JPH04304797A - Ｃａｔｖ回線監視システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ＣＡＴＶシステムにお
いてＣＡＴＶ回線の監視を行うＣＡＴＶ回線監視システ
ムに関する。

【０００２】

【従来の技術】ＣＡＴＶシステムにおいては、センタに
設置された各種機器および中継増幅器等の状態を監視し
、これらに異常が発生した場合には即座に対応できるも
のとなっている。

【０００３】しかし、加入者に到達した映像を直接監視
しているわけではないので、機器の異常以外の原因、す
なわち例えば伝送特性の劣化や伝送中の外来ノイズなど
に起因する画像品質の劣化を監視することはできない。 このような原因による画質の劣化は、加入者からの苦情
により初めて知ることとなる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のＣ
ＡＴＶシステムでは、センタに設置された各種機器およ
び中継増幅器等の状態を監視しているのみであるため、
機器の異常以外の原因による画像品質の劣化を監視する
ことができないものとなっていた。

【０００５】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、加入者に到達
した映像の状態をセンタにおいて直接監視することがで
き、伝送特性の劣化や伝送中の外来ノイズなどに起因す
る画像品質の劣化をいち早く発見することができるＣＡ
ＴＶ回線監視システムを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、ＣＡＴＶ回線
を介して伝送された映像信号を受信する放送映像受信手
段と、この放送映像受信手段により受信された映像信号
に対応する、例えば静止画信号などの返送映像信号を前
記ＣＡＴＶ回線を介してセンタに返送する映像返送手段
とを具備した返送装置と、この返送装置より前記ＣＡＴ
Ｖ回線を介して返送された前記返送映像信号を受信する
返送映像受信手段と、この返送映像受信手段で受信され
た返送映像信号に対応する映像を表示する映像表示手段
とを具備し、センタに設けられた監視装置とから構成し
た。

【０００７】

【作用】このような手段を講じたことにより、ＣＡＴＶ
回線を介して伝送された映像信号は放送映像受信手段に
より受信され、この映像信号に対応する返送映像信号（
例えば静止画信号）が前記ＣＡＴＶ回線を介してセンタ
に返送される。そしてこのように前記ＣＡＴＶ回線を介
して返送された前記返送映像信号に対応する映像が映像
表示手段により表示される。従って、ＣＡＴＶ回線を介
して伝送された映像がセンタの映像表示手段に表示され
る。

【０００８】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例に係
るＣＡＴＶ回線監視システムを適用したＣＡＴＶシステ
ムにつき説明する。図１は本実施例に係るＣＡＴＶシス
テムの構成を示す図である。１はセンタであり、ＣＡＴ
Ｖ回線網２を介してテレビジョン放送を行う。ＣＡＴＶ
回線網２は、基幹伝送路である幹線ＴＬ、幹線ＴＬから
幹線増幅器ＴＡにより分岐した分岐線ＢＬ、分岐線ＢＬ
から分岐増幅器ＢＡにより分岐した分配線ＦＬおよび分
配線ＦＬからタップオフＴＯにより分岐した引込線ＤＬ
から構成され、枝状網をなしている。なお、幹線増幅器
ＴＡ、分岐増幅器ＢＡおよびタップオフＴＯは、双方向
形となっている。

【０００９】３はＣＡＴＶ回線網２の下り回線（例えば
、７０ＭＨｚ　以上の帯域）を介してなされるテレビジ
ョン放送の受信、すなわちＣＡＴＶ回線網２を介して伝
送されたテレビジョン信号の受信を行う端末であり、例
えば加入者の宅内に配置される。この端末３は、引込線
ＤＬに接続される。

【００１０】４は分配線ＦＬの終端に近いタップオフＴ
Ｏから分岐した引込線ＤＬに接続された返送装置である
。この返送装置４は、ＣＡＴＶ回線網２を介して伝送さ
れたテレビジョン信号を受信し、この受信したテレビジ
ョン信号をＣＡＴＶ回線網２上り回線（例えば、７０Ｍ
Ｈｚ　以下の帯域）を介してセンタ装置１に返送する。 ところでセンタ装置１は、監視装置１ａを有している。 この監視装置１ａは、返送装置４から返送されたテレビ
ジョン信号の監視を行う。図２はセンタ装置１および返
送装置４の具体的な構成を示すブロック図である。なお
、図１と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明
は省略する。

