JPH04302124A - 面実装型箔巻電子部品およびその製造方法 - Google Patents

面実装型箔巻電子部品およびその製造方法

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JPH04302124A
JPH04302124A JP6582091A JP6582091A JPH04302124A JP H04302124 A JPH04302124 A JP H04302124A JP 6582091 A JP6582091 A JP 6582091A JP 6582091 A JP6582091 A JP 6582091A JP H04302124 A JPH04302124 A JP H04302124A
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JP
Japan
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lead wire
conductive foil
lead
tape
wrapped
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Application number
JP6582091A
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Inventor
Akira Nakao
中尾 明
Hiroyoshi Yamamoto
博敬 山本
Toyofusa Endo
遠藤 豊房
Takeshi Ikeda
毅 池田
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面実装型箔巻電子部品
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品を製造する場合、まずリ
ード線となる電線を導電体箔に溶接しながら巻き取るよ
うにしているため、図15に示すように、その仕上がり
形状が円形になるとともに、そのリード線101は円周
上に配置されたものとなる。そして、その後、この円形
に構成されたものを、押し潰して扁平状にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の製
造方法によると、一旦円形に仕上げたものを、後で扁平
状に押し潰すため、リード線101のピッチが不揃いに
なるという欠点があり、またこのような製造方法では、
面実装型の電子部品を製造することができないという問
題もあった。
【0004】そこで、本発明は、リード線の取付ピッチ
が一定であるとともに面実装が可能な面実装型箔巻電子
部品およびそのの製造方法を提供することを目的とする
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
、本発明の第1の手段は、3本のリード線が平行に配置
されてなる単位リード線部材が多数連設されたリードフ
レームを用いて、上記リード線部材の一端部に、導電性
箔の一面または両面に絶縁性膜が貼り付けられてなる導
電箔テープを巻き付けて電子部品を製造する面実装型箔
巻電子部品の製造方法であって、まずリードフレームか
ら切断された単位リード線部材の第1のリード線の一端
側をフレームから切り離した後、この切り離された第1
のリード線を折り曲げ、次に導電箔テープの一端部をリ
ード線部材の第2のリード線に導電的に接着した後その
他端部を切断し、次に導電箔テープの一端部をリード線
部材の第3のリード線に導電的に接着した後その他端部
を切断し、次に上記リード線部材全体を回転させてそれ
ぞれ導電的に接着された導電箔テープを第2および第3
のリード線全体に巻き付け、次に第1のリード線を元の
姿勢に矯正し、次に一方の導電箔テープの他端部を第1
のリード線に導電的に接着し、次に巻き付けられた導電
箔テープの外周に絶縁テープを巻き付け、次に絶縁テー
プが巻き付けられた部品本体部を樹脂被膜するとともに
リード線部材の両側のフレームを切断し、次に部品本体
