)O)O)O.[Na+] DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M 0.000 description 1
- 239000011575 calcium Substances 0.000 description 1
- 150000001669 calcium Chemical class 0.000 description 1
- 229910052791 calcium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001424 calcium ion Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000007865 diluting Methods 0.000 description 1
- 239000002270 dispersing agent Substances 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 230000000668 effect on calcium Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000011734 sodium Substances 0.000 description 1
- 229910052708 sodium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001415 sodium ion Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002562 thickening agent Substances 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[a業上の利用分野]
本発明は炭酸カルシウムの二層表面処理方法に係り、特
に炭酸カルシウムの分散性向上のための表面処理を比較
的低い処理温度にて、超微粒状の炭酸カルシウムであっ
ても均一に、容易かつ効率的に行なうことができ、しか
も、著しく分散性、混合性に優れ、プラスチックへの充
填材として有効な炭酸カルシウムを得ることができる二
層表面処理方法に間する。
に炭酸カルシウムの分散性向上のための表面処理を比較
的低い処理温度にて、超微粒状の炭酸カルシウムであっ
ても均一に、容易かつ効率的に行なうことができ、しか
も、著しく分散性、混合性に優れ、プラスチックへの充
填材として有効な炭酸カルシウムを得ることができる二
層表面処理方法に間する。
[従来の技術]
炭酸カルシウム、特に超微粒状の炭酸カルシウムは、各
種の充填材として従来様々な分野で幅広く用いられてい
る。炭酸カルシウムをプラスチック等の充填材として添
加、混合使用する際、その分散性向上のための表面処理
が必要である。従来、炭酸カルシウムの表面処理は、炭
酸カルシウムスラリーを加熱して、このスラリー中に表
面処理剤を添加して溶解させ、更に炭酸(CO2)ガス
を吹き込んで攪拌することにより行なわれている。しか
して、表面処理剤としては各種のものがあるが、塩化ビ
ニル系プラスチックの充填材としての表面処理には、価
格の面からステアリン酸ナトリ・ラムが最も多く用いら
れている。
種の充填材として従来様々な分野で幅広く用いられてい
る。炭酸カルシウムをプラスチック等の充填材として添
加、混合使用する際、その分散性向上のための表面処理
が必要である。従来、炭酸カルシウムの表面処理は、炭
酸カルシウムスラリーを加熱して、このスラリー中に表
面処理剤を添加して溶解させ、更に炭酸(CO2)ガス
を吹き込んで攪拌することにより行なわれている。しか
して、表面処理剤としては各種のものがあるが、塩化ビ
ニル系プラスチックの充填材としての表面処理には、価
格の面からステアリン酸ナトリ・ラムが最も多く用いら
れている。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、ステアリン酸ナトリウムを炭酸カルシウ
ムの表面処理剤として用いる場合には、次のような問題
点があフた。
ムの表面処理剤として用いる場合には、次のような問題
点があフた。
■ ステアリン酸ナトリウムを溶解するためには、炭酸
カルシウムスラリーを70〜95℃の比較的高い温度に
加熱する必要がある。
カルシウムスラリーを70〜95℃の比較的高い温度に
加熱する必要がある。
■ ステアリン酸ナトリウムのみで処理する場合、これ
を超微粒状の炭酸カルシウム表面に均一にコートするこ
とが不可能である。即ち、炭酸カルシウムの超微粒子が
