JPH04312639A - 住宅ユニットの柱梁接合金具 - Google Patents

住宅ユニットの柱梁接合金具

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JPH04312639A
JPH04312639A JP10470791A JP10470791A JPH04312639A JP H04312639 A JPH04312639 A JP H04312639A JP 10470791 A JP10470791 A JP 10470791A JP 10470791 A JP10470791 A JP 10470791A JP H04312639 A JPH04312639 A JP H04312639A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅ユニットの柱梁接
合金具に係り、住宅ユニットにおいて柱と梁とを接合す
る際に利用できる。
【0002】
【背景技術】図7には、ユニット工法による工業化住宅
を建てる場合に使用されている住宅ユニット10の骨組
み11が示されている。同図によれば、骨組み11は四
隅の4本の柱12の上端間および下端間を短辺梁(住宅
ユニット10の妻側の梁)13と長辺梁(住宅ユニット
10の桁側の梁)14からなる各4本の上梁15、下梁
16で結合することにより構成されている。そして、こ
の骨組み11に壁材や天井材、床材等が工場で取付けら
れて住宅ユニット10が生産される。このように予め工
場で生産された複数の住宅ユニット10をトラックで建
設現場に運び、これらの住宅ユニット10を組合わせる
ことにより図8に示す工業化住宅20が建てられる。
【0003】ところで、前記住宅ユニット10を生産す
る際、前記4本の柱12と各上梁15、下梁16との接
合は、柱梁接合金具25を使用するのが一般的であり、
図6にその詳細が示されている。
【0004】すなわち、同図によれば、接合金具25は
、第1端面部材26と第2端面部材27とからなる一対
の取付部材28と、これら第1、第2端面部材26,2
7を連結する側面部材29および26,27の間に挿入
される補強プレート30とで構成されている。
【0005】前記第1端面部材26には、前記住宅ユニ
ット10の長辺梁14および短辺梁13が接合される接
合部26A,26Bがそれぞれ形成されている。また、
前記第2端面部材27は前記第1端面部材26と略同一
形状に形成されており、第2端面部材27にも長辺梁1
4および短辺梁13が接合される接合部材27A,27
Bがそれぞれ形成されている。
【0006】このような第1、第2端面部材26,27
からなる一対の取付部材28が側面部材29,補強プレ
ート30で連結されて接合金具25が構成されている。 前記住宅ユニット10の柱12は、このような接合金具
25の第1端面部材26に固着されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
柱梁接合金具25では、柱12を接合金具25に溶接す
るには、何人かの作業者が柱12を支えながら他の作業
者が溶接をしなければならない。柱12は長くて支えづ
らい上に不安定である。そのため、溶接がしにくいとい
う問題があり、そのことは同時に、柱12と接合金具2
5との直角度および方向性が出しづらいという問題にも
つながっていた。このように、柱12と接合金具25と
の直角度や方向性等、測定をくり返しながら慎重に溶接
しなくてはならないので、柱12と梁15,16との接
合に多大の時間と労力等を要しており、住宅ユニットの
生産性の向上を阻害するものとなっていた。
【0008】また、柱12は接合金具25の第1端面部
材26の表面にその端部を溶接するだけであり、確実な
溶接が行われないと柱と梁との接合が強度的に弱いもの
になる虞れがある。
【0009】ここに、本発明の目的は、柱と梁との接合
を、簡単に、かつ十分な強度を有して行うことができる
とともに、住宅ユニットの生産性の向上を図れる住宅ユ
ニットの柱梁接合金具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数本の柱お
よびこれらの柱の端部間に互いに直角をなして連結され
る複数本の梁を含み構成される住宅ユニットの柱梁接合
金具であって、上下に互いに平行して設けられ直角をな
す2本の前記梁との接合部をそれぞれ有する水平な第1
、第2の端面部材からなる一対の取付部材と、この一対
の取付部材に固着されるとともに、前記直角をなす2本
の梁との接合部を有する側面部材とを含んでで構成され
、前記第1端面部材には前記柱が挿入される貫通孔が形
成されており、前記第2端面部材にはこの貫通孔に挿入
された前記柱の端面を固着して住宅ユニットの柱梁接合
金具を構成したものである。
【0011】
【作用】このような本発明では、側面部材の上下に、第
1端面部材と第2端面部材からなる一対の取付部材を連
結して柱梁接合金具を構成する。この際、第1、第2端
面部材は互いに平行になるように連結してある。このよ
うな接合金具に柱を接合するには、柱を第1端面部材の
貫通孔から挿入し、柱の端面を第2端面部材の表面に当
接させて固着する。次いで、接合金具に各梁を接合させ
る。
【0012】第1端面部材に貫通孔が形成されており、
柱はこの貫通孔から挿入し、柱の端面が第2端面部材に
当接するまで差し込めばよいので、柱と接合金具との直
角度および方向性が簡単に決まり、時間と労力等が少な
くて済む。また、柱の溶接においては第1端面部材に一
部外周を保持された状態で、柱の端面と第2端面部材と
を溶接することができるので溶接が容易となり、これら
により前記目的が達成される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には本実施例に係るユニット住宅の柱梁接
