JPH04304473A - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置

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JPH04304473A
JPH04304473A JP9627791A JP9627791A JPH04304473A JP H04304473 A JPH04304473 A JP H04304473A JP 9627791 A JP9627791 A JP 9627791A JP 9627791 A JP9627791 A JP 9627791A JP H04304473 A JPH04304473 A JP H04304473A
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JP
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Application number
JP9627791A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Takimoto
和志 滝本
Yasushi Kamezaki
亀崎 泰
Akio Tanisaki
亨夫 谷先
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動原稿搬送装置、特
に、積層状態の原稿を画像形成装置に1枚ずつ供給し、
供給した各原稿を積層状態の原稿上に戻す自動原稿搬送
装置に関する。
【従来の技術】特開平1−231730号に示された自
動原稿搬送装置は、ケースと、原稿収納部と、原稿収納
部から複写機のコンタクトガラス上に原稿を1枚ずつ供
給する原稿送り部と、複写機のコンタクトガラス上から
原稿を原稿収納部へ戻す原稿戻し部と、コンタクトガラ
ス上の原稿を反転させるとともに再びコンタクトガラス
上に供給する原稿反転部とを備えている。
【0002】前記原稿収納部と原稿送り部と原稿戻し部
と原稿反転部とは、ケースの同一側端部に集合状態で配
置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の自動原稿搬
送装置では、ケースの一端部に各機能部分が集中してい
るため、その集中している側が重くなり過ぎて全体の重
量バランスが悪くなる。したがって、その構成では、自
動原稿搬送装置を閉じたとき(複写機の上面に載置した
とき)にケースが捩じれてしまい、搬送ベルトとコンタ
クトガラスとの位置関係が損なわれて、原稿搬送時に原
稿停止タイミング不良や斜め搬送等の搬送不良が発生し
やすい。
【0004】本発明の目的は、原稿収納部と原稿送り部
と原稿戻し部とがケースの一端部に配置されている場合
であっても、全体の重量バランスが良好で、搬送動作が
正確に行える自動原稿搬送装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動原稿搬
送装置は、積層状態の原稿を画像形成装置に1枚ずつ供
給し、供給した各原稿を積層状態の原稿上に戻す装置で
ある。この装置は、ケースと、そのケースの一端部に配
置された原稿循環部と、そのケースの他端部に配置され
た原稿反転部とを備えている。
【0006】前記原稿循環部は、原稿収納部と、原稿収
納部から画像形成装置側へ原稿を1枚ずつ供給する原稿
送り部と、画像形成装置側へ供給された原稿を原稿収納
部へ戻す原稿戻し部とを有している。また、前記原稿反
転部は、画像形成装置側へ供給された原稿を反転すると
ともに、画像形成装置側へ再び供給するようになってい
る。
【0007】
【作用】本発明に係る自動原稿搬送装置では、原稿循環
部の原稿収納部に積層状態で原稿が収納される。そして
、原稿送り部が、原稿収納部内の原稿を1枚ずつ画像形
成装置側へ供給する。
【0008】画像形成装置側へ供給された原稿は、必要
に応じて、原稿循環部の原稿戻し部により、原稿収納部
へ戻される。また、画像形成装置側へ供給された原稿は
、必要に応じて、原稿反転部により反転させられるとと
もに、再び画像形成装置側へ供給される
【0009】こ
の場合には、原稿収納部と原稿送り部と原稿戻し部とを
有する原稿循環部がケースの一端部に配置されているの
ではあるが、ケースの他端部には原稿反転部が配置され
ている。このため、自動原稿搬送装置における各機能部
分の集中が緩和されて重量バランスが改良される。した
がって、この場合には、重量バランスが良好になる結果
、原稿搬送が正確に行われるようになる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例としての自動原稿
搬送装置1を示している。この自動原稿搬送装置1は、
複写機2の上端面上に載置されており、図1の奥側に配
置された1対のヒンジ(図示せず)によって開閉自在と
なっている。自動原稿搬送装置1の下面は、複写機2の
