JPH04303742A - フレーム式原子吸光光度計 - Google Patents
フレーム式原子吸光光度計Info
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- JPH04303742A JPH04303742A JP9356891A JP9356891A JPH04303742A JP H04303742 A JPH04303742 A JP H04303742A JP 9356891 A JP9356891 A JP 9356891A JP 9356891 A JP9356891 A JP 9356891A JP H04303742 A JPH04303742 A JP H04303742A
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Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフレーム式原子吸光光度
計に関するものである。
計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フレーム式原子吸光分析において、共存
物の干渉がある場合、しばしばマトリックスモディフィ
ケーションや標準添加法を適用することによって測定誤
差を低減することができる。その際、未知試料に試薬又
は標準試料を加えたり、ときには未知試料にブランク液
を加えて希釈したりするという前処理工程が必要である
。また、検量線法を行なう場合においても標準試料を段
階的に、一般的には整数倍、に希釈した一連の測定系列
溶液を調整する前処理工程が必要である。フレーム式原
子吸光分析法ではこれらの前処理工程は作業者が手動で
行なっている。一方、フレームレス式原子吸光光度計に
おいては同様の前処理工程を前処理装置を用いて自動的
に行なうものがある。フレームレス式の場合は各溶液を
順次連続的に吸引した後、それらの溶液を一度にグラフ
ァイト炉に注入し、原子化させて分析を行なう。
物の干渉がある場合、しばしばマトリックスモディフィ
ケーションや標準添加法を適用することによって測定誤
差を低減することができる。その際、未知試料に試薬又
は標準試料を加えたり、ときには未知試料にブランク液
を加えて希釈したりするという前処理工程が必要である
。また、検量線法を行なう場合においても標準試料を段
階的に、一般的には整数倍、に希釈した一連の測定系列
溶液を調整する前処理工程が必要である。フレーム式原
子吸光分析法ではこれらの前処理工程は作業者が手動で
行なっている。一方、フレームレス式原子吸光光度計に
おいては同様の前処理工程を前処理装置を用いて自動的
に行なうものがある。フレームレス式の場合は各溶液を
順次連続的に吸引した後、それらの溶液を一度にグラフ
ァイト炉に注入し、原子化させて分析を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フレームレス方式の場
合は前処理工程といっても各溶液を十分に混合しなくて
もグラファイト炉内で各溶液がある程度拡散により混合
されて正しく分析される場合もある。しかし、フレーム
方式では、もしフレームレス方式の前処理装置を用いて
順次連続的に吸引した溶液をそのまま霧化器に供給した
とすれば、試料は供給された順序で原子化されていくの
で前処理を施したことにはならない。本発明はフレーム
式原子吸光光度計において前処理工程を自動化すること
を目的とするものである。
合は前処理工程といっても各溶液を十分に混合しなくて
もグラファイト炉内で各溶液がある程度拡散により混合
されて正しく分析される場合もある。しかし、フレーム
方式では、もしフレームレス方式の前処理装置を用いて
順次連続的に吸引した溶液をそのまま霧化器に供給した
とすれば、試料は供給された順序で原子化されていくの
で前処理を施したことにはならない。本発明はフレーム
式原子吸光光度計において前処理工程を自動化すること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明でフレーム式原子
吸光光度計本体に設けられる試料前処理装置は、底部か
らチューブで原子吸光光度計本体の霧化器につながりそ
のチューブを経て試料を霧化器に注入する試料注入容器
と、底部から残液を排出できる1個の混合容器と、ノズ
ルを有しそのノズルにより試料を吸引し吐出する吸引・
吐出機構と、未知試料、標準試料、試薬及びブランク液
等を配置した試料供給部の位置、前記試料注入容器の位