合金具と柱および梁との関係を示す斜視図が示され、図
2には柱梁接合金具の分解斜視図が示されている。
【0014】これらの図において、符号1は本実施例の
柱梁接合金具、12は正四角筒状の柱、13,14は形
鋼であるCチャンネル材からなる梁をそれぞれ示す。な
お、梁13は前述したように住宅ユニット10の短辺側
(妻側)の梁、梁14は住宅ユニット10の長辺側(桁
側)の梁とする。
【0015】前記柱梁接合金具1は、上下に互いに平行
に設けられている第1、第2端面部材2,3からなる一
対の取付部材4と、これら一対の取付部材4を短辺梁1
3、長辺梁14の高さに保持する断面L字形の側面部材
5とで構成されている。
【0016】前記一対の取付部材4を構成する第1端面
部材2は、図2に示すように、略正方形の板材を基に形
成されており、互いに直角をなす短辺梁13、長辺梁1
4が接合される接合部2A,2Bを有し、この接合部2
A,2Bの一端同士を結んで45度に切断するとともに
、この切断箇所の対角側に切欠き部2Cが形成された形
状とされている。なお、この切欠き部2Cは、住宅ユニ
ット10の柱12が挿通される大きさとされている。
【0017】前記接合部2A,2Bは、図4,5にも詳
細が示されるように、先端部が一旦直角又は略45°に
下方に折曲げられ、梁13,14の上部フランジ13A
,14Aの厚みを確保して、さらに外側に直角又は略4
5°に折曲げられた水平部2Dを有している。つまり、
この水平部2Dが梁13,14のガイド面となり、水平
部2Dと梁13,14の上部フランジ13A,14Aの
内面が当接する形状とされている。
【0018】前記第2端面部材3は、図2に示されるよ
うに、前記第1端面部材2における切欠き部2Cのない
形状、つまり、ダイヤカット状の変形の五角形とされて
いる。そして、この第2端面部材3にも互いに直角をな
す梁13,14が接合される接合部3A,3Bが形成さ
れている。
【0019】この接合部3A,3Bは図4および図5に
詳細が示されるように、短辺梁13と長辺梁14とでは
形状が若干異なっている。すなわち、図4には短辺梁1
3と接合金具1との接合状態が示されており、この図に
よると、第2端面部材3の接合部3Aは、前記第1端面
部材2の接合部2Aと向合った形状とされている。さら
に詳しく述べると、第2端面部材3での接合部3Aは、
その先端部が一旦直角又は略45°に上方に折曲げられ
、短辺梁13の下部フランジ13Bの厚みを確保して、
さらにそこから外側に直角又は45°に折曲げられた水
平部3Cを有している。つまり、この水平部3Cが梁1
3のガイド面となり、水平部3Cと梁13の下部フラン
ジ13Bの内面が当接する形状とされている。
【0020】接合金具1と長辺梁14との接合について
は、図5に示すように、第1端面部材2と第2端面部材
3との接合部2B,3Bが同一形状とされており、しか
もこの接合部2B,3Bは、前記短辺梁13との接合部
2Aと同一形状とされている。すなわち、接合部2B,
3Bの折曲げられた水平部2D,3Dが、梁14の上部
フランジ14A内側と下部フランジ14B外側とに当接
される形状とされる。
【0021】前記側面部材5は、図2に示されるように
断面L字形の板材で形成されており、その上下には前記
第1端面部材2と第2端面部材3とが互いに平行になる
ように固着される。この際、第1、第2端面部材2,3
は、前記梁13,14の高さに固着される。
【0022】また、側面部材5に第1端面部材2が固着
された時、側面部材5に形成された突出部5Cが第1端
面部材2に形成された逃部2Eに嵌まり込み、従って、
側面部材5が第1端面部材2の切欠き部2Cを囲む結果
、切欠き部2Cは貫通角孔となる。
【0023】前記側面部材5の両端には、前記梁13、
14の端部と接合する接合部5A,5Bが形成されてい
る。この接合部5A,5Bは、図2に示されるように梁
13,14端部のウェブ13C,14C内側に当接する
ように形成されている。すなわち、側面部材5の先端が
一旦内方に直角又は略45°に折曲げられ、梁13,1
4のウェブ13C,14Cの厚みを確保してそこからさ
らに直角又は略45°に外方へ折返されている。
【0024】ところで、柱12の内部には、図3に詳細
が示されるように内ダイヤフラム12Aが取付けられる
。この内ダイヤフラム12Aは、柱12の強度補強のた
めに取付けられるものであり、梁13,14から伝達さ
れる力がスムーズに柱12に伝わるように、第1端面部
材2の延長上に位置して取付けられている。
【0025】次に、本実施例の接合金具1の取付手順お
よび、接合金具1と、柱12、梁13,14との接合手
順を述べる。まず、側面部材5の上下端部に、第1端面
部材2と第2端面部材3とをそれぞれ取付け、溶接等に
より固着する。この際、第1端面部材2を側面部材5に
取付けるには、部材2の逃部2Eと側面部材5の突出部
5Cとが嵌まり合うようにし、このことにより、部材2
の切欠き部2Cが貫通角穴となるようにする。
【0026】次に、このように構成された柱梁接合金具
1に、柱12を接合させる。この際、柱12は第1端面
部材2の貫通角穴2C内に挿入され、柱12の端部は第
2端面部材2に当接される。柱12と第2端面部材3と
を溶接して固定し、柱12と第1端面部材2の角穴2C
周囲とも溶接する。
【0027】次いで、短辺梁13を接合金具1の接合部
2A,3Aに接合させ、住宅ユニット10の妻側の骨組
みを構築する。その後、長辺梁14を接合金具1の接合
部2B,3Bに接合させ、住宅ユニット10の骨組み1
1を構築する。
【0028】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、柱12と接合金具1とを接合
するには、接合金具1の第1端面部材2に設けられた貫
