JPH04302925A - 局所冷房機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は局所冷房機における圧縮
機の強制冷却に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、全体的な冷房をおこなっていない
工場内の作業環境改善を目的とした局所冷房機の普及が
目ざましくなっている。従来この種の局所冷房機は、本
体上部に蒸発器、凝縮器と、それらを冷却するファンが
あり、本体下部に圧縮機、ドレンタンクなどがある構成
が一般的であった。以下、その構成について図２を参照
しながら説明する。

【０００３】図に示すように、本体１０１の内部の凝縮
器側ファン１０２によって、吸込口１０３より吸込まれ
た空気は、凝縮器１０４で熱交換され、排気口１０５よ
り機外に排出される。これらの一連の空気の流れを破線
の矢印にて図示している。なお１１２は蒸発器である。 また本体１０１の下部にある圧縮機１０７は、上下の仕
切板１０８によって、前記凝縮器１０４および凝縮器側
ファン１０２などと区画構成している。また前記圧縮機
１０７の近傍の外装面には、上開口部１０９、下開口部
１１０を備えている。

【０００４】上記構成において、本体上部と本体下部と
は、上下の仕切板１０８にて完全に仕切られているため
、互いに空気の交換などは無い。したがって圧縮機１０
７で発生した熱は、下開口部１１０からわずかに流入す
る外気が、自然対流にて上開口部１０９から、その外気
流にのって出て行き、その一部は前記凝縮器１０４を通
過した後、排気口１０５より排出されることになる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の局所
冷房機では、圧縮機１０７で発生した熱は、下開口部１
１０から入り、上開口部１０９に抜ける自然対流に乗り
、わずかに出て行くのみであり、周囲温度が高いときな
ど、圧縮機１０７に過負荷状況を引き起こす要因があり
、その場合は冷房回路としての冷媒が急激に吐出圧力が
上昇し、圧縮機停止や、故障になり易いばかりか、上開
口部１０９から圧縮機１０７の発生する熱を帯びた空気
を凝縮器１０４で効率の低い熱交換をするため、全体と
しての熱交換効率が低くなるなどの課題があった。

【０００６】本発明は、上記課題を解決するもので、周
囲温度が高いときでも、吐出圧力の上昇を抑制し、圧縮
機の不調を引き起こさず、安定した冷凍サイクルを確保
することのできる局所冷房機を提供することを目的とし
ている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、本体の上部に凝縮器と蒸発器とを備え、本
体の下部に圧縮機を備え、前記凝縮器側の凝縮器側ファ
ンに対応した開口部を、前記本体上部と下部の仕切板に
設けるとともに、前記圧縮機近傍には、冷却排気口を備
えた構成としたものである。

【０００８】

【作用】本発明は上記した構成により、凝縮器側ファン
によって形成される空気流で、圧縮機を冷却する風路が
形成され、冷却排気口を通って強制的に圧縮機を冷却し
、安定した冷凍サイクルを確保することができるもので
あ。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例について、図１を参
照しながら説明する。なお従来例に符した符号と同一符
号は同一物を示し、説明は省略する。すなわち、平板状
になった仕切板１０８に開口部１を設け、圧縮機１０７
と、凝縮器側ファン１０２および凝縮器１０４との間を
連通するように構成する。また前記圧縮機１０７の位置
する本体１０１の外装板には、冷却排気口２を設けてい
る。

【００１０】上記構成により、本体１０１を運転するこ
とにより、破線矢印にて示した空気流が生じる。すなわ
ち凝縮器側ファン８が回転することで、排気口１０５に
抜ける気流と、仕切板１０８に設けた開口部１を通り、
圧縮機１０７を冷却しつつ、前記圧縮機１０７の発生し
た熱を冷却排気口２へと流す気流が生じるのである。

【００１１】このように本発明の実施例の局所冷房機に
よれば本体の上下部間の仕切板１０８に開口部１を設け
たので、凝縮器側ファン１０２によって形成される空気
流で、凝縮器１０４の熱交換とともに、開口部１を通し
て、圧縮機１０７を強制冷却しながら下方側に流れる風
格が形成されるため、周囲温度が高い状況下でも圧縮機
１０７の吐出圧力の上昇を最小限に抑制し、安定した冷
凍サイクル運転を確保することができるのである。また
凝縮器側ファン１０２からの正圧が、かかった状態で冷
却排気口２から勢い良く空気流を出すようにしたため、
凝縮器１０４へのショートサーキットも防止できる。

【００１２】

【発明の効果】以上実施例から明らかなように、本発明
によれば本体の上部に凝縮器と蒸発器とを備え、前記凝
縮器側の凝縮器側ファンに対応した開口部を、前記本体
上部と下部の仕切板に設けるとともに、本体の下部に圧
縮機を備え、前記圧縮機近傍には冷却排気口を設ける構
成としたから、凝縮器側ファンで形成される空気流で圧
縮機を強制冷却する風格が形成されるため、周囲温度が
高い状況下でも圧縮機の吐出圧力のし上昇を最小限に抑
制し、安定した冷凍サイクル運転を確保し、また凝縮器
側ファンからの正圧がかかった状態で冷却排気口から勢
い良く空気流を出すようにしたため、凝縮器への熱気の
ショートサーキットが防止でき、高い熱交換効率を維持
できる効果のある局所冷房機を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の局所冷房機の断面構成図

【
図２】従来の局所冷房機の断面構成図

【符号の説明】

１　　　　　　開口部 ２　　　　　　冷却排気口 １０１　　本体 １０２　　凝縮器側ファン １０４　　凝縮器 １０７　　圧縮機 １０８　　仕切板 １１２　　蒸発器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　本体の上部に凝縮器と蒸発器とを備え
   、本体の下部に圧縮機を備え、前記凝縮器側の凝縮器側
   ファンに対応した開口部を、前記本体上部と下部の仕切
   板に設けるとともに、前記圧縮機近傍には、冷却排気口
   を備えた局所冷房機。