JPH04302993A - 製錬炉におけるカラミの水砕装置 - Google Patents
製錬炉におけるカラミの水砕装置Info
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- JPH04302993A JPH04302993A JP9333191A JP9333191A JPH04302993A JP H04302993 A JPH04302993 A JP H04302993A JP 9333191 A JP9333191 A JP 9333191A JP 9333191 A JP9333191 A JP 9333191A JP H04302993 A JPH04302993 A JP H04302993A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銅製錬工程における、
製錬炉から流出するスラグ(以下カラミと称す。)を水
砕処理するためのカラミの水砕装置に関する。
製錬炉から流出するスラグ(以下カラミと称す。)を水
砕処理するためのカラミの水砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】銅製錬工程の製錬炉から分離排出される
カラミは、酸化鉄および二酸化珪素を主成分とするもの
と、酸化カルシウムおよび酸化鉄を主成分とするものと
があるが、これらはともに水と接触させることにより、
所謂水砕と呼ばれる急速冷却による破砕処理をおこなっ
ている。
カラミは、酸化鉄および二酸化珪素を主成分とするもの
と、酸化カルシウムおよび酸化鉄を主成分とするものと
があるが、これらはともに水と接触させることにより、
所謂水砕と呼ばれる急速冷却による破砕処理をおこなっ
ている。
【0003】従来、上記水砕処理にあっては、図4に示
すような水砕装置を用いていた。この装置は、樋状に形
成されたカラミの排出路42と、この排出路42の放出
口42aの下方でカラミの放出方向に延設した樋状の受
部材41と、この受部材41の内方に導入した水路であ
って、その放水端部44aをカラミの放出口42aの下
方に形成した給水手段44とを具備したものであった。 そして、受部材41内に放出されるカラミに向けて、放
水端部44aから冷却水を供給することによりカラミを
水砕処理していた。
すような水砕装置を用いていた。この装置は、樋状に形
成されたカラミの排出路42と、この排出路42の放出
口42aの下方でカラミの放出方向に延設した樋状の受
部材41と、この受部材41の内方に導入した水路であ
って、その放水端部44aをカラミの放出口42aの下
方に形成した給水手段44とを具備したものであった。 そして、受部材41内に放出されるカラミに向けて、放
水端部44aから冷却水を供給することによりカラミを
水砕処理していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記排出路4
2において、製錬炉から排出されるカラミはフォーミン
グ等により流量が著しく変化し、また、波打ち現象も発
生しているので、放出口42aから放出されるカラミは
、受部材41へ落下する位置が一様ではなかった。その
ため、従来の水砕装置では、その放水端部44aから放
水される冷却水の放水部Wが定常的であるのに対して、
放出口42aから放出されるカラミの落下経路は符号S
40,S41などで示されるように変化する。カラミの
落下経路が冷却水の放水部Wに落下する経路S41のよ
うな場合にはよいが、カラミの放出量によっては、経路
S40のように冷却水の放水部Wより下流側の落下経路
となることがある。このような位置に落下した場合、放
水された冷却水の受部材41上での流速が低く、カラミ
が吹き飛ばされずに団塊のまま落下して受部材41の底
部に接することもあり、水との接触効率も悪いため、カ
ラミが破砕する前に水蒸気による爆発現象が起きて高温
のカラミが飛散するという問題があった。
2において、製錬炉から排出されるカラミはフォーミン
グ等により流量が著しく変化し、また、波打ち現象も発
生しているので、放出口42aから放出されるカラミは
、受部材41へ落下する位置が一様ではなかった。その
ため、従来の水砕装置では、その放水端部44aから放
水される冷却水の放水部Wが定常的であるのに対して、
放出口42aから放出されるカラミの落下経路は符号S
40,S41などで示されるように変化する。カラミの
落下経路が冷却水の放水部Wに落下する経路S41のよ
うな場合にはよいが、カラミの放出量によっては、経路
S40のように冷却水の放水部Wより下流側の落下経路
