JPH0430215Y2 - - Google Patents

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JPH0430215Y2
JPH0430215Y2 JP1986194686U JP19468686U JPH0430215Y2 JP H0430215 Y2 JPH0430215 Y2 JP H0430215Y2 JP 1986194686 U JP1986194686 U JP 1986194686U JP 19468686 U JP19468686 U JP 19468686U JP H0430215 Y2 JPH0430215 Y2 JP H0430215Y2
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winch
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wire
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ガイドマストに沿つて昇降自在な荷
台と、この荷台をワイヤロープにより吊り下げ支
持して昇降させるウインチと、安全手段とを備え
たワイヤ吊下式建設用リフトの安全装置に関す
る。
〔従来の技術〕
上述したワイヤ吊下式建設用リフトの安全装置
としては、先端に滑車を装着した支持腕を、滑車
でワイヤロープを常時押付けるように付勢して設
け、ワイヤロープがゆるんだ場合の支持腕の回転
により接点を開閉されるスイツチ部を設けて、ワ
イヤロープの張力のゆるみを検知するようにした
ものが知られている(例えば実公昭47−27329号
公報)。
この従来技術によるときは、荷台が下降途中で
その通過経路に過つて突き出た資材等の他物に当
たつたり、荷台から積荷の一部が突出して他物に
引つかかつたりすることにより、荷台が下降中に
不意に停止させられた場合、それに伴うワイヤロ
ープの張力のゆるみが検知されるので、その検知
に基づいてウインチの作動を停止することによ
り、ワイヤロープの繰出しが継続されたままとな
ることによる不都合を回避できる。つまり、ワイ
ヤロープを巻き掛けたシーブからワイヤロープが
脱落してウインチのドラムの軸受を損傷したり、
余分に繰り出されたワイヤロープを再び繰り込む
ときにワイヤロープがしごかれて形崩れやキンク
等の損傷を来したりすることを防止できる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記従来技術にれば、荷台に積載した
荷物重量が適正なとき及び過大なときのいずれに
おいても、ワイヤロープが張つていて支持腕が回
転しないため、荷台への荷物の積み過ぎを検知す
ることができずに、荷物を積み過ぎての運行を許
容してしまうことがあり、安全面で改良の余地が
あつた。
本考案の目的は、安全性を向上する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によるワイヤ吊下式建設用リフトの安全
装置の特徴構成は、前記安全手段を構成するに、
前記ウインチに掛かる荷重を検出する荷重計を設
け、この荷重計による検出荷重が所定値以下にな
つたときに前記ウインチの作動を停止させるとと
もに、検出荷重が所定の値を越えたときにウイン
チの作動開始を禁止する制御手段を設けてある点
にある。
〔作用〕
荷台が下降途中にその経路中に突出する他物に
当たつたり積荷が突出して他物に引つ掛かつたり
することによる荷台の不意の停止時には、ワイヤ
ロープ、つまり、ウインチに掛かる荷重は軽くな
り、反対に、荷台に荷物を積み過ぎたときには、
ワイヤロープに掛かる荷重は重くなる。そのよう
に変動する荷重を検出する荷重計と、制御手段と
を設けてあるから、荷台が不意に停止させられた
ときの荷重を所定値とし、荷物の積み過ぎのとき
の荷重を所定の値として夫々、設定しておくこと
により、荷台が不意に停止させられたときにはウ
インチの作動を停止でき、荷物の積み過ぎのとき
にはウインチの作動開始、つまり、昇降を禁止で
きる。
〔考案の効果〕
その結果、本考案によれば、事故につながる不
測の事態を検出する手段として荷重計を設けるこ
とにより、ワイヤロープが不用意に繰出されてシ
ーブから脱落することでウインチのドラムの軸受
を損傷するとや余分に繰出されたワイヤロープを
繰り込むときに生じがちな型崩れやキンクを招来
すること等、不測の事態が生じて荷台が不意に停
止した場合における事故を防止できることはもち
ろん、荷物を積み過ぎての運行をも併せて防止で
き、これによつて、構造が簡単ながらも、安全性
を大幅に向上することができるようになつた。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて、本考案の実施例を説明
する。
第2図及び第3図に示すように、鉄骨材を組み
立ててなるガイドマスト1と、このガイドマスト
1に沿つて昇降自在な荷台2とから、建設中の建
物Bの所望の階間で建築資材等の荷物や作業員を
上げ降ろしする建設用リフトを構成してある。