部の両側部から突出された各リード線を部品本体部の一
方の表面側に折り曲げる面実装型箔巻電子部品の製造方
法である。
【0006】また、本発明の第2の手段は、3本のリー
ド線が平行に配置されてなる単位リード線部材が多数連
設されたリードフレームを用いて、上記リード線部材の
一端部に、導電性箔の一面または両面に絶縁性膜が貼り
付けられてなる導電箔テープを巻き付けて電子部品を製
造する面実装型箔巻電子部品の製造方法であって、まず
リードフレームから切断された単位リード線部材の第1
のリード線の一端側をフレームから切り離した後、この
切り離された第1のリード線を折り曲げ、次に導電箔テ
ープの一端部を切断した後導電箔テープの他端部をリー
ド線部材の第2のリード線に導電的に接着し、次に導電
箔テープの一端部を切断した後導電箔テープの他端部を
リード線部材の第3のリード線に導電的に接着し、次に
上記リード線部材全体を回転させてそれぞれ導電的に接
着された導電箔テープを第2および第3のリード線全体
に巻き付け、次に第1のリード線を元の姿勢に矯正し、
次に一方の導電箔テープの他端部を第1のリード線に導
電的に接着し、次に巻き付けられた導電箔テープの外周
に絶縁テープを巻き付け、次に絶縁テープが巻き付けら
れた部品本体部を樹脂被膜するとともにリード線部材の
両側のフレームを切断し、次に部品本体部の両側部から
突出された各リード線を部品本体部の一方の表面側に折
り曲げる面実装型箔巻電子部品の製造方法である。
【0007】また、本発明の第3の手段は、上記第1ま
たは第2の手段における製造方法によって製造された面
実装型電子部品であって、互いに平行に配置された3本
のリード線の内、2本のリード線に、導電性箔の一面ま
たは両面に絶縁性箔が貼り付けられてなる導電箔テープ
を2重に巻き付け、上記一方の導電箔テープの一端部を
一方のリード線に接続するとともに、他方の導電箔テー
プの一端部を他方のリード線に接続し、上記どちらか一
方の導電箔テープの他端部を残りの3本目のリード線に
接続し、かつこの外周に絶縁テープを巻き付けて部品本
体部を構成した後この部品本体部に樹脂被膜を施し、こ
の部品本体部から突出された各リード線を部品本体部の
一方の表面側に折り曲げた面実装型箔巻電子部品である
【0008】また、本発明の第4の手段は、3本のリー
ド線が平行に配置されるとともに所定のリード線からさ
らに1本のリード線が分岐されてなる単位リード線部材
が多数連設されたリードフレームを用いて、上記リード
線部材の一端部に、導電性箔の一面または両面に絶縁性
膜が貼り付けられてなる導電箔テープを巻き付けて電子
部品を製造する面実装型箔巻電子部品の製造方法であっ
て、まずリードフレームから切断された単位リード線部
材の分岐リード線の一端側を折り曲げ、次に導電箔テー
プの一端部をリード線部材の所定のリード線に導電的に
接着した後その他端部を切断し、次に導電箔テープの一
端部をリード線部材の他のリード線に導電的に接着した
後その他端部を切断し、次に上記リード線部材全体を回
転させてそれぞれ導電的に接着された導電箔テープを分
岐リード線以外のリード線に巻き付け、次に分岐リード
線を元の姿勢に矯正し、次に一方の導電箔テープの他端
部を分岐リード線に導電的に接着し、次に巻き付けられ
た導電箔テープの外周に絶縁テープを巻き付け、次に絶
縁テープが巻き付けられた部品本体部を樹脂被膜すると
ともにリード線部材の両側のフレームを切断し、次に部
品本体部の両側部から突出された各リード線を部品本体
部の一方の表面側に折り曲げる面実装型箔巻電子部品の
製造方法である。
【0009】また、本発明の第5の手段は、3本のリー
ド線が平行に配置されるとともに所定のリード線からさ
らに1本のリード線が分岐されてなる単位リード線部材
が多数連設されたリードフレームを用いて、上記リード
線部材の一端部に、導電性箔の一面または両面に絶縁性
膜が貼り付けられてなる導電箔テープを巻き付けて電子
部品を製造する面実装型箔巻電子部品の製造方法であっ
て、まずリードフレームから切断された単位リード線部
材の分岐リード線の一端側を折り曲げ、次に導電箔テー
