JPH0431069Y2 - - Google Patents

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JPH0431069Y2
JPH0431069Y2 JP1989086348U JP8634889U JPH0431069Y2 JP H0431069 Y2 JPH0431069 Y2 JP H0431069Y2 JP 1989086348 U JP1989086348 U JP 1989086348U JP 8634889 U JP8634889 U JP 8634889U JP H0431069 Y2 JPH0431069 Y2 JP H0431069Y2
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steam
chamber
pressure sensor
sterilization
sterilization chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、オートクレーブ(蒸気滅菌装置)
における内缶内の圧力を検出するための圧力セン
サーに関連するものであり、特に、温度補償対策
を図つたオートクレーブシステムにおける圧力セ
ンサー取り付け機構に関するものである。
[従来の技術] 周知のように、オートクレーブシステムは、被
滅菌物を蒸気雰囲気中で滅菌処理する装置であ
り、滅菌室を形成する内缶と、この内缶のまわり
に蒸気チエンバーを形成するべく内缶のまわりを
取り囲む外缶とによつて滅菌槽を構成する。前記
オートクレーブシステムは、この滅菌槽における
蒸気チエンバーに対して、給蒸ラインを介して蒸
気発生器が接続してあり、該滅菌槽における滅菌
室に対して、給気ラインを介して給気源及び真空
吸引ラインを介して真空ポンプが接続してあり、
前記蒸気チエンバーと滅菌室との間に蒸気経路が
設けてある。更に、前記滅菌槽に対しては、前記
滅菌室内の圧力を検出する圧力センサーが取り付
けてある。上記構成になるオートクレーブシステ
ムは、まず、前記蒸気発生器からの蒸気を前記蒸
気チエンバー内に導入して、前記内缶内を加温す
る。この状態において、真空ポンプを駆動するこ
とによつて前記滅菌室を真空吸引し、しかる後、
前記蒸気チエンバー内の蒸気を前記滅菌室内に導
入して滅菌室内の被滅菌物を滅菌する。
このオートクレーブシステムにおける内缶内の
圧力を検出する圧力センサーは、周囲温度の影響
を受けやすいため、従来、別の温度センサーによ
つて内缶の温度より好ましくは上記の周囲温度を
検出し、圧力センサーに対する温度補正を行う
か、あるいは、内缶と圧力センサーとの間に冷却
コイルを介在させて、圧力センサーに加わる温度
を一定にするという対策を講じておく必要があつ
た。
[考案が解決しようとする課題] 上記する圧力センサーの安定性を図る対策のう
ち、現在では、内缶と圧力センサーとの間に冷却
コイルを用いる方法が多く利用されている。しか
しながら、この冷却コイルを用いる方法による場
合には、次に示すような欠点が指摘されている。
() オートクレーブシステムでは、内缶内を
真空引きした後、給蒸しているため、内缶内真
空引きの段階で、冷却コイル内も減圧状態とな
つてしまうので、冷却コイルの放熱面積(巻き
数も)を極めて広いものとしなければ、効果が
低い。
() 真空引き後、滅菌行程の始めに、外缶内
に蒸気を導入しているため、外缶からの放熱に
より、冷却コイル及び圧力センサーが温度の影
響を受け、行程を始める前と行程の途中で、圧
力センサーの温度が変化し、出力が変化してし
まう。
そこで、この考案は、オートクレーブシステム
において、内缶内の圧力を検出するための圧力セ
ンサーの取り付けに際し、圧力センサーの温度を
外缶内部(蒸気チエンバー)の蒸気によつて一定
に保つようにして、圧力センサーの出力の安定性
を図つてなる圧力センサー取り付け機構を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] この考案は、上記する目的を達成するにあたつ
て、具体的には、滅菌室を形成する内缶と、前記
内缶のまわりに蒸気チエンバーを形成するべく前
記内缶のまわりを取り囲む外缶と、前記蒸気チエ
ンバーに対して給蒸ラインを介して接続される蒸
気発生器と、前記滅菌室に連通する滅菌室内圧伝