コンタクトガラス3に対向している。
【0011】自動原稿搬送装置1は、その外形を構成す
るケース4を有している。ケース4の図左端部には、原
稿送り・戻し部5が配置されており、図右端部には原稿
反転・排出部6が配置されている。原稿送り・戻し部5
と原稿反転・排出部6との間において、ケース4の上部
には排出原稿トレイ7が配置されている。また、排出原
稿トレイ7の下方には、コンタクトガラス3に対向する
搬送ベルト8が配置されている。さらに、排出原稿トレ
イ7の上方には、原稿送り・戻し部5から斜め上方に延
びる供給原稿トレイ9が配置されている。
【0012】原稿送り・戻し部5は、供給原稿トレイ9
の基部に隣接する位置において、原稿ストッパー10と
、原稿押圧板11と、前送りローラ12とを有している
。原稿ストッパー10は、実線位置と二点鎖線の位置と
の間で姿勢がソレノイド(図示せず)によって切り替え
られ得るようになっている。これにより、原稿ストッパ
ー10は、供給原稿トレイ9に載置された原稿群の前端
に当接する姿勢と、その当接を解除する姿勢との間で切
り替えられ得る。原稿押圧板11は、実線の位置と二点
鎖線の位置との間で姿勢がソレノイド(図示せず)によ
り切り替えられ得るようになっている。これにより、原
稿押圧板11は、供給原稿トレイ9に載置された原稿群
の前端部を押圧したり、その押圧を解除したりし得る。 前送りローラ12は、反時計回りに回転駆動され得るよ
うになっており、その一部が切り欠かれている。前送り
ローラ12は、原稿を原稿押圧板11とで挟んだ状態で
反時計回りに回転することによって、供給原稿トレイ9
上の原稿を下側から順に図1の左方に送り出し得る。
【0013】前送りローラ12が設けられている部分と
搬送ベルト8の図左端部との間には、1対の板状部材か
ら構成される供給搬送路13が設けられている。供給搬
送路13の前送りローラ12側部分には、供給ローラ1
4と分離ローラ15とが配置されている。両ローラ14
,15は、前送りローラ12によって送り出されてきた
原稿を1枚ずつに分離するためのものである。さらに、
供給搬送路13の搬送ベルト8側部分には、レジストロ
ーラ対16が配置されている。レジストローラ対16は
、供給される原稿の斜め補正を行う。
【0014】前送りローラ12の上方には、戻しローラ
17が配置されている。戻しローラ17と搬送ベルト8
との間には、1対の板状部材から構成される戻し搬送路
18が設けられている。戻し搬送路18には、搬送ロー
ラ19が配置されている。
【0015】さらに、供給搬送路13の終端部分におい
て、複写機2側には、コンタクトガラス3に隣接する位
置に切替爪20が設けられている。この切替爪20は、
回動支点21を中心に、実線の姿勢と一点鎖線の姿勢と
の間で切り替えられ得る。なお、切替爪20の実線姿勢
は原稿供給時の姿勢、一点鎖線の姿勢は原稿戻し時の姿
勢である。
【0016】原稿反転・排出部6は、比較的大径の反転
ローラ30を有している。反転ローラ30の外周面に沿
って、反転・排出路31が形成されている。反転・排出
路31は、搬送ベルト8の図右端部と排出原稿トレイ7
の図右端部との間をC字状に連結している。反転・排出
路31上において、反転ローラ30と排出原稿トレイ7
との間には、切替爪32と排出ローラ33とが設けられ
ている。切替爪32は、ソレノイド(図示せず)によっ
て、実線の姿勢と一点鎖線の姿勢との間で切り替えられ
得る。切替爪32は、実線姿勢のとき、反転・排出路3
1から分岐する反転路34を構成する。この反転路34
は、反転ローラ31の上端部に相当する位置において反
転・排出路31から分岐し、搬送ベルト8の図右端部に
延びている。一方、切替爪32は、一点鎖線の姿勢のと
き、反転・排出路31を構成する。この場合には、切替
爪32は、反転ローラ30から排出ローラ33へと原稿
をガイドする。
【0017】搬送ベルト8は、コンタクトガラス3の上
端面に沿って原稿送り・戻し部5と原稿反転・排出部6
との間に延在している。搬送ベルト8は、水平方向の間
隔を隔てて配置された複数本のローラ35に架け渡され
ており、搬送ベルト8の下端面がコンタクトガラス3に
圧接している。
【0018】図2は、自動原稿搬送装置1の制御部40
を示している。制御部40は、CPU41と、ROM4
2と、RAM43とを含むマイクロコンピュータから構
成されている。CPU41には、データバス44を介し
て複写機2の本体側制御部50が接続されている。また
、制御部40には、供給原稿トレイ9上に載置された原
稿群が一巡したことを検出するための一巡検出センサ4
5と、その他の入出力部とが接続されている。
【0019】RAM43には、複写機本体側制御部50
から受けた動作モード、コピー枚数、原稿束枚数を記憶
する領域、及び後述するカウンタm,nを記憶する領域
が含まれている。
【0020】次に、上述の実施例の動作を、図3〜図5
に示す制御フローチャートにしたがって説明する。プロ
