JPH04307079A - パチンコ玉検知装置およびパチンコゲーム機 - Google Patents

パチンコ玉検知装置およびパチンコゲーム機

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JPH04307079A
JPH04307079A JP7101391A JP7101391A JPH04307079A JP H04307079 A JPH04307079 A JP H04307079A JP 7101391 A JP7101391 A JP 7101391A JP 7101391 A JP7101391 A JP 7101391A JP H04307079 A JPH04307079 A JP H04307079A
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孝俊 武本
Kazunari Kawashima
川島 一成
Shigeru Handa
半田 繁
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Ace Denken KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ玉検知装置お
よびパチンコゲーム機に関し、特に、パチンコゲーム機
の盤面でのパチンコ玉の位置を検知するものに関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコゲーム機において、その通過経
路で金属のパチンコ玉の通過を検出するセンサがある。 遊技者の弾く、パチンコ玉の打玉、アウト孔に入ったア
ウト玉、セーフ孔に入った玉等を各パチンコゲーム機に
ついて正確に把握することは、遊技場の利益管理や顧客
管理の上で非常に重要である。
【0003】このような、パチンコゲーム機の通過経路
でパチンコ玉の通過を検知する従来技術として、特公昭
64−3506号公報に開示されるものがある。
【0004】すなわち、同公報には、接点対を有する上
側シートと下側シートとを設け、上側シートにパチンコ
玉が載ったときパチンコ玉の重量で接点対が導通するこ
とによりパチンコ玉を検知する検知装置が開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、パチンコゲーム機の流路でしかパチンコ
玉を検知することができないので、パチンコゲーム機の
盤面でのパチンコ玉の位置を検知することができない。 このため、従来の技術では、ゲームの進行の様子を知る
ことができず、パチンコゲーム機の正確な管理には機能
が不足しているという問題点があった。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたもので、パチンコ玉の検出をその盤面で行な
うことができ、パチンコゲーム機の管理機能が充実した
パチンコ玉検知装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、 1  複数の並列した折り返し状の送信線をパチンコゲ
ーム機の盤面に沿ったガラス基板の片面に取り付け、パ
チンコ玉の接近により電磁特性が変化する複数の並列し
た折り返し状の受信線を、前記送信線と交差方向で電磁
的に結合させて前記ガラス基板の反対面に配置して構成
され、各送信線と各受信線との包囲部に検知単位を有す
るマトリクスセンサと、各送信線に所定の周波数の信号
を順次送信する送信回路と、前記送信回路と同期して各
受信線から信号を順次受信する受信回路と、第1データ
処理装置と、第2データ処理装置とを有し、前記第1デ
ータ処理装置は、前記受信回路からの受信信号に基づい
て、前記盤面上のパチンコ玉と1対1で対応する前記マ
トリクスセンサの検知単位を決定し、検知信号を出力す
る頂点検出手段を有し、前記第2データ処理装置は、1
または複数の検知単位を玉監視領域とし、該玉監視領域
データを記憶する玉監視領域記憶手段と、前記玉監視領
域データを読込み、前記頂点検出手段からの検知信号に
基づくパチンコ玉の検知データを前記玉監視領域データ
と対応させ、一致する検知データの個数をカウントし、
玉データとして記憶する玉監視手段とを有することを、
特徴とするパチンコ玉検知装置。
【0008】2  前記第2データ処理装置は、前記頂
点検出手段からの検知信号に基づくパチンコ玉の検知デ
ータの複数個をバッチ処理し、前記盤面上でパチンコ玉
の軌跡を求め、軌跡データとして記憶するバッチ処理手
段を有することを特徴とする1項記載のパチンコ玉検知
装置。
【0009】3  前記第2データ処理装置は、前記玉
監視手段からの玉データを集中管理装置へ出力するため
の通信ドライバと、前記玉監視手段、前記バッチ処理手
段および前記通信ドライバを搭載するための通信出力ボ
ードと、前記バッチ処理手段からの軌跡データを前記集
中管理装置へ出力するためのバッチ処理ボードとを有す
ることを、特徴とする2項記載のパチンコ玉検知装置。
【0010】4  前記第2データ処理装置は、前記玉
監視手段からの玉データおよび前記バッチ処理手段から
の軌跡データを集中管理装置へ出力するためのパルス出
力回路と、前記玉監視手段、前記バッチ処理手段および
前記パルス出力回路を搭載するためのパルス出力ボード
とを有することを、特徴とする2項記載のパチンコ玉検
知装置。
【0011】5  前記第2データ処理装置は、前記玉
監視手段、前記バッチ処理手段を搭載するとともに、前
記玉監視手段からの玉データを標準集中管理装置へ出力
するための通信ドライバと、前記玉監視手段からの玉デ
ータおよび前記バッチ処理手段からの軌跡データをホス
ト集中管理装置へ出力するためのパルス出力回路との一
方を選択的に搭載可能な選択出力ボードと、前記バッチ
処理手段からの軌跡データを前記標準集中管理装置へ出
力するためのバッチ処理ボードとを有することを、特徴
とする2項記載のパチンコ玉検知装置。
【0012】6  前記第2データ処理装置は、前記玉
監視手段からの玉データを集中管理装置へ出力する通信
ドライバと、前記玉監視手段、前記バッチ処理手段およ
び前記通信ドライバを搭載するための通信出力ボードと
、前記玉監視手段からの玉データおよび前記バッチ処理
手段からの軌跡データを前記集中管理装置へ出力するた
めのパルス出力回路と、該パルス出力回路を搭載するた
めのパルス出力ボードとを有することを、特徴とする2
項記載のパチンコ玉検知装置。
【0013】7  前記第2データ処理装置は、前記玉
監視手段および前記バッチ処理手段を搭載するための標
準ボードと、前記玉監視手段からの玉データを集中管理
装置へ出力するための通信ドライバと、前記通信ドライ