達ラインを介して前記滅菌室内の圧力を検出する
圧力センサーとを備え、前記蒸気発生器からの蒸
気を前記蒸気チエンバー内に導入して、前記内缶
を加温した後、前記滅菌室を真空吸引し、前記蒸
気チエンバー内の蒸気を、蒸気経路を介して前記
滅菌室内に導入して滅菌室内の被滅菌物を滅菌す
るようになしたオートクレーブシステムにおい
て、 前記蒸気チエンバーに対して直接的に連通する
蒸気チエンバー内温度伝達ラインを備えてなり、
前記蒸気チエンバー内温度伝達ラインは、圧力セ
ンサー取り付けアタツチメントを含み、前記圧力
センサー取り付けアタツチメントを介して前記圧
力センサーに前記蒸気チエンバー内の温度を伝達
して、前記圧力センサーを保温可能になしたオー
トクレーブシステムにおける圧力センサー取り付
け機構を構成する。
[作用] 上記するように構成されるこの考案のオートク
レーブシステムにおける圧力センサー取り付け機
構では、滅菌室内の圧力を検出する圧力センサー
が、滅菌室内圧伝達ラインを介して滅菌室の圧力
を直接受けるようにし、かつ蒸気チエンバー内温
度伝達ラインを介して蒸気チエンバーの温度を受
ける(蒸気チエンバーの圧力は受けない)ように
取り付けられている。従つて、蒸気チエンバー内
に蒸気を導入して内缶の予熱を開始すると、前記
蒸気チエンバー内温度伝達ラインを介して圧力セ
ンサーに対し温度的影響をもたらし、当該装置運
転期間中、前記圧力センサーの温度を、例えば約
80℃程度に一定に保つことができる。このよう
に、圧力センサーが一定の加温安定状態にあると
すれば、前記滅菌室内圧伝達ラインを介して滅菌
室の圧力を、何ら制御することなく、内缶内圧に
応じた圧力を検知して、出力の安定化を図ること
ができる。
[実施例の説明] 以下、この考案になるオートクレーブシステム
における圧力センサー取り付け機構について、図
面に示す具体的な実施例にもとづいて詳細に説明
する。
第2図は、この考案を適用するオートクレーブ
システムの概略を示す。当該オートクレーブシス
テムは、滅菌槽1を有する。前記滅菌槽1は、内
部に被滅菌物を収容するべく滅菌室4を形成する
内缶2と、前記内缶2のまわりに蒸気チエンバー
5を形成するべく前記内缶2のまわりを取り囲む
外缶3とからなつている。前記オートクレーブシ
ステムは、前記蒸気チエンバー5に対して給蒸ラ
イン6を介して接続される蒸気発生器7と、前記
滅菌室4に対して給気ライン8を介して接続され
る給気源9と、前記滅菌室4に対して真空吸引ラ
イン10を介して接続される真空ポンプ11と、
前記蒸気チエンバー5と滅菌室4との間を接続す
る蒸気経路12及び前記滅菌室4内の圧力を検出
する圧力センサー13とを備えている。前記圧力
センサー13と前記滅菌室4との間は、滅菌室内
圧伝達ライン14により接続してある。前記給蒸
ライン6、給気ライン8、真空吸引ライン10及
び蒸気経路12には、それぞれ電磁弁15,1
6,17及び18が設けてある。図中、参照符号
19は、空気フイルターであり、参照符号20
は、温度センサーを示すものである。
この実施例におけるオートクレーブシステムで
は、前記蒸気発生器7からの蒸気は、給気ライン
6を介して蒸気チエンバー5内に導入され、前記
内缶2内を予熱加温する。その上で前記真空ポン
プ11の駆動により内缶2内の空気を排出し、次
いで、蒸気経路12に設けた電磁弁18を短期間
開放して、蒸気を蒸気チエンバー5から内缶2内
へ送り込む操作を繰返し行う真空行程に入る。こ
の真空行程終了後、蒸気経路12を通して蒸気チ
エンバー5内の蒸気を内缶に導入し、内缶2内を
蒸気で充満させ、内缶内の被滅菌物を滅菌する滅
菌行程に至る。この滅菌行程は、前記温度センサ
ー20により、前記内缶2内の温度を計測して、
これが滅菌温度となつた時点で滅菌開始と判断
し、予め決められた時間に従つて滅菌を行い、し
かる後滅菌行程を終了する。
第1図は、この考案になる圧力センサー取り付
け機構の一つの具体例を示す。この例において、
前記圧力センサー13は、前記蒸気経路12上に
取り付けられる。この例によれば、前記蒸気経路
12の配管部21に対して、開口部22による蒸
気チエンバー内温度伝達ライン23を設け、前記
開口部22に対して圧力センサー取り付けアタツ
チメント24を取り付ける。前記圧力センサー取
り付けアタツチメント24は、熱伝達性のある金
属材料でなり、上端部側に圧力センサー13の取
