JPH04302709A - リニアボールベアリング - Google Patents
リニアボールベアリングInfo
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- JPH04302709A JPH04302709A JP12198891A JP12198891A JPH04302709A JP H04302709 A JPH04302709 A JP H04302709A JP 12198891 A JP12198891 A JP 12198891A JP 12198891 A JP12198891 A JP 12198891A JP H04302709 A JPH04302709 A JP H04302709A
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- Japan
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- ball bearing
- balls
- linear ball
- lubricating
- outer cylinder
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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Landscapes
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、宇宙空間等
特殊環境下で使用するのに好適なボールベアリング(b
all bearing)に関する。
特殊環境下で使用するのに好適なボールベアリング(b
all bearing)に関する。
【0002】
【従来の技術】外筒内のボールを筒状の保持器で保持し
、保持器内に挿入された軸体が軸方向に移動可能に構成
されたリニアボールベアリングにおいて、内挿される軸
体との相対的な移動あるいは往復動が円滑に行われ、ま
た往復動に伴う摩擦によって機械的な摩耗が生じるのを
できるだけ押えるために、相互の接触面に液状油やグリ
ース(grease)等の潤滑剤が使用される。
、保持器内に挿入された軸体が軸方向に移動可能に構成
されたリニアボールベアリングにおいて、内挿される軸
体との相対的な移動あるいは往復動が円滑に行われ、ま
た往復動に伴う摩擦によって機械的な摩耗が生じるのを
できるだけ押えるために、相互の接触面に液状油やグリ
ース(grease)等の潤滑剤が使用される。
【0003】しかしながら、油やグリース等の潤滑剤は
一部を除き一定温度における蒸気圧が高いから、例えば
宇宙空間や真空装置内という高真空環境下での使用は困
難であり、また放射線による変質があるので原子炉等で
は採用しにくいという欠点がある。
一部を除き一定温度における蒸気圧が高いから、例えば
宇宙空間や真空装置内という高真空環境下での使用は困
難であり、また放射線による変質があるので原子炉等で
は採用しにくいという欠点がある。
【0004】そこで、従来は外筒の内面,ボール並びに
保持器の表面に蒸着やめっき等により固体潤滑剤を被着
させて使用する方法が採用されている。しかし、リニア
ボールベアリングのように、潤滑摺動部の相手面が広範
囲にわたり露出しているものにおいて、この方法では潤
滑剤を被着できる厚さには限度があり、また油やグリー
スと異なり固体潤滑剤は潤滑膜が往復動摩擦の中で移動
して修復されるという作用が油やグリースに比べてあま
り期待できないので、寿命が短いという欠点があった。
保持器の表面に蒸着やめっき等により固体潤滑剤を被着
させて使用する方法が採用されている。しかし、リニア
ボールベアリングのように、潤滑摺動部の相手面が広範
囲にわたり露出しているものにおいて、この方法では潤
滑剤を被着できる厚さには限度があり、また油やグリー
スと異なり固体潤滑剤は潤滑膜が往復動摩擦の中で移動
して修復されるという作用が油やグリースに比べてあま
り期待できないので、寿命が短いという欠点があった。
【0005】また、油やグリースを使用しない他の方法
には、バインダー(binder:結合材)に固体潤滑
剤を分散混合させたものを外筒の内面,ボール及び保持
器の表面に塗布し固体潤滑膜を形成して使用する方法も
ある。しかし、この方法では、前述した方法に比し膜厚
が厚くなることにより摩耗損失が大きいからガタが生じ
やすく、また発生した摩耗粉が他の装置や空間を汚染す
るという欠点があり改善が要望されていた。
には、バインダー(binder:結合材)に固体潤滑
剤を分散混合させたものを外筒の内面,ボール及び保持
器の表面に塗布し固体潤滑膜を形成して使用する方法も
ある。しかし、この方法では、前述した方法に比し膜厚
が厚くなることにより摩耗損失が大きいからガタが生じ
やすく、また発生した摩耗粉が他の装置や空間を汚染す
るという欠点があり改善が要望されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のリニアボールベ
アリングは、使用される潤滑剤及びその潤滑摺動部の相
手面が広範囲にわたり雰囲気に対して露出しているため
、用途等が限定され例えば高真空環境下では使用が困難
であった。
アリングは、使用される潤滑剤及びその潤滑摺動部の相
手面が広範囲にわたり雰囲気に対して露出しているため
、用途等が限定され例えば高真空環境下では使用が困難
であった。
【0007】そこでこの発明は、特殊な環境下でも長期
間使用可能なリニアボールベアリングを提供することを
目的とする。
間使用可能なリニアボールベアリングを提供することを
目的とする。
【0008】[発明の構成]