グラムがスタートすると、図3のステップS1において
、原稿ストッパー10、原稿押え板11、前送りローラ
12、切替爪32を図1の実線の姿勢にセットする等の
初期設定がなされる。ここでは、RAM43に記憶され
ている動作モードが、通常の片面モードかつRDHモー
ド(原稿循環モード)に設定される。またコピー枚数は
「1」に設定される。ステップS1での処理が終われば
ステップS2に移行する。
【0021】ステップS2では、複写機本体側制御部5
0から、原稿供給指令がなされたか否かを判断する。原
稿供給指令がなされていなければステップS3に移行す
る。ステップS3では、複写機本体側制御部50から、
モード,コピー枚数,原稿束枚数等の種々の条件の変更
指令がなされたか否かを判断する。条件変更指令がなさ
れていなければステップS4に移行する。ステップS4
では、その他の一般的な処理を実行する。ステップS4
での処理が終わればステップS2に戻る。
【0022】ここで、複写機2側において、操作者がキ
ーパネルのキーを操作することにより、動作モードの変
更やコピー枚数の変更等の条件変更がなされたとする。 この場合には、複写機本体側制御部50から条件変更指
令がなされ、ステップS3での判断がYesとなってス
テップS5に移行する。ステップS5では、複写機本体
側制御部50から送られてきた信号に基づいて、動作モ
ード、コピー枚数、原稿束枚数等のデータをRAM43
内で更新する。ステップS5の処理が終わればステップ
S2に戻る。
【0023】次に、複写機2側において複写動作が開始
され、複写機本体側制御部50から原稿供給指令がなさ
れたとすると、プログラムはステップS2からステップ
S6に移行する。ステップS6では、動作モードが原稿
束モードであるか否かを判断する。原稿束モードとは、
コピー枚数の異なる複数の原稿束の集合からなる原稿群
を処理する場合の動作モードである。
【0024】RAM43に記憶されている動作モードを
基準にして、原稿束モードであると判断された場合には
ステップS7に移行する。ステップS7では、図5に示
す原稿束モードの処理を実行する。一方、ステップS6
において、通常のモードであると判断された場合にはス
テップS8に移行し、図4に示す通常モードの処理を行
う。ステップS7またはステップS8での処理が終われ
ばプログラムはステップS2に戻る。
【0025】次に、図4に示す通常モード時の動作につ
いて説明する。図4において、ステップS10では、原
稿のサイクル数(コピー枚数に相当する数)となるカウ
ンタnを「0」とする。ステップS11では、供給原稿
トレイ9上にセットされた原稿をコンタクトガラス3側
に供給する。この場合には、前送りローラ12が反時計
回りに回転することにより、供給原稿トレイ9上の原稿
のうち最下端のものから1枚ずつ供給される。
【0026】ステップS12では、RAM43内の情報
に基づき、両面モードであるか否かを判断する。両面モ
ードとは、原稿が両面に画像情報を有している場合のモ
ードである。ステップS12において両面モードでない
と判断された場合にはステップS13に移行する。一方
、ステップS12において両面モードであると判断され
た場合にはステップS14に移行する。
【0027】ステップS14では、コンタクトガラス3
上に一旦供給された原稿を反転させる。この反転動作は
、切替爪32を実線の姿勢に配置した状態で、搬送ベル
ト8及び反転ローラ30を回転させることにより実行さ
れる。コンタクトガラス3上の原稿は、搬送ベルト8の
循環によって反転・排出路31側に供給され、反転ロー
ラ30で反転させられた後、反転路34を通り再びコン
タクトガラス3と搬送ベルト8との間に供給される。
【0028】原稿反転が終わればステップS15に移行
する。ステップS15では、複写機2による原稿の読み
取りが完了したか否かを判断する。この判断は、複写機
本体側制御部50から読み取り完了信号が出力されたか
否かに基づいて行われる。読み取りが完了すれば、ステ
ップS16に移行する。ステップS16では、再び原稿
を反転させる。ここでの処理は、ステップS14と同様
である。原稿反転が完了すればステップS13に移行す
る。
【0029】ステップS13では、コンタクトガラス3
上の原稿に関する読み取り動作の完了を待つ。ここでの
処理は、ステップS15と同様である。原稿の読み取り
が完了すればステップS17に移行する。
【0030】ステップS17では、RDHモードである
か否かを、RAM43の記憶情報に基づいて判断する。 RDHモードとは、原稿を循環させるモードであり、一
旦画像情報の読み取り動作が済んだ原稿を再び供給原稿
トレイ9上に戻すモードである。RDHモードであると
判断された場合には、ステップS18に移行する。
【0031】ステップS18では、一巡検出センサ45
での検出状態に基づいて、最終の原稿であるか否かを判
断する。最終原稿でなければ、ステップS19に移行す
る。一方、ステップS18において最終原稿であると判