通孔2Cに、柱12をその端部が第2端面部材3に当接
するまで挿入し、その当接部および柱12と第1端面部
材2とを溶接すればよく、柱12を第1端面部材2が安
定して支持しているので溶接作業が容易となる。
【0029】また、貫通孔2Cと各接合部2A,2B等
との位置関係等を正確に作製すれば、柱12を取付ける
にあたり、柱12と接合金具1との直角度および方向性
等、測定しながら溶接する必要がなくなり、簡単に柱1
2と梁13,14との接合ができる。従って、溶接に掛
かる時間と労力等が大幅に省略されるので、住宅ユニッ
トの生産性の向上が図れるものとなった。
【0030】さらに、柱12の内部には内ダイヤフラム
12Aが設けられており、かつ、柱12は、その端面が
第2端面部材3に、第1端面部材2と接する所では貫通
孔2Cの周囲で、と2箇所で接合金具1と溶接されてい
るので、構造的にも十分強い接合がなされ得るものとな
った。
【0031】また、本実施例の柱梁接合金具1は、第1
、第2端面部材2,3および側面部材5とも板材で形成
されており、製作も組立も簡単である。
【0032】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、次に示すような変形等を含むものである
【0033】すなわち、前記実施例では、柱梁接合金具
1は第1、第2端面部材2,3および側面部材5を組合
せたものが使用されているが、これに限らず、例えば鋳
物等により一体的に作成されたものであってもよい。 又、構造的に作用する力が小さいものには、内ダイアフ
ラムなしの接合金具でも良い。
【0034】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば他の構造等でもよい。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の住宅ユ
ニットの柱梁接合金具によれば、柱と梁との接合を、簡
単に、かつ十分な強度を有して行うことができるととも
に、住宅ユニットの生産性の向上を図れる住宅ユニット
の柱梁接合金具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る柱梁接合金具と柱、梁との関係を
示す全体斜視図である。
【図2】同柱梁接合金具の分解斜視図である。
【図3】柱梁接合金具に柱と梁とが接合された状態の断
面図である。
【図4】接合金具と短辺梁との接合状態を示す接合部の
断面図である。
【図5】接合金具と長辺梁との接合状態を示す接合部の
断面図である。
【図6】従来の柱梁接合金具の一例図である。
【図7】ユニット工法による工業化住宅で使用される住
宅ユニット図である。
【図8】住宅ユニットを組み合せて建てられた工業化住
宅の概略斜視図である。
【符号の説明】
1  柱梁接合金具 2  第1端面部材 2A,2B,3A,3B,5A,5B  接合部3  
第2端面部材 4  一対の取付部材 5  側面部材 10  住宅ユニット 12  柱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数本の柱およびこれらの柱の端部間
    に互いに直角に連結される複数本の梁を含み構成される
    住宅ユニットの柱梁接合金具であって、上下に互いに平
    行して設けられ直角をなす2本の前記梁との接合部をそ
    れぞれ有する水平な第1、第2の端面部材からなる一対
    の取付部材と、この一対の取付部材に垂直に固着される
    とともに、前記直角をなす2本の梁との接合部を有する
    側面部材とを含んで構成され、前記第1端面部材には前
    記柱が挿入される貫通孔が形成されており、前記第2端
    面部材にはこの貫通孔に挿入された前記柱の端面が固着
    されることを特徴とする住宅ユニットの柱梁接合金具。
JP10470791A 1991-01-09 1991-04-09 住宅ユニットの柱梁接合金具 Expired - Lifetime JP2618543B2 (ja)

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DE69218467T DE69218467T2 (de) 1991-01-09 1992-01-09 Verbindungselement für Bauteile
EP92300186A EP0494781B1 (en) 1991-01-09 1992-01-09 Connector for building unit
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7503623B2 (en) * 2003-12-19 2009-03-17 Ferrari S.P.A. Metal frame made up of the union of a plurality of extruded elements, and method for its fabrication
JP2020056244A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 矢作建設工業株式会社 建物の柱梁接合部構造

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US7503623B2 (en) * 2003-12-19 2009-03-17 Ferrari S.P.A. Metal frame made up of the union of a plurality of extruded elements, and method for its fabrication
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