凝集したり、塊状に集合したりしてしまうため、得られ
る表面処理炭酸カルシウムの処理状況は不均一なものと
なる。このような不均一表面処理炭酸カルシウムをプラ
スチック等の充填剤として添加使用すると、製品の特性
を劣化させるなどの問題を生起するおそれがある。
を超微粒状の炭酸カルシウム表面に均一にコートするこ
とが不可能である。即ち、炭酸カルシウムの超微粒子が
凝集したり、塊状に集合したりしてしまうため、得られ
る表面処理炭酸カルシウムの処理状況は不均一なものと
なる。このような不均一表面処理炭酸カルシウムをプラ
スチック等の充填剤として添加使用すると、製品の特性
を劣化させるなどの問題を生起するおそれがある。
上記■の対策として、従来、炭酸カルシウムスラリーを
希釈して炭酸カルシウム濃度を5〜10重量%重量上程
て表面処理を行なフたり、表面処理剤の使用濃度を下げ
て多段処理を行なうなどの方法が採用されているが、こ
のような低濃度処理では処理効率が悪い。
希釈して炭酸カルシウム濃度を5〜10重量%重量上程
て表面処理を行なフたり、表面処理剤の使用濃度を下げ
て多段処理を行なうなどの方法が採用されているが、こ
のような低濃度処理では処理効率が悪い。
また、上記■の対策としてステアリン酸ナトリウムと共
に各種の分散剤を添加使用する方法もあるが、この方法
は、薬剤コストの高騰を招く上に、炭酸カルシウムへの
悪影響のおそれがあるなど、好ましい解決策とはいえな
い。
に各種の分散剤を添加使用する方法もあるが、この方法
は、薬剤コストの高騰を招く上に、炭酸カルシウムへの
悪影響のおそれがあるなど、好ましい解決策とはいえな
い。
本発明は上記従来の問題点を解決し、炭酸カルシウムの
分散性向上のための表面処理を比較的低い処理温度にて
、超微粒状の炭酸カルシウムであっても均一に、容易か
つ効率的に行なうことができ、しかも、著しく分散性、
混合性に優れ、プラスチック等の充填材として有効な炭
酸カルシウムを得ることができる炭酸カルシウムの二層
表面処理方法を提供することを目的とする。
分散性向上のための表面処理を比較的低い処理温度にて
、超微粒状の炭酸カルシウムであっても均一に、容易か
つ効率的に行なうことができ、しかも、著しく分散性、
混合性に優れ、プラスチック等の充填材として有効な炭
酸カルシウムを得ることができる炭酸カルシウムの二層
表面処理方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
請求項(1)の炭酸カルシウムの二層表面処理方法は、
炭酸カルシウムを、ステアリン酸ナトリウムを主体とし
、ステアリン酸ナトリウムに対して5〜20重量%のオ
レイン酸ナトリウムを含有する混合物を用いて表面処理
した後、ジオクチルフタレートで表面処理することを特
徴とする請求項(2)の炭酸カルシウムの二層表面IA
埋方法は、上記請求項(1)の方法において、前記混合
物を炭酸カルシウムに対して1〜5重量%用い、ジオク
チルフタレートを炭酸カルシウムに対して0.1〜3重
量%用いることを特徴とする 請求項(3)の炭酸カルシウムの二層表面処理方法は、
上記請求項(1)又は(2)の方法において、表面処理
温度が50〜70℃であることを特徴とする。
炭酸カルシウムを、ステアリン酸ナトリウムを主体とし
、ステアリン酸ナトリウムに対して5〜20重量%のオ
レイン酸ナトリウムを含有する混合物を用いて表面処理
した後、ジオクチルフタレートで表面処理することを特
徴とする請求項(2)の炭酸カルシウムの二層表面IA
埋方法は、上記請求項(1)の方法において、前記混合
物を炭酸カルシウムに対して1〜5重量%用い、ジオク
チルフタレートを炭酸カルシウムに対して0.1〜3重
量%用いることを特徴とする 請求項(3)の炭酸カルシウムの二層表面処理方法は、
上記請求項(1)又は(2)の方法において、表面処理
温度が50〜70℃であることを特徴とする。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明においては、まず、ステアリン酸ナトリウムを主
体とし、ステアリン酸ナトリウムに対して5〜20重量
%のオレイン酸ナトリウムを含有する混合物を用いて、
炭酸カルシウムの表面処理を行ない、′!?S1の表面
処理層(以下、単に「第1層」という。)を形成し、次
いで、ジオクチルフタレートで表面処理を行ない第2の
表面処理層(以下、車に「第2層jという。)を形成す
る。
体とし、ステアリン酸ナトリウムに対して5〜20重量
%のオレイン酸ナトリウムを含有する混合物を用いて、
炭酸カルシウムの表面処理を行ない、′!?S1の表面
処理層(以下、単に「第1層」という。)を形成し、次
いで、ジオクチルフタレートで表面処理を行ない第2の
