JPH04309387A - スロットマシンのクレジット設定回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、いわゆる５ライン方
式のスロットマシンにおいて、クレジットするメダルの
個数を選択し、入賞に有効な有効ラインの数を増減する
ためのスロットマシンのクレジット設定回路に関する。

【０００２】

【従来の技術】スロットマシンは、３個の円盤状のドラ
ムＤ、Ｄ…を回転させ、これらを個別に停止するとき、
得られたドラムＤ、Ｄ…上の図柄の配列によって、クレ
ジットしたメダルの数倍のメダルを払い戻す遊技機であ
る（図７）。

【０００３】ドラムＤ、Ｄ…の周面上には、多種類の図
柄が表示されているから、ドラムＤ、Ｄ…が停止したと
き、ドラムＤ、Ｄ…の中央部横一線の正面位置における
図柄の組合せにより、払い戻すメダルの数を競うことが
できる（同図の有効ラインａ）。

【０００４】５ライン方式のスロットマシンは、有効ラ
インａの他に、有効ラインａの上下に横一線の各１本の
有効ラインｂ、ｂと、有効ラインａ、ｂ、ｂに対して斜
めに交差する２本の有効ラインｃ、ｃとを有するもので
ある（たとえば、実公昭５６−１０３８８号公報）。こ
のものは、投入してクレジットするメダルの数が、１個
ないし３個のいずれであるかにより、たとえば、有効ラ
インａのみを有効と扱い、有効ラインａ、ｂ、ｂを有効
と扱い、有効ラインａ、ｂ、ｂ、ｃ、ｃのすべてを有効
と扱い、有効と扱う各有効ラインにおける図柄の組合せ
に対して入賞を判定し、メダルを払い戻すから、一層高
度の興趣を実現することができる。

【０００５】この種のスロットマシンにおいて、クレジ
ットするメダルの数は、一般に、盤面に設けた１個のク
レジットインスイッチの操作によって指定する。すなわ
ち、機台内にあらかじめ３個以上のメダルがストックさ
れているときは、クレジットインスイッチを操作する回
数により、次のゲームのためにクレジットするメダルの
個数を指定することができる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、クレジットするメダルの数は、ゲームの都度、
クレジットインスイッチを操作して指定しなければなら
ず、しかも、このときのクレジットインスイッチは、ク
レジットするメダルの数に応じて、その操作回数を選択
しなければならないので、繰り返してゲームを楽しむと
きは、操作が煩雑であり、ゲーム者に対し、不要な焦燥
感を抱かせる原因になるという問題があった。

【０００７】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、クレジットインスイッチは、クレジッ
トするメダルの数に応じて個別に設けることによって、
操作を簡略化し、ゲーム者に焦燥感を抱かせるおそれが
全くないスロットマシンにおけるクレジット設定回路を
提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、盤面に設置する３個のクレジッ
トインスイッチと、クレジットインスイッチのそれぞれ
の操作に対応して、１個、２個、少なくとも３個のパル
スをメダル個数信号として有効ライン設定回路（停止し
たドラムに対し、クレジットされたメダルの数により、
中央部横一線の有効ラインと、その有効ラインの上下に
横一線の有効ラインと、これらの有効ラインに斜めに交
差する有効ラインのいずれを有効と扱うかを決定し、各
有効ラインにおける図柄の組合せにより入賞を判定する
入賞判定回路に、有効ラインの種別を送出する回路をい
う、以下同じ）に出力するクレジットスイッチ回路とか
らなることをその要旨とする。

【０００９】

【作用】かかる構成によるときは、クレジットスイッチ
回路は、３個のクレジットインスイッチのいずれが操作
されたかにより、１個、２個、または、少なくとも３個
のパルスをメダル個数信号として有効ライン設定回路に
送出することができるから、ゲーム者は、次ぎのゲーム
にクレジットするメダルの数により、３個のクレジット
インスイッチのいずれかを選択して操作すれば足りる。