バを搭載するための通信出力ボードと、前記バッチ処理
手段からの軌跡データを前記集中管理装置へ出力するた
めのバッチ処理ボードとを有することを、特徴とする2
項記載のパチンコ玉検知装置。
【0014】前記第2データ処理装置は、前記玉監視手
段および前記バッチ処理手段を搭載するための標準ボー
ドと、前記玉監視手段からの玉データおよび前記バッチ
処理手段からの軌跡データを集中管理装置へ出力するパ
ルス出力回路と、該パルス出力回路を搭載するためのパ
ルス出力ボードとを有することを、特徴とする2項記載
のパチンコ玉検知装置。
【0015】9  前記頂点検出手段からの検知信号を
検知データとして記憶する検知データ記憶手段を有し、
前記第2データ処理装置は、前記検知データ記憶手段に
記憶される検知データを読み込む構成を有することを、
特徴とする1項,2項,3項,4項,5項,6項,7項
,8項または9項記載のパチンコ玉検知装置。
【0016】10  1項,2項,3項,4項,5項,
6項,7項,8項,9項または10項記載のパチンコ玉
検知装置のマトリクスセンサを盤面に沿って設けたこと
を特徴とするパチンコゲーム機に存する。
【0017】
【作用】送信回路から複数の折り返し状の送信線に所定
の周波数の信号を順次送信し磁界を発生させると、その
送信線と電磁的に結合した受信線には相互誘導作用によ
り起電力が発生する。このとき、パチンコ玉がマトリク
スセンサに接近すると、パチンコ玉の表面にはマトリク
スセンサによる磁束を打ち消す方向に渦電流が発生する
。送信線は、その渦電流の影響でインピーダンスが変化
して電流を変化させ、これに応じて、受信線は、起電力
の大きさを変化させる。このときの送信線と受信線とを
検出して、その交差位置からマトリクスセンサでのパチ
ンコ玉の位置を座標として把握することができる。
【0018】第1データ処理装置は、頂点検出手段によ
り、盤面上のパチンコ玉と1対1で対応するマトリクス
センサの検知単位を決定する。第2データ処理装置は、
玉監視手段により、頂点検出手段からの検知信号に基づ
くパチンコ玉の検知データを、玉監視領域記憶手段から
の玉監視領域データと対応させ、一致する検知データの
個数をカウントし、玉データとして記憶する。
【0019】また、第2データ処理装置は、バッチ処理
手段により、盤面上でパチンコ玉の軌跡を求め、軌跡デ
ータとして記憶する。
【0020】データ処理は第1データ処理装置と第2デ
ータ処理装置とで分けて行われるため、データ処理装置
の処理負担が軽減される。
【0021】パチンコゲーム機では、マトリクスセンサ
によりゲームの進行を監視し、打玉、アウト玉、入賞役
物装置のセーフ玉の状況を知り、打ち止め管理や不正に
よる異常のチェックをしたり、釘調整等のデータとして
利用したりすることができる。
【0022】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の第1実施例に
ついて説明する。図1〜図17は本発明の第1実施例を
示している。
【0023】図2に示すように、パチンコゲーム機10
は、盤面11に案内レール12に沿ってパチンコ玉を打
込むようになっており、その盤面11は案内レール12
の内側がゲーム域をなしている。
【0024】パチンコゲーム機10のゲーム域には、パ
チンコ玉を弾く多数の釘13,13…が打ち込まれ、諸
所にセーフ孔14a,14a…が開設され、上流から下
流の間の盤面中央部に入賞役物装置14bが設けられ、
ゲーム域の下端にアウト孔15が開設されている。入賞
役物装置14bは、入賞により変動して多数のパチンコ
玉をセーフ玉とする装置である。パチンコゲーム機10
の前面にはパチンコ玉の打ち出し操作をする打ち出しハ
ンドル33と、出玉を受け取る玉皿34とが設けられて
いる。
【0025】盤面11を覆っている前面ガラスは、パチ
ンコゲーム機10の盤面11に沿っており、表面ガラス
体16と内側ガラス体17とによる2重構成となってい
る。
【0026】マトリクスセンサ20は、図3に示すよう
な盤面11を覆う2枚のガラス体のうち、内側であって
盤面側である内側ガラス体17をガラス基板として面状
に構成されており、従って、表面ガラス体16と盤面1
1との間に設けられている。図4に示すように、マトリ
クスセンサ20では、1本の送信線22が折返部61で
Uターンした平行の折り返し状(またはループ状)とな
るようにして、複数の送信線22を構成し、これらが一
方向に並列して内側ガラス体17の片面に配置して取付
けられている。
【0027】また、複数の受信線26も、同様に、1本
の受信線26がUターンして平行の折り返し状(または
ループ状)となるようにして、複数の受信線26を構成
し、これらが一方向に並列して内側ガラス体17の反対
面に配置して取付けられている。送信端子23および受
信端子27は、パチンコゲーム機に取り付けたときの内
側ガラス体17の上下関係でその下端に集中して配置さ
れている。
【0028】各受信線26は、各送信線22と電磁的に
結合し、パチンコ玉の接近により電磁特性が変化するよ
う各送信線22に対する面平行位置に直角の交差方向で
配置され、内側ガラス体17を基板とする各送信線22
と各受信線26とで面状のマトリクスセンサ20が構成
されている。
【0029】図4の正面図で、交差する各送信線22と
各受信線26とにより囲まれる正方形状の各包囲部は、
電磁特性値たるインピーダンス変化によりパチンコ玉を
感知する検知単位20a,20a…をなしている。
【0030】図5の(A)に内側ガラス体17の拡大断
面図を、(B)に(A)で破線により丸く囲んだ部分の
拡大図を示す。内側ガラス体17は、受信線26(図4
に示す)のための保護シートである内部保護ガラス板1
7a、受信側ガラスベース基板17b、送信側ガラスベ
ース基板17c、送信線22(図4に示す)のための保
護シートである外側ガラス板17dの4重積層の構成を
有している。内側ガラス体(前面ガラス)17は、代表
的に縦の長さaが367mm±10mm、横の長さbが
405mm±10mmの大きさの四角形状を有するガラ
ス基板であって、3.0〜3.5mmの厚さを有してい
る。内部保護ガラス板17aと外側ガラス板17dとは
、受信側ガラスベース基板17bおよび送信側ガラスベ
ース基板17cより縦の長さが短く、内側ガラス体17
は、下端17pが露出している。
【0031】内部保護ガラス板17aと受信側ガラスベ
ース基板17bとの間には、複数の並列した折り返し状
の受信線26が挾装され、送信側ガラスベース基板17
cと外側ガラス板17dとの間には、複数の並列した折
り返し状の送信線22が挾装されている。従って、内側
