JPH076258U - 水砕スラグの製造装置 - Google Patents

水砕スラグの製造装置

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Publication number
JPH076258U
JPH076258U JP034237U JP3423793U JPH076258U JP H076258 U JPH076258 U JP H076258U JP 034237 U JP034237 U JP 034237U JP 3423793 U JP3423793 U JP 3423793U JP H076258 U JPH076258 U JP H076258U
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JP
Japan
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slag
water
gutter
crush plate
molten
Prior art date
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Pending
Application number
JP034237U
Other languages
English (en)
Inventor
征穂 稲田
裕俊 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
JFE Engineering Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by JFE Engineering Corp filed Critical JFE Engineering Corp
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Publication of JPH076258U publication Critical patent/JPH076258U/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B2400/00Treatment of slags originating from iron or steel processes
    • C21B2400/02Physical or chemical treatment of slags
    • C21B2400/022Methods of cooling or quenching molten slag
    • C21B2400/024Methods of cooling or quenching molten slag with the direct use of steam or liquid coolants, e.g. water
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B2400/00Treatment of slags originating from iron or steel processes
    • C21B2400/05Apparatus features
    • C21B2400/062Jet nozzles or pressurised fluids for cooling, fragmenting or atomising slag

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  • Manufacture Of Iron (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スラグによる磨耗が少なく、しかも溶融スラ
グを急冷することができるようにする。 【構成】 溶融スラグの落下位置以降の水砕樋3の底
に、この水砕樋3の長手方向に対して平行に破砕板4を
立設しており、水砕樋3上を流下する水流のエネルギー
だけで、未成生スラグを破砕し、急冷する構造になって
いる。 【効果】 この装置においては、スラグが衝突時した際
に受ける破砕板4の衝撃が小さいので、その磨耗が少な
い上に、スラグの急冷も可能ある。又、水砕樋3上の破
砕板4が、その周辺の水流を激しく乱すので、スラグと
水との混合がよくなって、スラグ周辺に新鮮な水が供給
される。このため、スラグの急冷は一層促進される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高炉スラグなどの溶融スラグを水と接触させて水砕スラグを製造す る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高炉スラグなどの溶融スラグを水と接触させて水砕スラグを製造する際には、 良質の水砕スラグを得るために、溶融スラグを急冷することが要求される。溶融 スラグを水砕する処理は、本来、スラグを急冷する処理であるが、単に水と接触 させただけでは、その一部に細粒化されない塊(未成生スラグ)が生成し、その 内部に急冷されない部分ができる。この未成生スラグがそのまま排出されてしま うと、水砕スラグのガラス化率が低下して品質が悪くなると共に、安定操業を行 う上での支障になる。