置及び前記混合容器の位置を含む必要な位置へ前記ノズ
ルを移動させるアーム機構とを備え、前記混合容器で試
料を混合した後にその混合試料を前記試料注入容器に供
給するように構成されている。
吸光光度計本体に設けられる試料前処理装置は、底部か
らチューブで原子吸光光度計本体の霧化器につながりそ
のチューブを経て試料を霧化器に注入する試料注入容器
と、底部から残液を排出できる1個の混合容器と、ノズ
ルを有しそのノズルにより試料を吸引し吐出する吸引・
吐出機構と、未知試料、標準試料、試薬及びブランク液
等を配置した試料供給部の位置、前記試料注入容器の位
置及び前記混合容器の位置を含む必要な位置へ前記ノズ
ルを移動させるアーム機構とを備え、前記混合容器で試
料を混合した後にその混合試料を前記試料注入容器に供
給するように構成されている。
【0005】
【作用】アーム機構によってノズルを試料供給部へ移動
させることによって未知試料その他の必要な試料溶液を
分取する。分取した各溶液を混合容器に移し、混合容器
ではそのノズルによる吸入と吐出を利用して試料溶液を
撹拌し混合する。混合した後、そのノズルによって混合
試料を分取し、試料注入容器へ搬送して注入する。試料
注入容器に注入された試料溶液は霧化器に吸引されてフ
レーム中で原子化され、分析が行なわれる。試料の注入
を終えた混合容器は、残液を底部から排出する。混合容
器に洗浄液が注入されれば洗浄されて洗浄液も底部から
排出して、次の試料溶液の混合に備える。
させることによって未知試料その他の必要な試料溶液を
分取する。分取した各溶液を混合容器に移し、混合容器
ではそのノズルによる吸入と吐出を利用して試料溶液を
撹拌し混合する。混合した後、そのノズルによって混合
試料を分取し、試料注入容器へ搬送して注入する。試料
注入容器に注入された試料溶液は霧化器に吸引されてフ
レーム中で原子化され、分析が行なわれる。試料の注入
を終えた混合容器は、残液を底部から排出する。混合容
器に洗浄液が注入されれば洗浄されて洗浄液も底部から
排出して、次の試料溶液の混合に備える。
【0006】
【実施例】図1は一実施例を表わす。12はフレーム式
原子吸光光度計本体であり、そのバーナ14の霧化器1
6と試料注入容器である漏斗状の試料注入ポート20の
底部がポリ四フッ化エチレン製のチューブ18でつなが
っている。バーナ14がフレーム燃焼中であれば試料注
入ポート20に供給された試料溶液は負圧によって霧化
器16に吸引されて霧化され、バーナ14に導入される
。
原子吸光光度計本体であり、そのバーナ14の霧化器1
6と試料注入容器である漏斗状の試料注入ポート20の
底部がポリ四フッ化エチレン製のチューブ18でつなが
っている。バーナ14がフレーム燃焼中であれば試料注
入ポート20に供給された試料溶液は負圧によって霧化
器16に吸引されて霧化され、バーナ14に導入される
。
【0007】原子吸光光度計本体12の近傍には試料供
給部のターンテーブル22が配置されており、ターンテ
ーブル22上には未知試料の入った容器、標準試料の入
った容器、試薬の入った容器、ブランク液の入った容器
などが配置されている。原子吸光光度計本体12とター
ンテーブル22の近傍にはさらにノズル洗浄容器26と
、混合容器28が配置されている。ターンテーブル22
に配置された未知試料などの試料溶液を分取して混合容
器28へ搬送して注入したり、混合後の試料溶液を試料
注入ポート20へ注入したりするために、ターンテーブ
ル22上の試料分取位置とノズル洗浄容器26の位置、
混合容器28の位置、及び試料注入ポート20の位置に
ノズルを移動させるために、先端にノズルが設けられた
サンプラアーム30が配置されている。
給部のターンテーブル22が配置されており、ターンテ
ーブル22上には未知試料の入った容器、標準試料の入
った容器、試薬の入った容器、ブランク液の入った容器
などが配置されている。原子吸光光度計本体12とター
ンテーブル22の近傍にはさらにノズル洗浄容器26と
、混合容器28が配置されている。ターンテーブル22
に配置された未知試料などの試料溶液を分取して混合容
器28へ搬送して注入したり、混合後の試料溶液を試料
注入ポート20へ注入したりするために、ターンテーブ
ル22上の試料分取位置とノズル洗浄容器26の位置、
混合容器28の位置、及び試料注入ポート20の位置に
ノズルを移動させるために、先端にノズルが設けられた
サンプラアーム30が配置されている。
【0008】図2にターンテーブル22とノズル32を
備えた吸引・吐出機構を示す。ノズル32はサンプラア
ーム30の先端に設けられ、サンプラアーム30は回転