ガラス体17は、送信側ガラスベース基板17cの一方
の面上に送信線22を透明接着剤層18aにより貼り合
わせて配置し、その上を覆うように外側ガラス板17d
を透明接着剤層18bにより貼り合わせ、受信側ガラス
ベース基板17bの他方の面上に受信線26を透明接着
剤層18cにより貼り合わせて配置し、その上を覆うよ
うに内部保護ガラス板17aを透明接着剤層18dによ
り貼り合わせ、送信側ガラスベース基板17cの他方の
面と、受信側ガラスベース基板17bの他方の面とを透
明接着剤層18eにより貼り合わせて構成される。
【0032】複数の送信線22の表側である外側ガラス
板17dの表面の全面上には、シールド用の透明導電膜
が添設されている。透明導電膜は、酸化インジウム(I
.T.O.)の膜あるいは酸化スズの膜等により形成さ
れる。
【0033】図4に示すように、四角形状の送信側ガラ
スベース基板17cは、その縦方向の一辺に沿って細長
いフレキシブルプリント基板(FPC)から成る送信側
折返基板19aを接着し、縦方向の反対側の辺と下端の
辺の一部に沿って同じくフレキシブル基板から成るL字
状の送信側引回基板19bを接着している。送信側折返
基板19aは、図6に示すように、銅箔から成る導電体
パターンにより複数、具体的には32本の弧状の折返部
61を一列に形成し、図7に示すように、各折返部61
の一端61aにワイヤ62の一端62aを半田63を用
いた半田付けまたは溶接により接続している。
【0034】反対側の送信側引回基板19bは下端の一
部が突出しており、その突出部には、図8に示すように
、その縁上に、辺の一部に沿って、銅箔から成る導電体
パターンにより複数、具体的には64本の縦方向にのび
る外部接続用の送信端子23が形成されている。各送信
線22の端子側は、各送信線22の送信端子23と各送
信端子23への引回部64とを有している。各送信端子
23への引回部64は、導電体パターンにより送信側引
回基板19bに形成され、各送信端子23から送信側引
回基板19bに沿ってのびている。
【0035】各折返部61の一端61aからのびるワイ
ヤ62の他端62bは、ワイヤ62に張りを持たせ、対
応する端子側の引回部64の始点64aに、半田63を
用いた半田付けまたは溶接により接続して、引回部64
を介して送信端子23に接続されている。なお、引回部
64は、高周波障害を除去するため、2本の直線部分を
円弧部64Rで接続している。
【0036】同様に、四角形状の受信側ガラスベース基
板17aは、その横方向の上端の一辺に沿って受信側折
返基板29aを接着し、横方向の下端の辺の一部に沿っ
て細長い受信側引回基板29bを接着している。受信側
折返基板29aは、送信側折返基板19aと同様に、銅
箔から成る導電体パターンにより複数、具体的には32
本の弧状の折返部61を形成し、各折返部の一端61a
にワイヤ62の一端62aを半田63を用いた半田付け
または溶接により接続している。
【0037】反対側の受信側引回基板29bは下端の一
部が突出しており、その突出部には、その縁上に、辺の
一部に沿って、送信側ガラスベース基板17cに受信側
ガラスベース基板17bを貼り合わせたとき、互いに重
ならない非対向位置に、銅箔から成る導電体パターンに
より複数、具体的には64本の縦方向にのびる外部接続
用の受信端子27が形成されている。各受信線26の端
子側は、各受信線26の受信端子27と各受信端子27
への引回部64とを有している。各受信端子27への引
回部64は、導電体パターンにより受信側引回基板29
bに形成され、各受信端子27から受信側引回基板29
bに沿ってのびている。
【0038】各折返部61の一端61aからのびるワイ
ヤ62の他端62bは、ワイヤ62に張りを持たせ、対
応する端子側の引回部64の始点64aに、半田63を
用いた半田付けまたは溶接により接続して、引回部64
を介して受信端子27に接続されている。
【0039】送信線22と受信線26とは、このように
、各折返基板19a,29aに形成された各折返部61
と、各引回基板19b,29bに形成された各引回部6
4と、各ワイヤ62と、送信線22の端部をなす送信端
子23、受信線26の端部をなす受信端子27とにより
構成されている。なお、各ワイヤ62は、遊技客に目立
たなくするため、その表面がつや消し処理を施した黒色
であり、光の反射を防ぐようにしてある。
【0040】通常のパチンコゲーム機10に好適なマト
リクスセンサ20のパターンは、送信線22が32行、
受信線26が32列で、検知単位20aの個数が合計1
024個のパターンである。なお、図4では、外側以外
のパターンを省略して図示している。
【0041】送信線22,受信線26を構成するワイヤ
の太さは、好適に25μm〜30μmの値に設定される
。本実施例の場合、図4に示すように、送信端子23お
よび受信端子27の全体の幅c,dは、それぞれ126
mmであり、また、図6に示すように、送信側折返基板
19aおよび送信側引回基板19bの縦方向に伸びる部
分の幅e,fは、それぞれ10mm以下に形成される。
【0042】また、図8に示すように、送信端子23お
よび受信端子27のそれぞれ1本の幅gは、1.5mm
である。
【0043】図9に示すように、マトリクスセンサ20
には、受信側ガラスベース基板17bおよび送信側ガラ
スベース基板17cの下端部に、コネクタ取付板66が
設けられている。コネクタ取付板66は、押え部66a
により内側ガラス体17の下端17pを両側から挟んで
、内側ガラス体17に一体的に固定されている。コネク
タ取付板66は、プラスチックまたはステンレス製であ
って、内側ガラス体17の幅でそれに沿って下方に延び
、マトリクスセンサ20の内側ガラス体17の延長面上
にある。
【0044】コネクタ取付板66には、図4に示すよう
に、送信端子23および受信端子27に対応する位置に
送信コネクタ67aと受信コネクタ67bとが固定され
ている。送信コネクタ67aは各送信線22の送信端子
23に接続され、受信コネクタ67bは各受信線23の
受信端子27に接続されている。コネクタ取付板66は
、送信コネクタ67aと受信コネクタ67bとを備えた
位置で最も厚くなっているが、送信コネクタ67aと受
信コネクタ67bは低背型であり、コネクタ取付板66
の最も厚い部分の厚さhは、マトリクスセンサ20の内
側ガラス体17、すなわち、内部保護ガラス板17aお
よび外側ガラス板17dで両面を覆われた受信側ガラス
ベース基板17bおよび送信側ガラスベース基板17c
の厚さiと同じか、やや薄くなっている。
【0045】表面ガラス体16とマトリクスセンサ20
との間には、マトリクスI/O 送信・受信ボード17