表面処理層(以下、車に「第2層jという。)を形成す
る。
なお、ここで用いる混合物中のオレイン酸ナトリウムが
ステアリン酸ナトリウムに対して5重量%未満であると
、オレイン酸ナトリウムを併用することによるステアリ
ン酸ナトリウムの軟化が不十分であるなど、本発明によ
る十分な改善効果が得られない。一方、オレイン酸ナト
リウムをステアリン酸ナトリウムに対して20重量%を
超えて含有していても効果に差異はないが、表面性状及
びコスト等の点で好ましくない。
ステアリン酸ナトリウムに対して5重量%未満であると
、オレイン酸ナトリウムを併用することによるステアリ
ン酸ナトリウムの軟化が不十分であるなど、本発明によ
る十分な改善効果が得られない。一方、オレイン酸ナト
リウムをステアリン酸ナトリウムに対して20重量%を
超えて含有していても効果に差異はないが、表面性状及
びコスト等の点で好ましくない。
このような表面処理剤を用いて炭酸カルシウムの表面処
理を行なうには、まず炭酸カルシウムのスラリーを調製
する。具体的には炭酸カルシウムを水に分散させてスラ
リーとする0本発明において、この炭酸カルシウムスラ
リーの炭酸カルシウム濃度は従来法よりも高くすること
がで暫、通常20重量%以下であれば十分に均一な表面
処理を行なうことができる。処理効率等を考慮した場合
、この炭酸カルシウムスラリーは10〜20重皿%の濃
度とするのが有利である。
理を行なうには、まず炭酸カルシウムのスラリーを調製
する。具体的には炭酸カルシウムを水に分散させてスラ
リーとする0本発明において、この炭酸カルシウムスラ
リーの炭酸カルシウム濃度は従来法よりも高くすること
がで暫、通常20重量%以下であれば十分に均一な表面
処理を行なうことができる。処理効率等を考慮した場合
、この炭酸カルシウムスラリーは10〜20重皿%の濃
度とするのが有利である。
炭酸カルシウムスラリーは加熱した後、別途、加熱溶解
して調製したステアリン酸ナトリウム−オレイン酸ナト
リウム混合物を添加しながらCO2ガスの吹き込み攪拌
を行なうなどして表面処理を行ない、第1層を形成する
。次に、同様にしてジオクチルフタレートを添加してC
O2ガスの吹き込み攪拌を行なうなどして表面処理を行
ない、第2層を形成する。
して調製したステアリン酸ナトリウム−オレイン酸ナト
リウム混合物を添加しながらCO2ガスの吹き込み攪拌
を行なうなどして表面処理を行ない、第1層を形成する
。次に、同様にしてジオクチルフタレートを添加してC
O2ガスの吹き込み攪拌を行なうなどして表面処理を行
ない、第2層を形成する。
本発明において、この表面処理温度は常温〜95℃まで
の温度で実施可能であるが、作業性や処理効率等の面か
ら特に50〜70℃の範囲で行なうのが好ましい。
の温度で実施可能であるが、作業性や処理効率等の面か
ら特に50〜70℃の範囲で行なうのが好ましい。
なお、表面処理に用いる混合物の添加量は処理する炭酸
カルシウムに対して0.5〜10I!量%、特に1〜5
重量%とするのが好ましい。
カルシウムに対して0.5〜10I!量%、特に1〜5
重量%とするのが好ましい。
方、ジオクチルフタレートは、ステアリン酸ナトリウム
に対して親和力が大きいため、ステアリン酸ナトリウム
をほぼ均一に含有する′s1層上を、更に処理する場合
、少量で十分な処理を行なうことができる。本発明にお
いて、ジオクチルフタレートの添加量は処理する炭酸カ
ルシウムに対して0.1〜3重量%、特に0.5〜1重
量%とするのが好ましい。ジオクチルフタレートの添加
量が3重量%を超えると第2層のジオクチルフタレート
量が多過ぎて炭酸カルシウム同士が凝集する場合があり
、0.1重量%未満ではジオクチルフタレートを用いる
ことによる十分な効果が得られない場合がある。
に対して親和力が大きいため、ステアリン酸ナトリウム
をほぼ均一に含有する′s1層上を、更に処理する場合
、少量で十分な処理を行なうことができる。本発明にお
いて、ジオクチルフタレートの添加量は処理する炭酸カ
ルシウムに対して0.1〜3重量%、特に0.5〜1重
量%とするのが好ましい。ジオクチルフタレートの添加
量が3重量%を超えると第2層のジオクチルフタレート
量が多過ぎて炭酸カルシウム同士が凝集する場合があり
、0.1重量%未満ではジオクチルフタレートを用いる
ことによる十分な効果が得られない場合がある。
また、CO2ガス吹き込みによる攪拌を行なう場合、吹
き込みCO2ガス量には特に制限はないが、通常の場合
、炭酸カルシウムスラリーの体積の1〜100倍、特に
5〜10倍とするのが好ましい。
き込みCO2ガス量には特に制限はないが、通常の場合
、炭酸カルシウムスラリーの体積の1〜100倍、特に
