JPH0430378Y2 - - Google Patents

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JPH0430378Y2
JPH0430378Y2 JP1985067592U JP6759285U JPH0430378Y2 JP H0430378 Y2 JPH0430378 Y2 JP H0430378Y2 JP 1985067592 U JP1985067592 U JP 1985067592U JP 6759285 U JP6759285 U JP 6759285U JP H0430378 Y2 JPH0430378 Y2 JP H0430378Y2
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negative pressure
intake passage
bench lily
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throttle valve
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ガソリン機関などの内燃機関に用
いられる混合気供給装置に関する。
従来の技術 内燃機関の混合気供給装置の一種として、吸気
通路の絞弁近傍で集中的に燃料を噴射供給し、こ
こで形成された混合気を各気筒に分配するように
構成した所謂シングルポイントインジエクシヨン
方式のものが知られている。第4図はその一例と
して実開昭56−11372号公報に記載された装置で
あつて、スロツトルボデイ51内にアクセルと連
係したバタフライバルブ型の絞弁52が配設され
ているとともに、これより若干下流位置に燃料噴
射弁53が配設されており、上記絞弁52にて制
御される吸入空気量をカルマン渦検出型流量セン
サ54を用いて検出し、これから制御回路55に
よつて必要な燃料噴射量を演算して燃料噴射弁5
3の開時間を制御する構成となつている。
考案が解決しようとする問題点 しかし、上記従来の混合気供給装置にあつて
は、吸入負圧が弱くなる高負荷時に絞弁近傍の吸
気流速が大きく低下し、燃料の微粒化や気化が悪
くなる。特に冬季や未暖機時のような吸気温度が
低いときには、その影響が著しく、吸気通路内壁
面に燃料液滴が付着して加速時の応答遅れを生じ
たり、気筒間の分配特性の悪化などを招いてい
た。また、このような問題に対処するために、一
般に加速時に加速増量補正を行い、かつ冷却水温
等に応じて温度増量補正を行つているが、これを
常に適切に行うのは困難であり、必要以上の増量
により排気性能の悪化などを招く虞れがある。
問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するために、この考案に係
る内燃機関の混合気供給装置は、主吸気通路の比
較的上流に形成された第1ベンチユリと、主吸気
通路の比較的下流に位置する第2ベンチユリと、
この第2ベンチユリと別体に、もしくは該第2ベ
ンチユリを兼ねて形成され、かつアクセルに連係
して主吸気通路の通路面積を絞る主絞り部と、上
記第2ベンチユリより上流側で主吸気通路内に燃
料を供給する燃料供給機構と、上記主絞り部と並
列に形成され、かつ第2ベンチユリよりも下流側
で上記主吸気通路に合流した副吸気通路と、この
副吸気通路内に配設され、その開閉により吸入負
圧を制御する補助空気絞弁と、上記第1ベンチユ
リで発生する負圧を作動源とし、上記補助空気絞
弁を高負荷時にその負圧の大小に応じた開度まで
開作動させる負圧アクチユエータと、この負圧ア
クチユエータに導入される負圧を吸気温度もしく
は冷却水温度等の温度条件に応じて補正する負圧
補正機構とを備えて構成されている。
作 用 高負荷時には補助空気絞弁が開き、吸入空気の
一部が副吸気通路を通して燃料を含まない形で流
入し、主吸気通路で形成された濃混合気と混合す
る。ここで上記補助空気絞弁は、その開度が主吸
気通路の第1ベンチユリ負圧によつて制御され
る。つまり、基本的には、第2ベンチユリ出口部
の負圧を略一定として主吸気通路側を流れる空気
流量が略一定となるように制御される。そして、
第1ベンチユリ負圧は更に負圧補正機構によつて
温度条件に応じて補正される。すなわち、温度が
高い場合の全負荷時の吸入負圧が例えば−20mm
Hg程度であるのに対し、温度が低い場合には例
えば−80mmHg程度の比較的大きな吸入負圧を確
保するように補正される。この結果、第2ベンチ
ユリにおける流速が高く保たれ、低温条件下であ
つても十分な燃料微粒化が行える。
実施例 第1図はこの考案の第1実施例を示す断面図で
ある。同図において、1は、主吸気通路2と副吸
気通路3とが双胴形に形成されたスロツトルボデ
イ、4はこのスロツトルボデイ1の主吸気通路2
側に嵌合固定されたベンチユリボデイ、5はこの
ベンチユリボデイ4により形成される第2ベンチ
ユリ6の上流側に配設された主絞り部となるバタ
フライバルブ型の主絞り弁、7はこの主絞り弁5
の上流側に形成された第1ベンチユリであつて、
上記スロツトルボデイ1下端のフランジ部1aが
図示せぬ吸気マニホルドの集合部と接続されるよ
うになつている。上記副吸気通路3は、上端部が
空気取入口8として開口し、かつ下端部が整流部