1が配置されている。送信・受信ボード171は、プリ
ント基板から成る取付基板171aと、取付基板171
aを収容するマトリクスI/O ケース35とを備えて
いる。取付基板171aには、マトリクスセンサ20の
複数の送信線22へ送信する送信回路40と、複数の受
信線26から受信する受信回路50と、送信コネクタ6
7aおよび受信コネクタ67bとそれぞれ接続する接合
コネクタ37とが取り付けられている。
【0046】送信コネクタ67aおよび受信コネクタ6
7bと接合コネクタ37とは、互いに接続することによ
り、送信端子23を送信回路40に接続し、受信端子2
7を受信回路50に接続するようになっている。
【0047】パチンコ玉を検知するためのパチンコ玉検
知装置を構成する信号処理システムは、図1および図1
0〜図17に示すとおりである。図10に示すように、
マトリクスセンサ20は、マトリクスI/O 送信・受
信ボード171を介してCPUメモリコントロールボー
ド172の統御下にある。CPUメモリコントロールボ
ード172は、第1データ処理装置を構成し、通信回線
179で通信可能となっている。また、CPUメモリコ
ントロールボード172は、CPUユニット30がカー
ド173から監視ポイントを読込むためのインターフェ
ース部176を有している。
【0048】カード173は、パチンコ玉の玉監視領域
を読出し可能に記憶し、インターフェース部176に着
脱可能な監視メモリのメモリカードであって、このため
、玉監視領域記憶手段83を有している。玉監視領域記
憶手段83は、1または複数の検知単位20aを玉監視
領域とし、この玉監視領域データを記憶する手段である
【0049】カード173は、パチンコゲーム機10の
盤面に設けられたセーフ孔14a,14a…および打玉
検出位置やアウト孔15の位置のデータや、セーフ孔1
4a,14a…およびアウト孔15に入るパチンコ玉の
検出アルゴリズム等が玉監視データとして記録されてい
る。なお、カードとしては、マスクROMまたはワンタ
イムROMが好適であるが、RAMカードを用いること
もできる。
【0050】CPUメモリコントロールボード172に
接続されているオプション174は、パチンコゲーム機
10の盤面11と内側ガラス体617との間で動き回る
パチンコ玉の軌跡を記録するための装置である。
【0051】オプション174は、半導体メモリ等に記
憶する方式のものもあるが、遊技客が増える時間帯には
、パチンコゲーム機10の稼動率が高くなるため膨大な
記憶容量を必要とし、膨大な記憶容量を必要とする半導
体メモリは一般に高価であったり、より大きなスペース
を必要としたりすることから、ハードディスクを使って
、パチンコ玉の動きを記録するようになっている。なお
、ハードディスクとしては、光ディスク、光・磁気ディ
スク、アナログ式またはデジタル式テープレコーダ、ビ
デオテープ、あるいは、直接パソコンを接続する方式な
どのうちのいずれによるものであってもよい。
【0052】記録されたデータは、パチンコ玉の軌跡を
解析するためのソフトウェアを組み込んだコンピュータ
にかけられて演算処理され、パチンコ遊技場(ホール)
で必要なデータを得ることができる。
【0053】マトリクスI/O 送信・受信ボード17
1は、送信回路40を設けた送信回路基板66aと、受
信回路50を設けた受信回路基板66bとを有している
。 送信回路40は各送信線22に所定の周波数の信号を順
次送信する回路であり、受信回路50は送信回路40と
同期して各受信線26から信号を順次受信する回路であ
る。送信回路40による送信線22への電圧波形として
は、周波数1〜1.3MHzの0Vを中心とした連続の
サイン波が好適である。
【0054】送信回路40は、図11に示すように、送
信コネクタ41と、送信コネクタ41に接続した増幅器
42およびチャンネル切替ロジック43と、増幅器42
およびチャンネル切替ロジック43に接続したアナログ
マルチプレクサ44と、アナログマルチプレクサ44に
接続するとともに、送信コネクタ67aを介して複数、
具体的には32回路の送信線22側にそれぞれ接続した
32個のPNP+NPNのトーテムポールドライバ45
とにより構成されている。
【0055】チャンネル切替ロジック43は、図12に
示すように、カウンタIC43aを有効に利用して、ク
ロック用とリセット用との2本の制御線で動作を行なう
ものである。
【0056】受信回路50は、図13に示すように、受
信コネクタ67bを介して複数、具体的には32回路の
受信線26側にそれぞれ接続した32個のCTトランス
(変流器)51と、CTトランス51に接続したアナロ
グマルチプレクサ52と、アナログマルチプレクサ52
に接続した増幅器53およびチャンネル切替ロジック5
4と、増幅器53およびチャンネル切替ロジック54に
接続した受信コネクタ55とにより構成されている。従
って、受信回路50は、各CTトランス51を介して各
受信線26から信号を受信するようになっている。
【0057】CTトランス51は、各受信線26とアナ
ログマルチプレクサ52とを絶縁するとともに、各受信
線26からの信号を10倍に増幅するものである。アナ
ログマルチプレクサ52は各CTトランス51から信号
を順次受信するものであり、増幅器53はアナログマル
チプレクサ52からの信号を増幅するものである。チャ
ンネル切替ロジック54は、送信回路40のチャンネル
切替ロジック43と同様の部材である。
【0058】図14に示すように、CPUメモリコント
ロールボード172は、送信側では、CPUユニット3
0に接続したCPUコネクタ46と、CPUコネクタ4
6を介してCPUユニット30からのスタート信号に応
じて送信クロックを送るシーケンス制御回路47と、送
信クロックを受けて送信信号を送るバンドパスフィルタ
48と、送信信号を増幅して送信コネクタへ送る増幅器
49とを有している。
【0059】また、CPUメモリコントロールボード1
72は、受信側では、受信コネクタ55からの受信信号
を増幅する増幅器71と、増幅信号を受けるバンドパス
フィルタ72と、バンドパスフィルタ72からの受信信
号を受ける全波整流・増幅器73と、全波整流・増幅器
73からの受信信号を受ける2段のローパスフィルタ7
4a,74bと、ローパスフィルタ74bからの受信信
号を受け、シーケンス制御回路47により制御されてデ
ジタルデータを双方向RAM76に送るA/Dコンバー
タ75と、そのデジタルデータを受け、シーケンス制御
回路47により制御されて受信データを書込み、CPU
コネクタ46からの読出信号に応じて受信データをCP
Uコネクタ46を介してCPUユニット30に送る双方
向RAM76とを有している。