断された場合にはステップS20に移行する。ステップ
S20では、カウンタnをインクリメントする。ステッ
プS20での処理が終わればステップS19に移行する
【0032】ステップS19では、RDHモードにおけ
る原稿の循環サイクルが最終サイクルであるか否かを判
断する。この判断は、カウンタnの値とRAM43に記
憶されているコピー枚数の値とを比較することによって
行われる。最終サイクルでないと判断された場合には、
ステップS21に移行する。ステップS21では、コン
タクトガラス3上に配置されている原稿を供給原稿トレ
イ9側に排出する。この排出の際には、戻し搬送路18
が使用される。ステップS21での処理が終わればステ
ップS11に戻る。一方、ステップS19において最終
サイクルであると判断された場合には、ステップS22
に移行する。また、ステップS17においてRDHモー
ドでないと判断された場合にもステップS22に移行す
る。
【0033】ステップS22では、コンタクトガラス3
上に配置されている原稿を、反転・排出経路31を介し
て排出原稿トレイ7に排出する。このとき、切替爪32
は一点鎖線の姿勢に配置されている。ステップS22で
の処理が終わればステップS23に移行する。ステップ
S23では、一巡検出センサ45からの信号に基づいて
、排出した原稿が最終原稿であるか否かを判断する。 最終原稿でなければ、プログラムはステップS11に戻
る。一方、ステップS23において最終原稿であると判
断された場合にはプログラムは図3のメインルーチンに
戻る。
【0034】次に、図5の原稿束モードでの動作につい
て説明する。図5のステップS30では、処理中の原稿
が何番目の原稿であるかを認識するためのカウンタmと
、原稿の処理回数(コピー枚数)を認識するためのカウ
ンタnとをともに「0」とする。ステップS31では、
カウンタmをインクリメントする。ステップS31での
処理が終わればステップS32に移行する。
【0035】ステップS32からステップS44までの
処理は、図4のステップS11からステップS23まで
の処理と同様であるのでここでは説明を省略する。ただ
し、ステップS19(図4)では原稿群の循環回数を基
準に最終サイクルであるか否かを判断しているのに対し
、ステップS40(図5)では、各原稿に関して処理回
数(コピー枚数)が所定値に達したか否かを判断する。 ここでは、第m番目の原稿に関し操作者により指定され
た処理回数に達したか否かが個別に判断される。この判
断は、カウンタm、カウンタn及びRAM43内のコピ
ー枚数及び原稿束枚数に基づいて判断される。
【0036】また、ステップS23(図4)では、原稿
が一巡したか否かに基づいて最終原稿であるか否かを判
断しているが、ステップS44(図5)では、供給原稿
トレイ9上に原稿が存在するか否かに基づいて処理すべ
き原稿が無くなったか否かを判断する。
【0037】さらに、原稿束モードでは、ステップS2
2及びステップS23(図4)に対応するステップS4
3及びステップS44の間に、原稿束枚数を減算するス
テップS43aが存在する。ステップS43aでは、処
理された原稿が供給原稿トレイ9に戻されるのではなく
排出原稿トレイ7へ排出された場合に、RAM43に記
憶されている原稿束枚数を減算する。これにより、RA
M43に記憶されている原稿束枚数と供給原稿トレイ9
上に残されている原稿群の原稿束枚数とが一致する。
【0038】原稿束モードにおける動作の一例を次に説
明する。たとえば、コピー部数が3部で原稿が5枚の原
稿束と、コピー部数が8部で原稿が3枚の原稿束とが順
に積層状態で供給原稿トレイ9上にセットされていると
する。この場合には操作者は、複写機2側のキーパネル
のキーを操作し、始めの原稿束のコピー部数が3部で原
稿枚数が5枚であること、そして次の原稿束のコピー部
数が8部で原稿が3枚であることを予め入力する。この
入力値は、複写機本体側制御部50から制御部40側に
転送され、図3のステップS5においてRAM43内の
記憶値が更新される。
【0039】この例では、原稿の2巡目までは、ステッ
プS40における判断がすべてNoとなり、すべての原
稿は供給原稿トレイ9上に戻される。次に、3巡目にお
いて、最初の5枚の原稿(最初の原稿束)に関してはス
テップS40での判断がYesとなり、原稿はコンタク
トガラス3上から反転・排出路31経由して排出原稿ト
レイ7に排出される。そして、ステップS43aにおい
て、RAM43に記憶されている最初の原稿束の原稿束
枚数が減算される。なお、最初の原稿束の5枚の原稿が
すべて排出原稿トレイ7に排出されたとしても、供給原
稿トレイ9には次の原稿束の3枚の原稿が残っているの
で、ステップS44での判断はNoとなる。
【0040】次の原稿束の3枚の原稿に関しては、3巡
目から7巡目まで、引き続いてステップS40での判断
がNoとなる。したがって、これらの原稿は、戻し搬送
路18を経由して供給原稿トレイ9に戻される。ただし
、これらの原稿についても、8巡目になれば、ステップ