プの一端部を切断した後導電箔テープの他端部をリード
線部材の所定のリード線に導電的に接着し、次に導電箔
テープの一端部を切断した後導電箔テープの他端部をリ
ード線部材の他のリード線に導電的に接着し、次に上記
リード線部材全体を回転させてそれぞれ導電的に接着さ
れた導電箔テープを分岐リード線以外のリード線に巻き
付け、次に分岐リード線を元の姿勢に矯正し、次に一方
の導電箔テープの他端部を分岐リード線に導電的に接着
し、次に巻き付けられた導電箔テープの外周に絶縁テー
プを巻き付け、次に絶縁テープが巻き付けられた部品本
体部を樹脂被膜するとともにリード線部材の両側のフレ
ームを切断し、次に部品本体部の両側部から突出された
各リード線を部品本体部の一方の表面側に折り曲げるこ
とを特徴とする面実装型箔巻電子部品の製造方法である
【0010】また、本発明の第6の手段は、上記第4ま
たは第5の手段における製造方法によって製造された面
実装型電子部品であって、互いに平行に配置された3本
のリード線および所定のリード線から分岐された1本の
リード線の内、3本のリード線に、導電性箔の一面また
は両面に絶縁性箔が貼り付けられてなる導電箔テープを
2重に巻き付け、上記一方の導電箔テープの一端部を所
定のリード線以外の一方のリード線に接続するとともに
、他方の導電箔テープの一端部を他方のリード線に接続
し、上記どちらか一方の導電箔テープの他端部を分岐さ
れたリード線に接続し、かつこの外周に絶縁テープを巻
き付けて部品本体部を構成した後この部品本体部に樹脂
被膜を施し、この部品本体部から突出された各リード線
を部品本体部の一方の表面側に折り曲げた面実装型箔巻
電子部品である。
【0011】
【作用】上記の構成によると、複数のリード線が平行に
配置されてなる単位リード線部材が多数連設されたリー
ドフレームを用いて、自動的に各リード線部材の端部に
導電箔テープを導電的に接着するとともに巻き付け、そ
の後部品本体部に樹脂被膜を施し、そしてリード線のフ
レームを切り離した後、リード線を部品本体部の表面に
折り曲げるようにしているので、自動的に面実装型の電
子部品が得られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図13に基
づき説明する。本発明に係る面実装型箔巻電子部品の製
造方法は、図2に示すように、3本のリード線を有する
面実装型電子部品(例えばノイズフィルター)Aを製造
する方法で、しかも図3に示すように、3本のリード線
(以下、1番ピン、2番ピン、3番ピンという)1,2
,3が平行に配置されてなる単位リード線部材Bが多数
形成されたリードフレームCを用いて連続的に電子部品
Aを製造するものである。
【0013】なお、本発明における電子部品Aは、上記
リード線部材Bの一端部に、導電性箔(アルミ箔、銅箔
など)の一面(リード線に接する側)または両面に絶縁
性膜が貼り付けられてなる導電箔テープを所定のリード
線に溶接するとともに巻き付けることにより形成される
ものである。
【0014】この電子部品は、コンデンサーとコイルと
の両方の機能を有している。2枚のアルミニュウム箔を
フィルムを間に挿入して重ねると、コンデンサーが構成
される。
【0015】その単位長さにおける容量CO は下記■
式により表される。 Co =ε0 ×εS ×a/t・・・■上記式中,ε
0 :真空中の誘電率(8.855×10−12) εS :フィルムの比誘電率(PETの場合3.1)a
  :アルミニュウム箔の幅(m) t  :フィルムの厚さ(m) 例えば、4回巻タイプの場合、a=3mm,t=25μ
m,εS =3.1であり、またアルミニュウム箔の長
さは約6mmであるので、全体のCは下記のようになる
【0016】     C=8.86×10−12 ×3.1×10−
3×0.06/2.5×10−5      =1.9
8×10−10 Fまた、帯状のアルミニュウム箔を膜
と、電線を巻いた時と同様に、コイルとなり下記■式で
示されるようなインダクタンス(L)が発生する。
【0017】 L≒μO ×N×h/[2a×(1+h)]・・・■上