材9を介して第2ベンチユリ6下流で主吸気通路
2に同軸上に合流している。上記整流部材9は、
第2図に示すようにハニカム状の多数の通路を有
し、その中央に上記ベンチユリボデイ4下端部が
挿入されている。尚、第2ベンチユリ6の下流部
には、周方向に多数の小孔10が開口している。
また12は燃料供給機構を構成する電磁弁型の燃
料噴射弁であつて、ここから延設された燃料吐出
通路13の先端が主絞り弁5と第2ベンチユリ6
との間に開口している。尚、上記燃料吐出通路1
3には空気導入通路14が設けられている。
一方、上記副吸気通路3内には上記主絞り弁5
と並列にバタフライバルブ型をなす補助空気絞弁
15が配設され、上記主絞り弁5を通らずに機関
に流入する空気量を調整している。上記補助空気
絞弁15の回動軸16にはリンクプレート17が
固着しており、該リンクプレート17の一端に係
止ピン18が突設されているとともに、他端にダ
イヤフラム式負圧アクチユエータ19の駆動シヤ
フト19aが連係している。上記負圧アクチユエ
ータ19は、上記駆動シヤフト19aが固着した
ダイヤフラム20によつて負圧室21と大気圧室
22とが画成されるとともに、負圧室21内に所
定の付勢力を有するセツトスプリング23が配設
され、かつ上記負圧室21に、制御負圧通路24
を介して第1ベンチユリ7で発生した負圧が導入
される構成となつている。尚、24aはオリフイ
スである。また上記係止ピン18には、主絞り弁
5のスロツトル駆動軸25と同軸上に回動自在に
支持された略L字形のストツパレバー26の一端
が当接しており、その他端に連係したリターンス
プリング27の作用によつて上記ストツパレバー
26が通常は上記補助空気絞弁15を閉方向に押
圧している。そして、上記スロツトル駆動軸25
と一体的に回動する絞弁作動レバー28が、上記
ストツパレバー26に所定回動位置にて当接し、
上記リターンスプリング27の付勢力に抗してス
トツパレバー26を回動させる構成となつてい
る。
尚、29はクランク角信号と吸気管圧力信号と
に基づいて要求燃料量を演算し、上記燃料噴射弁
12を制御する制御回路、30は電源を示してい
る。
31は、負圧制御機構を構成する負圧制御弁で
あつて、ワツクスケース32内のサーモワツクス
によつてオリフイス33内に進退する針弁34を
有し、上記制御負圧通路24に接続された空気通
路35へ外気温に応じた負圧補正用空気を導入し
ている。尚、36はエアフイルタ、37は空気取
入口37aを有するケースであつて、例えばエン
ジンルーム内の適宜位置あるいはエアクリーナ内
等に取り付けられている。
次に上記のように構成された混合気供給装置の
作用について説明する。
先ず運転者がアクセルを操作すると、これに連
係したスロツトル駆動軸25すなわち主絞り弁5
が回動して空気が導入される。機関の低負荷状
態、具体的にはスロツトル駆動軸25の回動量が
所定量以下のときには、絞弁作動レバー28とス
トツパレバー26とが非接触状態にあり、補助空
気絞弁15はリターンスプリング27の付勢力に
よつて全閉位置にある。従つて、空気は総て主絞
り弁5を通して導入されることになる。このと
き、主絞り弁5下流側には強い吸入負圧が発生す
るので、第2ベンチユリ6で高速気流となり、空
気導入通路14から流入した少量の空気とともに
燃料噴射弁12にて噴射供給された燃料は、強く
微粒化される。尚、第2ベンチユリ6のスロート
部面積は第1ベンチユリ7のそれよりも小さく設
定されている。
次に運転者が更にアクセルを大きく操作する
と、主絞り弁5の開度が増大するとともに、絞弁
作動レバー28によつてストツパレバー26が押
され、その先端が係止ピン18から離間する。そ
のため、第1ベンチユリ7での発生負圧を作動源
とする負圧アクチユエータ19によつて補助空気
絞弁15が開かれ、一部の空気が副吸気通路3を
通して機関に導入される。このとき、補助空気絞
弁15の開度は第1ベンチユリ7での発生負圧の
大小によつて概ね定まる。つまり、基本的には、
第2ベンチユリ6出口部の負圧を略一定として、
該第2ベンチユリ6や第1ベンチユリ7を流れる
空気流量が略一定となるように負圧の調整がなさ
れ、第2ベンチユリ6における過度の流速低下が
防止される。そして更に、補助空気絞弁15の開
度は、負圧制御弁31により温度に応じた開度補
正がなされる。すなわち、外気温が低い場合に
は、負圧制御弁31の針弁34がオリフイス33
から後退し、ここから流入する空気量が増加する
ため、ベンチユリ負圧が希釈されて補助空気絞弁
15の開度は小さくなる。この結果、主絞り弁5
の全開時に、高温状態であれば−20mmHg程度に
まで吸入負圧が弱められるのに対し、低温状態で
は−80mmHg程度の吸入負圧が最低でも確保され
る。−80mmHg程度の吸入負圧があれば第2ベンチ
ユリ6で音速近い高速気流が得られ、燃料の平均
粒径を10μ程度にまで微粒化することが可能であ
る。従つて、低温条件下での高負荷時において
も、燃料の気化が促進され、通路壁面への付着が
防止される。また副吸気通路3を通して流入する
空気は、第2ベンチユリ6を出た濃混合気流を包
み込むようにして流れるので、燃料液滴の壁面付
着を更に効果的に阻止することができる。
次に第3図に示す第2実施例は、主絞り部とし
て圧力回復に優れたラバールノズル型主絞り部4
