JPH0430857Y2 - - Google Patents

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JPH0430857Y2
JPH0430857Y2 JP11021586U JP11021586U JPH0430857Y2 JP H0430857 Y2 JPH0430857 Y2 JP H0430857Y2 JP 11021586 U JP11021586 U JP 11021586U JP 11021586 U JP11021586 U JP 11021586U JP H0430857 Y2 JPH0430857 Y2 JP H0430857Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はヒデオカメラ等に使用されるビユーフ
アインダを左右、上下及び前後方向に移動し、固
定可能としたビユーフアインダの取付装置に関す
る。
(従来の技術と考案が解決しようとする問題点) この種のビデオカメラ(以下に単にカメラと称
す)には、撮像画面をモニタすることができる小
型ブラウン管の内蔵されたビユーフアインダがカ
メラの本体に取り付けられており、このビユーフ
アインダの接眼部を操作状況、撮影者の体型に応
じて移動調整する必要がある。
そして、このビユーフアインダの接眼部の移動
調整については、 第1に接眼部の光軸に対して左右方向の接眼部
の移動調整が必要であり、撮影者がカメラを肩に
固定した際、カメラの本体の側面に形成された頬
当て部から撮影者の利き目までの長さに合わせて
移動調整が行われなければならない。
また、第2に光軸に対して上下方向の接眼部の
移動調整が必要であり、撮影者がカメラを肩に固
定した際、カメラの本体の底面に形成された肩当
て部から撮影者の利き目までの高さに合わせて移
動調整が行われなければならず、あるいは撮影者
がカメラを三脚に固定した際、カメラのレンズと
このレンズの上方に取り付けられたビユーフアイ
ンダの間隔を広げることによりレンズの操作が容
易にできるように移動調整が行われなければなら
ない。
さらに、第3に、光軸に対して前後方向の接眼
部の移動調整が必要であり、撮影者がカメラを肩
に固定した際、前記のカメラの肩当て部の中心か
ら撮影者の利き目までの長さに合わせて移動調整
が行われなければならない。
すなわち、上述したように、接眼部の位置を撮
影に際し左右、上下、前後方向の所定位置に移動
調整することによつて最適な位置にビユーフアイ
ンダを固定し撮影することができる。
しかしながら、この種の従来のカメラの大半
は、ビユーフアインダの接眼部を前後、左右の2
方向の移動調整しか行なうことができない構造を
しているので、ビユーフアインダの接眼部を最適
な位置に固定できず、撮影者が無理な姿勢をして
ビユーフアインダの接眼部を覗き込み、良好な撮
影が行えないという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) そこで、本考案は、上記問題点を解決するため
になされたもので、カメラ本体に取り付けられ、
前後方向にガイド溝を設けた係合部を有する基台
及びこの基台に螺着され、上記ガイド溝に対向し
て他側のガイド溝を構成する保持部材からなる第
1のホルダと、この第1のホルダの基台に前後方
向に移動可能に取り付けられ、かつ、第1のホル
ダの上記各ガイド溝に係合され、前記に摺動し得
る第1の係合片及びこの第1の係合片と略直角方
向で、かつ、前面に配設される第2の係合片から
なる第2のホルダと、この第2のホルダの第2の
係合片と係合し、左右に摺動させるための左右方
向のガイド溝を背面側に設けた第1の係合部及び
ビユーフアインダの本体に設けた係合片と係合
し、上下に摺動させるための上下方向のガイド溝
を前面側に設けた第2の係合部を有する基体並び
にこの基体に螺着され、上記各ガイド溝に対向し
て他側のガイド溝を構成する第1の保持部材及び
第2の保持部材からなる第3のホルダとより構成
したことを特徴とするビユーフアインダの取付装