と上下方向の移動をする。ノズル32には容量の小さい
小シリンジ34が接続され、三方バルブ36を介して容
量の大きい大シリンジ38と洗浄液(又はブランク液)
40の容器が接続されている。小シリンジ34はターン
テーブル22に配置された未知試料その他の試料溶液を
分取したり、混合容器28で混合された溶液を分取した
りするのに用いられ、大シリンジ38は混合容器28で
複数の試料溶液を撹拌して混合したり、ノズル32や混
合容器28の洗浄やブランク液の供給などに用いられる
。
備えた吸引・吐出機構を示す。ノズル32はサンプラア
ーム30の先端に設けられ、サンプラアーム30は回転
と上下方向の移動をする。ノズル32には容量の小さい
小シリンジ34が接続され、三方バルブ36を介して容
量の大きい大シリンジ38と洗浄液(又はブランク液)
40の容器が接続されている。小シリンジ34はターン
テーブル22に配置された未知試料その他の試料溶液を
分取したり、混合容器28で混合された溶液を分取した
りするのに用いられ、大シリンジ38は混合容器28で
複数の試料溶液を撹拌して混合したり、ノズル32や混
合容器28の洗浄やブランク液の供給などに用いられる
。
【0009】図3にノズル洗浄容器26の一例を示す。
ノズル洗浄容器26は二重の円筒容器になっており、内
側の容器がノズルを洗浄する容器であり、外側の容器は
オーバフローした洗浄液を排出するためのものであり、
底部に孔が開けられている。
側の容器がノズルを洗浄する容器であり、外側の容器は
オーバフローした洗浄液を排出するためのものであり、
底部に孔が開けられている。
【0010】図4に混合容器28の一例を示す。混合容
器28も二重の円筒容器になっており、内側の容器は漏
斗状をなし、底部の孔がバルブ42を経てアスピレータ
44に接続され、アスピレータ44にはバルブ46を経
て圧縮空気が供給されることにより、混合容器28の残
液をアスピレータ44の負圧によって吸引して除去でき
るようになっている。混合容器28の外側の容器はオー
バフローした試料溶液を排出するためのものであり、底
部に孔が開けられている。
器28も二重の円筒容器になっており、内側の容器は漏
斗状をなし、底部の孔がバルブ42を経てアスピレータ
44に接続され、アスピレータ44にはバルブ46を経
て圧縮空気が供給されることにより、混合容器28の残
液をアスピレータ44の負圧によって吸引して除去でき
るようになっている。混合容器28の外側の容器はオー
バフローした試料溶液を排出するためのものであり、底
部に孔が開けられている。
【0011】図5に試料注入ポート20の一例を示す。
試料注入ポート20は漏斗状の容器であり、その底部は
ポリ四フッ化エチレン製のチューブ18によりバーナの
霧化器16に接続されている。霧化器16はノズル機構
になっており、試料注入ポート20内の試料溶液を負圧
により吸引して霧化する。
ポリ四フッ化エチレン製のチューブ18によりバーナの
霧化器16に接続されている。霧化器16はノズル機構
になっており、試料注入ポート20内の試料溶液を負圧
により吸引して霧化する。
【0012】次に、本実施例の動作について図7のフロ
ーチャート図を参照して説明する。サンプラアーム30
によってノズル32がターンテーブル22に移動し、タ
ーンテーブル22に配置されたブランク液、試薬、標準
試料及び未知試料をこの順に吸引する。その後、サンプ
ラアーム30がノズル32を混合容器28に移動させ、
吸引した試料溶液が小シリンジ34によって混合容器2
8に吐出される。分取量と小シリンジ34の容量との兼
ね合いで、この動作を複数回に分けて行なわせてもよい
。例えば、最初にブランク液のみを混合容器28に分取
させ、次に試薬、標準試料及び未知試料をこの順に吸入
させて混合容器28に分取するというような操作である
。
ーチャート図を参照して説明する。サンプラアーム30
によってノズル32がターンテーブル22に移動し、タ
ーンテーブル22に配置されたブランク液、試薬、標準
試料及び未知試料をこの順に吸引する。その後、サンプ
ラアーム30がノズル32を混合容器28に移動させ、
吸引した試料溶液が小シリンジ34によって混合容器2
8に吐出される。分取量と小シリンジ34の容量との兼
ね合いで、この動作を複数回に分けて行なわせてもよい
。例えば、最初にブランク液のみを混合容器28に分取
させ、次に試薬、標準試料及び未知試料をこの順に吸入
させて混合容器28に分取するというような操作である
。
【0013】次に、三方バルブ36がノズル32と大シ