1を用いたものである。このラバールノズル型主
絞り部41は第2ベンチユリを兼ねたものとなつ
ている。尚、上記第1実施例と実質的に同一な部
分には同一符号を付し、重複する説明は省略す
る。
すなわち、42はアツパボデイキヤツプ43に
摺動可能に保持されたスロツトルコーン、44は
このスロツトルコーン42を図の下方に付勢する
リターンスプリング、45は上記スロツトルコー
ン42とスロツトル駆動軸25とを連係した連動
レバーであつて、主絞り部41は、スロツトルコ
ーン42の先端部外壁面と、これに対向したベン
チユリ部46の内壁面によつて環状に連続した形
に構成されており、その最狭部(スロート部)4
1aの通路断面積が、スロツトル駆動軸25の回
動に伴うスロツトルコーン42の上下摺動によつ
て変化するのである。尚、燃料吐出通路13は上
記最狭部41a近傍に開口している。また第1ベ
ンチユリ7はアツパボデイキヤツプ43に複数設
けられ、その一つに制御負圧通路24が接続され
ている。
このようなラバールノズル型の主絞り部41に
よれば、上述の高負荷時のように吸入負圧が比較
的微弱な場合であつても、その最狭部41a近傍
において非常に大きな流速を確保でき、一層良好
な燃料微粒化が図れる。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係る
内燃機関の混合気供給装置においては、補助空気
絞弁の最大開度の規制によつて全負荷時における
最小限度の吸入負圧を温度条件に応じて最適に維
持するようにしており、この結果、燃料供給位置
より下流の第2ベンチユリにおいて常に十分な空
気流速を確保できるので、冬季や未暖機時におい
ても十分な燃料微粒化を図れ、加速応答遅れや気
筒間の分配特性の悪化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る混合気供給装置の第1
実施例を示す断面図、第2図はその−線に沿
つた要部断面図、第3図はこの考案に係る混合気
供給装置の第2実施例を示す断面図、第4図は従
来の混合気供給装置の一例を示す断面図である。 1……スロツトルボデイ、2……主吸気通路、
3……副吸気通路、4……ベンチユリボデイ、5
……主絞り弁、6……第2ベンチユリ、7……第
1ベンチユリ、9……整流部材、12……燃料噴
射弁、14……空気導入通路、15……補助空気
絞弁、19……負圧アクチユエータ、24……制
御負圧通路、25……スロツトル駆動軸、26…
…ストツパレバー、27……リターンスプリン
グ、28……絞弁作動レバー、31……負圧制御
弁、32……ワツクスケース、35……空気通
路、41……主絞り部、42……スロツトルコー
ン、45……連動レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主吸気通路の比較的上流に形成された第1ベン
    チユリと、主吸気通路の比較的下流に位置する第
    2ベンチユリと、この第2ベンチユリと別体に、
    もしくは該第2ベンチユリを兼ねて形成され、か
    つアクセルに連係して主吸気通路の通路面積を絞
    る主絞り部と、上記第2ベンチユリより上流側で
    主吸気通路内に燃料を供給する燃料供給機構と、
    上記主絞り部と並列に形成され、かつ第2ベンチ
    ユリよりも下流側で上記主吸気通路に合流した副
    吸気通路と、この副吸気通路内に配設され、その
    開閉により吸入負圧を制御する補助空気絞弁と、
    上記第1ベンチユリで発生する負圧を作動源と
    し、上記補助空気絞弁を高負荷時にその負圧の大
    小に応じた開度まで開作動させる負圧アクチユエ
    ータと、この負圧アクチユエータに導入される負
    圧を吸気温度もしくは冷却水温度等の温度条件に
    応じて補正する負圧補正機構とを備えてなる内燃
    機関の混合気供給装置。
JP1985067592U 1985-05-08 1985-05-08 Expired JPH0430378Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985067592U JPH0430378Y2 (ja) 1985-05-08 1985-05-08

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JP1985067592U JPH0430378Y2 (ja) 1985-05-08 1985-05-08

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JPS61183465U JPS61183465U (ja) 1986-11-15
JPH0430378Y2 true JPH0430378Y2 (ja) 1992-07-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58104355U (ja) * 1982-01-07 1983-07-15 日産自動車株式会社 内燃機関の混合気供給装置
JPS5999139U (ja) * 1982-12-23 1984-07-04 三菱自動車工業株式会社 気化器

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