置を提供するものである。
(実施例) 第1図は、本考案になるビユーフアインダの取
付装置の好適な一実施例で、その詳細構造を各部
に分解して示す外観斜視図、第2図はこれら各部
を組立てて一部を断面とした要部の側面図、第3
図は、本考案になるビユーフアインダの取付装置
を適用したカメラの正面図、第4図は、その側面
図を示す。
第3図及び第4図に示すように本考案のカメラ
1は、電子部品の内蔵されたカメラ本体2と、こ
のカメラ本体2の前面に突設された撮影レンズ3
と、そのカメラ本体2の上面前方に取り付けられ
たビユーフアインダ4とより構成されており、こ
のビユーフアインダ4の接眼部5を所望の位置に
設定すべく、左右、上下及び前後方向に移動させ
固定することができるようにしてある。
以下第1図及び第2図を用いてそのビユーフア
インダの取付装置の詳細な構造について説明す
る。なお、これらの図面において、左側を前方と
し、右側を後方として定め説明する。
第1図に示すように、ビユーフアインダの取付
装置は、第1、第2、第3のホルダ6,7,8及
びビユーフアインダ4より構成される。
そして、同図中、右側に示した第1のホルダ6
は、内部にケーブル挿通孔10aが前後方向に貫
通して設けられ、かつ、側方にガイド溝10bを
前後方向に設けた係合部10cを有する基台10
と、さらに、この基台10に後述する保持部材1
1が螺着されて構成される。
この基台10の底面には、逆台形状の係合凹部
12が形成されており、図示しないがカメラ1の
本体2の上面前方に形成された係合凸部と嵌合
し、第1のホルダ6をカメラ1の本体2に固定さ
せるようになつている。
前記の保持部材11は、基台10の一側の上面
10dにロツク用ネジ13によつて螺着され取り
付けられるようになつており、この保持部材11
の一側下部には前記ガイド溝10bに対向する他
側のガイド溝11aが前後方向に設けられてい
る。なお、10eは上記基台10の一側の上面1
0dに刻切されたネジ孔で、11bは上記保持部
材11に穿設された上記ネジ孔10eに対応する
孔であり、これらのネジ孔10eと孔11bに前
記ロツク用ネジ13が挿通され、保持部材11を
基台10に螺着するものである。
また、前記係合部10cと上記保持部材11に
よつて形成される台形状の溝は、後述する第1の
係合片のガイド用溝となる。
次に第1のホルダ6に取り付けられ前後に移動
する第2のホルダ7について説明する。
第2のホルダ7は、前記した第1のホルダ6の
係合部10cと保持部材11によつて形成される
台形状のガイド用溝内に嵌挿され前後に摺動しう
る第1の係合片14と、この第1の係合片14と
略直角方向で、かつ前面に配設した台形状の第2
の係合片15とから主として構成されており、さ
らに、この内側部には、前記した第1のホルダ6
の基台10に形成したケーブル挿通孔10a内に
嵌挿され連通するケーブル挿通孔16aを設けた
筒体16が突設されている。なおこのケーブル挿
通孔16aは上記第2の係合片15の一部を貫通
する前後方向に突設された孔により構成される。
次に、第2のホルダ7に取り付けられた左右に
移動する第3のホルダ8について説明する。
第3のホルダ8は、前記第2のホルダ7の筒体
16と第2の係合片15を貫通するケーブル挿通
孔16aに対向し連通するケーブル挿通孔17a
を貫通して前後方向に設けた矩形状の基体17よ
り構成され、かつ、この基体17の背面17bに
は、左右方向に形成したガイド溝17cを有する
第1の係合部17dが形成されている。
また、この基体17の上面17eの両側には、
ネジ孔17fと孔17gが形成されている。そし
て、この孔17gの下方でかつ基体17の前面1
7nに開口する角柱状の溝17mが形成されてい
る。
さらに、基体17の上面17eには、上記ネジ
孔17fと孔17gと一致する孔18a,18b
を有する第1の保持部材が取り付けられるように
なつており、この第1の保持部材18の底面の後
方一側には、左右方向に形成したガイド溝18c
が設けられている。
そして、この第1の保持部材18は、前記基体
17の上面17eに載置され、その後、前記ネジ