【0060】双方向RAM76は、受信回路50からの
信号に基づいて、パチンコ玉の位置を各送信線22と各
受信線26とによる検知単位20aの検知データとして
記憶するメモリであって、内部にカウンタを持っており
、パチンコ玉のマトリクスデータの処理は、すべてその
カウンタにより行なっている。
【0061】CPUメモリコントロールボード172に
は、CPUユニット30およびカード173が取付けら
れ、マトリックスコントローラを構成している。図15
に示すように、CPUユニット30は、第1データ処理
装置30aと第2データ処理装置30bとの2つのCP
U80a,80bに分割されている。第1データ処理装
置30aのCPU30aは頂点検出手段81を有してお
り、第2データ処理装置30bのCPU30bは玉監視
手段82とバッチ処理手段84とを有している。
【0062】頂点検出手段81は、送信信号と同期した
受信回路50からの受信信号に基づく双方向RAM76
の検知データを読込み、盤面11上のパチンコ玉と1対
1で対応するマトリクスセンサ20の検知単位20aを
決定し、検知信号を出力する手段である。
【0063】玉監視手段82は、カード173から玉監
視領域データを読込むとともに、頂点検出手段81から
の検知信号に基づくパチンコ玉の検知データを玉監視領
域データと対応させ、一致する検知データの個数をカウ
ントし、玉データとして記憶する手段である。
【0064】バッチ処理手段84は、頂点検出手段81
からの検知信号に基づくパチンコ玉の検知データの複数
個をバッチ処理し、盤面11上でパチンコ玉の軌跡を求
め、軌跡データとして記憶する手段である。
【0065】第1データ処理装置30aとCPUコネク
タ46との間には、共有メモリ101が設けられており
、第1データ処理装置30aと第2データ処理装置30
bとの間には、共有メモリ107とパラレルI/O10
8とが設けられている。共有メモリ101は、デュアル
ポートRAMから成り、頂点検出手段81からの検知信
号を検知データとして記憶する検知データ記憶手段であ
る。第2データ処理装置30bは、共有メモリ101に
記憶される検知データを読み込む構成を有して、読み込
んだ検知データの処理を行うようになっている。
【0066】図17に示すように、第2データ処理装置
30bは、バッチ処理ボード87と選択出力ボード88
aとを有している。バッチ処理ボード87は、CPU3
0bのバッチ処理手段84からの軌跡データを標準集中
管理装置へ出力するための回路を有するボードである。 選択出力ボード88aは、CPU30bを搭載するとと
もに、CPU30bの玉監視手段82からの玉データを
標準集中管理装置へ出力するための通信ドライバ85と
、玉監視手段82からの玉データおよびバッチ処理手段
84からの軌跡データをホスト集中管理装置へ出力する
ためのパルス出力回路との一方を選択的に搭載可能なボ
ードであって、バッチ処理ボード87との接続部を有し
ている。
【0067】標準集中管理装置およびホスト集中管理装
置(図示せず)は、複数のパチンコゲーム機10の各C
PU30からのデータに基づき、各パチンコゲーム機1
0の稼動状況を管理する構成を有している。
【0068】次に作用を説明する。CPUユニット30
からのアドレス信号およびコントロール信号は、CPU
コネクタ46を経て、マトリクスセンサ20に伝達され
る。
【0069】マトリクスセンサ20では、送信側で、シ
ーケンス制御回路47がスタート信号を受け、16MH
zの原振クロックを必要に応じて分周して送信クロック
を出力する。シーケンス制御回路47からの送信クロッ
クは、バンドパスフィルタ48によりデジタル信号から
アナログ信号へと波形整形された後、増幅器49により
増幅され、送信コネクタ41へと送られる。
【0070】さらに、送信信号は、送信回路40で増幅
器42により増幅される。アナログマルチプレクサ44
は、チャンネル切替ロジック43により切替えられたチ
ャンネルで、トーテムポールドライバ45を順次動作し
、それによりトーテムポールドライバ45は、増幅器4
2により増幅された信号を所定の周期で送信線22に順
次出力するものである(図16ステップ91参照)。
【0071】マトリクスセンサ20では、送信回路40
から複数の折り返し状の送信線22に所定の周波数の信
号を順次送信し磁界を発生させると、その送信線22と
電磁的に結合した受信線26には、相互誘導作用により
起電力が発生する。このとき、金属であるパチンコ玉が
マトリクスセンサ20の検知単位20aに接近すると、
パチンコ玉の表面にはマトリクスセンサ20による磁束
を打ち消す方向に渦電流が発生する。送信線22は、そ
の渦電流の影響でインピーダンスが変化して電流を変化
させ、これに応じて、受信線26は起電力の大きさを変
化させる。
【0072】このとき、各送信線22および各受信線2
6の引回部64は、絶縁層68を介してシールド層69
で挟み込まれているため、各送信線22および各受信線
26で磁力の回り込みがなくなり、検出の精度が良好と
なる。
【0073】受信側では、受信回路50は、シーケンス
制御回路47により送信回路40と同期し、各CTトラ
ンス51を介して各受信線26から信号を受信する。図
13に示すように、複数の受信線26にあらわれる電磁
特性値たる電流が、CTトランス51により10倍に増
幅される。CTトランス51により増幅を行なうため、
それだけ受信側の増幅器の増幅度を大きくする必要がな
くなる。CTトランス51は、金属センサを構成するマ
トリクスセンサ20の各受信線26と受信回路50のア
ナログマルチプレクサ52とを絶縁させ、パチンコゲー
ム機10から受信回路50にノイズが入るのを防止する
とともに、受信信号を増幅する。
【0074】アナログマルチプレクサ52は、CTトラ
ンス51を経た各受信線26からの信号を、チャンネル
切替ロジック54により切替え、所定の周期で順次出力
するものである。アナログマルチプレクサ52からの信
号は、増幅器53により100倍に増幅される(図16
ステップ92参照)。
【0075】受信信号は、受信コネクタ55、増幅器7
1、バンドパスフィルタ72を経て、増幅および検波が
行なわれる。バンドパスフィルタ72からの受信信号は
、アナログ信号となっており、このアナログ信号は、全
波整流・増幅器73で波形整形が行なわれる。その全波
整流・増幅器73からの信号は、ローパスフィルタ74
a,74bで積分処理により平均化が行なわれる。
【0076】次に、受信信号は、A/Dコンバータ75
に送られる。A/Dコンバータ75は、例えば12ビッ
ト等所定のビット単位でマトリクスセンサ20からの信