【００１０】なお、クレジットインスイッチの操作によ
り、３個以上のパルスが有効ライン設定回路に送出され
ても、有効ライン設定回路は、これを３個のパルスとみ
なし、クレジットするメダルの数を３個と扱うものとす
る。

【００１１】

【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。

【００１２】スロットマシンのクレジット設定回路は、
盤面に設置する３個のクレジットインスイッチＳＷ１　
、ＳＷ２　…と、クレジットスイッチ回路１０とを組み
合わせてなる（図１）。

【００１３】クレジットスイッチ回路１０の出力は、有
効ライン設定回路２１に接続されており（図２）、有効
ライン設定回路２１の出力は、入賞判定回路２２を介し
て払出し機構２３に接続されている。また、入賞判定回
路２２には、ドラム位置検出回路２４が接続され、ドラ
ム位置検出回路２４には、図示しない３個のドラムの停
止位置を示す停止位置信号Ｓｄ１、Ｓｄ２…が入力され
ている。

【００１４】クレジットスイッチ回路１０は、各クレジ
ットインスイッチＳＷｉ　（ｉ＝１、２…）を接続する
３個のモノマルチバイブレータ１１、１２…と、連続発
振形のパルス発振器１４と、アンドゲート１５、オアゲ
ート１６とからなる（図１）。

【００１５】モノマルチバイブレータ１１、１２の出力
は、オアゲート１６に接続され、モノマルチバイブレー
タ１２の出力は、モノマルチバイブレータ１１にも分岐
接続されている。モノマルチバイブレータ１３の出力は
、アンドゲート１５を介してオアゲート１６に接続され
、パルス発振器１４の出力は、アンドゲート１５に併せ
入力されている。オアゲート１６の出力は、メダル個数
信号Ｓ１ｏとして、外部に引き出されている。

【００１６】いま、モノマルチバイブレータ１１は、ク
レジットスインイッチＳＷ１　が操作されたときに、短
いパルス幅ｔ１１の単発のパルスＰ１１を出力するもの
とすると（図３）、このとき、オアゲート１６は、パル
スＰ１１と同形の１個のパルスをメダル個数信号Ｓ１ｏ
として出力することができる。そこで、有効ライン設定
回路２１は、このときクレジットするメダルの数は１個
と判定し、その旨を入賞判定回路２２に送出するから、
入賞判定回路２２は、ドラムの停止後、ドラム位置検出
回路２４からのドラムの停止位置に関する情報により、
図７の有効ラインａを有効と扱い、有効ラインａ上の各
ドラムの図柄の組合せを判別して、入賞結果を判定する
ことができる。

【００１７】払出し機構２３は、入賞判定回路２２にお
ける判定結果に基づき、所定の個数のメダルを払い戻し
、または、メダルを全く払い戻さない。ただし、ドラム
位置検出回路２４は、停止位置信号Ｓｄ１、Ｓｄ２…に
より、各ドラムの停止位置を検出するものとする。

【００１８】クレジットインスイッチＳＷ２　が操作さ
れると、モノマルチバイブレータ１２が作動して、単発
のパルスＰ１２を発生する（図４）。パルスＰ１２は、
オアゲート１６の他、モノマルチバイブレータ１１にも
送出されるから、モノマルチバイブレータ１１は、パル
スＰ１２に引き続くようにしてパルスＰ１１を発生し、
したがって、オアゲート１６は、最初のパルスＰ１２と
、それに後続するパルスＰ１１とを連続させた２個のパ
ルスからなるメダル個数信号Ｓ１ｏを発生することがで
きる。そこで、このときの有効ライン設定回路２１は、
クレジットするメダルの数を２個と判定し、その旨を入
賞判定回路２２に送出するから、以下、入賞判定回路２
２は、図７の有効ラインａ、ｂ、ｂを対象にして入賞を
判定し、払出し機構２３を作動させることができる。