孔17fと孔18aにロツク用ネジ19を螺着
し、また、前記ネジ孔17gと孔18bに高さ調
整部材である、調整ネジ20を螺着して取り付け
られる。
なお、前記第1の係合部17dと第1の保持部
材18によつて形成された台形状の溝は、前記第
2のホルダ7の第2の係合片15のガイド用溝と
なる。
また、前記調整ネジ20は前記第1の保持部材
18の孔18bと基体17のネジ孔17gに挿通
され螺着されるが、さらに後述するビユーフアイ
ンダの本体に設けられた係合片に突設する突起片
4hの多重ネジ孔4gに螺着される。
さらに、また、この第3のホルダ8の基体17
の前面17nには、上下方向に形成したガイド溝
17iを有する第2の係合部17jが形成されて
おり、また、この基体17の側面17kには、ネ
ジ孔17lが形成され、かつ、このネジ孔17l
と一致する孔21aを有する第2の保持部材21
がネジ22によつて取り付けられる。
また、この第2の保持部材21の前方背面に
は、上下方向に形成されるガイド溝21bが設け
られ前記第2の係合部17jのガイド溝17i
と、この第2の保持部材21のガイド溝21bに
よつて形成された台形状の溝は、後述するビユー
フアインダの本体に設けた係合片のガイド用溝と
なる。
次に第3のホルダ8に取り付けられ、上下に移
動するビユーフアインダ4について説明する。
ビユーフアインダ4は、小型ブラウン管(図示
せず)を内蔵した箱状の本体4aから構成されて
いる。
この本体4aの左側面には、レンズ5aを有す
る接眼部5が取り付けられており、この接眼部5
は、カメラの撮影している画像をモニタすること
ができる。
また、この本体4aの背面4dには、台形状を
した係合片4eが突設しており、この係合片4e
の略中央には、ケーブル挿通孔4fが形成されて
いる。
このケーブル挿通孔4fは、前記第3のホルダ
8の基体17のケーブル挿通孔17aと対向した
位置に存在している。
また、このケーブル挿通孔4fの上部には、多
重ネジ孔4gが形成された突起片4hが突設して
おり、この突起片4hは、第3のホルダ8の基体
17内の図の点線で示す角柱状の溝17mの内部
を前述の調整ネジ20の回動により自在に上下動
できる形状をしている。
次に、カメラ1の本体2とビユーフアインダ4
との電気的接続手段について説明する。
第2図に示すように、第1のホルダ6の基台1
0に設けたケーブル挿通孔10aの下面に支持片
10fが形成され、この支持片10fには、ホツ
トシユータイプのコネクタ23が固定されてい
る。
このコネクタ23と接続している一方のケーブ
ル23aの端部は、カメラ1の本体2に内蔵した
プリント配線基板(図示せず)に接続され、また
このコネクタ23と接続している他方のケーブル
23bは、前記各ケーブル挿通孔16a,17
a,4fを経て、ビユーフアインダ4の本体4a
に内蔵された小型ブラウン管(図示せず)に接続
されている。
このようにカメラ1の本体2とビユーフアイン
ダ4を接続するケーブル23a,23bが外部に
導出しないので、カメラ1の操作が良好に行な
え、外観上も体裁がよいなどの実用的な利点があ
る。
ここで、上記のように構成されたビユーフアイ
ンダの取付装置による接眼部5の移動調整につい
て説明する。
接眼部5におけるレンズ5aの光軸に対する前
後方向の移動調整は、第1のホルダ6のロツク用
ネジ13を回動させて緩め、この第1のホルダ6
の保持部材11を基台10より若干分離させた
後、第2のホルダ7を所望の位置へ前後させて移
動した後、第1のホルダ6のロツク用ネジ13を
逆の方向に回動させ、上記保持部材11を基台1
0に固定させることにより行われる。
また、接眼部5における前記光軸に対する左右
方向の移動調整は、第3のホルダ8のロツク用ネ
ジ19を回動させて緩め、この第3のホルダ8の
第1の保持部材18を基体17より若干分離させ
た後、第3のホルダ8を所望の位置へ左右動さ
せ、第3のホルダ8のロツク用ネジ19を逆の方
向に回動させ、上記保持部材18を基体17に固
定させることにより行われる。
さらに、接眼部5における前記光軸に対する上