リンジ38間で通じる方向に設定され、図6に示される
ように、混合容器28に注入された試料溶液が大シリン
ジ38によりノズル32へ吸入され、再び混合容器28
へ吐出される操作が適当回数繰り返されて、試料溶液が
撹拌されて混合する。大シリンジ38が使用される理由
は、混合される試料溶液の総量が小シリンジ34の容量
を越えることがよくあるためであり、また吸入と吐出の
流速を大きくして撹拌効果を上げるためでもある。次に
、小シリンジ34により混合容器28内の混合試料溶液
の一部(通常10〜50マイクロリットル程度)が吸入
され、ノズル32が試料注入ポート20に移動して吐出
される。試料注入ポート20に供給された試料溶液はフ
レーム燃焼中であれば霧化器16によって吸引されて霧
化され、バーナ14に導入されて原子化され、原子吸光
が測定される。
リンジ38間で通じる方向に設定され、図6に示される
ように、混合容器28に注入された試料溶液が大シリン
ジ38によりノズル32へ吸入され、再び混合容器28
へ吐出される操作が適当回数繰り返されて、試料溶液が
撹拌されて混合する。大シリンジ38が使用される理由
は、混合される試料溶液の総量が小シリンジ34の容量
を越えることがよくあるためであり、また吸入と吐出の
流速を大きくして撹拌効果を上げるためでもある。次に
、小シリンジ34により混合容器28内の混合試料溶液
の一部(通常10〜50マイクロリットル程度)が吸入
され、ノズル32が試料注入ポート20に移動して吐出
される。試料注入ポート20に供給された試料溶液はフ
レーム燃焼中であれば霧化器16によって吸引されて霧
化され、バーナ14に導入されて原子化され、原子吸光
が測定される。
【0014】その後、ノズル32はノズル洗浄容器26
へ移動し、三方バルブ36がノズル32と洗浄液40を
結ぶ方向に切り換えられ、大シリンジ38の吸入と吐出
によってノズル32内から洗浄液が吐出され、ノズル3
2の内面と外面が洗浄される。洗浄容器26でオーバフ
ローした洗浄液は外部へ自然排出される。一方、混合容
器28での混合試料溶液の残液は、バルブ42が開けら
れてアスピレータ44に圧縮空気が送られることにより
、真空吸引されて外部へ強制的に排出される。バルブ4
6は必要なときにのみ圧縮空気を消費するためのもので
あり、バルブ42は試料溶液を撹拌し混合するときに試
料溶液が排出されないようにするためのものである。
へ移動し、三方バルブ36がノズル32と洗浄液40を
結ぶ方向に切り換えられ、大シリンジ38の吸入と吐出
によってノズル32内から洗浄液が吐出され、ノズル3
2の内面と外面が洗浄される。洗浄容器26でオーバフ
ローした洗浄液は外部へ自然排出される。一方、混合容
器28での混合試料溶液の残液は、バルブ42が開けら
れてアスピレータ44に圧縮空気が送られることにより
、真空吸引されて外部へ強制的に排出される。バルブ4
6は必要なときにのみ圧縮空気を消費するためのもので
あり、バルブ42は試料溶液を撹拌し混合するときに試
料溶液が排出されないようにするためのものである。
【0015】その後、ノズル32は混合容器28へ移動
し、再び大シリンジ38による洗浄液40の吸入と吐出
によって洗浄液40が混合容器28に注入される。その
注入される洗浄液の量は混合容器28の容量よりも多い
方が好ましい。混合容器28からオーバフローした洗浄
液は外部へ自然排出される。そして、再びアスピレータ
44に圧縮空気が送られ、混合容器28内の洗浄液が吸
引されて外部へ強制排出される。混合容器28内の洗浄
液は真空吸引によって完全に排出されるので、混合容器
28を改めて乾燥させる必要もない。混合容器28に残
液が残らないので次の試料測定に影響を及ぼすキャリー
オーバも起こらない。
し、再び大シリンジ38による洗浄液40の吸入と吐出
によって洗浄液40が混合容器28に注入される。その
注入される洗浄液の量は混合容器28の容量よりも多い
方が好ましい。混合容器28からオーバフローした洗浄
液は外部へ自然排出される。そして、再びアスピレータ
44に圧縮空気が送られ、混合容器28内の洗浄液が吸
引されて外部へ強制排出される。混合容器28内の洗浄
液は真空吸引によって完全に排出されるので、混合容器
28を改めて乾燥させる必要もない。混合容器28に残
液が残らないので次の試料測定に影響を及ぼすキャリー
オーバも起こらない。
【0016】以上は、1つの未知試料の1回の測定の動
作を示したものである。同一試料を複数回繰り返して測
定するには上記と同じ試料前処理工程を繰り返せばよい
。また、ことなる未知試料の測定を行なう場合には、異