5〜10倍とするのが好ましい。
表面処理時間は特に制限はなく、処理する炭酸カルシウ
ムの量、スラリー濃度、表面処理に用いる混合物やジオ
クチルフタレートの添加量等によっても異なるが、一般
には100kgの炭酸カルシウムを処理する場合、′s
1層の形成のための表面処理時間を5〜60分、好まし
くは10〜20分程度、第2層形成のための表面処理時
間を5〜60分、好ましくは10〜20分程度とされる
。
ムの量、スラリー濃度、表面処理に用いる混合物やジオ
クチルフタレートの添加量等によっても異なるが、一般
には100kgの炭酸カルシウムを処理する場合、′s
1層の形成のための表面処理時間を5〜60分、好まし
くは10〜20分程度、第2層形成のための表面処理時
間を5〜60分、好ましくは10〜20分程度とされる
。
表面処理後は、炭酸カルシウムを常法に従フてスラリー
中から分離回収する。
中から分離回収する。
本発明で表面処理を施す炭酸カルシウムの粒径には特に
制限はないが、本発明の方法は特に0.01〜10μm
、或いはそれ以下の超微粒状炭酸カルシウムの表面処理
に極めて有効である。
制限はないが、本発明の方法は特に0.01〜10μm
、或いはそれ以下の超微粒状炭酸カルシウムの表面処理
に極めて有効である。
[作用]
炭酸カルシウムの表面処理は、ステアリン酸ナトリウム
中のNaイオンと炭酸カルシウム中のCaイオンが交換
して結合することによるものである。ステアリン酸ナト
リウムは、熱水には解けるが、温度が低いと溶解性は大
きく低下する。これに対して、ステアリン酸ナトリウム
に特定量のオレイン酸ナトリウムを添加することにより
、炭酸カルシウムに悪影響を及ぼすことなく、ステアリ
ン酸ナトリウムの溶解性は向上し、低温処理が可能とな
り、また、ステアリン酸ナトリウムの分散性も向上し、
超微粒状の炭酸カルシウムであっても均一に処理するこ
とができるようになる。
中のNaイオンと炭酸カルシウム中のCaイオンが交換
して結合することによるものである。ステアリン酸ナト
リウムは、熱水には解けるが、温度が低いと溶解性は大
きく低下する。これに対して、ステアリン酸ナトリウム
に特定量のオレイン酸ナトリウムを添加することにより
、炭酸カルシウムに悪影響を及ぼすことなく、ステアリ
ン酸ナトリウムの溶解性は向上し、低温処理が可能とな
り、また、ステアリン酸ナトリウムの分散性も向上し、
超微粒状の炭酸カルシウムであっても均一に処理するこ
とができるようになる。
即ち、オレイン酸ナトリウムの添加により得られるステ
アリン酸ナトリウム−オレイン酸ナトリウム混合物の粘
性は、ステアリン酸ナトリウム単独の場合よりも低下し
、熱水に溶解した場合の表面張力は小さく、超微粒状炭
酸カルシウム表面にも均一に付着し、分散性も良好とな
る。
アリン酸ナトリウム−オレイン酸ナトリウム混合物の粘
性は、ステアリン酸ナトリウム単独の場合よりも低下し
、熱水に溶解した場合の表面張力は小さく、超微粒状炭
酸カルシウム表面にも均一に付着し、分散性も良好とな
る。
このようなステアリン酸ナトリウム−オレイン酸ナトリ
ウム混合物で表面処理することにより炭酸カルシウム表
面に形成された第1層上に、更にジオクチルフタレート
で表面処理して第2層を形成することにより、得られる
表面処理炭酸カルシウムのプラスチックへの分散性、混
合性は大幅に向上する。即ち、塩化ビニル樹脂等のプラ
スチックは、ジオクチルフタレートに対して、極めて親
相方が大きいため、このようなジオクチルフタレートの
表面処理層を有する炭酸カルシウムによれば、プラスチ
ックへの混合、分散を非常に均一に行なうことが可能と
される。
ウム混合物で表面処理することにより炭酸カルシウム表
面に形成された第1層上に、更にジオクチルフタレート
で表面処理して第2層を形成することにより、得られる
表面処理炭酸カルシウムのプラスチックへの分散性、混
合性は大幅に向上する。即ち、塩化ビニル樹脂等のプラ
スチックは、ジオクチルフタレートに対して、極めて親
相方が大きいため、このようなジオクチルフタレートの
表面処理層を有する炭酸カルシウムによれば、プラスチ
ックへの混合、分散を非常に均一に行なうことが可能と
される。
しかも、ジオクチルフタレートはステアリン酸ナトリウ
ムに対しても親和力が大きいため、mX層と第2層の親
和力も高く、表面処理性能にも優れる。従って、本発明
によれば、炭酸カルシウムと′s1層、第1層と第2層
が非常に良く付着した表面処理炭酸カルシウムが得られ
、各層による改質効果が十分に発揮される。
ムに対しても親和力が大きいため、mX層と第2層の親
和力も高く、表面処理性能にも優れる。従って、本発明
によれば、炭酸カルシウムと′s1層、第1層と第2層