下方向の移動調整は、第3のホルダ8の調整用ネ
ジ20を回転させ、ビユーフアインダ4の本体4
aを所望の位置へ上下に移動させることにより行
われる。
この様にして、ビユーフアインダ4の接眼部5
の上下、左右及び前後方向へ移動調整が行われる
ので前述したように、この接眼部5をカメラ1の
操作状況、又は、撮影者の体型に合わせた最適な
状態で撮影することができる。
(考案の効果) 本考案は、以上詳述したようになビユーフアイ
ンダの取付装置を提供したものであるから、カメ
ラのビユーフアインダの接眼部を、カメラの操作
状況や撮影者の体型に応じた最適な位置へ移動し
固定することができるので、撮影者が無理な姿勢
をせずに、ビユーフアインダの接眼部を覗くこと
ができ、また、カメラの操作性を向上することが
できるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になるビユーフアインダの取付
装置の一実施例で、その各部を分解して示す外観
斜視図、第2図はその組立て構造における一部を
断面で示した要部の側面図、第3図は本考案にな
るビユーフアインダの取付装置を適用したビデオ
カメラの正面図、第4図はその側面図である。 1……カメラ、2……本体、4……ビユーフア
インダ、5……接眼部、6……第1のホルダ、7
……第2のホルダ、8……第3のホルダ、10…
…基台、10b……ガイド溝、10c……係合
部、11……保持部材、14……第1の係合片、
15……第2の係合片、17……基体、17c…
…ガイド溝、17d……第1の係合部、17i…
…ガイド溝、17j……第2の係合部、18……
第1の保持部材、18c……ガイド溝、21……
第2の保持部材、21b……ガイド溝、4e……
係合片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) カメラ本体に取り付けられ、前後方向にガイ
    ド溝を設けた係合部を有する基台及びこの基台
    に螺着され、上記ガイド溝に対向して他側のガ
    イド溝を構成する保持部材からなる第1のホル
    ダと、 この第1のホルダの基台に前後方向に移動可
    能に取り付けられ、かつ、第1のホルダの上記
    各ガイド溝に係合され、前後に摺動し得る第1
    の係合片及びこの第1の係合片と略直角方向
    で、かつ、前面に配設される第2の係合片から
    なる第2のホルダと、 この第2のホルダの第2の係合片と係合し、
    左右に摺動させるための左右方向のガイド溝を
    背面側に設けた第1の係合部及びビユーフアイ
    ンダーの本体に設けた係合片と係合し、上下に
    摺動させるための上下方向のガイド溝を前面側
    に設けた第2の係合部を有する基体並びにこの
    基体に螺着され、上記各ガイド溝に対向して他
    側のガイド溝を構成する第1の保持部材及び第
    2の保持部材からなる第3のホルダとより構成
    したことを特徴とするビユーフアインダの取付
    装置。 (2) 少なくとも第1のホルダ、第2のホルダ及び
    第3のホルダには、カメラ本体とビユーフアイ
    ンダとを電気的に接続するためのケーブル挿通
    孔を設けた実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載のビユーフアインダの取付装置。 (3) ビユーフアインダの本体に設けた係合片及び
    この係合片を上下に摺動させるための上下方向
    の各ガイド溝を有する基体に、上記ビユーフア
    インダの本体を上下動させるための高さ調整部
    材を設けた実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載のビユーフアインダの取付装置。
JP11021586U 1986-07-18 1986-07-18 Expired JPH0430857Y2 (ja)

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