記式中,μO :真空の透磁率 N  :巻き数 a  :アルミニュウム箔の幅 H  :巻き上がり品の長さ h  :巻き上がり品の厚さ すなわち、アルミニュウム箔2枚をフィルムを挟んで巻
くと、2枚のアルミニュウム箔間ではコンデンサーが形
成され、また1枚のアルミニュウム箔(両端)にはコイ
ルが形成されることになる。
【0018】さらに、ここで本実施例に使用される導電
箔テープEを説明すると、図13に示すように、絶縁テ
ープ(例えば、ポリエステルなどで構成されたもの)E
1の表面に導電箔(アルミニュウム箔または銅箔)E2
を貼り付けたものである。
【0019】また、本実施例の製造方法に使用される製
造装置は、リードフレームCを所定間隔置きに切断して
単位リード線部材(以下、単にリード線部材という)B
を得るとともに1番ピンの一端側をフレームから切り離
す切断装置と、この単位リード線部材Bを保持するとと
もに回転装置により回転自在にされた保持具を有し、か
つこの単位リード線部材Bを所定の作業が行われる複数
のステーション部に、順次、保持具を介して間欠的に移
動させる回転テーブルと、この回転テーブルで所定の作
業が加えられた半製品である部品をヒートプレスするヒ
ートプレス機(温圧着装置)と、ヒートプレスされた部
品の部品本体部を樹脂被膜するモールド成形機と、モー
ルド成形された部品のリード線のフレームを切り離す切
断装置と、フレームが切り離された部品のリード線を部
品本体部の下面に折り曲げる折曲げ装置とから構成され
ている。そして、さらに回転テーブルに対応する所定の
ステーション部には、リード線の折曲げ具、リード線の
矯正具、導電箔テープをリード線にスポット溶接する溶
接具、導電箔テープの切断具、コア材の取付装置、絶縁
テープの切断具などが配置されている。
【0020】次に、面実装型電子部品であるノイズフィ
ルターの製造方法を図面に基づき説明する。まず、リー
ルから引き出されたリードフレームCを、図4および図
5(a)(b)に示すように、切断装置により単位リー
ド線部材Bに切断するとともに1番ピン(第1のリード
線)1の一端部をフレームDから切り離した後、受渡し
装置および搬送装置を介して、第1ステーション部に位
置している回転テーブル側の保持具に受け渡す。
【0021】第1ステーション部では、図6(a)(b
)に示すように、保持具11により保持されたリード線
部材Bの1番ピン1を折曲げ装置によりほぼ90度折り
曲げる。
【0022】次に、回転テーブルを所定角度だけ回転さ
せて、上記保持具11を第2ステーション部に移動させ
る。第2ステーション部では、図7(a)(b)に示す
ように、リールから引き出された導電箔テープEが、リ
ード線部材Bの2番ピン(第2のリード線)2にスポッ
ト溶接された後、切断具により所定長さに切断される。
【0023】次に、回転テーブルが所定角度だけ回転さ
れて、保持具11が第3ステーション部に移動される。 第3ステーション部でも、図8(a)(b)に示すよう
に、第2ステーション部と同様に、導電箔テープEがリ
ード線部材Bの3番ピン(第3のリード線)3にスポッ
ト溶接された後、切断具により所定長さに切断される。
【0024】次に、回転テーブルが所定角度だけ回転さ
れて、保持具11が第4ステーション部に移動される。 第4ステーション部では、図9(a)(b)に示すよう
に、接着剤付きのコア材(必ずしも接着剤を必要とせず
、例えば図9(b)の仮想線にて示すように、下から嵌
合させるようなものでもよい)Fがリールから引き出さ
れて所定長さに切断された後、取付装置により、リード
線部材Bの2番および3番ピン2,3の下面に接着され
、部品の形状保持が行われる。なお、このコア材Fは設
けなくてもよい。
【0025】次に、回転テーブルが所定角度だけ回転さ
れて、保持具11が第5ステーション部に移動される。 第5ステーション部では、図10(a)(b)に示すよ
うに、リールから引き出された導電箔テープEを、保持
具11自体を回転させて2番および3番ピン2,3全体
に巻き付けた後、矯正具により1番ピン1を元の水平姿
勢に戻す。さらに、この後、3番ピン3に溶接された導