【００１９】クレジットインスイッチＳＷ３　を操作す
るときは、モノマルチバイブレータ１３が作動し、パル
スＰ１３を発生する（図５）。いま、パルスＰ１３のパ
ルス幅ｔ１３が、パルス発振器１４からのパルス信号Ｓ
１４の少なくとも３個のパルスを含むように定めると、
アンドゲート１５は、パルス信号Ｓ１４の少なくとも３
個のパルスをオアゲート１６に送出し、オアゲート１６
は、メダル個数信号Ｓ１ｏとして、これを出力すること
ができる。有効ライン設定回路２１は、このようなメダ
ル個数信号Ｓ１ｏに対しては、クレジットするメダルの
数を３個と制定し、入賞判定回路２２は、図７の有効ラ
インａ、ｂ、ｂ、ｃ、ｃのすべてを有効と扱い、払出し
機構２３を介してメダルの払出し動作を実行させること
ができる。

【００２０】以上の説明において、モノマルチバイブレ
ータ１２とモノマルチバイブレータ１１との間には、適
当な時間遅れ要素を介装することができる。クレジット
インスイッチＳＷ２　が操作されたとき、図４のパルス
Ｐ１２、Ｐ１１との間に、時間遅れ要素の設定時間に相
当する時間差をとることができるから、メダル個数信号
Ｓ１ｏの２個のパルス間の時間間隔ｔｓ　を十分大きく
することができ、有効ライン設定回路２１が、クレジッ
トするメダルの数を１個と誤判定するおそれがない。

【００２１】また、クレジットスイッチ回路１０は、ク
レジットインスイッチＳＷ２　、ＳＷ３　に対し、それ
ぞれ、２個のパルスＰ１７、３個のパルスＰ１８を出力
するカウンタ付きのパルスジェネレータ１７、１８を接
続するようにしてもよい（図６）。オアゲート１６には
、クレジットインスイッチＳＷｉ　の操作に対応して、
それぞれ、１個、２個、３個のパルスＰ１１、Ｐ１７、
Ｐ１８が入力されるから、オアゲート１６は、それらに
対応するパルスからなるメダル個数信号Ｓ１ｏを出力す
ることができ、以下、前実施例と全く同様の動作を実現
することができる。

【００２２】なお、図１、図６の各実施例は、正論理に
代え、負論理によって動作するようにしてもよいことは
勿論である。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、盤面に設置するクレジットインスイッチを３個とし、
そのそれぞれの操作に対応して１個、２個、または、少
なくとも３個のパルスを有効ライン設定回路に出力する
クレジットスイッチ回路を設けることによって、ゲーム
者は、ゲームの都度、クレジットするメダルの数に応じ
て、いずれかのクレジットインスイッチを操作すれば足
りるから、操作が簡単であり、不要な焦燥感を覚えるお
それが全くない上、このときのクレジットスイッチ回路
からの出力信号形態は、従来の１個のクレジットインス
イッチからの信号と同一形態であるから、従来の機械に
対しても、回路変更を最少にして適応することができる
という優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　全体ブロック系統図

【図２】　　使用状態ブロック系統図

【図３】　　動作説明線図（１）

【図４】　　動作説明線図（２）

【図５】　　動作説明線図（３）

【図６】　　他の実施例を示す図１相当図

【図７】　　
有効ラインを説明する概念図

【符号の説明】

ＳＷ１　、ＳＷ２　、ＳＷ３　…クレジットインスイッ
チＰ１１、Ｐ１２、Ｐ１３、Ｐ１７、Ｐ１８…パルスＳ
１ｏ…メダル個数信号 １０…クレジットスイッチ回路 ２１…有効ライン設定回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　盤面に設置する３個のクレジットイン
   スイッチと、該クレジットインスイッチのそれぞれの操
   作に対応して、１個、２個、少なくとも３個のパルスを
   メダル個数信号として有効ライン設定回路に出力するク
   レジットスイッチ回路とからなるスロットマシンのクレ
   ジット設定回路。