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、外筒内のボ
ールを筒状の保持器で保持するように構成されたリニア
ボールベアリングにおいて、表面に固体潤滑薄膜が形成
されたボール及び外筒と、自己潤滑性材料で形成された
保持器とを具備することを特徴とする。
ールを筒状の保持器で保持するように構成されたリニア
ボールベアリングにおいて、表面に固体潤滑薄膜が形成
されたボール及び外筒と、自己潤滑性材料で形成された
保持器とを具備することを特徴とする。
【0010】
【作用】この発明によるリニアボールベアリングは、保
持器を自己潤滑性材料で形成し、外筒及びボールの表面
には固体潤滑薄膜を形成したので、ボールが摺動回転す
ると、保持器自体による自己潤滑材が摺動回転するボー
ル表面に転移して、ボール表面はその自己潤滑材によっ
て被覆され、良好な摺動回転が継続される。
持器を自己潤滑性材料で形成し、外筒及びボールの表面
には固体潤滑薄膜を形成したので、ボールが摺動回転す
ると、保持器自体による自己潤滑材が摺動回転するボー
ル表面に転移して、ボール表面はその自己潤滑材によっ
て被覆され、良好な摺動回転が継続される。
【0011】また、潤滑剤として機能する自己潤滑性材
料及び固体潤滑薄膜はいずれも宇宙空間等の高真空の環
境下でも蒸発することないので消耗せず、摩耗粉が発生
する恐れもなく、また耐放射線性も良好である。
料及び固体潤滑薄膜はいずれも宇宙空間等の高真空の環
境下でも蒸発することないので消耗せず、摩耗粉が発生
する恐れもなく、また耐放射線性も良好である。
【0012】
【実施例】以下、この発明によるリニアボールベアリン
グの実施例を図面を参照し説明する。図1はこの発明に
よるリニアボールベアリングの一実施例を示す分解斜視
図である。即ち、リニアボールベアリングは、外筒1内
のボール2を筒状の保持器3で保持するように構成され
、ボール2は保持器3の外側面に形成されたリング状の
溝31内で回転摺動自在となるように構成される。保持
器3の溝31は、図2にも示すように部分的にボール2
の一部が保持器3の内面から僅かはみでるように開口部
31aを形成している。
グの実施例を図面を参照し説明する。図1はこの発明に
よるリニアボールベアリングの一実施例を示す分解斜視
図である。即ち、リニアボールベアリングは、外筒1内
のボール2を筒状の保持器3で保持するように構成され
、ボール2は保持器3の外側面に形成されたリング状の
溝31内で回転摺動自在となるように構成される。保持
器3の溝31は、図2にも示すように部分的にボール2
の一部が保持器3の内面から僅かはみでるように開口部
31aを形成している。
【0013】従って、保持器3内に挿入される軸体4が
軸方向に移動あるいは往復動すると、ボール2は接触し
つつ回転摺動するから軸方向への円滑な直線運動が可能
である。
軸方向に移動あるいは往復動すると、ボール2は接触し
つつ回転摺動するから軸方向への円滑な直線運動が可能
である。
【0014】そこで、この実施例では、外筒1及びボー
ル2は軸受鋼やSUS(ステンレス鋼)材あるいは耐熱
鋼や合金工具鋼更には高速度鋼等が使用され、これら外
筒1及びボール2の表面には固体潤滑薄膜が形成されて
いる。ボール2の表面及び外筒1がボール2と接触し摺
動する面に形成される固体潤滑薄膜としては、例えばス
パッタリングによるMoS2 膜やイオンプレーティン
グによるAuやAgあるいはPb等の膜形成が採用でき
る。更に、保持器3自体は、例えば自己潤滑性合金や自
己潤滑性のテフロン(商品名)系複合材による自己潤滑
性材料で構成されている。
ル2は軸受鋼やSUS(ステンレス鋼)材あるいは耐熱
鋼や合金工具鋼更には高速度鋼等が使用され、これら外
筒1及びボール2の表面には固体潤滑薄膜が形成されて
いる。ボール2の表面及び外筒1がボール2と接触し摺
動する面に形成される固体潤滑薄膜としては、例えばス
パッタリングによるMoS2 膜やイオンプレーティン
グによるAuやAgあるいはPb等の膜形成が採用でき
る。更に、保持器3自体は、例えば自己潤滑性合金や自
己潤滑性のテフロン(商品名)系複合材による自己潤滑
性材料で構成されている。
【0015】従って、ボール2が軸体4との間で回転摺
動運動を行うと、まず保持器3自体による自己潤滑材が
、ボール2の表面に転移し膜が形成される。更に、ボー
ル2と外筒1との間の摺動作用によって、ボール2表面
に転移して形成された潤滑膜が更に外筒2の内側摺動面
に転移して同様に固体潤滑膜が形成される。このように
、保持器3自体の自己潤滑材が、ボールベアリング動作
の中で、ボール2及び外筒1との間の摺動面に潤滑材と
して常に介在しかつ相互に移動するので、摩耗等で消耗
することなく、永続的に良好な回転が補償される。勿論
、あらかじめ各部材に形成された固体潤滑薄膜は非常に
薄いものであるから、初期摩耗によって周囲環境を汚染
する心配もない。更に、自己潤滑材及び固体潤滑膜は耐
放射線特性も良好である。なお、図1において、51,
52は、保持器3を収納した外筒2に両側から嵌込み、
ばね力により保持器3のずれや移動を防止する止め輪で
ある。
動運動を行うと、まず保持器3自体による自己潤滑材が
、ボール2の表面に転移し膜が形成される。更に、ボー
ル2と外筒1との間の摺動作用によって、ボール2表面
に転移して形成された潤滑膜が更に外筒2の内側摺動面
に転移して同様に固体潤滑膜が形成される。このように
、保持器3自体の自己潤滑材が、ボールベアリング動作
の中で、ボール2及び外筒1との間の摺動面に潤滑材と
して常に介在しかつ相互に移動するので、摩耗等で消耗
することなく、永続的に良好な回転が補償される。勿論
、あらかじめ各部材に形成された固体潤滑薄膜は非常に
