JPH0430342Y2 - - Google Patents

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JPH0430342Y2
JPH0430342Y2 JP6615186U JP6615186U JPH0430342Y2 JP H0430342 Y2 JPH0430342 Y2 JP H0430342Y2 JP 6615186 U JP6615186 U JP 6615186U JP 6615186 U JP6615186 U JP 6615186U JP H0430342 Y2 JPH0430342 Y2 JP H0430342Y2
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supercharger
clutch
accumulator
motor
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は過給装置に関する。
[従来技術] スーパーチヤージヤによりエンジンに予圧空気
を供給して出力を向上する過給装置において、従
来、スーパーチヤージヤをエンジンにより常時駆
動するようにしていたので、その分、余分の動力
損失があつて、動力性能と燃費が低下するという
問題があつた。
また、ブレーキ時には、車両の運動エネルギー
をブレーキ力による熱エネルギーに変換させてい
るが、ブレーキ力を要するとともに、運動エネル
ギーを無駄に捨てているという問題があつた。
他方、エネルギーの回収について本出願人は、
実願昭59−141554号において、クラツチを介して
エンジンにより駆動されるコンプレツサによりブ
レーキ時にクラツチを接続して空気を高圧タンク
に貯留する技術を提供し、また実願昭59−163536
号において、上記技術を用いて排気ブレーキ時の
制動力を落さず、同時に高圧タンクへの蓄圧量を
増大させる排気ブレーキ用蓄圧装置を提供してい
る。
[考案の目的] したがつて本考案の目的は、無駄に捨てている
ブレーキ時の運動エネルギーを回収して動力性能
と燃費を向上させる過給装置を提供することにあ
る。
[考案の構成] 本考案によれば、ポンプクラツチを介して変速
機により駆動される油圧ポンプと、その油圧ポン
プにより油が蓄圧されるアキユムレータと、その
アキユムレータに配管接続された油圧モータと、
ON時にアキユムレータの油を油圧モータ側に切
換える切換バルブと、モータクラツチを介して油
圧モータに駆動されるスーパーチヤージヤと、ス
ーパーチヤージヤをターボチヤージヤのコンプレ
ツサに接続する通路に設けたスーパーチヤージヤ
をバイパスする通路を開閉するバイパスバルブと
を設け、ブレーキ時にポンプクラツチを接続して
アキユムレータに油を蓄圧し、アクセル開度が所
定基準値より大きく、かつエンジン回転数が所定
基準値より小さいときにモータクラツチを接続す
るとともに切換バルブをONして油圧モータによ
りスーパーチヤージヤを駆動するが、その際アキ
ユムレータの油圧が所定下限値より低いときはモ
ータクラツチを切り切換バルブをOFFするとと
もに、バイパスバルブを開いてスーパーチヤージ
ヤを非駆動とし、またエンジン回転数が所定基準
値より大きい場合およびアクセル開度が所定基準
値より小さいときはポンプクラツチおよびモータ
クラツチを切り切換バルブをOFFするとともに
バイパスバルブを開いてスーパーチヤージヤを非
駆動とするように制御する制御装置を設けてい
る。
[考案の作用効果] したがつて、ブレーキ使用頻度の高い走行時に
車両の運動エネルギーをアキユムレータに油圧の
形で回収し、エンジン低速域でアクセル開度の大
きいエンジン加速時にその回収したエネルギーに
よりスーパーチヤージヤを駆動し、エンジン高速
域およびアクセル開度の小さい低負荷域ではスー
パーチヤージヤを非駆動とすることよりスーパー
チヤージヤのエンジン駆動による動力損失をなく
して動力性能と燃費を向上させることができる。
また、ブレーキ時の車両の運動エネルギーを油圧
に変換させるので、その分、ブレーキ力を向上す
ることができる。
[好ましい実施の態様] 本考案の実施に際し、アキユムレータには高圧
アキユムレータと低圧アキユムレータを用い、蓄
圧時には油を低圧アキユムレータから高圧アキユ
ムレータに圧送し、油圧モータ駆動時には高圧ア
キユムレータから低圧アキユムレータに移動させ
るように構成するのが好ましい。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図において、エンジン1にクラツチ2を介
して連結された変速機3の一部には、油圧ポンプ
10が電磁式のポンプクラツチ11を介して連結
されている。その油圧ポンプ10の入口ポートは