【００１１】同図に示すように、センタ装置１は放送設
備１１、混合器１２、増幅器１３、分波器１４、監視制
御装置１５、データ変調器１６、データ復調器１７、静
止画表示制御装置１８およびモニタ１９を具備してなる
。なお、監視制御装置１５、データ変調器１６、データ
復調器１７、静止画表示制御装置１８およびモニタ１９
は、監視装置１ａをなす。

【００１２】また返送装置４は、分波器４１、分配器４
２、テレビチューナ４３、データ復調器４４、返送制御
装置４５、静止画生成装置４６およびデータ変調器４７
よりなる。

【００１３】次に以上のように構成されたＣＡＴＶシス
テムの動作を説明する。放送設備１１は、テレビジョン
放送、音声放送、文字放送、データ放送およびファクシ
ミリ放送等を実際に行う周知の設備である。この放送設
備１１から、放送すべく出力された信号（テレビジョン
信号、音声信号あるいはデータ）は混合器１２を介して
増幅器１３に与えられる。増幅器１３は入力された信号
を、ＣＡＴＶ回線網２を伝送するのに必要なレベルに増
幅する。このように増幅がなされた信号は分波器１４を
介してＣＡＴＶ回線網２（下り回線）へと送出される。

【００１４】監視制御装置１５は、返送装置４に対して
各種の動作指示を行うための制御データを出力する。監
視制御装置１５から出力された制御データはデータ変調
器１６で符号化および変調がなされて高速ディジタル信
号とされる。この高速ディジタル信号は混合器１２で放
送設備１１から出力された信号と合成され、この信号と
ともにＣＡＴＶ回線網２（下り回線）へと送出される。

【００１５】返送装置４では、ＣＡＴＶ回線網２（下り
回線）を伝送された信号を分波器４１および分波器４２
を介して、テレビチューナ４３およびデータ復調器４４
に入力する。データ復調器４４は、所定周波数帯（制御
データの伝送用に設定したチャネルの周波数帯）の高速
ディジタル信号を復調して監視制御装置１５から出力さ
れた制御データを再生し、この制御データを返送制御装
置４５へと与える。返送制御装置５は、与えられた制御
データが示すチャネルを受信するようテレビチューナ４
３を制御する。

【００１６】テレビチューナ４３は、返送制御装置５に
より制御されて設定されたチャネルの受信を行い、受信
したテレビジョン信号を静止画生成装置４６へと与える
。静止画生成装置４６は、与えられたテレビジョン信号
中の１フレーム分を所定タイミングで抽出し、静止画信
号を生成する。この静止画信号はデータ変調器４７で符
号化および変調がなされて高速ディジタル信号とされる
。この高速ディジタル信号は、分波器４１を介してＣＡ
ＴＶ回線網２（上り回線）へと送出される。

【００１７】センタ装置１では、上述のように返送装置
４からＣＡＴＶ回線網２（上り回線）へと送出された高
速ディジタル信号を分波器１４を介してデータ復調器１
７に導入する。データ復調器１７は、入力された高速デ
ィジタル信号を復調して静止画信号を再生する。ここで
再生された静止画信号は静止画表示制御装置１８に与え
られる。静止画表示制御装置１８は、静止画信号に対応
する静止画をモニタ１９に表示させる。

【００１８】以上のように本実施例によれば、ＣＡＴＶ
回線網２中の末端まで伝送されたテレビジョン信号が、
静止画信号としてセンタ装置１に返送され、モニタ１９
に静止画が表示される。従って、センタにて監視者がモ
ニタ１９に表示された静止画の画質を評価することによ
り、端末３に到達するテレビジョン信号の状態、すなわ
ちＣＡＴＶ回線網２の状態をセンタにおいて監視するこ
とができる。