ガイドマスト1は、最下階の床Gにアンカーボ
ルト(図示せず)により固定されるとともに、適
宜、中間階の壁に繋ぎ材1aを介して連結され、
さらに、頂部から最上階の床Rに亘る控え材1b
が設けられている。
荷台2は、昇降フレーム3に取り付けられてい
る。この昇降フレーム3の頂部には、第1シーブ
4が軸支されており、この第1シーブ4に、荷台
2を吊り下げ支持するワイヤロープ5が巻き掛け
られている。
このワイヤロープ5の一端は、ガイドマスト1
の頂部に取り付けられた連台6に係止されてい
る。また、このワイヤロープ5の他端は、連台6
に軸支された第2シーブ7と、ガイドマスト1の
最下部に軸支された第3シーブ8とに巻き掛けら
れた後、ウインチ9に巻き取られるようになつて
いる。
そして、このウインチ9からワイヤロープ5を
繰り出すことによつて昇降フレーム3とともに荷
台2を下降させ、一方、このウインチ9にワイヤ
ロープ5を繰り込むことによつて昇降フレーム3
とともに荷台2を上昇させることができるように
構成されている。
第1図に示すように、ワイヤロープ5の一端と
連台6との間には、荷重計10が介装されてい
る。この荷重計10により、荷台2の昇降時にウ
インチ9に掛かる荷重を検出することができる。
そして、この荷重計10からの出力信号は、ウイ
ンチ9の作動を制御する制御手段である制御装置
11に入力されている。
この制御装置11においては、積荷の過重によ
る事故を防止すべく、荷重計10による検出荷重
が所定の値を越えたときにウインチ9の作動開始
を禁止するように構成されている。
かつ、この制御装置11においては、荷重計1
0による検出荷重が所定値以下になつたときに、
ウインチ9の作動を停止するように構成されてい
る。これは、荷台2が下降中にその経路に突出し
た他物等に当たつたりして不意に停止させられた
場合、ワイヤロープ5に掛かる力が軽くなること
を利用して、その状態を検出したときにワイヤロ
ープ5の余分な繰り出しを防止することで、ワイ
ヤロープ5やウインチ9の巻胴等の損傷を回避で
きるようにしたものである。
つまり、ワイヤ吊下式建設用リフトは、荷重計
10と制御装置11とから成り、荷物を積み過ぎ
ての運行及び、荷台2が下降中に不意に停止させ
られた場合における事故を防止する安全手段を備
えている。
第2図ないし第5図に示すように、ガイドマス
ト1の両側部には、夫々、H形鋼等からなるガイ
ドレール1Aが付設されている。一方、昇降フレ
ーム3の上下左右には、夫々、互いに直交する姿
勢の一対のガイドローラ3a,3bが軸支されて
いる。そして、第4図及び第5図に示すように、
この一対のガイドローラ3a,3bは、ともに、
ガイドレール1Aの両フランジ1Aa間に嵌入し、
夫々、そのフランジ1Aaとウエブ1Abとに当接
している。
つまり、ウインチ9の駆動による荷台2の昇降
時に、昇降フレーム3の上下左右の4箇所で各一
対づつのガイドローラ3a,3bがガイドレール
1Aに当接しながら回転することで、荷台2を安
定した姿勢で昇降させることができるように構成
されている。
なお、前述した連台6は、ガイドマスト1に沿
つて位置変更及び固定自在に構成されており、建
物Bの建築が進んで階が増えていくごとに、ガイ
ドマスト1を継ぎ足すとともに、その継ぎ足した
ガイドマスト2に沿つて連台6を移動させること
で、常に建設中の建物Bの最上階にまで荷物を揚
重することができるように構成してある。
また、第4図及び第6図に示すように、荷台2
には、所望の階で停止した状態で前述したガイド
レール10を把持して荷台2の停止位置を安定さ
せる荷台2固定用の把持装置Hを、左右一対のガ
イドレール1Aの夫々に対向した左右の二箇所に
取り付けてある。
一方、第4図ないし第6図に示すように、荷台
2には2台の自走台車Tが搭載されている。夫々
の自走台車Tは、一対の駆動輪17Aと一対の遊
転輪17Bとが軸支された下部車体18と、荷載
置部となるテーブル19とを有している。なお、
図中2Aは金網付手摺である。
下部車体18とテーブル19とは、側面視X字
状のリンク機構20によつて連結されている。そ
して、このリンク機構20を揺動させてテーブル
19を下部車体18に対して昇降させる油圧式の
テーブル昇降用シリンダ21が設けられている。
また、夫々の自走台車Tには、駆動輪17Aに
連動連結されたモータ22が設けられている。こ
のモータ22、及び、テーブル昇降用シリンダ2
1への作動油供給路を開閉する電磁弁(図示せ
ず)への給電、及び、作動制御信号の伝達は、荷
台2から伸縮自在に架設された各別のケーブル2
3により行われるようになつている。そして、図
示はしないが、それらケーブル23のうち、電源
コードはひとつに纏められ、建物Bの各階に設け
られたコンセントに接続可能に構成されている。
なお、自走台車Tへの給電は、荷台2にバツテ
リーを搭載してこのバツテリーからケーブルを介
して行つてもよいし、或いは、自走台車T自身に
バツテリーを搭載する構成にしてもよい。
両自走台車Tは、前記モータ22の駆動によ
り、前後に直線的に移動できるようになつてお
