JPH04301075A - スパッタカソード - Google Patents

スパッタカソード

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Publication number
JPH04301075A
JPH04301075A JP8980691A JP8980691A JPH04301075A JP H04301075 A JPH04301075 A JP H04301075A JP 8980691 A JP8980691 A JP 8980691A JP 8980691 A JP8980691 A JP 8980691A JP H04301075 A JPH04301075 A JP H04301075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
sputtering
chamber
particles
sputter
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8980691A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sato
寛 佐藤
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP8980691A priority Critical patent/JPH04301075A/ja
Publication of JPH04301075A publication Critical patent/JPH04301075A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスパッタ時の歩留りを向
上させ得るスパッタカソードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、薄膜磁気メディアなどの薄膜素子
をスパッタリングにより製造する場合に用いて好適なス
パッタカソードとして図4に示す構成のスパッタカソー
ドが知られている。
【0003】図4に示すスパッタカソード1にあっては
、バッキングプレートと呼ばれる長方形状の裏板2の上
面に長方形状のターゲット3が密着されるとともに、こ
のターゲット3の周囲部と裏板2の周囲部とが矩形状の
シールド枠4で囲まれて構成されている。
【0004】前記構成のスパッタカソード1は、例えば
、図5に示す構成の成膜装置Aに組み込まれて使用され
ている。図5に示す成膜装置Aにおいて、6は予備加熱
室、7は加熱室、8は第1スパッタ室、9は中間室、1
0は第2スパッタ室、11は取出室を各々示し、これら
の各室が直列的に接続されて成膜装置Aが構成されると
ともに、各室の境界部分には仕切弁装置12が設けられ
ていて、各室の雰囲気を別個に調節できるようになって
いる。更に図5において符号13は加熱ヒータを示して
いる。
【0005】図5に示す成膜装置Aでは、スパッタカソ
ード1が第1スパッタ室8の左右両内側壁と第2スパッ
タ室10の左右両内側壁に設けられ、両側のスパッタカ
ソード1からターゲットの構成粒子を飛ばしてハードデ
ィスクなどの被処理物の表面に粒子の堆積を行なって成
膜することができるようになっている。
【0006】図5に示す成膜装置Aにあっては、移動自
在なホルダ装置に成膜処理するべきハードディスクをセ
ットし、ホルダ装置を仕切弁装置12を通して予備加熱
室6に移動させ、ホルダ装置の基板を所定の温度に加熱
すると同時に内部圧力を調節し、この後に加熱室7を介
して第1スパッタ室8に移動させ、第1スパッタ室8に
おいて複数のスパッタカソード1から順次あるいは複数
同時にスパッタを行って成膜処理を行い、次いで中間室
9にホルダ装置を移動し、次に第2スパッタ室10で必
要に応じて同様にスパッタ処理を行い薄膜磁気メディア
などの薄膜素子を製造している。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】ところで、前記構成のスパッタカソード1
を用いてスパッタリングを行い、成膜処理を行った場合
、ターゲット3の表面部分において図4(A)に示すよ
うに長円形状の斜線部分(エロージョン領域)5のみが
選択的に消耗される現象が生じる。このためターゲット
3にあってはエロージョン領域5以外の部分が未消耗部
分となる。
【0008】よって対向する他のスパッタカソード1か
ら飛来したスパッタ粒子が向かい側のスパッタカソード
1のターゲット3とシールド枠4とに付着して付着膜を
形成する。この付着膜において、シールド枠4に付着し
た粒子は、付着力が強く、容易に剥離することはない。 また、エロージョン領域5に付着した粒子は、スパッタ
によって再び飛ばされて成膜に消費されるわけである。 ところが、ターゲット3のエロージョン領域5以外の部
分に付着した膜は、ターゲット3を裏板2の裏側から水
冷していることもあって付着力が低く、成膜時に剥離し
て第1スパッタ室8内に飛散することがあるので、この
飛散物質が第1成膜室8を汚染し、このため成膜時の歩
留りが悪化する問題があった。例えば、磁性膜をハード
ディスク上に形成する場合、磁性膜の無い部分が生じて
磁気記録時のエラー発生の原因となる問題がある。
【0009】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、スパッタカソードから余計な粒子が出ること
がなく、スパッタ室の汚染を防止することができ、スパ
ッタ時の歩留りの向上を図ることができるスパッタカソ
ードを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は前