号をデジタル信号に変換し、シーケンス制御回路63に
より制御されて検知データを双方向RAM76に記録さ
せる(図16ステップ93参照)。この処理スピードは
、1秒間に2万5千回の高速である。双方向RAM76
は、シーケンス制御回路63からの書込信号によりCP
Uユニット30の動作とは無関係に検知データを記録し
た後、1クロックを入力することによりアドレスを+1
アップする(図16ステップ94参照)。双方向RAM
76の容量は、例えば、2048バイトである。
【0077】次に、受信回路50のアナログマルチプレ
クサ52が、各受信線26からの信号を切替え(図16
ステップ95参照)、32本の受信線26に応じて32
回、上記ステップを繰返す(図16ステップ96参照)
。32回繰返したならば、送信回路40のアナログマル
チプレクサ44が送信線22を切替え(図16ステップ
97参照)、再び、信号処理を繰返す。
【0078】こうして、受信信号が変化した受信線26
と、そのとき送信した送信線22,22…とをスキャン
ニングにより検出し、その交差位置からマトリクスセン
サ20でのパチンコ玉の位置を座標として把握すること
ができる。検知単位20aの個数は送信線22が32行
、受信線26が32列で合計1024個であるため、パ
チンコ玉が盤面11のどのセーフ孔14aおよびアウト
孔15を通過しても検出することができる。
【0079】双方向RAM76は、受信回路50からの
信号に基づいて、受信信号が変化した受信線26と、そ
のとき送信した送信線22との交差位置からマトリクス
センサ20でのパチンコ玉の位置を各送信線22と各受
信線26とによる検知単位20aの検知データとして記
憶する。
【0080】CPUユニット30は、必要に応じて読出
スタート信号により双方向RAM76に記録されたパチ
ンコ玉の位置に関する検知データを読込み、演算処理を
行なう。第1図は、第1データ処理装置30aおよび第
2データ処理装置30bの機能を示すブロック図である
【0081】第1データ処理装置30aでは、共有メモ
リ101からマトリックス・データを引き取り(ステッ
プ102)、頂点検出手段81で頂点検出処理を行い、
さらに、マトリックス・データの異常検出(ステップ1
03)と積算処理(ステップ104)とを行う。また、
第1データ処理装置30aでは、タイマ管理(ステップ
105)、第2データ処理装置30bとの通信管理など
(ステップ106)を行う。
【0082】第2データ処理装置30bでは、共有メモ
リ107を介して、頂点検出手段81からマトリックス
・データを引き取り(ステップ102)、アルゴリズム
処理(ステップ110)とアプリケーション(ステップ
111)とを行う。また、第2データ処理装置30bは
、第1データ処理装置30aなどとの通信管理(ステッ
プ112,113)を行って、通信ドライバ114によ
り集中管理装置(図示せず)へ通信を行う。
【0083】また、メモリカード173からのデータを
タイマ管理し(ステップ115)、通信管理して(ステ
ップ116)通信ドライバ85により標準集中管理装置
(図示せず)へ通信を行ったり、パルス出力回路86に
よりホスト集中管理装置へ通信を行う。
【0084】このようなデータ処理において、第1デー
タ処理装置30aは、頂点検出手段81により、盤面1
1上のパチンコ玉と1対1で対応するマトリクスセンサ
の検知単位を決定する。
【0085】第2データ処理装置30bは、玉監視手段
82により、頂点検出手段81からの検知信号に基づく
パチンコ玉の検知データを、カード173の玉監視領域
記憶手段83からの玉監視領域データと対応させ、一致
する検知データの個数をカウントし、玉データとして記
憶する。
【0086】また、第2データ処理装置30bは、バッ
チ処理手段84により、盤面11上でのパチンコ玉の軌
跡を求め、軌跡データとして記憶する。
【0087】データ処理は第1データ処理装置30aと
第2データ処理装置30bとで分けて行われるため、ア
ルゴリズムの1次処理が第1データ処理装置30aのC
PU30aで行われて、第2データ処理装置30bのC
PU30bの処理負担が軽減される。
【0088】CPUユニット30は、この処理を繰返す
。マトリクスセンサ20は、パチンコゲーム機10の盤
面11でのパチンコ玉の入玉状況等、その動きを座標の
変化として追うことができる。パチンコゲーム機10で
は、マトリクスセンサ20によりゲームの進行を監視し
、集中管理装置は、複数のパチンコゲーム機10からの
データに基づき、打玉、アウト玉、入賞役物装置14b
のセーフ玉などの各パチンコゲーム機10の稼動状況を
知り、打ち止め管理や不正による異常のチェックをした
り、釘調整等のデータとして利用したりすることができ
る。
【0089】カード173は、新機種のパチンコゲーム
機10でパチンコ玉の状況を監視する場合には、それに
応じてカードを交換すればよい。カード173は、CP
Uメモリコントロールボード172のインターフェース
部176に挿着するだけで、玉監視領域データのセット
を容易に行なうことができ、パチンコゲーム機の入替な
どで多種のパチンコゲーム機に適用する場合にも玉監視
領域データの変更が容易である。カード173は、同一
機種のパチンコゲーム機10に用いるものであれば、1
つのカードをコピーして製造することができる。カード
173は、より複雑な処理を行なう場合には、その処理
に応じたデータ処理速度のCPUユニットを自由に選択
することによってより複雑な処理に対応することができ
る。
【0090】なお、CPUユニット30は、玉検出のア
ルゴリズムが簡単なものであるならば、安価な8ビット
のCPUを用いれば十分であり、複雑なアルゴリズムを
必要とする場合には、高速処理を行なうため、16ビッ
トCPUを用いるものを選択するとよい。いずれの場合
にも、パチンコ玉のスキャンニングの速度は、スキャン
ニングにCPUを介していないため、CPUの影響を受
けることはない。
【0091】マトリクスセンサ20は、送信コネクタ6
7aおよび受信コネクタ67bが接合コネクタ37と着
脱可能であるため、故障した場合にも、内側ガラス体1
7をマトリクスI/O 送信・受信ボード171から取
り外して、容易に交換や取付けをすることができ、また
、マトリクスセンサ20を搭載していないパチンコゲー
ム機にマトリクスセンサ20を取り付けることも容易に
行なうことができる。
【0092】次に、第2実施例について説明する。第1
8図は、第2実施例の第2データ処理装置の概略ブロッ
ク図を示している。なお、第1実施例と同種の部材には
、同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0093】本実施例では、第2データ処理装置30b