となることがある。このような位置に落下した場合、放
水された冷却水の受部材41上での流速が低く、カラミ
が吹き飛ばされずに団塊のまま落下して受部材41の底
部に接することもあり、水との接触効率も悪いため、カ
ラミが破砕する前に水蒸気による爆発現象が起きて高温
のカラミが飛散するという問題があった。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、製錬炉で発生する
カラミの水砕処理にあって、爆発を防止して作業環境の
安全性を向上させ得るカラミの水砕装置を提供すること
にある。
たもので、その目的とするところは、製錬炉で発生する
カラミの水砕処理にあって、爆発を防止して作業環境の
安全性を向上させ得るカラミの水砕装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のカラミの水砕装置では、製錬炉で発生する
カラミの排出路と、この排出路に形成された放出口の下
方でかつカラミの放出方向に延設された受部材と、この
受部材内に放出されるカラミへ向けて冷却水を供給する
給水手段とを備えたカラミの水砕装置において、前記放
出口には、放出されるカラミを下方に向けて落下させる
偏向手段が設けられていることを特徴としている。
に、本発明のカラミの水砕装置では、製錬炉で発生する
カラミの排出路と、この排出路に形成された放出口の下
方でかつカラミの放出方向に延設された受部材と、この
受部材内に放出されるカラミへ向けて冷却水を供給する
給水手段とを備えたカラミの水砕装置において、前記放
出口には、放出されるカラミを下方に向けて落下させる
偏向手段が設けられていることを特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成の水砕樋装置では、排出路のカラミ流
量が多く、放出圧力が高いときには、受部材のより遠方
に落下するが、排出路の放出口に設けられた偏向手段は
、カラミの放出流量にかかわらずカラミを下方に向けて
落下させる。落下するカラミは、給水手段によって受部
材内に供給される冷却水の放水部に落下する。この冷却
水の放水部は、水圧も高く、落下するカラミを下流側へ
吹き飛ばすから、カラミは団塊状に落下することがなく
、また冷却効率も高くなるので、爆発することなく水砕
処理される。
量が多く、放出圧力が高いときには、受部材のより遠方
に落下するが、排出路の放出口に設けられた偏向手段は
、カラミの放出流量にかかわらずカラミを下方に向けて
落下させる。落下するカラミは、給水手段によって受部
材内に供給される冷却水の放水部に落下する。この冷却
水の放水部は、水圧も高く、落下するカラミを下流側へ
吹き飛ばすから、カラミは団塊状に落下することがなく
、また冷却効率も高くなるので、爆発することなく水砕
処理される。
【0008】
【実施例】まず、第1の実施例を図1に基づいて説明す
ると、カラミの水砕装置(以下単に水砕装置と称す。)
A1は、従来と同様に、カラミの排出路2と、この排出
路2に形成された放出口20の下方で、かつカラミの放
出方向に延設された受部材1と、この受部材1内に放出
されるカラミへ向けて冷却水を供給する給水手段4とを
備えており、排水路2は耐火物から、受部材1は鉄板等
から構成されている。
ると、カラミの水砕装置(以下単に水砕装置と称す。)
A1は、従来と同様に、カラミの排出路2と、この排出
路2に形成された放出口20の下方で、かつカラミの放
出方向に延設された受部材1と、この受部材1内に放出
されるカラミへ向けて冷却水を供給する給水手段4とを
備えており、排水路2は耐火物から、受部材1は鉄板等
から構成されている。
【0009】そして、本発明の水砕装置A1では、上記
排出路2におけるカラミの流出方向に放出口20から下
流側に離間した位置に、この放出口20から放出される
カラミを下方に向けて落下させる偏向手段A5が設けら
れていることを特徴としている。この偏向手段A5は、
中心軸がおよそ鉛直方向をなす略半円筒内面に形成され
た偏向面51を有する偏向板5であって、その偏向面5
1が排出路2の放出口20に対向するように取り付けら
れ、流出するカラミを受け止めるようになっている。図
1では、偏向板5の全体形状が前記半円筒状をなすもの
となっているが、少なくとも、偏向面51が略半円筒内
面状をなすものであればよい。また、偏向板5の支持方
法は、図示しないが、受部材1に固定されていても、あ
るいは、他の支点を用いて放出口20の上方から吊持さ
れていてもよい。
排出路2におけるカラミの流出方向に放出口20から下