が非常に良く付着した表面処理炭酸カルシウムが得られ
、各層による改質効果が十分に発揮される。
なお、本発明で得られる表面処理炭酸カルシウムは、プ
ラスチックの中でも最も多用される塩化ビニル樹脂への
充填材として極めて有効であるが、これに限らず、他の
プラスチック、或いは他の材料にも有効に使用し得るこ
とは言うまでもない。
ラスチックの中でも最も多用される塩化ビニル樹脂への
充填材として極めて有効であるが、これに限らず、他の
プラスチック、或いは他の材料にも有効に使用し得るこ
とは言うまでもない。
[実施例]
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。
説明する。
実施例1〜5
第1表に示す濃度の炭酸カルシウム(粒径1μm以下の
超微粒状)−水スラリ−50kgをタンクに入れ、第1
表に示すIA埋湯温度加熱した。
超微粒状)−水スラリ−50kgをタンクに入れ、第1
表に示すIA埋湯温度加熱した。
この炭酸カルシウム−木スラリー中にCO2ガス(スラ
リ一体積の10倍)を吹き込みながら、ステアリン酸ナ
トリウムとステアリン酸ナトリウムに対して第1表に示
す割合のオレイン酸ナトリウムを含む混合物を第1表に
示す割合で添加した。
リ一体積の10倍)を吹き込みながら、ステアリン酸ナ
トリウムとステアリン酸ナトリウムに対して第1表に示
す割合のオレイン酸ナトリウムを含む混合物を第1表に
示す割合で添加した。
なお、この処理時間は20分とした。次に、ジオクチル
フタレートを50℃程度に加熱して同様の条件で添加、
攪拌を行なった。この処理時間は10分とした。処理後
は、炭酸カルシウムをシックナー及びフィルタープレス
によりスラリー中から分離回収した。
フタレートを50℃程度に加熱して同様の条件で添加、
攪拌を行なった。この処理時間は10分とした。処理後
は、炭酸カルシウムをシックナー及びフィルタープレス
によりスラリー中から分離回収した。
得られた表面IA理炭酸カルシウムの特性を下記基準で
評価し、結果を第1表に示した。
評価し、結果を第1表に示した。
i監1
分散性は表面処理した粉末をSEM、粒度分布測定装置
により調べ、その程度を下記基準で評価した。
により調べ、その程度を下記基準で評価した。
O:最良
○:良好
×:悪い
進jL性
混合性はホットロールにより塩化ビニル等のプラスチッ
クに添加して熱間混合し、粒子とプラスチックの状態を
SEM、X線装置により調べ、その結果を下記基準で評
価した。
クに添加して熱間混合し、粒子とプラスチックの状態を
SEM、X線装置により調べ、その結果を下記基準で評
価した。
O:最良
O:良好
×:悪い
比較例1
オレイン酸ナトリウムを用いず、また、ジオクチルフタ
レートによる表面処理を行なわなかったこと以外は、実
施例2と同様にして処理を行ない、得られた表面処理炭
酸カルシウムの特性を調べ、結果を第1表に示した。
レートによる表面処理を行なわなかったこと以外は、実
施例2と同様にして処理を行ない、得られた表面処理炭
酸カルシウムの特性を調べ、結果を第1表に示した。
比較例2
オレイン酸ナトリウムを用いなかったこと以外は、実施
例1と同様にして処理を行ない、得られた表面処理炭酸
カルシウムの特性を調べ、結果を′!J1表に示した。
例1と同様にして処理を行ない、得られた表面処理炭酸
カルシウムの特性を調べ、結果を′!J1表に示した。
比較例3〜5
オレイン酸ナトリウムの使用量を341表に示す量とし
、ジオクチルフタレートによる表面処理を行なわなかっ
たこと以外は、実施例2又は3と同様にして処理を行な
い、得られた表面処理炭酸カルシウムの特性を調べ、結
果をllJt表に示し′s1表より、本発明の方法によ
れば、分散性、配合性が共に良好な表面処理炭酸カルシ
ウムが得られることが明らかである。
、ジオクチルフタレートによる表面処理を行なわなかっ
たこと以外は、実施例2又は3と同様にして処理を行な
い、得られた表面処理炭酸カルシウムの特性を調べ、結
果をllJt表に示し′s1表より、本発明の方法によ
れば、分散性、配合性が共に良好な表面処理炭酸カルシ
ウムが得られることが明らかである。
これに対して、比較例1ではオレイン酸ナトリウムを用
いず、またジオクチルフタレートによる表面処理を行な
っていないため、処理温度50℃の低温で炭酸カルシウ
ムスラリー濃度20重量%の高濃度ではステアリン酸ナ
トリウムの不溶解性及び不均一な付着のために良好な表
面処理炭酸カルシウムが得られない。比較例1に対して
、ジオクチルフタレートによる表面処理を行なった比較
例2ではある程度分散性、配合性が改善されるが、十分
ではない、また、オレイン酸ナトリウムを用いていても
、ジオクチルフタレートによる表面処理を行なっていな