り付け凹部25を有し、下端部側に前記蒸気経路
12に露出する感温部26を有し、側部に前記内
缶2に連通する滅菌室内圧伝達ライン14への接
続口27を有している。前記圧力センサー13
は、第2図において点線で示すように、前記蒸気
経路12とは別に、前記外缶3に直接的に設ける
ものであつてもよい。この場合においても、前記
圧力センサー13は、前記滅菌室4に連通する滅
菌室内圧伝達ライン14′及び前記蒸気チエンバ
ー5に連通する蒸気チエンバー内温度伝達ライン
23′を介して前記外缶3に直接取り付けてある。
[考案の効果] 上記する構成において、この考案によれば、オ
ートクレーブシステムにおける滅菌槽に対して、
該滅菌槽における内缶内の圧力を検出する圧力セ
ンサーを取り付けるに際し、前記圧力センサーを
蒸気チエンバー内に導入される蒸気によつて予熱
するべく温度伝達ラインを介して前記蒸気チエン
バーに接続してあるので、当該オートクレーブシ
ステム運転期間中、前記圧力センサーの温度補償
をなし、圧力センサーに対する特別な温度補正、
並びに特別な加熱、保温手段等を必要とすること
なしに、内缶内圧に応じた圧力を検知して、安定
した出力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案になるオートクレーブシス
テムにおける圧力センサー取り付け機構の具体例
についてその詳細を示す断面図、第2図は、この
考案の適用例になるオートクレーブシステムの概
要を示すブロツク線図である。 1……滅菌槽、2……内缶、3……外缶、4…
…滅菌室、5……蒸気チエンバー、6……給蒸ラ
イン、7……蒸気発生器、10……真空吸引ライ
ン、11……真空ポンプ、12……蒸気経路、1
3……圧力センサー、14……滅菌室内圧伝達ラ
イン、23……蒸気チエンバー内温度伝達ライ
ン、24……圧力センサー取り付けアタツチメン
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 滅菌室4を形成する内缶2と、前記内缶2のま
    わりに蒸気チエンバー5を形成するべく前記内缶
    2のまわりを取り囲む外缶3と、前記蒸気チエン
    バー5に対して給蒸ライン6を介して接続される
    蒸気発生器7と、前記滅菌室4に連通する滅菌室
    内圧伝達ライン14を介して前記滅菌室4内の圧
    力を検出する圧力センサー13とを備え、前記蒸
    気発生器7からの蒸気を前記蒸気チエンバー5内
    に導入して、前記内缶2を加温した後、前記滅菌
    室を真空吸引し、前記蒸気チエンバー5内の蒸気
    を、蒸気経路12を介して前記滅菌室4内に導入
    して滅菌室4内の被滅菌物を滅菌するようになし
    たオートクレーブシステムにおいて、 前記蒸気チエンバー5に対して直接的に連通す
    る蒸気チエンバー内温度伝達ライン23を備えて
    なり、前記蒸気チエンバー内温度伝達ライン23
    は、圧力センサー取り付けアタツチメント24を
    含み、前記圧力センサー取り付けアタツチメント
    24を介して前記圧力センサー13に前記蒸気チ
    エンバー5内の温度を伝達して、前記圧力センサ
    ー13を保温可能になしたことを特徴とするオー
    トクレーブシステムにおける圧力センサー取り付
    け機構。
JP1989086348U 1989-07-21 1989-07-21 Expired JPH0431069Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11267185A (ja) * 1998-03-20 1999-10-05 Miura Co Ltd 蒸気滅菌装置の運転制御方法およびその装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63311959A (ja) * 1987-05-27 1988-12-20 キャッスル カムパニー 改良低温滅菌器

Patent Citations (1)

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JPH0327248U (ja) 1991-03-19

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