流側に離間した位置に、この放出口20から放出される
カラミを下方に向けて落下させる偏向手段A5が設けら
れていることを特徴としている。この偏向手段A5は、
中心軸がおよそ鉛直方向をなす略半円筒内面に形成され
た偏向面51を有する偏向板5であって、その偏向面5
1が排出路2の放出口20に対向するように取り付けら
れ、流出するカラミを受け止めるようになっている。図
1では、偏向板5の全体形状が前記半円筒状をなすもの
となっているが、少なくとも、偏向面51が略半円筒内
面状をなすものであればよい。また、偏向板5の支持方
法は、図示しないが、受部材1に固定されていても、あ
るいは、他の支点を用いて放出口20の上方から吊持さ
れていてもよい。
【0010】一方、放出されるカラミにお向けて冷却水
を供給する給水手段4は、冷却水を導入するための導管
41が付設され、その放水端部40に、複数の独立した
放水ノズル40a,40aが上下方向に沿って配置され
ている。この放水ノズル40aは、スリット状の開口を
有するノズルであって、水路の断面を絞って冷却水の流
速を増すように構成され、落下するカラミに向けてその
上流側から水圧を利用して吹き飛ばすものである。
を供給する給水手段4は、冷却水を導入するための導管
41が付設され、その放水端部40に、複数の独立した
放水ノズル40a,40aが上下方向に沿って配置され
ている。この放水ノズル40aは、スリット状の開口を
有するノズルであって、水路の断面を絞って冷却水の流
速を増すように構成され、落下するカラミに向けてその
上流側から水圧を利用して吹き飛ばすものである。
【0011】そして、上記偏向板5は、その偏向面51
で受け止めたカラミを、上記放水ノズル40aから放水
される冷却水の、水圧の高い放水部Wに落下させるため
、放出口20との位置関係を調整可能に支持されている
。
で受け止めたカラミを、上記放水ノズル40aから放水
される冷却水の、水圧の高い放水部Wに落下させるため
、放出口20との位置関係を調整可能に支持されている
。
【0012】さらに、偏向板5は、耐火物からなるもの
でもよいが、本実施例では、銅もしくは鉄を主成分とす
る金属からなり水の循環する蛇管を内包した、所謂水冷
ジャケットと称される冷却機能を備えたものとなってい
る。偏向板5に水冷ジャケットを用いることにより、高
温溶体の衝撃に対してその耐久性を高め得ることができ
、かつ、偏向面51への付着物を減少させ得る。
でもよいが、本実施例では、銅もしくは鉄を主成分とす
る金属からなり水の循環する蛇管を内包した、所謂水冷
ジャケットと称される冷却機能を備えたものとなってい
る。偏向板5に水冷ジャケットを用いることにより、高
温溶体の衝撃に対してその耐久性を高め得ることができ
、かつ、偏向面51への付着物を減少させ得る。
【0013】また、水砕装置A1のカラミの排出路2に
は、放出口20付近を除いてその上面が安全のために蓋
23で覆われている。そして、上面が解放された放出口
20付近は上方から排出路2の内部に向けて加熱するバ
ーナー6が付設されて、流出するカラミの粘性が高くな
るのを防止し、付着物の発生による放出口20付近での
排出路20の閉塞や溢漏を防いでいる。なお、符号24
は、安全を考慮して通常設けられている防爆フードであ
り、符号12は、水砕後のカラミを所定の集積場所まで
搬送するための搬送手段である。
は、放出口20付近を除いてその上面が安全のために蓋
23で覆われている。そして、上面が解放された放出口
20付近は上方から排出路2の内部に向けて加熱するバ
ーナー6が付設されて、流出するカラミの粘性が高くな
るのを防止し、付着物の発生による放出口20付近での
排出路20の閉塞や溢漏を防いでいる。なお、符号24
は、安全を考慮して通常設けられている防爆フードであ
り、符号12は、水砕後のカラミを所定の集積場所まで
搬送するための搬送手段である。
【0014】このような構成の水砕樋装置A1にあって
は、排出路2のカラミ流量が多く、放出圧力が高いとき
には、カラミは偏向板5の偏向面51に衝突する。偏向
面51は略半円筒内面状に形成されているので、カラミ
は水平方向への飛散もなく、経路S1に示されるように
、放水ノズル40aからの流速が高く、従って水圧の高
い放水部Wに落下する。この放水部Wでは、落下するカ
ラミを下流側へ吹き飛ばすから、カラミが団塊状に落下
することがなく冷却効率もよいので、爆発を起こすこと
なく水砕処理される。
は、排出路2のカラミ流量が多く、放出圧力が高いとき
には、カラミは偏向板5の偏向面51に衝突する。偏向
面51は略半円筒内面状に形成されているので、カラミ