電箔テープEの端部を1番ピン1にスポット溶接する。 なお、この状態の部品の模式断面を図12に示す。
【0026】次に、回転テーブルが所定角度だけ回転さ
れて、保持具11が第6ステーション部に移動される。 第6ステーション部では、図11(a)(b)に示すよ
うに、絶縁テープGが上記各ピン1,2,3全体に数回
シールのために巻き付けられ、そして圧着具により温圧
着した後、絶縁テープGが切断される。
【0027】そして、回転テーブルが所定角度だけ回転
されて、保持具11を第7ステーション部に移動させ、
ここで受渡し装置により、上記各ステーション部で所定
の作業が加えられてほぼ完成された部品が、保持具11
から取り外され、ヒートプレス機に送られる。
【0028】なお、このヒートプレス機は、部品の電気
的定数を固定化するために、部品を一定時間加圧しなが
ら加熱するもので、必要な加圧時間および加熱時間に対
応した領域長さを有し、またこのヒートプレス機内での
部品の移動は回転テーブルの間欠運転サイクルに同期さ
れている。なお、ヒートプレス機が単独運転される場合
には、同期させる必要がない。
【0029】次に、図1(a)から(b)に示すように
、ヒートプレスされた部品Hは、トランスファモールド
成形機に送られ、ここで部品本体部Iに樹脂が被覆され
る。次に、図1(c)に示すように、樹脂被膜が行われ
た部品のリード線1,2,3に接続されているフレーム
Dを切断した後、図1(d)から(e)に示すように、
リード線1,2,3が部品Jの下面に折り曲げられて、
面実装型の電子部品Aであるノイズフィルターが製造さ
れる。
【0030】なお、導電箔テープEの表面(リード線に
接する側)または両面には絶縁性膜が貼り付けられてい
るが、スポット溶接が行われる箇所においては、各ピン
にスポット溶接し得るように切欠部が設けられている。
【0031】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。本他の実施例においては、図14に示すように、3
本のリード線(以下、1番ピン,2番ピン,3番ピンと
いう)1,2,3が平行に配置されるとともに所定のリ
ード線からさらに1本のリード線(分岐リード線で、以
下4番ピンという)4が分岐されてなる単位リード線部
材Bが多数連設されたリードフレームCを用いて、上記
実施例と同様の方法により電子部品を製造するようにし
たものである。
【0032】以下、他の実施例を説明するが、上記実施
例と同一の部品構成のものについては同一の符号を用い
るものとする。まず、リールから引き出されたリードフ
レームCを切断装置により単位リード線部材Bに切断し
た後、受渡し装置および搬送装置を介して、第1ステー
ション部に位置している回転テーブル側の保持具に受け
渡す。
【0033】第1ステーション部では、保持具11によ
り保持されたリード線部材Bの4番ピン4を折曲げ装置
によりほぼ90度折り曲げる。次に、回転テーブルを所
定角度だけ回転させて、上記保持具11を第2ステーシ
ョン部に移動させる。
【0034】第2ステーション部では、リールから引き
出された導電箔テープEが、リード線部材Bの2番ピン
2にスポット溶接された後、切断具により所定長さに切
断される。
【0035】次に、回転テーブルが所定角度だけ回転さ
れて、保持具11が第3ステーション部に移動される。 第3ステーション部でも、第2ステーション部と同様に
、導電箔テープEがリード線部材Bの3番ピン3にスポ
ット溶接された後、切断具により所定長さに切断される
【0036】次に、回転テーブルが所定角度だけ回転さ
れて、保持具11が第4ステーション部に移動される。 第4ステーション部では、接着剤付きのコア材Fがリー
ルから引き出されて所定長さに切断された後、取付装置
により、リード線部材Bの1番,2番および3番ピン1
,2,3の下面に接着され、部品の形状保持が行われる
。なお、このコア材Fは設けなくてもよい。
【0037】次に、回転テーブルが所定角度だけ回転さ
れて、保持具11が第5ステーション部に移動される。 第5ステーション部では、リールから引き出された導電