い比較例3〜6でも十分な効果は得られていない。
いず、またジオクチルフタレートによる表面処理を行な
っていないため、処理温度50℃の低温で炭酸カルシウ
ムスラリー濃度20重量%の高濃度ではステアリン酸ナ
トリウムの不溶解性及び不均一な付着のために良好な表
面処理炭酸カルシウムが得られない。比較例1に対して
、ジオクチルフタレートによる表面処理を行なった比較
例2ではある程度分散性、配合性が改善されるが、十分
ではない、また、オレイン酸ナトリウムを用いていても
、ジオクチルフタレートによる表面処理を行なっていな
い比較例3〜6でも十分な効果は得られていない。
[発明の効果]
以上詳述した通り、本発明の炭酸カルシウムの二層表面
処理方法によれば、 ■ 表面処理温度を下げることができ、比較的低温での
処理が可能である。このため加熱コストの低減、作業性
の向上が図れる。
処理方法によれば、 ■ 表面処理温度を下げることができ、比較的低温での
処理が可能である。このため加熱コストの低減、作業性
の向上が図れる。
■ 超微粒状炭酸カルシウムでありでも均一に処理する
ことができる。
ことができる。
■ 比較的高濃度の炭酸カルシウムスラリーに対しても
良好な表面処理を行なえる。
良好な表面処理を行なえる。
■ 薬剤コストの高騰を防止することができる。
■ プラスチックとの分散性、混合性が著しく改善され
た表面処理炭酸カルシウムが得られる。
た表面処理炭酸カルシウムが得られる。
等の効果が奥され、従来表面処理が困難であった超微粒
状炭酸カルシウムであフても、低コストにて容易かつ効
率的に均一な表面処理を施すことが可能とされ、分散性
、配合性等各種充填剤として優れた特性を備える表面処
理炭酸カルシウムを得ることができる。特に、本発明で
得られる表面処理炭酸カルシウムはプラスチックの充填
材として、その特性向上に極めて有効である。
状炭酸カルシウムであフても、低コストにて容易かつ効
率的に均一な表面処理を施すことが可能とされ、分散性
、配合性等各種充填剤として優れた特性を備える表面処
理炭酸カルシウムを得ることができる。特に、本発明で
得られる表面処理炭酸カルシウムはプラスチックの充填
材として、その特性向上に極めて有効である。
Claims (3)
- (1)炭酸カルシウムを、ステアリン酸ナトリウムを主
体とし、ステアリン酸ナトリウムに対して5〜20重量
%のオレイン酸ナトリウムを含有する混合物を用いて表
面処理した後、ジオクチルフタレートで表面処理するこ
とを特徴とする炭酸カルシウムの二層表面処理方法。 - (2)前記混合物を炭酸カルシウムに対して1〜5重量
%用い、ジオクチルフタレートを炭酸カルシウムに対し
て0.1〜3重量%用いる請求項(1)に記載の炭酸カ
ルシウムの二層表面処理方法。 - (3)表面処理温度が50〜70℃である請求項(1)
又は(2)に記載の炭酸カルシウムの二層表面処理方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13323690A JPH0431318A (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 炭酸カルシウムの二層表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13323690A JPH0431318A (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 炭酸カルシウムの二層表面処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0431318A true JPH0431318A (ja) | 1992-02-03 |
Family
ID=15099895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13323690A Pending JPH0431318A (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 炭酸カルシウムの二層表面処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0431318A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11349846A (ja) * | 1998-04-10 | 1999-12-21 | Maruo Calcium Co Ltd | 表面処理炭酸カルシウム填料、その製造方法、並びに該填料を配合してなる樹脂組成物 |