油回路L1により低圧アキユムレータ12に接続
され、出口ポートは油回路L2により高圧アキユ
ムレータ13に接続されている。そして高圧アキ
ユムレータ13は油回路L2から分岐された油回
路L3によりエンジン1付近の適所に設けられた
油圧モータ15の入口ポートに接続され、低圧ア
キユムレータ12は、油回路L1から分岐された
油回路L4により油圧モータ15の出口ポートに
接続されている。14は油回路L1,L2および
L3,L4の双方にわたつて介装された電磁式の
切換バルブであつて、図示のON位置にあつては
両アキユムレータ12,13を油圧モータ15に
接続し、OFF位置にあつては油圧ポンプ10に
接続するようになつている。
他方、エンジン1のインテークマニホルド4を
ターボチヤージヤ6のブロワ又はコンプレツサ6
bを介してエアクリーナ17に連通するインテー
ク通路18には、スーパーチヤージヤ19が介装
され、そのスーパーチヤージヤ19をバイパスす
るバイパス通路20には、バイパス通路20を開
閉するバイパスバルブ21が設けられている。そ
して、スーパーチヤージヤ19は油圧モータ15
の出力軸に設けられた電磁式のモータクラツチ1
6の被駆動側に接続されている。
これらポンプクラツチ11、モータクラツチ1
6、切換バルブ14およびバイパスバルブ21は
適所に設けられた制御装置23に接続され、その
制御装置23には、高圧アキユムレータ13の圧
力を検出する圧力センサ13a、ブレーキの作動
を検出する手段であるフートブレーキペダル24
の踏み込みを検出するフートブレーキスイツチ2
5と排気管7に設けられた排気ブレーキ8の作動
を検出する排気ブレーキスイツチ9、アクセルペ
ダル26の開度を検出するアクセル開度センサ2
7およびエンジンの回転数を検出する回転センサ
5とが接続されている。
次に主として第2図ないし第5図を参照して作
用を説明する。
第2図は状態判定ルーチン、すなわちスーパー
チヤージヤ19を油圧モータ15で駆動すべき
か、あるいは非駆動とすべきか、また、ブレーキ
時の車両の運動エネルギーをアキユムレータに蓄
積するか否かを判定するルーチンである。
制御装置23は、アクセル開度センサ27の検
出信号に基づいて第5図に示すようにアクセル開
度θが所定基準値θ0より大きいか否かを判定し
(ステツプS1)、YESだつたら、回転センサ5の
検出信号に基づいてエンジン回転数Nが所定基準
値N0より小さいか否かを判定し(ステツプS2)
YESだつたら、すなわち領域Iの場合は制御信
号を出力してポンプクラツチ11を切つて(ステ
ツプS3)、第4図に示すスーパーチヤージヤ駆動
ルーチンに移る。ステツプS1,S2でNOの場合
は、フートブレーキスイツチ25または排気ブレ
ーキスイツチ9の検出信号に基づいてフートブレ
ーキまた排気ブレーキが作動しているか否かを判
定する(ステツプS4,S5)。YESだつたら制御信
号を出力してモータクラツチ16を切り(ステツ
プS6)、切換バルブ14をOFFして両アキユムレ
ータ12,13を油圧ポンプ10に接続し(ステ
ツプS7)、バイパスバルブ21を開いて(ステツ
プS8)、第3図に示すエネルギー蓄積ルーチンに
移る。NOの場合すなわちアクセル開度θが所定
基準値θ0より小さいとき、およびエンジン回転数
Nが所定基準値N0より大きいときでブレーキが
作動していないときすなわちターボチヤージヤ6
の過給する領域であるエンジン高速時および低
負荷時(領域)は、制御信号を出力してポンプ
クラツチ11を切り(ステツプS9)、モータクラ
ツチ16を切り(ステツプS10)、切換バルブ1
4をOFFし(ステツプS11)、バイパスバルブ2
1を開いて(ステツプS12)、スーパーチヤージ
ヤ19を非駆動にして制御を移る。この結果、ス
ーパーチヤージヤの不要な駆動馬力を省くことが
できる。
第3図はエネルギー蓄積ルーチンを示す。すな
わち、制御装置23は制御信号を出力しポンプク
ラツチ11を接続して変速機3により油圧ポンプ
10を駆動し、低圧アキユムレータ12の油を高
圧アキユムレータ13に圧送して高圧アキユムレ
ータ13内に蓄圧する(ステツプS81)。次いで、
圧力センサ13aの検出信号に基づいて、内圧P
が所定上限値P0より小さいか否かを判定し(ス
テツプS82)、YESだつたらステツプS81に戻つて
蓄圧を継続し、NOの場合は制御信号を出力して
ポンプクラツチ11を切り蓄圧を中止して(ステ
ツプS83)、制御を終る。これにより車両の運動
エネルギーを油圧の形で回収することができ、ま
たその分、ブレーキ力を向上することができる。
第4図はスーパーチヤージヤ駆動ルーチンを示
す。すなわち制御装置23は制御信号を出力して
バイパスバルブ21を閉じ(ステツプS31)、次
いで圧力センサ13aの検出信号に基づいて内圧
Pが所定下限値P1より小さいか否かを判定する