薄いものであるから、初期摩耗によって周囲環境を汚染
する心配もない。更に、自己潤滑材及び固体潤滑膜は耐
放射線特性も良好である。なお、図1において、51,
52は、保持器3を収納した外筒2に両側から嵌込み、
ばね力により保持器3のずれや移動を防止する止め輪で
ある。
【0016】以上のように、この発明によるリニアボー
ルベアリングは、保持器を自己潤滑性材料で形成すると
もに、外筒及びボールの表面には固体潤滑薄膜を形成し
たので、ベアリング動作の中で、保持器自体による自己
潤滑材が摺動回転するボール及び外筒へあるいはその逆
方向へと順次転移し、固体潤滑転移膜を形成するので良
好な摺動回転の継続が可能であり、特殊環境下でも高信
頼性と長寿命化が実現される。
ルベアリングは、保持器を自己潤滑性材料で形成すると
もに、外筒及びボールの表面には固体潤滑薄膜を形成し
たので、ベアリング動作の中で、保持器自体による自己
潤滑材が摺動回転するボール及び外筒へあるいはその逆
方向へと順次転移し、固体潤滑転移膜を形成するので良
好な摺動回転の継続が可能であり、特殊環境下でも高信
頼性と長寿命化が実現される。
【0017】
【発明の効果】この発明によるリニアボールベアリング
は、保持器の材質の改善により、ベアリングとしての高
信頼性と長寿命化が可能であり、環境を汚染することも
ないので、宇宙空間等特殊環境下でも使用できるので、
実用に際し顕著な効果が得られる。
は、保持器の材質の改善により、ベアリングとしての高
信頼性と長寿命化が可能であり、環境を汚染することも
ないので、宇宙空間等特殊環境下でも使用できるので、
実用に際し顕著な効果が得られる。
【図1】この発明によるリニアボールベアリングの一実
施例を示す分解斜視図である。
施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示すリニアボールベアリングの横断面図
である。
である。
1…外筒
2…ボール
3…保持器
4…軸体
51,52…止め輪
Claims (1)
- 【請求項1】 外筒内のボールを筒状の保持器で保持
するように構成されたリニアボールベアリングにおいて
、表面に固体潤滑薄膜が形成されたボール及び外筒と、
自己潤滑性材料で形成された保持器とを具備することを
特徴とするリニアボールベアリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12198891A JPH04302709A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | リニアボールベアリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12198891A JPH04302709A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | リニアボールベアリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04302709A true JPH04302709A (ja) | 1992-10-26 |
Family
ID=14824788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12198891A Pending JPH04302709A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | リニアボールベアリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04302709A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5741078A (en) * | 1995-09-13 | 1998-04-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Linear ball bearing with solid lubricating film |
JP2009541692A (ja) * | 2006-06-26 | 2009-11-26 | グレゴワール ペーニュ | 軸線方向移動を伴うリング転がり軸受およびリング転がり軸受を備えた成形具 |
JP2010236597A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Jtekt Corp | ボールスプライン |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP12198891A patent/JPH04302709A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5741078A (en) * | 1995-09-13 | 1998-04-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Linear ball bearing with solid lubricating film |
JP2009541692A (ja) * | 2006-06-26 | 2009-11-26 | グレゴワール ペーニュ | 軸線方向移動を伴うリング転がり軸受およびリング転がり軸受を備えた成形具 |
JP2010236597A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Jtekt Corp | ボールスプライン |
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