WO2003048046A1 (en) * | 2001-12-03 | 2003-06-12 | Shiraishi Kogyo Kaisha, Ltd. | Material for imparting thixotropy and pasty resin composition |
US6686044B2 (en) | 2000-12-04 | 2004-02-03 | Shiraishi Kogyo Kaisha, Ltd. | Surface-coated calcium carbonate particles, method for manufacturing same, and adhesive |
JP2007520599A (ja) * | 2004-01-23 | 2007-07-26 | ソルヴェイ | 表面処理された炭酸カルシウム粒子 |
JP2010523786A (ja) * | 2007-04-13 | 2010-07-15 | オムヤ・デイベロツプメント・アー・ゲー | 処理無機質充填剤製品を調製する方法、得られた無機質充填剤製品およびこの使用 |
US7865420B1 (en) | 2001-01-22 | 2011-01-04 | Voyager Technologies, Inc. | Real time electronic commerce telecommunication system and method |
US8324301B2 (en) | 2004-12-22 | 2012-12-04 | Solvay (Société Anonyme) | Acid resistant particles of an alkaline earth metal carbonate |
WO2012173114A1 (ja) * | 2011-06-13 | 2012-12-20 | 白石工業株式会社 | 含浸処理炭酸カルシウム、その製造方法、ポリマー組成物及びポリマー前駆体組成物 |
-
1990
- 1990-05-23 JP JP13323690A patent/JPH0431318A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11349846A (ja) * | 1998-04-10 | 1999-12-21 | Maruo Calcium Co Ltd | 表面処理炭酸カルシウム填料、その製造方法、並びに該填料を配合してなる樹脂組成物 |
US6686044B2 (en) | 2000-12-04 | 2004-02-03 | Shiraishi Kogyo Kaisha, Ltd. | Surface-coated calcium carbonate particles, method for manufacturing same, and adhesive |
US7865420B1 (en) | 2001-01-22 | 2011-01-04 | Voyager Technologies, Inc. | Real time electronic commerce telecommunication system and method |
US7186763B2 (en) | 2001-12-03 | 2007-03-06 | Shiraishi Kogyo Kaisha, Ltd. | Material for imparting thixotropy and pasty resin composition |
WO2003048046A1 (en) * | 2001-12-03 | 2003-06-12 | Shiraishi Kogyo Kaisha, Ltd. | Material for imparting thixotropy and pasty resin composition |
JP2007520599A (ja) * | 2004-01-23 | 2007-07-26 | ソルヴェイ | 表面処理された炭酸カルシウム粒子 |
US8324301B2 (en) | 2004-12-22 | 2012-12-04 | Solvay (Société Anonyme) | Acid resistant particles of an alkaline earth metal carbonate |
JP2010523786A (ja) * | 2007-04-13 | 2010-07-15 | オムヤ・デイベロツプメント・アー・ゲー | 処理無機質充填剤製品を調製する方法、得られた無機質充填剤製品およびこの使用 |
WO2012173114A1 (ja) * | 2011-06-13 | 2012-12-20 | 白石工業株式会社 | 含浸処理炭酸カルシウム、その製造方法、ポリマー組成物及びポリマー前駆体組成物 |