【0003】 このような問題に対処し、溶融スラグと水との接触効率をよくし、スラグを急 冷させることを図った装置が特開昭57−196750号公報に開示されている 。図7はその概略の断面図である。1は溶融スラグを落下させるスラグ樋、2は スラグ樋3の下に配置され圧力水を噴射させる圧力水噴射装置である吹製箱、3 は上記溶融スラグと圧力水の噴射流を受けて流下させる水砕樋である。
【0004】 この装置は、水砕樋3の所定箇所に、この水砕樋3を横断させて衝撃板30が 取り付けられた構造になっている。この衝撃板30は、落下する溶融スラグと圧 力水の噴射流との交点40よりも下流側の直近であって、且つ水砕樋3の底から 所定の間隔Hをあけた位置に取り付けられている。 この装置によれば、スラグ樋3から落下した溶融スラグは、圧力水の噴射水流 と共に平行移動して衝撃板30に衝突して砕かれ、急冷される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、上記従来の装置を使用した場合、衝撃板30などに著しい損耗(磨耗 や熱負荷による割れ等)が起こる。更に、衝撃板30が溶融スラグの落口直下に 配置されるため、水砕溜まりができ、吹き返し(水蒸気爆発など)や水砕樋3の 詰まりが起こる虞がある。そして、このような場合には、操業を停止しなければ ならない。 本考案は、スラグによる損耗が少なく、溶融スラグの急冷が可能な水砕スラグ の製造装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】
上記の目的を達成するために、本考案においては、溶融スラグの落下位置より 下流の水砕樋の底に、この水砕樋の長手方向に対して平行に破砕板を立設してい る。
【0007】 未成生スラグは水砕処理初期の粒状化段階で生成したものであり、その一部に は半溶融物が混在している。この半溶融物を急冷するために、本考案においては 、溶融スラグの落下位置より下流の水砕樋の底に破砕板を設け、この破砕板に未 成生スラグを衝突させるようにしている。破砕板の設置箇所は、溶融スラグの落 下位置より下流であるため、落下する溶融スラグに衝突し水砕樋上に落下した圧 力水が水砕樋上を流れる水流を形成している状態になっている。未成生スラグは 樋上を流れる水流によって流され、水流の速度で破砕板に衝突して微細化され、 その内部が急冷される。
【0008】 又、水砕樋上に破砕板を備えておくと、破砕板周辺の水流が激しく乱れるので 、スラグと水との混合がよくなる。このため、スラグ周辺に新鮮な水が供給され 、スラグの急冷は一層促進される。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示す概略の断面図であり、図2は上部から見た概略 断面の部分図、図3は正面から見た概略断面の部分図である。1は溶融スラグを 落下させるスラグ樋、2はスラグ樋1の下に配置され圧力水を噴射させる圧力水 噴射装置である吹製箱、3は上記溶融スラグと圧力水の噴射流を受けて流下させ る水砕樋である。この実施例においては、水砕樋3に破砕板4が備えられている 。この破砕板4は水砕樋3の底に立設され、水砕樋3の長手方向に対して平行に 配置されている。図中、20は水砕樋の底板、21水砕樋の内張り耐火物、22 は水砕樋3の底に嵌め込まれた耐磨耗部材である。又、23は水砕樋3の排出部 に設けられた衝突板である。
【0010】 破砕板4を配置する位置は、圧力水の噴射流がスラグと共に落下する箇所Aよ りも下流側であって、且つ、できるだけこの箇所に近いところであることが望ま しい。もし、破砕板4が圧力水の噴射流が落下する箇所Aに配置されていると、 落下するスラグの衝撃及びその熱によって破砕板4が激しく損耗するので、この 箇所への配置は好ましくない。又、破砕板4が上記噴射流が落下する箇所Aから 非常に離れた下流にあると、未成生スラグの急冷度合が小さくなるので、この配 置も好ましくない。
【0011】 次に、本実施例によって水砕スラグを製造する方法を説明する。吹製箱2から 圧力水を噴射させながら、スラグ樋1から溶融スラグを流出させ、圧力水の噴射 流上に溶融スラグを落下させる。溶融スラグは水と接触し、急冷される。スラグ は水砕樋3の底に落下した後、水砕樋3上を流れる水流と共に流下する。この段 階では、水砕されたスラグの一部に未成生スラグが存在しているが、この未成生 スラグは、次に備えられている破砕板4に衝突して破砕される。もし、この段階 においてもなお破砕されない未成生スラグがあっても、この未成生スラグは衝突 板23との衝突によって破砕される。そして、スラグは、スラグ水槽24に一時 貯留された後、抜き出される。
【0012】 なお、破砕板4によって未成生スラグが破砕されたスラグは、微細化されてい るので、熱水と共に水砕樋3上をスムーズに流れ、スラグ水槽24へ排出される 。このため、水砕樋3が曲がっている場合などのように、水流が方向転換したり 、水流の偏りができるような場合においても、水砕樋3が詰まることはなく、従 って、熱水やスラグが水砕樋3から溢れ出たりするトラブルは発生しなくなる。