記課題を解決するために、裏板上にターゲットを装着し
、ターゲットの周囲をシールド枠で囲んでなり、ターゲ
ットの表面に対向させた被処理物にターゲットの構成粒
子を堆積させて成膜するスパッタカソードにおいて、前
記シールド枠にターゲットの表面を覆うシールドプレー
トを延設し、前記シールドプレートにターゲットのエロ
ージョン領域の一部を露出させるスパッタ孔を形成して
なるものである。
【0011】請求項2記載の発明は前記課題を解決する
ためになされたもので、ターゲットに対向される被処理
物の上端部にスパッタ孔の上端を対向させ、被処理物の
下端部にスパッタ孔の下端を対向させてスパッタ孔をシ
ールドプレートに形成してなるものである。
【0012】
【作用】本発明のスパッタカソードによれば、ターゲッ
トのエロージョン領域以外の部分をシールドプレートで
覆っているので、他のターゲットから飛来する粒子がス
パッタカソードに付着するのは、シールドプレート表面
とターゲット表面のエロージョン領域のみとなる。ここ
で、シールドプレートに付着した粒子はスパッタ時にお
いても剥離し難く、汚染の原因にはならないとともに、
ターゲットのエロージョン領域に付着した粒子はスパッ
タに消費されて被処理物に堆積される。よって被処理物
に未付着膜部分などの欠陥部分が生じない。
【0013】
【実施例】図1(A),(B)は本発明の一実施例のス
パッタカソードを示すもので、この実施例のスパッタカ
ソード20は、バッキングプレートと呼ばれる裏板21
と、その上面に密着されたターゲット22と、裏板21
およびターゲット22の周囲部を囲むシールド枠23と
、シールド枠23の内周側に延設されたシールドプレー
ト25を主体として構成されている。
【0014】前記ターゲット22は、図4(A)、(B
)に示す従来のターゲット3と同等の構成であり、裏板
21上に取り付けられている。
【0015】シールド枠23は長方形状の枠体であって
、アルミ合金、ステンレス鋼などの金属材料からなる。 シールドプレート25はシールド枠23の内周縁部に延
設されたもので、シールド枠23と同一の金属材料から
構成されている。
【0016】シールドプレート25において、その内側
のターゲット22の長円形状のエロージョン領域5に相
当する部分には、図1(A)に示すような縦長の長方形
状のスパッタ孔27、27が形成されている。スパッタ
孔27の幅は、ターゲット22の長円形状のエロージョ
ン領域5の幅(W)(図1(A)参照)と同等もしくは
若干狭く形成され、スパッタ孔27の縦の長さは、エロ
ージョン領域5の縦の長さよりも短く形成されている。
【0017】スパッタ孔27の縦の長さtは、図2を基
に以下に説明する基準で設定される。まず、図2で符号
20で示すものは、先にも説明したスパッタカソードで
ある。このスパッタカソード20は、図5に示す成膜装
置Aの第1スパッタ室8または第2スパッタ室10に起
立状態で設置されている。
【0018】図2に符号30で示すものは、ホルダ31
を備えた走行台車であり、ホルダ31には複数枚(例え
ば3枚)の被処理物(ハードディスク)33を装着でき
るようになっているとともに、前記被処理物33を複数
枚装着した状態で走行台車30を移動させて第1成膜室
8と第2成膜室10で被処理物33に成膜処理できるよ
うになっている。
【0019】即ち、走行台車30がターゲット22の前
方に移動して被処理物33をターゲット22に対向させ
た後に成膜するので、ターゲット22の前方に走行台車
30を移動させた場合に、3枚の被処理物33の最上端
部から最下端部に至る部分をカバーできるようにスパッ
タ孔27の縦の長さtが設定されている。
【0020】前記構成のスパッタカソード20は図3に
示す成膜装置Aのスパッタカソードとして従来と同様に
成膜処理に使用される。
【0021】前記スパッタカソード20を成膜用として
使用した場合、従来と同様に長円形状のエロージョン領
域が選択的に消耗する。しかし、スパッタカソード20
においては、スパッタ孔27を介して露出された部分の
みから粒子が飛ばされて被処理物33に堆積される。こ
こでスパッタ孔27は3つの被処理物33の最上端部か
ら最下端部にかけて形成されているのでこの堆積の際に
3つの被処理物33の全面に均一に成膜することができ
る。
【0022】また、スパッタ室8、10において対向す
る他のターゲット20から飛ばされた粒子は、スパッタ
カソード20の全面に付着するが、ターゲット22のエ
ロージョン領域に付着された粒子は、成膜処理に利用さ
れ、シールドプレート25に付着された粒子は成膜時に
おいても容易に剥離しない。
【0023】よって成膜時に付着粒子の剥離物がスパッ
タ室8、10に飛散することがなくなり、スパッタ室8
、10が汚染されることがない。従って剥離物が被処理
物33の表面に付着することがなく、スパッタの阻害と
なることもないために成膜処理の歩留まりを向上させる
ことができる。
【0024】図3は本発明の第2実施例を示すものであ
り、この実施例のスパッタカソード29においてはター
ゲット40が平面長円形状に形成されていて、ターゲッ
ト40の横断面形状が矩形状のものであり、このターゲ
ット40の表面全部がシールドプレート25のスパッタ
孔27により外部に露出している。
【0025】前記構成のターゲット40は、予め長円形
状に形成されているので、ターゲット40の表面部分が
全て消耗されて効率良く使用され、図4(B)に示す従
来の長方形状のターゲットのように無駄になる部分は極
めて少ない。また、ターゲット40自体を製造する際に
従来の図4(B)に示すような板状のターゲット3とは
異なり、無駄な部分を省いているので、ターゲット材料