(ステツプS32)。NOの場合は制御信号を出力し
てモータクラツチ16を接続し(ステツプS33)、
切換バルブ14をONして高圧アキユムレータ1
3の圧油を油圧モータ15に導き、油圧モータ1
5を駆動してスーパーチヤージヤ19を駆動する
(ステツプS34)。この結果エンジン馬力を節約し
て動力性能と燃費を向上することができる。
ステツプS32においてYESだつたら、すなわち
内圧Pが所定下限値P1より小さい場合は、制御
信号を出力してモータクラツチ16を切り(ステ
ツプS35)、切換バルブ14をOFFして両アキユ
ムレータ12,13を油圧ポンプ10に接続し、
油圧モータ15によるスーパーチヤージヤ19の
駆動を行わないで(ステツプS36)、バイパスバ
ルブ21を開いて(ステツプS37)、制御を終る。
[まとめ] 以上説明したように本考案によれば、ブレーキ
時の車両の運動エネルギーをアキユムレータに油
圧の形で回収し、エンジン加速時にその回収した
エネルギーによつてスーパーチヤージヤを駆動
し、エンジン高速域および低負荷域ではスーパー
チヤージヤを非駆動とすることによりスーパーチ
ヤージヤのエンジン駆動による動力損失をなくし
て動力損失をなくして動力性能と燃費を向上する
ことができる。また、ブレーキ時の車両の運動エ
ネルギーを油圧に変換させるので、その分、ブレ
ーキ力を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体構成図、
第2図ないし第4図はそれぞれ状態判定ルーチ
ン、エネルギー蓄積ルーチンおよびスーパーチヤ
ージヤ駆動ルーチンを示すフローチヤート図、第
5図はスーパーチヤージヤの作動特性図である。 1……エンジン、3……変速機、6……ターボ
チヤージヤ、10……油圧ポンプ、11……ポン
プクラツチ、12……低圧アキユムレータ、13
……高圧アキユムレータ、14……切換バルブ、
15……油圧モータ、16……モータクラツチ、
19……スーパーチヤージヤ、20……バイパス
通路、21……バイパスバルブ、23……制御装
置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプクラツチを介して変速機により駆動され
    る油圧ポンプと、その油圧ポンプにより油が蓄圧
    されるアキユムレータと、そのアキユムレータに
    配管接続された油圧モータと、ON時にアキユム
    レータの油を油圧モータ側に切換える切換バルブ
    と、モータクラツチを介して油圧モータに駆動さ
    れるスーパーチヤージヤと、スーパーチヤージヤ
    をターボチヤージヤのコンプレツサに接続する通
    路に設けたスーパーチヤージヤをバイパスする通
    路を開閉するバイパスバルブとを設け、ブレーキ
    時にポンプクラツチを接続してアキユムレータに
    油を蓄圧し、アクセル開度が所定基準値より大き
    く、かつエンジン回転数が所定基準値より小さい
    ときにモータクラツチを接続するとともに切換バ
    ルブをONして油圧モータによりスーパーチヤー
    ジヤを駆動するが、その際アキユムレータの油圧
    が所定下限値より低いときはモータクラツチを切
    り切換バルブをOFFするとともに、バイパスバ
    ルブを開いてスーパーチヤージヤを非駆動とし、
    またエンジン回転数が所定基準値より大きい場合
    およびアクセル開度が所定基準値より小さいとき
    はポンプクラツチおよびモータクラツチを切り切
    換バルブをOFFするとともにバイパスバルブを
    開いてスーパーチヤージヤを非駆動とするように
    制御する制御装置を設けたことを特徴とする過給
    装置。
JP6615186U 1986-05-02 1986-05-02 Expired JPH0430342Y2 (ja)

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JP6615186U JPH0430342Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

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JP6615186U JPH0430342Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

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JPS62179334U JPS62179334U (ja) 1987-11-14
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