箔テープEを、保持具11自体を回転させて1番,2番
および3番ピン1,2,3全体に巻き付けた後、矯正具
により4番ピン4を元の水平姿勢に戻す。さらに、この
後、3番ピン3に溶接された導電箔テープEの端部を4
番ピン4にスポット溶接する。
【0038】次に、回転テーブルが所定角度だけ回転さ
れて、保持具11が第6ステーション部に移動される。 第6ステーション部では、絶縁テープGが上記各ピン1
〜4全体に数回シールのために巻き付けられ、そして圧
着具により温圧着した後、絶縁テープGが切断される。
【0039】そして、回転テーブルが所定角度だけ回転
されて、保持具11を第7ステーション部に移動させ、
ここで受渡し装置により、上記各ステーション部で所定
の作業が加えられてほぼ完成された部品が、保持具11
から取り外され、ヒートプレス機に送られる。
【0040】次に、ヒートプレスされた部品は、トラン
スファモールド成形機に送られ、ここで部品本体部に樹
脂が被覆される。次に、樹脂被膜が行われた部品のリー
ド線1,2,3に接続されているフレームDを切断した
後、各リード線が部品の下面に折り曲げられて、面実装
型の電子部品が製造される。
【0041】ところで、上記各実施例においては、導電
箔テープをリード線に溶接した後、切断するように説明
したが、逆に導電箔テープを先に切断し、その後リード
線に溶接するようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明の製造方法によると
、複数のリード線が平行に配置されてなる単位リード線
部材が多数連設されたリードフレームを用いて、自動的
に各リード線部材の端部に導電箔テープを溶接するとと
もに巻き付け、その後部品本体部に樹脂被膜を施し、次
にリード線のフレームを切り離した後、リード線を部品
本体部の表面に折り曲げるようにしているので、自動的
に面実装型の電子部品が得られ、しかも従来のように、
一旦、円形に形成した後押し潰す必要が無いので、完成
部品におけるリード線のピッチを常に一定にし得る。
【0043】また、本発明の電子部品の構成によると、
箔巻式により容易に面実装型の電子部品を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)〜(e)は本発明の一実施例におけ
る面実装型箔巻電子部品の製造行程図である。
【図2】図2は本発明の製造方法により製造された電子
部品の斜視図である。
【図3】図3は本発明の一実施例におけるリードフレー
ムの平面図である。
【図4】図4は本発明の一実施例における単位リード線
部材の平面図である。
【図5】図5(a)および(b)は本発明の一実施例に
おける製造行程を示す平面図および正面図である。
【図6】図6(a)および(b)は本発明の一実施例に
おける製造行程を示す平面図および正面図である。
【図7】図7(a)および(b)は本発明の一実施例に
おける製造行程を示す平面図および正面図である。
【図8】図8(a)および(b)は本発明の一実施例に
おける製造行程を示す平面図および正面図である。
【図9】図9(a)および(b)は本発明の一実施例に
おける製造行程を示す平面図および正面図である。
【図10】図10(a)および(b)は本発明の一実施
例における製造行程を示す平面図および正面図である。
【図11】図11(a)および(b)は本発明の一実施
例における製造行程を示す平面図および正面図である。
【図12】図12は本発明の製造装置により製造された
部品の模式断面図である。
【図13】図13は本発明の一実施例に使用される導電
箔テープの斜視図である。
【図14】図14は本発明の他の実施例における単位リ
ード線部材の平面図である。
【図15】図15は従来例における電子部品の斜視図で
ある。
【符号の説明】
A      電子部品 B      単位リード線部材 C      リードフレーム D      フレーム E      導電箔テープ F      コア材 G      絶縁テープ H,J  部品 I      部品本体部 1〜4  ピン 11    保持具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3本のリード線が平行に配置されてなる単