は、通信ドライバ85と、バッチ処理ボード87と、通
信出力ボード88bとを有している。通信ドライバ85
は、CPU30bの玉監視手段82からの玉データを集
中管理装置へ出力するための手段である。バッチ処理ボ
ード87は、CPU30bのバッチ処理手段84からの
軌跡データを集中管理装置へ出力するためのボードであ
る。通信出力ボード88bは、CPU30bおよび通信
ドライバ85を搭載するためのボードであって、バッチ
処理ボード87との接続部を有している。
【0094】次に、第3実施例について説明する。第1
9図は、第3実施例の第2データ処理装置の概略ブロッ
ク図を示している。なお、第1実施例と同種の部材には
、同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0095】本実施例では、第2データ処理装置30b
は、パルス出力回路86と、パルス出力ボード88cと
を有している。パルス出力回路86は、CPU30bの
玉監視手段82からの玉データおよびCPU30bのバ
ッチ処理手段84からの軌跡データを集中管理装置へ出
力するための回路である。パルス出力ボード88cは、
CPU30bおよびパルス出力回路86を搭載するため
のボードである。
【0096】次に、第4実施例について説明する。第2
0図は、第4実施例の第2データ処理装置の概略ブロッ
ク図を示している。なお、第1実施例と同種の部材には
、同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0097】本実施例では、第2データ処理装置30b
は、第2実施例と同様の通信ドライバ85およびパルス
出力回路86と、パルス出力ボード86aと、通信出力
ボード88dとを有している。パルス出力ボード86a
は、パルス出力回路86を搭載するためのボードである
。通信出力ボード88dは、CPU30bおよび通信ド
ライバ85を搭載するためのボードであって、パルス出
力ボード86aとの接続部を有している。
【0098】次に、第5実施例について説明する。第2
1図は、第2実施例の第2データ処理装置の概略ブロッ
ク図を示している。なお、第1実施例と同種の部材には
、同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0099】本実施例では、第2データ処理装置30b
は、第2実施例と同様の通信ドライバ85、通信出力ボ
ード85aと、バッチ処理ボード87と、標準ボード8
8eとを有している。通信出力ボード85aは、通信ド
ライバ85を搭載するための通信出力ボードである。標
準ボード88eは、CPU30bを搭載するためのボー
ドであって、バッチ処理ボード87および通信出力ボー
ド85aとの接続部を有している。
【0100】次に、第6実施例について説明する。第2
2図は、第6実施例の第2データ処理装置の概略ブロッ
ク図を示している。なお、第1実施例と同種の部材には
、同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0101】本実施例では、第2データ処理装置30b
は、標準ボード88fと、第3実施例と同様のパルス出
力回路86およびパルス出力ボード86aとを有してい
る。標準ボード88fは、CPU30bを搭載するため
のボードであって、パルス出力回路86との接続部を有
している。
【0102】
【発明の効果】本発明にかかるパチンコ玉検知装置およ
びパチンコゲーム機によれば、盤面に沿ったマトリクス
センサを用いてパチンコ玉を検知するので、パチンコ玉
の検出をその盤面で行うことができ、パチンコゲーム機
の管理機能が充実するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すパチンコ玉検知装置
のCPUの機能ブロック図ある。
【図2】パチンコゲーム機とマトリクスセンサとを概念
的に分解して示した斜視図である。
【図3】パチンコゲーム機の部分縦断面図である。
【図4】マトリクスセンサの正面図である。
【図5】マトリクスセンサを有する内側ガラス体の拡大
断面図である。
【図6】送信線の詳細な正面図である。
【図7】ワイヤの接続状態を示す送信線の拡大断面図で
ある。
【図8】送信端子の拡大正面図である。
【図9】図4に示すマトリクスセンサのIX−IX線断
面図である。
【図10】パチンコ玉検知装置の概略構成図である。
【図11】マトリクスI/O 送信・受信ボードの送信
回路のブロック図である。
【図12】チャンネル切替ロジックの主要部を示すブロ
ック図である。
【図13】マトリクスI/O 送信・受信ボードの受信
回路のブロック図である。
【図14】CPUメモリコントロールボードの受信およ
び送信回路のブロック図である。
【図15】データ処理装置の機能ブロック図である。
【図16】マトリクスセンサのスキャンニングのフロー
チャートである。
【図17】第2データ処理装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図18】第2実施例を示すパチンコ玉検知装置の第2
データ処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図19】第3実施例を示すパチンコ玉検知装置の第2
データ処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図20】第4実施例を示すパチンコ玉検知装置の第2
データ処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図21】第5実施例を示すパチンコ玉検知装置の第2
データ処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図22】第6実施例を示すパチンコ玉検知装置の第2
データ処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
B…パチンコ玉、10…パチンコゲーム機、11…盤面
、13…釘、14a…セーフ孔、15…アウト孔、17
…内側ガラス体、17a…内部保護ガラス板、17b…
受信側ガラスベース基板、17c…送信側ガラスベース
基板、17d…外側ガラス板、19a,29a…折返基
板、19b,29b…引回基板、20…マトリクスセン
サ、20a…検知単位、22…送信線、23…送信端子
、26…受信線、27…受信端子、30…CPUユニッ
ト、30a…第1データ処理装置、30b…第2データ
処理装置、40…送信回路、44,52…アナログマル
チプレクサ、47…シーケンス制御回路、50…受信回