は水平方向への飛散もなく、経路S1に示されるように
、放水ノズル40aからの流速が高く、従って水圧の高
い放水部Wに落下する。この放水部Wでは、落下するカ
ラミを下流側へ吹き飛ばすから、カラミが団塊状に落下
することがなく冷却効率もよいので、爆発を起こすこと
なく水砕処理される。
【0015】次に、カラミの落下方向を偏向し、安全に
水砕処理するための水砕装置に関する第2の実施例を、
図2および図3に基づいて説明する。
水砕処理するための水砕装置に関する第2の実施例を、
図2および図3に基づいて説明する。
【0016】符号A2は、水砕樋装置を示し、上述した
第1の実施例における放出口20および偏向板5に替え
て、カラミの排出路3は、その末端部3Bが給水手段4
の放出口40より下流側まで延設されている。そして、
伸長された先端部3Bでは、端部にてその流路が止め板
31により封止され、かつ、その底面にはカラミを下方
へ落とす落下孔35が開孔されている。
第1の実施例における放出口20および偏向板5に替え
て、カラミの排出路3は、その末端部3Bが給水手段4
の放出口40より下流側まで延設されている。そして、
伸長された先端部3Bでは、端部にてその流路が止め板
31により封止され、かつ、その底面にはカラミを下方
へ落とす落下孔35が開孔されている。
【0017】排出路3は、その先端部3Bの落下孔35
下方が、放水ノズル40aからの流速の高い放水部Wの
上方となるよう配置されており、また、落下孔35の下
面周縁には、この落下孔35を通過したカラミの滴が、
排出路3の下面に伝わり鋳付きが成長しないように、顎
36が形成されている。
下方が、放水ノズル40aからの流速の高い放水部Wの
上方となるよう配置されており、また、落下孔35の下
面周縁には、この落下孔35を通過したカラミの滴が、
排出路3の下面に伝わり鋳付きが成長しないように、顎
36が形成されている。
【0018】さらに、止め板31には切欠34が設けら
れており、予期した以上に一時的にカラミ流量が増加し
て、落下孔35における通過量を上回った場合に、排出
路3の上面から溢れ出るのを防止するものとなっている
。
れており、予期した以上に一時的にカラミ流量が増加し
て、落下孔35における通過量を上回った場合に、排出
路3の上面から溢れ出るのを防止するものとなっている
。
【0019】なお、この水砕装置A2にあっては、前述
の実施例と同様に末端部3Bは、耐火物から構成され、
排出路3の先端部3Bを除いて蓋33がかぶせられたう
え、先端部3B上方からバーナー6により加熱されてい
る。
の実施例と同様に末端部3Bは、耐火物から構成され、
排出路3の先端部3Bを除いて蓋33がかぶせられたう
え、先端部3B上方からバーナー6により加熱されてい
る。
【0020】このような構成の水砕装置A2においては
、カラミ流量の変動に拘わらず、カラミは排出路3の流
路を封止した止め板31により遮蔽され、その流れを偏
向させられて、経路S2で示されるように落下孔35よ
り下方へ落下する。排出路3はその先端部3Bが伸長さ
れているので、カラミは放水部Wの高水圧部分に落下す
るから、爆発を起こすことなく水砕処理されるのである
。
、カラミ流量の変動に拘わらず、カラミは排出路3の流
路を封止した止め板31により遮蔽され、その流れを偏
向させられて、経路S2で示されるように落下孔35よ
り下方へ落下する。排出路3はその先端部3Bが伸長さ
れているので、カラミは放水部Wの高水圧部分に落下す
るから、爆発を起こすことなく水砕処理されるのである
。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上述べたように構成されて
いるので、以下に記載される効果を奏する。
いるので、以下に記載される効果を奏する。
【0022】(1)放出路におけるカラミの流出状態に
拘わらず、常に放水ノズルから放水された冷却水の高い
水圧部分に落下させるから、カラミは下流側に吹き飛ば
されて分散し、かつ急速に冷却されるので、爆発を起こ
すことなく水砕処理することができ、作業環境の安全性
を向上させ得る。
拘わらず、常に放水ノズルから放水された冷却水の高い
水圧部分に落下させるから、カラミは下流側に吹き飛ば
されて分散し、かつ急速に冷却されるので、爆発を起こ
すことなく水砕処理することができ、作業環境の安全性
を向上させ得る。
【0023】(2)水砕装置内でのカラミの爆発が防止
されるので、水砕装置自体の破損が少なく、設備を長期
に渡って使用することができる。
されるので、水砕装置自体の破損が少なく、設備を長期
に渡って使用することができる。