    位リード線部材が多数連設されたリードフレームを用い
    て、上記リード線部材の一端部に、導電性箔の一面また
    は両面に絶縁性膜が貼り付けられてなる導電箔テープを
    巻き付けて電子部品を製造する面実装型箔巻電子部品の
    製造方法であって、まずリードフレームから切断された
    単位リード線部材の第1のリード線の一端側をフレーム
    から切り離した後、この切り離された第1のリード線を
    折り曲げ、次に導電箔テープの一端部をリード線部材の
    第2のリード線に導電的に接着した後その他端部を切断
    し、次に導電箔テープの一端部をリード線部材の第3の
    リード線に導電的に接着した後その他端部を切断し、次
    に上記リード線部材全体を回転させてそれぞれ導電的に
    接着された導電箔テープを第2および第3のリード線全
    体に巻き付け、次に第1のリード線を元の姿勢に矯正し
    、次に一方の導電箔テープの他端部を第1のリード線に
    導電的に接着し、次に巻き付けられた導電箔テープの外
    周に絶縁テープを巻き付け、次に絶縁テープが巻き付け
    られた部品本体部を樹脂被膜するとともにリード線部材
    の両側のフレームを切断し、次に部品本体部の両側部か
    ら突出された各リード線を部品本体部の一方の表面側に
    折り曲げることを特徴とする面実装型箔巻電子部品の製
    造方法。
  2. 【請求項2】3本のリード線が平行に配置されてなる単
    位リード線部材が多数連設されたリードフレームを用い
    て、上記リード線部材の一端部に、導電性箔の一面また
    は両面に絶縁性膜が貼り付けられてなる導電箔テープを
    巻き付けて電子部品を製造する面実装型箔巻電子部品の
    製造方法であって、まずリードフレームから切断された
    単位リード線部材の第1のリード線の一端側をフレーム
    から切り離した後、この切り離された第1のリード線を
    折り曲げ、次に導電箔テープの一端部を切断した後導電
    箔テープの他端部をリード線部材の第2のリード線に導
    電的に接着し、次に導電箔テープの一端部を切断した後
    導電箔テープの他端部をリード線部材の第3のリード線
    に導電的に接着し、次に上記リード線部材全体を回転さ
    せてそれぞれ導電的に接着された導電箔テープを第2お
    よび第3のリード線全体に巻き付け、次に第1のリード
    線を元の姿勢に矯正し、次に一方の導電箔テープの他端
    部を第1のリード線に導電的に接着し、次に巻き付けら
    れた導電箔テープの外周に絶縁テープを巻き付け、次に
    絶縁テープが巻き付けられた部品本体部を樹脂被膜する
    とともにリード線部材の両側のフレームを切断し、次に
    部品本体部の両側部から突出された各リード線を部品本
    体部の一方の表面側に折り曲げることを特徴とする面実
    装型箔巻電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】上記請求項1または2の製造方法によって
    製造された面実装型電子部品であって、互いに平行に配
    置された3本のリード線の内、2本のリード線に、導電
    性箔の一面または両面に絶縁性箔が貼り付けられてなる
    導電箔テープを2重に巻き付け、上記一方の導電箔テー
    プの一端部を一方のリード線に接続するとともに、他方
    の導電箔テープの一端部を他方のリード線に接続し、上
    記どちらか一方の導電箔テープの他端部を残りの3本目
    のリード線に接続し、かつこの外周に絶縁テープを巻き
    付けて部品本体部を構成した後この部品本体部に樹脂被
    膜を施し、この部品本体部から突出された各リード線を
    部品本体部の一方の表面側に折り曲げたことを特徴とす
    る面実装型箔巻電子部品。