【0013】 図4は本考案における破砕板の構造を示し、(a)図は一部断面を示す平面図 、(b)図は縦断面図である。この破砕板は破砕板本体5とスラグとの衝突側に 取り付けられたライナー6よりなる。ライナー6は高クロム鋼などの耐磨耗鋼や セラミック等の耐磨耗材で製作されており、上方から見た形が三角形状で、その 衝突側の先端が三角形の頂点に位置する形状、すなわち、ナイフの様な形状にな っている。破砕板本体5はキャスターなど耐磨耗性の耐火物7で形成されている 。8は耐火物7の内部に埋め込まれた補強部材である。ライナー6と破砕板本体 5はボルト9によってた固着されており、ライナー6の磨耗が限度以上に進行し た際には、破砕板本体を形成する耐火物7の一部を削り取り、ライナー6の取替 ができるようになっている。10は補強部材8に設けた切り欠き穴である。上記 構造の破砕板は、その下部が水砕樋の内張り耐火物21内に埋め込まれている。
【0014】 上記のように、この破砕板は、その衝突側に備えられているライナー6の先端 がナイフの様な形状になっているので、スラグが衝突した際の破砕効果が大きい 。従って、破砕板に衝突する未成生スラグの流速が水砕樋を流れる水流の流速程 度であっても、未成生スラグは容易に破砕される。
【0015】 図5は本考案における破砕板に備えるライナーの他の実施例を示す図である。 この実施例では、スラグとの衝突側に突起11が設けられている。この突起11 を設けることによって、スラグの破砕は一層促進される。
【0016】 図6は本考案における破砕板に備えるライナーのさらに他の実施例を示す図で ある。この実施例では、スラグとの衝突側にねじ込み式の突起12が設けられて いる。この実施例の構造にすれば、突起12だけを取り替えるだけで、ライナー 6の耐用期間が大幅に延びる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は、溶融スラグの落下位置以降における水砕樋の底に破砕板を備えてお り、水砕樋上を流下する水流のエネルギーだけでスラグを破砕し、これを微細化 することによって急冷できるようになっている。
【0018】 本考案を使用すれば、スラグの衝突時に受ける破砕板の衝撃が小さいので、破 砕板の損耗が少なく、しかも溶融スラグを急冷することができる。 更に、水砕樋に曲がり部があるような場合などのように、水流が方向転換した り、水流の偏りができるような場合においても、スラグは微細化されて水砕樋上 をスムーズに流れるので、水砕樋3が詰まることはなく、安定した操業を継続す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す概略の断面図である。
【図2】図1の装置を上部から見た概略断面の部分図で
ある。
【図3】図1の装置を正面から見た概略断面の部分図で
ある。
【図4】本考案における破砕板の構造を示す図である。
【図5】本考案における破砕板に備えるライナーの他の
実施例を示す図である。
【図6】本考案における破砕板に備えるライナーのさら
に他の実施例を示す図である。
【図7】従来の装置の概略の断面図である。
【符号の説明】
1 スラグ樋 2 水製箱 3 水砕樋 4 破砕板 5 破砕板本体 6 破砕板のライナー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融スラグを一端から落下させるスラグ
    樋と、このスラグ樋の下に配置され、前記スラグ樋から
    落下する溶融スラグに向けて圧力水を噴射させる圧力水
    噴射装置と、落下する溶融スラグと圧力水を受けて流下
    させる水砕樋よりなる水砕スラグの製造装置において、
    溶融スラグの落下位置より下流の前記水砕樋の底に、こ
    の水砕樋の長手方向に対して平行に破砕板が立設されて
    いることを特徴とする水砕スラグの製造装置。
JP034237U 1993-06-24 1993-06-24 水砕スラグの製造装置 Pending JPH076258U (ja)

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JP034237U JPH076258U (ja) 1993-06-24 1993-06-24 水砕スラグの製造装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP034237U JPH076258U (ja) 1993-06-24 1993-06-24 水砕スラグの製造装置

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Publication Number Publication Date
JPH076258U true JPH076258U (ja) 1995-01-27

Family

ID=12408555

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JP034237U Pending JPH076258U (ja) 1993-06-24 1993-06-24 水砕スラグの製造装置

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JP (1) JPH076258U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015113270A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 日新製鋼株式会社 水砕スラグ製造用集水樋

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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