【図1】本発明の水砕樋装置の第1実施例を示す斜視破
断図である。
断図である。
【図2】第2実施例における排出路の先端部を示す斜視
図である。
図である。
【図3】水砕装置の第2実施例を示す側面図である。
【図4】従来の水砕装置を示す側面図である。
1 受部材
2,3 排出路
4 給水手段
5 偏向板
6 バーナー
20 放出口
31 止め板
34 切欠
35 落下孔
51 偏向面
A1,A2 カラミの水砕装置
3B 先端部
Claims (1)
- 【請求項1】 製錬炉で発生するカラミの排出路と、
この排出路に形成された放出口の下方でかつカラミの放
出方向に延設された受部材と、この受部材内に放出され
るカラミへ向けて冷却水を供給する給水手段とを備えた
カラミの水砕装置において、前記放出口には、放出され
るカラミを下方に向けて落下させる偏向手段が設けられ
ていることを特徴とする製錬炉におけるカラミの水砕装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9333191A JPH04302993A (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 製錬炉におけるカラミの水砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9333191A JPH04302993A (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 製錬炉におけるカラミの水砕装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04302993A true JPH04302993A (ja) | 1992-10-26 |
Family
ID=14079287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9333191A Pending JPH04302993A (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 製錬炉におけるカラミの水砕装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04302993A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5441205A (en) * | 1993-06-30 | 1995-08-15 | Mitsubishi Materials Corporation | Apparatus for water-granulating slag |
EP0702092A1 (en) * | 1994-09-19 | 1996-03-20 | Mitsubishi Materials Corporation | Method for water-granulating calcium ferrite slage |
US6000242A (en) * | 1996-05-31 | 1999-12-14 | Kennecott Holdings Corporation | Apparatus for and process of water granulating matte or slag |
-
1991
- 1991-03-30 JP JP9333191A patent/JPH04302993A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5441205A (en) * | 1993-06-30 | 1995-08-15 | Mitsubishi Materials Corporation | Apparatus for water-granulating slag |
EP0702092A1 (en) * | 1994-09-19 | 1996-03-20 | Mitsubishi Materials Corporation | Method for water-granulating calcium ferrite slage |
US6000242A (en) * | 1996-05-31 | 1999-12-14 | Kennecott Holdings Corporation | Apparatus for and process of water granulating matte or slag |
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