JP5312714B2 (ja) * | 2011-06-13 | 2013-10-09 | 白石工業株式会社 | 含浸処理炭酸カルシウム、その製造方法、ポリマー組成物及びポリマー前駆体組成物 |
CN103608292A (zh) * | 2011-06-13 | 2014-02-26 | 白石工业株式会社 | 含浸处理碳酸钙、其制造方法、聚合物组合物和聚合物前体组合物 |
KR20140033114A (ko) * | 2011-06-13 | 2014-03-17 | 시라이시 고교 가부시키가이샤 | 함침 처리 탄산칼슘, 그 제조 방법, 폴리머 조성물 및 폴리머 전구체 조성물 |
JPWO2012173114A1 (ja) * | 2011-06-13 | 2015-02-23 | 白石工業株式会社 | 含浸処理炭酸カルシウム、その製造方法、ポリマー組成物及びポリマー前駆体組成物 |
US9085668B2 (en) | 2011-06-13 | 2015-07-21 | Shiraishi Kogyo Kaisha, Ltd. | Impregnated calcium carbonate, method for producing same, polymer composition, and polymer precursor composition |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2439442A (en) | Process of making hydrophilic carbon black | |
Pham et al. | RETRACTED: Surface modification for stability of nano-sized silica colloids | |
EP0892834B1 (de) | Verfahren zur herstellung agglomeratfreier nanoskaliger eisenoxidteilchen mit hydrolysebeständigem überzug | |
US20080105085A1 (en) | Method Of Production Of High Purity Silver Particles | |
JPH07506081A (ja) | シリカ被覆された無機粒子の改良された製造方法 | |
DE60123976T2 (de) | Titandioxidschlämme mit verbesserter stabilität | |
CN107922210B (zh) | 磁性氧化铁-石墨烯复合材料的制备方法 | |
JPH0431318A (ja) | 炭酸カルシウムの二層表面処理方法 | |
CN105838384A (zh) | 以纳米二氧化硅为载体的土壤钝化修复剂及其制备方法 | |
CN110451549B (zh) | 一种高分散重晶石的制备方法 | |
US4010247A (en) | Method for making water dispersible aluminum hydroxide | |
KR20160075563A (ko) | 침상 탄산스트론튬 미분말 및 그 제조 방법 | |
CN109535770B (zh) | 一种功能化氧化石墨烯及其制备方法和应用 | |
CN114854278B (zh) | 一种纳米氧化铁涂料分散体系的制备工艺 | |
JPH046105A (ja) | 炭酸カルシウムの表面処理方法 | |
CN106082412A (zh) | 一种高效水处理剂及其制备使用方法 | |
JPH0433967A (ja) | 無機粉体の二層表面処理方法 | |
CN110016157A (zh) | 一种树脂球及其制备方法和应用 | |
CN106221142B (zh) | 高阻隔抗紫外聚酯胶带基材 | |
US2951044A (en) | Stable dispersions of metal oxide blends and process for their manufacture | |
CN107892318A (zh) | 一种活性纳米碳酸钙的制备方法 | |
CN112920656A (zh) | 一种硅酸钙镁/聚丙烯酸树脂复合材料及其制备方法、应用 | |
JP3288393B2 (ja) | 塩化ビニルペーストゾル組成物 | |
US2509664A (en) | Manufacture of synthetic rubber | |
US2036570A (en) | Zinc oxide |