S40での判断がYesとなる。したがって、このとき
には、原稿はコンタクトガラス3上から排出原稿トレイ
7上に排出される。すべての原稿が排出原稿トレイ7に
排出されてしまえば、ステップS44での判断がYes
となるので、プログラムはメインルーチンに戻る。
【0041】以上説明した実施例によれば、次の効果が
得られる。 (a)  複写処理の終了した原稿が、逐次排出原稿ト
レイ7に排出され、複写処理の終了していない原稿のみ
が供給原稿トレイ9に戻されるので、操作者は、複写作
業の進行状況が容易に把握できる。特に、すべての複写
作業が終了すれば、供給原稿トレイ9の原稿がすべて無
くなり、排出原稿トレイ7に原稿が収納されるので、操
作者は複写作業の終了を容易に確認できる。
【0042】(b)  複写作業の途中であっても、処
理が不要になった原稿が排出原稿トレイ7に排出される
ので、複写処理の済んだ原稿を早期に次の工程に利用で
きる。
【0043】(c)  原稿循環モード(RDHモード
)においても、複写作業が終了すれば、供給原稿トレイ
9には原稿が存在しないので、複写処理済の原稿を供給
原稿トレイ9から取り除くことなく次の原稿をセットで
きる。
【0044】(d)  複写部数の異なる複数の原稿束
の集合からなる原稿群を処理する場合であっても、原稿
の空送り動作が不要になるので、空送りに伴う時間の浪
費がなくなり、複写時間が短縮される。
【0045】(e)  原稿送り・戻し部5と原稿反転
・排出部6とがケース4の両端にそれぞれ配置されてい
るので、自動原稿搬送装置1の重量バランスが良い。し
たがって、たとえば複写機2と自動原稿搬送装置1とを
連結するヒンジについて特殊なものを使用する必要がな
くなり、設計が容易となるとともにコストダウンが図れ
る。
【0046】(f)  重量バランスが良いので、ケー
ス4の捩じれ等が発生しにくく、良好な搬送性能(原稿
停止タイミング性能や斜め搬送防止性能等)が得られる
【0047】
【発明の効果】本発明に係る自動原稿搬送装置では、原
稿収納部、原稿送り部及び原稿戻し部がケースの一端部
に配置されているが、ケースの他端部には原稿反転部が
配置されている。したがって、本発明によれば、自動原
稿搬送装置の重量バランスが良好になって、原稿搬送が
正確に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図。
【図2】その制御部の概略ブロック図。
【図3】その制御フローチャート。
【図4】その制御フローチャート。
【図5】その制御フローチャート。
【符号の説明】
1  自動原稿搬送装置 2  複写機 4  ケース 9  供給原稿トレイ 13  供給搬送路 18  戻し搬送路 31  反転・排出路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層状態の原稿を画像形成装置に1枚ずつ
    供給し、供給した各原稿を前記積層状態の原稿上に戻す
    自動原稿搬送装置であって、ケースと、原稿収納部と、
    前記原稿収納部から前記画像形成装置側へ原稿を1枚ず
    つ供給する原稿送り部と、前記画像形成装置側へ供給さ
    れた原稿を前記原稿収納部へ戻す原稿戻し部とを有し、
    前記ケースの一端部に配置された原稿循環部と、前記画
    像形成装置側へ供給された原稿を反転するとともに、前
    記画像形成装置側へ再び供給する、前記ケースの他端部
    に配置された原稿反転部と、を備えた自動原稿搬送装置
JP9627791A 1991-04-01 1991-04-01 自動原稿搬送装置 Pending JPH04304473A (ja)

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JP9627791A JPH04304473A (ja) 1991-04-01 1991-04-01 自動原稿搬送装置

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JP9627791A JPH04304473A (ja) 1991-04-01 1991-04-01 自動原稿搬送装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6311438B2 (ja) * 1980-05-29 1988-03-14 Nippon Kokan Kk
JPH03147683A (ja) * 1989-11-05 1991-06-24 Canon Inc シート材搬送装置

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JPH03147683A (ja) * 1989-11-05 1991-06-24 Canon Inc シート材搬送装置

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