なった標準試料、試薬、ブランク液を用いて試料前処理
工程を行なうように予めプログラムを施しておけばよい
。実施例ではノズル洗浄容器26と混合容器28を別に
設けているが、混合容器28で洗浄容器の機能も兼ねさ
せるようにしてもよい。また、図8に示されるように、
混合容器28aと洗浄容器26aを並べて一体化しても
よい。混合容器28の残液を吸引して排出するために実
施例ではアスピレータを用いているが、アスピレータに
代えて真空ポンプを用いてもよい。本発明は特許請求の
範囲の趣旨に沿って種々に変形することができる。 そのような変形も本発明の技術的範囲内に属するもので
ある。
作を示したものである。同一試料を複数回繰り返して測
定するには上記と同じ試料前処理工程を繰り返せばよい
。また、ことなる未知試料の測定を行なう場合には、異
なった標準試料、試薬、ブランク液を用いて試料前処理
工程を行なうように予めプログラムを施しておけばよい
。実施例ではノズル洗浄容器26と混合容器28を別に
設けているが、混合容器28で洗浄容器の機能も兼ねさ
せるようにしてもよい。また、図8に示されるように、
混合容器28aと洗浄容器26aを並べて一体化しても
よい。混合容器28の残液を吸引して排出するために実
施例ではアスピレータを用いているが、アスピレータに
代えて真空ポンプを用いてもよい。本発明は特許請求の
範囲の趣旨に沿って種々に変形することができる。 そのような変形も本発明の技術的範囲内に属するもので
ある。
【0017】
【発明の効果】本発明のフレーム式原子吸光光度計では
、未知試料その他の複数の試料溶液を1つのノズルで混
合容器へ分取し、吸引・吐出機構で撹拌して混合した後
、その混合試料溶液を試料注入容器へ分注するようにし
たので、未知試料の希釈、標準試料の添加、マトリック
スモディフィケーション、標準試料の希釈系列の作成、
試料溶液の撹拌と混合、作成試料の霧化器への導入と測
定、混合容器の洗浄などが予めプログラムされた工程に
より自動的に実施することができる。そのため、従来は
人手により行なわれていた作業が自動的になされ、効率
の向上が図られるとともに、作業者の個人差にもとづく
誤差をなくすことができる。また本発明では複数の試料
溶液を混合する混合容器を1個にしているので、構成が
簡単である。
、未知試料その他の複数の試料溶液を1つのノズルで混
合容器へ分取し、吸引・吐出機構で撹拌して混合した後
、その混合試料溶液を試料注入容器へ分注するようにし
たので、未知試料の希釈、標準試料の添加、マトリック
スモディフィケーション、標準試料の希釈系列の作成、
試料溶液の撹拌と混合、作成試料の霧化器への導入と測
定、混合容器の洗浄などが予めプログラムされた工程に
より自動的に実施することができる。そのため、従来は
人手により行なわれていた作業が自動的になされ、効率
の向上が図られるとともに、作業者の個人差にもとづく
誤差をなくすことができる。また本発明では複数の試料
溶液を混合する混合容器を1個にしているので、構成が
簡単である。
【図1】一実施例を示す概略平面図である。
【図2】ターンテーブルと吸引・吐出機構を示す概略断
面図である。
面図である。
【図3】ノズル洗浄容器を示す図であり、(A)は平面
図、(B)は垂直断面図である。
図、(B)は垂直断面図である。
【図4】混合容器を示す図であり、(A)は平面図、(
B)は垂直断面図をアスピレータとともに示したもので
ある。
B)は垂直断面図をアスピレータとともに示したもので
ある。
【図5】試料注入容器と霧化器を示す垂直断面図である
。
。
【図6】混合容器における試料溶液の混合過程を示す図
である。
である。
【図7】実施例の動作を示すフローチャート図である。
【図8】ノズル洗浄容器と混合容器を一体化した例を示
す垂直断面図である。
す垂直断面図である。
12 フレーム式原子吸光光度計本体1
4 バーナ 16 霧化器 20 試料注入ポート 22 ターンテーブル 24 容器 26 ノズル洗浄容器 28 混合容器 30 サンプラアーム 32 ノズル 34,38 シリンジ 44 アスピレータ
4 バーナ 16 霧化器 20 試料注入ポート 22 ターンテーブル 24 容器 26 ノズル洗浄容器 28 混合容器 30 サンプラアーム 32 ノズル 34,38 シリンジ 44 アスピレータ
Claims (1)
- 【請求項1】 フレーム式原子吸光光度計本体と、底
部からチューブで前記原子吸光光度計本体の霧化器につ
ながりそのチューブを経て試料を前記霧化器に注入する
試料注入容器と、底部から残液を排出できる1個の混合