自体の無駄が少ない。
【0026】また、図3において、シールドプレート2
5の中央部と裏板21との間には、絶縁スペーサ44が
設けられている。この絶縁スペーサ44はシールドプレ
ート25の中央部を支える脚であると同時に、シールド
プレート25の中央部をターゲット40から電気的に絶
縁し、ターゲット40と同電位になることを防ぐ事によ
って、シールドプレート25の中央部がスパッタされな
いようにし、付着された付着膜が剥離しないようにする
ものである。
【0027】図3に示す構成のスパッタカソード39に
おいても先に説明したスパッタカソード20と同等の効
果を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明のスパッタカソードによれば、タ
ーゲットのエロージョン領域の周囲をシールドプレート
が覆っているので、このシールドプレートの部分に他の
ターゲットから飛来する粒子が付着して付着膜が形成さ
れても、シールドプレートの部分から付着膜が剥離する
ことはなく、成膜室に剥離物が浮遊することはない。よ
ってスパッタカソードを備える成膜室が付着膜の剥離物
で汚染されることがなくなり、成膜室を汚染することが
ないので、被処理物に剥離物が付着することがなくなり
、剥離物の付着による不良膜生成がなくなるので、スパ
ッタ時の歩留りが向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明の一実施例のスパッタカソ
ードを示す平面図である。 図1(B)は図1(A)に示すスパッタカソードの断面
図である。
【図2】図2はスパッタカソードと走行台車の位置関係
を示す斜視図。
【図3】図3は本発明の他の実施例の断面図である。
【図4】図4(A)は従来のスパッタカソードの一例を
示す平面図である。 図4(B)は図4(A)に示すスパッタカソードの断面
図である。
【図5】図5は従来のスパッタカソードが設けられた成
膜装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
5    エロージョン領域 20    スパッタカソード 21    裏板 22    ターゲット 23    シールド枠 25    シールドプレート 27    スパッタ孔 30    走行台車 31    ホルダ 32    走行台車 33    被処理物 39    スパッタカソード 40    ターゲット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  裏板上にターゲットが装着され、ター
    ゲットの周囲がシールド枠に囲まれてなり、ターゲット
    の表面に対向させた被処理物にターゲットの構成粒子を
    堆積させて成膜するスパッタカソードにおいて、前記シ
    ールド枠にターゲットの表面を覆うシールドプレートが
    延設され、前記シールドプレートにターゲットのエロー
    ジョン領域の一部を露出させるスパッタ孔が形成されて
    なることを特徴とするスパッタカソード。
  2. 【請求項2】  ターゲットに対向される被処理物の上
    端部にスパッタ孔の上端を対向させ、被処理物の下端部
    にスパッタ孔の下端を対向させてスパッタ孔がシールド
    プレートに形成されてなることを特徴とするスパッタカ
    ソード。
JP8980691A 1991-03-28 1991-03-28 スパッタカソード Withdrawn JPH04301075A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8980691A JPH04301075A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 スパッタカソード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8980691A JPH04301075A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 スパッタカソード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04301075A true JPH04301075A (ja) 1992-10-23

Family

ID=13980968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8980691A Withdrawn JPH04301075A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 スパッタカソード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04301075A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009167492A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Ulvac Japan Ltd 成膜源、スパッタリング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009167492A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Ulvac Japan Ltd 成膜源、スパッタリング装置

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980514