【００１９】また本実施例では、返送装置４からセンタ
装置１に対して静止画を返送するようにしているため、
このテレビジョン信号の返送のために必要な帯域は比較
的狭くて良く、多数の返送装置４からの返送をそれぞれ
別のチャネルで同時に行ったり、あるいは１つの返送装
置４から複数のチャネルのテレビジョン信号の静止画を
同時に返送したりすることができる。すなわち、上り回
線を有効利用することができる。またＣＡＴＶ回線網２
（上り回線）をセンタ装置１まで伝送される途上におい
て全ての端末および中継増幅器（幹線増幅器ＴＡ、分岐
増幅器ＢＡおよびタップオフＴＯ）が発生する雑音が混
入する、いわゆる流入雑音の問題があるが、上述のよう
に帯域が狭いことにより、流入雑音の影響が比較的少な
くて済む。

【００２０】なお本発明は上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば上記実施例では、返送装置４からは静
止画を返送するものとしているが、動画を返送すること
も可能である。ただしこの場合には、帯域が広くなって
しまうために、流入雑音に対する手段を講じる必要があ
る。また上記実施例では、返送装置４を分配線ＦＬの終
端近傍に接続しているが、返送装置４を接続するのは任
意の位置であって良いし、また複数の返送装置４をＣＡ
ＴＶ回線網２の各所に接続しても良い。

【００２１】またメインセンタとサブセンタとが存在す
るＣＡＴＶシステムの場合には、監視装置１ａはメイン
センタおよびサブセンタのどちらに設置しても良い。さ
らに上記実施例では、返送装置４を独立した構成として
いるが、サブセンタや端末内に設けるようにしても良い
。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変
形実施が可能である。

【００２２】

【発明の効果】本発明によれば、ＣＡＴＶ回線を介して
伝送された映像信号を受信する放送映像受信手段と、こ
の放送映像受信手段により受信された映像信号に対応す
る、例えば静止画信号などの返送映像信号を前記ＣＡＴ
Ｖ回線を介してセンタに返送する映像返送手段とを具備
した返送装置と、この返送装置より前記ＣＡＴＶ回線を
介して返送された前記返送映像信号を受信する返送映像
受信手段と、この返送映像受信手段で受信された返送映
像信号に対応する映像を表示する映像表示手段とを具備
し、センタに設けられた監視装置とから構成したので、
加入者に到達した映像の状態をセンタにおいて直接監視
することができ、伝送特性の劣化や伝送中の外来ノイズ
などに起因する画像品質の劣化をいち早く発見すること
ができるＣＡＴＶ回線監視システムとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明の一実施例に係るＣＡＴＶ回線監視
システムを適用してなるＣＡＴＶシステムの構成を示す
図。

【図２】　　図１中のセンタ装置１および返送装置４の
具体的な構成を示すブロック図。

【符号の説明】

１…センタ装置、１ａ…監視装置、２…ＣＡＴＶ回線網
、４…返送装置、１５…監視制御装置、１６…データ変
調器、１７…データ復調器、１８…静止画表示制御装置
、１９…モニタ、４１…分波器、４２…分配器、４３…
テレビチューナ、４４…データ復調器、４５…返送制御
装置、４６…静止画生成装置、４７…データ変調器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　センタからＣＡＴＶ回線を介してテレ
   ビジョン放送を行うＣＡＴＶシステムにおける前記ＣＡ
   ＴＶ回線の監視を行うＣＡＴＶ回線監視システムにおい
   て、返送装置と前記センタに設けられた監視装置とから
   なり、前記返送装置は、前記ＣＡＴＶ回線を介して伝送
   された映像信号を受信する放送映像受信手段と、この放
   送映像受信手段により受信された映像信号に対応する返
   送映像信号を前記ＣＡＴＶ回線を介して前記センタに返
   送する映像返送手段とを具備し、また前記監視装置は、
   前記返送装置より前記ＣＡＴＶ回線を介して返送された
   返送映像信号を受信する返送映像受信手段と、この返送
   映像受信手段で受信された返送映像信号に対応する映像
   を表示する映像表示手段とを具備することを特徴とする
   ＣＡＴＶ回線監視システム。