  4. 【請求項4】3本のリード線が平行に配置されるととも
    に所定のリード線からさらに1本のリード線が分岐され
    てなる単位リード線部材が多数連設されたリードフレー
    ムを用いて、上記リード線部材の一端部に、導電性箔の
    一面または両面に絶縁性膜が貼り付けられてなる導電箔
    テープを巻き付けて電子部品を製造する面実装型箔巻電
    子部品の製造方法であって、まずリードフレームから切
    断された単位リード線部材の分岐リード線の一端側を折
    り曲げ、次に導電箔テープの一端部をリード線部材の所
    定のリード線に導電的に接着した後その他端部を切断し
    、次に導電箔テープの一端部をリード線部材の他のリー
    ド線に導電的に接着した後その他端部を切断し、次に上
    記リード線部材全体を回転させてそれぞれ導電的に接着
    された導電箔テープを分岐リード線以外のリード線に巻
    き付け、次に分岐リード線を元の姿勢に矯正し、次に一
    方の導電箔テープの他端部を分岐リード線に導電的に接
    着し、次に巻き付けられた導電箔テープの外周に絶縁テ
    ープを巻き付け、次に絶縁テープが巻き付けられた部品
    本体部を樹脂被膜するとともにリード線部材の両側のフ
    レームを切断し、次に部品本体部の両側部から突出され
    た各リード線を部品本体部の一方の表面側に折り曲げる
    ことを特徴とする面実装型箔巻電子部品の製造方法。
  5. 【請求項5】3本のリード線が平行に配置されるととも
    に所定のリード線からさらに1本のリード線が分岐され
    てなる単位リード線部材が多数連設されたリードフレー
    ムを用いて、上記リード線部材の一端部に、導電性箔の
    一面または両面に絶縁性膜が貼り付けられてなる導電箔
    テープを巻き付けて電子部品を製造する面実装型箔巻電
    子部品の製造方法であって、まずリードフレームから切
    断された単位リード線部材の分岐リード線の一端側を折
    り曲げ、次に導電箔テープの一端部を切断した後導電箔
    テープの他端部をリード線部材の所定のリード線に導電
    的に接着し、次に導電箔テープの一端部を切断した後導
    電箔テープの他端部をリード線部材の他のリード線に導
    電的に接着し、次に上記リード線部材全体を回転させて
    それぞれ導電的に接着された導電箔テープを分岐リード
    線以外のリード線に巻き付け、次に分岐リード線を元の
    姿勢に矯正し、次に一方の導電箔テープの他端部を分岐
    リード線に導電的に接着し、次に巻き付けられた導電箔
    テープの外周に絶縁テープを巻き付け、次に絶縁テープ
    が巻き付けられた部品本体部を樹脂被膜するとともにリ
    ード線部材の両側のフレームを切断し、次に部品本体部
    の両側部から突出された各リード線を部品本体部の一方
    の表面側に折り曲げることを特徴とする面実装型箔巻電
    子部品の製造方法。
  6. 【請求項6】上記請求項4または5の製造方法によって
    製造された面実装型電子部品であって、互いに平行に配
    置された3本のリード線および所定のリード線から分岐
    された1本のリード線の内、3本のリード線に、導電性
    箔の一面または両面に絶縁性箔が貼り付けられてなる導
    電箔テープを2重に巻き付け、上記一方の導電箔テープ
    の一端部を所定のリード線以外の一方のリード線に接続
    するとともに、他方の導電箔テープの一端部を他方のリ
    ード線に接続し、上記どちらか一方の導電箔テープの他
    端部を分岐されたリード線に接続し、かつこの外周に絶
    縁テープを巻き付けて部品本体部を構成した後この部品
    本体部に樹脂被膜を施し、この部品本体部から突出され
    た各リード線を部品本体部の一方の表面側に折り曲げた
    ことを特徴とする面実装型箔巻電子部品。
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