り、その移動方向を荷台2に対する荷物の積み降
ろし方向に一致させて、荷台2に搭載されてい
る。そして、それら両自走台車Tを用いて、荷台
2に対する荷物Lの積み降ろしを、人手に頼らず
に行えるように構成されている。
なお、先の実施例では、荷重計10をワイヤロ
ープ5の一端と連台6との間に介装した構成を説
明したが、荷重計10を設ける位置は、ウインチ
9に掛かる荷重が検出できる位置であればどこで
もよい。
例えば、先の実施例においては、第1シーブ4
と昇降フレーム3との間、或いは、第2シーブ7
と連台6との間、さらには、ウインチ9の巻胴と
台板との間に設けてもよい。また、荷台2を吊り
下げる構成が変われば、荷重計10を介装する位
置等の具体的構成もそれに応じて適宜変更可能で
ある。
その一例を第7図に示す。このものは、ワイヤ
ロープ5の架設経路の任意の位置に設けることで
きるものである。
構成を簡単に説明すると、枠体24に、3つの
シーブ25〜27が取り付けられている。図中真
中のシーブ26は、枠体24に対してその長手方
向に直交する方向にスライド自在に取り付けられ
た支持部材28に軸支されている。この支持部材
28の基端部は、枠体24に固着された荷重計1
0に対向している。ワイヤロープ5は、図示のよ
うに、3つのシーブ25〜27に亘つて架け渡さ
れている。
荷台2荷重等によつてワイヤロープ5に張力が
生じている場合、図中真中のシーブ26が左方に
押圧移動されて荷重計10を作動させる。荷重計
10による検出荷重からウインチ9に作動する力
を換算して求めることができる。一方、例えば荷
台2が下降中に強制的に停止させられることでワ
イヤロープ5が弛み、張力が生じなくなると、荷
重計10による検出荷重が所定値以下となる。そ
して、このときに、先の実施例の場合と同様に、
制御手段である制御装置11がウインチ9の作動
を停止させるように構成してある。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は連台部
分の正面図、第2図は全体正面図、第3図は全体
側面図、第4図は荷台部分の側面図、第5図は荷
台部分の正面図、第6図は荷台部分の平面図、第
7図は荷重計の別の実施例を示す断面図である。 1……ガイドマスト、2……荷台、5……ワイ
ヤロープ、9……ウインチ、10……荷重計、1
1……制御手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガイドマスト1に沿つて昇降自在な荷台2と、
    この荷台2をワイヤロープ5により吊り下げ支持
    して昇降させるウインチ9と、安全手段とを備え
    たワイヤ吊下式建設用リフトにおいて、前記安全
    手段を構成するに、前記ウインチ9に掛かる荷重
    を検出する荷重計10を設け、この荷重計10に
    よる検出荷重が所定値以下になつたときに前記ウ
    インチ9の作動を停止させるとともに、検出荷重
    が所定の値を越えたときにウインチ9の作動開始
    を禁止する制御手段11を設けてあるワイヤ吊下
    式建設用リフトの安全装置。
JP1986194686U 1986-12-17 1986-12-17 Expired JPH0430215Y2 (ja)

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JP1986194686U JPH0430215Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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JP1986194686U JPH0430215Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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JPS63100473U JPS63100473U (ja) 1988-06-29
JPH0430215Y2 true JPH0430215Y2 (ja) 1992-07-21

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JP1986194686U Expired JPH0430215Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4727329U (ja) * 1971-04-14 1972-11-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4727329U (ja) * 1971-04-14 1972-11-28

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JPS63100473U (ja) 1988-06-29

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