路、51…CTトランス、53…増幅器、61…折返部
、62…ワイヤ、64…引回部、66…コネクタ取付板
、67a…送信コネクタ、67b…受信コネクタ、75
…A/Dコンバータ、76…双方向RAM、171…マ
トリクスI/O 送信・受信ボード、172…CPUメ
モリコントロールボード、173…カード、174…オ
プション、175…パーソナルコンピュータ、176…
インターフェース部、179…通信回線。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の並列した折り返し状の送信線をパチ
    ンコゲーム機の盤面に沿ったガラス基板の片面に取り付
    け、パチンコ玉の接近により電磁特性が変化する複数の
    並列した折り返し状の受信線を、前記送信線と交差方向
    で電磁的に結合させて前記ガラス基板の反対面に配置し
    て構成され、各送信線と各受信線との包囲部に検知単位
    を有するマトリクスセンサと、各送信線に所定の周波数
    の信号を順次送信する送信回路と、前記送信回路と同期
    して各受信線から信号を順次受信する受信回路と、第1
    データ処理装置と、第2データ処理装置とを有し、前記
    第1データ処理装置は、前記受信回路からの受信信号に
    基づいて、前記盤面上のパチンコ玉と1対1で対応する
    前記マトリクスセンサの検知単位を決定し、検知信号を
    出力する頂点検出手段を有し、前記第2データ処理装置
    は、1または複数の検知単位を玉監視領域とし、該玉監
    視領域データを記憶する玉監視領域記憶手段と、前記玉
    監視領域データを読込み、前記頂点検出手段からの検知
    信号に基づくパチンコ玉の検知データを前記玉監視領域
    データと対応させ、一致する検知データの個数をカウン
    トし、玉データとして記憶する玉監視手段とを有するこ
    とを、特徴とするパチンコ玉検知装置。
  2. 【請求項2】前記第2データ処理装置は、前記頂点検出
    手段からの検知信号に基づくパチンコ玉の検知データの
    複数個をバッチ処理し、前記盤面上でパチンコ玉の軌跡
    を求め、軌跡データとして記憶するバッチ処理手段を有
    することを特徴とする請求項1記載のパチンコ玉検知装
    置。
  3. 【請求項3】前記第2データ処理装置は、前記玉監視手
    段からの玉データを集中管理装置へ出力するための通信
    ドライバと、前記玉監視手段、前記バッチ処理手段およ
    び前記通信ドライバを搭載するための通信出力ボードと
    、前記バッチ処理手段からの軌跡データを前記集中管理
    装置へ出力するためのバッチ処理ボードとを有すること
    を、特徴とする請求項2記載のパチンコ玉検知装置。
  4. 【請求項4】前記第2データ処理装置は、前記玉監視手
    段からの玉データおよび前記バッチ処理手段からの軌跡
    データを集中管理装置へ出力するためのパルス出力回路
    と、前記玉監視手段、前記バッチ処理手段および前記パ
    ルス出力回路を搭載するためのパルス出力ボードとを有
    することを、特徴とする請求項2記載のパチンコ玉検知
    装置。
  5. 【請求項5】前記第2データ処理装置は、前記玉監視手
    段、前記バッチ処理手段を搭載するとともに、前記玉監
    視手段からの玉データを標準集中管理装置へ出力するた
    めの通信ドライバと、前記玉監視手段からの玉データお
    よび前記バッチ処理手段からの軌跡データをホスト集中
    管理装置へ出力するためのパルス出力回路との一方を選
    択的に搭載可能な選択出力ボードと、前記バッチ処理手
    段からの軌跡データを前記標準集中管理装置へ出力する
    ためのバッチ処理ボードとを有することを、特徴とする
    請求項2記載のパチンコ玉検知装置。
  6. 【請求項6】前記第2データ処理装置は、前記玉監視手
    段からの玉データを集中管理装置へ出力する通信ドライ
    バと、前記玉監視手段、前記バッチ処理手段および前記
    通信ドライバを搭載するための通信出力ボードと、前記
    玉監視手段からの玉データおよび前記バッチ処理手段か
    らの軌跡データを前記集中管理装置へ出力するためのパ
    ルス出力回路と、該パルス出力回路を搭載するためのパ
    ルス出力ボードとを有することを、特徴とする請求項2
    記載のパチンコ玉検知装置。
  7. 【請求項7】前記第2データ処理装置は、前記玉監視手
    段および前記バッチ処理手段を搭載するための標準ボー
    ドと、前記玉監視手段からの玉データを集中管理装置へ
    出力するための通信ドライバと、前記通信ドライバを搭
    載するための通信出力ボードと、前記バッチ処理手段か
    らの軌跡データを前記集中管理装置へ出力するためのバ
    ッチ処理ボードとを有することを、特徴とする請求項2
    記載のパチンコ玉検知装置。
  8. 【請求項8】前記第2データ処理装置は、前記玉監視手
    段および前記バッチ処理手段を搭載するための標準ボー
    ドと、前記玉監視手段からの玉データおよび前記バッチ
    処理手段からの軌跡データを集中管理装置へ出力するパ
    ルス出力回路と、該パルス出力回路を搭載するためのパ
    ルス出力ボードとを有することを、特徴とする請求項2
    記載のパチンコ玉検知装置。
  9. 【請求項9】前記頂点検出手段からの検知信号を検知デ
    ータとして記憶する検知データ記憶手段を有し、前記第
    2データ処理装置は、前記検知データ記憶手段に記憶さ
    れる検知データを読み込む構成を有することを、特徴と
    する請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9記
    載のパチンコ玉検知装置。
  10. 【請求項10】請求項1,2,3,4,5,6,7,8
    ,9または10記載のパチンコ玉検知装置のマトリクス
    センサを盤面に沿って設けたことを特徴とするパチンコ
    ゲーム機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996001409A1 (fr) * 1994-07-06 1996-01-18 Kabushiki Kaisha Ace Denken Capteur matriciel et procede de production

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