容器と、ノズルを有しそのノズルにより試料を吸引し吐
出する吸引・吐出機構と、未知試料、標準試料、試薬及
びブランク液等を配置した試料供給部の位置、前記試料
注入容器の位置及び前記混合容器の位置を含む必要な位
置へ前記ノズルを移動させるアーム機構とを備え、前記
混合容器で試料を混合した後にその混合試料を前記試料
注入容器に供給する試料前処理装置付き原子吸光光度計
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3093568A JP2894376B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | フレーム式原子吸光光度計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3093568A JP2894376B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | フレーム式原子吸光光度計 |
Related Child Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8163596A Division JPH08304275A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | フレーム式原子吸光光度計 |
JP8673696A Division JPH08304276A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | フレーム式原子吸光光度計の試料導入方法 |
JP8673796A Division JP2962226B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | フレーム式原子吸光光度計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04303742A true JPH04303742A (ja) | 1992-10-27 |
JP2894376B2 JP2894376B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=14085860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3093568A Expired - Fee Related JP2894376B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | フレーム式原子吸光光度計 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2894376B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5415514A (en) * | 1977-07-06 | 1979-02-05 | Shigeru Obiyama | Gas pump |
JPS58131079A (ja) * | 1982-01-30 | 1983-08-04 | Canon Inc | サ−マルプリンタ |
JPH0365654A (ja) * | 1989-08-02 | 1991-03-20 | Hitachi Ltd | 液体試料の分析装置および分析方法 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP3093568A patent/JP2894376B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5415514A (en) * | 1977-07-06 | 1979-02-05 | Shigeru Obiyama | Gas pump |
JPS58131079A (ja) * | 1982-01-30 | 1983-08-04 | Canon Inc | サ−マルプリンタ |
JPH0365654A (ja) * | 1989-08-02 | 1991-03-20 | Hitachi Ltd | 液体試料の分析装置および分析方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2894376B2 (ja) | 1999-05-24 |
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